Category

Counter
Access Counter

On-line Counter



Clock(trial)

『ハピレスチャージプリキュア 第三話 ”開幕、キュア一武道会!”』


〜ここまでのあらすじ〜


『――上条当麻は改造人間である……ッ!!!』

上条「いや、そんな設定はなかった」

『迫り来るプリキュア達を千切っては投げ、千切っては投げ……闘いの日々は彼の心を徐々に蝕んでいった』

上条「ある意味合ってる。てか出て来たの自称プリキュアで、キュア一個も関係ない変態共だったもの」

『いたいけな少女達へ躊躇なく振りあげる拳!そして暴力によって信念を折られる人々!』

上条「ねぇそれ原作の俺Disってんのかな?ハッキリさせようぜ、なぁ?」

『エロ×ライターが次々と一般誌へ移行して俺達はこの先生き残れるのか……』

上条「俺って誰?お前は誰目線で語ってるの?中の人?」

『てかいい加減に異世界チートものは、うん。チート能力発揮しだした頃から”あ、こいつ狂ったなー”と』

上条「この物語はフィクションであり、実在の個人・団体・作品とは無関係ですねっ!」

『そんなこんなでプリキュア界に立ちはだかった暗雲を打ち払うべく、キュアラッキー上条当麻()は拳を振り上げる……ッ!』

上条「なぁ、()の使い方間違ってないか?本来なら『キュアラッキー(上条当麻)』じゃないの?」

上条「わざとなんだろうが、それだと『キュアラッキー上条当麻(笑)』の略になってるよね?」

『立てよプリキュア!プリキュア世界一を目指して!』

上条「そろそろプリキュアさん達に謝った方がいいんじゃねぇかな?怒られる前にさ」

上条「あ、つーか言おうと思ってたんだけどさ、こないだ”上条 プリキュア”でググってみたんだよ。余所様のSSはどんな感じなんだろうなって」

上条「したらよりにもよって検索結果の四番目にこのバカ話が来やがってたよ!ネットって怖いな!」

『鉄の心が叩いて砕く!キャシャー○がやらねば誰がやるっ!?』

上条「その煽り必要なくね?てか映画版の続編はいつになったら出ると小一時間」

『ハピレスチャージプリキュア!怒濤の第三話――』

『――キュア一武道会編、開・幕っ!!!』

上条「大会名語呂悪っ!?」



――キュア一武道会 会場

ハマッヅラ『――てなワケでここが会場ヅラね』

上条「……あ、うん。ツッコまないけど、ツッコまないけど、こんな地獄この世にあったんだ?」

ハマッヅラ『これが入場パスで、あ、首からかけておくヅラ』

上条「記者証みたいなの――コミ○のスタッフがつけてるような奴だな……って何々?」

上条「『上条当麻――キュアラッキー』……あぁまぁ、まだこれなら、うん」

ハマッヅラ『ていうか見るヅラ、トーマ。周りにプリキュアがいっぱいヅラね!』

上条「レイヤーの人な?多分フツーのそっち系の会場だと思ってきた人達だと思うよ?」

上条「その証拠に見てみ?あっちの専用ブース、別名隔離部屋ではオッサンと昔々女の子だったレディ達がひしめいているから」

ハマッヅラ『なに言ってるヅラか?プリキュアはティーンだけと決まってる訳ではないヅラ!』

ハマッヅラ『むしろピュアなハート(と、下半身)を盛った人間でなければなれないヅラよ!』

上条「ちょくちょくシモ挟むの止めてくんないかな?ていうか魔法使いの条件になったりならなかったりしているから」

上条「ていうかその『盛った』ってのも誤字だよね?深く考えちゃいけないんだよね?」

ハマッヅラ『魔法使いの○って、嫁取った時点で魔法使いの資格は失ってるヅラね!』

上条「やめろ。俺の大好きな作品を穢すな」

ハマッヅラ『と、言う感じで前回のおさらいもしたし、トーマにはキュア一武道会で戦ってもらうヅラよ』

上条「お前さっき俺に『女子供(含むロ×)関係なく暴力振るう』って言ってなかったっけ?」

ハマッヅラ『適材適所ヅラね』

上条「うるっさいわ!俺だって頑張ってんだよ!?」

ハマッヅラ『ちなみに原作ヒロインが違法ロ×が定着しつつある件について、何かコメントはあるヅラ?』

上条「あれバードウェイである必要はなくないか……?てかアイツの性格からして、反学園都市になりそうな気がするんだが」

ハマッヅラ『で、おっぱいはどうだったヅラ?』

上条「ブラウス越しでよく見えなかったけど、白人特有の色素が薄くてこの僅かに膨らんでいる辺りがその手の人にはたまらない仕様――」

上条「――って騙したな!?そんな事を言ってる場合じゃない!」

ハマッヅラ『割と本気で「こいつ、頭大丈夫か?」と思わなくもないヅラ。いやマジで』

上条「ていうかなんだよキュア一武道会って!?語呂は悪すぎだし意味も分からんわ!?」

ハマッヅラ『……トーマ、落ち着いて聞いて欲しいヅラ』

上条「……なんだよ急に」

ハマッヅラ『この世界には不可思議な現象が起きてないヅラか?トーマは体験してないヅラ?』

上条「いやだから、これ↑とか、あとこれ↓」

ハマッヅラ『だからハマッヅラを指さすのは良くないヅラ――で、なくて、こう身近で何かなかったヅラ?』

上条「んー……?例えば?」

ハマッヅラ『七五三中の子供を狙ったテロ事件なのに「爆発”音”事件」とすり替えて言ったり』

ハマッヅラ『またある日を境にピタッと続報が聞こえなくなったりした経験はないニカ?』

上条「ちょっと意味が分からないですよね、えぇホントに!」

ハマッヅラ『1.8kgの黒色火薬を飛行機に積んで持参したニュースですら、テレビ新聞で一切取り上げなかったのは恐怖すら感じたヅラ……!』

上条「――よ、よーし!今日もキュアラッキー頑張るぞおぉぉっ!フィクションだから!この世界を守るために頑張るぞぉぉっ!」

上条「バカの語尾が変わったのにもツッコまないから!俺は何の事か分からないんですよね!」

ハマッヅラ『ていうか大使館へ投げ込んだ不審物に某政治団体の名前が書いたあったヅラけど』

ハマッヅラ『よりにもよって犯行声明文らしきものに略称を使ってて、流石にマスコミ達ですら自作自演が痛すぎてフェードアウトしたヅラ』

上条「いい加減にしろ、なっ?それ多分面倒臭い事になるからな?」

ハマッヅラ『ていうかまさか俺も、このネタを年内にもう一回テンドンするとは思いもしなかったよ……』

上条「――それでハマッヅラ!キュア一武道会ってのは何をする所なんだっ!?」

ハマッヅラ『読んで字の如くヅラ』

上条「つまり?」

ハマッヅラ『誰が一番キュアかを決める大会ヅラね』

上条「暴力で?ねぇ暴力でキュアって決めていいの?ねぇ?」

ハマッヅラ『話し合いで終った戦争はないヅラね。あったとしてもそれは採算が合わないからとか、武力を背景にしたものだったヅラ』

ハマッヅラ『そもそも「消防署を無くせば火事がなくなる」のはファンタジーで、どんだけお花畑ヅラって話ヅラ』

上条「ハマッヅラ帰ってきて!この話はファンシーでお馬鹿な話の筈だったじゃない!」

上条「例えそこにファンシーな要素は皆無だったとしても!ノリと勢いで何となく乗り切ろうって企画だったよね!?」

ハマッヅラ『そうだったヅラ!タイムリーで面倒な事が起きそうヅラけど、まぁそれはそれで置いておくヅラね!』

上条「いや分かってくれればいいさ!なんかこう――」

???「――随分と余裕じゃないか、なぁ?」

上条「誰だっ!?」

ハマッヅラ『いやレイヴィニアに決まってるヅラよ?声聞いて分からないヅラか?』

上条「ハマッヅラちょっと黙ってて貰っていいかな?今俺はお約束をしてるんであって、別に分からないとかそう言うんじゃないからな?」

ハマッヅラ『ていうか人の声を憶えないなんて、トーマはヒドイやつヅラねっ!』

バードウェイ「……」

ハマッヅラ『見るヅラ!ちょっと凹んでるヅラよ、全く!』

上条「お前だな?お約束にツッコんできた挙げ句、ぶち壊しにしてるのはお前の方だよね?」

バードウェイ「……お前もこの大会に来ていたとはなぁ……!」

ハマッヅラ『あ、めげずに再会立て直したヅラ』

上条「お、おうっ!やっぱりお前も来てたのか、バードウェイ!」

バードウェイ「ボスと呼べ、ボスと――おや?そちらは貧相な男とUMAしか見えないようだが?」

ハマッヅラ『トーマをUMA……滑ってるヅラ……!』

上条「だからお前黙ってろ、なっ?別にトーマとユーマかけたとかそういう事する子じゃないから」

上条「あとそのUMAは間違いなくお前へ向けたもんだから、俺じゃないから」

バードウェイ「たったそれだけの人間でこの大会に勝ち残れると思っているのか?」

バードウェイ「余裕を見せているのか、それともバカでスケベでどうしようもない甲斐性無しのラッキースケベなのか」

上条「その二択はないよね?っていうか台本にそんな罵倒の長台詞なかったよね?俺、前にも言った気がするんだけどさ」

バードウェイ「お前がそうやっている間にも、私は最強のメンバーを選りすぐっておいたぞ!見よ、この顔ぶれを!」

パトリシア「あ、どうもですお兄さん」

マーク「お疲れ様です」

上条「いつもの『バードウェイと愉快な仲間達』じゃんか」

バードウェイ「うるっさいわ!パーティメンバー一人でどうこうしようとしているバカに言われたくない!」

上条「って言われてもなぁ、バカ仲間いないのは仕方がないし――って何?」

ハマッヅラ「(トーマ、ちょっと)」 クイクイ

バードウェイ「だかしかし!どうしても、そうどうしてもお前が言うんだったらば!この私の仲間に――」

上条「あ、ちょっとゴメン。ハマッヅラが話があるみたいだから少し外す――」

バードウェイ「……」

上条「(何?何なんだよ?またネタか?)」

ハマッヅラ『(いやネタじゃないヅラ。真面目な話ヅラ)』

ハマッヅラ『(さっきの入場パスあるヅラね?それは大会に出る選手の登録証にもなってるヅラ)』

上条「(あぁ書いてあんなぁ。てかバードウェイ達も首からぶら下げてるし)」

ハマッヅラ『(その、パスの端っこ……ここちょっと読んで貰えるヅラ?)』

上条「(だからなんだ、よ……)」

上条「……」

ハマッヅラ『(な、ヅラ?)』

上条「(あー……うん、これは、んー……)」

ハマッヅラ『(ハマッヅラ的にはネタを仕込んだ訳ではなかったヅラが……言った方が良くないヅラか?)』

上条「(……だなぁ。死ぬ程気は進まないが、まぁ今言っとくべきだろうな)」

バードウェイ「――おいバカ共。いい加減私の相手をしろ!」

上条「また理不尽な命令来やがったな!?……じゃない、えっと、あの、バードウェイさん?」

バードウェイ「んー、なんだね?もしかして仲間に入れてくれとか、そーゆー――」

上条「ごめん。俺ら個人戦だから」

バードウェイ「………………あ?」

上条「いやだから、お前らは団体戦だろ?メンバー揃ってるし」

上条「でも俺は一人だから、個人戦にエントリーしてるっぽくてさ。だから……えっと、戦わない、よ?」

バードウェイ「……」

ハマッヅラ『トーマ、そろそろ一回戦が始まるヅラ』

上条「あ、うん分かった。それじゃバードウェイ」

バードウェイ「……………………ぐすっ」

上条「――と、思ったけど!やっぱ行かない行かない!俺一人じゃ心配だからっ!」

バードウェイ「……行けばいいだろ」

上条「そ、そうだバードウェイ!良かったらお前も応援してくれないかな?えっと、良かったらでいいんだけどさ!」

バードウェイ「……よかったら、なのか?」

上条「是非に!そうバードウェイさんに応援されれば俺頑張れる気がする!むしろ来てくれないと頑張れないかも!」

バードウェイ「……じゃ、行ってやる」

上条「ヨロシク頼む!よっし、これが勝ったも当然だなっ!」 シュタッ

パトリシア「……あ、行っちゃいましたねぇ」

マーク「……あのー、ボス?我々の一回戦もそろそろ」

バードウェイ「棄権しろ」

マーク「あっはい」

パトリシア「……いえあの、ここまで連れてこられたわたしの立場は……?」



――キュア一武道会 予選第一試合会場

司会『レッディィィィィィィィィィィィィィィィィィィィスッアンジェントルマンッッッッッッッッッッッッッッ!!!』

司会『全世界一千万人のプリキュア好きの皆さん!ついにこの日がやって来ました!』

司会『俺がプリキュア!そう、俺達がこそがプリキュアだと思うフリークスども!戦って証明しやがれこのクソムシが!』

司会『オフィシャルがどうした!?プリキュアだったら気合いを見せろ!勇気を見せろ!それだけで充分だ!』

司会『かの有名な偉人もこう言っているぞ――』

司会『――”俺、生まれ変わるんだったらプリキュアになりたい”と!!!』

観客 オオォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!

司会『それではキュア一武道会第一試合を始めようかっ!選手入ってきやがれ!』

司会『青コォナァァァァァァァァァァァァァァァッ!学園都市出身の暴れ馬!』

司会『”好きなタイプ”と聞かれて小萌先生を挙げたロリコン番長ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!』

司会『――上条当麻選手の入場です……ッ!!!』

観客 ロッリッコ×!!!ロッリッコ×!!!ロッリッコ×!!!ロッリッコ×!!!ロッリッコ×!!!ロッリッコ×!!!……

上条「誰がロリコ×だバカヤロー!観客共も連呼すんじゃねぇ!」

上条「あとそれは中の人であって俺が言った訳じゃねぇからなコノヤロー!」

司会『おおっと!早くもヒートアップしているぞ上条選手!どうですかー、解説のハマッヅラさん?』

ハマッヅラ『あ、どうも。解説のハマッヅラです』

上条「ってお前そっちかい!?あと語尾を忘れてるからな!」

ハマッヅラ『上条選手はそういう所ありますヅラ。ツッコミ役としてはボケを放置しては存在意義に関わると言いましょうヅラ』

上条「憶えとけよ!この試合終ったらお前の幻想もぶっ殺すからな!」

司会『上条選手の勝利宣言が早くて出ましたねー!これは凄い決意だ!』

上条「ていうか司会の人、君どっかで会った事無いかな?ノリとボケの傾向が、俺の知り合いの可愛いけど残念な柵中の核弾頭に酷似してるんだけど……」

司会『――さて、続きまして!赤コーナーより対戦選手の入場です!』

司会『これも同じく出身は学園都市!命知らずな野郎がまた来やがったぞ!』

上条「……うん、どうせまた全員知り合いなんだろ?知ってたもの」

司会『むぅすぅじぃめぇ、あーわーきぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!』

観客 オォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!!!

結標「……」

上条「あれ……?どっかで見た気がするけど、知り合いじゃない、よな?」

司会『上条等選手とは対象的に静かに入場してきましたね−?これはどういう事でしょうか?』

ハマッヅラ『これは恐らく、今から始まるプリキュアバトルに対して体力を温存しているんでしょうヅラ』

司会『温存、ですか?』

ハマッヅラ『はいヅラ。その証拠に上条選手は先程のツッコミで体力を大きく減らしてしまっていますヅラ?』

上条「ごめんプリキュアバトルって何?それとツッコミをすると体力減るってどういうバトル方法?」

司会『――それではァァァァァァァァァァキュア一武道会第一回――』

司会『――プリキュアバトル、ファィッ!!!』



――キュア一武道会 予選第一試合

上条「いやあのだから、試合方法は?プリキュアバトルってどうするの?」

結標「……」

司会『両者ともに距離を取っていますねー、解説のハマッヅラさん、どうでしょうか?』

ハマッヅラ『そうヅラね。上条選手のキュア能力は”ラッキー”ヅラ』

司会『幸運の能力ですか?それはかなり強いんじゃ?』

ハマッヅラ『とは言い切れないヅラ。確かにハマれば強いヅラが、意外とアドリブに弱いヅラ』

ハマッヅラ『他にも異性関係に対してヘタレだったり、学園都市にお住まいの割には学力が……まぁ、ヅラね』

上条「途中から俺の個人攻撃になってないかな?俺の交友関係は言う必要なくね?」

結標「……」

司会『対して結標選手の能力は……”テレポート”ですか』

ハマッヅラ『あー、これは上条選手厳しいかも知れませんヅラ。格闘戦へ持ち込むのが一苦労ヅラ』

上条「だからせめて採点方法を教えてくれないかな?どうやったら勝つとかどうすれば負けになるとか」

上条「このフワッフワとして状況で、意味も無く殴り合いとかしたくないんだけど……」

結標「――くっ!」 ガクッ

司会『おーっと!結標選手膝をつきましたよっ!』

上条「え、なんで?俺なんもしてないんだけど」

司会『と、キュアラッキーは言っていますが?』

ハマッヅラ『分からないヅラ!これはきっとキュアラッキーの新しい能力が!』

上条「いや、その理屈はおかしい。お前の頭もおかしいが」

結標「――だあらっしゃっ!!!」 グッ

司会『立ち上がりました!立ち上がりましたよ結標選手!』

ハマッヅラ『カウントは2.5、もう少しでTKOでしたヅラ』

上条「カウント入ってたの?」

結標「……じゃ、ない」

上条「はい?今なんて?」

結標「――こんなの、ショタ、じゃない……ッ!!!」

上条「……はい?」

司会『おぉっと!これはどういう意味でしょうかハマッヅラさん!?』

ハマッヅラ『これは……恐らく、上条選手がショタじゃなかった事に対し、結標選手がダメージを受けている模様ヅラね』

上条「なんでだよっ!?対戦相手が好みじゃない程度で凹むんだったら出てくんなよ!?」

司会『――「俺達のプリキュアバトルを舐めるんじゃない!むしろ俺はペロペロしたいぜ!」と、上条さん――もとい、選手が啖呵を切ったぁぁぁぁぁっ!!!』

ハマッヅラ『流石はキュアラッキー(スケベ)ヅラ……!』

上条「ねぇ司会の子?君あれだよね?佐天さんだよね?」

上条「俺の発言アホみたいに盛る芸って俺一人しか知らないもの、っていうかお前ら試合終ったらシバくからな?」

結標「――キチ」

上条「お前もいい加減にしとけ。つーか悪いんだったら休んでろ、頭とか」

結標「ユキチイィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィィぃぃぃぃぃぃぃぃっ!!!」

上条「お、おぉっ!?」

司会『なん、でしょうか――これは!?凄い、凄い力が結標選手から!』

ハマッヅラ『――いや、違いますヅラ!結標選手の顔をよく見るヅラ!』

司会『顔、ですか?』

結標「――カーカカカッ!」

司会『結標選手の冷静な顔が――憤怒の形相に!?』

上条「それてなんて悪魔超人?ていうか別に変わってないから!」

ハマッヅラ『これは……キュアが、キュアが猛っていますヅラ!』

司会『とは?』

ハマッヅラ『テレポート……イヤ違うヅラ!これは新たなキュアパワーが発現する予兆ヅラ!』

ハマッヅラ『そう、それは――』

結標「少ぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉ年ンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンンッ!!!!」

司会『あ、あれが幻の――』

ハマッヅラ『――キュア・ショタコン……ッ!!!』

結標「わ、わたしは……好、きなの……」

結標「少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が少年が!!!」

結標「半ズボンが!スネ毛の生える前の柔らかそうな足が!足がっ足が……ッ!!!」

結標「少年バンザアァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁっ!!!ランドオセェルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!」

ハマッヅラ『これはいけませんヅラ、いけませんよヅラ!』

司会『どういう事ですかハマッヅラさん!?』

ハマッヅラ『キュアラッキーよりもキュアパワーは遙かに格上、しかも持っていたテレポートが消えた訳でもないヅラ!』

ハマッヅラ『元々上条選手は大会に乗り気でなかった上、未だにルールすら知らないヅラ……つまり!』

ハマッヅラ『圧倒的不利な状態は覆せないヅラよ……ッ!!!』

上条「……」

司会『――と、上条選手懐から何かを取り出しましたよっ!?凶器ですかね!?』

ハマッヅラ『武器は行けませんヅラよー、武器の使用はプリキュアにあるまじき行為ですヅラからね』

上条 ピッ

上条「『――あ、もしもし?警察ですか?』」

結標「」

上条「『何か目の前に、はい、少年少年言いながら、ランドセルとか叫ぶ変質者……あ、はい』」



――10分後

警察「――ご協力ありがとうございました」

上条「あ、いえ。お疲れ様でした、いやホントに」

ピーポーピーポーピーポーピーポーピーポーピーポー……

司会『……えっと、ハマッヅラさん』

ハマッヅラ『これは見事な頭脳戦ヅラね!まさかここで”キュア・通報”が出るとは!』

上条「ウルセェよ!キュア一個も関係ねぇしバトル中にもキュア要素皆無だったじゃねぇかなっ!」

司会『――てな訳で第一試合は、”キュア・通報”によって勝者!上条トォォォォォォォォォォォォマァァァァァァァァァァァァァァァァァァぁぁぁぁぁぁぁっ!!!』

観客 ウウォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!

上条「なぁ俺帰りたいんだけど、帰っていいかな?」

上条「ていうかここまでグダグダのオチってなんだよ!?もう少し客も司会も不思議に思えや!?」



――『ハピレスチャージプリキュア 第三話 ”開幕、キュア一武道会!”』 −終−

inserted by FC2 system