『第一回・とある使いやあらへんで!チキチキききレッサー対決! 〜第一回戦〜』
――学園都市 某スタジオ
チャッチャッチャーラチャラッチャッラー、チャッチャッチャーラチャラッチャッラー
警策「第一回ィいいいいいいィィィィィィッ!『――とある使いやあらへんで!チキチキききレッサー対決』ッ!!!」
警策「ヤーって来ました今日のこの日!今日も元気に血の雨が!」
警策「無茶振りの数々にツッコミ待ちの難題が勢揃い!オニーサンは果たしてこの先生き残れるのか!?」
上条「生き残るわ!むしろ長生きするわ!関係者全員の墓参り欠かさず行くわコノヤロー!」
警策「――と、回答者のオニーサンことゲス条さんです」
ゲス条(上条)「おっぱい!」 (キリッ
上条(ゲス条)「――って違うわ!誰がゲス上だ!ゲスくないよ!ゼンゼンだよ!」
警策「ていうか無茶振りして挨拶がおっぱいて、発想が貧困っていうか小学生……」
上条「仕方がないじゃない!急に振られて放送禁止用語言う訳にも行かないし!」
警策「マァマァそれはいいとしてオニーサン、来ちゃいましたねー。つか本当にやるんですねー?」
上条「エントリー誰も居なかったらそのままバックれる筈だったんだが……結構、人集まったんでしょ?」
警策「エートですねー、ひのふのみの……レッサーさん含めて10人です」
上条「本当に多いですねっ!」
警策「こう、あれかな?常日頃からオニーサンへ対するヘイトが高まってるよねぇ」
上条「何の事か分からないなっ!少なくとも人様に恨まれる憶えがない!」
上条「……てか結局、司会キミなのな?佐天さんじゃなく?」
警策「『フラグ立ってない&立ちそうにもない』という人選らしーです」
上条「あー……なぁ?まさかと思うけど、佐天さんとフラグは」
警策「ビミョーに立ってるような気がしないでも」
上条「ま、まぁいいさ!俺達の戦いはまだまだこれからだからなっ!」
警策「チョイチョイフラグを放り込んできますが、冷たい私は無視して進行しまーす――では!」
警策「本日の主役っ!レッサーちゃんさん、ゴトージョーっ!」
上条「わーぱちぱちぱち」(棒読み)
レッサー「あーいどうもー!会場の皆さんスタンディングオーベーションですいませんねっ!」
上条「スタッフさん以外二人しかいねーよ。あと最初っから立ったままだわ」
レッサー「上条さん、何かすいませんねぇ。なんかこう変な企画に付き合わせてしまいまして」
上条「商品券狙いだから俺は別に構わないんだけど……そういやレッサーは何か貰ったりすんの?」
レッサー「いえ特には」
上条「え!?それ問題じゃねぇのか?巻き込まれて大変だってのにノーギャラかよ!?」
レッサー「ていうか私の持ち込み企画ですしおすし?」
上条「やっぱりテメーが元凶かコノヤロー」
レッサー「やっだなぁ上条さん!こう見えても自重はした方なんですからねっ!」
上条「具体的には?」
レッサー「いえですから、この企画はガキの使○のパクりですけども、もっと別のゲームをするって案もありまして」
上条「罰ゲームがビンタとか重すぎるだろ!?もっと俺の身になって考えて!お願いだから!」
レッサー「いえいえ、ですから……あー、当初案だと『上条危機一髪ゲーム』ってのが」
上条「なんだこの黒ひげ危機一○ゲームは」
警策「なんです、それ?」
上条「知らない人いる――の、か?まぁ簡単に説明するとだな。こう20センチぐらいのプラスチックのタルのオモチャに」
上条「黒髭生やした海賊風のオッサン入れて、プラでできた剣を刺して、飛ばした人が勝利!だそうで」
警策「飛ばしたら勝ちなんですか?」
上条「正式なルールだとそうらしい……てかそれ俺にヤレってか」
レッサー「ですから、一人一人ナイフで上条さんを刺して、(意識を)飛ばしたら勝ちってゲームをですね」
上条「モロ私刑じゃねーか!?死んじゃう死んじゃう!それは駄目なヤツだ!」
レッサー「他にもホラ、『上条版リアル人生ゲーム』をですね」
上条「……なんだろもう、碌な予感がしねぇな」
警策「人生ゲームってぇと、あれですか。ルーレット回して進むスゴロクの?」
レッサー「ですです。『このマスに止まったらプラス1000点!』みたいな」
上条「まぁそれだったら……パーティゲームでありそうじゃないかな。てかそれ妖怪ウォッ○版のドンキで見たわ」
レッサー「やー……その、なんですかねぇ。上条さんでやると――」
レッサー「『幼女がベランダに引っかかっていた!食事を作ってマイナス3000点!』」
レッサー「『街を歩いていたら財布を落としてチンピラに絡まれた!持ち金マイナス10000円!』」
レッサー「『ロシアで第三次世界大戦に巻き込まれて全財産を失いスタートへ戻る!』」
レッサー「――と、いうような、まるで自動車免許試験のような、容赦の無い減点方式だとプレイヤーにダメージが……」
警策「うわ……」
上条「人の人生を面白可笑しく言うの良くないと思うなぁ!本人は一生懸命に生きてるんだからねっ!」
レッサー「えぇまぁそれでも、まだエロゲ×のようにヒロイン総当たりで喰ってるのであれば、まだ報われるんですが」
上条「喰ってる言うな。あとエロ×ーはフィクションであって現実とごっちゃにしてんじゃねぇよ」
上条「世の中にはそのシナリオ書いてメシ喰ってる人だっているんだからな!原画さんもそうだけども!」
レッサー「分かります分かります。ロ×からロ×ババアまで手広く書かなければいけませんもんねっ!」
上条「それ実質ロ×一択じゃね?×リも×リババアもカテゴリ的には同じ所へ入るよね?収納ボックス一つにすんなり収まるもんね?」
レッサー「しかし生憎この御方は精々キスしたり、相手が男だと思い込んでいるのにチチ揉んだりと、その程度しか……!」
上条「え?なんだって?」
レッサー「西園寺と田中ってご存じで?」
上条「止めてあげてよ!?映画化の話はなかった事になってるんだからねっ!」
レッサー「あれも……映画中止にさせたい層はファンですし、関係者含めて誰も何も得をしなかったですよねぇ……」
警策「アノーそろそろ進めたいんですけどー?」
レッサー「『知っているのか雷○!?』」
上条「だから話が進まねーつってんだろ!……すいませんコーザックさん、どうぞどうぞ」
警策「警策です。こ・う・ざ・く!」
レッサー「紅いザ○――略して!」
上条「紅○ク!早い!普通の三倍は早――」
警策「――せいっ」 バスッ
上条「げふっ!?」
レッサー「ナイス腹パン!なんかもう数年ぶりに見ました!」
警策「……こんな司会引き受けるんじゃなかった……!バイトだと軽く思って受けたから……!」
上条「……てか10人、多くね?あぁレッサー引いて9人だけども」
レッサー「いやー、所謂試合巧者とでも言いましょうか、『絶対にバレない』人は入ってませんので」
上条「信じて良いの?」
警策「エーット……はい、今ちょっと確認しましたが、バレない程度には言っちゃっていいそうです」
レッサー「『学園都市の秘密兵器』こと月詠小萌先生はエントリーされていませんし」
レッサー「『木原家の飛び道具』である円周さんも同じく」
上条「……小萌先生はノリも良いが、円周の方を口調で見分けるのは無理だろ」
レッサー「ちなみに『新たなる光』は全員参加ですテヘペロ」
上条「俺どんだけ嫌われてんの!?てかお前の友達なんだから癖も知ってるし見破んの困難すぎるだろ!?」
レッサー「あと控え室で新しい写真集貰ったんですけど、私ゲイだと思われてんですかねぇ?」
上条「違うから!ARISAの写真集は邪な思いで使うためにあるんじゃないから!」
レッサー「それもうロリコ○の絵描きが『資料』として大量に揃えるのと同じじゃないですか」
上条「てかアリサまで……!俺が何をしたって言うんだ!?」
レッサー「マジレスすると『何もしなかった』からですよねぇ」
上条「え?何だって?」(本日二回目)
レッサー「とまぁお約束を頂いた所で準備をして参ります。ではま後程お会いしましょう」
上条「一発で当ててやる……!」
警策「デハ−、用意してる間にルールのおさらいを」
警策「これからモニターに10人の、レッサーちゃん01〜10がご登場願います。別室でスタンバってますんでー」
警策「そのレッサーちゃんへ上条さんが質問をして頂いて、誰がご本人orそうじゃないかを当てて貰いますよ」
上条「当てたらそこで終了。んでもって失敗したら外す毎に罰ゲームだっけか」
警策「はい。基本的に一つの質問毎に中の人はランダムで変わる――”筈”ですのでご注意下さい」
上条「なぁなぁ、そのルールだとさ、俺が『レッサー01はレッサー本人じゃありません!』って言うじゃん?」
上条「それがもしレッサーご本人だったらどうなる訳?まだ他に人残ってるのに外した場合だと?」
警策「その時点で残っている罰ゲーム全執行ですが何か?」
上条「分が悪すぎる!?」
警策「ヤダナー、勝てば問題ないじゃないですかぁ、勝・て・ば」
上条「勝てると思っているのか……!?全員で俺をハメようとしているのに!」
警策「どーしてもギブアップって言うんだったら――」
警策「『はい?……あー、ソリャあんまり――』」
警策「『アッハイ、分かりましたー』」
上条「……インカムで誰と喋ってんだ?運営?」
警策「ギブアップしたいんだったら、まぁそれはそれでアリだそうです」
上条「珍しく選択肢がある……!」
警策「ただそうすると『デカい戦闘兵器が闊歩する世界』、もしくは」
警策「『迂闊に返事をしただけで致死性のパッケージへ組み込まれる世界』へゴショータイされるんでそうです」
上条「やっぱり選択肢なんてなかった……!」
警策「納得して頂いた所でルール説明ですけどぉ、学園都市のムダな超技術で全員似たようなシルエットにぼかしてあります」
警策「また音声も本人が希望するモノへ変換してありますんで、それで見破るのはまず諦めて下さい」
上条「いやぁ……不利じゃねぇかな、この企画?」
警策「個人的な話ですけど、オニーサンへの無茶振りはそんなに無かったですよ?肉体的に痛いのは」
上条「しっかりあんじゃねぇか痛いの」
警策「ちなみにエントリー最年少の方かなー」
上条「ボスっ……!俺が何か悪い事しましたかっ!?」
バードウェイ(モニタ)『うるっさわいバカ者が!つべこべ言わずにさっさと準備しろ!!!』
上条「はいっすいませんでしたねっ!俺が悪かったですよゴメンナサイっ!」
警策「12歳児に反射的に謝るって……うわぁ」
上条「いいかコーザックさん?あれを外見で判断したらダメだからな?」
上条「鉛玉を打ち込んでも死なないし、音速で高速移動しながら、条件が揃えば世界を壊せる能力を発揮出来るんだよ!」
警策「ナンダその都市伝説に出て来そうなモンスター――と、準備終ったんで、はじまりまーす」
上条「シンジテモラエナイヨネー。ワカッテタケドネー」
――第一回戦
Silhouette Design「シルエットデザイン」
警策「てかもう面倒臭いから、一発目でチャチャッと外して全員分の罰ゲームにしません?」
上条「始まった直後に企画全否定するような事を言うなや!何回も何回もルール説明してんのに全部無駄か!」
警策「では張り切って質問どーぞー」
上条「んじゃまぁ――『レッサーさんの好きなものはなんですか?』だな。軽いジャブから」
レッサー(音声のみ)『ユニコーンの?』
上条「それ邪○な?ユニコーンギャロッ○撃つお嬢様の愛馬だよ?」
レッサー(音声のみ)『結果だけを見れば、そのペ×野郎は真っ先にアテナの資質に気づいたと言えなくてもないのでは?』
上条「同世代の子供(※原作では異母兄弟)を馬に走らせんのがアテナの資質だったら、かぶき町にはアテナだらけだよ!悪い意味でね!」
上条「ってか音声だけでボケて来んなようっとうしい!」
警策「拾っといてどーよと思いますが……ではレッサーちゃん01から答えて下さい。最低でも一言お願いしまーす」
レッサー01『ブリテンですケド何か?』
上条「あー……まぁ直球だなぁ、うん」
警策「では02さんどうぞ」
レッサー02『……ブリテン、だよね』
上条「……うん?なんかこうキャラがなんとなーく見えた、ような?」
上条「でもこれレッサーが演技してるって可能性もあんだよなぁ……1回目はムズいわ」
警策「では03どーぞー」
レッサー03『れ、レッサーちゃんですっ!あたしはイギリスが好きだよねっ!』
上条「レッサーはそんな事言わない!」(1回目)
上条「ていうかなんだこの↑1回目って!?なんで俺の台詞回数がカウントされてんの!?」
上条「いやこれ……意外とヌルゲーなんじゃねぇか……?」
警策「では04の方、お願いします」
レッサー04『アレやね、やっぱりキャワイイ子ぉとしてはマカロン!スイーツ的なあれが好きやん?』
上条「もっと演技する素振りぐらい見せろよ!てか珍しく男キャラ混ざりやがってありがとう!」
警策「この時点で『○○さんはレッサーちゃんでは御座いません!』と言っても構わないですけどぉ?」
上条「なんかちょっと楽しくなってきたし、折角だから最後まで見たい」
上条「……つーかこれ、消去法で行けば一発でレッサーヒット出来るかも……!」
警策「んじゃ05さんどーぞー」
レッサー05『コタツだな』
上条「……なぁバードウェイ、お前この企画の趣旨理解してる?いや他の子もそうだけどもだ」
上条「もっと頑張れよ!ムキになれよ!俺を騙そうって死力を尽くせよ!」
警策「そんな松岡修○みたいな事言われても」
上条「面子が面子でダレるのは仕方が無いけどさ!芸人が罰ゲーム回避しちゃったら意味ないだろ!?」
上条「かといって最初から馴れ合いになっちゃダメだ!全力で嫌がるのに拒否出来なかったのが面白いんじゃないか!」
警策「オニーサンこそ主旨分かってねぇだろ――と、次の方、06レッサーちゃんやっちゃって下さい」
レッサー06『やっぱり、国かしら?母国は大事よね、くすくすくすっ』
上条「お、おぉう……?なんかこう新鮮な感じ、ってか多分俺がほぼ絡んだ事ない人だ」(※原作では)
上条「……この時点で!レッサーじゃないってバレてるのに……!」
警策「ハイハイ、ジャア次ー。07さんお願いしゃっすー」
レッサー07『……』
上条「……」
レッサー07『……文句があれば相手をしてやるが?』
上条「逆ギレの種類が分からない!?てか今のドコにキレる要素があった!?」
上条「や、まぁまぁ誰かのエミュだったらリアリティはある、っつーかあるが……誰?」
警策「続いて08さんーでーす」
レッサー08『レッサーちゃんよぉっ☆』
上条「あ、これ本人っぽい、ていうか本人じゃね――」
上条「――なんて、言うかっ!たしかにレッサーはアホキャラだけど、ここまでアホ貫いてはねぇさ!」
レッサー(音声)『おい、私を何だと思ってるんですかあーた』
上条「テロリスト」
レッサー(音声)『ンンンンンンンンンンンンンンッッ正解!』
警策「ハイハイ、時間が無駄なんで次々っと。09どうぞでーす」
レッサー09『ブリテン大好きでーす!アホの子でーす!』
上条「……おぉ何かこれは……うん、本人っぺぇな!多分本人だわー間違いないわー」
警策「えっと……それじゃラスト、10番レッサーちゃんどうぞ」
レッサー10『私、レッサーちゃん!巨乳JC!好きなものは上条さんですっ!きゃっ、言っちゃった!』
上条「違和感が!レッサーの中の人の声(※現在未定・小野涼子さん希望)で言われると違和感しかっ!」
警策「――と、以上で全員出そろいました。チャッチャと選んで下さいなー」
上条「えっと……メモとペン貰え――あぁ、これか。どうも」
上条「それっぽいのは01・02・09か」
上条「あと怪しいのは、つーかレッサーが妙な演技してる可能性があるのは03・08?」
上条「一発で当てる自信はない……が」
警策「企画的にも半分ぐらいまで減らした方が盛り上がりますよー」
上条「まぁそうろ、だけども……あー、んじゃ行きます」
上条「『レッサー04番はレッサーさんではありませんっ!』」
上条「つーか青ピだろ!?他に居ないものこんな変態は!」
青ピ(レッサー04)「……くっ!流石やねカミやん!ボクとの友情パワー、隠しきれるもんやなかったわ!」
上条「そんな事実はねぇよ、てか俺に罰ゲームさせようって時点で腐ってるよねその友情パワーが!」
青ピ「待ぃや!ちゃうちゃう!そんなんちゃうんやってば!」
警策「チョイチョイ、オニーサンその人の言ってるのは正しいみたいですよ」
上条「珍しく男が参加したのは評価出来るが――って何が?何の話?」
警策「事前に『罰ゲーム内容』も登録して貰ったんですけど、その人は『ボクの評判の回復』だ、そ――」
上条「ごめん、それ無理」
警策・青ピ「「台詞を喰って言い切った!?」」
上条「じゃあ逆に聞こうか、警策さん……今更なんとかなると思うか?」
警策「ア、スイマセン−。私司会なんでノーコメントでーす」
上条「うんまぁ知ってた――けども、てかお前、俺にモテるモテないの話をすんのはどーよ?」
青ピ「何を言いますのん!?そっちこそモテ泥棒ですやんか!?」
上条「オイ誰が泥棒だ……てか面倒臭いから、罰ゲーム関係なくここで言わせて貰うけど、お前最終的にどうなりたいんだ?」
青ピ「いや別にステキーな恋をしたいなぁー、なんて」
上条「だから方法を間違えてんだよ!……こないだ、なんだっけ?風紀委員の人に職質記録42回?」
青ピ「記録更新して43回やね!」
上条「だから!もっと普通に振舞えや!普通に!」
上条「お前背も高いし格好も悪くないしトークは個人的には面白いし、別に欠点らしい欠点はねぇだろ!」
上条「邪魔してんのはその性格だ!せ・い・か・く!」
青ピ「いやぁ、でもなぁこればっかりは――」
上条「てか何?職質されまくってるのは、そもそもなんでだよ?」
青ピ「職質されている内に、風紀委員の子ぉとフラグが立ちますなぁ!」
上条「立たねぇよ!むしろ引かれるよ!」
青ピ「またまたぁ、カミやんイケズ言わんといてぇよ」
上条「コイツはもうホントに……あーっと、あれだ。だったらこう考えてみよう、発想の転換でさ?」
上条「例えば、お前がスッゲー忙しいファミレスでバイトしてたとしよう。もう、なんだ」
上条「客がいっぱいで捌ききれないぐらいの大人気の店で、フロアー兼キッチンのバイトを任されると」
青ピ「それもまた青春やね」
上条「お前がクソ忙しい中、キッチンとフロアを大量の皿を持って移動していると、女の子が近寄ってきてこう言うんだよ」
上条「――『前からあなたが好きでした!付き合って下さい!』ってな」
上条「そしたらお前、どうする?」
青ピ「オッケーして付き合う」
上条「うん、俺もそうする」
警策「オイ例えになってねーぞ」
上条「……いやいや違うっ!今の例えは違くて!そういうんじゃなくてだ!えっと……」
上条「アレだ、こうお前がどっかの陶芸家かなんか、芸術家の人の所へ弟子入りしてたとしようぜ!」
上条「人間国宝だか知らないけども、こう毎日毎日ストイックに!日々自分の技を磨き続ける修行の連続なんだよ!」
青ピ「あんまボクっぽい生き方やないけど……まぁアリはアリやね。そんで?」
上条「ある日だ、こう先輩か取引先の人に合コン連れてってもっらてさ?こう、そこで女の子と良い雰囲気になって」
上条「――『良かったら、この後、二人っきりでどう?』ってな!」
上条「そしたらさ、お前どうする?」
青ピ「お持ち帰りしてから考える」
上条「うん、俺もそうする!」
警策「オニーサーーーン?凄まじく例になってないんですけど、ていうか駄目な例まっしぐらだよねぇ」
上条「違うんだ!今のは(大体の)男の行動パターンであって!俺がそうしたい訳じゃないんだ!多分!」
上条「ていうか俺が言いたいのはだ!お前、仕事中に告白されたら嬉しいかって事だよ!」
青ピ「嬉しいですやん!」
上条「うん、俺も嬉しい!」
警策「なんでやねん」
上条「じゃなくてだよ!女の子は『このクソ忙しい時に何やってんだ!』ってしか思わないんだよ!分かる!?」
上条「俺らと違って!あっちは!もっとこう仕事に熱心なの!」
青ピ「まぁ気持ちは分からんでもないけど……そやったらドコで出会いを見つけろ言いますのん!?」
上条「それこそ探せよ。少なくとも変質者よろしく何回も何回も職質され続ければ、風紀の中の人はどん引くだけだがらな?」
青ピ「いやでもぉ」
上条「なんだよ」
青ピ「これがもしぃ、ボクやのぉてイケメンやったら話違うとちゃいますのん?」
青ピ「『キミに逮捕されたい(キリッ)』的なキャーキャー言われるとちゃいますかっ!?あぁっ!?」
上条「うん、個人的にはそう思わないでもないが、まぁ何にせよお前は違うから。イケメンキャラ違うから」
上条「まぁ俺もそうだけどもな!言ってて悲しいが!」
青ピ「そっか……地道にやるしかないねんなぁ」
上条「いやお前の生き方だし、職質ギネスを打ち立てるのも頭っから否定はしねーけども、難しい、んじゃねぇかなぁとは思うぞ」
上条「まぁ何にせよ、意図的に風紀委員さんのお世話になってるんだったら、それはなんか違うから。止めといた方がいいと思う」
青ピ「邪魔やしなぁ……あー、なんか分かったような気ぃがするわ」
上条「そりゃ良かった――って悩み相談してるじゃねぇか」
青ピ「次は警備員に厄介になるわ」
上条「全然分かってねぇじゃねぇかコノヤロー」
Silhouette Design「シルエットデザイン」
チャッチャッチャーラチャラッチャッラー、チャッチャッチャーラチャラッチャッラー
警策「第一回ィいいいいいいィィィィィィッ!『――とある使いやあらへんで!チキチキききレッサー対決』ッ!!!」
警策「ヤーって来ました今日のこの日!今日も元気に血の雨が!」
警策「無茶振りの数々にツッコミ待ちの難題が勢揃い!オニーサンは果たしてこの先生き残れるのか!?」
上条「生き残るわ!むしろ長生きするわ!関係者全員の墓参り欠かさず行くわコノヤロー!」
警策「――と、回答者のオニーサンことゲス条さんです」
ゲス条(上条)「おっぱい!」 (キリッ
上条(ゲス条)「――って違うわ!誰がゲス上だ!ゲスくないよ!ゼンゼンだよ!」
警策「ていうか無茶振りして挨拶がおっぱいて、発想が貧困っていうか小学生……」
上条「仕方がないじゃない!急に振られて放送禁止用語言う訳にも行かないし!」
警策「マァマァそれはいいとしてオニーサン、来ちゃいましたねー。つか本当にやるんですねー?」
上条「エントリー誰も居なかったらそのままバックれる筈だったんだが……結構、人集まったんでしょ?」
警策「エートですねー、ひのふのみの……レッサーさん含めて10人です」
上条「本当に多いですねっ!」
警策「こう、あれかな?常日頃からオニーサンへ対するヘイトが高まってるよねぇ」
上条「何の事か分からないなっ!少なくとも人様に恨まれる憶えがない!」
上条「……てか結局、司会キミなのな?佐天さんじゃなく?」
警策「『フラグ立ってない&立ちそうにもない』という人選らしーです」
上条「あー……なぁ?まさかと思うけど、佐天さんとフラグは」
警策「ビミョーに立ってるような気がしないでも」
上条「ま、まぁいいさ!俺達の戦いはまだまだこれからだからなっ!」
警策「チョイチョイフラグを放り込んできますが、冷たい私は無視して進行しまーす――では!」
警策「本日の主役っ!レッサーちゃんさん、ゴトージョーっ!」
上条「わーぱちぱちぱち」(棒読み)
レッサー「あーいどうもー!会場の皆さんスタンディングオーベーションですいませんねっ!」
上条「スタッフさん以外二人しかいねーよ。あと最初っから立ったままだわ」
レッサー「上条さん、何かすいませんねぇ。なんかこう変な企画に付き合わせてしまいまして」
上条「商品券狙いだから俺は別に構わないんだけど……そういやレッサーは何か貰ったりすんの?」
レッサー「いえ特には」
上条「え!?それ問題じゃねぇのか?巻き込まれて大変だってのにノーギャラかよ!?」
レッサー「ていうか私の持ち込み企画ですしおすし?」
上条「やっぱりテメーが元凶かコノヤロー」
レッサー「やっだなぁ上条さん!こう見えても自重はした方なんですからねっ!」
上条「具体的には?」
レッサー「いえですから、この企画はガキの使○のパクりですけども、もっと別のゲームをするって案もありまして」
上条「罰ゲームがビンタとか重すぎるだろ!?もっと俺の身になって考えて!お願いだから!」
レッサー「いえいえ、ですから……あー、当初案だと『上条危機一髪ゲーム』ってのが」
上条「なんだこの黒ひげ危機一○ゲームは」
警策「なんです、それ?」
上条「知らない人いる――の、か?まぁ簡単に説明するとだな。こう20センチぐらいのプラスチックのタルのオモチャに」
上条「黒髭生やした海賊風のオッサン入れて、プラでできた剣を刺して、飛ばした人が勝利!だそうで」
警策「飛ばしたら勝ちなんですか?」
上条「正式なルールだとそうらしい……てかそれ俺にヤレってか」
レッサー「ですから、一人一人ナイフで上条さんを刺して、(意識を)飛ばしたら勝ちってゲームをですね」
上条「モロ私刑じゃねーか!?死んじゃう死んじゃう!それは駄目なヤツだ!」
レッサー「他にもホラ、『上条版リアル人生ゲーム』をですね」
上条「……なんだろもう、碌な予感がしねぇな」
警策「人生ゲームってぇと、あれですか。ルーレット回して進むスゴロクの?」
レッサー「ですです。『このマスに止まったらプラス1000点!』みたいな」
上条「まぁそれだったら……パーティゲームでありそうじゃないかな。てかそれ妖怪ウォッ○版のドンキで見たわ」
レッサー「やー……その、なんですかねぇ。上条さんでやると――」
レッサー「『幼女がベランダに引っかかっていた!食事を作ってマイナス3000点!』」
レッサー「『街を歩いていたら財布を落としてチンピラに絡まれた!持ち金マイナス10000円!』」
レッサー「『ロシアで第三次世界大戦に巻き込まれて全財産を失いスタートへ戻る!』」
レッサー「――と、いうような、まるで自動車免許試験のような、容赦の無い減点方式だとプレイヤーにダメージが……」
警策「うわ……」
上条「人の人生を面白可笑しく言うの良くないと思うなぁ!本人は一生懸命に生きてるんだからねっ!」
レッサー「えぇまぁそれでも、まだエロゲ×のようにヒロイン総当たりで喰ってるのであれば、まだ報われるんですが」
上条「喰ってる言うな。あとエロ×ーはフィクションであって現実とごっちゃにしてんじゃねぇよ」
上条「世の中にはそのシナリオ書いてメシ喰ってる人だっているんだからな!原画さんもそうだけども!」
レッサー「分かります分かります。ロ×からロ×ババアまで手広く書かなければいけませんもんねっ!」
上条「それ実質ロ×一択じゃね?×リも×リババアもカテゴリ的には同じ所へ入るよね?収納ボックス一つにすんなり収まるもんね?」
レッサー「しかし生憎この御方は精々キスしたり、相手が男だと思い込んでいるのにチチ揉んだりと、その程度しか……!」
上条「え?なんだって?」
レッサー「西園寺と田中ってご存じで?」
上条「止めてあげてよ!?映画化の話はなかった事になってるんだからねっ!」
レッサー「あれも……映画中止にさせたい層はファンですし、関係者含めて誰も何も得をしなかったですよねぇ……」
警策「アノーそろそろ進めたいんですけどー?」
レッサー「『知っているのか雷○!?』」
上条「だから話が進まねーつってんだろ!……すいませんコーザックさん、どうぞどうぞ」
警策「警策です。こ・う・ざ・く!」
レッサー「紅いザ○――略して!」
上条「紅○ク!早い!普通の三倍は早――」
警策「――せいっ」 バスッ
上条「げふっ!?」
レッサー「ナイス腹パン!なんかもう数年ぶりに見ました!」
警策「……こんな司会引き受けるんじゃなかった……!バイトだと軽く思って受けたから……!」
上条「……てか10人、多くね?あぁレッサー引いて9人だけども」
レッサー「いやー、所謂試合巧者とでも言いましょうか、『絶対にバレない』人は入ってませんので」
上条「信じて良いの?」
警策「エーット……はい、今ちょっと確認しましたが、バレない程度には言っちゃっていいそうです」
レッサー「『学園都市の秘密兵器』こと月詠小萌先生はエントリーされていませんし」
レッサー「『木原家の飛び道具』である円周さんも同じく」
上条「……小萌先生はノリも良いが、円周の方を口調で見分けるのは無理だろ」
レッサー「ちなみに『新たなる光』は全員参加ですテヘペロ」
上条「俺どんだけ嫌われてんの!?てかお前の友達なんだから癖も知ってるし見破んの困難すぎるだろ!?」
レッサー「あと控え室で新しい写真集貰ったんですけど、私ゲイだと思われてんですかねぇ?」
上条「違うから!ARISAの写真集は邪な思いで使うためにあるんじゃないから!」
レッサー「それもうロリコ○の絵描きが『資料』として大量に揃えるのと同じじゃないですか」
上条「てかアリサまで……!俺が何をしたって言うんだ!?」
レッサー「マジレスすると『何もしなかった』からですよねぇ」
上条「え?何だって?」(本日二回目)
レッサー「とまぁお約束を頂いた所で準備をして参ります。ではま後程お会いしましょう」
上条「一発で当ててやる……!」
警策「デハ−、用意してる間にルールのおさらいを」
警策「これからモニターに10人の、レッサーちゃん01〜10がご登場願います。別室でスタンバってますんでー」
警策「そのレッサーちゃんへ上条さんが質問をして頂いて、誰がご本人orそうじゃないかを当てて貰いますよ」
上条「当てたらそこで終了。んでもって失敗したら外す毎に罰ゲームだっけか」
警策「はい。基本的に一つの質問毎に中の人はランダムで変わる――”筈”ですのでご注意下さい」
上条「なぁなぁ、そのルールだとさ、俺が『レッサー01はレッサー本人じゃありません!』って言うじゃん?」
上条「それがもしレッサーご本人だったらどうなる訳?まだ他に人残ってるのに外した場合だと?」
警策「その時点で残っている罰ゲーム全執行ですが何か?」
上条「分が悪すぎる!?」
警策「ヤダナー、勝てば問題ないじゃないですかぁ、勝・て・ば」
上条「勝てると思っているのか……!?全員で俺をハメようとしているのに!」
警策「どーしてもギブアップって言うんだったら――」
警策「『はい?……あー、ソリャあんまり――』」
警策「『アッハイ、分かりましたー』」
上条「……インカムで誰と喋ってんだ?運営?」
警策「ギブアップしたいんだったら、まぁそれはそれでアリだそうです」
上条「珍しく選択肢がある……!」
警策「ただそうすると『デカい戦闘兵器が闊歩する世界』、もしくは」
警策「『迂闊に返事をしただけで致死性のパッケージへ組み込まれる世界』へゴショータイされるんでそうです」
上条「やっぱり選択肢なんてなかった……!」
警策「納得して頂いた所でルール説明ですけどぉ、学園都市のムダな超技術で全員似たようなシルエットにぼかしてあります」
警策「また音声も本人が希望するモノへ変換してありますんで、それで見破るのはまず諦めて下さい」
上条「いやぁ……不利じゃねぇかな、この企画?」
警策「個人的な話ですけど、オニーサンへの無茶振りはそんなに無かったですよ?肉体的に痛いのは」
上条「しっかりあんじゃねぇか痛いの」
警策「ちなみにエントリー最年少の方かなー」
上条「ボスっ……!俺が何か悪い事しましたかっ!?」
バードウェイ(モニタ)『うるっさわいバカ者が!つべこべ言わずにさっさと準備しろ!!!』
上条「はいっすいませんでしたねっ!俺が悪かったですよゴメンナサイっ!」
警策「12歳児に反射的に謝るって……うわぁ」
上条「いいかコーザックさん?あれを外見で判断したらダメだからな?」
上条「鉛玉を打ち込んでも死なないし、音速で高速移動しながら、条件が揃えば世界を壊せる能力を発揮出来るんだよ!」
警策「ナンダその都市伝説に出て来そうなモンスター――と、準備終ったんで、はじまりまーす」
上条「シンジテモラエナイヨネー。ワカッテタケドネー」
――第一回戦
警策「てかもう面倒臭いから、一発目でチャチャッと外して全員分の罰ゲームにしません?」
上条「始まった直後に企画全否定するような事を言うなや!何回も何回もルール説明してんのに全部無駄か!」
警策「では張り切って質問どーぞー」
上条「んじゃまぁ――『レッサーさんの好きなものはなんですか?』だな。軽いジャブから」
レッサー(音声のみ)『ユニコーンの?』
上条「それ邪○な?ユニコーンギャロッ○撃つお嬢様の愛馬だよ?」
レッサー(音声のみ)『結果だけを見れば、そのペ×野郎は真っ先にアテナの資質に気づいたと言えなくてもないのでは?』
上条「同世代の子供(※原作では異母兄弟)を馬に走らせんのがアテナの資質だったら、かぶき町にはアテナだらけだよ!悪い意味でね!」
上条「ってか音声だけでボケて来んなようっとうしい!」
警策「拾っといてどーよと思いますが……ではレッサーちゃん01から答えて下さい。最低でも一言お願いしまーす」
レッサー01『ブリテンですケド何か?』
上条「あー……まぁ直球だなぁ、うん」
警策「では02さんどうぞ」
レッサー02『……ブリテン、だよね』
上条「……うん?なんかこうキャラがなんとなーく見えた、ような?」
上条「でもこれレッサーが演技してるって可能性もあんだよなぁ……1回目はムズいわ」
警策「では03どーぞー」
レッサー03『れ、レッサーちゃんですっ!あたしはイギリスが好きだよねっ!』
上条「レッサーはそんな事言わない!」(1回目)
上条「ていうかなんだこの↑1回目って!?なんで俺の台詞回数がカウントされてんの!?」
上条「いやこれ……意外とヌルゲーなんじゃねぇか……?」
警策「では04の方、お願いします」
レッサー04『アレやね、やっぱりキャワイイ子ぉとしてはマカロン!スイーツ的なあれが好きやん?』
上条「もっと演技する素振りぐらい見せろよ!てか珍しく男キャラ混ざりやがってありがとう!」
警策「この時点で『○○さんはレッサーちゃんでは御座いません!』と言っても構わないですけどぉ?」
上条「なんかちょっと楽しくなってきたし、折角だから最後まで見たい」
上条「……つーかこれ、消去法で行けば一発でレッサーヒット出来るかも……!」
警策「んじゃ05さんどーぞー」
レッサー05『コタツだな』
上条「……なぁバードウェイ、お前この企画の趣旨理解してる?いや他の子もそうだけどもだ」
上条「もっと頑張れよ!ムキになれよ!俺を騙そうって死力を尽くせよ!」
警策「そんな松岡修○みたいな事言われても」
上条「面子が面子でダレるのは仕方が無いけどさ!芸人が罰ゲーム回避しちゃったら意味ないだろ!?」
上条「かといって最初から馴れ合いになっちゃダメだ!全力で嫌がるのに拒否出来なかったのが面白いんじゃないか!」
警策「オニーサンこそ主旨分かってねぇだろ――と、次の方、06レッサーちゃんやっちゃって下さい」
レッサー06『やっぱり、国かしら?母国は大事よね、くすくすくすっ』
上条「お、おぉう……?なんかこう新鮮な感じ、ってか多分俺がほぼ絡んだ事ない人だ」(※原作では)
上条「……この時点で!レッサーじゃないってバレてるのに……!」
警策「ハイハイ、ジャア次ー。07さんお願いしゃっすー」
レッサー07『……』
上条「……」
レッサー07『……文句があれば相手をしてやるが?』
上条「逆ギレの種類が分からない!?てか今のドコにキレる要素があった!?」
上条「や、まぁまぁ誰かのエミュだったらリアリティはある、っつーかあるが……誰?」
警策「続いて08さんーでーす」
レッサー08『レッサーちゃんよぉっ☆』
上条「あ、これ本人っぽい、ていうか本人じゃね――」
上条「――なんて、言うかっ!たしかにレッサーはアホキャラだけど、ここまでアホ貫いてはねぇさ!」
レッサー(音声)『おい、私を何だと思ってるんですかあーた』
上条「テロリスト」
レッサー(音声)『ンンンンンンンンンンンンンンッッ正解!』
警策「ハイハイ、時間が無駄なんで次々っと。09どうぞでーす」
レッサー09『ブリテン大好きでーす!アホの子でーす!』
上条「……おぉ何かこれは……うん、本人っぺぇな!多分本人だわー間違いないわー」
警策「えっと……それじゃラスト、10番レッサーちゃんどうぞ」
レッサー10『私、レッサーちゃん!巨乳JC!好きなものは上条さんですっ!きゃっ、言っちゃった!』
上条「違和感が!レッサーの中の人の声(※現在未定・小野涼子さん希望)で言われると違和感しかっ!」
警策「――と、以上で全員出そろいました。チャッチャと選んで下さいなー」
上条「えっと……メモとペン貰え――あぁ、これか。どうも」
上条「それっぽいのは01・02・09か」
上条「あと怪しいのは、つーかレッサーが妙な演技してる可能性があるのは03・08?」
上条「一発で当てる自信はない……が」
警策「企画的にも半分ぐらいまで減らした方が盛り上がりますよー」
上条「まぁそうろ、だけども……あー、んじゃ行きます」
上条「『レッサー04番はレッサーさんではありませんっ!』」
上条「つーか青ピだろ!?他に居ないものこんな変態は!」
青ピ(レッサー04)「……くっ!流石やねカミやん!ボクとの友情パワー、隠しきれるもんやなかったわ!」
上条「そんな事実はねぇよ、てか俺に罰ゲームさせようって時点で腐ってるよねその友情パワーが!」
青ピ「待ぃや!ちゃうちゃう!そんなんちゃうんやってば!」
警策「チョイチョイ、オニーサンその人の言ってるのは正しいみたいですよ」
上条「珍しく男が参加したのは評価出来るが――って何が?何の話?」
警策「事前に『罰ゲーム内容』も登録して貰ったんですけど、その人は『ボクの評判の回復』だ、そ――」
上条「ごめん、それ無理」
警策・青ピ「「台詞を喰って言い切った!?」」
上条「じゃあ逆に聞こうか、警策さん……今更なんとかなると思うか?」
警策「ア、スイマセン−。私司会なんでノーコメントでーす」
上条「うんまぁ知ってた――けども、てかお前、俺にモテるモテないの話をすんのはどーよ?」
青ピ「何を言いますのん!?そっちこそモテ泥棒ですやんか!?」
上条「オイ誰が泥棒だ……てか面倒臭いから、罰ゲーム関係なくここで言わせて貰うけど、お前最終的にどうなりたいんだ?」
青ピ「いや別にステキーな恋をしたいなぁー、なんて」
上条「だから方法を間違えてんだよ!……こないだ、なんだっけ?風紀委員の人に職質記録42回?」
青ピ「記録更新して43回やね!」
上条「だから!もっと普通に振舞えや!普通に!」
上条「お前背も高いし格好も悪くないしトークは個人的には面白いし、別に欠点らしい欠点はねぇだろ!」
上条「邪魔してんのはその性格だ!せ・い・か・く!」
青ピ「いやぁ、でもなぁこればっかりは――」
上条「てか何?職質されまくってるのは、そもそもなんでだよ?」
青ピ「職質されている内に、風紀委員の子ぉとフラグが立ちますなぁ!」
上条「立たねぇよ!むしろ引かれるよ!」
青ピ「またまたぁ、カミやんイケズ言わんといてぇよ」
上条「コイツはもうホントに……あーっと、あれだ。だったらこう考えてみよう、発想の転換でさ?」
上条「例えば、お前がスッゲー忙しいファミレスでバイトしてたとしよう。もう、なんだ」
上条「客がいっぱいで捌ききれないぐらいの大人気の店で、フロアー兼キッチンのバイトを任されると」
青ピ「それもまた青春やね」
上条「お前がクソ忙しい中、キッチンとフロアを大量の皿を持って移動していると、女の子が近寄ってきてこう言うんだよ」
上条「――『前からあなたが好きでした!付き合って下さい!』ってな」
上条「そしたらお前、どうする?」
青ピ「オッケーして付き合う」
上条「うん、俺もそうする」
警策「オイ例えになってねーぞ」
上条「……いやいや違うっ!今の例えは違くて!そういうんじゃなくてだ!えっと……」
上条「アレだ、こうお前がどっかの陶芸家かなんか、芸術家の人の所へ弟子入りしてたとしようぜ!」
上条「人間国宝だか知らないけども、こう毎日毎日ストイックに!日々自分の技を磨き続ける修行の連続なんだよ!」
青ピ「あんまボクっぽい生き方やないけど……まぁアリはアリやね。そんで?」
上条「ある日だ、こう先輩か取引先の人に合コン連れてってもっらてさ?こう、そこで女の子と良い雰囲気になって」
上条「――『良かったら、この後、二人っきりでどう?』ってな!」
上条「そしたらさ、お前どうする?」
青ピ「お持ち帰りしてから考える」
上条「うん、俺もそうする!」
警策「オニーサーーーン?凄まじく例になってないんですけど、ていうか駄目な例まっしぐらだよねぇ」
上条「違うんだ!今のは(大体の)男の行動パターンであって!俺がそうしたい訳じゃないんだ!多分!」
上条「ていうか俺が言いたいのはだ!お前、仕事中に告白されたら嬉しいかって事だよ!」
青ピ「嬉しいですやん!」
上条「うん、俺も嬉しい!」
警策「なんでやねん」
上条「じゃなくてだよ!女の子は『このクソ忙しい時に何やってんだ!』ってしか思わないんだよ!分かる!?」
上条「俺らと違って!あっちは!もっとこう仕事に熱心なの!」
青ピ「まぁ気持ちは分からんでもないけど……そやったらドコで出会いを見つけろ言いますのん!?」
上条「それこそ探せよ。少なくとも変質者よろしく何回も何回も職質され続ければ、風紀の中の人はどん引くだけだがらな?」
青ピ「いやでもぉ」
上条「なんだよ」
青ピ「これがもしぃ、ボクやのぉてイケメンやったら話違うとちゃいますのん?」
青ピ「『キミに逮捕されたい(キリッ)』的なキャーキャー言われるとちゃいますかっ!?あぁっ!?」
上条「うん、個人的にはそう思わないでもないが、まぁ何にせよお前は違うから。イケメンキャラ違うから」
上条「まぁ俺もそうだけどもな!言ってて悲しいが!」
青ピ「そっか……地道にやるしかないねんなぁ」
上条「いやお前の生き方だし、職質ギネスを打ち立てるのも頭っから否定はしねーけども、難しい、んじゃねぇかなぁとは思うぞ」
上条「まぁ何にせよ、意図的に風紀委員さんのお世話になってるんだったら、それはなんか違うから。止めといた方がいいと思う」
青ピ「邪魔やしなぁ……あー、なんか分かったような気ぃがするわ」
上条「そりゃ良かった――って悩み相談してるじゃねぇか」
青ピ「次は警備員に厄介になるわ」
上条「全然分かってねぇじゃねぇかコノヤロー」