次回予告5
――駅
上条「……あちぃ……」
上条(なんだってこんな真夏に呼び出されるんだよ。クソ重い荷物持たされてさ)
上条(しかも待ち合わせ場所は駅のロータリー前とか、もっとあるだろ……)
上条(つーかこんな所で待ち合わせなんて、俺の他には誰も――) チラッ
黒髪の女の子「……」
上条「……居るな――よっと」 ポトッ
上条(俺と同じように旅行鞄持ってるし、ここって結構待ち合わせ場所として使われてんのかな)
黒髪の女の子「――ンー?」
上条(あ、ヤベ。ガン見してんのバレた)
黒髪の女の子 ニコッ
上条(はい?笑顔?)
黒髪の女の子「チョット、いーですかー?」
上条「は、はいぃ?」
黒髪の女の子「オニーサン、これ落としましたよー?」 ヒョイッ
上条「あ、俺のサイフ――ありがとう」
黒髪の女の子「イエイエ、どういたしてー――って、あっついですよねー」
上条「あぁうん、そうだ、ですよね」
黒髪の女の子「ヤダー、敬語じゃなくっていいですよー?オニーサン年上じゃないですかー」
上条「歳だけな。今見たようにあんましっかりしてないけど」
黒髪の女の子「アハハッ!そうかもしれませんねー――と、待ち合わせですか?こんな所で?」
上条「そっちも見ての通りだ。朝一で電話寄越して、『旅行へ行くから』って」
黒髪の女の子「彼女さんですか?」
上条「あんなおっぱい大きいけど脳が残念な子は嫌だ」
黒髪の女の子「ソーナンデスカー?あ、だったらオニーサン格好いーし、私、立候補しちゃおーかなー、なんて」
上条「そ、そんな事言われての初めてだけど……」
黒髪の女の子「ンデ?オニーサンのお名前なんてーんですかー?」
上条「上条、上条当麻です」
黒髪の女の子「……」
上条「はい?」
黒髪の女の子「……チェー……時間の無駄だったよ」
上条「……はい?」
黒髪の女の子「テカよくよく考えれば分かったかー。だってこのクソ暑い中、待ち合わせ場所が同じなんてありえないし」
黒髪の女の子「イヤー失敗失敗。手っ取り早くコネ作ろうとするもんじゃナイネー」
上条「あのー……ちょっといいかな?なんで君、露骨に態度変わって――」
プップー
上条「お、ロータリーへ車が入って来――」
リムジン(※全長7メートル) ブルルルルッ
上条「――日本の交通事情じゃトラップ扱いのリムジン入って来やがった!?」
黒髪の女の子「しかも周囲に停めてあるバスがこぞって道を譲る……アー、能力使ってんなー」
上条「まさか――つーか確定だよ!こんな残念な事するのあの残念な子しか居ないもの!」
ウィーン……
黒髪の女の子「ア、窓が開いテー……」
食蜂「上条さぁーん☆かっみっじょーさーん☆」
上条「遠くから俺の名前を連呼すんなよ!?関係者だと思われるでしょーが!いや関係者だけどさ!」
ウィーン……
上条「あ、別の窓も開いて――誰?少しビリビリに似た女の子、か?」
茶髪の女の子「みーちゃーーーーーーーーーんっ!なんかスッゴイんだよ!車がおっきくておっきいの!」
茶髪の女の子「ピッってやったらね!星がキラってみさきちゃん凄いんだよ!」
黒髪の女の子「食蜂ちゃん!ドリーに悪い影響を与えるから能力を使わないで言ってるでしょー!」
上条「言ってやれ言ってやれ。あのおっぱいに言ってやりなさいよ」
黒髪の女の子「だから人の居ない所でしろってあれだけ注意したのに!」
上条「あれ?君もそっち側の人なの?人として残念な系の子なんだ?」
食蜂「上条さん、お・ま・た☆」
上条「取り敢えず車と運転手さんを元あった所へ捨ててきなさい!何でもかんでも拾って来ちゃダメだってお母さん言ったでしょ!」
食蜂「えー、旅行って言ったらこういうのが普通力じゃなーい?」
上条「どこの世界に運転手付きのリムジンで遠出する学生が居る!?アラブの富豪じゃあるまいし返してきなさい!」
食蜂「アラブだって私の魅力力でチャームし・ちゃ・う・ん・だ・ゾ?」
上条「それ物理的な暴力って事だよね?多分向こうの王族は対策――つーか魔術師雇ってるから、返り討ちに遭うと思うが」
上条「あと魅力に”力”って着ける意味あるかな?最初誤字かと思ったよ」
黒髪の女の子「……これは」
上条「な、なに?」
黒髪の女の子「天然ボケ×2で間に合わなかったツッコミに光が――!」
上条「え!?俺ってやっぱツッコミ要員なの!?」
食蜂「さぁ――海へ行きましょう!」
――『食蜂「潮騒の響く渚で」』、へ続く
上条「……あちぃ……」
上条(なんだってこんな真夏に呼び出されるんだよ。クソ重い荷物持たされてさ)
上条(しかも待ち合わせ場所は駅のロータリー前とか、もっとあるだろ……)
上条(つーかこんな所で待ち合わせなんて、俺の他には誰も――) チラッ
黒髪の女の子「……」
上条「……居るな――よっと」 ポトッ
上条(俺と同じように旅行鞄持ってるし、ここって結構待ち合わせ場所として使われてんのかな)
黒髪の女の子「――ンー?」
上条(あ、ヤベ。ガン見してんのバレた)
黒髪の女の子 ニコッ
上条(はい?笑顔?)
黒髪の女の子「チョット、いーですかー?」
上条「は、はいぃ?」
黒髪の女の子「オニーサン、これ落としましたよー?」 ヒョイッ
上条「あ、俺のサイフ――ありがとう」
黒髪の女の子「イエイエ、どういたしてー――って、あっついですよねー」
上条「あぁうん、そうだ、ですよね」
黒髪の女の子「ヤダー、敬語じゃなくっていいですよー?オニーサン年上じゃないですかー」
上条「歳だけな。今見たようにあんましっかりしてないけど」
黒髪の女の子「アハハッ!そうかもしれませんねー――と、待ち合わせですか?こんな所で?」
上条「そっちも見ての通りだ。朝一で電話寄越して、『旅行へ行くから』って」
黒髪の女の子「彼女さんですか?」
上条「あんなおっぱい大きいけど脳が残念な子は嫌だ」
黒髪の女の子「ソーナンデスカー?あ、だったらオニーサン格好いーし、私、立候補しちゃおーかなー、なんて」
上条「そ、そんな事言われての初めてだけど……」
黒髪の女の子「ンデ?オニーサンのお名前なんてーんですかー?」
上条「上条、上条当麻です」
黒髪の女の子「……」
上条「はい?」
黒髪の女の子「……チェー……時間の無駄だったよ」
上条「……はい?」
黒髪の女の子「テカよくよく考えれば分かったかー。だってこのクソ暑い中、待ち合わせ場所が同じなんてありえないし」
黒髪の女の子「イヤー失敗失敗。手っ取り早くコネ作ろうとするもんじゃナイネー」
上条「あのー……ちょっといいかな?なんで君、露骨に態度変わって――」
プップー
上条「お、ロータリーへ車が入って来――」
リムジン(※全長7メートル) ブルルルルッ
上条「――日本の交通事情じゃトラップ扱いのリムジン入って来やがった!?」
黒髪の女の子「しかも周囲に停めてあるバスがこぞって道を譲る……アー、能力使ってんなー」
上条「まさか――つーか確定だよ!こんな残念な事するのあの残念な子しか居ないもの!」
ウィーン……
黒髪の女の子「ア、窓が開いテー……」
食蜂「上条さぁーん☆かっみっじょーさーん☆」
上条「遠くから俺の名前を連呼すんなよ!?関係者だと思われるでしょーが!いや関係者だけどさ!」
ウィーン……
上条「あ、別の窓も開いて――誰?少しビリビリに似た女の子、か?」
茶髪の女の子「みーちゃーーーーーーーーーんっ!なんかスッゴイんだよ!車がおっきくておっきいの!」
茶髪の女の子「ピッってやったらね!星がキラってみさきちゃん凄いんだよ!」
黒髪の女の子「食蜂ちゃん!ドリーに悪い影響を与えるから能力を使わないで言ってるでしょー!」
上条「言ってやれ言ってやれ。あのおっぱいに言ってやりなさいよ」
黒髪の女の子「だから人の居ない所でしろってあれだけ注意したのに!」
上条「あれ?君もそっち側の人なの?人として残念な系の子なんだ?」
食蜂「上条さん、お・ま・た☆」
上条「取り敢えず車と運転手さんを元あった所へ捨ててきなさい!何でもかんでも拾って来ちゃダメだってお母さん言ったでしょ!」
食蜂「えー、旅行って言ったらこういうのが普通力じゃなーい?」
上条「どこの世界に運転手付きのリムジンで遠出する学生が居る!?アラブの富豪じゃあるまいし返してきなさい!」
食蜂「アラブだって私の魅力力でチャームし・ちゃ・う・ん・だ・ゾ?」
上条「それ物理的な暴力って事だよね?多分向こうの王族は対策――つーか魔術師雇ってるから、返り討ちに遭うと思うが」
上条「あと魅力に”力”って着ける意味あるかな?最初誤字かと思ったよ」
黒髪の女の子「……これは」
上条「な、なに?」
黒髪の女の子「天然ボケ×2で間に合わなかったツッコミに光が――!」
上条「え!?俺ってやっぱツッコミ要員なの!?」
食蜂「さぁ――海へ行きましょう!」
――『食蜂「潮騒の響く渚で」』、へ続く