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Clock(trial)

ARISAのハロウィンドッキリをするじゃんね!


――学園都市某スタジオ

鳴護「『――はいっ、今夜も生放送でお送りしてます、”ARISAのネットレイディオを聴くじゃんね!”、今週も加速する世界で行きたいと思いますよっ!』」

鳴護「『お相手は”ハロウィン近いのに参加せずにお仕事お仕事”の、ARISAがお送りしてますー!』」

鳴護「『……この台本さ、去年のクリスマスの時のコピペしてない?なんか前にも卑屈な事言ったような覚えがあるんだけど、大丈夫?』」

鳴護「『あーでもアレだよね。マネージャーさんも言ってたんだけど、声優さんやアイドルさんが記念日に限ってツイッターの更新が多いそうです』」

鳴護「『こう”お仕事してますよ!”って強調することで、”独りですよ!彼氏彼女さんいませんからね!”って――』」

プツッ

CM『君はもう体験したか……?あの、鬱蒼と生い茂る木々の中、こちらジッと見つめる二つの眼を……』

CM『峠道を駆け抜けるとき、誰ともすれ違っていないのに首筋へかかる生暖かい息を……』

CM『放課後の教室で佇んでいると、旧校舎から聞こえるアフリカの土着の人のような太鼓の音を……』

CM『怖れるな!野生を思い出せ!全ての謎は遺伝子に刻まれている……!』

CM『――「お前はまだグンマを知らな○、劇場版!」、近日堂々公開予定……ッ!!!』

テッレレー

鳴護「『CM明けた?おけ?いいの?……こほん』」」

鳴護「『えっと――ただいま、不適切な発言があったことをお詫びいたします。大変申し訳ありませんでした』」

鳴護「『全ての声優、アイドル、その他の2.5次元の人はクリスマスイブもハロウィンもお正月も夏休みもお仕事をしています』」

鳴護「『ですので!実は数年前に籍を入れて公表しなかったのもフィクションです!実在の個人や団体とは関係ありません!』」

鳴護「『――よし、誤魔化せたよ!あたしも成長してるねっ!』」

上条「してねぇよ。これっぽっちも成長した跡がないし、誤魔化そうとした形跡すらゼロだもの」

上条「ピンポイントで特定の人たちへ見境なくケンカ売んのやめてくんないかな?ヘイト溜まるんだから」

上条「てゆうかそのネタ、何がキツいかって相手の女の人が『人類で知らない人を探すのが難しい聖人二人』のマンガ描いてるって事かな」

鳴護「『アイドルの恋愛、素敵だなぁってあたしは少数派なのかな?』」

上条「そりゃ誰だって当事者になったらこれ以上ないぐらい嬉しいだろうが。でもねARISAさん?君らは伊達に『2.5次元の住人』って呼ばれてる訳じゃないんですよ?」

上条「恋愛するんだったらモニタを通じてファンの方としなさいっ!できればお付き合いも結婚もピークが過ぎるまではバレない程度にお願いしますよっ事務所的にもねっ!」

鳴護「『いやあの、初耳だし、あたしは三次元だし』」

鳴護「『……あっれー……?今どこかで聞き覚えのあるツッコミ担当の人がいたような』」

鳴護「『今絶対居たし!ブースの外でお姉ちゃんが頭引っつかんでしゃがませようとしてるツンツンした髪質に見覚えあるもんっ!』」

鳴護「『ってゆうか何やってんのとう――』」

ブツッ

CM『一見、華やかそうに見える学園都市。そこには全ての科学技術が集結し、迷信や妄想の入る余地はない』

CM『神は死んだとある哲学者は語るのならば、オカルトはもう途絶えた。そう、もうないのだ。この街には』

CM『……だが忘れるなかれ。闇はどこにでもある――そう』

CM『――あなたの後ろにも、ほら』

チャララーン

佐天『――はーいどうもっていう訳でCMですよCM!円盤のCMって言われてやってきました「学探」みんな大好きJC佐天涙子でありますっ!』

佐天『あなたの身の回りの不思議な出来事を調べちゃったり調べちゃわなかったりする番組!「学園探訪」の円盤が出ました!』

佐天『大分余ってるから買ってねっみんな!できれば一人三枚も買えばカラス除けやフリスビーも使えるよ!』

佐天『まぁそれはさておき、10月下旬には水曜どうでしょ○の円盤と一番クジも出――』

鳴護「『……』」

鳴護「『え!?コマーシャル明けたの!?途中で別番組の宣伝に切り返ってたのに!?』」

鳴護「『てゆうか誰か涙子ちゃんを止めなかったのかとか、つーか編集しなかったのかとか、スタッフさんに言いたいことはあるけど……』」

鳴護「『ちなみにこのラジオも涙子ちゃんの番組も同じスタッフでお送りしていますっ!やったね!だからノリと勢いさえあれば大抵スルーされるんだよっ!』」

鳴護「『なお、CM中にブースの外へ謎のゲスト確認へ出ようとしましたが、スタッフさんがドアを開けてくれませんでした!』」

鳴護「『その延長で急遽未編集中だったブイを流したと思われます!ジャンジャン抗議入れてねっ!スポンサーさんにも送っといて!』」

鳴護「『で、ゲスト――じゃないの?”ふつおた”?ゲスト放って置いて平常運転していいのかな?』」

鳴護「『いやあのね、”ゲストなんていないさ!”ってインカムでディレクターさん言ってるけどね、騙されないからね?』」」

鳴護「『てかここまで謎の当麻君引っ張ってもどうしようもないから。何かネタ仕込んでるとは思うんだけど、居たからね?視線も合ったし?』」

上条「当麻だけにUMA……ッ!!!」

鳴護「『いや言ってないよ?あたしが事故起こしたみたいに思われるから、うん。当麻君もね、こうもうちょっと隠れる努力をした方が良いと思うんだ』」

鳴護「『えーと、それじゃー”ふつおた”のコーナーです!別室でゲストさんがネタを仕込むまでのつなぎだそうですが!』」

鳴護「『では最初のお便りはこちら!レディオネーム、”生粋のジャパニーズ”さんから頂きました!ありがとー!』」

鳴護「『えーっと、”こんちにはARISAさん、いつも楽しく拝聴しております。そちらもお友達のレディリーさんの中は許して貰ってよかったですね!”……』」

鳴護「『ま、”まぁそれはさておき、ふつおたコーナーの名前が仏ヲタみたいで不愉快です!マカロン野郎をリスペクトしているようで腹が立つんですよねー!』」

鳴護「『”なので、名前を変えてはどうでしょうか!個人的にはGod Save the Queen(女王陛下万歳)でベストだと思いますなっ!”』」

鳴護「『”それでは引き続き頑張ってヤポンの出生率を下げるお仕事頑張ってください。それではデハデハ”……えーっと、これはね』」

鳴護「『間違い、だね。アドレス間違いだよねー、もしくはスパムかなー、混線しちゃったのかも知れないなー』」

鳴護「『てゆうかもう、許したんだったら触れないであげるのがマナーだと思うんだよね。うん、許したって言いながら許すつもりないし』」

鳴護「『年明けぐらいにオーバーがロードする劇場版のときも”いい曲作るよな西葛西”って言ってるお客さんがいたなー』」
(※友達になれそうな気がしました)

鳴護「『ネタにしたってイジっていられるのは今だけだがらね?レッサーちゃんもいつかその日が来るってことを覚悟しておいた方がいいよ?』」

鳴護「『あとスタッフの人はよりにもよってどうしてこのメールを選んだのかな?明らかに名前からして地雷見えてたよね?ランダムなの?』」

鳴護「『これはもう事務所の人も一緒に話し合いたいレベルなんだけど――うん?新コーナーに行け?いや冒頭から行こうとして躓いてる……』」

鳴護「『いやー季節が過ぎるのはあっという間、的なお話をしてから、さりげなくハロウィンに持っていくんだよね!憶えてる!』」

鳴護「『それでハロウィンももうすぐですねっ!リスナーの皆さんは何か思い出とかありますか?』」

鳴護「『あたしは――ないかなー、特には』」

鳴護「『……』」

鳴護「『今”話盛って!”とディレクターさん指示を受けたんだけどね、うん。そんなにさ、ハロウィンってイベント盛り上がってなくなかった?』」

鳴護「『仮装するのも、10年前にはやってなかったよーな気もするし、そもそも仮装して楽しいかなーって疑問も』」

鳴護「『スイーツハロウイン仕様が並ぶけど、カボチャ使ってるのって一握りで殆どはパッケージだけ変わってる感じで』」

鳴護「『何年か前に”モンスター味!”で売ってた某炭酸飲料は、それ以来姿を見なかったり、っていうかねー』」

鳴護「『あんまり商業的に走るのは良くな――はい?告知?忘れてた?』」

鳴護「『えっと――今度のハロウィンにはARISAのプレミアムライブを開催……し、しまーすっ!っていうかするらしいです、よ?』」

鳴護「『か、会場限定のグッズとかあるみたいですねっ!皆さん良かったら来て下さいねっ!』」

上条「キミ向いてない。この業界向いてないわ−、腹芸できないんだったら。俺結構な頻度で佐天さんにも似たようなこと言ってっけどさ」

鳴護「『だって分かんないんだもん!公開収録あるのは聞いてたけど、それがハロウィンイベントだなんて考えもしなかったよ!』」

鳴護「『”あ、10月最後の週末ですねー”ぐらいだって!普通の人はきっとみんなそうだもん!ウェーイな人じゃない限りはそんな認識だって!』」

鳴護「『てか当麻君、屈んで隠れてるつもりだろうけど、頭のツンツンしてるとこ、こっちから見えてる。マイク使ってんだろうげと、もう隠すゼロだよね?』」

鳴護「『もう面倒臭いからMC手伝ってくれないかな?ちょっと今段取りってゆうか、ノルマ一つも消化しきれてなくてね』」

上条「ARISAちゃーん、告知の後は例の企画、シ・ク・ヨ・ロ☆」

鳴護「当麻君はそんな事言わない。あと業界の人もそんな面倒臭いキャラは、しない』」

鳴護「『と、まぁまぁ公録の告知の次は――この番組でもハロウィンをする事が決定しましたよ!ぱちぱちぱちぱちー!』」

鳴護「『題して!”ARISAのハロウィンドッキリをするじゃんね!”あたしやあたしのお友達が学園都市で色々な人へドッキリをしますよっ!』」

鳴護「『後ろから”だーれだ?”みたいな定番から、ハロウィンにはありがちなお化けコスで”わっ!”とかのアイディア募集をしたいと思います!』」

鳴護「『無理難題も場合によってはなんとかなるかも!特に”異性運にCP全振りした高校生”だったらロシアにイギリス、どこでも行けるよねっ!』」

上条「アリサさん?ねぇキミもしかして怒ってないかな?もしかしてなんだけど」

上条「女運にCP全振りした男に心当たりはないんだけど、君そんなこと言うような子じゃなかったよね?佐天さんの悪い影響を受けてるの?」

鳴護「『詳しい募集要項は番組ホームページ↓に公開されていますよ、ドシドシ当麻君に無理難題言ってね!』」

上条「……ってこれ去年もやっ――」

鳴護「『――ってないよ!勘違いだったのかも!だってあたしはこのラジオをまだ一年もやっていませんし!』」

上条「サザ○さん方式の弊害出まくりだよねー」

鳴護「『はい当麻君はツッコミ自重!てかもうブースの中入って………………はい?』」

鳴護「『あー……はい、はい、えー……ないなー、それはちょっと幾ら何でもムリなんじゃ』」

プツッ

CM『――少年は語る。これが後の分岐点であった、と』

上条『今まで俺は甘えていたんだ――自分の知らない世界の事を、全部他人に任せてた』

上条『――でも!でもこれからはそれじゃ駄目だ!』

上条『俺は今まで見てなかった新しい世界に!足を踏み入れなきゃいけないんだよ……ッ!』

CM『そう、それは――』

上条『――俺はこれから英語を勉強する……ッ!!!』

CM『英会話ならお近くのイーオ○へ!今なら体験入学無料受付中です!』

鳴護「『――ねぇ、今の何なの?コミックス版の宣伝かーと思ったら、また斜めの上の方向へ……!?』」

鳴護「『えー……っとですね、今ちょっとディレクターさんからディレクションがありまして。ハロウイン・ドッキリ企画の告知しましたよね?』」

鳴護「『なのでこう、ARISAにドッキリ!みたいな、はい。それはいいんですよ?あたしもそのお話は聞いてなかったんで、ちょっとビックリです』」

鳴護「『でもなー、その内容が”今からサプライズゲストが現れます!”ってカンペがですね。こう写メにとってSNSにあげたいぐらいの殴り書きで』」

鳴護「『うん、ってゆうか当麻君だよね?さっきから見え隠れしているし、会話もしているよね?』」

鳴護「『”なんであたあしのラジオに一部を除いて知名度のない当麻君が?”っては思ったけどさ』」

鳴護「『むしろこの流れで別の人来ちゃったら怖いよね?だって当麻君は特に用もなくツッコミ入れるためにラジオ局まで出張してるってことだからさ?』」

鳴護「『テンションも何も、こう、透明なプラ箱の出されて”箱の中身はなんでしょうっ!?”って振られたみたいな……』」

鳴護「『……お仕事、うん、お仕事!頑張ろうっ!きっとまたフードファイターが戦ってくれるはず!ふぁいっおー!』」

鳴護「『――と、いう訳であたしも知らないスペシャルゲストさんがいらっしゃってるようです!実はもうブースの外でスタンバってるみたいで!』」

鳴護「『あたしもドキドキ……してる体で!ではどうぞ入ってきて下さいっいらっしゃいませようこそ!』」

ガチャッ

ゲコ太(※着ぐるみ)『……』

鳴護「『完全に予想外!?あ、あれ当麻君は?当麻君はどこっ!?』」

鳴護「『いやあの、ゲコ太、くんは、分かるし、あたしも何回かイベントでご一緒させて貰ったんですけど』」

鳴護「『これあの局で使うヤツだよね?う、うん、明日のイベントでってブースの隅に置いてあった、えっと……外側?』」

鳴護「『てかラジオなのにゲコ太君の着ぐるみ着て来たって分からない!分からないよっだって絵がないんだもん!見えないんだから!』」

鳴護「『なんかこう切羽詰まって眼に入った物で急遽サプライズ仕切り直したいのは分かるし!こう、当麻君も努力を誉めたいところではあるんだけど!』」

鳴護「『ただちょっと勝手に無断で断りもなくってのは事件だし!多分このラジオにも多大な迷惑がかかるから出ていってくれると嬉しいかも!』」

ゲコ太(※着ぐるみ)『やあぁアリサちゅわぁぁん、どぉしたぁんだぁい?』

鳴護『ドラえも○だよね?やけにネットリしてしかも全っ然似てないけど、それはドラえも○であってゲコ太くんじゃないよね?』」

鳴護『『てか元ネタ知らないの丸わかりだから!何となくでキャラ探り探りやってたら大事故が待ってるよ!』」

ゲコ太(※着ぐるみ)『俺は誰の挑戦も受けて立つ!無茶振り投げっぱなしにセクハラなんだってかかってこい!』

ゲコ太(※着ぐるみ)『ただしビリビリだけは勘弁な!だって乙女には俺のツッコミスキルが無効化されるから!』

鳴護「『あ、すいませんマネージャーさん。鈍器のような物かあたしのケータイ取ってきて貰えません?美琴ちゃんに連絡入れるんで』」


(※上条さんは「ツッコミ担当の人」ではなく「ツッコミが上手いボケ」)



【緊急企画】ARISAのハロウィンドッキリをするじゃんね!【と言い続け早四年】

ハロウィン緊急企画ではSSのシチュエーションを募集しています

【誰】が【誰】へ【どんなドッキリをする】のかを明記すると、そのSSが出来るかも知れません
また「普通のハロウィンがいいなー」という方は、【誰】が【誰の家】へお菓子を貰いに行くと書いて頂ければそれなりに

なお基本的な制限は以下の通りとなっております

・とある魔術の禁書目録・超電磁砲・インテリビレッジのキャラクターのみ。含む新約・劇場版
・トリック・オア・トートの場合は地球圏内(火星バクテリアは対象外、不明な人物はこっちで適当に設定)
・多くてもトータルで10人(話)ぐらいなので、まぁ早い者勝ちでどうぞ
・募集期間は10月10日ぐらいまで

基本的に分かればオッケーです。例として、

【インデックスさん】が【上条さん】へ【実はスフィンクスを非常食として飼っていたと打ち明けるドッキリ】をする
【浜面さん】が【『アイテム』のシェアハウス(※フレンダ生存ルート)】へ【お菓子を貰いに行くが女子会にハブられる】

みたいな感じでお願いします。ではではご応募お待ちしています。誰も居なかったら自作自演で頑張りたいと思いますが!



※追記・超観察ハマヅリング2にエントリーするお客様(※学園都市在住orツンツン頭関係者)も希望があれば是非どうぞ





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