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Clock(trial)

上条「助けてヤミえもん!」

 
――どこかの民家

闇咲「――帰った」

女性「あ、お帰りなさい。今日もお仕事大変だったでしたか?」

闇咲「大変という大変ではなかった、か。基本的には特殊清掃が殆どだからな」

女性「そう?またスーツ一枚で学園都市へ行くんでしょう?」

闇咲「あの時は間に合わなかったからな。借りを返せていないのも気が引けるだけだ」

女性「そうそう。その上条君からお電話があったわよ?」

闇咲「珍しいな、こっちに電話を?……あぁ霊障で連絡がつかなかったのか」

女性「緊急じゃないけど、って言っていたけど、何か切羽詰まった感じだったわね」

闇咲「そうか……すまないが状況次第では」

女性「いいですよ。いってらっしゃい」

闇咲「できれば大事ないように祈りたいが……まぁ望み薄だな」

女性「ちょっと待っててくださいね。移動しながら食べられるように、お弁当につめちゃいますから」

闇咲「……助かる――ではその間ら状況確認を――『もしもし?闇咲だが?』」 ピッ

上条(電話)『――なぁヤミえもん、この世界を滅ぼすようなビックリアイテムってないかなぁ?』 ニチャアァッ

闇咲「行かなくても大丈夫になったみたいだ!命の電話的なアレだった!」

上条『リョウメンスクナレベルのでいいから!ちょっとだけ滅びそうになる程度でいいから!』

闇咲「『ちょっとのレベルが高すぎる。あとリョウメンスクナは基本的にはフィクションであって呪物としては実在しない』」

上条『お前も知ってる中で一番ヤッベェヤツを!』

闇咲「『どうした急に?人気投票はまだ先だったと思うが 」」

上条『タレコミで知ったんだが、メダロッ○コラボで俺の存在がなかったことに……!』

闇咲「『あー……作品が、そう作品が向こうだからでは?ゲスト扱いではあったからな』」

上条『じゃあなんで一方通行出てんだよアァンッ!?俺なんかよりもずっと出番もないだろうが!』

闇咲「『それはまぁ……中の人の格というか、単純に人気というか』」

上条『そしてビリビリ及び白井さん及び一方通行及び名前忘れたけどおっぱい大きい人全員が、メダロッ○で遊ぶようなキャラじゃないってことだ……ッ!!!』
(※『おっぱい大きい人=もしかして;食蜂さん』)

闇咲「『比較対象がどうかと思うし、少年の心を忘れない第三位辺りは喜んでしていそうだが……一番楽しんでプレイするのは間違いなく君だろうな。こう、キャラクター的にも』」

上条『てゆうか一体どこのどいつが自分モデルのメダロッ○使うんだコラ!?キテ○ちゃんさんが自分のキャラグッズコーデするようなもんだぞ!?』

闇咲「『それはもう普通にしている』」

上条『チクショウ……!俺が何したって言うんだよ!ただちょっと立てられるだけフラグ立てて放置してるだけじゃねぇかよ……!』

闇咲「『そこだけ聞くと”いい加減に決めろよ”と言えなくも……いやまぁ、立場上具体的な言及は避けるが』」

上条『絶望した!この格差社会に絶望した!』

闇咲「『ボケる余裕は充分にあるようで何よりだな』」

上条『っていう訳で、なっ?ほら、丁度ここに魔術的なカギや封印をフルオープンできる万能キーが、ねっ?だから場所だけでも!』

闇咲「『本当に大丈夫か?邪悪さが電話越しに伝わってきそうだぞ』」

上条『そういや闇咲って――新婚、なんだよなぁ?』 ニチャアァッ

闇咲「『なにするつもりだ先様!』」

上条『おいパイ喰わねぇか!子供たちもおいでぇ、パイ焼くぞぉ!』
(※(C)大泉○)

闇咲「『だから意外と余裕あるな?ちょいちょいボケ挟む程度には』」

上条『じゃあ譲歩するよ!メダロッ○運営が全員ハ×程度でいいから!』

闇咲「『そんなピンポイント過ぎる呪いは知らん。誰が得をするんだ』」

上条『そこをなんとか!その程度で済ませようって俺の真心なんだから!』

闇咲「『そんな真心はどうでもいい――あぁ、いや……確か遊女が情夫にかけた呪いにあった気が』」

上条『あんのかよ!?言っといてなんだけど!』

闇咲「『吉原の話で、贔屓の客が中々来ないので恨み辛みを込めて、という話を聞いた覚えがある』」

上条『益々なんでだよ。×ゲたって致命的なダメージないねぇだろ』

闇咲「『いや、それがあるんだ。あの当時は町人も侍も髷を結っていただろう?それが結えなくなるとバカにされる上、社会的な立場を失う場合もなくはない』」

上条『前にカツラで凌いだって言ってなかったっけ?』

闇咲「『限度があるからな。長く平穏な時代が続くと、月代(さかやき)と言われる剃っている部分だな。そこをできるだけ残すのが”粋(いき)”だとされていた』」

上条『なんつーファッションだよ』

闇咲『髪を残すことで若いという意味があったそうだ。従って”急に毛髪が抜ければ多大なダメージを受ける”という話だな』」
(※という話。出典は忘れましたが、花魁が最近来ない客へ出した手紙の中にあった筈)

上条『相変わらずお前の雑学は使いどころがなくて困るぜ!』

闇咲「『まさか私もハ×の呪いの話が日の目を見る日が来ようとは思いもしていなかったがな。知識としては知ってはいたが』」

闇咲「『また他にも”指切り”は知っているか?指切りげんまんのアレだが』」

上条『子供心に「指切っちゃうの?怖い!」って思うあれな。実際の意味は違うんだっけ?』

闇咲「『いや広義では合っている。元々遊女が心を寄せた相手へ対しろ、自らの小指を切って贈る風習が』」
(※実話です)

上条『こえーな江戸時代!?んなメチャクチャな風習あったの!?』
(※ありました)

闇咲「『ただそれが一般化するにつれ、中には適当に買ったご遺体から小指を調達し、多くの男へ贈るという猛者も』」
(※実話です)

上条『こなれてきてんじゃねぇか。どいつもこいつもたくましくて結構だな!』

上条『てかなんでそんなん知ってんの?職業病?』

闇咲「『一身上の都合により、呪詛を調べていたときに少々』」

上条『惚気やがって!幸せになればいいさ!今まで大変だった分だけな!』

闇咲「『そりゃどうもとしか言えないのだが……』」

上条『だがしかし汝は身をもって知るであろう――その大切なものが失われたときの絶望を……!!!』

闇咲「『メダロッ○だろう?あんまりな仕打ちだと思わなくもないが』」

闇咲「『むしろ”自分ソックリのロボット”が量産されるのは……こう、罰ゲームと言えなくもないのではないかと』」

上条『なんかこう適当な呪いとか教えてくれよ!呪術は罪に問われないんだってマンガに書いてあった!』

闇咲「『あぁまぁ、それはその通りなんだが。何をしても構わない、のは何をされても構わない、のと同義であり……詳しくは君の友人の聞いてみるといい』」

闇咲「『また私の場合であれば多くが守秘義務に抵触するのでな。家や血筋に関する話もあるため、全てを赤裸々に物語っているわけではないとも言っておく』」

上条『あー、あんま地名って言わなかったっけか』

闇咲「『事実だろうと偏見になるからな……あぁ。呪いというか、呪詛というか、そういうのでよければあるにはあるな』」

上条『いいね!できれば経営が傾く程度で!』

闇咲「『それをやったら二度とコラボの話が来なくなるだけだな。これは私の知り合いの知り合いの友人の兄から聞いた話だが』」

上条『ヨタじゃね?そこまで念入りに予防線張るって事はヨタ話決定だよな?』

闇咲「『信じるかどうかは君次第というやつだな。相手が素人だから、あくまでも素人目線の話だと思ってくれていいい』」

闇咲「『それでその人物がこの間、”令和のダラさ○”を読んでいたときに思い出したそうなんだ』」

上条『待って?情報量が多くてアレなんだけど、令和のダラさ○って何?』

闇咲「『カンカンダ○が主役のギャグマンガだ』」

上条『無理じゃね?絹旗監督が主演映画で「愛と友情の物語」ってキャッチコピーつくぐらい矛盾してね?』

闇咲「『それ以外に表現の仕様がないが、まぁグロ2割ギャグ8割の割かし心温まる話と言えなくもない』」
(※一応オススメ)

上条『想像もつかないんだけど……』

闇咲「『グロいトト○』」

上条『グロい時点でトト○じゃないよ!あの作品には優しさしか詰まってないんだから!』

闇咲「『その作中にだな、山奥で太鼓や笛の音がする、という怪異に出くわすシーンがある』」

上条『なにそれ怖い』

闇咲「『作品自体はフィクションだが、それ自体はまぁ伝承としてあるのはあるなぁ、と』」

上条『なにそれやっぱ怖い』

闇咲「『山神楽とか野神楽とか言われている山怪の一つでな。深山の中を分け入っていたらどこからともなく神楽囃子が聞こえてくるんだそうだ』」
(※という民話あり)

上条『今だったら登山中に念仏するようなもんか。超ビビるわそんなん』

闇咲「『数ヶ所のマタギから聞いた話だそうだ』」

上条『へー……で、正体は?』

闇咲「『不明だ』」

上条『いや、そこは調べとけよ!「タヌキとキツネで森の音楽会」ってファンシーなオチかもしんねぇし!』

闇咲「『大抵が”うわぁ気持ち悪っ!”でその場を離れるからな。普通の神経をしていれば警戒する』」

上条『つーか怖いよな。どんな目的だろうとも』

闇咲「『そもそも確認した者がいない、というのが事実ではなく――』」

上条『……「確認しようとしたアホが帰ってこない」……?』

闇咲「『なので今君が確認すればその筋の第一人者として名を残せる可能性も』」

上条『嫌ですよコノヤロー?多分聞き間違いとか、麓から音が反射してるとかなんだろうが。そうじゃなかったらヤベェって話だろ』

闇咲「『呪詛を紹介しろと言われて紹介したのだがな』」

上条『てかお前プロなんだから、こうそれが何か特定できないの?曲で分かりそうなもんじゃね?』

闇咲「『可能か不可能で言えば可能だな。決して簡単ではないが、ある程度サンプル数を得た上で雅楽のプロに依頼すれば出来ない事はない。ただ……』」

上条『ただ?』

闇咲「『”これ多分特定しちまったら逆にマズいやつじゃ?”という予感がだな……』」

上条『あー……意味が分かったらマズい系か』

闇咲「『耳なし芳一 は、流石に知っているだろうが』」

上条『目の見えないお坊さんが琵琶弾いてくれって頼まれたら実は幽霊で、って話だよな』

闇咲「『実は類型の話がそこそこある。平家を筆頭とした落ち武者が現れて、”鎮魂のため是非に一曲”的な話が』」
(※「昔々ここでは大きな合戦があり申して……」と語ってくる老人は大抵ご本人の幽霊パターン)

闇咲「『予備知識の無い人間が聞けば神楽囃子も能囃子も同じように聞こえているが、実は、という可能性が最も高いと私は思う』」

上条『ノコノコ見に行ったらセルフ・オール芳一 になんのか』

闇咲「『オカルトが実在する世界で言えばだがな――が、中にはそうでない世界もあるだろうし。もしそうであるのならば、だ』」

上条『お、おぅ!』

闇咲「『熊除けにラジオを大音量で流してる山菜ゲッターという可能性が一番高い』」
(※現代であれば)

上条『だろうね!山菜ゲッターの年齢層はお高めだから演歌とか昭和歌謡とか好きだろうし!』

闇咲「『なお、中には自分の採取場所or不法侵入を誤魔化すために、スネーク山菜ゲッターもそこそこいる』」
(※北関東某所の農家さん情報)

闇咲「『だがそうすると以前も言ったようにクマを筆頭とした野生動物の被害、また事前に届けのない山岳遭難になりかねないため、オススメはしない』」

上条『つくづく人の業って怖いよな!エ×もそうだが食い物にかける情熱も!』

闇咲「『あと呪いではないが怖い話として……そうだな。これはある男が実際に体験した話なのだが』」

上条『やめろよ!?(※実話です)シリーズをぶっ込んでくんなよ!?」
(※フィクションです)

闇咲「『とある教授と一緒に山の中の社を訊ねたのだが、生憎その日は山道が工事中だったんだ。少し前に大雨が降ったせいとかでな』」

闇咲「『仕方がなしに引き返そうとしたら、脇道から続く林道があり”○○まで2km”という看板が立っていた』」

上条『え、それって遭難フラグじゃね?素人がやっちゃいけない、安易なやつ』

闇咲「『今から考えればその通りであるし、数日前に降った雨の影響もあるし、そこは素直に帰るのが最善手ではあったと思う』」

闇咲「『しかしながらアホ二人は”やったね!こっちの道は通れるよ!”と無駄に過信して林道を歩いて行くことにしたそうだ』」

上条『なんでだよ。どっちか止めろや』

闇咲「『一応擁護をしておくとだ。山道ではなく林道だった、まぁ人の手が入った山道で徒歩で行ける程度には整備された道だったと』」

上条『あぁちょっとした登山コースみたいなもんか。だったら分からないでもないが』

闇咲「『まぁ当然のように迷ったんだが』」

上条『アホじゃねぇか。謙遜でもなくアホじゃねぇか』

闇咲「『まぁ行き先は伝えてあるし、林道の手前には連絡先と名前を書いたメモも挟んであるし?道を引き換えしてみようか――と、思っていたらだな』」

闇咲「『声、がするんだ』」

上条『声?』

闇咲「『林道から少し外れた、やや丘になってる方からだな。誰か何かの話し声がすると』」

上条『ってことはその神社かその近くまでついたってことじゃねぇの?元々間違ってなくて』

闇咲「『もしくはどこかで別の林道へと逸れてしまったかだな。ともかくアホパーティの内、若い方はこれ幸いと声のする方へ行こうとしたんだ』」

上条『まぁ俺でもそうするわな。もしくは声を出して挨拶するとか』

闇咲「『だがしかし――教授の方が、しーっと。口の前で人差し指を立てて、静かに、というジャスチャーをしたんだよ』」

上条『あ、あれ……?雲行きがあやしく……?』

闇咲「『若い方は何やってんだハゲ、クマでもいたのかと思ったそうだが。教授は疑問に答えず、ここで待つように言って、一人で丘の方へ進んで行った』」

闇咲「『その様子があまりにも静か、というか極力音を立てないような移動だったので、何かヤバイのかなと大人しくしていた』」

上条『……幽霊?それとも鬼?』

闇咲「『数分後、教授はゆっくりと帰ってくると。”降りるよ”と短く言って元の道を戻りだした』」

闇咲「『まぁ聞きたいことは山ほどあったし、正直このまま林道を進んでいてもどこにつくか分からないので黙って歩いた』」

闇咲「『あのまま進んでいけば目的地に着いたのかも、とは考えたが。帰りは割と楽に車の所にまで戻れたそうだ』」

闇咲「『釈然としないまま泥を落として車に乗った後、何があったのかと教授へ聞いた。すると教授は笑ってこう言った』」

闇咲「『”――あそこね、麻(あさ)畑だったよ”と』」
(※大麻の原料)

上条『やったね妖怪だよ見つけちゃったよラッキーだったね!!!』
(※フィクションです)

闇咲「『まぁ、妖怪は人の業に宿る、という意味ではその通りだな』」

上条『やかましいわ!そんな綺麗事言いたかった訳じゃねぇわ!俺がナイスパスで話逸らしてんだから乗っかれ乗っかれ!』

闇咲「『可能性としては”園芸好きな人間が森の中でコッソリ育てている”かもしれない』」

上条『林道の側で?つーかバレんじゃねえの?』

闇咲「『まぁ何かの冗談だったのかもしれないがね。そういう話もあると言うことだ』」

上条『てか何でそこまでして大麻にこだわんだよ?ついこの間も一人捕まったけど』

闇咲「『入手の容易さだな。一部の国では違法薬物として取り締まっていない上、合法の場合もある』」

闇咲「『よって日本への持ち込みが試されつつ、野生の麻を使って、という事件がしばしば起き、使用も含めた法改正が待たれている』」

上条『ヤクザのシノギ的な?』

闇咲「『ではなくてだな。日本の場合は大麻とそれ以外が微妙に住み分けができているそうだ』」

上条『住み分け?』

闇咲「『大麻は海外だとソフトドラッグ、つまり軽めのドラッグとして認識されている。あくまでも”比べれば”の話であり、ゲートウェイドラッグとも称されている』」

闇咲「『実際にそうであるかは別にして、少なくとも法的な取り締まりが軽い分だけ気軽に手を出す人間が増え、それで全てを失ってしまうのもよくある話だ』」

闇咲「『日本のヤクザが扱うのはより重い方の、つまり依存性や副作用が強い、タチの悪い方を販売して稼いでいる』」

闇咲「『彼らにとってすれば自分達の劣化品を、言ってみれば試供品を勝手にバラまいて宣伝してくれる人間をどうこうするつもりはないそうだ』」

闇咲「『悪い意味での住み分けが成立してしまっているため、ヤクサが”素人がウチのシマで!”みたいな話は殆どないそうだ。少なくとも大麻に関しては』」

闇咲「『だから有名人やその関係者が捌いていても、提供者が失踪したり事故で亡くなったりはしないだろう?競合していればケジメを取らされる案件にも関わらず』」

上条『あー……だからか』

闇咲「『商品自体が違うからな。海外から合成された麻薬を持ち込むの、コツコツ栽培するのでは』」

闇咲「『まぁ何にせよ日本では違法であるし、海外で使用したとしても国内で逮捕されるケースがあるのでオススメはしない。というか人生詰むだけだからやめておけ』」

上条『……なんでお前違法薬物に詳しいの?』

闇咲「『日本だと一部の神事で使うんだ。宗教行為というか、昔は薬物として摂取するのではなく繊維を採っていたからな』」

闇咲「『海外だとシヴァ神への捧げ物として使われていたり、バラモン教の修行僧が用いる場合もある』」

上条『生活に密着していれば、そりゃ信仰対象にもなんのか』

闇咲「『違法薬物も呪詛も好きにすればいい。どこまでいっても自己責任だからな』」

闇咲「『ただそんなものに頼ったところで、という話だな。最初の一回で失敗すればマシな方であり、下手に成功したらそこからズルズルと破滅するまでマラソンが続く』」

闇咲「『違法薬物と呪詛の話を同列視するのも如何なものかと思わなくもないが、まぁ破滅覚悟でもない限りやめておけと言っておく』」

上条『くっ……!俺の味方はどこにもいないのか……!?』

闇咲「『話を、聞け。それみう言いたいだけだろ』」

闇咲「『……ふと思ったのだがな、君。根本的なというか確認なのだが、あちらの運営とモメたりしなかったかね?』」

上条『超心外。一方通行に比べれば大抵の人間はフレンドリーだわ!』

闇咲「『ならば何故――まさかとは思うが、メダロッ○を手に入れたらどうする?悪のメダロッ○と戦うのか?』」

上条『急にどうした?何言ってんだよ闇咲』

闇咲「『すまない。つまらないことを聞いたな』」

上条『俺が直で殴りに行くに決まってんだろ?』

闇咲「『私の反省を返してもらおうか。というかそういうとこだぞ?外された理由は』」

上条『いや普通に考えろよ!?どこの世界に自分のダチや仲間戦わせて楽しむアホがいんだよ!?』

上条『ポケモ○なんか虐待の極みじゃねぇか!戦った先に何があるわけでもないんだから!』

闇咲「『サト○とメダロッ○の存在意義の全否定はやめてくれないか。その、なんだ、困る』」

上条『つーかテムジンにも言ってやったわ!「お前らは戦うためにだけ生まれたんじゃない!」ってな!』

闇咲「『バーチャロイドにまで飛び火させるのはやめてやれ』」

上条『そしたら次の日ぐらいからケータイOSが美少女フィギュアにアップグレードしてたんだけど怖いよな!』

闇咲「『こいつ――ファイユーヴさんにまでフラグを……ッ!?』」


-終-
(※犯罪ダメ、ゼッタイ)

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