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Clock(trial)

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――どこかのスタジオ

レッサー「『なぜなにレッサーさん!はっじっまっるっよーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーっ!!!』」

レッサー「『はいっていう訳で今週もやってきましたヨゴレ仕事!なんつーか他にいないんですよ担当する方が!どいつもこいつもカマトトぶりやがってペッ!』」

レッサー「『てゆうかそもそもイベントの時だけ自己主張すんなっつー話ですな!腕章()一本つけてアピール()するぐらいだったら最初からボイコットしなさいよ!最初っからね!』」

上条「そこまでにしてぐませんかレッサーさん?飛び火がスゲェから、つーかイギリスも同じことやろうとして日和ったじゃねぇか」

レッサー「まぁ話は変りますけど『怠け者の盆働き』っちゅーローカルなコトワザがあるんですってね!寡聞にして意味までは存じませんが!」

上条「話変ってねぇしほぼ適切に使ってるわ。イギリス人ってあれ?日本で言えばブブヅケをお見舞いしてくる人か?」

レッサー「あと二年後が本番ですからねっ!今から暴動の予行演習をしなくては!」

上条「二年後……?お前まさかパリ五輪で何か……ッ!?」

レッサー「いえ私は何も?ただちょっと人権問題に造詣が深いだけじゃないですかやーだー」

上条「゛もう完全にマウント取りのツールになっちまったよな。もしくは警戒色」

レッサー「てか真面目な話、信仰を含むイスラム法に基づいた法律である以上、改正するには棄教もしくは外交で一発かます必要があるんですがねぇ」

上条「俺は好きな人は自由にすりゃいいじゃんって思うんだが?」

レッサ−「私もそうですよ。法律で縛るのはダメだと思います――が、しかし。実際に今までそういう価値観でやってきた人たちへ、誰がどのような権限で施行するのか、という問題に」

レッサー「もう一回言いますけど問題だとは思いますよ?ムスリムに多い児童婚を含む立法に関しては倫理的にも問題を抱えていると思いますが……」

レッサー「しかしながら国が国として介入するのか、道義的に正しいのは本当に普遍的なのか、根拠法はどれを採用したものか」

レッサー「またカタールに関しては”””まだマシ”””な方なんですよね。どっかのイランとシリアのようにデモ起こしただけで射殺とかされませんから」

レッサー「あとついでに東欧では同性愛が非合法どころの話ではなく、人身売買が現在も盛んに行われています。カタールは金持ちばっかなのでそちらとは無縁、居ないことはないでしょうが」

レッサー「ただしこちらは現地のベラルーシ入りしたジャーナリストが失踪するなど、何故か人権団体はスルーする確率が高いようです」

レッサー「なおこれは余談ですけど、その東欧の女性並びに少年少女の”大量消費国”はドイツです。ぶっちゃけ売春が合法なのでね」

レッサー「新型コロナのパンデミックが起きて半年頃ですかね。”ドイツからの帰国者から高い確率で陽性者が”って記事もあったので、まぁお察しくださいとしか」

上条「すいませんレッサーさん。マジ話はお腹に溜まるので、もっとこうINT値の低い話をお願いできますか?」

レッサー「大変です上条さん!『ふたりはプリキュア○』をたった一字変えるだけで凄いパワーワードになるって判明しました!」

上条「この時点でもう充分にパワーあっけどな。まさか初期スタッフもここまで息長いとは思わなかっただろうし」

レッサー「――『ふた×りプリキュア』……ッ!!!』」 キリッ

上条「まぁな!ある意味その通りっちゃその通りだけど!」

レッサー「という訳で今週も頑張りますよー!とある界にはあまたヒーロー・ヒロインが居るにも関わらず、ヨゴレ仕事だけが私に回って来るのかは問い詰めたいところですが!」

上条「なんでも拾うところだよ。ビキニアーマーでジェンダーがどーたらと長々と話をしたお陰っちゅーか」

レッサー「ちなみに今週のお題はふたな×とケモナーです!良かったですね上条さんにも関係しますよ!」

上条「そんな面白格好いいもんはついてねぇよ。可能性があるとすれば白井さんとビリビリ、かな?」

レッサー「あのお二人も運がいいんだか悪いんだか分からないですよねぇ」

上条「なんで運?」

レッサー「もしも御坂さんが性的な意味で同性がお好きであれば、海外でのアイコンか教材代わりになっていた可能性も多々あるんですが」

上条「……ノーマルの人に癖を強要するのは如何なもんかと」

レッサー「下手に有名になっていたら今後の展開で身動き取れませんからね。具体的には強制的に白井さんルート突入してたかと」

上条「――女子の友情、いいよねっ!」

レッサー「私も決して嫌いではないんですが、御坂さん達がその地位にいられるかは微妙なところです」

上条「早すぎたかな」

レッサー「いえ、むしろ遅すぎたんですな。我々には『セーラームー○があるじゃないですか!」

上条「あれか。緒○司令が海外行った時に『同性愛のキャラ演じたけど、宗教差別されなかった?』って聞かれたヤツだな」

レッサー「ついでにセーラー戦士二人が『従姉妹って設定にすれば同性愛っぽくてもいいかな!』となったのですね」

上条「その話を初めて聞いたとき、ちょっと笑って、そのあとすぐに『なんで従姉妹だったらセーフ判定なんだよ』っつツッコんだわ」

レッサー「まぁ本日のふたな×は同性愛にも関係するため、その理由についてもお話しなくてはならないのですが……断っておきますけど、真面目な話ですからね?ギャグではないですからね?」

上条「全部ギャグだろ?乾いた笑いかジトっした笑いの違いでしかないだろ?」

レッサー「マジでガチな話です。まず同性愛のユリジャンルについて話なのですが、これは旧約聖書の一つ、モーゼ五書のうちレビ記に書かれており、現在のユダヤ教の律法のの根幹となっているものです。

上条「レビ記?」

レッサー「えーっと……『創世記』、『出エジプト記』に続く、まぁ三番目に重要な書物と考えて間違いはない、と思ってください」

レッサー「中身を超簡単に説明しますと『他者に恥をかかせてはいけない』とか『偶像を奉じてはならない』など、まぁ一般の方でも耳にする機会はあるかと」

上条「だな」

レッサー「で、その中に非常にアレ感じのシリーズがあるんですが……読み上げますね?」


・あなたの母と性関係を持ってはいけない
・あなたの父の妻と性関係を持ってはいけない
・あなたの姉妹と性関係を持ってはいけない
・あなたの父の妻の娘と性関係を持ってはいけない
・あなたの息子の娘と性関係を持ってはいけない
・あなたの娘と性関係を持ってはいけない
・あなたの娘の娘と性関係を持ってはいけない
・女に加え、彼女の娘と性関係を持ってはいけない
・女に加え、彼女の息子の娘と性関係を持ってはいけない
・女に加え、彼女の娘の娘と性関係を持ってはいけない
・あなたの父の姉妹と性関係を持ってはいけない
・あなたの母の姉妹と性関係を持ってはいけない
・あなたの父の兄弟の妻と性関係を持ってはいけない
・あなたの息子の妻と性関係を持ってはいけない
・あなたの兄弟の妻と性関係を持ってはいけない
・あなたの妻の姉妹と性関係を持ってはいけない
・男が動物と性関係を持つことがあってはいけない
・女が動物と性関係を持つことがあってはいけない
・同性愛の性関係を持ってはいけない
・あなたの父と同性愛の性関係を持ってはいけない
・あなたの父の兄弟と同性愛の性関係を持ってはいけない
・他人の妻と性関係を持ってはいけない
(※レビ記より引用。全てマジ)


上条「なんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっでだよ!?長いわ!つーかなんでここまで詳細に禁止事項ぶっ込む必要あんだよ!?朝比○さんの『禁則事項です☆』か!?」

上条「つーかここまで細々と書かないと分かんねぇと思われてたのかユダヤ教!?書く方だって『不道徳なのはダメ、って書いとけばよくね?』とか判断しなかったの!?」

レッサー「あのマジで書かれております。ちなみに余談ですけども、ヤポンが捕鯨反対という名のヘイト喰らってるのも、同レビ記の『不浄な食べ物を口にしてはいけない』が関わっていましてね」

上条「食い物に口出す前にもっと疑問に思うところあんだろ!?つーか神様もよくこんだけ微に入り細に入り不満あるような人間救おうと思ったな!?」

レッサー「あくまでも指針、まぁはい当時普通にされつつ、かつ悪徳としていたものを列記しただけじゃねぇかなと思わなくもないですし」

レッサー「そもそもユダヤ教が成立する前後だとギリシャ文化が色濃く残っておりまして。まぁそっちの世界では同性愛も普通にあったって話ですから」
(※イシュタムの聖娼婦やモロクの人身御供などがありつつ、かつカインなど影響を受けている説もあり)

上条「いやでもこれ……俺が預言者だったらノイローゼになるわ!『神様、もしかして俺らのことド変態だと思ってる?』とかな!」

レッサー「ですが中身自体はそこそこ理解できるのも結構あるんですよね。『異性装はダメ』とか『迷信深くなってはダメ』等々」

レッサー「なお稀に『海外ではタトゥーなんてファッション感覚で入れている!』とホザかれる方も居ますが、『入れ墨を施してはいけない』とレビ記には明記しておりまして」

レッサー「信心深いユダヤ教徒は守っているのをお忘れなく。わざわざデカい声で言わないだけで」
(※嘆きの壁の動画などではほぼ絶対に映ってない。一応非ユダヤ教徒も入れるそうですが)

上条「しかしこれ逆に興味出て来たわ!むしろどれだけ禁則事項あんのか知りたい!」
(※”613のミツワー”でググってみよう)

レッサー「私も完全に把握してるんではないのですが……さて、今回のテーマへ入る前に、上条さんはおかしいと思いませんでしたか?」

上条「神様が情緒不安定?」

レッサー「センシティブな問題なので神様をdisるのはそのぐらいでお願いします。 まぁ散々ネタにされているので、大丈夫だとは思いますけど」

上条「ここまで列記すんのはどうかと思うが……大体言ってること自体は間違いじゃなくね?あぁ今も同性愛禁止とかじゃなくて、当時としてはだけど」

レッサー「おっ、いいところに着目もしましたね!私が言いたかったのもそこですよ」

上条「どこ?」

レッサー「ここ↓ですな」


・同性愛の性関係を持ってはいけない
・あなたの父と同性愛の性関係を持ってはいけない
・あなたの父の兄弟と同性愛の性関係を持ってはいけない


上条「なんでここまで細かく書く必要があるのかは謎だが、まぁ当時としちゃこんなもんじゃね?」

レッサー「……ふっ、上条さんとあろうものが気づきませんでしたか。これも既存の常識に捕らわれてしまっているのか……!」

上条「んな小芝居はいらんわ。解答寄越せよ早く」

レッサー「まぁぶっちゃけますと『女同士でレズセしてはいけない』って書いてないんですよ……ッ!!!」

上条「な、なんだってーーーーーーーーーーーーーっ!?」

上条「……」

上条「いや、その解釈はおかしい。抜粋部分の一番上に書いてあんだろ。『同性愛の〜』って」

レッサー「でも下には書いてませんよね?『女が姉妹と同性愛の関係を持ってはいけない』とかって」

上条「そりゃ書いてあるが」

レッサー「よって!ユダヤ教では女性同士の、特にある程度血縁関係同士の行為を強く否定してはいないのですよ……ッ!!!」
(※一応マジです)

上条「嘘だろ。つーかこれ別に書き忘れただけで『まぁ別に”女は〜”って書かなくても分かるよね?』って感じだろ、どう考えても」

レッサー「私も正直その説で合っていると思うんですが、明確に否定する一文がない、というかまぁこれだけアレコレ書いてんのにレズはないんだったらオッケーじゃね?と解釈している層があり」

レッサー「アブラハムの子供たちの三宗教の中で、ほぼ唯一レズセに関してはユダヤ教が比較的寛容なんですわ」
(※マジです)

上条「レッサー、あなた疲れてるのよ。もしくは憑かれてるのか、俺としては後者だと思うが。きっと不味い調理の仕方をされて怒ってるハギスの霊とかだよ」

レッサー「いや本当なんだから仕方がないじゃないですか!?私がトンデモ説を一方的に言ってんではないですよ!?」
(※信じてもらえないかもですがマジです)

レッサー「嘘だと思うんだったら考えてみてくださいな!セーラームー○でレズのお二人がどうして海外では『従姉妹ならオッケー!』って設定になったのかを!」

上条「あぁそこに繋がんのか!大分ボーダーラインがフワッフワしてやがるが!」

レッサー「海外の方も『ヤポン人だし……まぁ従姉妹、従姉妹なら、まぁ、いいか……?』的な葛藤もあったんですよっ!?」

上条「ごめん、何一つ理解できない。『従姉妹ならまぁ……!』的な感覚、俺の中には存在してねぇもの」

レッサー「ともあれ!これでレズセ解禁ですよ!やりましたね白井さん!」

上条「意味が分からん。あと白井さんをヨゴレっぽく扱うな、ヨゴレは俺の目の前に居る人だけだ」

レッサー「とまぁ他人様には中々大声で言えないような、ちょっとアレな感じのエピソードだったのですが。ここから本日のテーマに移りたいと思います!あ、セラム○語ったのも理由がありますからね!後程お伝えしますが!」

上条「やめなさい。折角旦那さんがハンタ○再開したんだから、ケンカ売るような真似は」

レッサー「んではふたな×の方に入りますが――まー結構歴史は古いんですよね。私も調べてビックリしました」

上条「古い?昭和の話じゃねぇの?」

レッサー「起源、平安時代だそうです」

上条「メッチャ古いな!?あとごめんなさいユダヤ教の人!俺らも大概だったわ!」

レッサー「『病草紙』に”二形(ふたなり)の男”という記述があるそうです。メッチャ美形なのに、みたいな感じで?」

上条「そんな昔から何やってんだ俺ら……てかフィクションの話だろ?」

レッサー「あぁいえ一概にそうだとは言えなくてですね、半陰陽とか両性具有的な肉体的特徴は昔からあったんですよな。男女の特徴を持つ人的なのが」

上条「そうなんだ?てっきりネタとばかり」

レッサー「何せ全体的な数に対して少数ですんで、中々認知度は低いかと思われます。また外科的手術でどっちかにしてしまう方も多いですし」

レッサー「ただまぁリアルなふたな×が美形である、という可能性はやや高いかと」

上条「低いんじゃなくて高いんだ?」

レッサー「フリーマーチンという人ではなく牛の性染色体異常があるんですが。この病気というか、先天的な遺伝子欠陥にかかると雌雄両性の生殖器が形成されるんだそうで」

レッサー「しかしパッと見は雄にしか見えず、かつ成熟も未発達な固体も多いらしいんですよ。ぶっちゃけ成長が歪というか止るっていいますか」

上条「真面目な話されても、その困るっていうか」

レッサー「なおフリーマーチンは生殖能力が失われている場合が殆どです。ここら辺はキメラでググっていただれば分かるかと」

上条「キメラってドラク○の?」

レッサー「広義でもあれは間違いなくその合成獣ですな。んー?まぁ超簡単に説明いたしますと、一人分の体に複数の遺伝子や染色体を持っているのが医学的にキメラと呼ばれています」

レッサー「現在発見されているケースですと、母親の胎内で双子だったのに片方が死産。その後、もう一人が吸収した際に亡くなった方の遺伝子を引き継ぐって場合が多いようです」

レッサー「ちなみに接ぎ木ってご存知、だとは思いますが、あれも稀に両方の遺伝子が混ざってしまってキメラ化することもあるそうです」

上条「そこだけ聞いてると超怖い。なんかオバケみたいな野菜できたりとかしないのか?」

レッサー「今のところそういう報告は上がっていません。というか接ぎ木キメラの場合、遺伝子がバグってるしまってるため、種では絶対に増えないんだそうです」

レッサー「なので挿し木して株分けする以外に増える方法はなく、サイエンス・フィクション的な危機はないかと。今のところはですがね」

上条「植物でそれってことは人だと」

レッサー「っていうことですね。多少脱線しましたが、以上が歴史的と科学的なふたな○のお話でした」

上条「また要らん知識が増えた!」

レッサー「――が、ここからがアレな話になるんですけど、あー……海外でね、”FATANARI”って通用するの知ってます?」

上条「勘弁してください……!もうHENTAIの国だなんて言われたくないんです……!」

レッサー「何言ってんるんですか!先人達の努力の結晶じゃないですか!?」

上条「努力してねぇよきっと。そして名前が残っても嬉しくはねぇし」

レッサー「まぁどっから話したものか迷いますが……えぇと、前にジーコ・サッカ○の話ってしたの覚えてます?『ジーコのサッ×野郎』っていう最低の名前が付いたゲームなんですが」

上条「超売れないってのは覚えてる。あとは脳が記憶を拒否してる」

レッサー「ならば改めましてご説明いたしますが!例のゲームは闇同人ゲームとして再生してったんですな!」

上条「闇?なんで闇よ?」

レッサー「当時のパソコンは超お高い上に中々普及してませんでした。よってスーファミのカセット改造して、中にエ×CG入れて売ってたんですわ。超バッサリ言うとですが」
(※違法です。たまーにいるSwitc○とかを改造して売って逮捕される人と同じ)

上条「エ×に対する探究心スゲェよな。ある意味今も同じだが――って待て待て。この話の流れでふたな×が出てこないだろ。エ×業界でもかなりニッチな方だし」

レッサー「ここからはとある作品が絡んでくるんですが、スーファミが流行ったのが今から26年ぐらい前?なんですよね」

上条「流石に生まれる前だよな。というか今の時代スーファミっつって通じるヤツがいるんだろうか……?」

レッサー「ほいでまぁ改造っつーか中身にエ×CG入れて売るんですけども、やっぱり流行り廃りってあるじゃないですか?」

上条「なんだってそうだろ。つーかその当時流行ってたのはエヴァンゲリオ○か?」

レッサー「スーファミ最終盤ではそうでしたが、その前は違いましたね。とあるアニメのキャラをモチーフにしたのが多かったです」

上条「ほーん……?つーか、これこの話の流れだと――」

レッサー「個人が勝手に書いたセーラームー○のふたな×ったヤツですよね、まぁ順当に考えれば」

上条「順当に考えてもおかしいわ!?百歩譲って当時大人気だったヤツのエ×CGぶちこむのは、まぁ分からないでもない!」

上条「だけどふたな×意味ってあるか?」

レッサー「まぁそこはそれ海よりも浅く山よりも低い理由がありましてね」

上条「普通じゃね?大抵は海よりも浅いし山よりも低いよ?」

レッサー「――いいですか上条さん?今からふたな×が蔓延った理由を言いますけど覚悟はおありですか?リトバ○に例えるならば世界の秘密を知るぐらいの衝撃ですよ?」

上条「畏れ多いにも程があんだろ。あと覚悟居るような話はできれば聞きたくねぇ」

レッサー「分かりました!そこまで仰るのであればもう私は止めません!」

上条「選択肢後の分岐間違えてね?『嫌です』って選んだはずなんだが?」

レッサー「これは別にその当時が特殊なのではなく、現在でも同じことなんですが――上条さんが萌え絵師になろうとしたらまずどうします?」

上条「また謎の選択肢持って来やがったな!?いや、知らんけどまずは絵の練習だろ?好きなイラストレーターさんの絵を真似して描く、みたいな?」

レッサー「まぁそれが普通ですな。とにかく描きまくって慣れること、それ以上でもなく以下でもない。日々の修練によって上達していきます……が!」

レッサー「ただ特定のキャラが上手くなったとしても、普通はそこで終わりませんよね?何人かのキャラを書き分けてナンボですし?」

上条「そりゃそうだろ。個人で完結してる物語も、なくはないが少ないし」

レッサー「萌え絵で例えるならば、ベーシックな少女から始まり、年上のお姉さんキャラ、年下の後輩キャラとか徐々に増えていきますが――」

レッサー「――さて、上条さんに質問です。『おっさんキャラ』って優先順位ってどんなもんですかね?」

上条「高くはねぇだろうなぁ……最初の目的が『萌え絵を描きたい!』んだったら、おっさんを筆頭に男性キャラは練習すらしないかも」

レッサー「まぁ、それが答えなんですよ。上条さんが欲しかったやつです」

上条「答えってなんのだよ?ふたな×が流行った理由と萌え絵で男性キャラの優先順位が低い理由とは合致しないだろ?」

レッサー「んー、じゃあまぁ現在の話をしますが、某業界、というかまぁエ×いゲームやらなんやらを作るお仕事をされている業界ですが、そこへ入ってくる方はまぁまず男性キャラは下手らしいんですよね」

上条「なんでまた?」

レッサー「萌え絵に特化しているからです。『可愛い女子さえ描ければいいんだ!』って方がほぼ全てで、あとはまぁ女子を男性化したようなのでお茶を濁す感じでしょうか」

レッサー「やったゲームとかでありませんでした?『これ……原画さんが無理してオッサン描いたんだなぁ。こんなキラキラした男子いねぇよ』的な」

上条「ないことはないが……うん?」

レッサー「ふたな×が流行った理由、だから描けなかったんですよ男子が」

上条「いや、だからさ?」

レッサー「『いやー、困ったなー!エ×いCG集出すのに女子しか描けないんですよねー!どうしたもんかなー!』」

レッサー「『私が男性描いてもほぼ女性だし、これじゃ絡んでるところ出してもギャグにしか思えない――ハッ!?ならこうしましょう!』」

レッサー「『女子にチ×××生やして絡ませれば、女子しか描けなくっても問題ないじゃないですか……ッ!!!』」
(※っていう業界の噂)

上条「――はぁ!!!?嘘だろお前!?そんなしょーもない理由でふたな×って流行ったんか!?」

レッサー「てか上条さんおかしいと思いませんでしたか?彼女たちが装備しているブツが、妙に現実離れしてるってことに?」

上条「あぁうん冗談のようなブツになっちまってるよな!」

レッサー「あれ、『最初の人たちが男性の体を描き慣れてないからあぁなった』って説がありまして。フィクションだとしてもデフォルメの仕様がおかしすぎると」

上条「うっわ……そんな、そんなしょーもない理由だったのか……ッ!?」

レッサー「当時流行っていたのもセラム○だったってのも重要なファクターでしてね。『これ女性同士で完結できるんだから、別に男出す必要なくね?』って感じもあったそうです」
(※当時同人誌描いてた人の証言)

レッサー「んで更に間の悪いことに、その類の海賊版エ×CG詰め合わせは日本でそこそこ人気があったんですよ。非合法ながらもエ×パワーへ対する需要があったんですね」

レッサー「そうしますと『じゃあこれ海外でも売れるんじゃね?』ってことで、海外にまで飛び火をすることに相成りましてね!」

上条「なんつー負の連鎖が……!あぁいや負っていったら失礼なのか知らんけどもだ!」

レッサー「なんつーか前からふたな×自体の概念はありましたし、古参のエ×作家さんはそれ一本でやってる方もいます。なのでその筋のパイオニアでは決してありませんが!」

レッサー「しかしやたらと流行ったのも、海外にまで出て行ったのも、その原因の一端を担っているのはまず間違いないです!」

上条「なぁ?俺が知らないだけでこの世界ってアホしかいないのかな?それとも俺もアホの一員なのかな?」

レッサー「少なくともしょーもないテーマにマジレスしてる上、きちんと昔の事例を思い出しつつ説明している時点でどうかと思います」

レッサー「しかし以上の証言はその当時ヲタやってた人の話でありますし、その前には流行ってなかったんで、恐らく国内外ではセーラームー○が多大な影響を与えた結果ではないかと」
(※なんか急に増えた)

上条「作品としちゃ間違いなく偉大だし、なんだったら海外の同性愛者に『普通でいいんだ (`・ω・´)!』っていう希望抱かせたのも偉業には違いないが、その、コメントに困るわ!」

レッサー「なおこの直後流行ったのが『魔法騎士レイアー○』や『少女革命ウテ○』など、それぞれの世界観へとふたな×が受け継がれていきましたとさ!」

レッサー「こうして今ではFUTANARIはHENTAIの一ジャンルとして確立するに至ったのです……ッ!!!」
(※海外の二次創作だとトゥームレイダ○が一番有名)

上条「あの、レッサーちゃんさん?大真面目にふたな×語ってるとこ悪いんだけども、特に感動はねぇんだわ。だってチ×チ×の話だからな?要はさ?」

レッサー「まーまーバイアスは色々ありますし、異論もおありのことでしょう。実際にこれはその当時生きてた人間の証言でありますし、他の方が見れば違った事実だってあるかもしれません」

レッサー「だがしかぁし!セラム○が海外に波及してふたな×が追いかけていったのも紛れもない事実です!つまりこれは――」
(※タイミングが超悪かった。ネット黎明期でファンアートの裾野が広がりつつある時期でした)

レッサー「『――パンドラの筺に入っていたのは災厄ではなく、ふたな×だった』ってね……ッ!!!」

上条「うるっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっせぇよ!!!今年一番ウルセぇわ!?パンドラさんもまさかミレニアム二つ挟んでチ×チ×入れられるとは思ってなかったわ!?」

レッサー「当時からヲタやってる人の主観が多々入りますが、嘘や盛ったりは一切していません!」
(※していません。多分正解だと思います)

上条「頼むから『ウッソでーす☆』って言ってくれよ!まさか、まさか絵師さんの技術不足で流行ったとかなんなんだよ……ッ!」
(※まぁ現実なんてそんなもん)

レッサー「幸いここいら辺を書いてる最中に調子ぶっこいてたキャベツ野郎も負けやがりましたしね!よくやりましたヤポン人!我が国へ来てリスのミートパイを食う権利を差し上げましょう!」
(※実在する料理です)

上条「イギリスって地獄と地続きなの?」



――

レッサー「『あれあれー?優勝候補さんが無様に負けるんだったら政治的な理由でボイコットした方がまだマシだったんじゃないですかねー?』」

上条「煽るのやめろや。多少こう共感しなくもないが」

レッサー「まぁあれだけ世界中のメディアから『ドイツはラッキーだな!』と言われてりゃヘイト溜まりますな。その分だけドイツがより重いカウンター喰らったんですけど」

上条「結構強豪が負けてなかったっけ?アルゼンチンとか番狂わせがあるっていうか」

レッサー「私はイギリスにお小遣い全部ぶっ込んでるんで、可能な限り荒れて欲しいところですが――さて!では引き続きケモナーの方行きましょうか!」

上条「テーマとしては最低だと思うが……まぁ、うん、チ×チ×の話よりはマシ――でもねぇな!性癖の話って事だから!」

レッサー「こっちの話をする前にケモナーの定義について語りたいと思います。上条さんはケモナーと聞くと、どういう人たちを思い浮かべますか?」

上条「レベル高めの人」

レッサー「そうではなく。いやまぁそうっちゃそうなんですが、もっとこう具体的に」

上条「オンゲーでネコミミとかのネタ装備を頑なに外そうとしない人」

レッサー「それもどっちかって言えば小説の中でのような……まぁ分かりやすいキャラクターのアイコンとして機能していますよね。ぶっちゃけ冷めますけど」

上条「すいませんレッサー先生。俺の知り合いにサメが異常に好きな女子が居るんですけど、ケモナーに入りますか?」

レッサー「その方はクソ映画が好きなだけで特殊な性癖ではないかと思われ、つーかボケてないで真面目な答えてくださいな!終わるまで帰れませんよっ!?」

上条「くっ!俺には帰る場所があるんだ……!電気代光熱費タダのあの場所が……!」

レッサー「アリサさんもガチギレしそうなのでご注意を。刺されたら私は笑いますけどね」

上条「つーかケモナーの人って、まぁ獣人系が好きだって人だよな?ネコミミだったりイヌミミだったりってイメージなんだが」

レッサー「えぇ、そういう人たちもケモナーと呼ばれてたり自称してたりしますね。他には?」

上条「『メイドインアビ○』のナナ○さんにhrhrする人」

レッサー「あぁまぁ結構多いですよね。ですが私は『あの作者が性別を確定させるまで早まるんじゃない!』と強く強く主張したいです」

上条「まさか単行本のカバー下に罠があるとはな。ドクター秩父○以来のトラップだった」

レッサー「あれも私的にはドストライクなんですが。ほら他になんかありません?もっと濃そうなの?」

上条「二足歩行してる犬か狐っぽい人に劣情を催す人たち」

レッサー「具体的には言い過ぎです。まぁザッと分ければ三形態ぐらいですか、えーと便宜上ライトケモナー・ノーマルケモナー・ハードケモナーと順に呼ぶ事にしますね」

上条「他人様の性癖にケチつけるつもりはないけど、まぁ人から離れた姿になればなるほど『あ、上級者の方ですね』っては思うよな」

レッサー「三者ともケモナーを自称されている方も居ますし、そうでもない方も居ます。そこら辺の線引きは個々人にお任せするとしまして」

レッサー「ライトケモナーをノーマル・ハードケモナーはこう見るんですよ――『こいつはケモナーじゃない』って」

上条「薄いからか?そいつに比べりゃ、まぁとは思うが」

レッサー「んでノーマルの方はハードケモナーからは『こいつはケモナーじゃない』って思われてんですね」

上条「だから薄いからか?」

レッサー「そしてハードケモナーはライト・ノーマルケモナーから『なんだコイツ性癖ヤベェ』って思われてんですよね」

上条「性癖でジャンケンすんなや!?そもそも勝ち負けの問題じゃねぇしカオスになるわ!?」

レッサー「私もぶっちゃれば把握していると言いがたく、というか『ヲタク』って言っても様々なタイプありますよね?美少女ゲームが好きなタイプ、声優が好きなタイプ、マンガが好きなタイプといったステレオタイプ型」

レッサー「またそれとは別に映画ヲタもいればサッカーヲタ野球ヲタ、なんだったらパチスロヲタもいるっちゃいますし、範囲がデカくなってますよね」

上条「昔はゲームするだけでヲタだったからな。今じゃゲームしねぇやつ探す方が難しいわ」

レッサー「それと同じように定義が難しい上、我々外部から見れば同じケモナーなんですが、連中同士が『うっわなんだこいつらヘンタイだ』って認識し合ってるケースが多々あり」

上条「ちょっと面白かったがな!」

レッサー「体毛やらまたノズルのアリナシでケモナーかどうかを分ける説もありますが、これといって定義が確立してない状態です。つーか多分当事者ですら分かってねぇと思われます」

上条「体毛は分かっけど、ノズルってなに?ホースか何かの備品だっけ?」

レッサー「も、ありますが。恐らくペット用語で使われる犬の鼻・口部分ですね。こう、赤ずきんちゃんが『おばあさんの口はどうして裂けているの?』って場所です」

上条「それが定義だったらかなり限定されね?ハードな人たちしかついていけない世界ってなるだろ?」

レッサー「ここからがマジ話になりますけど、動物とスケ×するのは宗教的なタブーだったんですよ。『男女ともに動物と性関係を持つことがあってはいけない』と旧約聖書には書かれています」

上条「つーことは逆に考えて聖書の時代にはあった、と?」

レッサー「と、思われます。聖書が成立した年代では多いか少ないかは別にして、ですが」

上条「聖書に『お前らやめとけよ?』って書くぐらいだったら、結構あったんじゃ?」

レッサー「そこら辺はプロパガンダの話にもなりましてね。他人にマウント取るとの常套手段じゃないですか?『あいつは○○だから信じるに値しない!』みたいな?」

上条「あぁ議論の内容そっちのけで人格攻撃するのな。あれ結局は自分の首絞めることになってんだが……」

レッサー「それを聖書レベルでも盛っていると考えてみてください。『あいつらは野蛮人だ!そんな宗教崇めちゃダメだ!』っていうね」

上条「あんまそこ拘るつもりはねぇけど……マジ話、動物とできんのか?」

レッサー「現代の場合ですと『イーナムクロー馬姦事件』って話がありましてね。つい17年ほど前の話ですが」

上条「比較的最近じゃねぇか。2,000年代以降かよ」

レッサー「アメリカでウマとF×××する動画を販売していた業者の男優が、プレイ中に直腸に穴が空いてそのまま死んだって事件です」

上条「痛い痛い痛い痛い!内容も痛いしそのアホも痛い!」

レッサー「当り前ですけどサイズが違いますし、何よりも人間と違って非常に衛生状態が悪いんですよね。まぁ当時の人類も大概でしたが」

レッサー「よって『獣とス××してる頭おかしい』は『獣とス××したら頭おかしくなった』というのが適切ですな!昔の人はいいこと言いました!」
(※人畜共通感染症)

上条「レッサー先生、そもそも人類が人類以外とス××しようってのがまずどうかしてると思います」

レッサー「まぁ実際にいたすかどうかは別にして、古くはギリシャ神話のゼウス、あとミノタウロスが生まれたのだって人と獣が交わった結果でありますし、『異類婚姻譚』として同種の話は世界各地にあります」

上条「俺知ってる。『魔法使いの○』だな」

レッサー「まぁあれはあれで新時代の神話になりそうな勢いですけど……前に言ったネオペイガンのアホどもの聖書にされつつあるので不安です」

レッサー「ともあれ神話のモチーフとして人と獣が、ってのは珍しくもないです。ヤポンでいっちゃん有名なのは『オシラサマ』ですかね」

上条「あ、知ってる。神樹でレベル32ぐらいの」

レッサー「デビルがサマナーするやつの話ですな。あれの元ネタになったので、あー……お蚕様の神ですな。前に何回か説明したような気がしますが、改めてもう一度」

上条「カイコ――まさかハードめのエロ×ー的な!?」

レッサー「蟲ではないです。ハードケモナーはその通りですが――『昔機織りの娘がおりまして、彼女は大層器量よしでした』」

レッサー「『しかし誰が求婚しても首を振らず両親も困り果てていたのですが、あるとき娘が馬小屋へ入っていくのを見つけてしまいました』」

レッサー「『両親がこっそり覗いてみると――なんと!娘はウマと裸で抱き合っているではないですか!』」

上条「なんでだよ」

レッサー「『ウ○娘なら良かったのに!』」

上条「やかましいわ!娘さんとウ○娘が抱き合ってたらそれはそれで別の問題に発展するだろ!まぁ俺はいいと思うが!」

レッサー「『激怒した父親はウマを殺し、その皮を剥いでしまいました――が!なんとその皮は娘に巻き付いて、そのまま天へと昇って行くではありませんか!』」

レッサー「『両親は大変哀しみ泣き暮らしていたのですが、ある日、娘が夢の中に現れ”カイコへ桑の実を与えて飼いなさい”と告げたそうです』」

レッサー「『それ以降、人々の手で養蚕が始められるようになり、人々はウマと娘を”オシラサマ”と呼んで信仰したそうです』、って伝承ですな」

上条「ツッコミどころが多々あるが、ウマかなんか特別な神様だったのか?話の流れからするとそんな感じだし」

レッサー「この話の原型は中国の『蚕馬(さんば)』とされていまして、こちらは娘が最終的にカイコになってしまいます」
(※派生パターンと原型パターン多々あり)

レッサー「まぁ祟り神としての側面もありますんで、素人さんはあんまり触らない方がいいかと思います」

上条「養蚕の神様……なんか話聞いてるとよくまぁ現代まで伝わったな、って感想だが」

レッサー「これ以外にもあるはあるんですが、あー……まぁ聞きます?あとからここだけ削られていたり、HPがある日突然消えるかもしれませんけど?」

上条「やめてくださいお願いします!せめて本編が完結するまではなんとか……!」

レッサー「このままだとあと20年ぐらい余裕で行きそうですしが……まぁいいですね!上条さんに何かあっても私は笑うだけですから」

〜中略〜

レッサー「――是非はさておき昔っから獣と人間が結ばれる話はあります。しかし大抵どこの地域でも悲恋で終わるため、『まぁお前らやめとけよ!』って寓意が込められていると思ってくださいな」

上条「そもそも動物相手に『あ、エ×っ!?』って思える人自体が極めて少数派なんだから」

レッサー「んでここからがサブカルの話になりますけど、恐らく戦後の獣耳キャラを出したのが手塚治虫先生かその世代だと言われています。TSモノの走りであるリボンの騎士?」

上条「火の鳥にも出て来なかったっけ?顔の皮剥がされて、犬の皮つけられた人?」

レッサー「過去編のヒロインがイヌミミのお姫様でしたしね。他にもみんな大好き牧○さんが鳥娘さんとス××してましたし、最初ではない説もありますが、まぁ一般に普及したのは先生なのは間違いないですな」

レッサー「ですがこの後はハード・ケモナーはほぼありませんでしたね。ケモミミはリアルなファッションとして流行りました。これが80年代中頃だったはずです」

レッサー「んで90年代へ入ると『万能文化猫○』や『デ・ジ・キャラッ○』、個人的には『甲龍伝説ヴィルガス○』などで認知度がピークになり、その後は定番と相成りました」

レッサー「つーかまぁ『エ×ゲーのテンプレ=キャラクターの陳腐化』なので、ある意味キャラクターのモルグ行きと変らないわけですが……」

上条「比較的穏当に広まってね?」

レッサー「っていう訳でもないです。性癖としてはニッチすぎる上、例のアレがあぁしてあぁなってる以上、業界側でも自主規制していたようですし?」

上条「なんで自主規制?」

レッサー「我々の文化圏では『マザーフ×××野郎!』との罵倒語がありまして。意訳すれば『あなたは特殊性癖をお持ちですね』となりますよね?」

上条「言い方。丁寧にしたってフォローはできないことってあるよな」

レッサー「それと同じく『獣へ対する性的欲求』が、まぁ特定の人たちをdisんじゃねーかって判断ですな。まぁぶっちゃけますと」

上条「今はもう好き勝手やってるってことは?」

レッサー「『気にするほどではなかった』or『ハナから相手にされてないなかった』の二択です!考え過ぎでしたね!スゲーっすわヤボン人!」

上条「お前もしかして最初っから俺らをバカにしてね?『HENTAIの国だ!』と言われると、その、強くは否定出来ないっちゃ出来ないんだが……」

レッサー「ユーザーがおもっくそ慣らされたんだと思います。ほら、モンスター娘が流行ったでしょう?『どうせ一過性で終わるんだろ』って高をくくっていたのに、いつの間にか市民権を」

上条「認知はされてっけど市民権はねぇよ。多分現実社会でカミングアウトした瞬間に『あ、あぁうん、そう?』みたいな戸惑った反応が返ってくるだけだよ」

レッサー「そんなバカな!?毎年毎年新年会で『ダイター○3 」歌う人に比べれば大したことないのに!?」

上条「もう隠そうともしてねぇからだよ。楽っちゃ楽だけどよ」

レッサー「まーそんな感じで前からネコミミ少女はありましたし、最近になってナナ○さんの頑張りもありましたし、ノズル装着の成年誌もここ7・8年ぐらい前から登場してますね」

上条「癖(へき)は好き好きとはいえ、倫理的にどうかなって部分が無きにしも非ず……」

レッサー「えぇまぁリアル・ケモナー全般の問題点を上げるのであれば法律が追い付かないことなんですよね」

上条「なんで?人間相手でも合意でなきゃ犯罪だろ?」

レッサー「と、私も思うんですが……『俺たちはお互いに愛し合ってる!』と主張されるとお手上げって言いますか」

上条「あー……なぁ?なんつーかコメント困るが」

レッサー「旧約聖書ですと『ミツワーにあるからダメ!』と問答無用でダメなんですが、それを現代の法律へ照らし合わせると『情緒的にダメ!』っていう以外に根拠ねーんですわ」
(※ミツワー=旧約聖書の律法をまとめたの)

レッサー「動物虐待には引っかかるんですが、果たして性行為が傷害や殺害と比べてどれだけ重くするのか?って話にもなりますし」

上条「まぁそうだよな!普通に生きてて『動物とス××するのを禁止しよう!』って法律作ろうとか言い出さないしな!」

レッサー「それこそ吃緊の課題なんて腐るほどありますしねぇ。まぁそういう訳で法整備が進み、リアル・ケモナー群は地下に籠もって活動する日々を送っているそうです」

上条「うん……リアルはどうかと思う。リアルはちょっと」

レッサー「そんな訳で日本はフィクション・ケモナーの憩いの聖地になっています!素晴らしいですね!人が獣を好きだと言っても弾圧されない世界!」

上条「好きの意味違くね?それ性的な意味でだよね?」

レッサー「てかまぁゲイやホモと違いまして、こっちのケモナーさんは最初から最後までフイクションで完結してますでしょ?だから外部に四の五の言われる筋合いはない筈なんですよ」

上条「そう、か?」

レッサー「だってどこの世界に二足歩行して言葉を喋る動物が居るっちゅーんですか!?私は知りませんし見たんだったら教えてくださいな捕まえて売ります!」

上条「ディストピアもので欲に目がくらんで自滅するモブその一だよな。ゾンビもので絶対安全なゲートを開放する係」

レッサー「その理屈で言ったらロ×吸血鬼なんかいる訳もなし!よって無罪ですよっやりましたね上条さん!」

上条「魔術師もフィクションじゃね?ポッタ○さんと違って夢も希望もないもんなお前ら」




――

レッサー「さて、今回の企画はどうだったでしょうか!みなさんふたな×についてよく分かったと思いますので、是非職場や学校で話してみて下さいね!」

上条「確実に引かれるわ。どこのどういうコミュニティでもチ×チ×の話振られたところで困るだけだよ」

レッサー「『――ねぇ知ってる?FUTANARIって原画家の技術不足を補うために広く使われ始めたんだってさ!』」

上条「だから無理だわー。どんな司会者でもそこから上手く話拡げられないわー」

レッサー「あとケモナーはジャンルと言うよりもモン娘の一枠で定着すんじゃねぇかと。最初はそうでしたしね」

上条「あそこの道に進んでる人らも大概だよな。俺は単眼系はちょっと……」

レッサー「私もケンタウロスとアラクネ系は無理です。人体部分の面積の方が少ないのは、流石にこうノーサンキューといいますか」

上条「お前でも無理なのがあるって分かっただけでも収穫だが……」

レッサー「まぁNoと言えるのも含めて自由な表現だと思いますので!他人へ下手にオススメしないことですな!」

上条「勇者よりも勇者だと思う。だって『ノズルって最高だよな!』って俺言われたことねぇもん。青ピぐらいだったら『やんなぁ!』とか言いそうだが」

レッサー「癖(へき)というのはままならないものですなぁ。まぁとにかく受け入れるのが先です。ご自分を否定しないことです」 ポンッ

上条「セラム○がやらかしたのは少しショック……いやまぁ、ジェンダー的な理解を広めるきっかけになったのはよかった、か?」

レッサー「なんちゅーかまぁスーパーマ○の話に戻りますけど、どう考えても遅すぎたんですな」

上条「遅い?」

レッサー「あるビルで火事が起きました。そこへ消防隊員が何人も入り、文字通り必死の覚悟で大勢の人命を救助しました」

レッサー「あらかた避難が終わり、ほぼ鎮火した後、颯爽とある人物が現れてこう言う訳です――」

レッサー「『――さぁ、スーパーマ○が来たからにはもう安心だ!』ってね」

上条「超遅いわ!?誰か助けてたんだろうが、もう終わってんだよ作業が!」

レッサー「ゲイリブ、要は同性愛者の解放運動が始まったのが1960年代で、激しかったのが70年代。国際的な広がりを見せたのがそれ以降ですな」

レッサー「その間、マーブ○・D○ともにゲイのヒーローというのは存在せず、何とか頑張ったワンダーウーマ○ですら2016年と遅きに遅い始末です」

レッサー「――が、そんなアメコミを尻目に、海外で堂々とかつ極めて自然にゲイだとされている件のセラム○のお二人」

レッサー「それ見て育った層が今更駆けつけるスーパーヒーロー()に共感するとお思いで?」

上条「腹しか立たないと思う。一番差別されてる時代に出てくるんだったらまだしも、『今か、もっと早いタイミングいくらでもあっただろ?なぁ?』って」

レッサー「まぁ立場っちゅーのもあるんですかねぇ。正義のヒーロー()さんとしちゃ社会的立場をほぼ固めたゲイへ対し、某かの意思表明を強いられてんでしょうが」

レッサー「特にマーブ○はディズニ○に飼われて、もとい買われてクッソつまんなくなりつつありますからねぇ。なので危機感はお持ちなんでしょうが」

上条「え?ディズニ○も業績悪いの?」

レッサー「二週間ほど前に半期の決算出していましたが、テーマパーク事業は黒字で動画配信は赤字、それもかなり深刻なんだそうで」

レッサー「前に言った通称『コミックス法』って覚えてます?『政治的に正しい』内容以外は出版できないってアレが、今度はディズニ○フィルターって形で復活しつつありますし」

上条「あー……子供向け会社だから縛りが多いのな。それはどうしようもないんじゃ?」

レッサー「私もそう思うんですが、『だったらマーブ○買うなや』と。スーサイ○二作とブラックアダ○みたいにヴィランチーム組めないですし。あぁ勿体ないです」

上条「デップ○さんはノリノリで出てたじゃねぇか」

レッサー「上記の理由からパニッシャ○さんも、まぁその段々と人格者にチェンジしつつあると言いますかね」

レッサー「あの方の極端な正義はベトナム戦争の帰還兵を皮肉ったキャラですが……こないだ、アメコミの某公式ツイッターみたら、絡んでた方がいまして」

上条「ほう?」

レッサー「『パニッシャー=サン、ドーモ!ウクライナで多くの民間人が殺されているのに助けに行かないんですか?あなたの正義は人を選んで執行するんですねHAHAHA!!!』って」

上条「お前じゃねぇか。絶対にお前が書いただろそれ」

レッサー「そんな感じでグッダグダですな。首脳陣が”売れたい”のと読者が”読みたい”のは、必ずしも合致している訳ではないんでね」

レッサー「ともあれみんな大好きふたな×とケモナーの話は以上になります!私にばっかヨゴレ仕事が回ってくるのでいい加減にして下さいな!」

上条「それはお前のポジションが『底抜けに明るいヨゴレ』であって、自分自身が招いた結果じゃ……」


-終-


【パンドラの筺に入ってたモノ一覧】(2022/11月末時点)
・ブリジッ○さん
・ビキニアーマー
・ショ×
・ロ×
・スーパーマ○
・やおい
・ふたな×
・ケモナー

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