レッサー「アメリカのギャンブル事情 〜ペヨーテとネイティブ居留区〜」
――とあるVRスタジオ 某企画撮影後
上条「あ、どうもお疲れさまでした。アリサもゴメンな!ツアーで忙しいところに呼び出して!」
鳴護「それはホントそうだよ?謹んでねもっと?『謹賀新年』って年賀状に書いてあったんだから実行しよう?」
レッサー「ならば私は対象外ですな!『ハッピーニューイヤーン!』とメール送った私はね!」
鳴護「タイトルだけで捨てたよ?誰がどう見てもスパムだしね?」
レッサー「【ハッピーニューイヤーンバカーン……】っと」 ピッ
鳴護「アレンジする意味が分からない。せめて『謹む』って文字入れようか?」
レッサー「【カルキスのイアーンブリコスの反グノーシス主義について】っと」 ピッ
鳴護「他にもっとイヤーンでヒットする名詞ってなかったかな?てゆうか誰?理解出来る単語が一つも含まれてないんだけど」
上条「グノーシス主義はアレだ!デミウルゴスとかって出てくる中二だな!」
レッサー「合ってるっちゃ合ってますけども、元々は神秘主義を取り入れた旧キリスト教の分派でありまして。女性の入信も認められているため画期的でした」
レッサー「まぁ極東の島国のカルト的氾濫によってエゴサーチが捗る訳ですが!お陰様でね!」
上条「くっくっくっく……俺たちは悪くないぜ!全てはAtla○がデビルサマナ○で出した強めの中ボスのお陰だからな!」
鳴護「弁明する台詞で『くっくっくっく……』は使わない方がいいと思うよ?」
鳴護「えーっと……それでどうする?まだ戻らなきゃいけない時間じゃないし、みんなでごはんでも食べに行く?」
上条「あ、ごめんバイトがあるから先に帰るな!オゴってもらうのは今度インデックスと一緒の時で!」 シュタッ
鳴護「奢るとまで言った覚えは……ツアーの個人収入が無に消えるから勘弁してね?」
レッサー「いやーすいませんね私までお呼ばれしちゃいまして!必ず駆けつけますから事前にご一報を!」
鳴護「レッサーちゃんはもう帰りなよ。あなたにだって故郷はあるんだから、きっと」
レッサー「アリサさん」
鳴護「はい何?やっぱり二人で打ち上げでもする?」
レッサー「やっと――二人きりになりましたね……ッ!!!」
鳴護「あぁうん、これ面倒臭いやつだね?そんな気はしてたよ」
レッサー「ホワイ!?私が告白するターンかもしれないじゃないですか!?」
鳴護「当麻君がいた時の方がリアクションが強いからね。そういう意味では安心してるんだけど」
レッサー「まぁジョークはさておきまして、つーかまぁアリサさんぐらいでしたら一回ぐらい舌入れようかなとか思わなくもないんですが」
鳴護「思うだけにしてね!?流石にそれは犯罪だから!」
レッサー「実はご相談が少しばかり」
鳴護「……当麻君には聞かせられないような感じの?」
レッサー「カドコ○で連載中、ついこないだ単行本化した『不老不死少女の苗床旅行○』は年齢宣言かけないとヤベェんじゃねぇかと」
鳴護「ゾーニングの話!?そんなんあたしに言われてもな!」
レッサー「不老不死になったボクっ娘がローパー・スライム・ホーネットの苗床にされる話です。『これ置く場所おかしいだろ』的な?」
(※ホントに酷い。中身はただのエ×同人)
鳴護「昔々『バトルクラ○が海外で問題になった』ってニュース見たけど、その比じゃないんだね」
(※「バトルクラ○」=塩崎雄○先生の、一騎当○から前世設定を抜いた感じの)
レッサー「ゴブリンがハンターするアレと同じく、『これは性描写ではなく傷害の一種である。何故ならば種族が違うのだから性行為に値せず従ってゾーニングの対象外』っていうね……ッ!!!」
(※ただの推測です)
鳴護「世紀末だよね。新世紀が始まったばかりなのに世紀末の様相を呈しているよね」
レッサー「で、アリサさんはスライムとローパーどっがお好みですか?私は大人の道○先生のエ×同人ゲーに登場した闘技場スライム君がモーストフェイバリットですが」
(※『NeverMoreEnd EverMoreEmpt○』。「こんなに差分作んのか」と驚愕した)
鳴護「そんな話はしてないよ。そしてそんな話がしたかったんだったら帰るからね?」
レッサー「おぉっとこれはうっかり!ではまずアメリカにおけるギャンブル合法化の黒歴史についてをば!」
鳴護「タイムリーすぎないかな?曲がりなりにも人の不幸なんだからね?」
レッサー「んじゃペヨーテハンターの話でもします?ネイティブがキメていた麻薬を『文化だから!』ってネイティブのみが合法的にキメられるのと根っこは一緒でしてね」
鳴護「それ大丈夫?お叱りを受けたことないけど、それは今まで知名度が皆無だったからでそこそこ言ってるからね?」
レッサー「いえ真面目な話なんですよ。某番組でデーブ=スペクタ○が全く空気読まずにぶちまけやがっただけで」
(※比較的タブーな話題なのに。自称国際派弁護士()が避けた地雷なんだからツッコんでやるなよと)
鳴護「それはちょっと興味あるけど、悪口ではないんだよね?炎上しないよね?」
レッサー「何を仰いますやら!私のこの澄んだ瞳をタッチミー!」
鳴護「眼球を触れる仲ではないかな。危ないから衛生的にね」
レッサー「そもそもの話、アメリカでは州法ってものがありまして、州によってギャンブルが合法・違法ってのが分かれます」
レッサー「なのである州では合法、他の州では違法と。ネットを通じて越州しても違法は違法ですのでご注意ください」
鳴護「あー、ラスベガスとかもあったよねぇ」
レッサー「ネバダ州ですな。あっこは元々ゴールドラッシュで湧いていたのですが、金採掘後に世界恐慌がやってきまして、『産業もねぇしどうすれば……ピコーン!そうだ、カジノで人呼ぼうぜ!』って流れです」
(※1930年頃)
鳴護「あんまりいいイメージがないんだけど。怖い人とか」
レッサー「実際にそれはそうですな。今では当局の取り締まりがキツくなったとはいえ、一時期はギャングの温床になっていました。マネロンを含んで」
レッサー「しかし今では政府が本腰入れて締め付けたため、カジノのオーナーはマフィアから起業家へと移ったのでした!」
鳴護「それはそれで問題が発生しそうな……」
レッサー「でまぁ時代によってイメージも多少は改善しまして、『それじゃウチの州でもやろうっか!』と」
鳴護「それでアメリカ全土で解禁に?」
レッサー「――は、ならなかったんですな。というのも『インディアン・カジノ』って別方向の案件です。もしくは事案」
鳴護「インディアンポーカーなら知ってる――けど、そんな生易しいものじゃないんだよね。そりゃもう確実に」
レッサー「決まってるじゃないですか!私が嬉々として取り上げてんですからねっ!?」
鳴護「人格に問題があるよ」
レッサー「まぁぶっちゃけアメリカ各地のインディアン居留地ではギャンブルが合法なんですよね」
鳴護「……なんで?ネイティブさん達の文化だから?」
レッサー「いいえ?『インディアン”部族”による賭博は、連邦法・州法の管轄外だから』って最高裁で判決が」
鳴護「後々大問題になりそうな……」
レッサー「結論から言ってなってますね。ほぼ全ての州ではインディアン・カジノが開催されまして、それによってギャングだの依存症だのって社会問題が持ち上がっていますし」
レッサー「そもそも今回の事件であるカリフォルニア州ではギャンブルが禁止――っていうのも、アメリカ本土で最大のインディアン・カジノが同州にあるって話です」
鳴護「コメントしたくないよ!相づちであっても!」
レッサー「では私が代わりに――ギャンブルが不道徳とか不謹慎とか、治安悪化とかそういうんじゃなく、ネイティブのカジノ利権を守るために反対しやがっています」
レッサー「逆説的な言い方ですが、もしギャンブルそのものをどうかしようとするのであれば、インディアン・カジノ自体に反対するんであり、しなかったということは、ですねと」
鳴護「……そんなに儲かっちゃうの?」
レッサー「カジノの利益の70%だかがネイティブのために遣う、という法的な縛りがあります。そんなでもって一部では大したことないよ、という話もないではないですが」
レッサー「ただもしも本当に儲からないのであればカジノなんざ撤退してるでしょうし、他の人種がカジノ産業に首突っ込んだりはしなかったでしょうね」
(※トランプ前大統領も一時期やろうとしていた)
鳴護「何か複雑そう」
レッサー「現代のこの時点でも超複雑でありアホみたいな問題を多数抱えています。まずはミクロな視点からで、『ネイティブ、先なくね?』問題です」
鳴護「またそういうヤバい切り取り方を……!」
レッサー「実際にそうなんだから仕方がないじゃないですか。まずネイティブ・アメリカンは国から年金をもらっています。それも全員」
鳴護「へー、そうなんだ?」
レッサー「元々の先住民でありかつ大量虐殺やら人種隔離制政策を取られたんで、それに多少なりとも報いるために、という話ですな。一見するといい話です」
鳴護「……でも、その行き着く先が合法カジノでしょ?それってためになってるのかな?」
レッサー「なってねぇんですよねぇ。少ないながら年金ももらえますし、そもそもインディアン・カジノ居留地の”中”でしょう?家の近くにカジノあったら行くじゃないですか?」
鳴護「あー、依存症?」
レッサー「ですなぁ。ギャンブルが体に良くて健康的なはずもなく。暴力・ドラッグ・犯罪等々、『狙ってやってんじゃねぇか』的にネイティブのイメージが低下しています」
レッサー「よって身を持ち崩すネイティブが続々と。そしてまた後述する『更にヤベェ問題』とリンクしております。詳しくは後程――で、続きましてはマクロなお話」
レッサー「ネイティブにとっても『カジノやっていいよ!自由だよ!』といわれても、まぁノウハウはありませんよね?スロットマシーン数台置いて、さぁどうぞという訳にもいきませんし」
鳴護「ゲーセンのメダル機じゃないんだから。もっこうエンターテイナーっぽくしないと人は来ないよ」
レッサー「ですんで間に白人の企業を置いて任せます。そうでなくてはカジノを含む大型商業施設なんか造れませんからね」
鳴護「つまり……中抜きをされていると?」
レッサー「それが正しい対価なのかは私にゃ分かりません、分かりませんが――当然、ネイティブの部族によってはカジノに反対しているところもある訳です」
レッサー「しかし部族の中では企業からカジノ建設の”お願い”をされたり、まぁ結果賛成派・反対で内部対立になったりと。お金が絡むと人格変わりますからね」
鳴護「大事だけどね」
レッサー「んでまぁマクロとミクロの中間ぐらいの話としては『富の集中』。ぶっちゃけカジノを造ってもネイティブの代表者や親族にばかり、”美味い”仕事が集中して、という黒い話です」
鳴護「日本でも地方のリゾート建設でありそうな話だよね。二時間ドラマでやってそう」
レッサー「ここまでが大まかなインディアン・カジノの経緯です――が、ここで更に事態をややこしくしているのがマフィア連中です」
鳴護「撤退したんじゃなかったの!?」
レッサー「どっこい生きてる壁の中!なんとアホどもは『違法オンラインカジノ』で再起を図りました!やったね!」
鳴護「何度だっていうけど、不謹慎。なんていうか懲りない――え、でもちょっと待って?カジノまぁ表向きはともかく全州にあるんだよね?なのに違法が流行るの?」
レッサー「カジノ自体はほほあるんですがね、残念ながらオンライン形態をとっているのはカリフォルニアはありませんでした。大手インディアン・カジノがあるからです」
レッサー「よって件の誰かさんがギャンブルするためには違法オンラインカジノしかなかったわけですな。ややこしい話ですが」
鳴護「あたしは金額にもビックリしたよ。『カイ○かな』ってぐらいの借金の額に」
レッサー「違法カジノはツケで回せますからねぇ。てかそもそも合法カジノですら確率的にイジってるぽいのに、違法ならいわんや、というやつだと」
鳴護「まぁギャンブルなんて儲かるわけがないよね」
レッサー「設備投資見りゃ『これ回収するのにどれだけかかのか?』ぐらいは分かりそうなもんですがねぇ。まともなところでもマネロンに遣ってるところがありますし」
鳴護「やめてね?手口とか言うのは勘弁してね?」
レッサー「そうですな!素人さんが一番簡単にできるのは犯罪で得たお金を海外のネットカジノ通貨に替えてしまうことでしょうかね!」
レッサー「逮捕されたときに知らぬ存ぜぬで無視しておいて、釈放後にゲットしたりしなかったり!」
(※某地方の移住者が間違って数千万の補助金振り込まれた際、使った手口)
鳴護「あの、なんでそんなに詳しいのカナ?カナ?」
レッサー「いえ、私は全然存じませんが?――これは実際にあった出来事なんですが」
(※以下、ほぼ実話です)
鳴護「やめて急に!?オカルト関係でもないのに節操なく(※実話です)芸ぶっこんでこないで!?」
レッサー「何年か前の話ですが、とある運営が海外でデビットカードを買おうとしたそうなんですよ。目的は某商品が欲しかったのに通常のクレカ決算ができなかったので」
鳴護「クレジットカードが使えないのにデビットカードは使えるの?」
レッサー「正しくは海外の某銀行が既に発行している数十ドル分のデビットカードですね。こっちで例えるんでしたら、アマゾンのギフトカードを転売する感じで」
鳴護「……最初っからそっち買えばいいんじゃ?」
レッサー「それができれば苦労しなかったんですがね。つーか逆に『デビットカードも売ってんだから、他に買えない人がいるんだろう』ぐらいの軽い考えで買おうとしたんですよ」
鳴護「どう考えても怪しいのに……!」
レッサー「残念ながら決算の不具合か何かでデビットカードは買えませんでした。まぁ買えないんだったにしょーがないと運営はスルーして、ずっと忘れていたのですが」
鳴護「そこは『とある』ってつけよう?実話とはいえ聞いた話である可能性を無視しないで?」
レッサー「半年ぐらい経ったら見たことない封筒が届きましてね。身に覚えのない封筒の差し出し人を見てみると――『金融庁』と」
(※正確にはその下の某委員会ですが、実話です。なんであんなゴミみたいな金額で引っかかったのかは不明)
鳴護「完全にやらかしている……!」
レッサー「結論から申し上げますと、件のデビットカード自体がマネロンするために決済代行が出していたらしく、それを踏みそこなった訳ですな!いやー残念!」
レッサー「ですので『何で買ったの?理由教えてくれるかな?書面だけで分からなかったら召喚状届くから注意してね?』ってお叱りだったそうです!何事もなくて済みましたね!」
(※今から思えば時期が悪かった。その後、海外の某銀行大手がロシア筋のマネロンしてて超問題になっていましたし)
鳴護「一体何をしようとしていたのか、そっちが気になるよ……!」
(※”もしかして;海外のエ×サイト”)
レッサー「と、まぁこのように悲しく辛い歴史が!お金とお金とあとお金に翻弄し続けられてきたネイティブ達の歴史があるんですよ……ッ!」
鳴護「違う。それ9割5分ぐらいは『居留区でギャンブル合法ね☆』って出した裁判所の責任」
レッサー「なおスポーツ賭博自体は2018年のアメリカの最高裁判決で『禁止を禁止』って判決が出ておりますな!」
鳴護「基本的には後先考えてないよねアメリカの裁判所って?」
レッサー「まぁギャンブルの話は以上で終わりなのですが、アリサさんペヨーテってご存じですか?」
鳴護「あー……マンガで読んだ、かも?シャーマンがキングするのの悪役でいなかったっけ?メキシコっぽい格好の?」
レッサー「いますねぇ。ペヨーテ=ディア○、ソンプレロと何かショールみたいな名称不明なの来たメキシカンっぺぇシャーマン」
レッサー「その由来になったであろうと思われるのがペヨーテです。南北アメリカの温かいところに自生するサボテンの名前でしてね。なんか丸っこくて可愛いです」
鳴護「へー、サボテン?」
レッサー「が、しかしこのサボテン、強烈な幻覚作用があるんですな」
鳴護「また話がサイケデリックな方向に……!」
レッサー「そもそも昔からネイティブのシャーマンが儀式の際に用いていたそうです。生のまま囓ったり、乾燥させたのをお茶にして飲んだりと」
レッサー「するとメスカリンなどを含むドラッグでキマる!まさに神や精霊の姿を見られるわけです!」
鳴護「それ、ただの幻覚症状。てか違法じゃないの?」
レッサー「日本を含む多くの国では違法であり規制の対象になっています。しかしながらペヨーテなどメスカリンを含む植物などは、まぁ販売は自由となっております」
(※超苦いらしく、「こんなん囓るんだったら酒飲むわ」的な)
鳴護「じゃあ大したことないのかな?」
レッサー「それも不明です。ただ流通に乗るようであれば園芸目的でも厳しく取り締まられるようになるでしょうし、現時点でも『使用を目的とした所持』ではパクられると思います」
レッサー「まぁ試すのは自由です!レッツ・違法所持!パクられたらコメント欄に書き込んでくださいね!感想ドシドシお待ちしていまーす!」
(※していません)
鳴護「だから何度もでも言うけど不謹慎。全員が等しく残機0でワンオペを強いられてるんだよ?」
レッサー「そんな感じのペヨーテですが――先程の例のようにネイティブの間では所持や売買、持っての移動などが特別に許可されています」
鳴護「カジノよりはまぁ理解できなくはないかも。文化だったら多少は許容できる、かな?あんまり自信ないけど」
レッサー「マジ話をしますと違法薬物に関しては様々なご意見があります。データではタバコやアルコールなどよりも身体・精神的な依存度が低いと主張される方もいます」
レッサー「『マフィアやヤクザやギャングが資金源にしてんだから、その時点でヤベェって分かるだろバーカバーカバーカ』、とは思いますが、空気を読んで黙っています!賢い子なので!」
鳴護「言ってる時点で賢くは……」
レッサー「てかもう面倒なんでぶっちゃけますと、合法ギャンブル特区に合法ゲートウェイドラッグ、このどちらもインディアン居留区でキメられるため、ひっじょーに治安が悪くなっております!」
鳴護「それはそうだよね。幻覚、もとい神様的なものが見えるお薬をキメてるんだから、そりゃ良くなるはずもないよね」
レッサー「もっと身も蓋もない言い方をしますと、旅行会社が組んだ観光ツアーなんてあるじゃないですか?『アメリカ観光5泊6日ツアー!イエローストーン国立公園を巡る!』みたいなの」
鳴護「季節の移り際辺りでチラシ入るよね。実はちょっと興味があったりするよ」
レッサー「だったら任せて下さいよ!ジモッティがお届けする『ロンドン治安悪すぎる弾丸ツアー☆』をお届けしますから!」
鳴護「あ、いいです。ノーサンキューです」
レッサー「ネタはさておきまして。そういう観光ツアーでネイティブ関係組まれず……が【!見せられないよ!】になっているため、まぁお察し下さいと……」
(※超治安悪い)
鳴護「ききたくなかったかな。昔の映画の『ネイティブには嘘という概念がないんだよ』ぐらいの、気高い戦士の思い出だけで良かった……!」
レッサー「余談ですが、割かし潤沢なギャンブルマネーで博物館やら歴史観的な箱物はできてるんですよ?ただそこに行くのには、居留地の中を移動する必要がありまして」
レッサー「そうなりますと結果的にですが、居留区の中で昼間から働かずドラッグキメたり、酒飲んでウロウロしているネイティブのリアルな姿を体験できます」
(※体感的には正午頃のあいりん地○?)
鳴護「新手のアトラクションかな?リアルな身の危険を感じるところがホラーだよね!」
レッサー「結論と致しましては『安易な保護政策を取るぐらいだったら、最初からアメリカ国民のマイノリティとして受け入れた方が誰にとっても良かった』と思います」
レッサー「先に言いましたように、アメリカの最高裁が『スポーツ賭博?やっていいんじゃない!』とGO出してから10年経っていませんから」
レッサー「今まであったインディアンカジノの優位性なんぞ減退する一方ですし、現状で足りてないのにどうすんだって話です」
鳴護「今回の案件、いやつい案件っていっちゃったけども!本当に7億円ぐらい払う必要はあったの?」
レッサー「アメリカの法は存じませんけど、日本であれば払わなくても責任はありません。本人の同意があったとはいえ、賭博の主催自体が違法ですのでね」
レッサー「ただ支払った分のお金は今頃どこかの国を経由してトんでる、つまりロンダリングしている筈ですので返金は難しいかと思われます」
鳴護「みんなも気をつけてね!合法なネットカジノでも”””良心的”””な中身なのに、違法だったら絶対に勝てないからね!」
レッサー「てかそもそも日本さんから海外のギャンブルに手を出すのがまず違法です。くれぐれもご注意下さい」
-終-
上条「あ、どうもお疲れさまでした。アリサもゴメンな!ツアーで忙しいところに呼び出して!」
鳴護「それはホントそうだよ?謹んでねもっと?『謹賀新年』って年賀状に書いてあったんだから実行しよう?」
レッサー「ならば私は対象外ですな!『ハッピーニューイヤーン!』とメール送った私はね!」
鳴護「タイトルだけで捨てたよ?誰がどう見てもスパムだしね?」
レッサー「【ハッピーニューイヤーンバカーン……】っと」 ピッ
鳴護「アレンジする意味が分からない。せめて『謹む』って文字入れようか?」
レッサー「【カルキスのイアーンブリコスの反グノーシス主義について】っと」 ピッ
鳴護「他にもっとイヤーンでヒットする名詞ってなかったかな?てゆうか誰?理解出来る単語が一つも含まれてないんだけど」
上条「グノーシス主義はアレだ!デミウルゴスとかって出てくる中二だな!」
レッサー「合ってるっちゃ合ってますけども、元々は神秘主義を取り入れた旧キリスト教の分派でありまして。女性の入信も認められているため画期的でした」
レッサー「まぁ極東の島国のカルト的氾濫によってエゴサーチが捗る訳ですが!お陰様でね!」
上条「くっくっくっく……俺たちは悪くないぜ!全てはAtla○がデビルサマナ○で出した強めの中ボスのお陰だからな!」
鳴護「弁明する台詞で『くっくっくっく……』は使わない方がいいと思うよ?」
鳴護「えーっと……それでどうする?まだ戻らなきゃいけない時間じゃないし、みんなでごはんでも食べに行く?」
上条「あ、ごめんバイトがあるから先に帰るな!オゴってもらうのは今度インデックスと一緒の時で!」 シュタッ
鳴護「奢るとまで言った覚えは……ツアーの個人収入が無に消えるから勘弁してね?」
レッサー「いやーすいませんね私までお呼ばれしちゃいまして!必ず駆けつけますから事前にご一報を!」
鳴護「レッサーちゃんはもう帰りなよ。あなたにだって故郷はあるんだから、きっと」
レッサー「アリサさん」
鳴護「はい何?やっぱり二人で打ち上げでもする?」
レッサー「やっと――二人きりになりましたね……ッ!!!」
鳴護「あぁうん、これ面倒臭いやつだね?そんな気はしてたよ」
レッサー「ホワイ!?私が告白するターンかもしれないじゃないですか!?」
鳴護「当麻君がいた時の方がリアクションが強いからね。そういう意味では安心してるんだけど」
レッサー「まぁジョークはさておきまして、つーかまぁアリサさんぐらいでしたら一回ぐらい舌入れようかなとか思わなくもないんですが」
鳴護「思うだけにしてね!?流石にそれは犯罪だから!」
レッサー「実はご相談が少しばかり」
鳴護「……当麻君には聞かせられないような感じの?」
レッサー「カドコ○で連載中、ついこないだ単行本化した『不老不死少女の苗床旅行○』は年齢宣言かけないとヤベェんじゃねぇかと」
鳴護「ゾーニングの話!?そんなんあたしに言われてもな!」
レッサー「不老不死になったボクっ娘がローパー・スライム・ホーネットの苗床にされる話です。『これ置く場所おかしいだろ』的な?」
(※ホントに酷い。中身はただのエ×同人)
鳴護「昔々『バトルクラ○が海外で問題になった』ってニュース見たけど、その比じゃないんだね」
(※「バトルクラ○」=塩崎雄○先生の、一騎当○から前世設定を抜いた感じの)
レッサー「ゴブリンがハンターするアレと同じく、『これは性描写ではなく傷害の一種である。何故ならば種族が違うのだから性行為に値せず従ってゾーニングの対象外』っていうね……ッ!!!」
(※ただの推測です)
鳴護「世紀末だよね。新世紀が始まったばかりなのに世紀末の様相を呈しているよね」
レッサー「で、アリサさんはスライムとローパーどっがお好みですか?私は大人の道○先生のエ×同人ゲーに登場した闘技場スライム君がモーストフェイバリットですが」
(※『NeverMoreEnd EverMoreEmpt○』。「こんなに差分作んのか」と驚愕した)
鳴護「そんな話はしてないよ。そしてそんな話がしたかったんだったら帰るからね?」
レッサー「おぉっとこれはうっかり!ではまずアメリカにおけるギャンブル合法化の黒歴史についてをば!」
鳴護「タイムリーすぎないかな?曲がりなりにも人の不幸なんだからね?」
レッサー「んじゃペヨーテハンターの話でもします?ネイティブがキメていた麻薬を『文化だから!』ってネイティブのみが合法的にキメられるのと根っこは一緒でしてね」
鳴護「それ大丈夫?お叱りを受けたことないけど、それは今まで知名度が皆無だったからでそこそこ言ってるからね?」
レッサー「いえ真面目な話なんですよ。某番組でデーブ=スペクタ○が全く空気読まずにぶちまけやがっただけで」
(※比較的タブーな話題なのに。自称国際派弁護士()が避けた地雷なんだからツッコんでやるなよと)
鳴護「それはちょっと興味あるけど、悪口ではないんだよね?炎上しないよね?」
レッサー「何を仰いますやら!私のこの澄んだ瞳をタッチミー!」
鳴護「眼球を触れる仲ではないかな。危ないから衛生的にね」
レッサー「そもそもの話、アメリカでは州法ってものがありまして、州によってギャンブルが合法・違法ってのが分かれます」
レッサー「なのである州では合法、他の州では違法と。ネットを通じて越州しても違法は違法ですのでご注意ください」
鳴護「あー、ラスベガスとかもあったよねぇ」
レッサー「ネバダ州ですな。あっこは元々ゴールドラッシュで湧いていたのですが、金採掘後に世界恐慌がやってきまして、『産業もねぇしどうすれば……ピコーン!そうだ、カジノで人呼ぼうぜ!』って流れです」
(※1930年頃)
鳴護「あんまりいいイメージがないんだけど。怖い人とか」
レッサー「実際にそれはそうですな。今では当局の取り締まりがキツくなったとはいえ、一時期はギャングの温床になっていました。マネロンを含んで」
レッサー「しかし今では政府が本腰入れて締め付けたため、カジノのオーナーはマフィアから起業家へと移ったのでした!」
鳴護「それはそれで問題が発生しそうな……」
レッサー「でまぁ時代によってイメージも多少は改善しまして、『それじゃウチの州でもやろうっか!』と」
鳴護「それでアメリカ全土で解禁に?」
レッサー「――は、ならなかったんですな。というのも『インディアン・カジノ』って別方向の案件です。もしくは事案」
鳴護「インディアンポーカーなら知ってる――けど、そんな生易しいものじゃないんだよね。そりゃもう確実に」
レッサー「決まってるじゃないですか!私が嬉々として取り上げてんですからねっ!?」
鳴護「人格に問題があるよ」
レッサー「まぁぶっちゃけアメリカ各地のインディアン居留地ではギャンブルが合法なんですよね」
鳴護「……なんで?ネイティブさん達の文化だから?」
レッサー「いいえ?『インディアン”部族”による賭博は、連邦法・州法の管轄外だから』って最高裁で判決が」
鳴護「後々大問題になりそうな……」
レッサー「結論から言ってなってますね。ほぼ全ての州ではインディアン・カジノが開催されまして、それによってギャングだの依存症だのって社会問題が持ち上がっていますし」
レッサー「そもそも今回の事件であるカリフォルニア州ではギャンブルが禁止――っていうのも、アメリカ本土で最大のインディアン・カジノが同州にあるって話です」
鳴護「コメントしたくないよ!相づちであっても!」
レッサー「では私が代わりに――ギャンブルが不道徳とか不謹慎とか、治安悪化とかそういうんじゃなく、ネイティブのカジノ利権を守るために反対しやがっています」
レッサー「逆説的な言い方ですが、もしギャンブルそのものをどうかしようとするのであれば、インディアン・カジノ自体に反対するんであり、しなかったということは、ですねと」
鳴護「……そんなに儲かっちゃうの?」
レッサー「カジノの利益の70%だかがネイティブのために遣う、という法的な縛りがあります。そんなでもって一部では大したことないよ、という話もないではないですが」
レッサー「ただもしも本当に儲からないのであればカジノなんざ撤退してるでしょうし、他の人種がカジノ産業に首突っ込んだりはしなかったでしょうね」
(※トランプ前大統領も一時期やろうとしていた)
鳴護「何か複雑そう」
レッサー「現代のこの時点でも超複雑でありアホみたいな問題を多数抱えています。まずはミクロな視点からで、『ネイティブ、先なくね?』問題です」
鳴護「またそういうヤバい切り取り方を……!」
レッサー「実際にそうなんだから仕方がないじゃないですか。まずネイティブ・アメリカンは国から年金をもらっています。それも全員」
鳴護「へー、そうなんだ?」
レッサー「元々の先住民でありかつ大量虐殺やら人種隔離制政策を取られたんで、それに多少なりとも報いるために、という話ですな。一見するといい話です」
鳴護「……でも、その行き着く先が合法カジノでしょ?それってためになってるのかな?」
レッサー「なってねぇんですよねぇ。少ないながら年金ももらえますし、そもそもインディアン・カジノ居留地の”中”でしょう?家の近くにカジノあったら行くじゃないですか?」
鳴護「あー、依存症?」
レッサー「ですなぁ。ギャンブルが体に良くて健康的なはずもなく。暴力・ドラッグ・犯罪等々、『狙ってやってんじゃねぇか』的にネイティブのイメージが低下しています」
レッサー「よって身を持ち崩すネイティブが続々と。そしてまた後述する『更にヤベェ問題』とリンクしております。詳しくは後程――で、続きましてはマクロなお話」
レッサー「ネイティブにとっても『カジノやっていいよ!自由だよ!』といわれても、まぁノウハウはありませんよね?スロットマシーン数台置いて、さぁどうぞという訳にもいきませんし」
鳴護「ゲーセンのメダル機じゃないんだから。もっこうエンターテイナーっぽくしないと人は来ないよ」
レッサー「ですんで間に白人の企業を置いて任せます。そうでなくてはカジノを含む大型商業施設なんか造れませんからね」
鳴護「つまり……中抜きをされていると?」
レッサー「それが正しい対価なのかは私にゃ分かりません、分かりませんが――当然、ネイティブの部族によってはカジノに反対しているところもある訳です」
レッサー「しかし部族の中では企業からカジノ建設の”お願い”をされたり、まぁ結果賛成派・反対で内部対立になったりと。お金が絡むと人格変わりますからね」
鳴護「大事だけどね」
レッサー「んでまぁマクロとミクロの中間ぐらいの話としては『富の集中』。ぶっちゃけカジノを造ってもネイティブの代表者や親族にばかり、”美味い”仕事が集中して、という黒い話です」
鳴護「日本でも地方のリゾート建設でありそうな話だよね。二時間ドラマでやってそう」
レッサー「ここまでが大まかなインディアン・カジノの経緯です――が、ここで更に事態をややこしくしているのがマフィア連中です」
鳴護「撤退したんじゃなかったの!?」
レッサー「どっこい生きてる壁の中!なんとアホどもは『違法オンラインカジノ』で再起を図りました!やったね!」
鳴護「何度だっていうけど、不謹慎。なんていうか懲りない――え、でもちょっと待って?カジノまぁ表向きはともかく全州にあるんだよね?なのに違法が流行るの?」
レッサー「カジノ自体はほほあるんですがね、残念ながらオンライン形態をとっているのはカリフォルニアはありませんでした。大手インディアン・カジノがあるからです」
レッサー「よって件の誰かさんがギャンブルするためには違法オンラインカジノしかなかったわけですな。ややこしい話ですが」
鳴護「あたしは金額にもビックリしたよ。『カイ○かな』ってぐらいの借金の額に」
レッサー「違法カジノはツケで回せますからねぇ。てかそもそも合法カジノですら確率的にイジってるぽいのに、違法ならいわんや、というやつだと」
鳴護「まぁギャンブルなんて儲かるわけがないよね」
レッサー「設備投資見りゃ『これ回収するのにどれだけかかのか?』ぐらいは分かりそうなもんですがねぇ。まともなところでもマネロンに遣ってるところがありますし」
鳴護「やめてね?手口とか言うのは勘弁してね?」
レッサー「そうですな!素人さんが一番簡単にできるのは犯罪で得たお金を海外のネットカジノ通貨に替えてしまうことでしょうかね!」
レッサー「逮捕されたときに知らぬ存ぜぬで無視しておいて、釈放後にゲットしたりしなかったり!」
(※某地方の移住者が間違って数千万の補助金振り込まれた際、使った手口)
鳴護「あの、なんでそんなに詳しいのカナ?カナ?」
レッサー「いえ、私は全然存じませんが?――これは実際にあった出来事なんですが」
(※以下、ほぼ実話です)
鳴護「やめて急に!?オカルト関係でもないのに節操なく(※実話です)芸ぶっこんでこないで!?」
レッサー「何年か前の話ですが、とある運営が海外でデビットカードを買おうとしたそうなんですよ。目的は某商品が欲しかったのに通常のクレカ決算ができなかったので」
鳴護「クレジットカードが使えないのにデビットカードは使えるの?」
レッサー「正しくは海外の某銀行が既に発行している数十ドル分のデビットカードですね。こっちで例えるんでしたら、アマゾンのギフトカードを転売する感じで」
鳴護「……最初っからそっち買えばいいんじゃ?」
レッサー「それができれば苦労しなかったんですがね。つーか逆に『デビットカードも売ってんだから、他に買えない人がいるんだろう』ぐらいの軽い考えで買おうとしたんですよ」
鳴護「どう考えても怪しいのに……!」
レッサー「残念ながら決算の不具合か何かでデビットカードは買えませんでした。まぁ買えないんだったにしょーがないと運営はスルーして、ずっと忘れていたのですが」
鳴護「そこは『とある』ってつけよう?実話とはいえ聞いた話である可能性を無視しないで?」
レッサー「半年ぐらい経ったら見たことない封筒が届きましてね。身に覚えのない封筒の差し出し人を見てみると――『金融庁』と」
(※正確にはその下の某委員会ですが、実話です。なんであんなゴミみたいな金額で引っかかったのかは不明)
鳴護「完全にやらかしている……!」
レッサー「結論から申し上げますと、件のデビットカード自体がマネロンするために決済代行が出していたらしく、それを踏みそこなった訳ですな!いやー残念!」
レッサー「ですので『何で買ったの?理由教えてくれるかな?書面だけで分からなかったら召喚状届くから注意してね?』ってお叱りだったそうです!何事もなくて済みましたね!」
(※今から思えば時期が悪かった。その後、海外の某銀行大手がロシア筋のマネロンしてて超問題になっていましたし)
鳴護「一体何をしようとしていたのか、そっちが気になるよ……!」
(※”もしかして;海外のエ×サイト”)
レッサー「と、まぁこのように悲しく辛い歴史が!お金とお金とあとお金に翻弄し続けられてきたネイティブ達の歴史があるんですよ……ッ!」
鳴護「違う。それ9割5分ぐらいは『居留区でギャンブル合法ね☆』って出した裁判所の責任」
レッサー「なおスポーツ賭博自体は2018年のアメリカの最高裁判決で『禁止を禁止』って判決が出ておりますな!」
鳴護「基本的には後先考えてないよねアメリカの裁判所って?」
レッサー「まぁギャンブルの話は以上で終わりなのですが、アリサさんペヨーテってご存じですか?」
鳴護「あー……マンガで読んだ、かも?シャーマンがキングするのの悪役でいなかったっけ?メキシコっぽい格好の?」
レッサー「いますねぇ。ペヨーテ=ディア○、ソンプレロと何かショールみたいな名称不明なの来たメキシカンっぺぇシャーマン」
レッサー「その由来になったであろうと思われるのがペヨーテです。南北アメリカの温かいところに自生するサボテンの名前でしてね。なんか丸っこくて可愛いです」
鳴護「へー、サボテン?」
レッサー「が、しかしこのサボテン、強烈な幻覚作用があるんですな」
鳴護「また話がサイケデリックな方向に……!」
レッサー「そもそも昔からネイティブのシャーマンが儀式の際に用いていたそうです。生のまま囓ったり、乾燥させたのをお茶にして飲んだりと」
レッサー「するとメスカリンなどを含むドラッグでキマる!まさに神や精霊の姿を見られるわけです!」
鳴護「それ、ただの幻覚症状。てか違法じゃないの?」
レッサー「日本を含む多くの国では違法であり規制の対象になっています。しかしながらペヨーテなどメスカリンを含む植物などは、まぁ販売は自由となっております」
(※超苦いらしく、「こんなん囓るんだったら酒飲むわ」的な)
鳴護「じゃあ大したことないのかな?」
レッサー「それも不明です。ただ流通に乗るようであれば園芸目的でも厳しく取り締まられるようになるでしょうし、現時点でも『使用を目的とした所持』ではパクられると思います」
レッサー「まぁ試すのは自由です!レッツ・違法所持!パクられたらコメント欄に書き込んでくださいね!感想ドシドシお待ちしていまーす!」
(※していません)
鳴護「だから何度もでも言うけど不謹慎。全員が等しく残機0でワンオペを強いられてるんだよ?」
レッサー「そんな感じのペヨーテですが――先程の例のようにネイティブの間では所持や売買、持っての移動などが特別に許可されています」
鳴護「カジノよりはまぁ理解できなくはないかも。文化だったら多少は許容できる、かな?あんまり自信ないけど」
レッサー「マジ話をしますと違法薬物に関しては様々なご意見があります。データではタバコやアルコールなどよりも身体・精神的な依存度が低いと主張される方もいます」
レッサー「『マフィアやヤクザやギャングが資金源にしてんだから、その時点でヤベェって分かるだろバーカバーカバーカ』、とは思いますが、空気を読んで黙っています!賢い子なので!」
鳴護「言ってる時点で賢くは……」
レッサー「てかもう面倒なんでぶっちゃけますと、合法ギャンブル特区に合法ゲートウェイドラッグ、このどちらもインディアン居留区でキメられるため、ひっじょーに治安が悪くなっております!」
鳴護「それはそうだよね。幻覚、もとい神様的なものが見えるお薬をキメてるんだから、そりゃ良くなるはずもないよね」
レッサー「もっと身も蓋もない言い方をしますと、旅行会社が組んだ観光ツアーなんてあるじゃないですか?『アメリカ観光5泊6日ツアー!イエローストーン国立公園を巡る!』みたいなの」
鳴護「季節の移り際辺りでチラシ入るよね。実はちょっと興味があったりするよ」
レッサー「だったら任せて下さいよ!ジモッティがお届けする『ロンドン治安悪すぎる弾丸ツアー☆』をお届けしますから!」
鳴護「あ、いいです。ノーサンキューです」
レッサー「ネタはさておきまして。そういう観光ツアーでネイティブ関係組まれず……が【!見せられないよ!】になっているため、まぁお察し下さいと……」
(※超治安悪い)
鳴護「ききたくなかったかな。昔の映画の『ネイティブには嘘という概念がないんだよ』ぐらいの、気高い戦士の思い出だけで良かった……!」
レッサー「余談ですが、割かし潤沢なギャンブルマネーで博物館やら歴史観的な箱物はできてるんですよ?ただそこに行くのには、居留地の中を移動する必要がありまして」
レッサー「そうなりますと結果的にですが、居留区の中で昼間から働かずドラッグキメたり、酒飲んでウロウロしているネイティブのリアルな姿を体験できます」
(※体感的には正午頃のあいりん地○?)
鳴護「新手のアトラクションかな?リアルな身の危険を感じるところがホラーだよね!」
レッサー「結論と致しましては『安易な保護政策を取るぐらいだったら、最初からアメリカ国民のマイノリティとして受け入れた方が誰にとっても良かった』と思います」
レッサー「先に言いましたように、アメリカの最高裁が『スポーツ賭博?やっていいんじゃない!』とGO出してから10年経っていませんから」
レッサー「今まであったインディアンカジノの優位性なんぞ減退する一方ですし、現状で足りてないのにどうすんだって話です」
鳴護「今回の案件、いやつい案件っていっちゃったけども!本当に7億円ぐらい払う必要はあったの?」
レッサー「アメリカの法は存じませんけど、日本であれば払わなくても責任はありません。本人の同意があったとはいえ、賭博の主催自体が違法ですのでね」
レッサー「ただ支払った分のお金は今頃どこかの国を経由してトんでる、つまりロンダリングしている筈ですので返金は難しいかと思われます」
鳴護「みんなも気をつけてね!合法なネットカジノでも”””良心的”””な中身なのに、違法だったら絶対に勝てないからね!」
レッサー「てかそもそも日本さんから海外のギャンブルに手を出すのがまず違法です。くれぐれもご注意下さい」
-終-