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レッサー「『拝啓、カルロ○がゴーンしちゃったあなたへ』」(※短文)

 
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レッサー「『拝啓、カルロ○がゴーンしちゃったあなたへ』」

レッサー「『初めましてカルロスさん、暇だったのでお手紙をしたためてみました』」

レッサー「『私が第二の母国としてハニトラを勤めようと思っている日本では春が過ぎ、初夏の暑さになってきました』」

レッサー「『カルロ○さんはどうですか?お体などお崩しではないでしょうか?』」

レッサー「『あなたが現在滞在しておられるレバノンは、一月の時点でアメリカから緩やかな経済制裁を喰らっていましたよね』」

レッサー「『こちらでいう反社、組織名をぶっちゃければヒズボラがイランから金貰ってる関係で財産を凍結されました』」
(※1月初頭の時点で)

レッサー「『こちらでも新型コロナは猛威を奮って大変なのですが、ただでさえ貧弱なレバノン経済はメッタメタになり、この間はほぼデフォルト(外国から借りた金を返せない)も起きましたよね?』」
(※3月半ば頃)

レッサー「『その余波をもろに喰らってレバノン・ポンド(レバノンの貨幣)は今年へ入って対ドルで半分になりました』」

レッサー「『ドルをアホみたいに溜め込んだカルロ○さんは嬉しいかもしれません。あなたの持ってるドルが何もしなくても倍の価値になったのと同じですから』」

レッサー「『あーでもレバノンの銀行はドルとの両替を停止してしまいました。どれだけドルを持っていても無駄になりましたね、ご愁傷様でした』」
(※3月31日前後の記事)

レッサー「『そしてその、これはカルロ○さんを心配しているのであり、決して何か悪い事を思っているのではない、と前置きをして話しますが』」

レッサー「『政情不安にアメリカの経済制裁、そして事実上のデフォルトが重なり、多くのレバノン国民は激おこらしいですね?』」

レッサー「『その鬱憤を晴らすため、現職の国会議員の自宅へ投石してから襲撃される事件が起きていますが、カルロ○さんは大丈夫でしょうか?』」
(※4月16日の記事)

レッサー「『親愛なるフランス人、カルロ○さんにおかれましては一刻も早くレバノンから脱出し、安全な国家へ逃げてくださるのを祈るばかりです』」

レッサー「『しかしご存じの通りフランスを含む欧米諸国、また前にいらした日本も含めて多くの国が入国禁止措置を取っています』」

レッサー「『あぁレバノンでは首都ベイルートの国際空港が閉鎖され、誰一人として国外脱出はできなくなったんでしたっけ?』」
(※3月31日前後の記事)

レッサー「『長くなりましたが、カルロ○さんもどうかお体に気をつけてください。カネを引き出せず治安レベルも低下し国会議員ですら襲われる国で』」

レッサー「『元々の医療体制も貧弱極まりない上、外国からまともに物資も入って来ない状況下で見えない敵に怯えて暮らしてください』」

レッサー「『恐らく世界が超絶不況下に突入する中、中国がケツ持ちしてくれないため、あなたの半生を映画化する話もポシャると思います。クソ映画マニアとしては残念でなりません』」

レッサー「『またあなたの敵はそれだけでなく、あなたは名実共に富裕層のアイコンになったのをご承知でしょうか?』」

レッサー「『反体制派や貧困者から昼夜問わず付け狙われると思いますが、きっと楽器ケースへ入れば逃げられると思います』」
(※西洋の楽器=金持ちの象徴=速攻で潰される)

レッサー「『あぁ、そうそう。私が勝手に第二の故郷にした日本という国では、新型コロナに関する治療は全て無料で受けることができます』」

レッサー「『ある国ではPCR検査に数十万、入院に数百万かかる一方、在日外国人もほぼ全員が負担無しで治療してもらえます』」

レッサー「『また現在特効薬に近い評価を受けているアビガンという薬があり、一部をイタリアへ提供したらとても喜んでいました』」

レッサー「『できれば人道的配慮からレバノンへも送ってあげたいのですが、50ヶ国が欲しいと声を上げており難しいと思います』
(※4月14日時点)

レッサー「『その際、カルロ○さんがいたせいで列の一番後ろに並ばされないといいですよね?あぁ勿論日本政府は絶対にそんなことは言わないでしょうが』」

レッサー「『ただレバノン政府が勝手に忖度して処分される可能性もあると思いますが、頑張って生きてください、敬具――っと』」

レッサー「……」

レッサー「いいですねー!中々ナイスなお手紙書けたんですけど、どうやったらご本人へつくでしょうか?」

ベイロープ「無理よ。ご本人さんも生きてるかどうか怪しいぐらいだしね」


(※ほぼ事実だけ書いています。本当にどうするんでしょうかねゴーンさん)

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