Category

Counter
Access Counter

On-line Counter



Clock(trial)

本当にあったとある話 〜血族〜

 
――

レッサー「――これは本当にあったとある話……」

レッサー「皆さんはクリスマスのご予定とかってなんかあります?ご家族と過したりご友人と過したり二次元の嫁と過したり、まぁ人それぞれですよね」

レッサー「彼・彼女なんてーのはフィクションなんです!現実に存在しないのだから求めるだけ無駄!その時間を使って遊びましょう!」

レッサー「生殖はアホどもがすんなっつーのにするんですからね!任せておけばいいじゃないですか!」

レッサー「というのはまぁ冗談ではなく本音ではありますが、つーかどうせランシスたちとダベって憂さ晴らしする地獄鍋が待っているだけですが」

レッサー「私はまぁクリスマスの雰囲気自体は好きなんですよね。なんかテンション上がりません?名曲も多いですね、『ジングルベール♪ジングルベール♪――』」

レッサー「『――おとーさんーおとーさん!魔王ーがー来るーよ!!!』」
(※シューベルト、『魔王』より)

レッサー「まぁ全てのカップルには等しく死が訪れればいいですよね!あくまでも私の一意見ですが!」

レッサー「なお余談ですけど、シューベルトの『魔王』は元々ゲーテが詩として書いたものを下地にして作成されておりまして――」

レッサー「またそのゲーテもまたデンマークを中心に語られている妖精の王、または樹木の王という民話を下地にしていますが――」

レッサー「一説にはこれ、零落したオーディン信仰という声もあり、要は死神の一種として残っていたという訳でもあります!勉強になりましたね!」

レッサー「つまり何が言いたいのかといえば運営が中学時代のあだ名が『魔王』だったってことですな!」
(※嘘ではないです)

レッサー「私の小粋なイギリス=ジンジョークはさておきまして、『「I Wish It Could Be Christmas Everyday』なんかが定番ですよね!クリスマスソングとしては!」

レッサー「ただまぁ難点があるとすればクリスマス終わった翌日からは一切ノータッチになることでしょうか。名曲多いんですけど、やっぱりイベントが終わっちまいますとね。風情がないっちゅーか」

レッサー「これまた余談なんですが正月に『あけましておめでとうございます!』ですが、我々の『ハッピーニューイヤー!』とは似てますけど根本的なところでは全然違いまして」

レッサー「『ハッピーニューイヤー!』は『新年おめでとう!』という祝いの表現になっていまして、まぁ挨拶ですな。新年にヨロシクなっていう意味合いが強く、”””年明け前の年末から使う”””んですわ。よく誤解されるんですが」

レッサー「対して『あけおめ』の方は”””縁起を担ぐという呪術”””の一種です。まぁ分類すればそういう風になるってだけですが」

レッサー「まぁ要はこれから始まる一年へ対し、『おめでとう!』という先に祝福することで、その一年が先の言葉通りに幸せになれますよ、っちゅー感じですな。なので年明け後にしか使いません」

レッサー「なので年末の海外ニュースで『あぁあいつハッピーニューイヤーって年明け前から使ってやんのwwwww』とかホザく方には心の中で優越感を持ってて下さいな!注意しない方が長い時間楽しめてお得ですよ!」

レッサー「――と、遊んでいたらアリサさん、もとい録画してる方から『いい加減にしてね?』とキレ気味の圧がかかったんで、ここからは真面目にやりたいと思います!わたしはしょうきにもどった!」

レッサー「でもアレゼッタイにカイ○さんはロー○さんにジャンプしてますよね?あのどら息子がたまたま当たっただけであって?私的にはセシ○×リディ○ルートを推したいと思います!」

レッサー「――っていうのもまた冗談でして!機材の入ったバッグは痛いから床にプット!ブースはほぼ密室ですから流血沙汰は!」

レッサー「……ふぅ、私の誠意が通じたところでなんのお話でしたっけ?とある話?あぁはいはい、それでしたね」

レッサー「まぁこれは私の友人から聞いた話ですが――オタフク、って知って――あぁいえ物を投げないでくださいよ!?これはマジなんですから!」

レッサー「いやまぁ確かにユニークゴッズオブザヤポンの一つではありますが!決して今更ニャル○さんがパチ台になったのとは関係なく!」

レッサー「名前が面白い私の責任ではないですってば。ソース?あぁまぁ過労死出した会社が作ってるソースが有名ですよね」

レッサー「そっちのオタフクではなく、私が言ってるのは『お多福』っていう婦人靴のメーカーですわ。名前どうよとか思わなくもないですけど、まぁ実在する靴メーカーなんだから仕方がないじゃないですか」

レッサー「なんでそんな話をするかと言えば、まぁつい先日ママンから頼まれましてね。家の近くの靴屋さんが閉じてしまって、今までずっと買ってた靴がないそうなんですよ」

レッサー「『だったら別にそのメーカーじゃなくてねよくね?』とは思ったんですが、まぁママンはずーっと同じメーカーの同じシリーズの靴を愛用してたらしいんですよ。それも数十年」

レッサー「なんでまたそんな?有名なブランド物でもないのに?とお思いでしょうが、何かお多福ってメーカーは靴の中に磁石が入ってるらしいんですよ。なんか健康にいいとか何とかで」

レッサー「実際の効能は不明ですけど、少なくともママンは『靴擦れしたことがない』と……まぁ同会社が半世紀以上続いているため、ある程度以上の需要はあるってぇことですな。効能は別にして」
(※名前がアレですが、実在する婦人靴会社です。名前はアレですが)

レッサー「それがいいって言ってんですけど地元にないらしいので、まぁ折角ですしクリスマスに靴ぐらい私が買いましょうかと。まぁアマゾ○ですがね!」

レッサー「んでカタログから一番数が多くて硬そうな出品者を選びまして、ママンが欲しがっていた靴探してポチりました。一応メーカー直売とかも探してみたんですが、なかったんでね」

レッサー「あとはそのままクレカで払い、数日後には何の問題もなく靴が送られてきました。これを実家に出せばミッションコンプリートっすわ」

レッサー「なん、ですが……」

レッサー「……その人はふと思ったそうです、『これガワはただの靴箱だけど、中身がエ×ゲーだったらどうしよう?魔法戦士FINAL-IGNITIO○だったらマズんじゃ?』と」

レッサー「いや普通は思わないんですけど、発送元の手違いで中身がってことはままありますからね。今までそんな事故はなかったんですが」

レッサー「でもまぁまぁ気持ちは分からないでもないですがね!『わーいこれ欲しかった戦国恋○EX弐だ――ってなんでだよ!』ってママンのノリツッコミは辛いですからね!」

レッサー「……というのまぁ半分冗談で、なんせ初めて買ったトコだったので、靴の形やサイズ・色などが注文通りかどうか、一応確認のため開けたそうなんですよ」

レッサー「まぁ靴屋によくある厚紙の箱ですから?きちんとラッピングしてるわけでもなく、普通に開きましたけどね」

レッサー「結論から言えば何も問題はありませんでした。注文したとおりのブツが入っておりまして、特におかしなブツは入っていませんでした――ただ、なんか紙が入ってたのを除いては」

レッサー「といってもイリーガルな何かではなく、 メーカー側が同封させた説明書のよーな仕様書のよーなものでした。詳しく読むと『靴の中に磁石が入ってるから健康にいいよ!』的な」

レッサー「『普通に歩け』だの『違和感感じたらやめろ』だの、なんでここまで書く必要があんのか謎だなー、と大して面白くもない紙を読んでいたら――」

レッサー「――気づいて、しまったんですよ……!その一言に!」

レッサー「さりげなく書いてあった、しかし絶対に我らが人類が気づいてはいけない文言に……ッ!!!」

レッサー「あぁ神よ神よ!私が好奇心に駆られて箱を開けたばかりに!我が一族に伝わる呪われし冒涜的な特徴に気づいてしまうなんて!」

レッサー「私はいつか人の皮を脱ぎ捨て、死して夢見るあの方がおわす海中神殿で、永遠に奉仕せねばならないのか、と……!!!」

鳴護「――うん、ごめんねレッサーちゃん?話が見えないしクトゥルー風に煽ってるとこ悪いんだけど、えっとその、簡潔に、ねっ?このあと年末特番の撮りがあるから」

レッサー「なんですかカメラマンさん(代理)!人が折角いい気分でコズミっていたのに!」

鳴護「新しい言葉作っちゃったかな?多分それUFOとか好きな人ぐらいしか使い道がないと思うけどな、しょーもないレベルでは同程度だと思うよ」

レッサー「ちゃんとした証拠があるんですよ!?ここに例のペーパーがあるからご覧くださいな!」

鳴護「いや見せられても……んー、普通じゃない?『装着部位のこり及び血行の改善。一般家庭で使用する』とかって書いてあるよ?」

レッサー「けっこ○仮面かもしれないじゃないですか……ッ!?」

鳴護「本当に怒るよ?『けっこ○仮面』って言われて、何人の人が『永井○が迷走していた頃の最低のギャグの産物だな』って分かると思うの?」
(※確かにアレは規制されても文句言えないと思う)

レッサー「アリサさん上条さんほどじゃないですけど大体拾いますよね」

鳴護「だってスルーしたらボケがダダ流れになるから!?無理してやってるところがないわけではないんだからねっ!?」

レッサー「ペーボォ(※巻き舌)のもうチョイ下ですな。出来れば音読してほしいところです」

鳴護「えー、どうせなんか面白い誤字とかエッ×な響きの単語とか、そういう話なんだよね?」

レッサー「何を言ってるんですかアリサさん!?私が一度でもそんなことをした覚えなんてないと言えないこともないかなって思わなくもないかもしれませんよっ!?」

鳴護「だからそーゆーとこだね。まぁ読めばいいの?えーっと……『足に合ったサイズの機器をご使用ください。ご使用に当たっては、本添付書をよくお読みになってご使用下さい』」

鳴護「『機器に異常がないか確認してからご使用ください』……なんでこれ靴箱に入ってるのか謎だけど、内容自体はこんなもんじゃ?健康器具的な方面をメーカーさんが強調してるだけで」

レッサー「次です次!ささ早く!」

鳴護「えー……『使用方法、使用前準備。履物内外側に金属などの異物が吸引付着していないか、目視及び触手で確認してくだ』」

鳴護「……んー…………?」

鳴護「――なにコレ!?説明書に『触手』って書いてあったよ!?」
(※証拠↓)

レッサー「ねっ!?私の言った通りでしょうが!」

鳴護「内容から察するに……『手で触って』って意味だろうけど……あ、これそういう単語あるんじゃない?」

レッサー「ないこたぁないらしいんですよ。『触手を伸ばす』って言葉は辞典にも載っていまして、『野心をもって対象物に徐々に働きかける』との意味があります」
(※広辞苑・小学館国語大辞典より引用。ブリタニアには生物学の方の意味しかなかった)

レッサー「しかしながら靴の説明書で『触手』なんぞ使いますか?『触って調べる』と書きゃいいだけの話でしょ?」

鳴護「誤字じゃないんだよね。ここまではっきりと前後の意味が繋がってる以上は」

レッサー「と、いうかアリサさん。発想の転換をしましょう!我々の常識で世界を解釈しようとするのがおこがましいのかもしれません!」

鳴護「つまり?」

レッサー「このメーカーの靴は名状しがたい触手生物へ対しての販売を主としており、よってこんな文章を入れた可能性も……ッ!!!」
(※多分違います)

鳴護「怒られるよ?運営と一緒にBANされるよ?」

レッサー「なおこの話の元ネタである運営はこう呟いたそうです――」

レッサー「――『俺のママンが触手持ちだったら俺にも生えてくるじゃんラッキー!』ってね……ッ!!!」
(※できればデブル○因子がいい。エルミナージ○の)

鳴護「割り切り方が、急。なんでその人はネタに走るの?」

レッサー「くっくっくっく……!絶対に人にはお話しできないようなネタはそこそこありますよ!?なんだったら出しましょうか!?」

鳴護「色々な意味で聞きたくはないよ。てか書いたらBANされるんだから結果的にはお届けできてないよね?」

レッサー「今持ってるネタの中で、一番鮮度のいいやつが『20年ぐらい×人と暮らしていた叔父がいるが、その愛×が金持ってどっか消えた』って話ですけど?」
(※実話です)

鳴護「鬱になるよね?一体誰がその話聞いて『良い話だな……明日からも頑張ろう!』って思うの?」

レッサー「あぁいやこれはまだ救いがある話なんですよ?だって『金持って逃げられたよーあっはっはっはー!』的な、まだ笑える話でしょ?」

鳴護「コンプラ的にも道義的にも問題しかないけどね……まぁ、自虐ネタだったら」

レッサー「しかしこれ展開によっては、コナ○君さんが出張ってくるようなヤマの前フリと言えなくもなく……!」
(※親戚の中では「×して埋めたんじゃね?」説が。言ったのは私ですが) 

鳴護「え、もしかしてこれの続報ってネットニュースになってからってこと!?」
(※一応あっちは絶縁されているため誰もツッコめない)

レッサー「皆さんも注意してくださいな――奇妙な物語はあなたのすぐ側にも、ほら、口を開けているじゃないですか……!」

鳴護「先週もそうなんだけど、『なんで地雷を踏みに行くの?ラブコメってればいいんじゃ?』ってあたしは、うん……」

レッサー「ほんとうにあったとある話でした……ッ!」

鳴護「本当の意味でお粗末様でした」

レッサー「事件になったらお伝えしますんで!こうご期待!」

鳴護「身を切りすぎじゃない?特定されるってことだよ?」


-終-
(※本当に謎。と言いますか、普通に「触手」なんて単語使ったことが……)

inserted by FC2 system