姫神「上条君がニートになった。その三」
――とある事務所
鳴護「もう面倒臭くなったからって事務所名を端折るのはどうかな?いやまぁ他にないけど、芸能関係は他に」
姫神「他にもないことはない。上条君が膝をついていた白い人のアイドル化計画」
鳴護「あれはちょっとどうかと思うんだよね。アイドルはアイドルだけど」
姫神「Pの汚っさんに穢される白い人。薄い本が捗る捗る」
鳴護「当麻君と仲良くしてる(※性的な意味で)イラストも多々あるし、ありっちゃありなんだろうけど……」
姫神「それで今年のM-1にネタ合わせを」
鳴護「出ないよ?今あたしがお笑い界へ行ったら本格的に『あぁそっちへ行くんだ?』って認知されるからね」
姫神「『えー。認知されると言えば世紀末覇者伝説ですが。格好いいですよね』」
鳴護「ネタの持って行き方が不自然!?」
姫神「『島○先生の読み切り新作。”悪い事を全部する英雄”なのに援×は含まれてなかったですね』」
鳴護「もうそろそろ忘れてあげない?島袋光○先生が児童買×で捕まった事件なんて誰も覚えないんだから!」
姫神「色々と。引くよね」
鳴護「世紀末繋がりで飛び火させて何を……おっぱ×の大小で抗議されるのに、特定の出版社だけはスルーされるっていうね」
姫神「ケンカで絶対に勝つ方法は確実に勝てる相手へ売ること」 キリッ
鳴護「もうそれ目的が手段と化しているような……」
姫神「この世界の半分はマウント取りでできている」
鳴護「名作の台詞をまたしょーもないことで……!
姫神「――と。息もピッタリ。これはお笑い界に新風を呼びそう」
鳴護「無理かな。だってあたしに出場の意志がないから。どうしてもっていうんだっらたレッサーちゃん誘いなよ」
姫神「ネタが危なすぎて視聴に耐えられない」
鳴護「あー……フランス黒歴史108式とかやりそうだよね。空気を読まずに」
姫神「それはさておき。鳴護さん。大変です」
鳴護「アリサでいいよ?あたしも秋沙ちゃんって呼んでるし、てか前からARISAって呼んでたよね?」
姫神「今のは時間帯が移った『所さん。事件で○』のパロディ。放送第一回で『刀剣女○』呼ばわりをしてケンカを売った」
鳴護「むしろそれは相手を見てないんじゃないかな?あと沸点がよく分からないね!刀剣が好きな女子だったら珍しくもないし!」
姫神「許せない一線があるらしい。刀剣を愛でる女子であって別物だと」
鳴護「ヒトガタ○かな?」
姫神「そんな訳でアリサさんに相談がある。上条君がニートになりました。5ヶ月ぶり3回目と最短記録」
鳴護「2クール弱耐えたんだ?周期が短くなってるのは気になるよね?徐々に打たれ弱くなってるのかな?」
姫神「中々部屋から出て来ない。インデックスさんがとても心配している」
鳴護「そうかもだけと……でも普通に生活してるんだからよくない?あぁ良くはないんだけど、学校とアルバイトのときとかは出てくるんでしょ?」
姫神「さっきまで一緒の教室だった」
鳴護「健康的だよね?ニートって言うわりには」
姫神「ただ今回は。場所がちょっと宜しくない」
鳴護「場所?当麻君のお家ってユニットバス以外に部屋あったっけ?」
姫神「この事務所の会議室に立てこもった」
鳴護「人んちの事務所でなんてことを!?」
姫神「事務所。なう」
鳴護「そうだけども!言い方の問題ではなく!」
姫神「ちなみに三日前からです」
鳴護「あ、それでか!ここ数日事務所から帰ろうとしたらマネージャーさんが『いいの?ほんとに?』みたいな目で見てくるのって!」
姫神「『なんでスルーしてるんだろう?早く引き取ってくんないかなー』的な戸惑い」
鳴護「えぇと、ちなみに当麻君がフレキシブルな家出をキメてる原因は一体どんな感じで……?」
姫神「一言では言えない。言うとすればケンカ?」
鳴護「言ってるよね?大体インデックスちゃんとだろうけど言ってるよね?」
鳴護「いやでも当麻君とインデックスちゃんって、仲良くケンカはしょっちゅうしてなかったっけ?深刻な何かがあったの?」
姫神「深刻と言えばその通りかも知れない――再現VTR。どうぞ」
鳴護「口頭でいいんじゃないかな?そこまで上条さんちの人間関係に興味がある訳ではないし」
――上条家 回想
上条『イチッ!ニッ!サンッ!シッ!』
インデックス『あれ?どうしたのかなとうま?腕立て伏せなんか始めちゃって、とれーにんぐ?』
上条『そうだインデックス!主人公たるもの他人様にたるんだボディはお見せできないからな!』
インデックス『おっ、いい心がけなのかも!いと高い御方も「ばるくのきれを絶やさぬように」って言ってるんだよ!』
上条『神様ってマッチョなの?でも神の子は結構ガリっとしていたような……』
インデックス『教義的にはアレだからあんまり言及はできないんだけど、神の子がぽっちゃり系だったら、まぁ。うん、察してほしいんだよね』
上条『まぁ分かったぜ!俺もキレッキレの腹筋を見せてやるんだ!』
インデックス『健康のためにも体をきたえるのはいいことなんだよ。ただ見せる相手がね−。夏になったらぷーるにでも行きたいんだよ?』
上条『おっ、なんだインデックス知らないのか?』
インデックス『ぷーるぐらいは知ってるんだよ』
上条『そうじゃない!今幻想収束の人気投票をやってるんだって!』
インデックス『……え?』
上条『え、じゃないぜ!最初の一ヶ月は魔術サイド、次の一ヶ月は科学サイドで別々に集計するんだってな!』
インデックス『う、うん。それが、なんでふっきんと関係するんだよ?』
上条『それの上位二名が水着イラストを描いてもらえるんだって!』
インデックス『………………へー、そうなんだ?』
上条『いやーまいったなーアハハハハハハハハハッ!俺は魔術と科学、両方に出てっからさ?可能性としては両方で一位になっちまうからなハハハハハッ!』
インデックス『あ、あのねとうま?』
上条『いやー怨まれちゃうなー!人気者は辛いぜ!なんて言ってみんなに謝ろうかなー!!!』
インデックス『ちょ、ちょっといいかな!?わたしの話を聞いてほしいんだよ!』
上条『あぁゴメン、今から気を遣うのも逆に失礼だよな。で、どした?インデックスもするか、反復横跳び?』
インデックス『直で体型には関わらないんだよ……そうじゃなくてね?とうまは言葉の意味は分からないけど、すごい自信だよね?』
上条『まぁな!ある意味出来レースみたいで逆に悪い気がする!』
インデックス『や、それも違うんだよ?自信があるのはぽじてぃぶでいいんだよ?いいんだけど、その、根拠っていうかさ?あるよね?』
上条『あー、そうか。インデックスは俺が自信満々なのがおかしいって思うのか?』
インデックス『うん。せいかくにはてんしょんから何から、ぜんぶどうかしてるんだよ』
上条『いや俺だって何の根拠もなくて言ってるんじゃないぜ?なんだかんだでみんな人気だからな、俺が勝てるのかって不安な気持ちもない訳じゃない』
上条『なんといっても神様(※鎌池先生)だからな!当然と言えば当然だが!』
インデックス『だ、だよねっ!』
上条『でも考えてみてくれ。前にやった人気投票、俺は何位だったか覚えてるか?』
インデックス『さ、三位だよね!もうちょっとでいちばんだったのに!』
上条『まぁそうだな僅差だよな!二位の一方通行は俺の得票×2+α、一位のビリビリにいたっては3倍だったら届いてたからな!僅差と言えなくもない!』
インデックス『うん、それはない』
上条『それでだな、今回の企画の面白いところはジャンルが違うんだよ?魔術サイドと科学サイド、別々に集計するってところだ』
インデックス『つまり?』
上条『だってビリビリと一方通行は科学サイドだろ?――だったら人気投票第三位の俺が!総合三位のこの俺が!』
上条『自動的に魔術サイド一位に選ばれるってことだよ!』
インデックス『う、うん。そう、かも、ね?順当にいけば、そうなる、かも?』
上条『ゴメンなインデックス?なんか自慢したみたいでさ?でも事実だからしょーがないな!ヘイトでは決してない!』
上条『でもインデックスも諦めるな!チャンスは充分ある!俺たちの頭を抑えてた二人がいなくなるわけだからな!』
上条『お前の上には俺とオティヌスがいるからな!あとたった3,000票も積めば抜かせるから!最後まで諦めずに戦おうぜ!なっ?』
インデックス『でも、その今回は、さ?水着ってあるじゃない?描き下ろしのっていうか』
上条『豪華だよな!そのためにも今からバッキバキに割っておこうって!』
インデックス『――とうまの水着、需要がどれだけあるんだよ……?』
上条『えっ?』
インデックス『え、じゃなくてね?「やったぜ上条さんの水着のために一票入れるぜ!」って層がね、うん、どれだけ……どれだけかなぁって疑問がね』
上条『――俺は、俺はみんなを信じてる』
インデックス『……また何か怖いことを言い出したんだよ……ッ!?』
上条『こう、水着だとか水着じゃないとか。そういう話じゃないと思ってる。ただそのキャラクターに思い入れがあったり、原作で好きになったとか、ゲームで気に入ったとかさ?』
上条『決して!そう決して「JCの水着hrhrとか」!そんな邪な思いで投票したりはしない!俺はそう信じているんだ!』
インデックス『……だね。頑張ろう、かな。まえむきに、何があってもまえむきに生きていきたいんだよ』
上条『そうだないいこと言ったぜ!笑っていればきっと良い事がある!きっとだ!ハハ、アハハハハハハハハハハハハハハッ!』
インデックス『……』
上条『――笑えよ、ほら笑えって言ってんだよ?面白いだろ?だったら笑えよ!俺を笑えばいいさ!』
インデックス『助けて下さい神様!?どうかとうまのめんたるを守ってあげてほしいんだよ……!!!』
――とある事務所
鳴護「当麻君大丈夫?追い詰められるにも程があるんじゃないかな?」
姫神「本人にはしっかり自覚があるもよう。『俺の水着なんてエ×目的のファンの前では霞むわ』的な」
鳴護「当麻君はたまに面倒臭くなるよね?レッサーちゃんと違って、オールウェイズ面倒じゃないだけいいけど」
姫神「ちなみに投票用のヘッダーというかバナーがある。それの魔術サイド部門がインデックスさんのイラスト」
鳴護「あ、そこ既に当麻君じゃないんだ?」
姫神「そして科学サイド部門のイラストが上条君っていうね」
鳴護「分類として当麻君も科学サイドじゃん!?あの二強に勝てるはずがないよ!?」
姫神「あと上条君は端折っていたけれど。これに加えてもう一つ『特別部門』って項目がある」
鳴護「そうなの?だったら人気投票三つってことか」
姫神「内容が『アイドル化してほしいキャラ』で。上位二名がアイドルコスで描き下ろし追加される。らしい」
鳴護「……美琴ちゃんと誰だろうねー。佐天さんかなー?それともインデックスちゃんかなー?」
姫神「なおバナーは白い人」
鳴護「もう当麻君をこれ以上追い詰めないであげて!?あたしはどうなってもいいから!当麻君の心を守ってあげてよぉ!?」
姫神「なお余談ですが。このSSは2022年5月30日(月)から書き始めている」
鳴護「そ、それが何か?」
姫神「投票が終わって即集計発表すると思っていた。しかし実際の発表は7月9日とまだまだ先」
鳴護「えっと、だから?」
姫神「ぶっちゃけ上条君が三位以下になってる凹んでいるのを前提で書き始めた。反省はしていないとここの運営が」
(※まぁ発表後にもう一回ニートになればいいかなと)
鳴護「ねぇそれサラって言って良かったの?失敗前提で決め打ちしてるってことよね?」
姫神「合言葉が『やったね上条さん!(芸人として)オイシイね!』って過激派の集まりだから」
鳴護「ファンかな?ファンの人ってそこまで対象を追い詰めるものなのかな?ウチの子たちはもっと思いやりがあるよ?」
姫神「まぁそんな訳で上条君が引きこもってしまった。これは大変」
鳴護「勝手に人の会社を使わないでほしいんだけど……あ、インデックスちゃんは?」
姫神「三日前から私の所にお泊まりしている。地縛霊さんと一緒で楽しい」
(※『もしかして;風斬氷華』さん)
鳴護「シスターと地縛霊って最悪の食い合わせじゃないかな。まぁ本人がいいって言うんだったら、まぁまぁ」
姫神「では報告をしましたのでここで失礼します」
鳴護「待って!?当麻君を追い出すのに力を貸してくださいっ!あたしじゃ無理だから!」
――とある芸能事務所 会議室前
姫神「ここが現場です。ボス」
鳴護「秋沙ちゃんも無表情ながら中々面白いよね?最近ちょっと当麻君が言ってた『表情筋がピクリともしないまま爆笑してる』って意味が分かってきた」
姫神「精神は熱いものを持っている。意外にスーパロボッ○系」
鳴護「そういうキャラもいないではないけど。で、当麻君の要求はなんて?」
姫神「そこまでは知らない。SNSか動画を見れば分かる筈」
鳴護「直じゃダメかな?あたしたちって一回ネットを経由しないとやりとりできない仲でもないよね?」
鳴護「てゆうかSNS……?なんで?」
姫神「量産型動画配信者としてお茶の間に笑いを運んでる上条君。しかしつい最近炎上してしまった」
鳴護「何したの?」
姫神「まぁ。動画を見た方が早い。ぽちっとな」 ピッ
鳴護「もっかい言うけど、直で良くないかな?多分会議室を不法占拠してるんでしょ今?」
上条(動画)『――えー、ただいまからサンシャイ○上条の謝罪会見を始めたいと思います!ちっ、反省してまーす!』
鳴護「ふざけているよね?レッサーちゃんと同じで謝罪会見っていう名のコント始めようとしてるよね?」
上条(動画)『先日は不適切発言がありました!真にすいませんでした!』
鳴護「……何言ったの?政治的なアレコレに口出しちゃった?」
姫神「動画配信者がニートについて一家言あるのはよくある。あるのは勝手だけれど。どうして差別用語とセットなのか」
鳴護「それこそ弱い相手にマウント取ろうとしてるとしか。意味無いんだけど」
上条(動画)『クリィミーマ○の件で、「今の時代じゃ16歳に変身するよりも10歳の方が人気の業種もある」と事実を言ってしまったことを謝罪いたします!』
鳴護「ちょっと何言ってるのか分からないかな!?内容もそうだけどクリィなんとかって何!?」
姫神「今から30年前ぐらいに流行ったアニメ。魔法の天使クリィミーマ○。かなり人気だったらしい」
鳴護「へー、どんなの?」
姫神「10歳の女の子が謎の魔法生物を助けた。すると一年間の期限付きで16歳に変身できる魔法をもらった」
鳴護「あんまり……こう、夢がないって言うか。今の設定からすると世界を助けるとかから見ると地味だね」
姫神「そして変身していたらスカウトされてアイドルデビューして超人気。片思いしていたお兄さんはハマってしまい。女の子は自分自身に嫉妬するハメに」
鳴護「10歳と16歳ではかなり違うもんね!そして当麻君の問題発言が予想以上に深刻な問題発言だったと思うな!」
姫神「なお最終回では正体バレした上。片思いのお兄さん(13歳)とくっつくもよう」
鳴護「あぁまぁ3歳ぐらいの年齢差だったら……うん、高校生だったら『Lかなー?通報案件かなー?』って思い悩んでたよ」
鳴護「てゆうかその、『魔法の天使』なのに天使要素は一体どこに……?」
姫神「『天使ぐらいに可愛い』という意味だと思われる。中の人がガンガン歌わせたり。今のアイマ○レベルに力入れてた」
鳴護「ある意味パイセンかぁ。当麻君また偉いところにケンカ売ったよね」
姫神「そして個人的には『6年後にあの容姿になれるんだったら今からでも子タレやれば?』ってツッコんでた」
鳴護「秋沙ちゃんがなんでそんなに詳しいのか疑問」
姫神「地方をなめてはいけない。再放送を何回見たと」
鳴護「視聴してるんだから好きなんだよね?てか当麻君の不適切発言ってこれだけ?」
姫神「まだまだ」
上条(動画)『また一部の週刊誌では俺と痴女との路チュー写真がフライデ○されましたが誤解です!何もありませんでした!ちゅーだけです!』
鳴護「それはそれで不健全じゃないかな?だって欲(よく)だけってことでしょ?」
上条(動画)『DTにありがちな「まさかここから恋が始まるの!?」とか「俺の知らない間に異星人のフィアンセ!?」とか期待したとかはありません!俺は常に冷静沈着でした!』
鳴護「どうしよう秋沙ちゃん。予想よりもずっと酷かったよ」
姫神「夢見がちなお年頃。恋に恋するのはしゃーなしだと思う」
上条(動画)『みんな信じてくれ!俺は清い体のままなんだって……!』
鳴護「違う、そこ世界で一番誰も食いついてない。水道水をバケツに溜めて釣りをするレベルでヒットしてない」
上条(動画)『ただちょっと「あ、これ死んじゃうかも?」って病気うつされたけども!「エッ×なことするのって命懸けなんだな」って学習したからもう大丈夫だ!』
鳴護「当麻君大丈夫?情緒不安定になってない?」
上条(動画)『えー、そして俺の配信中!「ネコ映しとけば数字取れんだろ」とスフィンクスを映していましたが!』
鳴護「それは別に非難されるようなことじゃ……『動物が可愛い』のか、『動物を可愛がってる私可愛い』のか微妙に恐怖を覚える動画はチラホラあるけど」
姫神「それが行き着くところまで行くと『わ○かわいい』になる。結局は自分が一番」
鳴護「違う、そんなにミ○さんは業が深くない。薄い本で湿度高めの展開になってるけど」
鳴護「でも別にネコ動画はいいんじゃないの?虐待だったら通報だけど、当麻君は絶対にしないでしょ?」
姫神「論点が違う」
上条(動画)『――その動画中に「なんかシスターさんっぽい子が映り込んだ案件」は誤解です!』
鳴護「事実無根って訳ではないよね?真実全てではないけれど、一緒に住んでるのは、まぁ間違いではないと」
姫神「上条君にとってはスフィンクスさんとインデックスさんを飼ってる感覚だと思う」
上条(動画)『あの子はえっと……ざしきわらし、かな?』
鳴護「設定に無理がある。そしてこんな下手な言い訳打つんだったらもっと事前に考えておこうよ!それで納得する人っていないよ!?」
姫神「そうでもない。ここのコメント欄を見て」
鳴護「えーっと?」
Tミカド【だろうと思った。もう許した。絶対に許した】
ブラウ【多様性社会で洋風ザシキワラシですね分かります><】
レザーフェイス・アステカ【それで常盤台風ザシキワラシはどこに?いや別にどういう話ではないんですが、調伏しなければいけないという使命のために】
鳴護「当麻君の周りって面白い人ばっかりだよね?あと誰か増えてない?」
姫神「怪異はいるのかいないのかまだ不明。どこかの心霊スポットで一ヶ月の間に三回ぐらい火事になっている」
鳴護「……ヤンチャな子がいたずらしてるんじゃ?」
姫神「きっと。そうきっと陽の当たらない場所で妖魔と日夜戦っている退魔士がいる。クリムゾ○某さんとか」
鳴護「それ退魔士違う。職業的には合ってるけど、どっちかって言えば対人戦で全敗している人」
姫神「今度闇咲さんに聞いてみよう。知っている筈」
鳴護「広義で言えばあたしも純粋な人間とは違うっちゃ違うんだけど」
姫神「大丈夫。人間一度はそういうことを言ってみたくなる」
鳴護「いや中二じゃなくてね?でもなんかきっとしょーもない真実なんだろうな妖怪さんとかも!」
鳴護「てか失礼な話だけど、炎上するぐらいに人がいたって方が意外だったよ。美琴ちゃんぐらいしか見てないのかと思った」
姫神「DNA的にはほぼ一人と言えなくもない。あとは誤差?」
鳴護「それはそれで悲しいな!」
姫神「まぁつまり。こうやって心身共に上条君は追い詰められていった。可哀想」
鳴護「前半はね?公式の非情さに身も蓋もないけど、後半は本人の不注意だよね?」
鳴護「あと当麻君のメッセージ性が強すぎないかな?できれば中の人に読んでほしい。特に公式」
姫神「そんな訳で行動ターンです。当麻君をニートから救う」
鳴護「ソッとしてあげるって選択肢もある、よね?傷心の当麻君をイジっても可哀想なだけじゃない?」
姫神「正確には傷心とまでは。ただ人気投票の副賞が水着だったことで。『あぁこれ俺に取らす気ねぇのな』ってヤサグレているだけ」
鳴護「お家ですればいいんじゃない?なんで人の事務所でする必要が?」
鳴護「てか実害出てないんだったら、まぁいいんじゃないの?疲れてるんだから、時には環境を変えてリフレッシュするのも大事だよ」
姫神「微妙にそういう訳でもなく。お疲れさまです」
マネージャー「どうもお疲れさまです」
鳴護「あ、お疲れさまです。マネージャーさんは知ってたんですね?あたしに報告もなく?」
マネージャー「責任は確かに自分にありますが。三日間に上条さんが直接いらっしゃいまして、こう大きなリュックに毛布などを持ったまま」
鳴護「その時点でもうトラブルの予感しかないな!よく通しましたよね!」
マネージャー「『今日からお世話になります!』ととても元気にご挨拶されたので、『あぁこれARISAさんか監督案件だな』と判断いたしました」
鳴護「正々堂々と乗り込んで来たよね。インデックスちゃんがもしも実家へ連れ戻されてたら、普通に乗り込みそうだし」
姫神「実際にやったと思う。真っ直ぐ行ってぐーぱんち」
マネージャー「社長が作ったのはいいものの、オフラインで集まるのが面倒になって会議室もありましたし、まぁそこでいいのならと」
鳴護「普通は事情を聞きませんか?」
マネージャー「ARISAさんが何も言わないんだから構わないのかな、と」
鳴護「……今度からホウレンソウを徹底されましょうね。今回はギャグで終わりますけど」
マネージャー「監督案件では報告が来た数分後にはロケ開始とかがあるので、必ずしもご期待には……」
鳴護「てか会社ですよ?泊まる設備なんかあるんですか?」
マネージャー「給湯室とシャワー室はありますから。そちらを利用してしのいでいるようです」
鳴護「当麻君がご迷惑をおかけしています。あともし宜しければ、本人の気が済むまで放置して頂けると」
マネージャー「できればそろそろ引き取って頂けると、とブラック☆ヘッドシューター☆姫神さんにお願いしたのは自分です」
鳴護「芸名が中二過ぎて内容が頭に入って来ないな!何かまたやったんですか!」
マネージャー「自分としては構わないんですが、その、被害に遭われている方が一名」
鳴護「被害、ですか?穏やかじゃないですね、社員の方に何か?」
マネージャー「社員と言いますか、まぁ社長です。あなたのお姉様のシャットアウラ社長」
鳴護「お姉ちゃんが当麻君に?逆じゃなくて?」
マネージャー「シャワー三回、トイレ一回、着替え二回を目撃されたそうで……」
鳴護「あー………………」
姫神「炸裂するラッキースケベ」
マネージャー「あぁいえ防犯カメラの映像などから上条さんにはほぼ瑕疵がないのは分かっているんですよ?分かっているんですが」
マネージャー「『このままだとお嫁に行くしか……!10年目でデレた烏○会長のように……!』と意味不明の供述を」
鳴護「誰?」
姫神「ディーふら○!の土属性の人。まさかデレる日が来るとは思っていなかった」
マネージャー「他にも『黒鴉部隊』の女性社員たちが餌づけを始めまして……」
鳴護「お姉ちゃんはやや深刻ですけど、そっちは別に」
マネージャー「……『児童福祉法』ってご存じですか?」
鳴護「肉食系なんだね!カラスだけに雑食で何でも食べちゃうのかも!」
姫神「島○先生がどれだけ苦労したかと小一時間」
マネージャー「そしてその、弊社の被害だけではなく。もっと大きな問題があるといいますか、できるともいいますか」
鳴護「それ以上も何かご迷惑が?」
マネージャー「こちらが今朝の防犯カメラの映像です。会社前のビルに設置してあるのですね」
鳴護「あぁてあの大っきなやつですね……誰も映ってませんけど」
マネージャー「実はこれ見せる用のカメラでして。本命はビルの外壁の中へ埋め込んでいます」
鳴護「スパイ映画ですか。なんでそこまでして」
マネージャー「信頼第一ですのでまぁ色々と。で、その本命カメラは見せカメラの死角になってる場所もカバーしているわけですが」 ピッ
鳴護「あー……なんかいますね。でもこれ女の子じゃないですか?身長も高くないですし、何か問題があるって訳でも」
マネージャー「画像処理を加えたのがこちらになります」 ピッ
御坂『――』 ジーッ
鳴護「本当に恐怖!?いつの間にか這い寄ってくるなこれ!?」
姫神「どこから情報が漏れたんだろう。バイオチップでも埋め込んでいる?」
マネージャー「勘弁してくださいARISAさん。序列第三位さんに弊社がマークされるとあらぬ噂が立ちまくります」
鳴護「本当にゴメンナサイ!あたしは一切悪くないですけど気がつかなくてゴメンナサイ!」
マネージャー「個人的には社員寮を斡旋しても構いませんから、とにかく本社からの退去を――『はい?もしもし?』」 ピッ
マネージャー「……すいません、急なお客様がいらしたので後は宜しくお願いします。終わったらお手伝いいたしますので」 ダッ
姫神「労働要員が一人減った。という訳で私達は片付けていよう」
鳴護「てか当麻君はどこ?文量的に終盤に入ったのに、まだ一回も出て来てないんだよ?」
姫神「今の時間だったらバイトだと思う。ドラム缶を押す仕事」
鳴護「懲役だよね?てか勝手に占拠した部屋へ入るのはどう、かな?いいのかな?」
姫神「――お邪魔します」 ガチャッ
鳴護「即決!?秋沙ちゃんってそういうとこあるよ!もっとタメが必要とか考えて!?」
――会議室 兼上条当麻の私室
鳴護「失礼しまーす……?」
姫神「戸を開けたのは私。そして先に入ったのはARISAさん。意外とやる気である」
鳴護「やる気はないです。とにかく帰って見なかったことにしたい――って意外と何もないね。教科書とバッグと毛布、あとはこれ、ノーパソかな?」
姫神「あとは生活感溢れる室内干しの洗濯物。マニアに売ればそこそこ値がつきそう」
鳴護「需要ないよ?『男子高校生価値ない説』じゃないけど、普通の人は男女問わずに付加価値的なものは発生しないからね?」
姫神「ノートパソコン……履歴っと」 カチャカチャ
鳴護「だから即断はよくないよぉ!?せめてもっとこう葛藤した上で!迷わずに即ってどうかな!?」 グッ
姫神「そしてARISAさんも食いつきがいい。そこは私の責任ではない」
履歴【転生 トラック】
鳴護「――当麻君に連絡を取らなきゃ!?早まってトラック運転手さんへ多大な迷惑をお掛けする前に止めないと!?」
姫神「人の脂は全っ然取れないから。メーカーへ持ち込んでオーバーホールに近い修理が必要」
鳴護「そして転生したからって成功するとは限らないよ!こっちの世界でダメだったんだから、条件の厳しいあっちで成功する方が難しいんだからねっ!
姫神「最近転生系リアル戦国伝を読んでいる。織田信長とかが出てくるの」
鳴護「あぁうんあるよね。あとジャンルが渋いし、今それ関係なくない?」
姫神「それでノブノブが亡くなったあと。子供たちを放置して下克上ノーマーシー」
鳴護「史実ではそうだよね。せめてもうちょっと取り繕おうよ、って感じのが」
姫神「なろ○系転生勇者でも『あ。これ主人公死んだら全種族が血で血を洗うアポカリプスになるんだろうな』ってのか多々あるよね」
鳴護「表面上だからね?主人公さんの前だから『〜だワン!』とか『〜ですニャー!』とか擬態してるだけだからね?」
姫神「『上条君は優しい勇者になってあげてください』っと」 カチカチカチ
鳴護「なんで?なんで検索履歴へ書き込んで意思疎通をしようとしてるの?直で良くないかな?これもう今日今回ぐらい言ってるけど?」
姫神「――大変。もう一つ履歴が残っていた」
鳴護「本気でトラック転生しようとしている人に比べれば、あとはもうどんなえっちなのでも誤差だよ」
履歴【転生 ドラッグ】
鳴護「結構大事だったね!文字は似てるけど反社だよ!軽い気持ちで手を出すのは止めよう!元女優さんが色々言ってるみたいだけど!」
姫神「あの人ご自身が『今までのキャリアと社会的地位を全部失う』って体現している」
姫神「なお。『向精神薬をキメてアーチスト力的ななものが上がる』というのはただの俗信です。大抵そのまま廃人になります」
(※情緒がぶっ壊れる。そしてそれが普通の感性として定着するから、壊れたことに気づけない)
姫神「また本当に処方が必要な方の偏見を助長する事にも繋がります。あなたの人生のためにもダメ。ゼッタイ」
鳴護「コンプラは大切だよね!ここの運営とは一番遠いっちゃ遠いけども!」
姫神「あと他にめぼしいものは……あ。デスクトップに『政治・経済』ってショートカットが」
鳴護「それは見ないであげよう?多分政治でも経済でもないから。あたし達の求めるものはそこにはないから」
姫神「それはどうだろう?この世界には『全裸画像が出回るよりも書きかけの小説が出る方が恥ずかしい』って人も」
鳴護「特殊だからね?人類っていうより、別の何かってカテゴリーした方が良い人達だし」
姫神「デスクトップに『ネタ』ってテキストデータがあった。ポチッとな」 カチカチ
鳴護「だから躊躇おう?他人様のプライバシーを堂々と開陳するんだよ?」
上条(ネタ)【チクション……!どうして俺はヨゴレ仕事ばっかり!他の運営だったらもっとこうイチャコラしてるのに!】
鳴護「思った以上に魂の叫びだったね。ネタじゃないし、これギャグかなにかと思ったら最近の事だから順に書いてるのかな」
姫神「ざっと見て日記も混ざってるっぽい。上条君が危機感を覚えてるようもよう」
上条(ネタ)【あぁ辛いわー。長編だったらエ×いことできたのに世界情勢が予断を許さないわー辛いわー】
鳴護「それこそ運営のさじ加減じゃないかな?少なくともあたし達の長編にはなかったけど!どっかの誰かが評判のいい告白してた以外はね!」
姫神「レッサーさんは卑怯。静と動のギャップ感が可愛い」
鳴護「でも公式では”静”にはなってないから、常に躁の可能性も否定出来ない」
上条(ネタ)【順番からいって、次は俺のスピンオフでいいんじゃないかな?パイセンにウエディングドレス着せるよりも!似合ってるよチクショー!嫁にしたいぜ!】
鳴護「そろそろ泣きそうだよ!世界が当麻君を追い込んでいく!」
姫神「そもそも今回の企画。上条君は家出をしたわけでニートになったのではないっていう」
鳴護「今言うかな?あたしもそれ引っかかってたんだけど、もうあと少しなのに言う必要あったのかな?」
姫神「でもほら。少し前へ戻ると別の内容になっている。上条君がイメチェンを計ってるのが分かる」
鳴護「イメチェン……?なにをどうしても呪われたテンパ(※by坂田銀○)は変えられないと思うんだけど……」
上条(ネタ)【えーーーーーーーーっ!?今のは初級のそげぶなんだがーーーーーーーーっ!?】
鳴護「違う違う違う。イメチェンだけど、大炎上必至だね。あたしも助けられたあとにそれ言われたら、後ろから石で殴ると思う」
姫神「相手や生き物へ対する敬意が一切無い。人格的にどうかと思う」
上条(ネタ)【あれ?俺借りは絶対に返す主義だって言ってませんでしたっけ?】
鳴護「ダメ。よくないよ!人をバカにしたりはしちゃダメだからね!」
姫神「『これ以下の最低勇者はいない』といつも言われているのに。毎年毎年最低が更新される不思議」
(※『異世界喰滅のサ○』参照されたし)
上条(メモ)【――よく考えてくれ!10歳男子が16歳になっても特に需要は生まれないってことをだ!】
鳴護「あ、さっきの魔法の天使さんだね。でも普通は男女問わずに需要ないよ?ご両親が『あらまぁ!』ってリアクションするぐらいかな」
姫神「ARISAさん。そういうのはよくない。言って良いこと悪いことがある」
鳴護「何が?」
姫神「前提として”KA・WA・I・I☆”って要素がなければ。うん。なんていうか。言葉を濁すけど」
鳴護「それ言いだしたらなんだってそうじゃない?大体のテイル○シリーズだって、キャラが可愛いければそんなにクレーム来ないっていう」
姫神「そもそも論として。10歳児がその13歳のお兄さんと脈があったら変身していたかな?」
鳴護「変身要素を否定するのはどうかな?魔法使いなんだから、そこを否定したら一歩も先へ進めないよ?」
上条(メモ)【男子高校生・需要ない説】
鳴護「そうだね。これは男女問わずだけど”※ただし美形に限る!”って前提条件があるからね」
姫神「最近はオークっぽい人が無双するのも増えてはきている。しかしその多くが人類っぽいオークと大差なく」
姫神「最近の項目はこのぐらい。あとは【そげ……げぶ】とか謎の走り書きが」
鳴護「見られるの前提でネタ振りしてない?何かちょっとコピーしてほしいぐらいだよそのネタ帳!」
姫神「では履歴を出力する。Firefo○なので」
鳴護「鬱になります。当麻君のことだから確実にネタだろうけど、万が一そうじゃなかったら呪いが宿りそうなブツはイヤです」
姫神「では片付けよう。といってもダンボールに教科書と衣服を入れるぐらい」
鳴護「退去はいいんだけど、当麻君は今度一体どこへ?」
姫神「インデックスさんは私の家。だからARISAさんのところでいいんじゃ?」
鳴護「え!?そんな悪いよ同棲だなんて!一人暮らしでお部屋も狭いし!」
鳴護「で、でも行くところがないって言うんだったら、まぁ?仕方がない、よね?」
姫神「なんだかんだで肉食系でした。ファンの皆さん本当に本当にありがとうございました」
鳴護「や、今のは流石に冗談だし。そして当麻君には今のアパートっていう帰るべき場所があるんだよ」
姫神「車はマネージャーさんが出してくれるって」
鳴護「……てか気になったんだけど、秋沙ちゃんって最近あたしのマネージャーさんっぽいことしてない?」
姫神「きっと気のせい。『歳の近い同性がいた方がいいかも?』という事務所の方針で。こっそりバイト料とかもらってはいない」
鳴護「あぁうん……しっかり現金収入に繋がってるんだったら、まぁいいかな。誰も損をしてないんだったら」
ピピピピピピピピピピピピピピピピピッ!!!
鳴護「あたしケータイ――『――はいもしもしARISAですが?当麻君見つかりました?』」
マネージャー(通話)『逃げてください!そこから早――』
プツッ、ツーッツーッツーッツーッツーッ……
姫神「どうかした?大きな声が聞こえてきた」
鳴護「『逃げろ』って言ってたよ……なんで?」
ドォゥンッ!!!
鳴護「きゃっ!?」
姫神「爆弾……!?」
鳴護「じゃない!ドアが!」
魔術師?「――ここか!隠してもムダだぞ!」
鳴護「あの、あからさまに不審者のあなたはどちら様で……?」
魔術師?「我が名は魔術師テインカーベル!DTを守り抜いた男が至れる最終到達地に座す者だ!」
鳴護「結構いないかな?世界レベルで少子高齢化が進んでるし」
テインカーベル(魔術師?)「この世界の全てをDTにするんだ……ッ!!!」
鳴護「滅ぶよね?その代をもって種族が消えるよね?」
テインカーベル「さぁ特異点の少年を喚べ!彼は全ての鍵とな――」
上条「――そこまでだ!お前たちの陰謀は俺がまるっとお見通しだぜ!」
鳴護「当麻君!?まるで待っていたようなタイミングで!」
姫神「ある意味才能っちゃ才能」
テイルカーベル「ふっ、言うようになったな当麻!」
上条「お前まさか――」
鳴護「……いやなんか盛り上がってるけど。なんで?なんで面白ビックリ人間さんがウチの事務所を襲撃しに来るの?」
姫神「――あぁ。分かった。退去命令が突然だった理由が理解できた」
鳴護「それは別問題じゃない?当麻君が巻き込まれ型トラブルメーカーなのは、今に始まったことじゃないし?」
姫神「関係無いわけではない。むしろARISAさんたちが関係者になったと思う」
鳴護「どういうこと?」
姫神「上条君の日常は私たちの非日常。血とラッキースケベが飛び交う修羅の世界」
鳴護「修羅かな?修羅場の間違いでなく?」
姫神「しかし上条君の近くで常に生活していれば。そのサイクルの一部として扱われる」
鳴護「――あぁ!ここが本拠地になったら必然的にあたしが巻き込まれてるって話か!」
姫神「そう。だからあとは頑張って。私は用事を思い出した」
鳴護「待って秋沙ちゃん!?あたし一人じゃきっと耐えられないから行かないで!」
姫神「大丈夫。きっとお姉さんがこの流れでのヒロイン認定されているはず。だってラッキーがスケベしているし」
鳴護「それはそれで不安だよぉ!?あの二人、通路ですれ違うと舌打ちするんだからね!?」
鳴護「てかインデックスちゃんは思ったよりも深い業を背負ってたんだね!苦労してたんだね!」
-終-
鳴護「もう面倒臭くなったからって事務所名を端折るのはどうかな?いやまぁ他にないけど、芸能関係は他に」
姫神「他にもないことはない。上条君が膝をついていた白い人のアイドル化計画」
鳴護「あれはちょっとどうかと思うんだよね。アイドルはアイドルだけど」
姫神「Pの汚っさんに穢される白い人。薄い本が捗る捗る」
鳴護「当麻君と仲良くしてる(※性的な意味で)イラストも多々あるし、ありっちゃありなんだろうけど……」
姫神「それで今年のM-1にネタ合わせを」
鳴護「出ないよ?今あたしがお笑い界へ行ったら本格的に『あぁそっちへ行くんだ?』って認知されるからね」
姫神「『えー。認知されると言えば世紀末覇者伝説ですが。格好いいですよね』」
鳴護「ネタの持って行き方が不自然!?」
姫神「『島○先生の読み切り新作。”悪い事を全部する英雄”なのに援×は含まれてなかったですね』」
鳴護「もうそろそろ忘れてあげない?島袋光○先生が児童買×で捕まった事件なんて誰も覚えないんだから!」
姫神「色々と。引くよね」
鳴護「世紀末繋がりで飛び火させて何を……おっぱ×の大小で抗議されるのに、特定の出版社だけはスルーされるっていうね」
姫神「ケンカで絶対に勝つ方法は確実に勝てる相手へ売ること」 キリッ
鳴護「もうそれ目的が手段と化しているような……」
姫神「この世界の半分はマウント取りでできている」
鳴護「名作の台詞をまたしょーもないことで……!
姫神「――と。息もピッタリ。これはお笑い界に新風を呼びそう」
鳴護「無理かな。だってあたしに出場の意志がないから。どうしてもっていうんだっらたレッサーちゃん誘いなよ」
姫神「ネタが危なすぎて視聴に耐えられない」
鳴護「あー……フランス黒歴史108式とかやりそうだよね。空気を読まずに」
姫神「それはさておき。鳴護さん。大変です」
鳴護「アリサでいいよ?あたしも秋沙ちゃんって呼んでるし、てか前からARISAって呼んでたよね?」
姫神「今のは時間帯が移った『所さん。事件で○』のパロディ。放送第一回で『刀剣女○』呼ばわりをしてケンカを売った」
鳴護「むしろそれは相手を見てないんじゃないかな?あと沸点がよく分からないね!刀剣が好きな女子だったら珍しくもないし!」
姫神「許せない一線があるらしい。刀剣を愛でる女子であって別物だと」
鳴護「ヒトガタ○かな?」
姫神「そんな訳でアリサさんに相談がある。上条君がニートになりました。5ヶ月ぶり3回目と最短記録」
鳴護「2クール弱耐えたんだ?周期が短くなってるのは気になるよね?徐々に打たれ弱くなってるのかな?」
姫神「中々部屋から出て来ない。インデックスさんがとても心配している」
鳴護「そうかもだけと……でも普通に生活してるんだからよくない?あぁ良くはないんだけど、学校とアルバイトのときとかは出てくるんでしょ?」
姫神「さっきまで一緒の教室だった」
鳴護「健康的だよね?ニートって言うわりには」
姫神「ただ今回は。場所がちょっと宜しくない」
鳴護「場所?当麻君のお家ってユニットバス以外に部屋あったっけ?」
姫神「この事務所の会議室に立てこもった」
鳴護「人んちの事務所でなんてことを!?」
姫神「事務所。なう」
鳴護「そうだけども!言い方の問題ではなく!」
姫神「ちなみに三日前からです」
鳴護「あ、それでか!ここ数日事務所から帰ろうとしたらマネージャーさんが『いいの?ほんとに?』みたいな目で見てくるのって!」
姫神「『なんでスルーしてるんだろう?早く引き取ってくんないかなー』的な戸惑い」
鳴護「えぇと、ちなみに当麻君がフレキシブルな家出をキメてる原因は一体どんな感じで……?」
姫神「一言では言えない。言うとすればケンカ?」
鳴護「言ってるよね?大体インデックスちゃんとだろうけど言ってるよね?」
鳴護「いやでも当麻君とインデックスちゃんって、仲良くケンカはしょっちゅうしてなかったっけ?深刻な何かがあったの?」
姫神「深刻と言えばその通りかも知れない――再現VTR。どうぞ」
鳴護「口頭でいいんじゃないかな?そこまで上条さんちの人間関係に興味がある訳ではないし」
――上条家 回想
上条『イチッ!ニッ!サンッ!シッ!』
インデックス『あれ?どうしたのかなとうま?腕立て伏せなんか始めちゃって、とれーにんぐ?』
上条『そうだインデックス!主人公たるもの他人様にたるんだボディはお見せできないからな!』
インデックス『おっ、いい心がけなのかも!いと高い御方も「ばるくのきれを絶やさぬように」って言ってるんだよ!』
上条『神様ってマッチョなの?でも神の子は結構ガリっとしていたような……』
インデックス『教義的にはアレだからあんまり言及はできないんだけど、神の子がぽっちゃり系だったら、まぁ。うん、察してほしいんだよね』
上条『まぁ分かったぜ!俺もキレッキレの腹筋を見せてやるんだ!』
インデックス『健康のためにも体をきたえるのはいいことなんだよ。ただ見せる相手がね−。夏になったらぷーるにでも行きたいんだよ?』
上条『おっ、なんだインデックス知らないのか?』
インデックス『ぷーるぐらいは知ってるんだよ』
上条『そうじゃない!今幻想収束の人気投票をやってるんだって!』
インデックス『……え?』
上条『え、じゃないぜ!最初の一ヶ月は魔術サイド、次の一ヶ月は科学サイドで別々に集計するんだってな!』
インデックス『う、うん。それが、なんでふっきんと関係するんだよ?』
上条『それの上位二名が水着イラストを描いてもらえるんだって!』
インデックス『………………へー、そうなんだ?』
上条『いやーまいったなーアハハハハハハハハハッ!俺は魔術と科学、両方に出てっからさ?可能性としては両方で一位になっちまうからなハハハハハッ!』
インデックス『あ、あのねとうま?』
上条『いやー怨まれちゃうなー!人気者は辛いぜ!なんて言ってみんなに謝ろうかなー!!!』
インデックス『ちょ、ちょっといいかな!?わたしの話を聞いてほしいんだよ!』
上条『あぁゴメン、今から気を遣うのも逆に失礼だよな。で、どした?インデックスもするか、反復横跳び?』
インデックス『直で体型には関わらないんだよ……そうじゃなくてね?とうまは言葉の意味は分からないけど、すごい自信だよね?』
上条『まぁな!ある意味出来レースみたいで逆に悪い気がする!』
インデックス『や、それも違うんだよ?自信があるのはぽじてぃぶでいいんだよ?いいんだけど、その、根拠っていうかさ?あるよね?』
上条『あー、そうか。インデックスは俺が自信満々なのがおかしいって思うのか?』
インデックス『うん。せいかくにはてんしょんから何から、ぜんぶどうかしてるんだよ』
上条『いや俺だって何の根拠もなくて言ってるんじゃないぜ?なんだかんだでみんな人気だからな、俺が勝てるのかって不安な気持ちもない訳じゃない』
上条『なんといっても神様(※鎌池先生)だからな!当然と言えば当然だが!』
インデックス『だ、だよねっ!』
上条『でも考えてみてくれ。前にやった人気投票、俺は何位だったか覚えてるか?』
インデックス『さ、三位だよね!もうちょっとでいちばんだったのに!』
上条『まぁそうだな僅差だよな!二位の一方通行は俺の得票×2+α、一位のビリビリにいたっては3倍だったら届いてたからな!僅差と言えなくもない!』
インデックス『うん、それはない』
上条『それでだな、今回の企画の面白いところはジャンルが違うんだよ?魔術サイドと科学サイド、別々に集計するってところだ』
インデックス『つまり?』
上条『だってビリビリと一方通行は科学サイドだろ?――だったら人気投票第三位の俺が!総合三位のこの俺が!』
上条『自動的に魔術サイド一位に選ばれるってことだよ!』
インデックス『う、うん。そう、かも、ね?順当にいけば、そうなる、かも?』
上条『ゴメンなインデックス?なんか自慢したみたいでさ?でも事実だからしょーがないな!ヘイトでは決してない!』
上条『でもインデックスも諦めるな!チャンスは充分ある!俺たちの頭を抑えてた二人がいなくなるわけだからな!』
上条『お前の上には俺とオティヌスがいるからな!あとたった3,000票も積めば抜かせるから!最後まで諦めずに戦おうぜ!なっ?』
インデックス『でも、その今回は、さ?水着ってあるじゃない?描き下ろしのっていうか』
上条『豪華だよな!そのためにも今からバッキバキに割っておこうって!』
インデックス『――とうまの水着、需要がどれだけあるんだよ……?』
上条『えっ?』
インデックス『え、じゃなくてね?「やったぜ上条さんの水着のために一票入れるぜ!」って層がね、うん、どれだけ……どれだけかなぁって疑問がね』
上条『――俺は、俺はみんなを信じてる』
インデックス『……また何か怖いことを言い出したんだよ……ッ!?』
上条『こう、水着だとか水着じゃないとか。そういう話じゃないと思ってる。ただそのキャラクターに思い入れがあったり、原作で好きになったとか、ゲームで気に入ったとかさ?』
上条『決して!そう決して「JCの水着hrhrとか」!そんな邪な思いで投票したりはしない!俺はそう信じているんだ!』
インデックス『……だね。頑張ろう、かな。まえむきに、何があってもまえむきに生きていきたいんだよ』
上条『そうだないいこと言ったぜ!笑っていればきっと良い事がある!きっとだ!ハハ、アハハハハハハハハハハハハハハッ!』
インデックス『……』
上条『――笑えよ、ほら笑えって言ってんだよ?面白いだろ?だったら笑えよ!俺を笑えばいいさ!』
インデックス『助けて下さい神様!?どうかとうまのめんたるを守ってあげてほしいんだよ……!!!』
――とある事務所
鳴護「当麻君大丈夫?追い詰められるにも程があるんじゃないかな?」
姫神「本人にはしっかり自覚があるもよう。『俺の水着なんてエ×目的のファンの前では霞むわ』的な」
鳴護「当麻君はたまに面倒臭くなるよね?レッサーちゃんと違って、オールウェイズ面倒じゃないだけいいけど」
姫神「ちなみに投票用のヘッダーというかバナーがある。それの魔術サイド部門がインデックスさんのイラスト」
鳴護「あ、そこ既に当麻君じゃないんだ?」
姫神「そして科学サイド部門のイラストが上条君っていうね」
鳴護「分類として当麻君も科学サイドじゃん!?あの二強に勝てるはずがないよ!?」
姫神「あと上条君は端折っていたけれど。これに加えてもう一つ『特別部門』って項目がある」
鳴護「そうなの?だったら人気投票三つってことか」
姫神「内容が『アイドル化してほしいキャラ』で。上位二名がアイドルコスで描き下ろし追加される。らしい」
鳴護「……美琴ちゃんと誰だろうねー。佐天さんかなー?それともインデックスちゃんかなー?」
姫神「なおバナーは白い人」
鳴護「もう当麻君をこれ以上追い詰めないであげて!?あたしはどうなってもいいから!当麻君の心を守ってあげてよぉ!?」
姫神「なお余談ですが。このSSは2022年5月30日(月)から書き始めている」
鳴護「そ、それが何か?」
姫神「投票が終わって即集計発表すると思っていた。しかし実際の発表は7月9日とまだまだ先」
鳴護「えっと、だから?」
姫神「ぶっちゃけ上条君が三位以下になってる凹んでいるのを前提で書き始めた。反省はしていないとここの運営が」
(※まぁ発表後にもう一回ニートになればいいかなと)
鳴護「ねぇそれサラって言って良かったの?失敗前提で決め打ちしてるってことよね?」
姫神「合言葉が『やったね上条さん!(芸人として)オイシイね!』って過激派の集まりだから」
鳴護「ファンかな?ファンの人ってそこまで対象を追い詰めるものなのかな?ウチの子たちはもっと思いやりがあるよ?」
姫神「まぁそんな訳で上条君が引きこもってしまった。これは大変」
鳴護「勝手に人の会社を使わないでほしいんだけど……あ、インデックスちゃんは?」
姫神「三日前から私の所にお泊まりしている。地縛霊さんと一緒で楽しい」
(※『もしかして;風斬氷華』さん)
鳴護「シスターと地縛霊って最悪の食い合わせじゃないかな。まぁ本人がいいって言うんだったら、まぁまぁ」
姫神「では報告をしましたのでここで失礼します」
鳴護「待って!?当麻君を追い出すのに力を貸してくださいっ!あたしじゃ無理だから!」
――とある芸能事務所 会議室前
姫神「ここが現場です。ボス」
鳴護「秋沙ちゃんも無表情ながら中々面白いよね?最近ちょっと当麻君が言ってた『表情筋がピクリともしないまま爆笑してる』って意味が分かってきた」
姫神「精神は熱いものを持っている。意外にスーパロボッ○系」
鳴護「そういうキャラもいないではないけど。で、当麻君の要求はなんて?」
姫神「そこまでは知らない。SNSか動画を見れば分かる筈」
鳴護「直じゃダメかな?あたしたちって一回ネットを経由しないとやりとりできない仲でもないよね?」
鳴護「てゆうかSNS……?なんで?」
姫神「量産型動画配信者としてお茶の間に笑いを運んでる上条君。しかしつい最近炎上してしまった」
鳴護「何したの?」
姫神「まぁ。動画を見た方が早い。ぽちっとな」 ピッ
鳴護「もっかい言うけど、直で良くないかな?多分会議室を不法占拠してるんでしょ今?」
上条(動画)『――えー、ただいまからサンシャイ○上条の謝罪会見を始めたいと思います!ちっ、反省してまーす!』
鳴護「ふざけているよね?レッサーちゃんと同じで謝罪会見っていう名のコント始めようとしてるよね?」
上条(動画)『先日は不適切発言がありました!真にすいませんでした!』
鳴護「……何言ったの?政治的なアレコレに口出しちゃった?」
姫神「動画配信者がニートについて一家言あるのはよくある。あるのは勝手だけれど。どうして差別用語とセットなのか」
鳴護「それこそ弱い相手にマウント取ろうとしてるとしか。意味無いんだけど」
上条(動画)『クリィミーマ○の件で、「今の時代じゃ16歳に変身するよりも10歳の方が人気の業種もある」と事実を言ってしまったことを謝罪いたします!』
鳴護「ちょっと何言ってるのか分からないかな!?内容もそうだけどクリィなんとかって何!?」
姫神「今から30年前ぐらいに流行ったアニメ。魔法の天使クリィミーマ○。かなり人気だったらしい」
鳴護「へー、どんなの?」
姫神「10歳の女の子が謎の魔法生物を助けた。すると一年間の期限付きで16歳に変身できる魔法をもらった」
鳴護「あんまり……こう、夢がないって言うか。今の設定からすると世界を助けるとかから見ると地味だね」
姫神「そして変身していたらスカウトされてアイドルデビューして超人気。片思いしていたお兄さんはハマってしまい。女の子は自分自身に嫉妬するハメに」
鳴護「10歳と16歳ではかなり違うもんね!そして当麻君の問題発言が予想以上に深刻な問題発言だったと思うな!」
姫神「なお最終回では正体バレした上。片思いのお兄さん(13歳)とくっつくもよう」
鳴護「あぁまぁ3歳ぐらいの年齢差だったら……うん、高校生だったら『Lかなー?通報案件かなー?』って思い悩んでたよ」
鳴護「てゆうかその、『魔法の天使』なのに天使要素は一体どこに……?」
姫神「『天使ぐらいに可愛い』という意味だと思われる。中の人がガンガン歌わせたり。今のアイマ○レベルに力入れてた」
鳴護「ある意味パイセンかぁ。当麻君また偉いところにケンカ売ったよね」
姫神「そして個人的には『6年後にあの容姿になれるんだったら今からでも子タレやれば?』ってツッコんでた」
鳴護「秋沙ちゃんがなんでそんなに詳しいのか疑問」
姫神「地方をなめてはいけない。再放送を何回見たと」
鳴護「視聴してるんだから好きなんだよね?てか当麻君の不適切発言ってこれだけ?」
姫神「まだまだ」
上条(動画)『また一部の週刊誌では俺と痴女との路チュー写真がフライデ○されましたが誤解です!何もありませんでした!ちゅーだけです!』
鳴護「それはそれで不健全じゃないかな?だって欲(よく)だけってことでしょ?」
上条(動画)『DTにありがちな「まさかここから恋が始まるの!?」とか「俺の知らない間に異星人のフィアンセ!?」とか期待したとかはありません!俺は常に冷静沈着でした!』
鳴護「どうしよう秋沙ちゃん。予想よりもずっと酷かったよ」
姫神「夢見がちなお年頃。恋に恋するのはしゃーなしだと思う」
上条(動画)『みんな信じてくれ!俺は清い体のままなんだって……!』
鳴護「違う、そこ世界で一番誰も食いついてない。水道水をバケツに溜めて釣りをするレベルでヒットしてない」
上条(動画)『ただちょっと「あ、これ死んじゃうかも?」って病気うつされたけども!「エッ×なことするのって命懸けなんだな」って学習したからもう大丈夫だ!』
鳴護「当麻君大丈夫?情緒不安定になってない?」
上条(動画)『えー、そして俺の配信中!「ネコ映しとけば数字取れんだろ」とスフィンクスを映していましたが!』
鳴護「それは別に非難されるようなことじゃ……『動物が可愛い』のか、『動物を可愛がってる私可愛い』のか微妙に恐怖を覚える動画はチラホラあるけど」
姫神「それが行き着くところまで行くと『わ○かわいい』になる。結局は自分が一番」
鳴護「違う、そんなにミ○さんは業が深くない。薄い本で湿度高めの展開になってるけど」
鳴護「でも別にネコ動画はいいんじゃないの?虐待だったら通報だけど、当麻君は絶対にしないでしょ?」
姫神「論点が違う」
上条(動画)『――その動画中に「なんかシスターさんっぽい子が映り込んだ案件」は誤解です!』
鳴護「事実無根って訳ではないよね?真実全てではないけれど、一緒に住んでるのは、まぁ間違いではないと」
姫神「上条君にとってはスフィンクスさんとインデックスさんを飼ってる感覚だと思う」
上条(動画)『あの子はえっと……ざしきわらし、かな?』
鳴護「設定に無理がある。そしてこんな下手な言い訳打つんだったらもっと事前に考えておこうよ!それで納得する人っていないよ!?」
姫神「そうでもない。ここのコメント欄を見て」
鳴護「えーっと?」
Tミカド【だろうと思った。もう許した。絶対に許した】
ブラウ【多様性社会で洋風ザシキワラシですね分かります><】
レザーフェイス・アステカ【それで常盤台風ザシキワラシはどこに?いや別にどういう話ではないんですが、調伏しなければいけないという使命のために】
鳴護「当麻君の周りって面白い人ばっかりだよね?あと誰か増えてない?」
姫神「怪異はいるのかいないのかまだ不明。どこかの心霊スポットで一ヶ月の間に三回ぐらい火事になっている」
鳴護「……ヤンチャな子がいたずらしてるんじゃ?」
姫神「きっと。そうきっと陽の当たらない場所で妖魔と日夜戦っている退魔士がいる。クリムゾ○某さんとか」
鳴護「それ退魔士違う。職業的には合ってるけど、どっちかって言えば対人戦で全敗している人」
姫神「今度闇咲さんに聞いてみよう。知っている筈」
鳴護「広義で言えばあたしも純粋な人間とは違うっちゃ違うんだけど」
姫神「大丈夫。人間一度はそういうことを言ってみたくなる」
鳴護「いや中二じゃなくてね?でもなんかきっとしょーもない真実なんだろうな妖怪さんとかも!」
鳴護「てか失礼な話だけど、炎上するぐらいに人がいたって方が意外だったよ。美琴ちゃんぐらいしか見てないのかと思った」
姫神「DNA的にはほぼ一人と言えなくもない。あとは誤差?」
鳴護「それはそれで悲しいな!」
姫神「まぁつまり。こうやって心身共に上条君は追い詰められていった。可哀想」
鳴護「前半はね?公式の非情さに身も蓋もないけど、後半は本人の不注意だよね?」
鳴護「あと当麻君のメッセージ性が強すぎないかな?できれば中の人に読んでほしい。特に公式」
姫神「そんな訳で行動ターンです。当麻君をニートから救う」
鳴護「ソッとしてあげるって選択肢もある、よね?傷心の当麻君をイジっても可哀想なだけじゃない?」
姫神「正確には傷心とまでは。ただ人気投票の副賞が水着だったことで。『あぁこれ俺に取らす気ねぇのな』ってヤサグレているだけ」
鳴護「お家ですればいいんじゃない?なんで人の事務所でする必要が?」
鳴護「てか実害出てないんだったら、まぁいいんじゃないの?疲れてるんだから、時には環境を変えてリフレッシュするのも大事だよ」
姫神「微妙にそういう訳でもなく。お疲れさまです」
マネージャー「どうもお疲れさまです」
鳴護「あ、お疲れさまです。マネージャーさんは知ってたんですね?あたしに報告もなく?」
マネージャー「責任は確かに自分にありますが。三日間に上条さんが直接いらっしゃいまして、こう大きなリュックに毛布などを持ったまま」
鳴護「その時点でもうトラブルの予感しかないな!よく通しましたよね!」
マネージャー「『今日からお世話になります!』ととても元気にご挨拶されたので、『あぁこれARISAさんか監督案件だな』と判断いたしました」
鳴護「正々堂々と乗り込んで来たよね。インデックスちゃんがもしも実家へ連れ戻されてたら、普通に乗り込みそうだし」
姫神「実際にやったと思う。真っ直ぐ行ってぐーぱんち」
マネージャー「社長が作ったのはいいものの、オフラインで集まるのが面倒になって会議室もありましたし、まぁそこでいいのならと」
鳴護「普通は事情を聞きませんか?」
マネージャー「ARISAさんが何も言わないんだから構わないのかな、と」
鳴護「……今度からホウレンソウを徹底されましょうね。今回はギャグで終わりますけど」
マネージャー「監督案件では報告が来た数分後にはロケ開始とかがあるので、必ずしもご期待には……」
鳴護「てか会社ですよ?泊まる設備なんかあるんですか?」
マネージャー「給湯室とシャワー室はありますから。そちらを利用してしのいでいるようです」
鳴護「当麻君がご迷惑をおかけしています。あともし宜しければ、本人の気が済むまで放置して頂けると」
マネージャー「できればそろそろ引き取って頂けると、とブラック☆ヘッドシューター☆姫神さんにお願いしたのは自分です」
鳴護「芸名が中二過ぎて内容が頭に入って来ないな!何かまたやったんですか!」
マネージャー「自分としては構わないんですが、その、被害に遭われている方が一名」
鳴護「被害、ですか?穏やかじゃないですね、社員の方に何か?」
マネージャー「社員と言いますか、まぁ社長です。あなたのお姉様のシャットアウラ社長」
鳴護「お姉ちゃんが当麻君に?逆じゃなくて?」
マネージャー「シャワー三回、トイレ一回、着替え二回を目撃されたそうで……」
鳴護「あー………………」
姫神「炸裂するラッキースケベ」
マネージャー「あぁいえ防犯カメラの映像などから上条さんにはほぼ瑕疵がないのは分かっているんですよ?分かっているんですが」
マネージャー「『このままだとお嫁に行くしか……!10年目でデレた烏○会長のように……!』と意味不明の供述を」
鳴護「誰?」
姫神「ディーふら○!の土属性の人。まさかデレる日が来るとは思っていなかった」
マネージャー「他にも『黒鴉部隊』の女性社員たちが餌づけを始めまして……」
鳴護「お姉ちゃんはやや深刻ですけど、そっちは別に」
マネージャー「……『児童福祉法』ってご存じですか?」
鳴護「肉食系なんだね!カラスだけに雑食で何でも食べちゃうのかも!」
姫神「島○先生がどれだけ苦労したかと小一時間」
マネージャー「そしてその、弊社の被害だけではなく。もっと大きな問題があるといいますか、できるともいいますか」
鳴護「それ以上も何かご迷惑が?」
マネージャー「こちらが今朝の防犯カメラの映像です。会社前のビルに設置してあるのですね」
鳴護「あぁてあの大っきなやつですね……誰も映ってませんけど」
マネージャー「実はこれ見せる用のカメラでして。本命はビルの外壁の中へ埋め込んでいます」
鳴護「スパイ映画ですか。なんでそこまでして」
マネージャー「信頼第一ですのでまぁ色々と。で、その本命カメラは見せカメラの死角になってる場所もカバーしているわけですが」 ピッ
鳴護「あー……なんかいますね。でもこれ女の子じゃないですか?身長も高くないですし、何か問題があるって訳でも」
マネージャー「画像処理を加えたのがこちらになります」 ピッ
御坂『――』 ジーッ
鳴護「本当に恐怖!?いつの間にか這い寄ってくるなこれ!?」
姫神「どこから情報が漏れたんだろう。バイオチップでも埋め込んでいる?」
マネージャー「勘弁してくださいARISAさん。序列第三位さんに弊社がマークされるとあらぬ噂が立ちまくります」
鳴護「本当にゴメンナサイ!あたしは一切悪くないですけど気がつかなくてゴメンナサイ!」
マネージャー「個人的には社員寮を斡旋しても構いませんから、とにかく本社からの退去を――『はい?もしもし?』」 ピッ
マネージャー「……すいません、急なお客様がいらしたので後は宜しくお願いします。終わったらお手伝いいたしますので」 ダッ
姫神「労働要員が一人減った。という訳で私達は片付けていよう」
鳴護「てか当麻君はどこ?文量的に終盤に入ったのに、まだ一回も出て来てないんだよ?」
姫神「今の時間だったらバイトだと思う。ドラム缶を押す仕事」
鳴護「懲役だよね?てか勝手に占拠した部屋へ入るのはどう、かな?いいのかな?」
姫神「――お邪魔します」 ガチャッ
鳴護「即決!?秋沙ちゃんってそういうとこあるよ!もっとタメが必要とか考えて!?」
――会議室 兼上条当麻の私室
鳴護「失礼しまーす……?」
姫神「戸を開けたのは私。そして先に入ったのはARISAさん。意外とやる気である」
鳴護「やる気はないです。とにかく帰って見なかったことにしたい――って意外と何もないね。教科書とバッグと毛布、あとはこれ、ノーパソかな?」
姫神「あとは生活感溢れる室内干しの洗濯物。マニアに売ればそこそこ値がつきそう」
鳴護「需要ないよ?『男子高校生価値ない説』じゃないけど、普通の人は男女問わずに付加価値的なものは発生しないからね?」
姫神「ノートパソコン……履歴っと」 カチャカチャ
鳴護「だから即断はよくないよぉ!?せめてもっとこう葛藤した上で!迷わずに即ってどうかな!?」 グッ
姫神「そしてARISAさんも食いつきがいい。そこは私の責任ではない」
履歴【転生 トラック】
鳴護「――当麻君に連絡を取らなきゃ!?早まってトラック運転手さんへ多大な迷惑をお掛けする前に止めないと!?」
姫神「人の脂は全っ然取れないから。メーカーへ持ち込んでオーバーホールに近い修理が必要」
鳴護「そして転生したからって成功するとは限らないよ!こっちの世界でダメだったんだから、条件の厳しいあっちで成功する方が難しいんだからねっ!
姫神「最近転生系リアル戦国伝を読んでいる。織田信長とかが出てくるの」
鳴護「あぁうんあるよね。あとジャンルが渋いし、今それ関係なくない?」
姫神「それでノブノブが亡くなったあと。子供たちを放置して下克上ノーマーシー」
鳴護「史実ではそうだよね。せめてもうちょっと取り繕おうよ、って感じのが」
姫神「なろ○系転生勇者でも『あ。これ主人公死んだら全種族が血で血を洗うアポカリプスになるんだろうな』ってのか多々あるよね」
鳴護「表面上だからね?主人公さんの前だから『〜だワン!』とか『〜ですニャー!』とか擬態してるだけだからね?」
姫神「『上条君は優しい勇者になってあげてください』っと」 カチカチカチ
鳴護「なんで?なんで検索履歴へ書き込んで意思疎通をしようとしてるの?直で良くないかな?これもう今日今回ぐらい言ってるけど?」
姫神「――大変。もう一つ履歴が残っていた」
鳴護「本気でトラック転生しようとしている人に比べれば、あとはもうどんなえっちなのでも誤差だよ」
履歴【転生 ドラッグ】
鳴護「結構大事だったね!文字は似てるけど反社だよ!軽い気持ちで手を出すのは止めよう!元女優さんが色々言ってるみたいだけど!」
姫神「あの人ご自身が『今までのキャリアと社会的地位を全部失う』って体現している」
姫神「なお。『向精神薬をキメてアーチスト力的ななものが上がる』というのはただの俗信です。大抵そのまま廃人になります」
(※情緒がぶっ壊れる。そしてそれが普通の感性として定着するから、壊れたことに気づけない)
姫神「また本当に処方が必要な方の偏見を助長する事にも繋がります。あなたの人生のためにもダメ。ゼッタイ」
鳴護「コンプラは大切だよね!ここの運営とは一番遠いっちゃ遠いけども!」
姫神「あと他にめぼしいものは……あ。デスクトップに『政治・経済』ってショートカットが」
鳴護「それは見ないであげよう?多分政治でも経済でもないから。あたし達の求めるものはそこにはないから」
姫神「それはどうだろう?この世界には『全裸画像が出回るよりも書きかけの小説が出る方が恥ずかしい』って人も」
鳴護「特殊だからね?人類っていうより、別の何かってカテゴリーした方が良い人達だし」
姫神「デスクトップに『ネタ』ってテキストデータがあった。ポチッとな」 カチカチ
鳴護「だから躊躇おう?他人様のプライバシーを堂々と開陳するんだよ?」
上条(ネタ)【チクション……!どうして俺はヨゴレ仕事ばっかり!他の運営だったらもっとこうイチャコラしてるのに!】
鳴護「思った以上に魂の叫びだったね。ネタじゃないし、これギャグかなにかと思ったら最近の事だから順に書いてるのかな」
姫神「ざっと見て日記も混ざってるっぽい。上条君が危機感を覚えてるようもよう」
上条(ネタ)【あぁ辛いわー。長編だったらエ×いことできたのに世界情勢が予断を許さないわー辛いわー】
鳴護「それこそ運営のさじ加減じゃないかな?少なくともあたし達の長編にはなかったけど!どっかの誰かが評判のいい告白してた以外はね!」
姫神「レッサーさんは卑怯。静と動のギャップ感が可愛い」
鳴護「でも公式では”静”にはなってないから、常に躁の可能性も否定出来ない」
上条(ネタ)【順番からいって、次は俺のスピンオフでいいんじゃないかな?パイセンにウエディングドレス着せるよりも!似合ってるよチクショー!嫁にしたいぜ!】
鳴護「そろそろ泣きそうだよ!世界が当麻君を追い込んでいく!」
姫神「そもそも今回の企画。上条君は家出をしたわけでニートになったのではないっていう」
鳴護「今言うかな?あたしもそれ引っかかってたんだけど、もうあと少しなのに言う必要あったのかな?」
姫神「でもほら。少し前へ戻ると別の内容になっている。上条君がイメチェンを計ってるのが分かる」
鳴護「イメチェン……?なにをどうしても呪われたテンパ(※by坂田銀○)は変えられないと思うんだけど……」
上条(ネタ)【えーーーーーーーーっ!?今のは初級のそげぶなんだがーーーーーーーーっ!?】
鳴護「違う違う違う。イメチェンだけど、大炎上必至だね。あたしも助けられたあとにそれ言われたら、後ろから石で殴ると思う」
姫神「相手や生き物へ対する敬意が一切無い。人格的にどうかと思う」
上条(ネタ)【あれ?俺借りは絶対に返す主義だって言ってませんでしたっけ?】
鳴護「ダメ。よくないよ!人をバカにしたりはしちゃダメだからね!」
姫神「『これ以下の最低勇者はいない』といつも言われているのに。毎年毎年最低が更新される不思議」
(※『異世界喰滅のサ○』参照されたし)
上条(メモ)【――よく考えてくれ!10歳男子が16歳になっても特に需要は生まれないってことをだ!】
鳴護「あ、さっきの魔法の天使さんだね。でも普通は男女問わずに需要ないよ?ご両親が『あらまぁ!』ってリアクションするぐらいかな」
姫神「ARISAさん。そういうのはよくない。言って良いこと悪いことがある」
鳴護「何が?」
姫神「前提として”KA・WA・I・I☆”って要素がなければ。うん。なんていうか。言葉を濁すけど」
鳴護「それ言いだしたらなんだってそうじゃない?大体のテイル○シリーズだって、キャラが可愛いければそんなにクレーム来ないっていう」
姫神「そもそも論として。10歳児がその13歳のお兄さんと脈があったら変身していたかな?」
鳴護「変身要素を否定するのはどうかな?魔法使いなんだから、そこを否定したら一歩も先へ進めないよ?」
上条(メモ)【男子高校生・需要ない説】
鳴護「そうだね。これは男女問わずだけど”※ただし美形に限る!”って前提条件があるからね」
姫神「最近はオークっぽい人が無双するのも増えてはきている。しかしその多くが人類っぽいオークと大差なく」
姫神「最近の項目はこのぐらい。あとは【そげ……げぶ】とか謎の走り書きが」
鳴護「見られるの前提でネタ振りしてない?何かちょっとコピーしてほしいぐらいだよそのネタ帳!」
姫神「では履歴を出力する。Firefo○なので」
鳴護「鬱になります。当麻君のことだから確実にネタだろうけど、万が一そうじゃなかったら呪いが宿りそうなブツはイヤです」
姫神「では片付けよう。といってもダンボールに教科書と衣服を入れるぐらい」
鳴護「退去はいいんだけど、当麻君は今度一体どこへ?」
姫神「インデックスさんは私の家。だからARISAさんのところでいいんじゃ?」
鳴護「え!?そんな悪いよ同棲だなんて!一人暮らしでお部屋も狭いし!」
鳴護「で、でも行くところがないって言うんだったら、まぁ?仕方がない、よね?」
姫神「なんだかんだで肉食系でした。ファンの皆さん本当に本当にありがとうございました」
鳴護「や、今のは流石に冗談だし。そして当麻君には今のアパートっていう帰るべき場所があるんだよ」
姫神「車はマネージャーさんが出してくれるって」
鳴護「……てか気になったんだけど、秋沙ちゃんって最近あたしのマネージャーさんっぽいことしてない?」
姫神「きっと気のせい。『歳の近い同性がいた方がいいかも?』という事務所の方針で。こっそりバイト料とかもらってはいない」
鳴護「あぁうん……しっかり現金収入に繋がってるんだったら、まぁいいかな。誰も損をしてないんだったら」
ピピピピピピピピピピピピピピピピピッ!!!
鳴護「あたしケータイ――『――はいもしもしARISAですが?当麻君見つかりました?』」
マネージャー(通話)『逃げてください!そこから早――』
プツッ、ツーッツーッツーッツーッツーッ……
姫神「どうかした?大きな声が聞こえてきた」
鳴護「『逃げろ』って言ってたよ……なんで?」
ドォゥンッ!!!
鳴護「きゃっ!?」
姫神「爆弾……!?」
鳴護「じゃない!ドアが!」
魔術師?「――ここか!隠してもムダだぞ!」
鳴護「あの、あからさまに不審者のあなたはどちら様で……?」
魔術師?「我が名は魔術師テインカーベル!DTを守り抜いた男が至れる最終到達地に座す者だ!」
鳴護「結構いないかな?世界レベルで少子高齢化が進んでるし」
テインカーベル(魔術師?)「この世界の全てをDTにするんだ……ッ!!!」
鳴護「滅ぶよね?その代をもって種族が消えるよね?」
テインカーベル「さぁ特異点の少年を喚べ!彼は全ての鍵とな――」
上条「――そこまでだ!お前たちの陰謀は俺がまるっとお見通しだぜ!」
鳴護「当麻君!?まるで待っていたようなタイミングで!」
姫神「ある意味才能っちゃ才能」
テイルカーベル「ふっ、言うようになったな当麻!」
上条「お前まさか――」
鳴護「……いやなんか盛り上がってるけど。なんで?なんで面白ビックリ人間さんがウチの事務所を襲撃しに来るの?」
姫神「――あぁ。分かった。退去命令が突然だった理由が理解できた」
鳴護「それは別問題じゃない?当麻君が巻き込まれ型トラブルメーカーなのは、今に始まったことじゃないし?」
姫神「関係無いわけではない。むしろARISAさんたちが関係者になったと思う」
鳴護「どういうこと?」
姫神「上条君の日常は私たちの非日常。血とラッキースケベが飛び交う修羅の世界」
鳴護「修羅かな?修羅場の間違いでなく?」
姫神「しかし上条君の近くで常に生活していれば。そのサイクルの一部として扱われる」
鳴護「――あぁ!ここが本拠地になったら必然的にあたしが巻き込まれてるって話か!」
姫神「そう。だからあとは頑張って。私は用事を思い出した」
鳴護「待って秋沙ちゃん!?あたし一人じゃきっと耐えられないから行かないで!」
姫神「大丈夫。きっとお姉さんがこの流れでのヒロイン認定されているはず。だってラッキーがスケベしているし」
鳴護「それはそれで不安だよぉ!?あの二人、通路ですれ違うと舌打ちするんだからね!?」
鳴護「てかインデックスちゃんは思ったよりも深い業を背負ってたんだね!苦労してたんだね!」
-終-