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――オービット・ポータル芸能警備事務所

姫神「新年あけましておめでとうございます。旧年中は大変お世話になりました」

鳴護「ご丁寧にありがとうございます。仕事始めの日に秋沙ちゃんに呼び出されて困惑してるけど、こちらこそ今年もよろしくお願いします」

姫神「ではまず去年のM○の反省会から」

鳴護「出てないよね?『とあるで漫才大会をしよう!』って構想はあったんだけど、結局ボツになったんだよね?当麻君のノドが再起不能になるから」

姫神「和服着た素人が下から二番目の得点をつけた人が優勝した」

鳴護「口が過ぎる、かな?結構それ思ってる人は多いと思うけど、みんな大人だから何も言わないんだよ?空気読んでるからね?」

姫神「なんだったらR○グランプリに出る手がある」

鳴護「退路を防ぐよね?えっと……芸能とお笑いは微妙にうん、なんかこうアレだけども!」

姫神「微妙なところだよね。面白かったら何をしてもいいのかとか。限られたフォーマットを死守した上でしなければいけないのかとか」

鳴護「どっちみちあたし達の手には余る命題と思う……」

姫神「お年玉もください」

鳴護「年上……あぁ事務所の人にってことかな?堂々とねだるものなの?」

姫神「一身上の都合で両親と親戚がいない。鳴護さんと同じといえば同じ」

鳴護「サラッと言う事じゃないよね!?てか一年一発目から重いようなことを軽くやってるし!」

マネージャー「……こちらの契約書にサインを頂ければ、毎月タレント育成費という名目で生活費が出せるようになります」

姫神「おぉ。まさにARISAの事務所へ電撃加入」

鳴護「大丈夫ですか?倫理的にも金銭的にも?」

マネージャー「義体の維持費に比べれば誤差です。元々芸能分野はARISAさんの生活費工面のためのものですし」

鳴護「心外だな!?あたしだってそこそこ売れてますけどこう見えて!?」

姫神「その通り。去年の年末に出たミニアルバムは素晴らしかった」

鳴護「お買い上げ頂きありがとうございます……?」

姫神「『火の呼○』?」

鳴護「『深呼吸』ね?あとそれはあたしであるけどあたしではない人のだから、あんまりイジらないで?」

姫神「鬼○ブームから一年経っているのに今更感があった。間違いでよかった」

鳴護「便乗にも程があるわよね?RIS○さんが歌ってるんだったら、まぁ、と思わなくもないけど」

姫神「私たちの芸名はあとで考えるとして。今日はご相談が」

鳴護「もうなんか所属する気満々だよね?あと今私”たち”って言った?ちょっと聞き捨てならないよ!詳しく聞くからね!」

姫神「それでね。上条君がニートになってしまった」

鳴護「なんて?そしてなんであたしに?」

姫神「うん。まぁ新年早々なんだけど。月曜日になっても上条君が出て来ないんだって」

鳴護「定期的に面倒臭くなるよね、当麻君」

姫神「子供が母親の愛情を確かめるため。ワガママを言うのと同じ。かもしれない」

鳴護「いや流石にそんなにディープな案件じゃない」

姫神「と。いうわけでARISAさんの力が必要。手を貸してください」

鳴護「なんでそこであたしに白羽の矢が立ったのか甚だ疑問ではあるけど……まぁ、そういうことだったらお手伝いしようかな」

姫神「『オペレーション・天岩戸作戦』」

鳴護「”作戦”って単語が二つ……いいやなんでもない」

姫神「私が本格的な神楽を舞う。鳴護さんはニューアルバムを歌ってくれれば万全」

鳴護「古典芸能にJポップを!?コラボにしても千年以上のブランクは埋めようがなくないかな!?」

姫神「では私が授業でやった創作ダンスを踊る」

鳴護「あの嫌がらせとしか思えないカリキュラム。全力で取り組めばイキってるとみんなに判断され、手を抜けば評価が減るやつ」

姫神「このあいだ火ノ神神○を見よう見まねでやったら周囲からは何かの神楽舞と勘違いされてしまった」

鳴護「秋沙ちゃんってそういうところあるよね?大人しそうに見えてやや危険人物だって自覚あるかな?」

姫神「そんなことよりも上条君を助けないと。急いで車を出してください」

鳴護「……行きたくないなー。新年早々ツッコミで時間を遣いたくないなかなー」



――上条のアパート

インデックス「はっぴにゅーいやーなんだよ!お年玉ください!」

鳴護「インデックスちゃんも中々たくましく生きてるよね?前から逃走スキルだけは高かったけど」

姫神「生きるのは戦い。戦いとは言い切ること」

鳴護「後半間違ってるよ?まぁ内容的には言い切った方が勝ちかなーと思わなくもない……はいこれ、ウチの事務所の有志の方が集めたパンの大福袋です」

インデックス「ありがとうありさ!おやつがわりに食べるんだよ!」

鳴護「明日筋肉痛が心配になるぐらい重量のバッグの中身は一体どこへ……」

姫神「それよりもターゲットの様子は?」

インデックス「トイレ付きのユニットバスに二年半ぶり二回目の籠城をしているんだよっ!」

姫神「時間が過ぎるのって早いよね。またこのネタをテンドンする日が来ようとは」

鳴護「どんな感じのなのかな?全然出て来ないとかコミュニケーションができないみたいな?」

インデックス「うーんとね、ごはんとおやつとおふろとおそうじと定時のにゅーす以外はずっと引きこもってるかも」

鳴護「実家住まいの人かな?健全なニートレベルの引きこもり方だよね?」

インデックス「あるばいとの時間はきっちり30分前には家を出るし……」

鳴護「じゃもういいんじゃないかな?下手に突かなくても春になれば立ち直るよ」

姫神「インデックスさんは不自由してない?」

インデックス「特にはなにも。お隣でお世話になっているんだよ」

鳴護「本当に被害が無きに等しいな!もう放って置いて女子会しようよ!」

姫神「その誘惑には少し引かれないこともない。しかし事態は思ったよりも深刻。この動画を見てほしい」

鳴護「……大体想像はつくけど……」 ピッ

上条『――はい、っていう訳でサンシャイン上条のスーパークレイジーちゃんねるが始まった訳ですが』

鳴護「知ってた。そんな気はしてた」

インデックス「この背景のお風呂場に見覚えがあるのが悲しいんだよ」

上条『えーと去年末に発覚した「サンシャイン池○の元ネタ一回も見たことなかった説」は、多分どっかで見たような気がします?』

鳴護「あんなのが炎上してた!?そう言う人多いのに!?」

上条『ちっ、反省してまーす』

鳴護「これもう狙ってるよね?火に油を注ごうとしているよね?」

姫神「まだ甘い。私だったらフルハウスの役が揃ったシャツを着てくる」

鳴護「ネタが古い、かな?『あぁ!』っていう人は流石にいないと思う」
(※元プロ野球選手が違法賭博で逮捕→謝罪会見に着てきたのがポーカーの柄)

上条『えー、そんな訳で怖い話やりまーす。よかったらチャンネル登録か投げ銭くださーい』

鳴護「当麻君ここを開けてそんなナメた態度で芸能は乗り切れないよ!芸能界の荒波は津軽海峡よりも厳しいんだからね!」

インデックス「経験者は語るんだよ。何言ってるのか分からないけど」

上条『――これは正月、俺が実家に帰省したときの話だ』

姫神「というか怖い話?上条君はその手の才能があった?」

鳴護「っていう話は聞かないけど……インデックスちゃん的にはどうなんです?」

インデックス「ユーレーもモノノケもいないことはない、んだけども……とうまとの相性が最悪を通り越して狙われるれべるなんだよ」

上条『父さんとの待ち合わせの時間まだ少しあるし、たまにしか帰って来れないなんだし。まぁ折角だから?みたいな軽い気持ちで俺は路地裏へと入っていったんだ』

上条『だがしかし!そこで俺を待っていたのは強烈な違和感だった!まるでどこか余所の街へと紛れ込んだような孤独感!』

上条『コンビニも!昔はお店だったらしい民家も!どこかがおかしい!いや別に「神はみてるよ?」的な張り紙ベッタベタって話でもない!』

鳴護「あれも急にあると怖いよね」

姫神「私は嫌いではない。たまにあるレアな文言を見つけるとちょっと得した気分になる」

インデックス「極めて個人的には、えっと同じ神様なんだったらもっと堂々とすればいいんじゃないかな」

鳴護「そして当麻君、全部の台詞に”!”入れるのやめよう?力入りすぎてて聞きにくいから」

上条『そして彷徨うこと数十分!地図アプリを片手に何とか元の道へと戻った俺は気づいた、気づいてしまったんだ――』

上条『「――あ、そういや俺、記憶喪失だったっけ」、ってな……ッ!!!』

鳴護「自虐がひっどい。見てる方が気を遣うようなボケはお笑いとはいえないよ?ダメだよそういうの?」

姫神「うん。コメントが『もっと他にオチあっただろ。きちんと作れ』って主旨で埋まっているね」

インデックス「そこで『作るんじゃない』って注意されないのが、なんともマッポー的なんだよ……!だって面白ければ作りでもいいってことだから!」

上条『えーっと次は、脱ぎまーす』

鳴護「当麻君それだけはやめといた方がいいよ!誰も何も得をしないのに後々尾を引くから!」 ドンドンドンドンッ

姫神「引き出しの狭さが最安パソコンのHDD並。最近はSDDが多くて困る」

インデックス「てゆうかさっきからこめんとがね。このあかうんと名『Tアンリ』って人と『ブラウ』って人が『いいぞもっとやれ』って」

上条『ちょっと待て誰か来て――いや違うんだ!スキャンダル的な話ではないんだ!』

鳴護「いらないいらない、そういう配慮いいから」

上条『これがARISAが勝手に俺の家へ来たんであって、西葛西的なスクープでは決して……!!!』

鳴護「気をつけるところ間違ってるよ?当麻君が何かあっても『へー』でみんな基本聞き流すからね?」

姫神「そしていついつまでも語り継がれる武勇伝。いい加減にしてほしい」

インデックス「本当に嫌な時代になったもんだよね」

ガチャッ

上条「『――はい、最後にARISAさんから告知があるそうです』」

鳴護「急にムチャ振りしてきたな!?てかサンシャインさんの刹那的すぎる生き様にあたしをいっちょ噛みさせないでほしい!」

上条「『ミニアルバム出たばかりですよね?俺も買いましたよー』」

鳴護「あ、はい、それはそうですけど。告知したくないです」

上条「『確か”透明人間が私を呼ぶからシンドローム”?』」

鳴護「曲名ウロ過ぎない?部分的にしか覚えてないからって、全部ミックスさせたら立派な病名になっちゃったよね?」

姫神「見えない人から呼ばれてる感が全面に。文字通りの電波ソング」

上条「『視聴者ARISAのサイン入りCDを会員限定1名様にプレゼントしまーす!それじゃまた明日!』」

鳴護「さ、さよならー!」

上条「――よし、オッケーだ!今日の放送は大盛況に終わったな!」

鳴護「そ、そう?」

インデックス「『めーせっじぼっくす』ってあいこんがチカチカーしてるんだよ。パンクするのかな?」

姫神「AIRSAファンの恨みを大人買いしている。きっと今頃吊し上げ」

上条「御協力ありがとうございました。あとサインください」

鳴護「嫌、かな。あと怖ろしい勢いで『事務所から出ていけ』ってSNSに……」

上条「『いいのかお前ら。俺が居なくなったらバンドマンか青年実業家が移籍するぜ』っと」 カチカチッ

姫神「おぉ。海を割ったモー○のようにバッシングが引いていく」

インデックス「みんなトラウマでもあるんだよ……?」

上条「ふっ、俺が安パイだと思われてるからできることだぜ!これが海原や一方通行辺りだったら危なかったがな!」

鳴護「なんて悲しい安全地帯!実態はある意味対極の関係といってもいいのに!」

姫神「それよりもインデックスさん。鳴護さん。キャッチプリーズ」

鳴護「キャッチ……?あぁ!はいっと!」 ガシッ

インデックス「あぁもう新年早々手が焼けるんだよ……!」 ガシッ

上条「あれ俺捕獲されてる?あれ?」

姫神「ふふふ作戦通り。オペレーション天岩戸。上条君ゲットだぜ」

上条「――くっ、流石は姫神!とある高校の『意外性のある女子』序列一位……ッ!」

鳴護「そんなしょーもないランキングで遊んでるの?ちょっとどういう理由でランクインしたのか気になるけど」

上条「えー、以下土御門信用会社(有)のアンケート結果です――『喋ってみたら意外に普通。語尾に”のじゃ”をつけると思ってた』」

姫神「安易なキャラ付けはいくない。そしてそういうのは慣れられると終わる」

インデックス「絶対に日本の学校の空気じゃハブられるよね、それ?とびどうぐにもほどがあるっていうか」

上条「『体力も意外とあった。病弱そうなのに』」

姫神「山育ちなのでそこそこ健脚です。ただし人の誇れるほどではない。一般人以上運動部未満?」

鳴護「秋沙ちゃんが100m走するシーンが想像出来ない!」

上条「『屋上で歌が聞こえたので、なんだろうと行ってみたら姫神さんがとてもいい姿勢で歌っていました』」

鳴護「あ、そういうのがいいな。ミステリアスな感じで素敵」

上条「『しかし歌っていたのが”豚のご○(作;大槻ケン○)”でした。外見詐欺にも程があります』」
(※”さよなら絶望先○ ○のご飯 小林ゆ○ 仕事選べ”でググってみましょう)

鳴護「ねぇそのキラーパス芸今年も続けるの?純粋な子が軽い気持ちでググってトラウマ植え付けられたらどうするの?法廷だよ?」

姫神「さよなら絶望先○の曲を歌っていただけでどうして責められるかと小一時間」

インデックス「理不尽なんだよね。わたしも新年前に一時帰省したときゴスペル代りにあにそん歌ってめっちゃ叱られたんだよ」

鳴護「それは叱った人が正しいと思う」

インデックス「コンバトラ○・ボルテス○は『あれ?外国の曲?』ってスルーされてたのに、ダイターン○は無理だったかも」

鳴護「無理だよね?最初に『ダイターーンスリ○!』ってフレーズ入るからまず無理だよね?」

上条「『放課後の音楽室で他校の女子とダベっているのを見た。何故か仮面ライダ○一号の変身ポーズを伝授していた』」

鳴護「秋沙ちゃんもっと自分の外見に責任を持とうか?」

姫神「責任はある。だから可哀想な浮遊霊を成仏させようと色々取り込んでいる最中」

インデックス「かめんらいだ○さん……魔術的なものとは、うん、違う、かな?科学さいどっちゃさいどだし、ふうかもそっち側だから」

上条「と、いう訳で今のはノーカンで!俺を解放してください!」

インデックス「したら戻るでしょ?すていっていうかほーむっていうか、そろそろその遊びも飽きて来たんだよ!」

鳴護「あー、てゆうか当麻君はなんでまた引きこもろうって考えたの?ショックなことがあった、とか?」

姫神「上条君の場合は常に現実がシビア。体は慣れても心はそうでもない」

上条「あれどうしよう?ギャグ回なのに本気で心配されてるのが辛い……!」

インデックス「むしろぎゃぐ以外の回があったのかと。んで、とうまは何が気に入らないんだよ?怒らないから言ってみるといいかも!」

上条「俺は……気づいちまったんだこの世界の秘密を!知らなきゃよかった事実をだ!」

姫神「サザ○さんワールドではなく。極めてゆっくりと時間が進んでいる世界?」

インデックス「その間、一体何代のもばいるが世代交代をしたかって話なんだよ」

上条「俺が居なくても世界は回っていくんだ!」

インデックス「それはそうじゃないかな?とうまが生まれる前からそうだし、そのあとだってずっとそうだよ?」

鳴護「疲れているのかな。うん!アルバイトもお休みしよう?スタッフさんに代理で行かせるから、当麻君は休んで?ねっ?」

上条「そうじゃない!違うんだ!俺が言いたかったのは――」

上条「――『Pとある科学の超電磁砲、俺らよりも優遇されてんじゃね?説』なんだ……ッ!!!」

鳴護・姫神・インデックス「あー……」



――上条のアパート

上条「――『Pとある科学の超電磁砲』の稼働決定おめでとうございます……ッ!!!」 ギリッ

インデックス「そんな血を吐くようなてんしょんで言われても困るんだよ!」

上条「なんだよあの内容は!?白井さん何回ヘンタイヘンタイ言われてんだよ!誤解されるだろ一般の人に!」

鳴護「いやあれは……まぁ正しいような、その、一部のスタッフの暴走といえなくもないような……」

上条「――よし、脱ぐか!」

インデックス「だから需要がないよ?とうまを含めて誰もなにもいっさいがっさい得をしないんだよ?」

上条「俺とJC四人、どっちがバズるか言ってみろよ!」

インデックス「間違いなくあっち。とうまが仮にとっぷもでる並のいけめんでも、まぁあっちかな。だってぼーだーがそれだから」

上条「みんなだってあれおかしいとは思わないか!?俺らが大体フルセットで筐体一個へコンパクトに収められてんのに、向こうはあからさまに主役と他三人推して来やがってんじゃねぇか!」

鳴護「まぁまぁ、それは仕方がないんじゃ?だってキャラクターものは主役の子を中心にイベント?とか出す、んだよね?」

姫神「パチンコは分からないシミュレーターはやったことあるけど。すぐ飽きた」

上条「騙されるな!俺たちが撮影したときを思い出せ!」

インデックス「二人で入ったじゃんすたじお。とうまはちょっとかかってたみたいだけど」

上条「そう俺らのP撮影するときに制作の人に聞いてみたんだよ!」

インデックス「なんかとうま戻ってくるの遅いなー、って思ったらそんな事聞いてたんだよ……」

上条「『あ、あのすいません……?俺の撮影ってもう終わりですか?もっと他のキャラと絡んだシーンとかって撮らないんですか?』ってな!」

姫神「急に弱気」

上条「『てか俺、主……?主人……?あれ?』」

鳴護「露骨に待遇改善を要求してたんだね」

上条「そうしたらスタッフの人は『上条さんの撮影は……えーとこれで終わりですね!このあと御坂さんと一方通行さんのが入ってますんで!』って……!」

姫神「その二人が同じ日なのは揉める気がするよね」

上条「『スタジオ見学をご希望でしたら、あっちのスタッフに言ってね』って!」

鳴護「なにか別の要求をされていると思われてるなこれ!」

上条「でまぁ青ピと一緒に見学したんだけど」

鳴護「見たんだ?!美琴ちゃんの撮影風景!?」

上条「『なんで衣装何着も着替えてるの?』とか!『俺よりリーチパターン多くね?』とか!疑問は色々あったんだよ!」

姫神「疑問と言うよりも核心では?と姫神はツッコミます」

鳴護「秋沙ちゃんが段々ギャグキャラに……!?」

上条「でも俺は空気を読んで何も言わなかった!観覧者に配られるステッカーもらって大人しく帰って来たんだ!」

インデックス「えぇっと……事実はともかく、いいたいことがあるんだったら言えば良かったんじゃない?」

上条「おいおい何を言ってるんだいインデックスさん、神様はこう言ったんだんだぜ――」

上条「――『何だよこの国、全員が主人公ってどういう事だよ』ってな……ッ!!!」

インデックス「違う違う。神様は神様違いだし、それ言ったのはとうまだったよね?」
(※無印18巻371ページより引用。エリザードさんがユニオンフラッグ使った直後の台詞)

上条「全員が主役なら!そう全員が主役なんだったら俺一人がワガママ言うのは間違ってる!俺は自分を恥じたね!」

鳴護「あの……今かな?よりにもよって新年一発目のネタがここまでネガティブなテーマでいいのかな?」

姫神「大丈夫。オールウェイズネガいネタばかりなので。基本的に」

上条「筐体だって『インデックス推しじゃん』とか思いながら黙っていたさ!」

インデックス「決して恥じてないよね?『ちょっと不満に思ってたんだけど、口に出さないでおこう』ってのをばくろしてるだけでしょ?」

上条「でも違うじゃねぇかよ!なんでビリビリの方はJC四人がファン引くぐらいに前面出てんだよなあぁっ!?」

姫神「一般の人が見たら『この四人が主人公なのかな』ってぐらいに。しかし間違ってはいない」

上条「……俺、もしかしてJC四人のオマケか……?」

鳴護「当麻君、ほら!お正月だし人生ゲームでもしようよ!丁度四人いるからきっと楽しくなるよ!」

インデックス「あぁそれはもう昨日まいかともとはると実行済みで、とても悲惨なことに……」

姫神「結果は?」

インデックス「全ての場面で1が出続けるって、それはもう奇跡だよね」

上条「あぁ俺は大丈夫だ正気だし疲れてなんかない!」

鳴護「それ正気じゃない人が立てるフラグ」

上条「『俺たちの世界ってもしかしてビリビリとのバーターで続いてる説』……ッ!!!」

インデックス「悲しくなるんだよ!完全に否定するのには勇気が要るからね!『じゃあ試してみる?』的な圧がかかるかも!」

上条「ま、まだだ!まだ試合は終わっちゃいないぜ!一矢報いるまでは!」

姫神「その考えが既に負けている。コールド負け寸前の甲子園地方予選で強豪校にカチあった普通校のキャプテンっぽい」

上条「そうだ!俺がオリジナルソングを歌えば……!」

鳴護「弁えてね?ていうかインデックスちゃんやあたしを差し置いて何言ってるのかな?」

上条「だって向こうは四人で新曲含めて13曲だろ?そこを逆手に取るんだ!俺が一人で全部歌えば……!」

インデックス「ダメだもの、それもう想像するだけで面白いんだよ」

上条「考えろ!敵は合体する前のカル○とブリー○で、俺はカルコブリー○だと思うんだ!」

姫神「トータルの戦闘力は同じ。あぁでも合体前に仕留められるプレイ動画も見た」

鳴護「合体ロボって大抵『なんでそれ合体出て来ないの?』ってことが往々にして……」

上条「俺の――負けだ!合体できないカルコブリー○なんて人気が……!」

インデックス「とうまがずっと何言ってるのか分からないんだよ」

姫神「大丈夫。続編では萌えキャラとして仲間に昇格されている」

インデックス「違う、そうじゃないんだよ」

上条「誰かは『もうリディ○と一緒に駆け落ちすりゃいいじゃんね』って普通のトーンで言ってた」
(※個人の意見です)

インデックス「過激派だね?『なんで大きくなった!?』って言っちゃうヒトかな?」

姫神「あの二人が表舞台から消えると地上が焼き払われる展開になる。まぁ幻獣界からのフォローが入るから最悪にはならない。筈」

上条「現在の俺の持ち歌は一曲だから……よし!オリジナルソングは12曲になるな!ファンも大喜びだよ!」

鳴護「トップ寄りのアーティストでも多くない?最近のベストアルバムぐらいのボリュームだよ?」

姫神「そして上条君のファンだったら。まずご乱心を止める」

インデックス「いやぁどうかなぁ?とうまのふぁん層は独特で、酷い目に遭っても『やったね上条さんオイシイね!(※ただし芸人的な意味で)』とか、うん……」

鳴護「ファンじゃないよね?ファンのフリをした敵だよね?」

上条「アルバムは……そうだな!通常版の他に初回限定版を出そう!ファンのみんなに喜んでもらえるぜ!」

鳴護「無理、かな?ニッチなファン層がいなくはないかもだけど、その、限定版と通常版を買いそろえるようなマニアは少ない、よ?美琴ちゃんぐらい?」

姫神「鳴護さんは上条君を過小評価している。彼の器はその程度では収まらない」

インデックス「そうなんだよ!とうまはできる子なんだからね!」

鳴護「あ、あれ?風向きが変っ、て?」

姫神「どうせするんだったら初回限定版も種類を増やせばいい。限定版A。限定版Bと強気に出てみる」
(※三澤紗千○さんミニアルバム・『深呼吸 初回限定版B』、2021.12.22発売・税込み2,750円)

インデックス「それだけじゃ足りないかも!おりじなるぐっずを入れたみに写真集も同封しちゃえばいいと思うんだよ!」
(※三澤紗千○さんミニアルバム・『深呼吸 UNIVERSAL MUSIC STORE限定BOX完全生産限定』、2021.12.22発売・税込み11,000円)

上条「そうだな!きっと大人気だしすぐにハケるな!」
(※三澤紗千○さんミニアルバム・『深呼吸 初回限定版A』、2021.12.22発売・税込み2,750円)

鳴護「また三人が示し合わせてたかのようにイジってきたな!何か言いたいことがあったら聞きますけど!?あたしがね!」
(※三澤紗千○さんミニアルバム・『深呼吸 通常版』、2021.12.22発売・税込み2,750円)

鳴護「あとユニバーサ○さんに迷惑がかかるからいい加減にしてくれないかな?法的な対応も辞さないよ?」

鳴護「てか幾千幾億もあるとあるSSの中で、レコード会社までイジるのってここぐらいじゃない!?タチ悪いよねっ!?」

上条「くっくっくっく……これで終わったと思うなよ……?『2021年はダメサメ映画超豊漁でしたね!』と、例の再現動画にも怯えるがいい……!」

鳴護「本当にタチ悪いな!?別にあたしがしなくたって涙子ちゃんかレッサーちゃんが嬉々としてやりそうなのに!?」

姫神「あんまり詳しく書いたら色々と問題があるので。まぁそのうちやるらしい」

インデックス「もう魔術と科学が一切絡んでないんだよね。そして正直、最新のすぱい○ーまっよりね楽しみにしている私がいるのかも」

鳴護「……それで結局当麻君は何がしたいのかな?」

上条「音楽不況の時代によくもまぁ強気のマーケティングだなって」

鳴護「その話じゃなくてね!?」

上条「絶望した!エロゲ×でよくある店舗特典までつけるだなんて格差に絶望した!」

鳴護「ニートになった話は?」

上条「……かなり忘れてたが!そんな感じで俺はこの世界に絶望しちまったんだ!」

姫神「上条君はあっちにも出ているのだからいいのでは?」

上条「あっちはあっちで『あれこれ一方通行の方が出番多くね?』って格差が……!」

インデックス「もう諦めたら?」

上条「まぁそうだけどな!何事も諦めが肝心だよな!」

鳴護「じゃあ出て来なよ。今日の企画全否定だよ」

上条「――だがまだ諦めない!俺は、俺たちの努力の結晶であるPとあ禁をこのまま諦めたくはないっ!」

鳴護「え、でも続編っていうか後継機なんか年単位で出ないよね?美琴ちゃんの方出ちゃったら、それこそ」

上条「いや――戦い方はある……!」



――某日某所 来週ぐらい

浜面『あー、新年も終わっちまったなー。ガキ○もやんなくなったし、高齢化がなー』

浜面『まぁ俺たちは普通の生活へ戻るかな。どれ!今日も頑張って朝一でパチスロ屋へ並ぶぜ!健全な労働のために!』

土御門『にゃー、その兄さんお仕事お疲れさまだにゃー』

浜面『ちーっす。たまにいるにーちゃんじゃねぇか』

土御門『調子はどうだぜぃ?』

浜面『まぁまぁかなー。来週新台入るっちゅーし、今週はまだ-5万だからスローペースって感じで』

土御門『いや、その台なんだけど……いい台あるんだぜぃ。あー、その、言っていいのか迷うんだにゃー』

浜面『いい台って設定甘いの?あれそれって違法になったんじゃなかったっけか?』

土御門『そうじゃないにゃー』

浜面『それとも新型コロナの厳戒日ですら稼働日には廃人が朝から並んだっていうシンフォギ○か!?』

土御門『実話らしいけどそっちでもないにゃー。俺が知ってるのは、とある……あー、これ以上はダメだにゃー。大きな声では言えないにゃー』

浜面『あぁあの話題の新台か!「最初っからこっち出せよ」って一部の心ないファンからは言われてた!』

土御門『さぁ、どうするんだにゃー?とあるファンとしては決して避けられないぜぃ?』

浜面『……俺も男だ!まず間違いなくギッチギチに硬いだろうが、そこはそれ愛でカバーすればいい!』

土御門『よく言ったぜぃ!さっ、秘密クラブへ!』

……

浜面『ここが……なんか普通のパチ屋っぺぇけど』

上条『ふっふっふっふ……!ようこそいらっしゃいました、ここは一時の夢を生むギャンブル場……!』

浜面『遊びであってギャンブルでは……まぁ細かしい事は気にしないぜ!支配人、例の台をプリーズ!』

上条『お前も好きだなぁ……ほらよ、これが打ちたかった台だぜ!』

浜面『こ、これはっ!?』

上条『――そう、「Pとある魔術の禁書目録」だ……ッ!』

浜面『って違うじゃねーかよ!?とあるはとあるでも古い方だろこれ!?』

上条『え?何言ってんですか?とあるってちゃんと言いましたけど?』

浜面『ズッリィな!?帰る!僕おうちに帰るんだもん!』

上条『そういうと思ってたぜ!先生、出番ですぜ!』

浜面『くっ!やっぱりあったかびじんきょく(※つつもたせの間違い)展開!だが俺は負けないもん!何故ならばスキルアウトを束ねていた事もあったんだからねっ!』

鳴護「ねぇ、そろそろ回想にツッコんでいいかな?ボケが誰一人としていないから、凄く読みづらくて」

姫神「それがいいところ。もう少し待とう」

絹旗『はいはーい、超先生ですけど何か?』

浜面『用心棒役がオーバーキル!?逃げるに逃げらんねぇなコレ!?』

上条『お前はもう逃げられない!さぁ諦めてレベル5にあやかって設定5の台を打つしかないのだ……!』

浜面『あれ?意外と良心的?』

上条『なんだったら代打ちもやっておりますのでお気軽にお声をおかけください……!』

浜面『じゃあもうそれだけでいいんじゃね?』



――

上条「――どうだろうこの作戦は?バカを騙して打たせるっていう」

インデックス「ざるだよね?まず誘導の所から作戦まで全部とーたるでざるなんだよね?」

姫神「土御門君が予想以上にハマり役だった」

鳴護「あとこれ実際にやっては……ないんだよね?最愛ちゃんがこれ以上なく的確にエミュレートされてて怖いんだけど」

上条「監督は『あぁ別に私たちも超出番ありますし、お盆よりも高い頻度で帰ってくるヌレンダと会えて嬉しいです』って」

鳴護「名前そうだったっけ?あとこれ前にも言ったけどアニメから入って原作で/の洗礼を浴びる人が続出したように、まだトラウマ量産しないかな?」

上条「俺たちの残されているアドバンテージは先に出ていることだ!『あ、これ新作なんだっけ?』って勘違いさせて一発逆転を狙おう!」

姫神「ユーザーを甘く見すぎてる。中でもヘビィな人たちは生活かかっている。よってそうそう騙されないと思う」

上条「……噂を流したらどうだろう?『Pとあ禁で大当たりを出したら超電磁砲に変形する』……とか!?」

インデックス「とうま、憑かれているんだよ。去年どしろうとなのに黒い民俗学の話を延々としたから」

姫神「個人的に是非搭載してほしいそのギミック。一体どれだけ筐体価格が跳ね上がるのか知りたい」

鳴護「元を取るのに一体どれだけの人が財産を溶かすんだろう……?」

上条「――みんな覚悟は決めている。あとは戦うだぜ!……あとインデックスさんには終わったあとお話があります!憑かれているとか憑かれてないとかよろしくねっ!?」

姫神「問題ない。『ザーザードザーザードースクローノロノスー○』」

鳴護「『バスター○』だよね?もう全員が諦めの極地に入った悪い意味でエターナルった第一作」

上条「もっと君たちも危機感を持ちなさいよ!俺たちの努力の結晶が撤去されそうになっている現実を!」

インデックス「とうまこそ思い知るといいんだよ!知らない人がわたしを見て『あぁ、めん○』って勝手に納得された思いをね!こっちのほう全てにおいてせんぱいなのに!」

上条「ドンマイwwwwwwww」

インデックス「噛むよ?」 ガチガチッ

上条「……発想を変えよう!あの悪魔の四人に対抗するためにはこちらからも人員を出すしかない!」

鳴護「出したところで……まぁ、いつか出るかもしれない新台の参考としてはいいかもしれない、かな?で、誰を?時期的にレッサーちゃん?」

上条「学園都市が誇るレベル5、常盤台の――御坂美琴さんが俺たちにはついてるってな……ッ!!!」

姫神「『もしかして;同じ人』」

上条「……クソッ薄々分かってたんだ!人気投票で大きく水を空けられ、一回も勝ててないって事に気づいてはいた!」

上条「きっと運営が不正に票を操作してるんじゃないかって歌か競ったことすらあったさ!」

上条「でも向こうは数作品に渡って出やがってるしなんだよアレ!?何をどうしたらOVAで銭湯行くだけの回が売れるんだよっ!?」

姫神「得てしてOVA自体の存在価値がそんなもの。肌色比率マシマシだという」

インデックス「面白いから黙ってよう」

上条「そう思ってたら向こうは何か鹵獲したメカ使ってデンドロビウ○みたいになってるし!どうせあれまた『メカニックデザインの無駄遣い』とか言われる相手に頼むんだぜ!?」

鳴護「どうしよう。当麻君が情緒不安定すぎる」

上条「……」

上条「――よし!向こうが大ヒットしたら、その人気に寄生する形で行こう!」

鳴護「言い方。そしてそれは何の解決にもなってないよ。乗っかってるだけだからね」

鳴護「てゆうか今日の集まりもおかしくないかな?当麻君はニートって訳でもないし、延々と新台をイジってるだけの回ってどう?新年なのに?」

鳴護「そもそも一番ダメージを受けたのがあたし一人っていうか三○さん――ハッ!?もしかして主題はそこで、ミニアルバムをイジり倒したかっただけ、とか……?」

上条「――よーしTRPGやろうぜ!俺はグラスランナーっぽい人間を選ぶぜ!なんたって種族の項目が消えちまったからな!」

姫神「では私はエルフっぽい人間。人間なのに魔力が高め」

インデックス「わたしは……土精霊っぽい人間かな。前線は任せて欲しいのかも」

上条「アリサは?」

鳴護「あ、うん。じゃあ歌関係のスキルがある種族、もとい人間ならはなんでも」

鳴護「てか全員がPCでGMいないんだけど、ボードゲーム的な感じのゲーム?」

オティヌス「『――君たちが酒場でテーブルを囲んでいると急に喧噪が消え失せた。何だろう?と首を傾げたら、入り口に倒れていた少女と目が合った』」

オティヌス「『助けて下さい!私の故郷を救って――命を惜しむ賢明なる臆病者はそこで座っていろ!バカで無謀な勇者どもは武器を手に飛び出せ!』」

鳴護「あ、そういやいたね!?ずっと忘れてたけど!そして何か楽しそうな導入だなこれ!」

姫神「なんかもうgdgdだけど。まぁ大抵のことは笑いとばせばなんとかなるかもしれない」

鳴護「あ、うん。美琴ちゃんの新台も……まぁ興味があったら、遊べばいいんじゃないかな?」



-終-

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