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Clock(trial)

絹旗「ニンゲン超観察バラエティ ハマヅリング3。浜面仕上殺人事件編」

 
――第一のトラップ
――第二のトラップ
――浜面仕上殺人事件()


――廃工場

女の子の声『――超喜びたまえ!諸君らの評価は中々のものであったと報告されているようで!』

女の子の声『数々のドッキリを乗りこえ、超ツッコミ要員としてフレ――ゴニョゴニョ、の!後釜を担うに相応しい人員であると私は超確信しています!』

別の女の子の声『待って!?初耳なんですけど超初耳なんですけど!この流れだとあたしがリストラ対象になってるって訳じゃないの!?』

女の子の声『残された試練も後ひとぉつ!これを成し遂げれば皆さんの超クソみたいな人生が一変する、栄光が約束されるのですよ……ッ!!!』

別の女の子の声『言い方。結局こっちの仲間になったら人生ヲワタだと思う訳だけど……』

女の子の声『さぁ集いし勇者どもよ!死力を超尽して多々買って下さい!命果てるまで萌え豚となって!』

別の女の子の声『字、違う。同じ”たたかう”にしても貴賤が180度変わるわ』

別の女の子の声『つーかね、あんたモニタ見てんの?さっきからギレ○ばりのアジを気持ち良くやってんのは分かる訳だけどさ』

女の子の声『何か超問題でも?』

別の女の子の声『いやだから、ほれ、見なさいよ』

パンパン、パパパン

佐天「飛天!」→

建宮「御剣流!」↓

上条「龍槌せぇぇぇーん!」 ドヤァ

上条「飛天!」→

建宮「御剣流!」↑

佐天「双龍せぇぇぇぇぇーん!」 ドヤァッ

佐天「飛天!」↓

上条「御剣流!」→

建宮「げ、現行犯逮捕!あ、間違えた!」

佐天「はいアウツッ!アフロの人、減点一ですねっ!」

建宮「いやー間違っちゃったのよ!飛天御○流にそんな技なかったのよな!」

ショチトル「おいバカ、そこのバカ。私はよく知らないが、これだけは言っておく――また余所様にケンカ売るのはやめろ、と」

建宮「現行犯じゃないらしいのよ。所持犯よな!あー、うっかりなのよ!」

ショチトル「おいそこのツンツン頭!お前に課せられた宿命を放棄しないで貰おうかッ!」

上条「いや俺は別にツッコミが仕事ってんじゃない。学生はダラダラってするのがお仕事だよ!」

佐天「ノッてたじゃないですか。フツーに飛天○剣流ゲームやってたじゃないですか」

上条「ちょっと何言ってるのか分かんないですよねっ!だって俺たちはもう何週も前から(体感時間)集められているのだから!だからねっ!」

佐天「それで今更敵を作らないようにしてるとか、流石に無理じゃないかなー?」

建宮「待つのよ少年!ここは下手に対処を間違えると炎上するのよな!」

上条「対処も何もねーよ。だってもう国家権力のお世話になってるもの、フォローの仕様がないもの」

建宮「はっ!だがここは女教皇去りし後も教皇代理としてフォローし続けていた建宮斎字、別名フォロ宮さんの出番なのよ!」

上条「語呂悪っ!?確かに神裂の投げっぱぶりもどうかと思わないでもないが!」

佐天「ここからフォローするとすれば、どう立ち直しますかね?」

建宮「そうよな。俺的にはくぎゅうパンチの人の方が、具体的には未成年売春の方が罪も重いと思うのよ!」

上条「建宮建宮、それ世間一般では事故に巻き込んでるって言うからな?天草流では知らんけど、一般的には巻き込み事故か無理心中」

佐天「既にヤフ○ニュースではなぜかしまぶ○しまぶ○って単語が躍ってますけど……」

建宮「救われぬ者に救いの手を……ッ!」

上条「もうし○ぶーは忘れてたっていいだろ!刑も終えたし連載も完結させたから思い出してあげるなよ!」

建宮「むしろ助けて欲しいのはこっちの方なのよなっ!?いつになったら堕天使エロメイドちゃんがモニタの中から出てくるのよっ!?」

上条「待て建宮。帰ってこい、正気の世界へ帰ってこい今直ぐにだ!」

佐天「や、お言葉ですか人様にご迷惑かけない分だけ、地球にもご近所にも優しいのではないでしょーか?」

上条「あぁもう人様にゃ迷惑はかけないかもだが、お家断絶的な意味でご両親にはダメージ入るだろうけどもな!」

建宮「ハッ!学園都市は数世紀も先取りした科学の街だってのにこの程度なのよ!」

上条「VR技術の進歩っぷり見るに俺が死ぬ前には次元の壁はなんとかなると思うわ。かなりマジで」

上条「……」

上条「……ふぅ。いいツッコミだった!」

ショチトル「『一仕事した』みたいな雰囲気は、いらない。してないしな、これといって別に何も」

佐天「てかフォロ宮さん、フォローをまずしてませんよね?」

建宮「おっとこれはフォロ宮さん一本取られたのよ!いや失敗失敗!」

上条「なぁ神裂がお前んとこ飛び出したのさ。チート人生に嫌気が差したんじゃなくて、ツッコミが面倒になっただけじゃね?」

上条「だって俺だったら飛び出すもの。『もうおはようからおやすみまでボケ倒す天草式なんて知りません!』って」

佐天「や、あのというかですね。我々さっきからパーティゲームで時間潰してるんですが、今更ながらにいいんですかね?」

ショチトル「帰れよ!てかなんで私も居残ってお前に付き合わなきゃならないんだよ!?」

佐天「だって時給1500円のアルバイトだよ!?こんな美味しい仕事二度と回ってくる訳ないじゃん!」

上条「――女の子同士の友情、プライスレス!」 グッ

ショチトル「黙れ百合中。親指を立てるんじゃあない」

建宮「『互いに想う相手は一生にただひとりだけ』――マリア観音様が見ているのよ!」

佐天「単語の後半は不必要なような?」

上条「つーか九州ってBLでも有名じゃないなかったか?備前藩の葉隠れ然り、薩摩藩のアレ然り」

建宮「近藤勇に当てた手紙に書いたあったやつなのよな!」
(※意訳;「最近俺らの所領でBL流行って困るんですけど。マジ士道不覚悟なんですけど」――というのが実在します)

ショチトル「……こわい……BLでHENTAIの国にお兄ちゃんが、汚されて……!」

上条「まぁどうって事ないさ!拗らせたHENTAIのエジキになるのは誰かさんも決定してるしなっ!」

佐天「上条さん、新人イビリはそのぐらいに。多分薄い本でお兄さんと対面してエロい目に遭う人は」

建宮「まっ、そんな感じでよろしくなのよ!」

佐天「なんか飛天御○流ゲームでつい盛り上がってしまいましたが、今更ながらに自己紹介をした方がいいんじゃないかなーなんて」

佐天「上条さん、とは、えっと、御坂さん繋がりで知り合いです、ね?」

上条「うん。いつかはお守りありがとうございました。改めまして上条当麻です」

佐天「あ、ご丁寧にどうこ。あたし――私は佐天涙子と申します。御坂さんのダチやってるJCです」

上条「ビリビリに友達が……ッ!?」

佐天「そのリアクションは超失礼ですよ!『孤高の御坂派』だって有名なぐらいですからね!」

上条「イジられてる。常盤台でも悪意を以てイジられてる姿が浮かぶなっ」

佐天「それで、フォロ宮さんは上条さんのお友達ですよ、ね?アフロの方に会った瞬間ラリアットかましてましたもんね?」

建宮「フォロ宮改めて建宮斎字なのよ!」

佐天「学生?いやぁ、厳しいかなー」

建宮「あー、あれよ。俺は地方の食えない劇団員をやっているのよな」

佐天「劇団、ですか?あ、確かにそう言われてみればそんな感じもします。つーかピッタリかも!」

建宮「劇団・天草式をどうかご贔屓になのよな!」

ショチトル「(……最近のアクターは魔術まで嗜むのか。興味深いな)」

上条「まぁこんだけアレな格好してて『会社員です!』はちょっと無理が……」

佐天「んで、最後のそっちの子はあたしが何度かお世話になってるショチト――」

ショチトル「馴れ合うつもりはない。というか帰る!」

佐天「かーらーの?」

ショチトル「べ、別にお前が心配で残るんじゃないんだからなっ!?」

上条「見事にツンデレ拗らせてる。しかも底が浅いエアツンデレタイプだ」

建宮「パーティメンバーに困ったら、取り敢えず一人は入れておくと捗るのよな!」

上条「ヒーラーか。まぁ頻度だけで言えば一作品に一人はいるようですけどねっ!」

上条「つーか俺たちの親睦が深まったとのはいいとしてだ。バイトっつっても何させられんの?」

上条「さっき館内放送で何か言ってたみたいだけど……もしもーし?もっかい説明してくれるかーーーっ!」

女の子の声『――あなた方が超黙るまで15分かかりました』

上条「また陰湿ですねコノヤロー」

佐天「というか完全にモニタされるじゃないですか、こっち側」

建宮「廃工場風なのに館内放送が生きる時点で怪しさ大爆発なのよな」

ショチトル「――お前達気をつけろ!ここまで手の込んだ施設を準備できる相手だ、大きな『組織』の可能性が高い!」

上条「あ、ゴメン。今日はバカ企画の日だからそーゆーのはないと思うよ?あったとしても慣れちゃってるしさ」

建宮「おっ、流石は全世界を下乳目当てで敵に回した男のいうことは違うのよな!」

上条「あっはっはっはー、ぶっ飛ばすぞコノヤロー?」」

建宮「というか女教皇か俺たちに一声かけるのよな。ケンカするんだったら頭数ぐらい揃えんのが基本なのよ」

上条「いやぁ迷惑かかるしさ」

ショチトル「……そっちの女は」

佐天「誘拐二回に未遂一回、殺人未遂もありますが今更何か!」
(※学芸都市編――誘拐・監禁・傷害・殺人未遂)
(※大覇星祭編――誘拐監禁未遂)
(※天賦夢路編――誘拐・傷害)

ショチトル「助けろエツァリ!この街にはまともな人がいない!」

上条「いや君はホンッッッッッッッッッッッットに注意しろよ。ちょっと可愛くて人気があってグッズは主役並に量産されてて予約特典で白井さん抜いてビリビリとツーショットポスターに抜擢されて中の人が大人気だからってな!調子に乗んなよ!」

建宮「もうお前さん大好きでしょうがないのよな。超詳しいのよ」

佐天「いやぁそれほどでも」

女の子の声『謝って!ウチの子に超謝って下さい!』

別の女の子の声『おい今度は何言いだした訳』

女の子の声『唯一無二の活躍シーンが放送されてその年のコミ○で超人気かと思いきや、出る薄い本はパッと出の金髪巨乳☆ばかり!」

女の子の声『たまたま原作と超被ったからといって!ウチの子が超頑張れる最初で最後のチャンスだったんですからねっ!?』

別の女の子の声『ケンカ売ってる訳よね?よーし買ったろうじゃないのっ表出なさいよっ!』

建宮「人気商売の因果なのよな。業が深いのよ」

上条「結果的に薄い本が厚くならなかったんだから良かっただろ」

更に別の女の子の声『それでも、私たちの中では一番にんき……』

佐天「自慢できるのかできないのか、ギリッギリのラインだと思うんですよね」

女の子の声『まぁウチの可哀想な子はともかく!あなた方には最後のトラアイルを超受けてもらいますよ!』

女の子の声『その名も「超・戦慄迷○……ももいろクローバ○Z!」!!!』

上条「パクってくんなや。しかも丸パクリだなって少し自重したのか、途中から別のパクリを連結させんなよ。ピー音二つ必要になんだろ」

女の子の声『呪われた迷宮に閉じ込められたグループ!生きとし生けるものに超怨嗟の声を投げかけるテケテケ!』

別の女の子の声『あれ?あたしいつのまにかアクターに参加決定してる訳?』

女の子の声『次々と襲い掛かる面白ドッキリを乗り越え、ベストリアクションを叩き出した者だけが私たちの仲間となれるのですよ……ッ!!!』

上条「あー……なんか、こんな妖怪の話なかったっけか?しょーもない相手を次々仲間にする的な」

佐天「『七人ミサキ』ですね。別にしょーもなくはないです」

建宮「その元ネタは平氏の落人の伝説がルーツになってる説があるのよな」

上条「知らん知らん。それで?俺たちに何させようって言うんだっ!」

ショチトル「なんでテンション一段階上げた?」

佐天「話が進まないから、ですね。きっと」

女の子の声『仲間にとって超大切なもの――そう、それはチームワークです!』

女の子の声『まずは四人から二人ずつのチームを作ってください!そうしなければその部屋のドアは開きません!』

上条「俺ら入ってきたトコ、金髪チンピラの人が開けっ放しにして帰ってったからさみーのなんのって」

女の子の声『開かないという”体”で超お願いしますよ!こっちにだって段取りってものがあるんですらかねっ!?』

上条「やってる方もやらされてる方もほぼノープランじゃねぇか――さて、って言ってるけどどうする?」

佐天「あ、じゃあ私はショチトルさんと」

建宮「なら俺はこっちのJCと同行するのよ!」

上条「そっかぁそれじゃ俺はソロプレイ!一人でトラップにツッコむぞー!たーのしー!」

上条「俺の右手が光ってうねる!ツッコミしろと轟き叫ぶ!いざ――」

上条「――ってバカ!?説明聞いてたか!?なんで俺一人そっち三人のパワープレイなんだよっ!?俺嫌われてんのかっ!?」

佐天「なんか上条さんと組んだら御坂さんとの仁義がですね。女の友情と書いて儚いとも読みますけど」

上条「それはヤロー同士でも変わらない」

佐天「あ、じゃハーイ!あたし!あたし立候補しますよ!一緒に行きましょっ!」

建宮「あ、だったら俺も!俺も一緒に行くのよな!」

上条 チラッ

ショチトル「……ン?」

上条「ノって来いよぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!テメなに『何言ってんだコイツらバカなの?死ぬの?』みたいに気取ってんじゃねぇよおぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉっ!」

上条「違うだろ!そうじゃないだろ!?ここは『あ、じゃ私も』っつったら『どうぞどうぞ』の流れだろうが!あぁんっ!?」

ショチトル「――よし、そのケンカ言い値で買った」 ミシミシミシミシッ

上条「折れちゃう!?ボケにサブミッションツッコミは高レベル能力――アイタタタタっ!?骨が軋むはそんなところが密着してるわで女の子としての慎みを持って!?」

佐天「どんなシチュでもラッキースケベに持ち込む技は、熟練した格闘家ばりの動きを見せますね!」

建宮「具体的には背後からのチョークスリーパーで『背中に背中に!』なのよ」

ショチトル「あぁ心配するな。こんなこともあろうかと控え室にあった雑誌を挟んである」

上条「あ、あぁそれなら良かった!なんかこう感触がツルンとストンとしてるから、てっきりボスと同じ平たい胸族の人かと」

ショチトル「……」 ギリギリギリギリギリッ

上条「『心配しないで!』って言ってあげたのに暴力がよりグレードアップした!?」

佐天「気にしてたんでしょうねー。ナムー」

建宮「無いのはステータスなのよ!ただし大は小を兼ねるが、小は大を兼ねないのよな!」

女の子の声『――おい、ギャグ劇団超いい加減にしろ』

上条・佐天・建宮・ショチトル「ごめんなさい」

女の子の声『ダブルス組んだら超巻きでトライアルやってくださいね!?なんだったらこっちにだって超考えってのはありますから!』

上条「お、なんだなんだ。やったんぞクラ!」

女の子の声『ウチの下っ端が「ツンツン頭にエロいことされたって訳……!」って最寄りの警備委員へ駆け込みます』

上条「思ってたよりも湿っぽい作戦っ!?そしてこうかはばづくんだ!冤罪を生まない世界って最高だよなっ!」

建宮「男にとっちゃあ社会的立場の全ボッシュートなのよな」

別の女の子の声『だからあたしをトラップに巻き込むなと小一時間』

佐天「あ、そういえば御坂さんが」

ショチトル「言うなバカっそんな特大地雷を踏みに行ったって誰が得をする訳でも無いんだからな!」

上条「――と、いう訳で俺の社会的立場のためにも気合い入れていくぞ!これ以上妙なフラグは立てたくないんだ!」

佐天「んー?それじゃ男子チームと女子チームで行きます?知り合い同士って事で」

建宮「ま、バランス的には丁度良いのよな」

ショチトル「私は一人でいい、っていうか参加するつもりは――」 ギュッ

佐天「――はーい行きましょう行きましょう!あ、終わったらファミレスで打ち上げもいいよねー!参加、するでしょ?」

ショチトル「い、いやしな」

佐天「しないの?あ、ごめんなんか用事あったの?先約?」

ショチトル「それも。ない、が」

佐天「だったらお礼!ねっ?何度も何度も助けて貰っといて、何もお礼をしないだなんてママに叱られちゃうから、ねっ?いいよねっ?」

ショチトル「……母親の、言いつけは大切だな」

佐天「『さぁ起きなさい涙子や、もう、朝、ですよ』」

ショチトル「行くのか?このまま100G持たされて魔王を倒しに行かせられるのか?」

佐天「という訳で女子チームはこっちから潜入致するであります!男子チームも健闘を祈ぉる!」

佐天「あ、もし先に出ちゃってたら待ってて下さいね、つーか打ち上げの会場の予約してくれてもいいですし!」

ショチトル「オイ待て!大勢で騒ぐだなんて聞いてない!」

佐天「二人っきりで?……ごめん、あたしには心に決めた初春って子が」

ショチトル「そんな心配してないよ!……いや、ないんだ!」

佐天「じゃ、いいよね?」

ショチトル「い、や。そうじゃなくて」

佐天「じゃあ、いいんだよね?」

ショチトル「……好きにしろ」

上条「あー、ダメだわアレ。もう打ち上げダラッダラ引き延ばされーの、二次会カラオケまで引きずり回されて最後メアド交換する流れだわー」

建宮「アレはアレで才能、なのよな」

上条「まぁそうだけど。才能っつーかドツボに嵌まってる感が……」



――同時刻 廃工場セット裏

絹旗『――ようやく対象超動きやがりました。浜面は準備に移って下さい、どーぞ』

浜面「『あいあい了解しました。それでは仕掛けその一の発動します』」 ピッ

浜面「……やれやれまだ続いてたんか、この企画。手伝わされる俺の身にもなれっててんだ――あ?」

浜面「あれ?アンタここで何やって――」

バスッ!!!

浜面「ご、ふっ……」 バタッ

???「……」

――チャララ、チャララ、チャッチャチャー――



――第一のトラップ

建宮「『ギッ、キイィィィィィィィィィィィィィィィィィッ……』」

上条「錆び付いた扉が開くSEはいらん。そんなの発注してない」

上条「てゆうか廃工場なんだから扉一杯あっても構造上使いづらいだろ。密閉性が重視される施設だったらともかく」

建宮「実はバイオがハザードする施設だったのよ……!」

上条「やめろよっ!そうやってフラグを立てるとゾンビが出るってお母さんに教わらなかったのかよ!」

建宮「少年の人生はサイケな神様に愛されているのよな。好き嫌いに関わらず」

上条「隻眼だわ娘派遣して英霊集めてキャッキャウフフだわそーゆーのは帰れば待ってるからな!今日は連れてきてないけど!」

建宮「中二を集めたヴァイキングは時代を先取りなのよな」

上条「まぁ腐っても狂ってる学園都市だから、未知のウイルスの一つや二つ野良になってそうだよな」

建宮「アホを救うには信仰の力ですら難しいのよな!」

上条「都市伝説なんだけど、秋口頃に巨人が学園都市でドンパチやったって噂が」

建宮「現実味はないけどロマンはあるのよな!」

上条「謎の胞子状兵器がただ漏れになってる時点で、もうね」

女の子の声『はいはい。おしゃべりそのぐらいにして、目の前の現実を超直視しましょうねー』

上条「いや現実言ってもだな。さっきと代わり映えのしない部屋だし。あ、正面の扉は閉まってっけど」

女の子の声『いえいえ超あるじゃないですか、用意された「アイテム」がね……ッ!!!』

上条「やったら力入った台詞だが……まぁあるよね小道具が」

女の子の声『取り敢えずピンマイクとイヤホン超つけてください。それで被験者同士会話も可能になるはずですから』

上条「分断した意味なくね?多分あの子らと離れて10分も経ってねぇんだけど」

女の子の声『……ふっふっふ!この超トラップの意義は後々嫌でも理解する予定だったのですよ!』

上条「既に最初のトラップで過去形になってる。何があったんだよ、お前らの段取りの悪さは」

建宮「どうせアホトラップだと思うのよ――が、インカムの他にこれが置いてあったのよな」

上条「ポッキ○?」

建宮「未開封の、特に限定版でもご当地バージョンは味でも――はっ!?」

上条「どうした建宮っ!」

建宮「これは、まさか……恐ろしいことを考えたのよな!」

上条「ポッ○ーで?どうやっても凶器にはなんないし、ただのお菓子じゃね?」

女の子の声『――よくぞ超気づきましたね!アフロの人加点一!』

上条「ルールが分からん。キュ○バトルでも散々ツッコんではいるんだが」

建宮「ま、あ、任せるのよな!こう見ても修羅場を何度もくぐった経験があると言えばあるのよ!」

上条「だからポ○キーで?」

女の子の声『これは超意外に……あぁいやファミレス店員が足を引っ張る、かも、ですね』

上条「その個人識別名やめろよ!せめて俺が店員服着てんだったらしょうがないけどさ!今私服じゃんか!」

建宮「ツッコミどころが大いに違うような気がするのよな」

上条「嫌予感がスッから現実逃避してんだよっ悪いか!?」

女の子の声『ここまで堂々と現実逃避を正当化する人って、初め――いや、超見ましたね。昨日ぐらいに浜面が言ってましたっけ』

上条「てゆうか聞きたくないんだけど!でも聞くよっ俺は大人だし段取りってもんが分かってるからな!」

女の子の声『○ッキーゲームです』

上条「言いやがったな!?俺がフッ点のに、もう一回『押すなよ?絶対に押すなよ!?絶対だからな!』って振る前にバラしやがった!」

建宮「高度なボケ合戦が繰り広げられてる、だと!?」

佐天『高度っつーかレベルは低いと思うんですよ、えぇえぇ』

ショチトル『というか声量絞れ。耳が痛い』

上条「やっぱそうかよ!なんか嫌な予感はしてたんだよっチクショー!」

上条「てかなんで!?よく分からんチーム選考すんのにポッキ○ゲームする必要性があんだよっ!?」

建宮「それは、判断の基準がツッコミなのにリアクション重視してる段階でお察し、なのよな」

上条「オカシイだろそれっ!てか百歩譲って!こっちが折れに折れてエロパーティゲームでシノギを削るのを了承したとして!」

上条「組み合わせをもっと……もっとこう考えろやァァァァァァァァァァァァァァアアッン!?ヤロー二人盛り上がるモンも盛り上がんねーだろが!」

女の子の声『何言ってんですか。組み合わせ超決めたの皆さんじゃないですか?』

上条「だったらもっとフレキシブルに!企画に柔軟性を持たせて変更があったら即座に対応しなさいよ!融通が利かないんだから!」

上条「原画が逃げたらサブ原画を昇格させたり、ライター失踪したら予備のライター引っ張るとかあるでしょーが!」

建宮「どっかの売れないディレクターみたいな事言ってるのよ」

女の子の絵『ま、こっちも悪いとは思ってるんですが。超変更しようにもスタッフの一人がどっか行っちゃいまして』

上条「てかポッ○ーゲームに場慣れしてるってどういう事ですか元・教皇代理さん。具体的にはローカル宗教組織のナンバーツーの人」

建宮「我らとて戦いの日々に身を置きながら、心安まる一時があったっていいと思うのよ」

建宮「例えば合コンでJDのおねーちゃん、また例えば看護師のおねーちゃん、他に例えば入浴を手伝ってくれるおねーちゃん」

建宮「そんな救われない者達を救ってあげたい――そういう善意で世界は成り立っているのよな!」

上条「お前ら戦ってんのおねーちゃんだけじゃないですかーやだー」

ショチトル『――おいバカ。教育に悪いから切るな』

佐天『ちょっ待っ!?今いいとこ――』 プツッ

上条「賢明な判断だが、多分その可愛いけど残念な子は、全部、知ってると思うよ」

上条「てかテメーもテメだよ教皇代理!JCに『聞かせられないよ!』な話持ち出すんじゃねぇ!」

建宮「何を言ってるのよ!我らは浮ついた気持ちや邪な気持ちでやってるんじゃないのよな!」

上条「そっかーなるほどねー。お前らの心意気は分かったよ」

上条「でもよく考えろ?浮ついた気持ちも邪な気持ちもないポッキ○ゲームってどういう意味?エロ目的じゃない方が怖くね?」

建宮「あぁそこはそれ天草式には既婚者もいるのであって」

上条「100%建前だけろ!?その人が合コン行っても言い訳になってない言い訳用意してやがるだけだろ!?」

建宮「――これは、ある男がカミさんに浮気をバレたときの話なのよ」

上条「お、おぅ」

建宮「その男は一切言い訳をせず、怒るカミさんの言い分を聞いた後、厳かにこう言ったのよな」

建宮「『浮気、そう浮気って言うけども――』」

建宮「『――これは浮気なんかじゃない!俺は本気だったんだ!』、と!」
(※実話です)

上条「違う違う。なんか美談にみたいに言ってっけど、浮気バレしてそのヤロー混乱してるだけ・だ・ゾ☆」

建宮「ちなみに即離婚して子供の親権も持っていったのよ!」
(※えぇもう実話ですとも)

上条「アホな男に騙されて……まぁ、穏便に別れられただけでマシか」

建宮「――と、いうような教訓があり、我々は『一人は皆のために、皆は俺のために!』を、モットーとした仲良し集団なのよ!」

上条「最後自分だよね?」

上条「あとこれは純粋で興味で聞くのであって、決してこうあれだ、学術的な好奇心から聞きたいんだが。管理――」

建宮「管理人さんとは合コンしたことないのよ」

上条「当たり前だよバカヤロウ!管理人さんが、こうホイホイ合コンなんか行く訳ねぇだろアァッ!?」

上条「亡くなった旦那を一途に思ってんだよ!そんな生き方あったっていいじゃねぇか!」

建宮「未亡人多すぎるのよ。つーか普通は先立たれないし、なったとしても普通に再婚するのよな」

上条「あ、それはパチモンだからな」

建宮「……お前さんの管理人さん信仰もヤヴァい域まで到達してない、か?」

上条「――はい、ってことで一ボケしたので!次のトラップへ――」

女の子の声『まぁそれはそれとしてですね。超ポッキ○ゲームの続きを一つ、ぶちゅーっと景気よく』

上条「だからそれ俺の知ってるゲームと違うさっ!もっと穏便な感じのはずだったよ!」

建宮「いや、あのな。基本合コン出る子はそこいら辺のこともある程度は了解済みであってだ」

建宮「あんま必死になってもKYと呼ばれるのよな……お前さんの場合はまたリアクションが違うだろうし」

上条「だってヤロー同士がやったって需要はねぇだろうが!せめて女の子同士だったらば成立するけど!けどねっ!」

上条「こう初々しく戸惑いながらも初めはおつかなびっくり段々と慣れてきたら少しずつ少しずつ大胆になって最後はこう小鳥がついばむかのようなタッチでだな!」
(※個人の意見です)

女の子の声『すいません。超引きます』

建宮「童×の童×による童×のための妄想なのよ」

上条「一般的な意見だよ!きっと俺だけじゃなく『分かる分かる!』って百○姫購読してる人たちは共感してくれるに決まってる!」

建宮「百合○を読んでる時点で性癖的にはマイノリティなのよ」

上条「……あれ。ちょっと、ちょっと確認しておきたいんだが、このゲームってアレしちゃったら負けなんだよな?」

女の子の声『ルール的には負けです。パーティゲームであれば超勝ちだとは思いますが』

上条「対抗戦やってるって事はだ。俺たちが頑張れば頑張るほど向こうもバッチコイせざるを得なくなる……?」

女の子の声『勝ちたいんであれば、当然超そうなるでしょうね。バッチコイの意味が分かりませんけど』

上条「――よぉし行くぜ建宮!俺たちのチキンレースをダンスっちまおうぜ!」

建宮「待つのよ。超待つよな。意味が分からないわ変わり身の早さはおかしいのよ!」

建宮「てゆうか別に俺だって積極的にしたいかと問われればノーであって、お前さんが抗議してるから騒いでなかっただけなのよな!」

建宮「まぁ五和辺りに『先越しちゃったのよ!いやーうっかりうっかり!』とか言ってからかおうってハラは少しあるのよ!」

上条「なんだよ建宮!お前、お前はこんなことでくじけるようなヤツじゃなかった、だろっ!?」

建宮「物語終盤で熱く熱く語りかける台詞使われても、その、困るのよ」

上条「俺たちが犠牲になることで、この冷たく乾いた世界に百合カップルが生まれるかもしれない!俺たちはそのための犠牲になるんだよ!」

上条「想像してみてくれ。彼女たちから愛の種子が芽生えるってところを……ッ!」

建宮「仮に百歩譲って同性が増えたとしても、遺伝学的には後世へ伝わらないのよ」

上条「ま、彼女タチっていうかネコなんだけど!」

建宮「自重するのよ。思い出したようにシモネタぶっ込んでこなくたっていいと思うのよな」

建宮「というかまだ嬉し恥ずかしシーンをこっちから見られるんだったら、まぁ、とは思うのよ」

建宮「ただこっちからは音声以外何も見えない状態で期待するのは!厳しいを通り越して無理なのよ!」

上条「新世界はイブだけでいいと思うんだよ。もしくは管理人さん」

建宮「『いと高きあの御方は世界を作り終わった後、自分に似せて管理人さんを創った――』。もう世界設定が雑なのよな!」

上条「神様は似せて創った……?つまり神様は管理人さんだって事かっ!?」

建宮「オーケー落ち着けバカ」

佐天『あのぉ、ご歓談中失礼します』

女の子の声『仲間割れを見ている分には超楽しいですが、何かありましたか?』

佐天『あ、いえ今ちょっとインカム取り上げられて仕方がなーく室内見回ってたんですけど』

女の子の声『あぁじゃ超聞かなかったんですね、今の。幸いっちゃ幸いかと』

佐天『そしたら次の部屋へ続くドアがですね。鍵かかってなかったみたいで、ガラガラーって開いちゃいまして』

女の子の声『……』

佐天『――と、いう訳であたし達先に行きますんで!お先にっ!』

女の子の声『あ、はい』

ガラガラッ

建宮「あ、こっちも施錠されてなかったのよな」

上条「――おい運営」

女の子の声『えぇっと……スタッフがですね、超閉め忘れていったんではないかなー、みたいな?超うっかりさんですねー』

上条「廃工場借りてんだったらもう少し頑張れや!詰めが甘いよっ詰めが!」

上条「折角俺が迫真の演技でボヤいて盛り上げてんだから!そっちも緊張感持って下さいよっ!」

建宮「いや演技じゃなかったのよ。本気と書いてマジかよ狂ってると読む感じだったのよな」



――第二のトラップ

女の子の声『――はい、っていう訳でですねっ!第一のトラップは機転を利かして超くぐり抜けやがったですねっ!おめでとうございます!』

上条「てゆうか、この部屋のドアも前後開けっぱなんだが……」

女の子の声『ただこれ以上は!これ以上スルーするようでしたらこちらも超考えがありますから!皆さん選抜されている自覚を持って臨んで下さい!』

上条「無茶振りだったら逃げるつもりだが……考えってなんだろう。考えって」

建宮「まぁ物理的な暴力なのよな」

女の子の声『この部屋では対戦形式で超お送りします。まずは部屋の中に何があるのかを確認してください』

上条「テーブルにパイプイス、あと動いてるノートパソコンにペットボトル……と紙コップ」

建宮「他には……何かの小道具がダンボールに入ってるのよ」

上条「何か?」

建宮「紙ハリセンだったり、封筒・マスク・大きめの洗濯ばさみに、お面?や『世界一エロです!』ってタスキ」

上条「嫌なタスキ用意してるじゃねぇか!100均かっ!」

建宮「未開封のものの包み紙見ると、まさにそうなのよな。あーとー、ペットボトルは」 ギュッ、クンクン

建宮「スポーツ系飲料、ぶっちゃけポカ○」

上条「なんかの番組の控え室か」

佐天『あー、もしもしー見えてますかー?男子チーム?』

上条「あぁどもお疲れ。って見える?」

建宮「ノーパソの画面に映ってるのよ」

上条「ってことは向こうからも見える?」

佐天『ですね。パソの前面しか見えませんけど」

女の子の声『はい。状況はまぁそんなもんだと思います。部屋の中に置かれているものを把握すれば』

女の子の声『これから二チームさんには先攻後攻に分かれ、それぞれ対決して頂くんですが。ルールは超単純明快――』

女の子の声『――”ツッコんだら負け”!ですっ!!!』

上条「おかしい。ツッコミ要員求めてんのにツッコミ要素パージさせるのは、おかしい」

建宮「そうなのよ!ツッコミが仕事の誰かさんの存在意義全否定なのよなっ!」

上条「こっち見んなよ!俺はツッコミが仕事って訳じゃなくて、右手で壮大なノリツッコミ(※文庫本換算350ページ前後)するのが本業だよ!」

佐天『ほぼ同じじゃないですか』

女の子の声『まぁまぁ話は最後まで超聞いてくださいよ。そうでないとウチの淫乱ゴールドが警備員詰め所前で――おっと、なんでもないです』

上条「それ俺が冤罪と戦う半生になるかどうかの瀬戸際じゃないですかコノヤロー」

佐天『あの、あたし達が聞いてる時点で冤罪は100%冤罪のまま終わると思うんですけど』

上条「万が一って事もあるでしょーが!?世の中には電車乗っただけで痴漢扱いされる人だって居るんだから!」

建宮「世知辛すぎるのよ」

佐天『あ、そういえば御坂さんが」

上条「「いよーしかかってこい!どんな相手だってツッコんでみせるからなっ!」

女の子の声『だからスンナつっつんですが――そうですね、ツッコミは確かに一家に一人超欲しいスキルではありますが、TPOというものがあります」

女の子の声『真面目な話をしているとき、空気を読まずに「なんでやねん!」したら超怒られるでしょう?言わば自制心を確かめると』

女の子の声『そうですね、ある方が病気になったとき女医さんがですね』

女の子の声『――「まぁですねー、タ×――タマタ×がですねー」とずっと女医さんはタマ×マ超連呼していたそうです』
(※実話です)

上条「なんでだよ!?子供に言い聞かせてんじゃないんだからタ×一回だけで意図は伝わるだろ!?」

建宮「複数形にする意味が……よく分からんのよな」

女の子の声『ですから場を弁え、的確なツッコミ力を超保持するためにも!時にはなぁなぁでスルーすることも大事なのです!』

上条「ボケがダダ流れになってのもどうかと思うんだが……まぁ主旨は分からないでもない。つーか今回の企画で一番説得力はある」

上条「つーか別に制限時間いっぱいノーリアクション貫けばいいんだろ?難しくもなんともないわ!」

女の子の声『でしたら準備を超どうぞ。先攻後攻はご自由に』

佐天『アッハイ!でしたら先攻やりたいです!』

上条「出やがったな柵中のヤガランテ!ある意味俺の対極にあって行動全てがツッコミ待ちの女!」

女の子の声『男子チームは口に飲み物を含んでモニタの前で超待機してください』

建宮「スコアはどうするのよ?ツッコんだ回数?それともツッコむまでのタイムでも計るのよな?」

女の子の声『まぁ、ノリで。あんま超早いようだったら続行で』

上条「だからフワッフワしてやがんだよこの企画!スタッフ以前の問題で!」

建宮「というか勝負になるのよ?」

上条「相手は物理的な破壊力以外は全部ある相手だぞ!気を抜くな!」

建宮「……それ、何が残っているのよ?」

女の子の声『では準備……あぁいいみたいですね。では超拍手ー』

上条・建宮 パチパチパチパチッ

佐天・金髪『『はーいっどーもー!』』

上条「変わってんじゃねぇかッッッッッ!?相方別の子に変わってんぞっ初っ端っから全力でアクセル踏んで来やがって!」 プハッ

女の子の声『記録。ファミレス店員1秒ですねー、超瞬殺ですよ』

上条「ツッコむわ!?誰だって敵チームが入れ替わってればまずそっから拾うわ!」

女の子の声『はいはーい。負け犬さんは超お静かにお願いしますよー。続けてくださーい』

佐天『なんですかねっ、最近寒くなってきましたけどっ調子はどうですかねっ?』

金髪『まぁ元気よー、超元気って訳だけどさ』

佐天『かーらーのー?』

金髪『か、からの?えっと……実は風邪引いちゃったばっかりだっり?』

佐天『と、見ーせーかーけーてー?』

金髪『超健康っ!ご飯が毎日毎日美味しくて!サバ缶が捗る訳よねっ!』

佐天『キミ今風邪引いたゆったやないかーい!』

金髪『テェヘッ☆』

佐天・金髪『『――お疲レールガーーン☆』』

建宮「辛いのよ!ボケがだだ流れになってるし的確なツッコミは無いし、俺だってツッコむのよな!」 プハッ

建宮「てかボケが!振ってる側も曖昧だしオチがオチてない割に最後は人のネタでシメるのってどういうことなのよ!?」

上条「やっべぇ超強えーよこんな相手勝てっねぇよ!」

上条「どう考えてもビリビリの黒歴史も速攻ネタに持ってくる躊躇のなさ!アイツ友達なんだと思ってやがる!?」

女の子の声『はーいアフロさん30秒でしたねー。実は29秒だったんですけど、超オマケしてキリ30ってことで』

上条「異議あり!向こうのチームが俺たちの知らない間に入れ替わってんのって反則じゃないんですかねぇっ!?」

女の子の声『ルールブックを確認しましたが、チームを変えてはいけない、なんてどこにも書いてなかったですけど?』

上条「さじ加減!まーたどうせあっちの可愛いけど残念な子がムダに劉備並のカリスマ発揮しやがったお陰なんだろうがな!」

建宮「まぁ待つのよ!俺たちにだって勝機はあるのよな!」

上条「無理だよ。俺が足引っ張っといてなんなんだけどさ、これ31秒で二人ともオトすの無理ゲーだもの」

建宮「そこは……こうして……こうすれば……のよ」

上条「あー……つーかさ、それだったら、いや時間ギリで行ける、か?」

女の子の声『準備できましたか?なんでしたら超ギブアップします?』

上条「一応聞くけど、ここでリタイアしたらどうなんの?」

女の子の声『バイト代は出ません』

上条「やって――やるぜ!俺たちのプライドのためにもなっ!」

建宮「超金目なのよな」



――女子チーム

佐天「さっ、ここを乗り切れば勝ちだよ!ふぁいおーっ!」

フレンダ「そうよねっ!結局あたしらには勝てないって訳よ!……あれ?」

佐天「どしたの?」

フレンダ「あるぇ……あたし、いつの間にこっちへ……あれ?」

佐天「さっ、始まりますよ!ポカ○含んでください!」

フレンダ「あ、うん……?」 グッ

絹旗『それじゃー男子チーム――ファイっ!』

チャララー、チャラララーラー……

佐天(あ、手品するときよくかかる曲だ)

フレンダ(オリーブの首飾り、だっけか)

上条 サッ

建宮 ササッ

チャラララーラー、ラララーラー、ラーラー……

佐天(なに、してんだろ。パントマイム?体育の時間にやらされる創作ダンスっぽい変な動きが)

フレンダ(オッサンとオッサン未満が無表情でド下手くそな動き……ツッコみたい訳だ!このシュールな世界観を!)

チャララー、チャララー、チャララーラーラー――ダンッ!ドコドコドコドコドコドコドコ……

フレンダ(ドラムロール入った。展開早っ!?)

佐天(一発芸なんだろうけど、これって)

パッパパー

建宮 スポッ

フレンダ「あのアフロってヅラだった訳!?」なんか不自然だなーって思ってた訳だけど!」 プハッ

絹旗『フレンダー、超アウトー』

フレンダ「あ、ごめん!つい――ってツッコむ訳よ!あたし別に悪くないじゃない!」

フレンダ「てかアンタ頑張りなさいよ!こっちまで来て負けたくないんだからね!」

佐天 グッ

チャララー、チャララー、チャララーラーラー――ダンッ!ドコドコドコドコドコドコドコ……

フレンダ「二度目のドラムロール……これだけ乗り切れば!」

佐天(一発芸なんだろうけど、これって)

パッパパー

上条 スポッ

佐天「上条さんもヅラだったんですかっ!?いや確かに不自然っつーか浮いてましたけど!?」 ブハァッ

上条 ニコッ

建宮 ニコッ

フレンダ「そして笑顔で笑い合ってヅラを交換!?サッカーのユニフォームを交換するが如く!?」

佐天「ちょっと何やってんのか分からないですね」

チャララー、チャラララーラー……

上条・建宮『『……』』 サササッ

フレンダ「なにやってる訳?超なにやってる訳!?また無表情のままヅラ交換してパントマイム戻ったけど、これなんか意味あんの!?」

絹旗『――はい、そこまでー。以上で演技は超終了となります』

上条『どうだ!俺たちの友情パワーを見たか!』

佐天「見たくなかったです。できれば記憶から抹消したいんですけど、その……ヅラ疑惑」

建宮『あぁこれは似たようなパーティ用の小道具があっただけで、俺も少年もヅラではないのよな!』

フレンダ「……いや、どう見てもヅラといい外したときのボーズ頭といい、作り物には到底見えなかった訳だけど……?」

佐天「ま、まぁまぁまぁまぁ!そこは精神衛生上納得しときましょうよ!これ以上掘り下げても誰も得をしませんから!」

佐天「それよりもあたしたちウィナー!ですよ!明らかに耐えましたし!」

フレンダ「軽ーく流れると思ったのに、中々頑張ったのは認めないでもない訳だけど……まっ、勝ちは勝ちよね!」

絹旗『いえ、今のは引き分けです』

佐天「ウッソ!?なんで!?」

絹旗『確かに最初タイム重視だと言いましたが、それで全部だとは一言も?』

フレンダ「どゆこと?」

絹旗『最初に吹き出した後もツッコんでいたんで、まぁトータル的な数と時間を超考慮したら同じぐらいかなぁ、と』

佐天「あー……終わったと思って油断しちゃったよねー」

上条『よかった……ジャッジの子の性格がアレだからこうなりそうな予感はあったんだよ!』

フレンダ「そうよねー――って騙されないで!あのドSのこったから、結局決着を引き延ばしてあたしらで遊ぼう、ぐらいにしか思ってない訳だ!」

絹旗『フレンダ、超正解……!』

フレンダ「反省しなさいよ。反省して次に生かしなさいよっ開き直ってないで!」



――第二のトラップ

女の子の声『超よく来た勇者達よ!数々のトラップ的なアレをくぐり抜け!』

上条「一回だけだよ。前々回の謎ドッキリをカウントしても二回だろ」

女の子の声『戦慄の迷宮を抜けた先で待つものは一欠片の財宝――!』

上条「変わってんじゃねぇか。途中からレギュラー増えすぎて別行動が異様に増えた海賊マンガになってんぞ」

女の子の声『第二のステージではお互いの絆が超試されます……!』

上条「絆要求されるほど仲良くはないよ?両チームとも『顔見知りだけど友達かは微妙なレベル』だよ?」

建宮「我ら天草式のノリの良さを見せつけてやるのよな!」

上条「その括りへ俺をぶっ込むな。何勝手に一員にしてんだよ。お前らのフリーダムさを見る限り、入るんだったらお前ら以外に選択肢はないと思うけどもだ」

建宮「おっいい反応なのよ。今だったら五和がお嫁さんでついてくるのよ!」

上条「やり方がどっかのイギリス結社未満と同じ。姑息すぎる」

建宮「今ならプリエステスももう一人!」

上条「お前ら十字教系派閥自称すんのもういい加減自重しろや。多分聖典には『ハーレム系主人公っていいよね!』って書いてなかっただろ?」

建宮「書いてないこということはつまり――解釈次第では何とでもなるということなのよな!」

上条「文字通り神学論争……」

建宮「『新たなる光』が活動するイギリス、っつーかそのスコットランドのお話なんだが……」

建宮「今月に入ってスコットランド聖光会の司祭が『ジョージ王子がゲイになりますよーに☆』つって物議を醸してるのよ」

上条「滅びるだろイギリス王室!?てかその子って確か4・5歳じゃなかったか!?」

建宮「もうなんかワッケ分からん状態に陥ってるのよな。その内、『十字教の教えをストレート()に伝わっているのは日本だけ!』みたいな事態に」

上条「洒落にならないからそのぐらいにしとけ。いやしといて下さいマジで」

上条「……レッサー達もなぁ。草葉の陰で嘆いてるだろうなぁ」

女の子の声『何となくですが、「生きてますよ、超生きてますから過去の人にしないでいただきたい!」と言ってそうな予感がします』

女の子の声『てか私も大概フリーダムですけど、軽々とその枠を通り越して超ルナティックなまでに混沌としてますよね』

上条「聖職者が人の性癖云々に関して口出していいんだろうか……?」

建宮「イギリスは昔から業が深いのよな。以前にも自宅で全裸で過ごして窓枠に立つのが趣味の神父とか、全裸で蛍光管の取り替えをする決まりがある神父とか、色々いるのよ」

上条「なんでアイツら性癖方面に関してはリベラルまっしぐらなんだよ!聖書に『エっチいのはダメです』とか書き忘れてんじゃねぇよ!」

建宮「正確には書いてないこともないのよ。ただ誰も彼も守る気がないだけで」

上条「大航海時代ですらアレだったのに、よく教えを守ってきたよなお前!素直に尊敬するぜ!」

女の子の声『”獣欲、業を征す”』

上条「うっさいわ!問題児ばかりの中でまともにやって来た方だぞ俺は!」

女の子の声『まぁともあれですね。そんなお二人のバディを超計る種目はこちら――!』

上条「バディ言うなや――うっ、頭がっ!?」

建宮「……可哀想に、なのよ。きっとこれはまた自分の関係無いところで発生したスピンオフ作品のフラッシュバックなのよな……」

女の子の声『白いんだか黒いんだか分からないさん、何気に出番が超多いっていうですね。アストラルな縦ロールですね』

上条「てかお前今”種目”つったな?隠しもせずもう趣味だけの世界でやってるってゲロったんだよね?」

女の子の声『部屋の中を超見よ!こちらの指示に従わないとビダ○がサスー○しますからねっ!』

上条「美容?何言ってるのか理解出来ないけどね、その元ネタも意味不明だったよな?」

女の子の声『超マジレスすると人名です。有名なヘアケア商品がその人の会社を買収した会社を更に買収した会社が使っていました』

上条「詳細説明されても意味不明だぜ!」

女の子の声『珍しく超まともに説明したんですがこの仕打ち……』

建宮「イギリスのお人でその筋じゃ有名な理容師なのよ。自分の名前を会社名に使っていて、その会社が何回か売られただけなのよ」

上条「詳しいな――ってまさかそのアフロの手入れも!?」

建宮「俺のサスー○クオリティは一味違うのよな!」

女の子の声『まさかビダル――正しくはヴィダル先生も超東の果てでバンバンCM打って』

女の子の声『「サスーンクオリティが〜」と、超イミフ広告が流れているとは夢にも思わないかと。あ、故人ですが』

上条「てことはアレか?ビダル先生ノータッチでクオリティがどうだら言ってやがったのか」

女の子の声『超すいません。話私から振っといてなんなんですけど、ブルーな話題になりそうですのでちゃっちゃと次のトラップに移って下さい』

上条「あぁ了解――って相手が『トラップ』っつってんのに進んで乗っかるのもボカァどうかと思うけどねっ!」

建宮「キャラ崩壊させてまでツッコむことじゃないのよな。と、黒い皮の、座椅子?」

上条「が、二つ。その真ん中辺りにまたなんかベニヤ板の仕切りがあんな」

女の子の声『新人に超求められるスキル……それはツッコミだけではありません!ちょっとツッコミが上手いからって調子に乗らないください!』

上条「それ俺だけに対して言ってないか?全員分、平等に言及した方がいいと思うよ?」

女の子の声『いやぁ超よくあるんですこの業界。いざ新人さんが来てみれば「今までずっとケンカに明け暮れてました!」みたいなね』

女の子の声『「百人に一人でやったのが自慢っすわ!」って超バカヤローが来るんですよ、えぇえぇ』

上条「普通に凄いだろ」

女の子の声『なんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっっの価値も、ないですねっ!!!』 キーンッ

上条「ボリューム抑えろやっ!?施設内にハウリングして耳が痛てぇんだよっ!」

女の子の声『いやもうそういうのいいですから、超お腹いっぱいですから』

女の子の声『そういうの自慢するんでしたら組の方行って行ってくださいよお門違いですから――と!私が何度も何度も何度も!』

上条「落ち着け。多分君は人事件持ってないから。多分君が殺したいほど憎んでる女の人がその汚れ仕事だから」

女の子の声『腕っ節なんか誰も超期待してないんですよ!そもそも名声なり悪名があればスカウトしている筈であって!』

女の子の声『それが超ないってことは、箸にも棒にもかからない人材なのに!超どうしてそういった連中は態度ばかりデカくて使えないのか!』

建宮「事情はよく分からないけど、魂の叫びってこんなんだろうなって思うのよ」

上条「いやでも百人に一人でケンカするんだったら強くないか?負けるだろうが、その根性とかは」

女の子の声『その超大ボラを吹かした浜面が、今まさに仕掛け人の仕事を超放り出している訳ですが?』

建宮「まぁ、ヤンキーなんてのはフカシとウソを盛ってなんぼ、的な価値観があるのよな」

上条「そんな絶滅危惧種どものネタを持ち出されても……」

女の子の声『とにかく!どんな業種であってもそれだけじゃ超ダメなんですよ!他にもプラスアルファの経験がないと!』

女の子の声『今言ったチンピラさんだって、ピッキングが趣味だったので辛うじて生き延び――再就職に成功しましたが!』

上条「さっきから危険ワードが飛び交うんだが、お前んとこの職場ブラック過ぎやしませんかねっ?」

女の子の声『どれだけツッコミが上手かろうともツッコミは所詮ツッコミ!目の前に空気を超読まない人がいればただの声がデカい人に成り下がります!』

上条「それ言っちゃダメだろ」

女の子の声『ですからここで!他人との協調性を計ることで、皆さんの適性を超トライアルしたいと思います……っ!』

上条「協調性、てか絆なぁ?この座椅子二つと仕切り一人で何すんの?」

女の子の声『セットに見覚えは超ありませんか?あ、座ってもいいですよ』

上条「あ、それじゃ失礼して。まぁこんなもんとしか」 ポンポン

建宮「合成皮かな、ぐらいの感想しかないのよな」

佐天『――なーんか憶えがあるんですけど。この高反発クッション、安い手触り、染みついたタバコのニオイ……!』

上条「通信機の向こうで覚醒しやがったぞ。いや実は俺も、どっかで馴染みがあるような……?」

建宮「そうなのよ?」

佐天『これは――ネトカフェの個室ブースセット……!?』

上条「違うわっ!こんな状況で出て来ないよそれっ!?』

女の子の声『――超正解ッッッッッ!!!』

上条「ごめん、俺の予想外れてたわ。だってこれ予想不可能だもの。無理だもの推測するの」

上条「てか何考えてんだよっ運営!どこをどうやったらネットカフェのブースを用意するって発想へ至ったの!?」

建宮「あー、言われてみればどこ行っても共通規格かと思うような、あの黒革ばりの座椅子なのよ」

佐天『ブースによっちゃスプリングが壊れてたり、椅子の角度が全180°か90°の二択しかないという……!』

建宮「そうなのよ!付属している毛布も『これ最後に洗ったのいつなのよ……?』って使うのを躊躇うのよな!」

佐天「ちなみにヤバいネトカフェを見分ける方法がありまして、ドリンクバーの小物が極端に減ったままだったり、なかったりする所は即・退席した方がいいと思いますよ」

上条「ネトカフェあるあるで盛り上がってんじゃない!一般の人はそんなに行く機会もないしな!」

ショチトル『……いや、本当に何を言ってるのかが、分からない……!』

女の子の声『では第二の企画の超発表ですが、それは――』

女の子の声『――”ネットカフェで隣のブースから聞こえてきた人当て選手権”……っ!!!』

上条「ねぇドッキリは?これって根本的な主旨としてドッキリを仕掛ける側じゃなかったっけ?」

上条「すり替わってるよね?完全に目的地見失って迷走に迷走を重ねているよね?どっかの相撲協会のように」

女の子の声『ネトカフェに行った人間であれば誰しもが超通る道、それは近くのブースからの話し声です』

上条「おい無視すんなコラ!俺は納得してねぇからな!絶対にだ!」

女の子の声『静かな店内に響くウルッサイ声に辟易したこと、一度はあるでしょうが――それ以上に!』

女の子の声『その話し声が!ケータイかブツブツ呟く独り言が!「あ、これもしかして俺の知ってるあの人じゃね?」と超考える!』

女の子の声『思い出そうとしても中々出て来ない!そんな経験でバトルをして貰います……ッ!』

上条「安易すぎる。もうこれツッコミ選手権以前に『何となく思いついた企画をやってみよう』だよ!せめて実現させる前にスタッフ使ってアリナシ決めろよ!」

女の子の声『ルールは超簡単!制限時間内に片方のブース内でモノマネをし、もう片方が当てる!その数を競うっただこれだけ!』

上条「もう帰っていいよなっ!?バイド代もいらないからっお家帰してっ!」

建宮「やって――やるのよっ!」

上条「全方位敵かアホしかいねぇな!もしくはどっちともだ!」

佐天『オーケー受けて立ちましょうアフロの人!こう見えても柵中のふなっし○と呼ばれた女ですよ!」

上条「君の方がタチ悪い。主にフリーダムな観点から」

佐天『あぁいえそれが以外にそうでもなくてですね。こないだの埼玉のイベントではふなっ○ーが『そこら辺にあるビール瓶持って、ぶわっ!』と発言してました」
(※実話です)

上条「斬り込みすぎだろ!?ゆるキャラが世相をバッサリ斬んなよ!?」
(※ご当地キャラです)

佐天「そのあと流石にマズいと思ったんでしょうねー。フォローはしてました」

上条「まぁ……関係各位にご迷惑かけるからな」

佐天「『ウソウソ、ウソ!リモコンリモコン!』って」
(※実話です)

上条「フォローしてねぇよ!より深く敵陣に斬り込んでんだよ!」

佐天『ツッコミでは劣りますが、モノボケに関しては譲りませんよっ!』

上条「ほーらこの子勘違いしているもの。企画が企画として成り立たないぐらいの考え違いをしているのもの」

女の子の声『え?芸人的には超合ってますけど?』

上条「なんだ君ら仲良しか!?だったらそっちだけでキャッキャウフフしてくれよ!俺はそれ見て癒やされるから!」

建宮「いい加減に戻ってくるのよ少年。ボケにツッコンだところで、喜ぶのはボケだけなのよ」

上条「発想が芸人だよ!しかも古いタイプの!昭和の感じの!」

建宮「しかし考えようにとっちゃ我らにすこぶる有利な勝負なのよ!」

上条「……あぁ、まだ俺らの方が共通の知り合いも多いしな」

女の子の声『では両チーム共に席へ超着いて下さい――いいです、ね。はい、それでは制限時間一分で!』

女の子の声『レディ――ファィッ!』

建宮「では俺から出題するのよ!お前さんもよぉぉぉっく知ってる連中なのよな!」

女の子の声『あ、男子チーム。露骨なヒントは減点になりますからねー、超注意して下さい』

建宮「分かってるのよ――いざ!」

上条「よし来い!天草式全員の名前憶えてねぇげどもだ!」

建宮「『な、なのですよ――☆とうま?』」

上条「いるかボケッそんなヤツ天草式にっ!?少なくとも俺の知り合いにはいねぇよ!」

建宮「いやこれはマジでマジで、なのよ!俺の遠隔盗撮術式が捉えた奇跡の一枚なのよ!」

上条「仮に居たとしても俺の知り合いの範囲じゃねぇ!もっと分かりやすく頼む!」

建宮「えー、それはプリエステス凹むのよなー……ま、それじゃ第二弾ー」

建宮「『お、お帰りなさいませっ旦那様っ!』」

上条「一回目と変わってねぇな。誤差の範疇だよ!」

建宮「いやこれは一人でイメージトレーニングをしていた五和なのよ」

上条「放って置いてやれよ!?一人で練習してたんだったら知られたくないに決まってんだからさ!」

上条「てか五和ってそんな願望あんの!?……あぁいや悪いっちゅー訳じゃないが、それ日本のマンガがアニメの設定、なんだよな?」

女の子の声『――はーい男子チーム。警告一ですよー、問題出す方が正解する前に名前言っちゃ超いけません』

上条「くっ!こんなときだけ正論言いやがって!」

上条「てか女子チームは!?あっちは俺たち以上に知り合いっぽくなかったし、同レベルで――』

佐天『カーカカカ!』

ショチトル『アシュラマ○!』 ピンポーン

佐天『パゴラパゴラ!』

ショチトル『マンモスマ○!』 ピンポーン

佐天『ニャガニャガニャガニャガ!』

ショチトル『グリムローパー……に、見せかけたサイコマ○!』 ピンポーン

上条「キン肉マ○ネタはずっりぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃよ!?それ反則じゃんかっ!止めろよっ運営!」

女の子の声『実在の人物だけ、なんて言いましたっけ?』

上条「異議あり!なんで相方がキン肉○ン知ってんの!?なんか、こう知ってなさそうな感じがする!設定的に!」

ショチトル『南アメリカでもスペイン語版のアニメが放送されていてだな』

上条「ワールドワイドで結構だよなっ!俺もあやかりたいぜ!」

建宮「ある意味、達成してるっちゃあしてるのよな。アラビア語訳のfansub見たことあるのよ」

上条「問題寄越せ建宮!集○社にKADOKAW○が負けるもんか!」

建宮「それ超問題発言なのよな!まぁ俺には何言ってるのかサッパリだとしても、なのよ!」

建宮「それじゃとっておき――」

建宮「『あー、ったくウチの男衆はこれだから。ガキっていうか、バカっていうか』」

建宮「『どっかに良い人いないかなー。顔はどうでもいいから、誠実な人』」

上条「……いや、誰?」

建宮「って対馬が愚痴ってたのよな」

上条「本ッッッッッッッッッッッッッ格的に分からんわ!てかここまで来て天草式ネタ引っ張んなや!移れ移れ!柔軟な対応で、もっと、こう!」

建宮「『アァァァァァァァァァァァァァァァクビショォォォォォォォォォォォォォォォォッ!!!』」

上条「ステイル!」 ピンポーン

建宮「『む?この程度であるか天草式!』」

上条「アックア!お前モノマネすっげー上手いな!」 ピンポーン

建宮「伊達に九州の大泉○と言われてないのよな!」

上条「誉めてんのか貶されてんのかわっかんねぇな!いや俺は好きなお笑いの人だけどさ!」

建宮「『シカでしたー』」

上条「うれし○!」 ピンポーン

建宮「『思い切り、躊躇するな。お前は俺より若いんだから、俺より高く跳べ』」

上条「ミスタ○!」 ピンポーン

女の子の声『おおっと水曜どうでしょ○ネタで追いかける男子チーム!これは決着が超分からなくなってきました!」



――

女の子の声『結果発表ー、女子チーム32点、男子チーム20点。まぁ現実とは得てして超世知辛いものでして』

上条「頑張ったのに!途中から追い上げたと思ったのに!」

女の子の声『敗因。男子チームはボケを丁寧に拾っており、それで全体的なスピード低下に繋がったようです』

上条「あ、なんだ俺が悪かったのか」

上条「でも待って欲しい!ツッコミを入れられるように振ってきたのは誰だったかを、だ!」

佐天『残念!女子チームは淡々とポイント稼ぎましたが何かっ!』

上条「そりゃ君アレだよ。君のチームメイトはきっと今頃全てを諦めた目で遠くを見つめているからだよ?」

建宮「テンションに付き合わされるのも大変なのよな」

上条「……負けた悔しさはこれっぽっちもないが、なんか納得行かないわー。理不尽だわー」

女の子の声『ハイハイ言い訳は超結構ですから移動して下さいよ。次は休憩室になってますから』

上条「まだ続くの?いい加減ツッコミ過ぎて喉枯れそうなんだが……」



――休憩室前

ガチャッ

上条「――お?閉まってんな、ここ」

建宮「と、見せかけて実は横にスライドさせるトラップ!……でも、ないのよ」 ガチャッガチャッ

上条「おーい運営の子ー?こっち閉まってんだけどー?」

女の子の声『……超おかしいですね。そこは別に閉まってある設定じゃないんですが』

佐天『こっちのドアも開きませんねぇ』

上条「どういう構造よ?」

女の子の声『T字型で両チームが超合流する感じですね』

上条「鍵は――」

建宮「――おっ!開いたのよ!」 ガキッ!!!

上条「お前それ馬鹿力でこじ開けたって……そういや両手剣片手で振り回してたっけか」

建宮「プリエステスの師匠筋は誰か、知ってるのよな?」

上条「あ、お前だったの!?」

建宮「ノーコメントなのよな!」

上条「俺の驚きを返せ。つーか同門なんだよな、お前らっと……あれ?」

浜面「……」

上条「あ、チンピラの人。なんで倒れてんの?」

佐天『すいませーん!こっちも開けてもらえますーか?」

建宮「女子チームを入れるのよ。パツキンのにーちゃんは俺が看るのよな」

上条「りょーかい。でも俺がどうこうしたしたって……あ、これ中から捻るタイプの鍵だわ」 カチッ

佐天「ありあっした!お久しぶりですね!」

上条「30分経ってないよ?体感的にはね?」

フレンダ「遅いわよー、さっさと開ける訳」

ショチトル「早く、帰りたい……!」

上条「なにパーティ増やしてんだよ!ちょっと見ない間にフラグ立てて仲間増やしやがって!」

佐天「それ、上条さんにだけは言われたくない……と、誰か倒れてますね」

上条「ま、こんだけ運営から無茶振りされていたら――」

建宮「――死んでる」

上条「え?」

建宮「死んでる、のよ……ッ!」

――チャララ、チャララ、チャッチャチャー――



――次回予告

上条「謎の廃工場に閉じ込められた俺たちは、生死をかけて大喜利をさせられていた」

上条「ただのネタ企画、どっかのアホがラテ欄(新聞のテレビ欄)の見出しだけで思いついた、と安心しきっていた」

上条「しかし!俺たちの前に突きつけられた浜面の死体!これはアホ企画じゃない!サスペンスだったんだ!」

上条「作られた密室!拭き取られた指紋!存在しないアリバイから導き出される驚愕の真実!」

上条「巧妙に張り巡らされた真犯人の魔の手が俺たちに忍び寄る!」

上条「そして物語は予想もつかない方向へと迷走していく――」

海原「えぇJC大好きですけど、それが何かご迷惑をかけましたかっ!?」

上条「逆ギレする海原!」

初春「もういい加減しつこいんですよ!西葛西西葛西っていつまでネタにされなきゃいけないんですっ!?」

上条「悪質なファンに本ギレする初春さん!」

佐天「あ、すいません。ご飯の時間なんで先に上がらせて貰いますねー」

ショチトル「私も終電が……」

上条「また一人、そしてまた一人と姿を消す仲間達!」

バードウェイ「ふと思ったんだが」

マーク「なんですかボス?」

バードウェイ「とある電脳戦機の追加NPC6人中3人がロ×っぽいのってどうなんだ?」

マーク「需要ですよボス!そういう時代なんだから仕方がないじゃないですかっ!」

上条「なんかこう、最後の最後でモヤっとする人選!いいんですかねっ制作の人!」

バードウェイ「好きなんだろう、なぁ?」

上条「真犯人による冤罪で追い詰められる俺!」

バードウェイ「水着prprするか本気で迷ったそうじゃないか、アァ?」

上条「真犯人によるえ・ん・ざ・い・でっ☆追い詰められる俺……ッ!!!」

上条「全ての嫌疑は俺にかかってくる……だが!」

上条「導き出される真実は一つ!魔術と科学とノリツッコミが交差するときお笑いが生まれる!」

上条「次回、浜面仕上殺人事件!解決編――」

上条「――この謎は全て、俺がぶっ殺す……っ!!!」



――解決編

絹旗「あ、犯人私ですね」

上条「言いやがったなチクショー!?なあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁんでっ言うのっ!?今から壮大な謎解き編が始まるっていうのにっ一行目で出オチを!」

上条「引っ張ったのに!?超引っ張ったのに!?今っから俺が天才少年探偵ばりの活躍を見せるところだったのに!」

上条「第一週目から足掛け一ヶ月タイトルで引っ張って来たのにさあぁぁぁぁっ!事件即解決ってどういこうことだよチクショーっ!?」

絹旗「いやなんか超ムシャクシャして、つい?」

上条「無理だっ!どんな名探偵でもお前がイラっとしたかどうかなんて見破るのは!そんなノンオイルドレッシングのようなサッパリした動機!」

絹旗「特に深い動機は超ありません!反省もしてませんよっえぇ!これからもしませんとも!」

上条「もうイヤってこんな生活。お家帰して!帰ってゆっくりお風呂にでも入って寝たいの!」

佐天「時々女子になりますよね、上条さん」

建宮「それに帰ったところでツッコミの休まる時は来ないのよな。夜討ち朝駆けはモノノフの常なのよ」

ショチトル「なんでコイツは常在戦場を求められているんだ?」

絹旗「――さて。死体役の浜面も超起きて下さい。そろそろ集計に入りますから」

上条「知ってた。だってこの企画で人死に出る訳ねぇもの。そこだけはまだなんとか死守してるもの」

浜面「いっやー冷たっ!12月に打ちっ放しの床はつれーわ!」

上条「お前も横隔膜打ち抜かれんのが流れ作業になってんだよ!少しは抵抗をだな!」

絹旗「ですが目的は超達せられましてね、パッパーン!」 パーンッ

上条「おぉうっ!?クラッカー!?」

絹旗「超おめでとうございます!この企画の最多ツッコミ数はファミレス店員に決定しましたっ!」

上条「名前言えや。店員服着てねぇし――あ、あぁそう?そりゃどうも?」

佐天「おめでとうこざいますっ」

建宮「良かったのよな!おめでとう!」

上条 チラッ

ショチトル「こっち見るな……まぁなんだ、頑張った?な?」

上条「ありがとうみんな!俺がツッコまざる得ないのは主にお前らに原因があんだけど、それはまぁ置いておくとして本当にありがとうっ!」

絹旗「ま、だからといってこの企画の主旨とは超関係無いんですがね」

上条「そんなオチだと思ったぜコロノヤー」

絹旗「さてさて。それでは最終発表、我らが『アイテム』の一員に超採用されるのは――」



――いつものファミレス

麦野「――で?」

絹旗「……まぁ、そんな感じで?」

麦野「ふぅん?」

絹旗「どうせだったら!みたいな?」

麦野「……へぇ」

佐天「つーかですねー私は問いたい訳ですよ。サバ缶美味しいですけど、人はサバ缶だけで生きていけと言ってるんではなく」

フレンダ「あによそれ。たまーにはサバ缶でも食べろっーの?イヤよそんなサバ高いって言われてる訳だけどさーぁ?」

フレンダ「結局マイフェイバリットてーのがある訳であって。あれでしょ?キン肉マンが試合開始直後からドライバー狙わないでしょ?そういうことな訳」

佐天「そう?あたしはサバ缶もサケ缶も好きだけど」

フレンダ「断ッッッッッッッッッッッッッッッ固拒否する訳!いい?人にはね、裏切ってはいけないものがある訳!」

佐天「ちなみに既に調理されたものがここに。つっても今日の料理実習で作ったおべんとだけど」

フレンダ「まぁ貰うけど!日本人の礼儀として食べる訳だけども!」

フレンダ「勘違いしないでね!別にあたしはあんた餌づけされた訳じゃないんだからねっ!?」

佐天「お箸よりフォークの方がいい?」

フレンダ「ハシでだいじょーぶ――」

麦野「……」

絹旗「ほ、微笑ましい光景ですねっ!」

麦野「ツンデレになってんな?ウチのただでさえアレなガキが本格的なツンデレになってんの、分かる?」

絹旗「えぇまぁ、『日本人の礼儀として』ってフレンダのボケが超スルーされてましたね」

麦野「そっちじゃねぇわ!誰がそんなこと問題にすんのよ!?」

麦野「前っから要所要所では悉く残念な子だったけど!たまーに『変えた方が……いやー滝壺も懐いてるしなぁ』って考え直してたけど!」

麦野「何をどうやったら普通の女子中学生を勧誘して!あまつさえ馴染んでんのよっアァッン!?」

絹旗「フレンダの必要性が予想以上にアレで超引いていますが……ま、まぁ見て下さいよ!その滝壺さんだって!」

ショチトル「……毒、だな。あまり良くない質のだ」

滝壺「……そお?」

建宮「なのよな。人と人の境を無くすような、自我の境を解いてしまうような、そんなドラッグなのよ」

浜面「そんなっ!?なんとかなんねぇのかよっ!」

建宮「と、言ってるのよ?」

ショチトル「私に振るのか」

建宮「んーにゃ何も、なのよ。俺が治療するんだったら現状維持はできるのよ――ただし!」

建宮「勿論『薬』は使わない。それであれば数年のスパンをかけて、まぁ普通の生活が出来るようになるのよ」

滝壺「……ダメ。それは、困る」

建宮「俺も困るのよな。自殺志願者に施す薬の持ち合わせはないのよ」

建宮「だったらまずはその環境を変えることから始めるのよ。ずっとこのまま続けていったって、先に待ってるのは破滅かそれに近い道しかないのよな」

建宮「お前さん一人が犠牲になって救われた世界に価値はないのよ……まぁ、世界を”友達”と言い換えても良いのよな」

建宮「逆の立場になって一度よく考えてみるのよ。お前さん達はまだ若いんだから」

滝壺「……」

浜面「滝壺、あの、さ?」

建宮「その気になったら直ぐ言うのよ。最悪学園都市離れてイギリスまで来て貰うことになるが」

建宮「……ま、どっかに人体錬成のスペシャリストでも居れば!それほど体に負担をかけずに治癒できるのよ!あー、残念なのよ!」

ショチトル「当てつけにも程があるぞ貴様っ!」

建宮「ただなー、俺のこの術式にはちょいした副作用があるのよ」

浜面「で、でも死んじまうよりはいいだろ!」

建宮「おっぱいがしぼむのよな」

浜面「違う治療法でお願いします」

滝壺「……はまづら?」

浜面「い、いや違うんですよ滝壺さん!俺は別におっぱいに引かれたとかそういう訳じゃなく!」

浜面「これは重力に魂を惹かれる的な壮大な哲学――」

麦野「……」

絹旗「超いい話ですね……あ、目から水が」

麦野「これっぽっちも泣いてないのに嘘を自己申告する度胸は認める、認めるんだけどそういう次元の話ですらなくなってるわよね?これ」

麦野「いつの間にかシタッパーズが滝壺に取り入ってるし、滝壺は滝壺で日和ってやがるし――あぁクソ面倒くせぇ」

絹旗「麦、野?」

麦野「ちょぉぉぉぉぉぉぉぉぉぉと一人二人ぶっ殺さねぇと分かんねえのかしら……くく、あははははははははははははっ!」

絹旗「超待って下さい!?こんなところで――」

麦野「ヌルい事言ってんじゃねぇんだよッ!!!」 ドゥンッ

――パキィイィンッ……!

麦野「――あ?」

上条「ダメだ」

麦野「……っだテメェは。ファミレスの店員が出しゃばりやがっ――」

上条「女の子がそんな顔しちゃいけない」

麦野「……誰、が」

上条「そんな能力を人に向けるのも、ダメだ」

麦野「――ぶっこ」

上条「君は、笑っている方がずっと、いい」

麦野「なっ!?」

絹旗「ファミレス店員が……麦野を、止め、た……?」

上条「そう、笑ってる方がずっと可愛い。ほら」

麦野「……は、離しなさいよ!」

上条「え?」

麦野「手!握られたら、その……アレじゃない!」

上条「あぁゴメンゴメン。なんか今離しちまったらさ、灼こうとすんじゃねぇかなって思って」

麦野「……下らない。しないわよ、今のだってちょっと脅かそうと」

上条「灼くのは君自身の体だ。強すぎる火は他人だけじゃなくて自分も灼いちまうんだよ。アウレ――知り合いがちょっと、さ」

麦野「……ねぇ」

上条「うん?」

麦野「笑った方が可愛いの?綺麗、じゃなくて」

絹旗「超やっべぇなんだこの超高速で立てたフラグは……ッ!?」

上条「そうだなぁ。できれば服ももっと地味めにして髪はアップにして薄幸そうな雰囲気を醸し出した方が」

麦野「そ、そう?」

絹旗「騙されないで下さい麦野っ!その男は自信の性癖が超ニッチであるとようやく理解して、今度は現実を理想に寄せていくスタイルに変えただけですから!」

麦野「こら!年上に向かって『その男』とか言っちゃダメでしょ?」

絹旗「私たちの麦野を超帰して下さい!?こんな正論ホザくような人じゃなかった!」


ニンゲン超観察バラエティ ハマヅリング3。浜面仕上殺人事件編 −完−
(副題;上条「みんなでなろう、『アイテム』に!」)



絹旗「――ま、次は何事もなかったように超リセットされるんですがねっ!」

フレンダ「台無しだ。それ言ったら台無しな訳」

絹旗「次のエジキはフレンダでーす」

フレンダ「シュールなボケにあたしを巻き込まないで!?身内だけで好きなだけやればいいと思う訳よっ!?」

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