ハマえもん最終回 「さよなら、ハマえもん」
――放課後 学校
かみ太「あー、やっと授業終わったよー」
ミサアン「かみ太―、ゲーセン行くわよっ!ついてきなさいっ!」
クロ子「駅前の駄菓子屋にパニッシャ○が入ったそうですの」
ミサアン「あの伝説の『ありがとよパパン』が見れるわよっ!ほら、早く早く!」
かみ太「あ、そうなんだ?……んー、でもママがゲーセン行っちゃいけないって」
ミサアン「お義母さん――もとい、かみ太のママはそうなんだ?あたしんちはママと一緒に行ったりするけど」
クロ子「わたくし達の親の世代でもないと、不良の溜まり場ってイメージはありませんのに」
かみ太「どうだろ?お小遣いを無駄に遣っちゃうから、みたいな感じ?」
ミサアン「むー……それじゃ見るだけは?見るだけだから、ねっ?」
かみ太「うーん?」
小萌「こらっ、良い子はゲームセンターなんて行っちゃダメなのですよーっ!」
かみ太「あ、せんせー」
クロ子「と、言われてましても。確か風営法では17時ぐらいまでは16歳未満でも行っていい筈ですわ」
小萌「だーめっ!よい子はあんな不良が出入りするような所はトンデモないのです!」
ミサアン「いやぁ?今は休日とかメダルゲーム目当てで来る親御連れとか多いし、プライスマシン目当ての女の子も結構居るわよね?」
クロ子「プリクラが流行りだしてから、雰囲気は随分変わったとか」
小萌「だーめーなーのーでーすーっ!先生が学生だった頃はゲーセンなんてケンカは日常茶飯事だったのですよっ!」
かみ太「いや、それ言ったら学園都市だって路地裏に花の髪留め付けてる娘が入ったら、高確率でトラブルになるような……」
小萌「先生の知り合いのメル友さんはっ!どうしてUFOキャッチャーがしたくて、特殊警棒持って通ったらしいのですよっ!」
かみ太「それはソイツがアタマおかしいだけですよね?学生が武器持って繁華街歩かないですもんね?」
小萌「あ、でも最終的に役に立ったのは肘撃ちとオクラホマスタンピートだそうですよ?」
クロ子「それ結局何かのトラブルに首突っ込んでますわよね……?」
小萌「とーにーかーくっ!そういう所は保護者の方かっ、大人になるまではダメなのですっ!絶対に!」
かみ太「あー、はい、分かりましたー」
ミサアン「んー、それじゃ休みの日にでもママに連れて行って貰おっか?」
クロ子「お姉様のお母様だと、ナンパされまくるんじゃありませんか?」
ミサアン「……そうなのよねー、ウチの母、外見は若いから……」
かみ太「それじゃせんせーとミサアンとクロ子、じゃーねー」
ミサアン「ん、また明日」
クロ子「ばいばい、ですの」
――かみ太 自宅
かみ太「って事があったんだけどさぁ、ハマえもん」
ハマえもん「うーふーふーふーふー、ゲーム天国のモモ○ちゃんは可愛いなぁ」
かみ太「ハマえもん?恐らく世界ゲーム史上初の小五ロリバニーさんにはぁはぁしてないで、僕の話を聞いて貰えないかな?」
かみ太「サターン版では良かったんだけど、PS版でOPアニメから外され、チャージショットをノーマルショット未満にまで落とされ」
かみ太「挙げ句の果てに唯一の楽しみのボンバーのコスプレも簡易化されて、椎名へきるファンが大激怒したゲームを持ち出さないで?」
ハマえもん「なんだぁいかみ太くぅん?前回ミサアンと(性的な意味で)仲良くなったんじゃないかぁ」 グィッグィッ
かみ太「いや、俺達は話終わったらリセットしてるからね?つーかテメー台本読んでねぇだろ、なぁ?」
かみ太「あとハマえもんは拳を握って人差し指と中指の間から、親指を出すジャスチャーは止めた方が良いよ?どういう意味か知らないけど」
ハマえもん「一皮剥けたね、って」
かみ太「知ってるけどな!俺が言ってんのは弁えろって事だよ!?」
ハマえもん「もうかみ太君ったら、おこりんぼうなんだからぁ」
かみ太「僕の人生で始めて『おこりんぼう』って単語を使われたんだけど……話、聞いてなかったよね?」
ハマえもん「男は生涯に一度だけ、武器を持って出歩く時があるんだよねぇ」
かみ太「中二病な?なんとなくそんな気はしていたんだけどさ」
ハマえもん「大抵の武器は武器を持っていない女子供に突きつけられるよねぇ」
かみ太「ハマえもん?どうしてハマえもんは時々世界の真理を突くの?それで誰が特をするの?」
ハマえもん「民主主義国家で『民主主義を守れ!』って叫んでいる奴ほどぉ、非民主主義国家に寛容なんだよねぇ」
ハマえもん「そんなに九条好きなら、チベットと南沙諸島へ持っていってあげたらいいんじゃないかなぁ?」
かみ太「そろそろ僕の話を聞いてくれないかな?マスコミとジャーナリズム批判はブログですればいいじゃない」
ハマえもん「最近『売国奴』的なフレーズを良く耳にするけどさぁ、言われた方は『一銭たりとも貰ってない』って言うよねぇ?」
かみ太「ネットだけな?……まぁ、ネットっつってもやってんのは一般人なんだけどさ」
ハマえもん「でもよくよく考えればぁ、『お金を貰って母国を売る人』と『無償で母国を売る人』って、どう考えても後ろの方がタチ悪いよねぇ?」
かみ太「特定政党の悪口は、ね?特定って言っても結構幅は広いけどさ、日本の場合」
かみ太「東ドイツ、ソビエト連邦、東欧諸国と中国、あとキューバもだけど」
かみ太「手持ちの飛車と角と金と銀と桂馬全部取られてるにも関わらず、未だに現実を直視出来ない人らは放置してあげて?」
ハマえもん「えっと、そぉそぉ、かみ太君が大人になりたいって話なんだよねぇ?」
かみ太「ま、まぁ要約すればそうなるのかなぁ?」
ハマえもん「よぉしぃ!僕の秘密道具で解決だぁっ!」
かみ太「やったねハマえもん!未来の秘密道具を出してくれるんだねぇっ!……あ、なんか口調移っちゃった」
ハマえもん「てれれてっててー!」
ハマえもん「『こんにゃくー』」
かみ太「うんっ!……うん?」
ハマえもん「『こんにゃ――』」
かみ太「いやごめん聞こえないとかじゃなくてさ。コンニャクなの?前に『ほんやく』的なものがつかないの?」
かみ太「大人になるのと翻訳するのって、どういう繋がりがあるの?」
ハマえもん「あえて言えばぁ『ひとはだコン――』」
かみ太「黙れ、な?それ以上シモに持ってくるんだったら、俺にも考えがあるんだからな?」
ハマえもん「やだなぁかみ太くんわぁ。オトナの世界を体験してもらおうって事だよぉ」
かみ太「ハマえもん、発想がゲス過ぎじゃないかな?オッサン通り越してタチの悪い酔っぱらいみたいになってるよ?」
ハマえもん「やれやれしょうがないなぁかみ太くんわぁ」
かみ太「俺悪くないよね?むしろ良心的じゃないかな?」
かみ太「このままダラダラと下ネタに走るより、適度に止めておいた方がいいでしょ?」
ハマえもん「わかったよぉ、それじゃとっておきの秘密道具だからねぇ?ママには内緒だよぉ?」
かみ太「分かったよハマえもん!流石ハマえもんは頼りになるなぁっ!」
ハマえもん「てれれてっててー!」
ハマえもん「『びっときゃっしゅー』」
かみ太「……はい?」
ハマえもん「『びっと――』」
かみ太「だから違うつってんだろ。え、びっときゃっしゅ?本格的に意味が分からないんだけど」
かみ太「つーかそれレシートみたいになってんだけど、キャッシュって現金って意味か?」
ハマえもん「何を言っているんだいぃかみ太くぅん。これはドリームチケットなんだよぉ」
かみ太「あー、はいはい!何か『好きな夢を見れる秘密道具』的なのなっ!知ってるよハマえもんっ!」
ハマえもん「うーふーふーふーふーっ!どぉだいかみ太くぅん、これを使いたいかぃ?」
かみ太「うっわムカつくなこの態度!……うんまぁ、使いたい、かな?」
ハマえもん「それじゃまず、サイトを見てみようかぁ」
かみ太「うんっ!……サイト?ねぇサイトってどういう事?」
ハマえもん「DLsit○.com、っと」 カチッ
かみ太「なんかやったらと肌色比率が多めのサイトに繋がったんだけど」
かみ太「あと、ハマえもん?僕のPCへ勝手にブクマ作るの止めてくれないかな?多分ママ見てるから、チェックしてるからさ」
かみ太「だからってデスクトップに『猿でも分かるP言語!』ってショートカット貼るのもダメだと思うよ?」
かみ太「多分C言語をちょっとヒネったんだろうけど、むしろ胡散臭さが前面に出てるし」
ハマえもん「取り敢えずぅ5000クレジットチャージしてあるからぁ、かみ太君は好きなの選んで良いよぉ?」
かみ太「ごめんね?あの、僕とハマえもんは付き合い長いよね?これ確認なんだけどさ」
かみ太「だからこう、今から言う事も仲が良い証明みたいなものだし、あんま気にしないで欲しいんだけど」
かみ太「バカじゃねぇの?お前、バカじゃねぇのか?これ成人向けエロサイトだよね?」
かみ太「夢ってなに?エロい事?ハマえもんの中ではエロい事しか夢無いの?」
かみ太「つーか未成年にダウンロードさせるって、お前最悪じゃねぇかっ!?」
ハマえもん「やだなぁかみ太君わぁ、そんな訳ないじゃないかぁ」
かみ太「だよね?まさかこのままオチるなんてフザケた事言わないもんね?」
ハマえもん「ビットキャッシュはコンビニとかで買えるんだけどぉ、審査がザルだからぁ割と誰でも買えるんだよぉ?」
ハマえもん「それに前払い式だからぁ、匿名性が非常に高いシステムなんだよねぇ」
かみ太「うん、あの、そういうのはいいからな?なんか遠回しに『未成年でもコンテンツ買えます』的な意味合いを感じるけど、それは違法だからね?」
かみ太「つーかそういう脱法的なものをしていると、逆に規制が強まって酷くなるから、余計な事はするなって言うか」
ハマえもん「……」
かみ太「ハマえもん?どうしたの?反省したの?」
ハマえもん「……あのさぁ、お前ちょっとワガママじゃね?」
かみ太「ハマえもん?口調がチンピラになってるよ?外見もまぁチンピラなんだけど」
ハマえもん「だって無理じゃん?子供を大人にするなんて神様ぐれーだろ、出来んの」
かみ太「いや、だからそこはそれ未来の秘密道具的な、うん」
かみ太「っていうか作品のコンセプト、『何でも叶えてくれる』を否定するのは止めよう?そこは守っていこう?」
ハマえもん「つーか未来を変えるのって法律違反じゃねーの?タイムパトロールに捕まんべ?」
かみ太「ハマえもんハマえもん、コンセプトだけじゃなく作品の存在意義を否定するのは、弁えよう、なっ?」
ハマえもん「お前アレだろ?ジャイ子が駄目だっつーんだろ?ブサイクだから」
ハマえもん「でもあれジャイ子は原作だと結構良いヤツだぜ?ブサイクだけどさ」
ハマえもん「多分未来は大マンガ家になるし、料理はうまいし。ブサイクだけどさ」
かみ太「ハマえもん、ブサイク強調するのはどうだろう?確かに思う所はあるけど」
かみ太「ジャイ子がアレな名前なのは、『同じ名前の子が虐められる』って配慮らしいんだけどさ」
かみ太「でもそれだったら最初っから、もうちょっとマシな扱いでいいとか言わないであげて?」
ハマえもん「現実見てみ?ジャイアンのかーちゃんだって結婚してんだぜ?つまり需要はあるって事だ、うん」
かみ太「どういう事?需要って何?」
ハマえもん「いやまぁ確かにな?しずかって可愛いさ?そこはまぁ否定はしねぇよ」
ハマえもん「けどまぁなんかこう、『お高くとまって』みたいなトコあんじゃんか?」
かみ太「ハマえもんそのぐらいにしないと。よい子は見てないだろうけど、こっちまで何か嫌な雰囲気になるから」
ハマえもん「でもジャイ子はいい子だぜ?マンガで稼ぐし、料理は上手いし、後半は性格も良くなるし」
ハマえもん「だったらそっちもアリじゃね?むしろ狙い目じゃね?」
かみ太「いやぁ、うーん?」
かみ太「……ってか今気づいたんだけどハマえもん。ジャイ子じゃなくて、ミサ妹な?」
かみ太「御坂が『ミサカ妹のあんちゃん』で、ミサアンって設定を思い出してあげて?」
ハマえもん「よく考えてみろって。小中ん時に好きだった女の子、クラス会で会ってみると大抵公務員か商社、もしくは地元のボンボンと結婚してんじゃんか?」
かみ太「あの、リアルな話はちょっと。困るって言うか」
ハマえもん「ガキん時にどんだけ仲良くしといたってさぁ、結局選ぶのは向こう。でもって選択肢は、顔・金・家、分かる?」
かみ太「勝つのは出来杉って事なのかな?」
ハマえもん「ちなみに俺のメル友の初恋の人は高校ん時に結婚してた」
かみ太「そんな超ド級のトラウマを告白されてもな!……いやいや、でも噂とかって」
ハマえもん「確かめたんだよ」
かみ太「あー……」
ハマえもん「――って訳でかみ太君はどれを選ぶのぉ?」
かみ太「ネタだよね?これ絶対にネタなんだよね?」
かみ太「ハマえもんが人生に絶望して嫌な方向へ行ったとか、そういうこっちゃないんだよね?」
ハマえもん「ボク的にはこの『ドラ○ラクエスト』をだねぇ」
かみ太「少し黙っててくれないかなハマえもん?嫌いじゃない、決して嫌いじゃないけど、絵の可愛さだけで買うのはどうかと思うんだ」
ハマえもん「だったらこっちのは?作者のサイトがジャッ×連呼している以外はいい出来だよぉ」
かみ太「いやぁ、でも僕的にはこっちが」
詩菜「――二人とも」
かみ太・ハマえもん「」
詩菜「めずらしく静かにしていると思ったら、ねぇ当麻さん?」
かみ太「違うんだ!これはきっとオティヌスに創られた世界なんだ!」
詩菜「取り敢えずかみ太はPC消して、お勉強ね?」
かみ太「……はい」
ハマえもん「だからいったじゃないくァ。かみ太くんわぁ」
詩菜「地味にえなりかず○のモノマネをしているハマえもんは下りてきて?ちょっとお話があるから」
ハマえもん「いや違うんですよ奥さん?これはですね、お宅の息子さんが大人になりたい的なね?」
詩菜「来い、な?」 グイッ
ハマえもん「待って下さい、ね?俺ぁ別にあれですって――いたたっ!?奥さんっ!痛いですって!」
ハマえもん「そりゃまぁちょっとだけ!ちょっとだけハメ外しましたけど!」
ハマえもん「でもそれはかみ太君が将来、『俺、雪都さお○さんと結婚する!』とか言い出さないためにも、ですね」
ハマえもん「今のウチから――」
……
かみ太「……ハマえもん?」
バスッ、バスッ、バスッ、バスッ
かみ太「……下の階から水の入ったサンドバックを殴打する音が聞こえる……」
かみ太「でもウチにサンドバックはないし……」
バスッ!!!
かみ太「……」
かみ太「……えっと、宿題、しよっか」
ハマえもん最終回 「さよなら、ハマえもん」 −完−
かみ太「あー、やっと授業終わったよー」
ミサアン「かみ太―、ゲーセン行くわよっ!ついてきなさいっ!」
クロ子「駅前の駄菓子屋にパニッシャ○が入ったそうですの」
ミサアン「あの伝説の『ありがとよパパン』が見れるわよっ!ほら、早く早く!」
かみ太「あ、そうなんだ?……んー、でもママがゲーセン行っちゃいけないって」
ミサアン「お義母さん――もとい、かみ太のママはそうなんだ?あたしんちはママと一緒に行ったりするけど」
クロ子「わたくし達の親の世代でもないと、不良の溜まり場ってイメージはありませんのに」
かみ太「どうだろ?お小遣いを無駄に遣っちゃうから、みたいな感じ?」
ミサアン「むー……それじゃ見るだけは?見るだけだから、ねっ?」
かみ太「うーん?」
小萌「こらっ、良い子はゲームセンターなんて行っちゃダメなのですよーっ!」
かみ太「あ、せんせー」
クロ子「と、言われてましても。確か風営法では17時ぐらいまでは16歳未満でも行っていい筈ですわ」
小萌「だーめっ!よい子はあんな不良が出入りするような所はトンデモないのです!」
ミサアン「いやぁ?今は休日とかメダルゲーム目当てで来る親御連れとか多いし、プライスマシン目当ての女の子も結構居るわよね?」
クロ子「プリクラが流行りだしてから、雰囲気は随分変わったとか」
小萌「だーめーなーのーでーすーっ!先生が学生だった頃はゲーセンなんてケンカは日常茶飯事だったのですよっ!」
かみ太「いや、それ言ったら学園都市だって路地裏に花の髪留め付けてる娘が入ったら、高確率でトラブルになるような……」
小萌「先生の知り合いのメル友さんはっ!どうしてUFOキャッチャーがしたくて、特殊警棒持って通ったらしいのですよっ!」
かみ太「それはソイツがアタマおかしいだけですよね?学生が武器持って繁華街歩かないですもんね?」
小萌「あ、でも最終的に役に立ったのは肘撃ちとオクラホマスタンピートだそうですよ?」
クロ子「それ結局何かのトラブルに首突っ込んでますわよね……?」
小萌「とーにーかーくっ!そういう所は保護者の方かっ、大人になるまではダメなのですっ!絶対に!」
かみ太「あー、はい、分かりましたー」
ミサアン「んー、それじゃ休みの日にでもママに連れて行って貰おっか?」
クロ子「お姉様のお母様だと、ナンパされまくるんじゃありませんか?」
ミサアン「……そうなのよねー、ウチの母、外見は若いから……」
かみ太「それじゃせんせーとミサアンとクロ子、じゃーねー」
ミサアン「ん、また明日」
クロ子「ばいばい、ですの」
――かみ太 自宅
かみ太「って事があったんだけどさぁ、ハマえもん」
ハマえもん「うーふーふーふーふー、ゲーム天国のモモ○ちゃんは可愛いなぁ」
かみ太「ハマえもん?恐らく世界ゲーム史上初の小五ロリバニーさんにはぁはぁしてないで、僕の話を聞いて貰えないかな?」
かみ太「サターン版では良かったんだけど、PS版でOPアニメから外され、チャージショットをノーマルショット未満にまで落とされ」
かみ太「挙げ句の果てに唯一の楽しみのボンバーのコスプレも簡易化されて、椎名へきるファンが大激怒したゲームを持ち出さないで?」
ハマえもん「なんだぁいかみ太くぅん?前回ミサアンと(性的な意味で)仲良くなったんじゃないかぁ」 グィッグィッ
かみ太「いや、俺達は話終わったらリセットしてるからね?つーかテメー台本読んでねぇだろ、なぁ?」
かみ太「あとハマえもんは拳を握って人差し指と中指の間から、親指を出すジャスチャーは止めた方が良いよ?どういう意味か知らないけど」
ハマえもん「一皮剥けたね、って」
かみ太「知ってるけどな!俺が言ってんのは弁えろって事だよ!?」
ハマえもん「もうかみ太君ったら、おこりんぼうなんだからぁ」
かみ太「僕の人生で始めて『おこりんぼう』って単語を使われたんだけど……話、聞いてなかったよね?」
ハマえもん「男は生涯に一度だけ、武器を持って出歩く時があるんだよねぇ」
かみ太「中二病な?なんとなくそんな気はしていたんだけどさ」
ハマえもん「大抵の武器は武器を持っていない女子供に突きつけられるよねぇ」
かみ太「ハマえもん?どうしてハマえもんは時々世界の真理を突くの?それで誰が特をするの?」
ハマえもん「民主主義国家で『民主主義を守れ!』って叫んでいる奴ほどぉ、非民主主義国家に寛容なんだよねぇ」
ハマえもん「そんなに九条好きなら、チベットと南沙諸島へ持っていってあげたらいいんじゃないかなぁ?」
かみ太「そろそろ僕の話を聞いてくれないかな?マスコミとジャーナリズム批判はブログですればいいじゃない」
ハマえもん「最近『売国奴』的なフレーズを良く耳にするけどさぁ、言われた方は『一銭たりとも貰ってない』って言うよねぇ?」
かみ太「ネットだけな?……まぁ、ネットっつってもやってんのは一般人なんだけどさ」
ハマえもん「でもよくよく考えればぁ、『お金を貰って母国を売る人』と『無償で母国を売る人』って、どう考えても後ろの方がタチ悪いよねぇ?」
かみ太「特定政党の悪口は、ね?特定って言っても結構幅は広いけどさ、日本の場合」
かみ太「東ドイツ、ソビエト連邦、東欧諸国と中国、あとキューバもだけど」
かみ太「手持ちの飛車と角と金と銀と桂馬全部取られてるにも関わらず、未だに現実を直視出来ない人らは放置してあげて?」
ハマえもん「えっと、そぉそぉ、かみ太君が大人になりたいって話なんだよねぇ?」
かみ太「ま、まぁ要約すればそうなるのかなぁ?」
ハマえもん「よぉしぃ!僕の秘密道具で解決だぁっ!」
かみ太「やったねハマえもん!未来の秘密道具を出してくれるんだねぇっ!……あ、なんか口調移っちゃった」
ハマえもん「てれれてっててー!」
ハマえもん「『こんにゃくー』」
かみ太「うんっ!……うん?」
ハマえもん「『こんにゃ――』」
かみ太「いやごめん聞こえないとかじゃなくてさ。コンニャクなの?前に『ほんやく』的なものがつかないの?」
かみ太「大人になるのと翻訳するのって、どういう繋がりがあるの?」
ハマえもん「あえて言えばぁ『ひとはだコン――』」
かみ太「黙れ、な?それ以上シモに持ってくるんだったら、俺にも考えがあるんだからな?」
ハマえもん「やだなぁかみ太くんわぁ。オトナの世界を体験してもらおうって事だよぉ」
かみ太「ハマえもん、発想がゲス過ぎじゃないかな?オッサン通り越してタチの悪い酔っぱらいみたいになってるよ?」
ハマえもん「やれやれしょうがないなぁかみ太くんわぁ」
かみ太「俺悪くないよね?むしろ良心的じゃないかな?」
かみ太「このままダラダラと下ネタに走るより、適度に止めておいた方がいいでしょ?」
ハマえもん「わかったよぉ、それじゃとっておきの秘密道具だからねぇ?ママには内緒だよぉ?」
かみ太「分かったよハマえもん!流石ハマえもんは頼りになるなぁっ!」
ハマえもん「てれれてっててー!」
ハマえもん「『びっときゃっしゅー』」
かみ太「……はい?」
ハマえもん「『びっと――』」
かみ太「だから違うつってんだろ。え、びっときゃっしゅ?本格的に意味が分からないんだけど」
かみ太「つーかそれレシートみたいになってんだけど、キャッシュって現金って意味か?」
ハマえもん「何を言っているんだいぃかみ太くぅん。これはドリームチケットなんだよぉ」
かみ太「あー、はいはい!何か『好きな夢を見れる秘密道具』的なのなっ!知ってるよハマえもんっ!」
ハマえもん「うーふーふーふーふーっ!どぉだいかみ太くぅん、これを使いたいかぃ?」
かみ太「うっわムカつくなこの態度!……うんまぁ、使いたい、かな?」
ハマえもん「それじゃまず、サイトを見てみようかぁ」
かみ太「うんっ!……サイト?ねぇサイトってどういう事?」
ハマえもん「DLsit○.com、っと」 カチッ
かみ太「なんかやったらと肌色比率が多めのサイトに繋がったんだけど」
かみ太「あと、ハマえもん?僕のPCへ勝手にブクマ作るの止めてくれないかな?多分ママ見てるから、チェックしてるからさ」
かみ太「だからってデスクトップに『猿でも分かるP言語!』ってショートカット貼るのもダメだと思うよ?」
かみ太「多分C言語をちょっとヒネったんだろうけど、むしろ胡散臭さが前面に出てるし」
ハマえもん「取り敢えずぅ5000クレジットチャージしてあるからぁ、かみ太君は好きなの選んで良いよぉ?」
かみ太「ごめんね?あの、僕とハマえもんは付き合い長いよね?これ確認なんだけどさ」
かみ太「だからこう、今から言う事も仲が良い証明みたいなものだし、あんま気にしないで欲しいんだけど」
かみ太「バカじゃねぇの?お前、バカじゃねぇのか?これ成人向けエロサイトだよね?」
かみ太「夢ってなに?エロい事?ハマえもんの中ではエロい事しか夢無いの?」
かみ太「つーか未成年にダウンロードさせるって、お前最悪じゃねぇかっ!?」
ハマえもん「やだなぁかみ太君わぁ、そんな訳ないじゃないかぁ」
かみ太「だよね?まさかこのままオチるなんてフザケた事言わないもんね?」
ハマえもん「ビットキャッシュはコンビニとかで買えるんだけどぉ、審査がザルだからぁ割と誰でも買えるんだよぉ?」
ハマえもん「それに前払い式だからぁ、匿名性が非常に高いシステムなんだよねぇ」
かみ太「うん、あの、そういうのはいいからな?なんか遠回しに『未成年でもコンテンツ買えます』的な意味合いを感じるけど、それは違法だからね?」
かみ太「つーかそういう脱法的なものをしていると、逆に規制が強まって酷くなるから、余計な事はするなって言うか」
ハマえもん「……」
かみ太「ハマえもん?どうしたの?反省したの?」
ハマえもん「……あのさぁ、お前ちょっとワガママじゃね?」
かみ太「ハマえもん?口調がチンピラになってるよ?外見もまぁチンピラなんだけど」
ハマえもん「だって無理じゃん?子供を大人にするなんて神様ぐれーだろ、出来んの」
かみ太「いや、だからそこはそれ未来の秘密道具的な、うん」
かみ太「っていうか作品のコンセプト、『何でも叶えてくれる』を否定するのは止めよう?そこは守っていこう?」
ハマえもん「つーか未来を変えるのって法律違反じゃねーの?タイムパトロールに捕まんべ?」
かみ太「ハマえもんハマえもん、コンセプトだけじゃなく作品の存在意義を否定するのは、弁えよう、なっ?」
ハマえもん「お前アレだろ?ジャイ子が駄目だっつーんだろ?ブサイクだから」
ハマえもん「でもあれジャイ子は原作だと結構良いヤツだぜ?ブサイクだけどさ」
ハマえもん「多分未来は大マンガ家になるし、料理はうまいし。ブサイクだけどさ」
かみ太「ハマえもん、ブサイク強調するのはどうだろう?確かに思う所はあるけど」
かみ太「ジャイ子がアレな名前なのは、『同じ名前の子が虐められる』って配慮らしいんだけどさ」
かみ太「でもそれだったら最初っから、もうちょっとマシな扱いでいいとか言わないであげて?」
ハマえもん「現実見てみ?ジャイアンのかーちゃんだって結婚してんだぜ?つまり需要はあるって事だ、うん」
かみ太「どういう事?需要って何?」
ハマえもん「いやまぁ確かにな?しずかって可愛いさ?そこはまぁ否定はしねぇよ」
ハマえもん「けどまぁなんかこう、『お高くとまって』みたいなトコあんじゃんか?」
かみ太「ハマえもんそのぐらいにしないと。よい子は見てないだろうけど、こっちまで何か嫌な雰囲気になるから」
ハマえもん「でもジャイ子はいい子だぜ?マンガで稼ぐし、料理は上手いし、後半は性格も良くなるし」
ハマえもん「だったらそっちもアリじゃね?むしろ狙い目じゃね?」
かみ太「いやぁ、うーん?」
かみ太「……ってか今気づいたんだけどハマえもん。ジャイ子じゃなくて、ミサ妹な?」
かみ太「御坂が『ミサカ妹のあんちゃん』で、ミサアンって設定を思い出してあげて?」
ハマえもん「よく考えてみろって。小中ん時に好きだった女の子、クラス会で会ってみると大抵公務員か商社、もしくは地元のボンボンと結婚してんじゃんか?」
かみ太「あの、リアルな話はちょっと。困るって言うか」
ハマえもん「ガキん時にどんだけ仲良くしといたってさぁ、結局選ぶのは向こう。でもって選択肢は、顔・金・家、分かる?」
かみ太「勝つのは出来杉って事なのかな?」
ハマえもん「ちなみに俺のメル友の初恋の人は高校ん時に結婚してた」
かみ太「そんな超ド級のトラウマを告白されてもな!……いやいや、でも噂とかって」
ハマえもん「確かめたんだよ」
かみ太「あー……」
ハマえもん「――って訳でかみ太君はどれを選ぶのぉ?」
かみ太「ネタだよね?これ絶対にネタなんだよね?」
かみ太「ハマえもんが人生に絶望して嫌な方向へ行ったとか、そういうこっちゃないんだよね?」
ハマえもん「ボク的にはこの『ドラ○ラクエスト』をだねぇ」
かみ太「少し黙っててくれないかなハマえもん?嫌いじゃない、決して嫌いじゃないけど、絵の可愛さだけで買うのはどうかと思うんだ」
ハマえもん「だったらこっちのは?作者のサイトがジャッ×連呼している以外はいい出来だよぉ」
かみ太「いやぁ、でも僕的にはこっちが」
詩菜「――二人とも」
かみ太・ハマえもん「」
詩菜「めずらしく静かにしていると思ったら、ねぇ当麻さん?」
かみ太「違うんだ!これはきっとオティヌスに創られた世界なんだ!」
詩菜「取り敢えずかみ太はPC消して、お勉強ね?」
かみ太「……はい」
ハマえもん「だからいったじゃないくァ。かみ太くんわぁ」
詩菜「地味にえなりかず○のモノマネをしているハマえもんは下りてきて?ちょっとお話があるから」
ハマえもん「いや違うんですよ奥さん?これはですね、お宅の息子さんが大人になりたい的なね?」
詩菜「来い、な?」 グイッ
ハマえもん「待って下さい、ね?俺ぁ別にあれですって――いたたっ!?奥さんっ!痛いですって!」
ハマえもん「そりゃまぁちょっとだけ!ちょっとだけハメ外しましたけど!」
ハマえもん「でもそれはかみ太君が将来、『俺、雪都さお○さんと結婚する!』とか言い出さないためにも、ですね」
ハマえもん「今のウチから――」
……
かみ太「……ハマえもん?」
バスッ、バスッ、バスッ、バスッ
かみ太「……下の階から水の入ったサンドバックを殴打する音が聞こえる……」
かみ太「でもウチにサンドバックはないし……」
バスッ!!!
かみ太「……」
かみ太「……えっと、宿題、しよっか」
ハマえもん最終回 「さよなら、ハマえもん」 −完−