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Clock(trial)

とあるフワッとした一日

 
――上条家

インデックス「ねーねーとうまー。べらんだのとまとが枯れ気味なんだけど、どうすればいいかなー?」

上条「今年は梅雨が長かったからなー。まぁプランターだったらば地面に雨水が入らないようにすんのがベターっちゃベターかなー」 キュッキュッ

インデックス「暑すぎてもダメで、雨が多すぎてもダメだなんて贅沢なのかも!」

上条「まぁ、そこはな。植物さんだって好き嫌いはあるだろうし」 キュッキュッ

インデックス「貴重なりこぴんのためには奮起してほしいところ……って私思ったんだよ」

上条「んー、どしたー?」 キュッキュッ

インデックス「去年もベランダでお野菜育てたってことは、私は一体いつから――」

上条「――インデックス」

インデックス「で、でもっ!」

上条「いいかい?それ以上はツッコんじゃいけない。踏み入れたらエッラい目に遭う」

インデックス「ど、どういうこと?」

上条「台詞が全部”イラッシャイマセー”になる」
(※某エロゲ×のバグ)

インデクッス「どういうこと!?神様の怒りにハイタッチでもしないとその罰は受けないんだよ!?」

上条「……まぁ、俺たちにできることは毎日を一歩ずつ堅実に生きていこうってことかな。チートとか転生とか一発逆転を狙わずに」 キュッキュッ

インデックス「べ、別にそれは個人の趣味の範疇だからいいと思うんだよ……」

上条「――これで、良しっと」 キュキュッキュッ

インデックス「てゆうかとうまは何してるのかな?お手紙書いてるの?」

上条「ん、あぁちょっと知り合いにな。一方通行と帆風さんって子に」

インデックス「――待って?とうまは死体蹴りするの!?」

上条「おい人聞きの悪い事言うなよ!俺はただ二人に『お連れ様でしたね』って気持ちを伝えたいだけだ!」

インデックス「シリーズ終わりになったんだからそっとしてあげるんだよ!」

上条「オイオイインデックスさんよ、俺の誠意の結晶になんつー言いがかりしてくれるんだよ!」

上条「誠意っていうかもう誠意大将軍って名乗るぐらいだぜ!誠意過ぎてな!」
(※(C)羽賀研○)

インデックス「捕まったよ?その人は詐欺罪で実刑喰らった人なんだよね?ワイドショーでみたけど」

上条「あー、じゃあ読んでみようか?10万3,000冊の実力で添削してみせてくれよ!」

インデックス「そんなチープな使われ方をしたのはとうまが最初で最後になると思うんだよ……ッ!」

インデックス「……まぁ日常的なマナーだったら、知らなくはないかな」

上条「なんつーもん入ってんだよ」

インデックス「いや普通に読み解くのに必要なんだよ?手紙に呪詛を忍ばせるのは古来ゆかしい魔術であってだね」

上条「マジか!?スゲーなインデックス、お前って魔術詳しいのな!」

インデックス「とうま?これが終わったらなの○式o-hanashiするんだよ?忘れないんだからね?」

上条「ちょっと何言ってるか分からないな!それより折角だから読み上げるぜ!」」

インデックス「大声張るのは都合の悪い証拠なんだよね」

上条「『――前略、一方通行さん』」

インデックス「うん、書き出しは常識的なんだよ」

上条「『もうかれこれ長い付き合いになりますが、いつになったらあなたは本名を教えてくれるのでしょうか?』」

インデックス「まず矛盾があるよね?お手紙を出すのに相手の本名知らないのにどうやって出そうとしたの?」

上条「黄泉川先生のマンションに住んでるのは青ピが突き止めたからな!直で郵便ポストに入れてやるぜ!」

インデックス「それなんてストーカー。条例で接近禁止されるんだよ?」

上条「あれかな?もっと時候の挨拶を入れた方がいいかな?」

インデックス「う、うん。あんちすきるの人が後から検証するんだし、そこら辺の書式はしっかり書いた方が裁判で有利になる、といいんだよ?」

上条「『しとしとと鬱陶しかった梅雨もそろそろ終わりですね。一方通行さんはいかがお過ごしでしょうか?』」」

インデックス「いい感じいい感じ。相手のことを気遣うのって美徳なんだよ」

上条「『やはり私とのケンカに負け、弱っていたところへ正気を取り戻したのが悪かったのでしょうか?』」

インデックス「まうんと取りに行ってるのかな?借りにそうであっても、そこは言っちゃダメなんだよ?」

上条「『まぁ、それはさておき一方通行さんのスピンオフが連載終了ですね(笑)』」

インデックス「やっぱり取りに行ってるんだよ!?主人公にあるまじき行いなんだってば!?」

上条「『人間、土壇場になると本性が出ると言います。ラストシーン、一方通行さんかショ×希をココイチしたのは胸がスカッとしました』」

インデックス「ほ、誉めるのはいいことなんだけど……ココイチ?」

上条「”ここから先は一方通行だァ!”」

インデックス「……あぁそう。とうまがそれでいいんだったらいいと思うよ」

上条「『そうそう。本性が出るといえば、三頭身の打ち止めと一緒にお楽しみでしたね』」

インデックス「――はいあうつ!なんだよ!それ以上は問題がありすぎるかも!」

上条「『全国一千万人のもっさ○ファンのヘイトを集める身にもなってください!打ち止めさんが可哀想です!』」

インデックス「そっちの意味で?まぁ間違いではないけど気にしすぎじゃ?」

上条「『まぁそんな感じで一方通行さんの主人公も終わり、年上のお姉さん二人とも引き離され、屈強な警備委員に監視される日々をお送りだと思います』」

インデックス「うん、ツッコミどころは多々あるんだけと”年上のお姉さん”って修飾語要るかな?要らないよね?お姉さんって年上だからお姉さんって言うんだよね?」

上条「『差し入れには一方通行さんが好きなセロリを持っていきます』」

インデックス「人間不信になる、かな。もっとこう仮に百歩譲っても、せめて甘い物がいいと思うんだよね」

上条「『それではお風邪などを召されぬよう。ファッションセンタ○で買ったDRYシャツを同封いたしました』」

インデックス「涼しいよ?とうまが格好良くファッションセンターって言ったしまむ○のDRYシャツは涼しいんだよ?」

インデックス「でもね!風邪の心配をするんだったら涼しいシャツよりももっとこう、うんっ!優しさってあるんじゃないかなっ!?」

上条「『8月吉日、上条・ピエール・当麻より』」

インデックス「みどるねーむいついたの?何が何でもボケ倒そうって強い意志を感じるんだよね?」

上条「どう?いい感じだろ?」

インデックス「撃ちに来ると思うよ?『あ、能力効かないンだったら最初ってからこォすりゃいいじゃンよ』って」

上条「感動して襲撃に来るのか……!愛ってのは怖ろしいな!」

インデックス「とうまがそれでいいんだったら、そうなんだろうね?」

上条「これできっと傷心の一方通行も喜んでくれるはずだ!沈まない太陽はない!もう一回言うが沈まない太陽はないぜ!」

インデックス「卑屈になってるけど、大丈夫なのかな?おふぃしゃるからメッてされない?」

上条「……いいか、インデックス。あいつがいるせいで涙を飲んだやつが居る。誰だか分かるか?」

インデックス「HAMADURA?三人目の主人公と持ち上げられながら、微妙に立場の弱い人だよね」

上条「いいや違う、違うんだインデックス!順番からして次のスピンオフ企画の主役は俺に決まってんだろ!?」

インデックス「主役とは」

上条「初春さんズッッッッッッッッッッッッッッッッリィよ!!!俺だって友達のピンチで能力覚醒とかしたかったわ……ッ!!!」

インデックス「とうま?うん、口を慎もうか?『なにそれ超格好良いんだよ』とか思ったけど」

上条「それに何よ!?ないなら作ればいいって同人○の発想じゃねぇか!?」

インデックス「道を踏み外すよ?いやまぁそれはそれで一応の生き方ではあるけど、決してね、他人様に誇れるような生き様ではね」

上条「『はじめまして帆風さん。突然のお手紙で驚かれることでしょう』」

インデックス「待って?また一枚目が処理できてないのに二枚目に行くのはズルくない?積みゲーは一本ずつ処理しないと永遠に積んでおかれる運命にあるんだよ?」

上条「『帆風さん、えー……ほぼ接点がありませんね』」

インデックス「知ってたよね!?まずお手紙書く前に気づくべきだったよね!?」

上条「『ですが、寮を管理する仕事がお似合いだと思います』」

インデックス「寄せに行ってるよね?自分の癖(へき)へ対して現実をさ?」

上条「『愛の形は人それぞれであり、今までの価値観を引きずるべきではないと私は思います』」

インデックス「よりでぃーぷな寄せ方をしているからね?どらいぶれこーだーをあげられてえんじょーするんだよ?」

上条「『それではこれからもご活躍を期待しております。8月吉日、上条・S・セイエ○』」

インデックス「原型は?ぱぱさんとままさんもらったお名前は?」

上条「……ふっ、昔の名前なんか捨てちまったぜ!」

インデックス「あぁ、そう。で、セイエ○さんのお名前で読んでもらえるのかな?」

上条「多分向こうは俺が存在していることすら知らないと思う」

インデックス「言い方。えっと……知り合いの知り合い?ぐらいの感覚なのかな?」

上条「そうするとどうやって手紙を届けたもんか……あぁじゃあこうしよう。俺がまず土御門元春って名前で『学舎の園』へ侵入してだ」

インデックス「きょうのとうまはこすっからいんだけど。悪いものでの食べたの?それとも出番がすまきにされたぐらいしかなくて、持て余してたの?」

上条「そこでこう悪さをするんだ。具体的には迷惑系ユーチューバ○的な?」

インデックス「あれすごいよねー。ほぼ永遠に晒されるのにちゃんれじどだよね。時期も悪いし迷惑かけた人たちは桁単位だし」

上条「そこへ颯爽と現れる土御門(本物)!そげぶされる俺!」

インデックス「もう意味が分からないよね?だからなんで小芝居を一回打つ必要があるのかな?」

上条「土御門は『名乗るほどの者ではないぜぃ』といって、手紙一つを残して去っていくんだ……!」

インデックス「だから一悶着起こす意味は?普通に人づてにお手が見届ければ良かったんじゃないの?」

インデックス「てゆうかね!助けてくれた方の名前だったらまだしも、迷惑かけた方からもらってもそのまま捨てちゃうでしょ!?」

上条「そしてその頃、インデックスは」

インデックス「待つんだよ?バカ話にわたしをきゃすてぃんぐしないでほしいかも!」

上条「俺は純粋に!ただ純粋な気持ちから二人に『お疲れ様でした』って言葉をかけたいんだ!」

インデックス「まぁ……煽りにならない程度に頑張るといいんだよ……」

上条「じゃあちょっと手紙を届けてくるぜ!」

インデックス「行ってらっしゃーい、なんだよ」



――大通り

佐天「もう少しであたしも念願のドラゴンをゲットだぜ……!」

上条「やめてあげて!それで本当にドラゴンになっちゃってエッラい目にあった人がいるなんだからギャグでも言わないで!?」

佐天「マジですか!?オイシイじゃないですかそれ!?」

上条「まぁな。俺も緊急事態(エ×未遂)じゃなかったら『くくっ、まるで人がゴミのようだ!』って一人ラピュ○ごっこができたんだけども」

佐天「してまさかの初・春・覚・醒☆体張ってマリ○したのあたしだっつーのに!ズルイよ!」

上条「君の場合マリ○っていうよりはアスレチックワール○だよ。クラシックさも含めてドリ○かと思ったもの」

佐天「あ、どうもっす。あたしの大事なものを持っていった人さん?」

上条「悪意がある。間違ってはないんだけど、言い方に悪意しか感じない」

佐天「両親から『大切にしなさい』って言われたものを利き手じゃない方で奪われました……ッ!」

上条「異議があります!被告人は奪ってないもん借りただけだもんって言ってますよ!」

佐天「もんって言われても可愛くもないしむしろ気持ち悪いです」

初春「――まぁ一部のごく限られたマニアには『そ、そうかしらっ!?これはこれで需要があるかもしれないわよっ!?』って可能性もありますけどね」

上条・佐天「……」

初春「あ、すいません。続けてください?」

上条「無理だよ君怖ぇしどっから現れたんだコワイ」

佐天「語尾のクセが強すぎて失敗した萌えキャラみたいになってます」

初春「普通にスタンバッてたのに心外ですよ」

上条「えっと……二人で遊びに?」

佐天「いいえ、違いますよ?」

初春「はい、そうですけど?」

上条「――気をつけろ!この中に一人狼が混じって・い・る・ゾ☆」

佐天「その語尾聞くとちょっとイラっとするんですよね。なんでだろー?」

初春「それよりも佐天さんがサラっと嘘を吐いた件について」

上条「嘘?なんかミッション実行中?」

佐天「いいえ!あたし達は街中に溢れた怪異ハンターとしての活動を!」

上条「遊びじゃねぇか。そのハンターは大抵自由業なんだから成立してないってことだよ」

初春「一概にそうとは言えないですよ?実話系と銘打った創作怪談も流行りですし」

上条「商売だからね?フィクションだって割り切らないとダメだよ?」

佐天「あの人たちの怪談は許さないよ!だってもう数十年オバケ話を面白おかしく稼ぎ回って祟りの一つもない人たちなんだから!」

上条「今この世界で君が一番深く刺してる」

初春「真理ではありますよねぇ。大勢お亡くなりになったり不幸になっているのに、当事者はネットを含めて発信しないっていう」

佐天「あーでもあるのはあったんだよ?ある怪談でモチーフになった神社が『お前ら名前出すのヤメロや!』って」
(※くだ○)

上条「しっかり迷惑かけてんじゃねぇか」

木原数多『民俗学的な見地で言えばホラ話もいいところだったぜ。盛るんだったら最低限の知識ぐらい仕入れとけや』

佐天「まぁ実際、怪談なんて面白怖ければいいじゃないですか」

上条「そうやってネタとして楽しんでるからフワッとした怪談が広がるんだよ。って今誰がいなかったか?」

初春「えぇままさに我々はフワッとした怪談で頭を悩ませているところですけどね」

上条「怪談?」

佐天「はい、被験者はあたしです。『実話系・本当にあったフワっとした話』です」

上条「それただのフワッとしてる話だよね?実話系って一回迂回させる必要あったのかな?」

佐天「まぁ聞いてくださいよ!立ち話でもなんですからファミレスでパフェでも奢りながら!」

上条「それが目的かコノヤロー。いやまぁ危なそうな話だったら俺も一枚噛むけど」



――どこかのファミレス

佐天「――それであたしの両肩から結晶でできた竜へ変身した夢をみたんですよ……ッ!」

上条「君はどれだけ属性盛ればいいのかな?どこまで人気へ対して貪欲であり続けるの?」

初春「そうですよ。この世界には散々目にあったのに『やったね上条さん!(芸人的な意味で)オイシイね!』って喜ぶファンだっているんですからね?」

上条「何度でも、何度だって言うけどもその人たちはファンではないと思うんだよ。タチ悪いストーカーと大差ないっていうかそのものっていうか」

佐天「あたしのボケがだだ流れになっていて辛いんですけど」

上条「まぁ夢は夢なんだからツッコめないだろ。てかフワッとした話ってそれか?」

佐天「いえ流石に違いますよ。パフェ二つ分はきちんとお話しします」

初春「すいません。ゴチになります」

上条「……あれ?いつのまにかこれ俺が奢るって話になってないか?しかも二人分」

佐天「あ、じゃあはーい、アーンしてください?」

上条「立ち去れ悪魔め!そうやって誰にでも優しい顔してるから道踏み外す人が出てくるんだぞ!?」

初春「いいから落ち着け、なっ?」

佐天「ではあたしの体験したフワッとした恐怖体験をお話ししましょうか……あれは梅雨の日でした」

佐天「その年はまぁ非常に長雨が続き、お野菜にもお洗濯物にもダメージが来るってヒッドイものでした」

佐天「ちなみにレノ○とアタッ○の酵素剤入りを比べたみたら、部屋干しに関してはアタッ○のスプレーが僅差で上でした」

上条「大丈夫なのかな?もうフワッとした方向へ脱線してるけど」

初春「一人ぐらしあるあるですね。複数の洗剤を使い分けて善し悪しが分かっても、中々発表する場所がないんですよ」

上条「全員が寮だからな。そして俺みたいにランドリーで備え付けの洗剤ぶっ込む学生も多い」

佐天「花の香りが許せるのは女子だけであってオッサンは断る……ッ!」

上条「生きてるんだから。オッサンだって生きるんだから嫁さんが使ってる洗剤使っても許してあげろよ」

初春「しっ、上条さん!ここは敢えてボケずに佐天さんの洗剤話がどこまで続くか観察してしみましょう!」

佐天「まぁそんなジメッとした梅雨なんですが、あたしが学校から帰って家事を終え、宿題や友達のチャットも終わったぐらい時間です」

上条「8時頃?」

佐天「えっと……?」

初春「履歴からすると9時ちょっと前ですね。ずっとリモートでダベってましたんで」

佐天「『ちょっといつもより遅くなっちゃったな−。まぁお風呂入ってちょっくら汗を流そうか』とお風呂へ入ったときの話です」

初春「軌道修正しましたね。聞いてないようでツッコミ全部把握しているようです」

上条「それりゃ聞くだろ。対面で言いたい放題言ってんだから」

佐天「まずスカーフを外して」

上条「止めてもらってもいいかな?そこは、うん。あんまり詳しくは描写すると、さ?色々気を遣うご時世だから」

初春「本題のとこへ入ってください。そういう余計な部分は余計なので余計です」

佐天「マッパになってからお風呂場の電気をパチっと点けて……点かないんですよ?あれ?と」

佐天「パチッパチッと、二回三回とパチってるとパッとついて……またパッと消えてつく」

佐天「『あー蛍光灯切れかかってるなー』と。こういうとき二人はどうします?直ぐに交換しちゃうタイプですか?」

上条「『あぁこりゃもうダメだ』っていうぐらいまで交換しない派。少しぐらい古くなっても何週間とかもつしな」

初春「私は明日にでも買い換えるタイプですかねぇ。ただし忙しいので必ずとはいえませんけど」

佐天「あたしはズボラなので放置派ですね。流石に切れるまで放置はしませんが、まぁ中間ぐらい?」

佐天「まぁ点滅するといっても1分にあるかないかですし、ピカチュ○フラッシュバック事件よりは、はい」

上条「それもうみんな忘れてんだから思い出させなくてもいいだろ!無かったことになってんだから!」

初春「まぁでもアレのお陰で目に悪すぎる演出は大分減りましたから。笑うせぇるすま○の『どー○!』とか」

上条「初春さん、君歳ゴマしてないかな?さっきから昭和の発言が目立つんだけど」

佐天「んでまぁ洗顔フォームで顔洗ってから、シャンプーでね」

初春「いやですから、そういう情報は要らない訳で」

上条「か、体はどこから洗うのかなっ!いや、いやらしい意味じゃなくて純粋な好奇心で!」

初春「オイ」

佐天「首から肩・腕・肘・手、あとおっぱいから順に下へ行きますけど?」

上条「……なんだろうな。一応ギャグで言ってんのに金属バットでツッコミ返されたような」

初春「今のでイエローカードです。警告一ですから気をつけて下さいね?」

上条「に、二枚たまると?」

初春「もれなくお通いの学校へ連絡が行きますよ」

上条「地味に辛れぇよ!?真面目な学生ほどダメージ来る仕様だな!」

初春「叱ってくれる人がいるうたが華ですよ。誰にも顧みられなくなったらおしまいですからね」

上条「なんて重みのある台詞……!」

佐天「たまに瞳がレ××目になるんですよね。この歳でどれだけ修羅場を潜ったのかと」

上条「もうちょっと自重しないか?誰とは言わないけど青春を謳歌した方がいいと思うんだ」

佐天「できればあたしも普通にコイバナとかしたいんですが……まぁそんな事やってる間にもチカッ、チカチカッと一瞬消えてはまた電灯が点きます」

佐天「『あーこれダメだなー、昨日まで平気だったのに急に切れちゃったなー』と。コンディショナー使おうと横を向いたんですよ」

佐天「あぁ最初に言っていませんでしたが、ウチのは平均的なユニットバスでありまして。普通にこうノーパソぐらいの鏡がここら辺に」

佐天「『そろそろ毛先切ろうっかなー』と鏡を覗き込んだ、その瞬間――カチっと。真っ暗に」

上条「……夜の九時前頃だっけ?窓とかの明りは?」

佐天「窓はありますが防犯的な意味で換気用のが一つ、そしてお風呂のドアは鍵がかけられるようになっている、まぁ普通のドアです」

佐天「なので完全に真っ暗です。しかし『うっわまいったなー』と、思う間もなくまた灯りはつきました」

佐天「鏡の中のあたしも毛先を掴んだままの姿です。当り前っちゃ当り前ですけど」

佐天「……なーんかこう気持ち悪かったんですよね。ホラー映画でありがちな『お前そうなる前に逃げとけよ!』みたいなシームに居そうな感じで」

上条「話だけ聞いてるとぶっちゃけ俺もそう思う。意外とそういう違和感って大切だよな」

佐天「……えぇ。実はあたしも今じゃ少し後悔してるんですよ。どうしてあのとき、素直にお風呂を出なかったのかと」

佐天「シャワーだけ浴びてさっさと上がっていれば、こんなことには……!」

上条「……マジでシャレにならない感じか?詳しく聞かせてくれよ」

佐天「まぁ、詳しくも何もないんですけど……その後ですね、コンディショナーを流してから湯船に浸かりまして」

佐天「『あー明日も初春のスカートめくるのかー』と」

上条「パンツ以外に考えることあんだろ。オッサンか」

佐天「『あー明日もエ×要員として扱われるのかー』」

上条「そんな事実はないよ?うん、全然全然?嘘を言うのは良くないなー!ホントだと思っちゃう人がいるかもしれないじゃないか!」

初春「お言葉ですがPS○版は『なんで?』ってぐらい肌色面積の多いCGが多数用意されてですね」

上条「あれなんでレーティング引っかからなかったんだろうな」

佐天「我々のノルマはさておくとしまして。のんびりバスタブに入ってるときも、思い出したようにパチッと消えるんですよ」

佐天「最初はちょっと、ほんのちょっとですけどビク!ってしますよね?怖いんじゃなくて本能的にビックリしちゃう感じで」

佐天「でもまぁまぁまぁ?何回も何回もパチッてれば慣れちゃいまして。あぁまたかー、うっとうしいなーって」

上条「まぁそうな」

佐天「そんなに風に軽ーく考えていたら、また、パチッと。真っ暗になって――」

佐天「――戻らないんですよ、灯りが」

上条「……」

佐天「今までは一秒、長くても二秒ないぐらいの感覚で点いていたのに。今度はずーーーっと、暗い、ままでした」

佐天「実際には……何秒だったんでしょうねぇ?あたしも数えてた訳じゃないですから、まぁ数秒だったかもしれませんし、一分ぐらいだったかもしれません」

佐天「心の中で『点いて点いて点いて!』と念じてたのが功を奏した、訳じゃないでしょうけど、またパチッと灯りが戻ったんです」

佐天「……です、けど。まぁ、はい、その、あーっと……あぁ!間取りを説明してませんでしたね!お風呂場の配置を!」

佐天「さっき言ってた鏡なんですけど、バスタブへ入ると丁度右側に来るんですよ。洗い場を挟んで反対側に」

佐天「だから首をですね、ちょっと、ほんのちょっとだけ横向けば見えるんです。鏡をね」

上条「……見たの?」

佐天「あー、まぁ、はい、見たは見たんですけど。その前にですね、さっきの違和感的なものがまたですね」

佐天「首筋にチリっとした違和感っていいますか……なんて説明したものか困るんですが、予感?ですか?」

佐天「……そう、ですね。はい。予感ですよ。嫌な予感がしたんですよ。まさに丁度」

上条「……」

佐天「嫌だったんですよ?嫌だったんですけど、見ないって選択肢はないじゃないですか?確認だけはしておきたいって思いません?」

佐天「それが例え自分の望まないものであったとしても、ねぇ?どうです?」

上条「いい根性してると思う。勿論褒め言葉で」

佐天「あざっす!あたしもまぁ勇気はありますけど根性はない方なんで誉められると照れますが……そんな訳で」

佐天「あたしは意を決して、自分の写る鏡を見たら――」

上条「ら?」

佐天「――そこには、なんとあたししか写ってなかったんですよ……ッ!!!」

上条「マジかよっ……!?クソ、なんてこっ――」

上条「……」

上条「ごめん、なんて?」

佐天「いえ、ですから特に幽霊的なものも妖怪的なものも一切写り込んでいませんでしたよ、っていう報告ですが?」

上条「なんっっっっっっっっっっっっっでだよ!?普通じゃねぇか!?ただの電灯の切れかかったフロ入った話じゃねぇかよっアァンッ!?」

上条「なんっだそれ!?怪談風の話し方してたからてっきり怖い話かと思ったら!フワッとしてるわ!ただただフワッとした話だったわ!」

佐天「あれ?初春、あたし最初に言ってたよね?フワッとした話だって」

初春「言ってました。怖い話だなんて一言も言っていませんよ」

上条「違げぇわ!そういうこといってんじゃねぇんだよ!今の話は人様に勿体ぶって話すようなこっちゃねぇっつってんの!オーケー!?」

佐天「聞きたいっていうか聞かせたのになんで怒られているのか分からないんですけど……あ、そうだ!あたし一つだけ嘘吐いたんですよ!」

上条「……なんだよ。本当はオバケが出たって話じゃないだろうな?」

佐天「電灯がチカチカし始めたとき、『あ、これ幽霊出る流れじゃん!』って超張りきってお風呂入りました!」

上条「うん、原因が分かったよ。だって無理だもの、幽霊さんだって出るテンションと出ないテンションがあるもの」

上条「君のトコ出ちゃったらアレでしょ?余裕で動画撮ってインス○とかにあげるでしょ?だから幽霊さんもビビって姿を隠したのが真実だと思うよ?」

上条「……一応聞くけど、もし本当に現れたらどうするつもりだったの?」

佐天「『ゆーれーさんのちょっとイイトコ見ってみたい!ホラ憑依!憑依!憑依!』」

上条「なぁ初春さん。この子の情操教育はどうなってんの?発想が売れない芸人なんだけど」

初春「何度も何度も地雷を踏みぬいた結果、今じゃすっかり立派な耐性持ちに成長されてしまいまして……」

上条「漢鑑定か。ゆてうか君知ってんだよね?このフワッとした話を知ってたのに、敢えて語らせたのってグルってこと?」

初春「パフェ、ごちそうさまでした」

佐天「ゴチになりました!」

上条「『――あ、もしもしビリビリ?俺なんだけど、直ぐ来てもらえるかな?お前の友達に説教してほしくてさ』」

佐天「なんて人任せな?!確かに御坂さんが怒ると怖いですけど!」

ガサッ

御坂「――何よ!誰が怖いって言うのよ!?」

上条・佐天・初春「……」

御坂「な、なに?」

初春「あの、後ろの席から出て来ました、よね?いつからそこに?」

御坂「べ、別に今来たところじゃないんだからね!たまたまあたしがいたに初春さん達が来たってだけで!」

佐天「その割にはテーブルの上に何もないような……?」

上条「すいませんビリビリ。この子らよりもお前の方が怖いわ。フワッとした恐怖を感じるわ」



――路上

上条「……ったく無駄な時間を過ごしちまったぜ!サイフにダメージは喰らったがな!」

姫神「だがしかしJCはお金を払ってまで喋りたい人がいると聞く」

上条「絶対にいないとは言わないけど、全体からすれば例外だよ。誰も彼もやってんじゃないんだからな」

姫神「まぁ確かに。私もナンパされたことはない。よく声をかけられるけど」

上条「ナンパと声かけって違うのか?」

姫神「説明が難しい。あ。来た」

上条「ナンパが?」

老婆「すいません巫女様。お祈りしてもらっても構いませんかね?」

姫神「どうぞ。あなたとあなたのご家族に幸多かりしことを」

老婆「おぉ……ありがたいありがたい」

姫神「いいえ。長生きして下さい。それじゃあ」

上条「おいなんだ今のフワッとしたシーンは!?」

姫神「話せば長いことになる。あれは私が巫女服を着て街をフラフラしていたときの話」

上条「てか巫女服巫女服連呼してっけど正式名称はあるだろ」

姫神「白絹に緋袴。しかしなんちゃって巫女の私には巫女服がお似合い。ふふふ」

上条「いや別にそれはどうだっていいんだけど。なんで姫神がお年寄りにお祈りしてんの?」

姫神「あぁ。なぜか何回も言われた。『これは趣味ですから』といっても信じて貰えなかった」

上条「そりゃあな!どう見ても霊力レベルの高い巫女さんだもんな!外見だけは!」

姫神「なので最初は断っていたのだけど。まぁ面倒だし喜んでくれるんだったらいいかと。無償だし」

上条「おいこれ大丈夫か?あと10年ぐらい経ったら新手の都市伝説が爆誕してないか?」

姫神「それはそれで本懐。できれば姫神の名前も入れたい」

上条「あぁなんかラスボスっぽい格好良い名前だもんな」

木原数多『多分ヒメは人形(ひんな)が変遷した結果。憑き物筋とはまた別の人形神(ひんながみ)の血統だろ』

姫神「どうだろう?集落へ帰ってみればもしかして情報が残っている。かもしれない?」

上条「無理に帰る必要は……てかさっきから誰が一人多くないか?」

姫神「お盆だからそういうこともある。そして上条君。丁度いいところに」

上条「えぇとお財布の中身は少しばかり頼りないことになっていましてね」

姫神「お金の無心を上条君にする人はこの世にいないと思う。インデックスさんの実体を知っていれば」

上条「幼女のキングボンビ○が憑いてるってだけだからな!今のご時勢だと喜ぶアホも多いだろうけど!」

姫神「それは贅沢な悩み。私だってインデックスさんと仲良く暮らしたい」

上条「なんだったら俺らのアパートまで引っ越してくれば?土御門兄妹以外に誰も顔を見ない謎のアパートで良かったら」

姫神「気持ちはありがたいけど。頻繁に爆発したり破壊される環境はちょっと。それよりも相談。ちょっと来てほしい」

上条「お、おぅ?」



――どこかの空き地

ウレアパディー「……」

老人A「……ありがたや……」

老人B「あぁ上人(しょうにん)様が……!」

老人C「後光が……輝いて見えますわい……!」

姫神「ね?大変」

上条「なんでただの空き地にブッ○が降臨してやがんだよ!?」

姫神「私は知らないけど。胡座をかいて瞑想している姿がいつの間にか『きっと名のある僧職の方だろう』と」

上条「あれそんないいもんじゃねぇぞ?ただのシスコンの大量破壊兵器だかんな?」

姫神「でも徳は高そう」

上条「悟りを開いている、っていうかまぁ別の意味で達観はしているけど……あの、一つ言っていい?」

姫神「ぷりーず」

上条「うん、あのアホの前に募金箱置いてるあるよね?雰囲気台無しにしてっけど、あれっていいの?」

老人A「何か問題でもあるんかいの?托鉢(たくはつ)されているのでは?」

上条「……いや、じーちゃんばーちゃんがそれでいいんだったら俺はいいんだけど。あれってただのニートだぜ?」

姫神「そうはいかない。善良な老人から小銭を巻き上げる悪をそげぶしてほしい」

上条「個人が大したことない額をお布施するのはいいんじゃないのか?大金巻き上げていたら洒落にならないけどさ」

姫神「ううん。切実な問題。私の信者が減る」

上条「あれ?いつまにか宗教戦争に入ってた?」

ウレアパディー「――待っていたわ」

上条「おう」

ウレアパディー「……いいえ、待っていなかったのよ?」

上条「どっちだよ!?お前条件反射でボケんのいい加減にしとけや!一々拾ってツッコむの大変なんだよ!」

姫神「拾わなければいいと思う」

上条「いやダメなんだよ?俺がツッコまないとただの頭イタイ人だってことになっちまうだろ?」

ウレアパディー「酷い言われようね。上条・ランペイジ・当麻」

上条「人を勝手にレベルアップさせてんじゃねぇよアリガトウ!」

姫神「ツッコミが不十分。そしてどこからなんでランペイジ?」

ウレアパディー「視線が、ね。ある特定の部位を執拗に」

上条「だってしょーがないでしょーが!?そんな薄い服着てるんだから青少年は見るよ!むしろ俺は紳士だから!」

姫神「まぁスタイルがいいのは認める。しかし私はあなたを認めることが出来ない……ッ!」

ウレアパディー「とは?」

姫神「誰かを救うのはいいこと。対価をもらうのも過ぎていなければ許容されるべきではある。けれどあなたは違う」

姫神「『うーん。むにゃむにゃ』と寝言を言っていた……!」

上条「超あっさい。浅い論破の仕方だよ姫神さん」

ウレアパディー「それは違うわ。ディーバダッタの誹りは流石に看過できない」

姫神「誤解だというのであれば聞く」

ウレアパディー「私はこの箱を持って歩くのが日課になっているのよ」

上条「お賽銭箱な。その正体はクッキーの空き缶だけど」

ウレアパディー「妹に『仕事を探してくる』とジョークを言って、この空き地でお昼寝して時間を潰しているのだけれど」

上条「もうこの時点で最低要素がいつくかあるよ」

ウレアパディー「目を覚ましたときにはあら不思議、なぜか空箱の中には小銭がいっぱい」

上条「なんかの刑法に反していると思うよ?あまりにもセコくて司直の手が伸びそうにないけど、良くはないと思うな?」

ウレアパディー「私は悪くない――と、ごめんなさい。そこのご老人」

老人C「わ、わしが何か?」

ウレアパディー「ここに座って。背中を私に向けなさい」

老人C「は、はぁ?」

上条「どうした?人の盾にでもすんのか?」

ウレアパディー「ランペイジは逆に下がって頂戴。あなたがいたら祓って”しまう”かもしれない」

上条「うん?」

姫神「少し下がろう。邪魔をするのは悪い」

ウレアパディー「良い子ね、二人とも――『オンキリキリタタギュトゥーソワカ、オンキリキリタタギュトゥーソワカ』」

ウレアパディー「『――七宝荒神、絶宝荒神、荒須佐ぶる大神の御業はいと高く強く』

ウレアパディー「『三界、五法、七業の世へ常々響き渡せたもうことを祈り』」

ウレアパディー「『かやせ、かやせ、業は号、業は壕、業は毫。爆砂の洞にて永遠に微睡む鋼を以て剣を造らん』」

ウレアパディー「『須く業魔調伏、在りしものはその妣へと還らん――オンキリキリタタギュトゥーソワカ……ッ!!!』」

ギギィィンッ……ッ

姫神「なんて……魔力っ!?」

上条「知ってるのか姫神!?」

姫神「いやノリで言っただけ。そもそも魔術の勉強なんかしたことないから。魔力が何であるかも分からない」

上条「この外見詐欺!外側だけ見たら熟練の魔術師風なのに!」

老人C「お、おぉう……ワシの呪いを祓って、下さったのか……?」

ウレアパディー「いいえ、祓うと疲れるから”返して”おいた」

上条「返して?」

姫神「呪詛返し。東京バビロ○で見た」

上条「フィクションだろ。いやでも祓っておいた方がいいんじゃね?」

ウレアパディー「折角造り上げた呪詛なんだから、造った本人と関係者が身をもって味わうのもいいでしょ?」

上条「いいってお前……今頃闇咲呪われてねぇだろうな」

姫神「人を呪えばなんとやら」

老人C「上人様……このご恩はどう報いれば!」

ウレアパディー「ダッ○。限定味二つ」

老人C「……は?」

ウレアパディー「だから季節の限定味。妹の分も考えてあげる。私はなんて優しいのでしょう」

ウレアパディー「その他は要らないわ。私たちが旅するのに荷物なんて必要ないのだから」

老人C「た、ただいま買って参ります!」

ウレアパディー「と、言うわけなのだけど。どうかしら?」

姫神「――ふっ。流石は我が終生の好敵手。中々のものを見せてもらった」

上条「おい話変ってんぞ。お年寄りから小銭巻き上げるやつ排除するって話どうなった?」

姫神「それは表向きの話。心の中では認めていた。そしてあと私に謎の力を教えてくださいお願いします」

上条「卑屈だねっ!?」

ウレアパディー「あなたは”原石”だからダメね。その才能が、呪詛が、祝福が血統に刻まれている人」

ウレアパディー「だから気をつけて?千年を生きた狼があなたを喰おうとしているわ?」

上条「おい、それって!」

ウレアパディー「っていうラノベを書いているのだけど」

上条「投稿しろや。だらだらと構想ばっか練ってても結果は出ないんだぞ☆」

姫神「上条君。誰に言っているのかと」

老人C「か、買って参りましたぞ!」

ウレアパディー「ありがとう、そして――いただきます」 モッシャモッシャモッシャ

上条「って二つ都もお前が喰うんかい!?」

ウレアパディー「妹のものは姉のもの、姉のものは姉のもの。これは天地開闢以来の理」

上条「いいのか?こんなフワッとした危険人物がフラフラしてていのかな?」

ウレアパディー「ならば私を娶ってみなさい。私の夫となる者はさらにフワッとしたものを見るだろう……!」

上条「嫌だよ。だってお前と結婚したら朝から晩までツッコミ疲れてノド枯れるもん」

姫神「クシャ○殿下も拾ってあげてほしい。そして『むしろそれがいい』と言ってドン引き返されたい」

上条「これ大丈夫か?毎日大体こんな感じだけど、こんなフワッとした日常送ってて大丈夫か?」



-終-

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