Category

Counter
Access Counter

On-line Counter



Clock(trial)

絹旗「ようこそ、神(作品)と悪魔(のような出来の)が超集う邪教の館へ」

 
――

絹旗「――ここは神(作品)と悪魔(のような出来の)が超集う邪教の館です。用件を言いなさい」

上条「俺は、俺は懺悔したいんです!どうか聞いてください!」

絹旗「本当であれば悪魔合体をする施設なのですが、超ヒマなので聞きましょう。何がありましたか?」

上条「……俺、アニメは円盤になってから一気見派なんだ。全部そろって買う感じの」

絹旗「そういうファンもいるでしょう。ちなみに私は毎週超楽しみにする派ですけどね」

上条「俺はなんか嫌なんだよ!こう原作知ってるんだったらそろったところで見たいの!」

絹旗「まぁ楽しみ方は超自由ですけどね。それが何?」

上条「……去年はさ?新型コロナで散々でさ?そのアニメもなんか延期になったりしたんだ」

絹旗「まぁアニメーターさんたちは超密ですからね。現場によるでしょうけど」

上条「でも今年1月からようやく放送開始!やったぜ!」

絹旗「あー……」

上条「なんすか監督。なんで『あー』ってちょっと分かった感じになってんですか」

絹旗「何となく超想像ついたんで。あのですね、映画の世界でもちょこちょこいる感じの助監(じょかん)とか補監(ほかん)とか呼ばれてるのがいまして」

絹旗「『監督』と名前がつく割りに実態はタイムキーパーだったり、会社が違うと製作じゃね?と超言われてたり」

絹旗「私も超噂で聞いただけなんですが、『あれこいつ映画監督としても五流なのにアニメ撮るじゃん?』って」

上条「……多分ソイツだと思う。けど俺は知らなかったんだ!騙されたんだ!」

上条「本当は見ないはずだったのに!円盤になるまで溜めておくはずだったのに!」

上条「たまたまつべでプロモ見ようとしたら『2021年の最高傑作決定!』みたいな拡散動画があったんだよ!」

上条「だから!だから俺は軽い気持ちで見ちまったんだ……ッ!!!」

絹旗「で、ご感想は?」

上条「PS2とタメかそれ以下だよ……ッ!エ×同人ゲームの上位陣(uni使ったの)よりも劣るわ!」

絹旗「超待って下さい。今動画見ますんで」

上条「みんなも”エクスアー○ 動画”でググってみてくれよな!今だったらイキがよくて死んだ目をしている主人公が放流されてると思う!」

絹旗「あれ?これ主人公の男子、あなたに超ソックリなんですけど?」
(※ツンンツ頭っぽい天パ&パーカー&学生服&ラッキースケベ運)

上条「普段だったらおこがましいわって言うんだが、今回に限ってはいい迷惑だわ!てか原作はこんなに安かねぇぞコラ!」

絹旗「なんでしょうね、こう……主人公たちレギュラー陣がフルCGで描かれてるのに対し、手描きのモブやその他との落差が超キッツイことに」

絹旗「更にCG使っているからといってその他戦闘シーンがしっかりしてる訳でもなく、ただ超苦痛……いいですね!超テンション上がりますね!」

上条「――くっ!流石(ダメ要素なら)なんでも食っちまう監督さんだぜ!俺の想像を遙かに超える!」

上条「クソッタレ……なにが悪かったっていうんだよ……!てか今時CGて!」

絹旗「えぇとあのですね、超お言葉ですがCG使ってるのは珍しくもないですよ?てかもう普通に使われすぎてて『CGです☆』なんて主張していませんからね」

上条「いやでもこのクソアニメの荒さってひっどいだろ!?」

絹旗「いや他のは普通に超クオリティが高くて、『え、これCGだったの!?』ってのがありますけど。戦艦シーンやロボットなんかは程全部描いてるところの方が少数派だと思います」

上条「信じられねぇ」

絹旗「あー、じゃあまぁ実例を出して説明致しますとこちらが運営超推しのゲコ太君になります」

上条「今更だけど他に誰かいなかったのか。そしてシブ○ポーズもなんか懐かしい」

絹旗「もうなんかCGっていったら名誉毀損で訴えられてもおかしくない低レベルのクオリティですが、これもゼロからモデリングした上で超作っています」

上条「定義がアレだよな。タブレットで書き込む人もいるし、スキャンして処理したらCGか?ってラインがない」

絹旗「まぁ少なくともこの子の分類上はCGで間違いないんですけど。それでは昨今のゲーム及びアニメのCG事情を超軽くレクチャーしたいと思います」

上条「どんな回?なに、ここの運営ってなんのお仕事している人なの?」

絹旗「泣きついてきたのりはそちらですけど。まぁ、一言で言えばCGアニメ作るのであれば超簡単です。Gim○一個あれば普通にgifアニメも作れますしね」

上条「gifって確かパラパラマンガだよな。俺はよくブラクラ喰らうけど!」

絹旗「えっちなjpgに偽装したのは超流行りましたからね。かくゆう私もいくつか作りましたが」

上条「見たいような見たくないような……きっと心が壊れるんだろうな」

絹旗「まぁ若き日の過ちは超さておくとしまして、パソコンの高性能化と安価化のお陰で誰でも彼でもCGを作れる環境になったんですよ」

絹旗「当然素人さんがやるんだったらその手のプロダクション、アニメやゲームを作る会社は超人一倍力を入れますよね?」

上条「まぁそうだよな。今までセル画描いてた手間が多少でも軽減されるんだったら」

絹旗「よって多くの現場で試行錯誤を重ねながらCGアニメが作られていった訳ですが――」

絹旗「だた技術が超進んでいくにつれ、ギャップが浮き彫りになりまして」

上条「ギャップ?」

絹旗「はい。今までのアニメは背景もキャラクターも全部が手描きか超トレスした手描きですよね?」

上条「それ以外に方法ないだろ。いやなくはないんだろうけど、俺は知らん」

絹旗「私も詳しくはないので超分かりません。技法としてはあるんでしょうけど一般的ではないんでしょうね」

絹旗「とも、あれ。そこにCGぶっ込んでみなさいよ。超浮くじゃないですか。塗りにしろタッチにしろ」

上条「まぁ粗が目立つわな。どっちが悪いってんじゃないけど」

絹旗「大昔は『CG技術を超使いました!』ってアオリがつくぐらい、それはもうCG様CG様とありがたがっていたんですが」

上条「どんな時代だ」
(※本当にありました。90年代中頃〜終わりぐらい?)

絹旗「ただその時期は超荒い荒い。しかも技術が大したことないんで、ただ気持ち悪いという一点で『CG=ダメ』みたいに一時期見放されていたんですよ」

絹旗「『このレベルだったら別にCG使わなくても……』と、超敬遠されて見向きもされなかったファイナルファンタジ○(映画版)」

上条「具体名を出すな、なっ?全方向にケンカ売っても誰も得をしないんだからな?」
(※会社に50億の損失を出させた超駄作)

絹旗「しかしそれが超見直されたのが――洋アニメの影響が多分にあった、という説が」

上条「洋アニメ?」

絹旗「向こうのギャグアニメって絵が超単調じゃないですか?なのでこう数パターン用意して軽く変えるだけでいいという」

上条「あぁ知ってる。スポンジがボブするのな」

絹旗「あとはデジタルアニメ界の超巨匠、ピクサ○が『なにこれ!?』ってのを次から次へと超出しやがります」

上条「始めてトイがストーリーするのを見たときビビったよな」

絹旗「んでもって我が国でも機材と環境が安くなりにつれ、多少なりとも浸透が始まったのですが、ギャップの問題は残ったままでした」

絹旗「しかしそこで試行錯誤され続けているトゥーンレンダリング、もしくはセルルックという技法でセル絵へ超近づけることに成功しましたとさ」

上条「とぅーん?」

絹旗「まぁこちらをどうぞ。ゲコ太の超比較映像です。表面のマテリアルの質感を入れ替えただけで、全て同じモデルですね」

上条「こっわ!?リアルな方のゲコ太テッカテカだな!?」

絹旗「まず色の色調を2〜3色に限定したり、輪郭線をわざわざ描画させて手描き風にしたりと」

絹旗「これだけだとべた塗り感が超強くなるので、ディフィージョンフィルターという、まぁ発色を良くしつつ輪郭をボカす処理も加えています」

上条「あれそんなに手間暇かかってんの!?しょーもない材料に無駄な労力使ってんのな!もう描いた方が早いわ!」
(※どっちかと言えばエ×ゲの汎用立ち絵処理に近いです。輪郭は強調しつつその周囲をボカすような感じ)

絹旗「あとここでは使っていません、というか使う意味が無いんですが。その輪郭線一つにとっても幅に揺らぎが出来るように超設定したり」

上条「なんで?線が一定の方が見てて綺麗じゃね?」

絹旗「普通は手で描いていたら多少は太い細いって差が出ますよね?もしくは真っ直ぐな線やカーブを描いても、実は多少癖があって歪んでいたり」

上条「そういうもんじゃないの?味っていうかさ」

絹旗「それを今では意図的に超再現しているそうです。わざわざ輪郭線の太さを場所によって変えたり、線そのものを荒く描くようにしたりと」
(※例→・アゴと腕と肩と指で線の太さが違う)

上条「プロが怖いわ。その情熱に引くわ」
(※そしてそのまま動画を作るんだから更に凄いです)

絹旗「その結果と致しまして今日のアニメではガンダ○からプリキュ○まで、多くのアニメでCGが超多用されつつアニメが作られつつ、その技法が共有されています」
(※全編CGだと蒼き鋼のアルベジ○。当時の量産可能な日本のアニメ会社では最高峰)

絹旗「某ゲーム会社のCGレクチャー動画では『これ以上のやり方あったら教えてくれ(※意訳)』と、超アットホームな感じです」
(※ギルティギ○の会社)

上条「それでいいのか業界。そしてそう言われると興味が出てくる俺がいる……ッ!」

絹旗「勿論アニメ以外でもマンガの機械部分は殆どCGを貼り合わせてる、という方も珍しくはないです」
(※有名なのが『機動戦士ガンダム・サンダーボル○』。あれのサイコ・ザクマーク○は途中までCG作画とのこと、多分ラフ)

上条「や、待ってくれよ!監督の言う通り業界全体でスキルアップしてるんだったら、エクス・アー○のやらかしっぷりはなんなんだって話だよ!?」

絹旗「普通のセルアニメと超おもっくそCGが同居しててゲシュタルト崩壊しそうです。どっちかに決めろや、というのがまず一点」

絹旗「次に、あー……超多分、ですけど所々のパーツに輪郭線入ってないところがあるんですよ。処理重くなるor面倒臭いって理由って、ケチった可能性が」

上条「……戦闘シーンもあるよね?どこのゲームだって感じだけど」

絹旗「フィルター処理もイマイチですし、そもそもモデリングしたキャラの落とし込みが超雑です。PS○に劣ります」

絹旗「そして関連スレでも言われていたことですが、『こいつ誰?』的な超脚本家が。多分既存の人間の別名義なんでしょうが」

上条「……そんなのあんの?」

絹旗「割と雑です。てか昔の映画では超よくありました。『これはちょっと経歴に残れるような出来じゃないなぁ』と、当時のションボリ映画には別名義で出すスタッフとか」

絹旗「しかしそのダメ映画もスタッフが高名になってしまうと、撮り方や癖で実名が特定されて超晒されます」

上条「なんて怖い世界なんだ映画ヲタは……!」

絹旗「ただまぁ当り前ですけど当時は全てがオリジナル、原作付きのものなんて殆どない訳です。なので超ゼロから始めるしか!」

上条「エ×同人みたいにいうな」

絹旗「ですんでマンガなり小説なり、原作が存在してるのに『脚本?』と超正直思う訳ですが、あー……」

絹旗「具体名は出しませんが、まぁここ何年も続いててこの間超特集組んでた海賊漫画ありますよね?」

上条「ほぼ言ってんじゃねぇか。海王ダン○かフルヘッド・コ○じゃないことだけは確かだな」

絹旗「あれのアニメの脚本家書いてた人がラノベ出してたんですよ。ちょっと興味があったんで超見てみたんですが」

上条「脚本……正直いんのか?って疑問もあるが。そんで?」

絹旗「超クッソ面白くなかったです」

上条「なんて?」

絹旗「あくまでも個人の意見ですが、と前置きをしますが、現代社会っぽい日本っぽい世界で政権交代で国民一人当たり借金が数百万でテロという」

上条「逆に読んでてぇわ!よくもまぁそんな若者が『これ……新聞?』って思うようなパワーワード詰め込みやがったな!?」

絹旗「いえそれが面白かったら良かったんですよ?どんな超設定であれ他人を中傷したり犯罪でなければ、まぁ」

絹旗「多分意識高い系で超一発当てようっておもったんじゃないですかね。勿論それも自由なんですけども」

絹旗「ただですねー、例えばあなたがラノベ超書くんだったらどうします?」

上条「主人公はちょっと古めの髪型で、ヒロイン達から好かれてるのに気づかなくてスピンオフで一儲けをだな」

絹旗「すいません、それ超もうあるんで。聞き方が悪かったですね。”売りたい”と思ったら?」

上条「まず売られているもの、てか人気があるものを調べる。模倣しつつかつオリジナリティを加えて作品を作る」

絹旗「自分の作りたいものを超作ればいいのでは?」

上条「それも悪くないし個人的にはそうすべきだとは思う。けども、すぐに売りたいんだったらそっちの方がいいかなぁと」

絹旗「あぁ超惜しいですね。正解は編集と×る」

上条「なんでだよ。同性だったらどうすんだ」

絹旗「あの、小粋なジョークにツッコまれましても。別に特定のラノベ作家さんを指しているのではなく、リジ○リジ○」

上条「ちょっと何言ってるのか分からないからな!そしてその人は結果的にアレになっただけで富士○書房の初期を支えた偉大な作家さんだぜ!」

絹旗「途中からあまりにもゲストヒロインの扱いが超悪いため敬遠し続けているのですが。まぁ話を戻しましてその脚本家の方はそうは考えなかったようで」

絹旗「”マーケティングを全くする気がなかった”らしく、特に超ラブコメする訳でもなく延々間違った政治・経済解説が続くという超苦行です」

絹旗「経歴見ましたらアニメの脚本をそこそこやってんですけど、物書きに関してはち

上条「ラノベってそんな簡単に出せんのか……?」

絹旗「なので100%コネだと思います。続編は出ていませんし、その方の別作品の話も聞きません」

絹旗「そして何が一番悲しいかって、クソ映画はクソ映画なりに超ファンがつくじゃないですか?」

上条「君らみたいなのがね?タチ悪い人たちがいるせいだよ?」

絹旗「なのでキワモノはキワモノでごく少数ながらも超濃いファンがつくものですが……」

上条「が?」

絹旗「……その作品、ググってもアマゾ○が引っかかるだけで、世界で読んでるの私だけじゃねぇかな、と超不安になります」

上条「それはそれで贅沢だな」

絹旗「今にして思うのですよと――本当に、あのラノベは存在していたのでしょうか……?」
(※と、たまに不安になります)

上条「なにそれこわい」

絹旗「なおラノベの話が出たんで、あくまでも100%個人の超偏見としての私見にすぎないのですが」

上条「やめろやめろ!予防線を高く張れば張るほどまともな意見じゃねぇって分かるから!」

絹旗「これはとある話なのですが、ある物書きの方が賞へ応募したのに超選外でした」

北畑「しかし編集の方が『あぁこの子は才能がある!』とアドバイスをし、見事一年後には処女作を刊行、そして数年後にはレーベルを代表する作家になりました」

上条「そうだね!とある話だね!俺には心当たりが全く無いけどもだ!神様(※鎌池先生)じゃないことだけは確かだね!」
(※勿論違います)

絹旗「しかしながらこの業界には超囲い込みという言葉がありましてね」

上条「文字の通りだったら周囲を埋めて逃がさない、って意味だよな」

絹旗「ではちょっと試してみましょうか。まずはパターンAから――『えー、あなたが超持ち込みの方です?』」

上条「え、『あっはいそうです!宜しくお願いします!』」

絹旗「『では事前に原稿を頂いていましたので、拝読した感想をお伝えしますが――まず、荒いですね』」

上条「『荒い、ですか?』」

絹旗「『えぇ感情が伝わってこないと言いますか、もっとキャラクターが超伸び伸びと動いた方が魅力的だと思います』」

上条「『……そうですか』」

絹旗「『ですのでこの作品をただちに刊行するのは弊社では超出来かねます――が!』」

上条「『が?』」

絹旗「『そうですね、いくつか超手直しをしていただいたり、他のプロットがあるのであれば示していただきまして、温めていきましょうか』」

上条「『ほ、他の出版社でもそんな感じなのですか?』」

絹旗「『いえ他の会社はもっとドライですよ?例えば○○は新人が来るとまずマラソンをしてくるように指示される噂があります』」

上条「『関係ないですよね?』」

絹旗「『また○○出版では履歴書の学歴欄に○○限定と印刷された状態で手渡されるという噂も』」

上条「『どんな嫌がらせ?学閥しか取らないにしたってもっとスマート方法あるよね?』」

絹旗「『でも弊社は超違いますよ!こうやって新人さんを大切に超育てるのも編集の仕事です!』」

上条「『編集さん……!俺やりますよ!やってやりますから!』」

絹旗「『あなたの頑張り次第では、きっと大輪の花が咲くことでしょう!ですから超諦めないことです!』」

上条「『はいっ!』」

絹旗「――という感じに約一年間、ド新人に編集がアドバイスした”という恩を売った”訳ですが、超いかがお考えで?」
(※あくまでも個人の感想です)

上条「いや、えーっと、あー、いい、んじゃないかな?心温まる話だよな!」

絹旗「誰とは言いませんけども、まぁ超心温まる話ですよね。『あ、これ編集がうまいこと囲い込んだな』と思う人は心が汚れているのです、きっと」
(※汚れています)

絹旗「――と、いった風に有望な人物以外は超塩対応されて終わりです。なんかのコネでもない限りは」

上条「業界怖いな!でもお陰で『なんでこれ?』ってのが出てる理由が分かるぜ!」

絹旗「そしてこの手の話が波及してくるのが監督の話です、あー……産廃なんですよ。要は」

上条「なんてこと言いやがる!?」

絹旗「才能云々の話もしましたが、映画監督なんてのは超才能あってこそナンボです。才能のない物書きがそれだけで食っていけないように、映画監督もまた同じです」

絹旗「少なくとも売れるだけの映画を作れなければプロでもないです。あぁ自称するのは超勝手ですけど」

上条「どんな業界だってそうなんじゃないのか?全員が全員、なりたい仕事に就ける訳もないだろうし」

絹旗「私もそう思いますし事実その通りなんですが……問題なのはその産廃がアニメ業界に超来てるってことでしょうね」

上条「どゆこと?」

絹旗「そのアニメ撮った監督ね。大泉○人気のドラマ撮ったぐらいが精々で、他は超クソみたいな作品しか残してないんですよ」

上条「よくまぁ抜擢されたなアニメの監督に!?出版社は何考えてんだよ!?」

絹旗「えぇまぁ特定の業界からは『コイツやるな!(ダメ映画的な意味で)』と将来を嘱望された方だったのですが、まぁ分野は違えども見事に花を開かせたと」

上条「やかましいわ!」

絹旗「別にその方の人格を超ディスってんのではないですからね?ただちょっとこう、えーっと代表作()がないだけで」

上条「君一回ディスるって言葉から調べ直したらどうだ?そういうところだぞって書いてあると思うから」

絹旗「そしてこう、業界関係者が増えれば増えるほど、『そこそこキャリアがあるのに代表作あれなんだっけ?』的な人が量産され、彼らは居場所を求めて超彷徨うのです……ッ!」

上条「ゾンビか」

絹旗「超図らずもその通りですかね。何の因果かそんなゴミがアニメ業界へ乗り込んで来て――」

上条「……ご覧の有様だ、と?」

絹旗「全ての業界に超共通して言えることですが、結果を出せないのであればそれまでです。社会的なインフラならば救済措置が取られるでしょうが、全てはスタッフへとかかってきます」

絹旗「また同じよーにゾンビは何匹もいる訳ですから、一度超失敗したゾンビはモルグへ送られて新たなゾンビが超低コストで召喚されます」

上条「反論したいんだけど特に異論が無い……ッ!」

絹旗「なお個人の名誉のために超断っておきますが、今回の監督さん助監としてのスペックは悪くない方です」

絹旗「ただ、名プレーヤーが名監督になるとは限らないように、何事も上手く行かないのが超悲劇でしたね、と」

上条「……チクショウっ!俺はただおっぱ×が見たかっただけなのに……ッ!」

絹旗「そーゆーファンが多かっただろうと思いますし、それもまた作品の魅力ではありますが、超ご愁傷様でした。ざっまぁwwww」

上条「助けてアリサ!?この子にはもう良心なんてものは残されてないみたいだ!」

絹旗「ふっふっふっふ……!また日本のダメ映像界に新星が産声を上げましたね!超讃えようではないですか、ジーク・ダメ動画!」

上条「闇咲一回この子看てくんねぇかなぁ。多分すっげー妖怪憑いてると思うわ」


-終-
(※なんかちょっと毎週楽しみになってきました。皆さんも是非笑ってやって下さい)

inserted by FC2 system