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Clock(trial)

佐天「――東方は赤く萌えているか……ッ!!!」

 
――

佐天「――はいどうもー!という訳でとある界の2Pカラー巫女こと佐天涙子です!」

御坂「ども。何か知らないけど呼び出されたんだけど。まだ何か主旨が分かってないです」

カンペ【「とある界の霊○です」って言って】

御坂「あらゆる意味で畏れ多いわ!?キャラが被ってもないしね!?」

佐天「ツンデレ風の霊○さんは合ってると思います」

御坂「作中でデレなかったわよね?毎回毎回容赦なく妖怪を殲滅してなかったっけ?」

佐天「え?薄い本ではよくデレてますけど?」

御坂「薄い本だからね。本人とはまったく預かり知らないアンフィシャルかつ法的にもどうかなー的なね」

カンペ【べ、別ににと○のために戦ったんじゃないんだからねっ!ただカッパ業界が心配だったんだから!】

御坂「どういう立ち位置?カッパ業界って何?某寿司店の地下で石臼回している子たちを救出したの?」

カンペ【あれお前もカッパ好きじゃなかったっけか?】

御坂「ゲコ太はカッパ違うわ!カエルっぽい何かであって、近親種である可能性は否定できないけども!」

佐天「ゲコ太君のカッパコス、完全受注生産でありそうですよね。色もほぼ一緒なので作りやすいっていう」

御坂「メーカーの人よろしくねっ!ファンはいつでもいついつまでも待っているのだから!」

佐天「制作としてはありがたいやら迷惑やらといったところでしょうか。『もうそろそろゲコ太じゃなくていいよね……?』と思わなくも」

カンペ【ゲコ太さんよりも女子四人組のグッズが多い件について(泣)】

御坂「強いられているのよ。こちとら毎年加わる特殊能力に、いつかきっと召喚能力って期待してんだから」

佐天「NARUT○に例えると三代目火○と四代目砂○と五代目雷○のいいとこ取りしたような能力ですもんね」
(※空間戦闘・砂鉄操作・電撃属性)

カンペ【一個でいいから俺にください】

御坂「こんな能力よりもチチが欲しかった……ッ!!!」

佐天「どう聞いても魂の叫びですありがとうございました――さて。オープニングトークはこれぐらいにいたしまして、本日の企画は東方プロジェクトです」

御坂「東方……あぁ空飛ぶ巫女さんが主人公のSTGね。かなり息が長いコンテンツよね」

佐天「つい先日我が番組にメール頂きまして、その際にはスタッフが軽く説明したって事がありました」

御坂「へー、メールで何聞かれたの?」

佐天「『東方ってどっから手ぇつければいいの?』ですかね。思いっきり要約しますと」

御坂「あー……正直あたしもよく分かんないわ。ローグライクゲームとかパズルゲームとか、色々出てるわよね」

佐天「はい。そのお話を聞いた後、あたしは残酷な真実に気づいてしまったのですよ――」

佐天「――『東方Projet○、原作誰も知らないんじゃないか説』……ッ!」 クワッ

御坂「失礼かな」

佐天「いやでも結構いると思うんですよマジで!『この紅白の巫女さんの名前は知ってるけど、詳しい内容は知らないなー』的な人が!」

佐天「逆に聞きますけど御坂さんはどうなんですかっ!?誰と誰がキャッキャウフフしてるのか把握していると!?」

御坂「そういうゲームでは、ない」

カンペ【霊○さんと魔理○さんは鉄板。早○ちゃんは解釈が結構分かれるところだけど、俺は個人的にカラス天狗の○ちゃんとくっついてほしい】

カンペ【さと○様とこい○様は全世界の百合厨が望んだユリコニアの鍵】
(※ベルセル○連載再開おめでとう記念)

御坂「熱く語るな百合厨め!だからそういう展開はないって言ってんでしょうが!」

佐天「そもそも名前のある男性がお一人ですからね。投影なんでしょうが」

佐天「ほいでまぁあたし思っちゃった訳ですよ。『あぁこれ一回きちんと説明した方がいいかな』って」

御坂「そこまで複雑な関係じゃないでしょ?原作のコミカライズ版かノベライズ版読めばいいし?」

佐天「や、ないんですよ。そういうの。外伝は数多くありますが、ゲーム本編のはほぼ全く」

御坂「そうなの?これだけ人気だったらありそうじゃない?」

佐天「弾幕シューティングゲームをどう描写しろと?」

御坂「あー……そうね。それは確かにかなり難しいわね」

佐天「しかも一本だけだったらまだしも、シリーズ自体はもうすぐ20に届くので、全部を追いかけるのってぇのはかなーり厳しいかと」

御坂「言われてみればSTGをマンガかノベルにしたって話あんまないわ。ギャラクシーエンジェ○ぐらい?」

カンペ【あれは元々がラノベ界の大御所が書いたノベルが原作。そしてゲームとしちゃSLG】

佐天「また『詳しい内容は知らないが、取り敢えず売れるからエ×同人書いとけ』って方も結構います」
(※例;上司。原作ゲーム未プレイなのに、ただしネームの自体でチェックしますが)

御坂「身勝手か」

佐天「いやいや、まぁそこは個人の価値観といいますか。原作知らないけどキャラが好きでグッズ買う人だっていますし。自由でいいとも」

御坂「まぁ濃いファンがどう思うかは別にして、ね」

佐天「話を戻しますけど、公式が”本編”をゲーム以外で発表してない以上、詳しい内容まではよく分かっていない人が多数いると思うんですよ」

御坂「なんで?ゲームすればいいじゃない?」

佐天「弾幕シューティングゲームの代名詞みたいなポジなのに、それを全部クリアしろと?」

御坂「あー……難しいわね」

佐天「そしてメインがSTGなので、戦闘前・後の会話でも少し話すだけであって、それだけでは人間関係もよく分からないというね……ッ!」

御坂「ねぇ、なんでそんなゲームが人気出たの?オンリーイベントが毎年開催されるぐらいに大人気なんでしょ?」

佐天「その理由も含めて本日はお送りしたいと思います。ぶっちゃけ『東方初心者ラッシャイマセー』って感じで」

御坂「いや、そこまでしなくても別に……」

佐天「これは――とある男性が学生時代にお世話になったパイセンの話です」

御坂「どしたの急に?それってリアルな話よね?」

佐天「ヲタだったその人は金がなくてグッズ代にも困る有様、というか時代が時代のため地方では円盤以外に視聴するアニメがなかったのです」

御坂「絶妙に年齢がバレるけど。昔の人はそんなもんじゃない?」

佐天「ですが!何かこう色々お世話になったパイセンはタダでグッズくれたり円盤くれたりと、非常によくしてもらったそうです!」

佐天「しかも結構なお値段だったのですが、ビタ一文貰うことなく『いいからいいから』と!」

御坂「へー、良い人もいるもんね」

佐天「そして時が経ち、その男性は立派に道を踏み外し因果な商売を送っているのですが。時折あの日々を振り返り、こう思うのです――」

佐天「『――あれ、よくよく考えれば先輩が同好の士を量産するために、布教しまくってただけじゃねぇかな』と!!!」

御坂「でしょうね。そんなオチだとは思ってた」

佐天「なので!本日の企画は東方をガッツリやりますが!同好の士(※被害者)を増やそうという善意(※を装った悪意)100%ですので誤解なきよう!」

御坂「心の声が聞こえてきてる。新しい能力かな?」



――

佐天「それではまず原作本編の話をしたいと思います。ぶっちゃけ原作者のZU○さんが作ったor作成に関わってるということで公式ナンバリング作品です」

御坂「作ったのは分かるけど、作成に関わってるって何?コンシューマー化?」

佐天「じゃないです。黄昏フロンティ○さんという同人サークルが出している格闘ゲームシリーズですね。格闘……うーん?まぁアクションもありましたっけ」

佐天「ともあれ二社、というか二団体の発売してる作品群が”公式”でありまして、その他多くの全ての同人ゲームに薄い本は”同人(非公式)”という扱いになっております」

御坂「つまり初心者は番号順に全てプレイすればいい訳ね?」

佐天「――って無理、とは言いませんが超難しいですよ!初期作はPC98という大昔のパソコンでしか動きませんし、それこそプレミア付いてていくらになるのやら、って感じです!」

御坂「だったら手に入るのから……も、難しいんだっけ?弾幕系STGだから素人さんお断りと」

佐天「『全シリーズを自力でクリアしてるよ!』ってガチ勢もいるとは思います。それも少なからずは」

佐天「しかしながらファン層全てがそこまでの猛者揃いとも思えず、というのが正直な話ですし。何よりも公式があまりに多すぎるため、どこから手をつけていいのかという方もまた多いと思います」

御坂「ちょっと気持ち分かるわー。チャット友達から『グイン・サー○』っていう170巻以上のラノベお勧めされたとき、ひっじょーに困ったわー」
(※作者の方がお亡くなりになりつつも、別の作家が書き続けており現在も完結してない。非常に重厚なハイファンタジー)

佐天「まぁ些細な問題ですよ!世の中には10年以上続いているラノベをエ×同人から読み始めた人もいるらしいですからね!」
(※”もしかして;ここの運営”)

御坂「そこそこいると思うわそういう人。アニメから入ってフレ/ンダでトラウマを刻む人とか」

佐天「あと個人的にはブームが一段落したんじゃねぇかと思わなくもないです」

御坂「今も人気あるでしょ。オンリーの薄い本販売会やってるし」

佐天「いやー、あくまでも個人的な主観ではあるのですが……ある時期は猫も杓子も東○って多かったらしいんですよ?それ自体はいいことなんですが」

御坂「人気がある分には誰も困らないでしょ」

佐天「そりゃそうなんですが、同人の租税乱造が……」

御坂「あー……書けば売れんだろ的なやつかー」

佐天「あたし個人としては原作を知らず、二次情報やイラストだけで書こうって人たちもまぁいいとは思います。ただそれが従来のファンからすると『誰このキャラ?』ってのが多かったらしく」
(※魔理沙さんがお嬢言葉とか)

御坂「人気がありすぎて困ったのね」

佐天「今じゃ各種ソシャゲー層へファンが移動したため、そんなことも”あまり”なくなったとか」

御坂「それでも人気凄いけどね」

佐天「――さて、ではここからが『ゲームはちょっとアレだから……』って方のためにオススメする書籍です。ぶっちゃけマンガと小説ですが」

御坂「はい質問。それは公式なの?」

佐天「ですね。全部が原作をZU○先生が監修しており、マンガではネームの段階で見せているそうです」

佐天「小説含めて何シリーズも出ている上、絶版になってしまっているものがあるため、現時点で入手が簡単かつ読みやすいものをあげたいと思います」

佐天「まずは『東方三月精』です。手に入る順にStrange and Bright Nature Deity、Oriental Sacred Place、Visionary Fairies in Shrineとなっています」

佐天「中身は単純明快。ザコ妖精(※公式)が東方キャラと一緒にあーだこーだするだけの物語です。雰囲気的には非常にライトで軽く、まずこれを見てみてアリ・ナシを決めるのがいいと思います」

御坂「ザコ妖精て……」

佐天「次は『東方茨歌仙』。作中屈指の人気キャラである茨木華扇さんが主人公です!」

カンペ【※人気の有る無しは個人の感想です】

御坂「えっと……今何か不可解なカンペが」

佐天「こちらは単純に主人公が霊夢さん魔理沙さんを通じ、幻想卿の様々な出来事を体験したり引き起こしたりする物語となっておりまして」

佐天「主人公が『幻想卿にやってきたのは比較的最近』という点では、東方のご新規さんと同じ。感情移入しやすく最もオススメな一品になっております!」

御坂「持ち上げ方がちょっと不自然だけど……まぁいいわ。読んでみようかしら」

佐天「あとは『東方鈴奈庵』はややオカルト話が多く、『東方酔蝶華』は幻想卿の街中で発生する事件が多い感じですかね。あ、どちらとも三番目にオススメです」

佐天「他にはまぁ……『東方求聞史紀』、『東方求聞口授』という設定資料集も気が向いたら是非どうぞ」

御坂「うーん……本編をフォローできる媒体が少ないのよね。今までのは全部外伝扱いでしょ?」

佐天「まぁ冒頭でも喋りましたけど、弾幕シューティングゲーそれもシリーズが20作近く続いてんのを全部マンガ化orノベル化なんて厳しいですからね。そこら辺は汲んで頂かないと」

御坂「いざ並べられると困るわね。だったら本編プレイ……いやでも動体視力が」

佐天「マンガを揃えるのもアレだし、かといって弾幕STGを揃えるのも辛い、でもザクッと東方の世界観を知りたい――」

佐天「――そんな方にはさんぼん堂さんから出ている同人ゲーム、『幻想少女大戦コンプリートボックス』を強く強くオススメしたいと思います……ッ!!!」 クワッ

御坂「結局ゲームじゃない。しかも同人ゲームだから原作者関係ないってことじゃない」

佐天「あぁいやそれがなんですが。東方プロジェクトのwindows版は東方紅魔郷って第6作目からなんですよね。吸血鬼姉妹がラスボスの」

御坂「まぁそれでいいのかと問いたくなるような話だけどね!」

佐天「それ以前の作品とはあまり共通点がなく、というか原作の方もプレイが不可能なんで設定を持ち出す事は殆どないんですよ」

御坂「できないの?」

佐天「OSがwin10以降だと、その6作目も起動できないという報告があります。バーチャルPCだったり、各種手段でなんとかできますが」
(※っていう報告もありますが、我が家のwindows11で6〜12弾を試したところ普通に動きました。『次回からは互換性モードで起動します』とかメッセージが入ったんで、OS側で調整してるものと思われます)

(※後日追記・こんな感じ)


佐天「なので東方紅魔郷以後が東方プロジェクトの世界だと言っても過言ではないと思います。あくまでも一意見ですけど」

御坂「理解はしたわ。でもそれと同人ゲームにどう関係するの?」

佐天「メッチャ丁寧に対人関係描写してるんですよね、てか同人ゲームの方が個々人の感情の機微を細かに描写してるっていうか」

御坂「……どういうこと?」

佐天「原作はSTGです。道中でザコ倒してパワー溜めてボスの前で少し会話して戦います。会話がメインじゃないですからね」

御坂「それはそうでしょ。STGなんだから」

佐天「しかしこの少女大戦というゲームはシミュレーションゲームです。ぶっちゃスーパーロボット大戦を幻想キャラでやってます」

御坂「あぁ。だから掛け合いなり演出なりが徹底されてんのね。人と人との関係が薄かったら感動も何もないし」

佐天「萌えるのではなく、ただ燃えます!人によっては泣きそうになるぐらい熱い展開が待っていたりもします!」

御坂「まぁ原作に忠実かそれ以上なのは分かったけど。それで?どのくらいの作品を再現してる訳?」

佐天「東方紅魔郷(第6弾)・東方妖々夢(7)・東方永夜抄(8)・東方花映塚(9)・東方風神録(10)・東方地霊殿(11)・東方星蓮船(12)・東方儚月抄(マンガ)ですね」
(※原作7本+マンガ+α)

御坂「超多いな!?いやまぁいいんだけどそれでよく公式が許したわね!?」

佐天「元々このサークルさんは原作一本に付き同人一本ずつ発売してたんですよ。『少女大戦(紅)』みたいに、一本で原作一つカバーする内容です」

佐天「それが溜まるに溜まり、それじゃあ今度はコンプリートセットが発売されることに。目出度くこの間Switc○版も出ましたし、恐らくマージン的なものも、ねっ?みたいな」
(※確か規約に書いてありました)

御坂「SLGでそんだけぶち込むんだったら、あらすじ読むだけとかペラい感じにはなんないの?不安っちゃ不安なんだけど」

佐天「全シナリオ77話です。なお例の東方紅魔郷は11話ぐらいを使って超じっくりやりますのでご心配なく」

佐天「てか真面目に話しますが、幻想キャラでは公式では語られていない設定が多々ありましてね」

佐天「例えばとある吸血鬼さんの妹は頭がちょっとアレになっているという設定があります。勿論公式です」

御坂「なんて公式よ」

佐天「しかしそれは妹さんの能力が『何でも壊してしまう』性質を持ち、コントロールできないためお姉さんが幽閉している、と同人ゲーム内では語られます」

御坂「いい話じゃない」

佐天「――ん、ですが。公式では今日に至るまで明確な説明はありません」

御坂「同人ゲームの方がよく考察してる、だと……!?」

佐天「まぁそんな感じで東方への愛を感じさせつつも、対人関係がよく分かる作品です。どうか選択肢の一つとして頭の片隅にでも置いておいてください」
(※大体濃いファンの考証と同じで、矛盾や強引な辻褄合わせとかはほぼないです。シナリオの都合上というのもありはしますが)

佐天「あとはオススメの同人非エ×ゲームでAquaStyleさんが出している一連のローグライクゲームがありますね。不思議の幻想卿シリーズなんですが」

佐天「これはまぁ……原作遵守、というのはややアレな感じでギャグがかなり多め、他の映画やゲームのパロディネタも混ざっています」

佐天「ですけど、和製ローグライクゲームではほぼ頂点にあるぐらいゲームシステムがしっかり作られています」

佐天「よって原作を知らなくてもローグライク好きには一度どうぞ。不思議の幻想卿3の体験版がPCでプレイできますので、騙されたと思って是非お試しください」

佐天「まぁ原作を楽しむのも二次創作を楽しむのも個人の自由です!原作者も詳しい設定等はボカしている場合が多いため、楽しんだ者勝ちだとも言えるかもしれません!」

佐天「――ただ!中には解釈違いカップリング違いで揉めるのもよくある話!中には霊夢さんが『サラシ派orブラ派?』で殴りあった人もいるとかいないとか!」
(※もしかして;上司と私)

御坂「何回殴りあってんのよその人たち」

佐天「以上でご新規さまにも比較的入りやすい東方シリーズでしたー!あなたは参考にしてもいいし参考にしなくてもいい……ッ!」

御坂「オチが世界樹風……あっちもそろそろ正当な後継作をね。エルミナージ○と同じく」

カンペ【あ、俺これから闇ちゃんねるだ。行きたくねぇなぁ】

佐天「あぁじゃあ皆さんでご一緒に!」

カンペ【勘弁してつかーさい。収拾がつかなくなるんだよ】


-終-

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