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Clock(trial)

レッサー「上条当麻――地元伝説……ッ!!!」

 
――

レッサー「ダーウィンはかく語りき――『アトリ○シリーズで”3”が出るのはチ×の大きさ』……ッ!」

上条「超言ってねぇよ。よしんば未来予知できたとしても、なんでアトリ○シリーズの続編を見る意味が分からん」

レッサー「『もしかして;ファンは女×にしか興味ない』」

上条「まぁ個人差だけどさ人によるんじゃないかな!俺は違うけどそういうのがいいって男子も多いと思うよマジで!」

レッサー「資料集買ったら『お前それ下にヌーブ○つけてたんかい!』とツッコんだファンも。そしてアトリ○シリーズなんてプレイしたことないのにエ×同人を書く人も」
(※『もしかして;上司と私』)

上条「いいんだよ!中には東○っぽい同人ゲー作る企画があったんで急いで資料揃えたらポシャッた人もいるんだから!」
(※オトメディウ○的な武器選択制)

レッサー「まぁでもおっぱ×いいですよね!上条さんのお父様はニッチなご趣味の方ですが!」

上条「父さんは……うんきっと母さんに魅力を感じたんだと思うよ。何かこう言葉では説明できないような何かを求めているとか」

レッサー「あぁいうタイプは怒らせたら何するかわっかんねーですからねぇ。既成事実かなんかでしょうが」

上条「家族の話はやめてください。仲良くケンカしてんだからいいじゃねぇか」

レッサー「さて!本日の企画は先日上条さんちへ行った際に発見した上条さんの日記がテーマです!」

上条「お前何しやがってんの?人のいない間に何か実家にまで迷惑かけてんの?」

レッサー「『上条さんとは第三次世界大戦で一緒にロシアを駆け回った仲です!』と、クレムリン宮殿の前で二人でコサック決めてる写メ見せました」

上条「こんな時だけ正直に!?しかもそれ、俺帰ったらスッゲー怒られるパターンだよ!」

レッサー「人の親だったら怒られるレベルではなく、学園都市から強制移住喰らうんですがね。で、まぁ家捜しした結果、面白いノートを見つけてきましてね」

上条「せめて俺の同意取れや。絶対に許可出さないけどもだ」

レッサー「ちなみにこのノートなんですが、見覚えは?」

上条「あー……ないな?よくある中二的な黒歴史か?」

レッサー「と思ったんですが、ただの上条さんの日記でした」

上条「俺のプライバシーは?イギリス人には人の心ってもんがないの?」

レッサー「……いえ、それがですね。私もネタにしようと読み始めたんですが、最初の一ページでそれ以後読む気力を失いまして」

上条「それはありがたいが……中身なんだったんだよ。超悪筆とか?」

レッサー「ハード的な問題ではなく、ソフト的な問題です。なんて言いますかこう、悩んでらっしゃったんですよ」

上条「中学生だしなぁ。今だってそうだけど悩みの一つや二つ、あって然るべきじゃねぇの?」

レッサー「そんな生易しい話ですらなく……あぁじゃあ一部を抜粋してみましょうか?多分聞かなかった方が良かったと言うと思いますが」

上条「なんで俺が自分の日記読むのに了解が必要なんだよ。いいからかかって来い!」

レッサー「ちなみに詩菜ママンも『これ処分するか迷ってたのよねぇ』とのことですが。いいですか?読み上げますよ?ギブのときには『「I'd rather see you dead little girl, than to be with another man』って言ってくださいよ?」

上条「ビートル○の歌詞から引用すんなや!?畏れ多いだろアホ!?」
(※「他の男と一緒にいるあなたを見るより、死んだあなたを見る方がいい」)

レッサー「では行きます――『4月5日、俺の中学生活が始まった』」

上条「結構な前なのな。そして記憶はねぇけど何か恥ずかしい!」

レッサー「『朝、登校したらロッカーに手紙が入っていた。差し出し人は幼馴染みだった』」

上条「お?それってまさか」

レッサー「『放課後、話があるから屋上に来てほしいとの内容だった。テンションageageだった』」

上条「時代考証が……まぁ意訳してると解釈しよう」

レッサー「『放課後、呼び出された場所に俺が着いた途端、幼馴染みはこう言ってきた――』」

レッサー「『”――ちゅ、中学生になったから気軽に話しかけてこないでよねっ!”って』」

上条「あー……うん、あー……そうか」

レッサー「『俺は”分かった、そうするよ”と言って逃げるように屋上を離れた』」

上条「ギブアップ」

レッサー「ギブ早すぎません?『高速ケ×タップ』と呼ばれた高田延○選手かサラマンダ○よりはやーい、ですよ?」

上条「え、なにこれどういう日記!?俺そんなことばっか書いてんの!?」

レッサー「いやまぁそうなんですけど……伝わってます?これツンデレの話ですからね?」

上条「うん?何の話だよ、中学入って疎遠になったネ☆って話だろうが!」

レッサー「まぁ、真相はご本人のみぞ知るんで、あくまでも私の解釈に過ぎないのですが……まぁ上条さんがそう言うんだったらそうなのかもしれません。続けますね?」

上条「ギブって俺言ったじゃん?お前は俺の心を折りに来てるの?」

レッサー「『数日後、何とか調子が戻って来たので日記を再開する』」

上条「数日で復活したのか俺……!ガンバレ俺!高校生になったらエ×ゲームとか出来る環境が整うから!」

レッサー「『今度は別の幼馴染みと下校が一緒になった。というか近所だし、何故か一緒になることが多かった』」

上条「小学校同じだったら中学も同じじゃね?公立だったらまぁまぁ」

レッサー「『話しかけようとすると、彼女は俺にこう言った――』」

レッサー「『”ま、また時間同じになっちゃったわね!一緒に帰ると噂とかされるのちょっと恥ずかしいんだけど!”と』」

上条「あー……だよなっ!中学生だしなっ!」

レッサー「『俺は”分かった、明日から登下校の時間変えるよ”と言って、少し早足で家に帰った』」

上条「ギブアップします」

レッサー「だから早いですって。まだ一ページ目の半分ぐらいしか読んでないんですから」

上条「なんだよこれ!?俺どんだけ幼馴染みから嫌われてんの!?」

レッサー「いやぁ、そうでないと私は思うんですが……あ、そうだ!例えばの話!例えばの話なんですけど!」

上条「なんだよいきなり」

レッサー「いいから答えてくださいな!あなたの恋人が『もう別れましょう?』と言ってきたとします!上条さんはどうしますか!?」

上条「まぁそういうんだったら、別れようかって」

レッサー「違うわボケ!?そうじゃねーですよ!?そーゆーこっちゃねーんですわ!?」

レッサー「今のは!あくまでも駆け引きの一環でありまして!『まだやり直せるだろ、俺たち!』っていう言葉を求めているんですよ!?」

レッサー「それをあなたはなんて物わかりのいい……!Noと言わない日本人ってのはマジだったんですね!」

上条「日本人だったら『いいえ』だからな」

レッサー「論点がちゃいますわ!多分数年ぶりに私がツッコんでいますけど、ここは『そんなこと言うなよー』って軽く流すターンですよ!?」

上条「えー……中学生だぜ?『あぁなんか嫌われてんのかな』って引いて終わりだろ普通は」

レッサー「ですけども!そうではなく!――あぁじゃあこれだ!昔の後輩が出てるバスケの試合に行った帰り、こう言われたそうじゃないですか!」

レッサー「『”せ、先輩が応援に来たから意識して負けちゃったじゃないですか!”と後輩は言った』」

レッサー「『なので俺は”分かった、もう来ないよ”と言って、その場から逃げ出した』って何ですか!?フラグ立ってるじゃないですかっ!?」

上条「いや全然?記憶はねぇけど『不幸が何かしたんだな』って判断したんだと思うわ」

レッサー「こ、このアホが……ッ!!!」

上条「何でキレてんだよ!?お前だって男子バスケの応援行って『お前が来たから負けたんだ!』って言われたら以後自粛するだろ!?」

レッサー「ノー、あなたとは言い方が違う。てか上条さんの選択肢次第ではセ×××持ち込めましたよ、この後」

上条「だから中学生に無理言うなや!そんなヤツいねぇよ!あぁまぁゼロとは言わねぇが!」

レッサー「他にも!『す、好きな人がいるんでアドバイスほしいんです!』って言われたらあーた何て答えました!?」

上条「覚えてないけど俺だったら『分かった、上手く行くといいな、俺は邪魔しないように帰るわ!』って逃げる」

レッサー「そういうとこですよ?多分刺されるべくして刺されたんだと思います」

上条「――なぁ、レッサー?常識的に考えてみろよ、そんな魔術と科学が出会って物語が生まれるような素敵なラノベみたいな話ってないだろ?」

レッサー「ほぼ全問正解してますけど。まぁ現実はそうですが!」

上条「てか昔の俺、そんな現実を生きてたんだな……何かショックだわ」

レッサー「もっかい言いますけど、刺されますよ?ダチョ○的な意味でもなく友人としてアドバイスで忠告しておきますからね?」

上条「いやでも、生きていれば、さ?こう生きてればきっといいことあるって!現に俺は高校生になって、こう――」

上条「……」

上条「――あれ、おかしいな?悲しくないのに、次から次へと涙が……?」

レッサー「泣いていいんですよ?人は悲しいとき、泣くのが当り前なんですからね」

上条「なんで俺毎日毎日風呂場で寝てんだろう……?」

レッサー「あれいつも思うんですが、『必要悪』から支援受けて2Kの部屋に移ったらどうです?体バッキバキになりますよ?」

上条「というか一つ気になったんだが」

レッサー「できれば一つどころではなく気にしてほしいもんですけど。何です?」

上条「ビリビリって今中一編やってるよね?」

レッサー「女子校でしかも能力者なのに、なんであそこまで血と暴力にまみれてんだってツッコミ入りますが、まぁやってますね」

上条「俺は?俺の中学生編とかやんないの?」

レッサー「あー……」

上条「なんっっっっっっっっっっっっっっでだよ!?どうしてJCには需要があって男子高校生はダメなんだよ!?」

レッサー「それが答えですよ?」

上条「きっとその日記をくまなく読めば『今日から彼女ができた!』とか明るい話題になってるはずだ!」

レッサー「その翌日に『ラッセ○の絵を買わされた』ってオチがつくんじゃねーかと思います。そして私はこれ以上この案件にはノータッチで」

上条「……そんなに辛いの?」

レッサー「一ページ目の締めの台詞が『何か毎日辛いんですけど』と書かれており、流石の私でもお腹一杯になりました」

上条「……てかこのノートどうしよう。読んだら呪われそうだし、かといって捨てるのも勿体ないし」

レッサー「私的には上条さんがよく読み込んで、これ以上過ちを繰り返さないようにして頂きたいです――閃いた!」

上条「どうした?」

レッサー「この日記の表紙にこう書くんですよ――『これはフイクションです』って!」

上条「だから?」

レッサー「つまり!そうすればこれは過去の上条さんが書いた自伝っぽい小説であり、中身は現実ではなかったことに!」

上条「天才かっ……ッ!?」

レッサー「そして今適当なノート買って来て『俺はモテモテでパンツ履く暇もないわー』って書いておけば、記憶喪失ワンモアした際に真実となる……ッ!!!」

上条「ごめん、俺も流石にそこまでポジティブには生きられないよ」

レッサー「そしてこれポジティブすらないような……ただの妄想ですからね。要は」


-終-
(※きっとこんな感じ)

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