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Clock(trial)

インデックス「ざんげするんだよ。そうすれば救われるかも」

 
――

神裂「――それでは今月分の支援物資はこちらに置いておきますね」 ドンッ

インデックス「いつもありがとうございます、なんだよ。とうまの稼ぎが悪いばっかりに」 モッチャモッチャモッチャ

神裂「それに関してはあなたの食べっぷりがフルスロットルのフードファイター……あぁいやなんでも」

インデックス「かろりーを遣うからね!まどーとしょかんだし!」 モッチャモッチャモッチャ

神裂「と、いいますかインデックス、さん?」
(※神裂さの呼び方・公的な場所→「禁書目録」、私的な場所→「インデックス」)

インデックス「なんでさん付け?」 モッチャモッチャモッチャ

神裂「先程から両手に持っているそれが、そのですよね、非常に気になると言いますか」

インデックス「あ、ごめんなさいなんだよ!かんざきも食べるよね!はいっ!」

神裂「いえそういうことではなく。ブツの形状と餡子の匂いからして、あんまんだと思うのですが……」

インデックス「そうなんだよね!凄いんだよ!どれだけ食べてもぜろかろりーなんだって!」

神裂「なんて?」

インデックス「う、うん?だからぜろって言ってたよ?」

神裂「どなたが?」

インデックス「さんどいっちま○の太ってる方」

神裂「どっちもですよね?」

インデックス「カタギに見えない?」

神裂「ぶっちゃけどっちもですよね?」

インデックス「通風のほう!」

神裂「あぁ金色の。そして間違ってますからね?『白いからゼロカロリー』って発想だけでどこの学問ともあっていませんからね?」

神裂「と、いいますか……」 ムニムニ

インデックス「……あに?無言でほっぺを引っ張られてるのはなんなの?」

神裂「あぁ失礼しました。そして失礼します」 グッ

インデックス「断ったからって今年でたかいたかいされても……!あ、でもそんな記憶無いからちょっと嬉しいかもだけど!」

神裂「……」 トン

インデックス「一連の行動はなんなのかな?」

神裂「昔は子犬ぐらいの軽さだったのに、今ではちょっとしたチャウチャウばりの重量に……!」

インデックス「もっかい言うけど失礼だよね?失礼だって断っておきながら失礼な事言ってるよね?」

神裂「いえあの、健啖家なのを責めるつもりはありませんよ?飽食が是とは言いませんけども、あなたは質素清貧を友とするシスターなのですから」

インデックス「えっ?」

神裂「えっ?」

インデックス・神裂「……」

インデックス「い、今のえっはそういう意味じゃないんだよ!決して!そう決して『シスターって誰のこと言ってるんだろ?』とか考えたんじゃなくて!」

神裂「ありがとうございますインデックス。相変わらず嘘が吐けないあなたの性格を非常に好ましく思います」

インデックス「いっそなじってよ!なんでかんでも肯定されたら辛いだけなんだよ!」

神裂「あぁそれで……前任者バカ二人が失敗した理由、あなたへ対して従順すぎたのが悪かったんですね」

インデックス「いや違うんだよ。そんな深い話はしていないんだよ」

神裂「冗談はともかくとしまして、えぇとその、ふとまし――もとい、ふっくらし過ぎてるのは、こう、あまり健全ではないといいますか」

インデックス「だいえっとすればいいんだよね!」

神裂「そうですね。食事制限も有効でしょうが、より有効なのは体を動かすことです」

インデックス「そーめんの最後のいっぱをめぐって争ったことがあるのかな!?ない人にわたしの気持ちは分からないんだよ!」

神裂「その醜い争いの結末が知りたいです。というよく生きていましたね」

インデックス「うん、とうまの血ってね、意外と甘」

神裂「ごめんなさいすいません私が悪かったですからそれ以上はご勘弁を」

インデックス「ちっ、命拾いしたんだよ……ッ!」

神裂「大丈夫ですか?私が退治しなければいけないような妖怪変化にはなっていませんよね?」

インデックス「髪の長いピンクシスターの所業を見ていると、その可能性もゼロではないかな……ッ!」

神裂「あのクサレ妖怪、最後の最後まで人を不安にさせるようなことを!ご心配なく、その際はクワガタ妖怪も在籍しているウチで引き取るますから!」

インデックス「確かに改造されてらいだ○に投入されそうなふぉるむだけど……」

神裂「差し当たっては討伐対象にならないまでも、こう前を向いて歩いて行きましょう。そうすれば『悪いスライ○ではないですよ』という大義名分を作る感じで」

インデックス「あれ初見だと『あ、ちゅうぼすだ』って一回見てから戻ってセーブしてまた引き返すって無駄がね……!」

神裂「なのでインデックス、上条当麻にお世話になっている身なのですから、アルバイトでも始めては如何でしょうか?」

インデックス「あるばいと……うん、私もね、いつまでもこのままじゃいられないし、外の常識も知りたいからね、何度かまいかにお願いしたんだよ」

神裂「それは善きことですね」

インデックス「けどこの街は、この街はわたしに厳しすぎるんだよっ!はーどもーどっていうかさ!?」

神裂「えぇと……あぁ年齢が足りませんでしたか。保証人でしたら私がなりますけど?」

インデックス「そのれべるの話じゃないんだよ!こうばいとするじゃん!?とりあえずは近くのふぁみれすで!」

神裂「手頃な所ですよね。従食狙いとも言いますが」

インデックス「でもおーだーとる機械に触ればとまるし、レジ打ちすれば再起動を繰り返すし、アイ○には頭突きをかまさり、ゴミ捨て場から拾ってきたファービ○は夜泣きするんだよ!?」

神裂「アイ○は悪くないですよ?そしてファービ○は悪い魂が入っているので、あとで除霊しておきますね」

インデックス「機械が!そうさたんまつに触れなければなにもできないこの街じゃなにもできないんだよ!おべんとうにたんぽぽ乗せるのも全自動だって!」

神裂「セカンド・バベルの日がもうすぐそこまで近づいてる感がありますよね。『お前らいい加減にしろや』というツッコミ待ちの日々」

インデックス「それによーく考えてほしいんだよ!わたし達はかろりーをちくせきするためにお金を支払っている、ということだから――」

インデックス「――逆にかろりーを消費するために対価を支払うのは、理に適っていないのかも……!」

神裂「はい、土御門のヤローはワンアウトですね。なんですかその働いたら負け的な思想は」

インデックス「誰が吹き込んだかぜろふれーむで把握するかんざきもどうかと思うんだけど……」

神裂「では、そうですね。ボランティアなど如何でしょうか?機械に慣れなくても生きていけるでしょうし、誰かのために純粋な労働というのも美しいものですよ」

インデックス「そうだね!前にやっただんぼーるばこをもって街角に立つだけでみんなが幸せになれるのとかって話なんだよね!?」
(※違法)

神裂「はいツーアウトですね。あのグラサンはなんて酷い事を……!」

インデックス「『勘違いしてくれる人は自尊心が、そして俺たちは懐が温かくなる』んだって?ダメだったのかな?」

神裂「そうですね、今度もしそういう機会があればあの少年が妹さんに直で教えてやって下さいね?きっと喜びますから」

インデックス「そうなの?分かったんだよ!」

神裂「しかし学生の街なのに意外と制約が厳しいのですね。労働もダメ、ボランティアも微妙だと」

インデックス「わたしが得意なのは魔術解析なんだけど……この街で一番いらない子なのかな?ねぇどうなの?」

神裂「要らない訳がないでしょう?あなたは望まれて生まれて来た子なのですから」

インデックス「かといってしすたーさんとのお仕事もないっていうか、そもそも教会自体がないんだよね。ローマ正教との絡みだと思うんだよ」

神裂「ふむ、教会、教会ですか……それならば一応あるにはあるのですが」

インデックス「あ、イギリス清教の?」

神裂「いえ違います。なんて言えば――あぁでは近くなので見に行きましょうか?コンビニでお菓子も買って上げますから、お散歩がてら」

インデックス「ありがとなんだよ!」



――???

神裂「――と、ここが例の教会です」

インデックス「……あの、神裂はわたしのこときらい?」

神裂「いいえ、大好きですよ?なんでしょうか急に」

インデックス「あのね?わたしもこの業界長いし、とうまのボケに散々付き合わされてるからかくごはしてたんだよ?ホントにね?」

インデックス「『あぁ教会っていうけど、きっとボロボロの廃屋なんだろうな』とか、思ってたんだけど……」

神裂「数年前に建てたそうですよ?」

インデックス「『そしゃげー神社』って書いてあるんだけど?」

神裂「……あぁこちらは和式、つまり日本式の神の家と言えなくもない訳でして」

インデックス「流石に嘘が雑すぎるんだよ!?個人的には騙されてあげたいんだけど、呑み込めないぐらいに大きくて無理だし!?」

神裂「……この神社にはですね。実はとても悲しい逸話があるそうなんですよ」

インデックス「うぇーいな名前から想像もできないんだよ……!」

神裂「大体のソシャゲーは無料でガチャが回せるじゃないですか?私もよくは知らないんですが」

インデックス「わたしもとうまから話を振られても聞き流してるけど、それが?」

神裂「しかしある一定の人は大変なことに気づいてしまったんです」

インデックス「うん?」

神裂「なんと『課金をすれば無料でガチャが回せる』と……ッ!!!」

インデックス「廃人だよね?そんな考え方しちゃったもう末期だよね?」

神裂「……えぇ、ですからこのお社では大量課金したにも関わらず、爆死した人たちが眠っているとか何とか」

インデックス「違うと思うよ?爆死した人もそりゃいるだろうけど、きっとその人達は反省もせずに今日もどこかでがちゃ回してると思うな?」

神裂「で、つい先日。神社本庁を通じて『これ壊してもいいのかな?』というお話が天草式に」

インデックス「あー……たたりだけはいっちょ前に起きそうなんだよ」

神裂「私が調査した結果、全くただの建物だったわけですが――さて、ここで勤めてみては如何でしょうか?」

インデックス「しすたーなんだよ?」

神裂「あぁいえ、流石にガワはこちら手を加えますけど、教会のシスターとして働いてどうかと」

インデックス「あのねー、かんざきねー!ネタだからって手を抜くのはよくないんだよ!違うでしょ!?もっとこう厳格なんでしょ!?」

インデックス「しすたーひとりで教会の運営なんかしたらおこられるんだからね!?分かってるのかな!?」
(※イングランド国教会ヒエラルキー=カンタベリー大主教→ヨーク大主教→主教(カトリックの司教)→司祭→執事(カトリックの助祭)→シスター)

神裂「清々しいまでにドベですよね。私も立場的には一般信徒扱いですが」

インデックス「分かる?わたしたちもね、そしきに属している以上守るべき規律ってものが」

神裂「すいませんインデックスさん、あとでダッ○買ってあげますから。アソートパックでもなんでも」

インデックス「――分かったんだよ!しすたーとしての役割を果たさないとね!」

神裂「土御門スリーアウ……いや違いますね。これは上条当麻の芸風ですね」

インデックス「……じょーくはさておき、いきなりしすたーやれっていわれても困るんだけど……?」

神裂「あぁいえ簡単ですよ。懺悔をされてはどうかな、と思いまして」

インデックス「わこうどのお悩み相談なんだよ?それだったら、まぁやれなくはない、かも?」

神裂「必ずしも回答を出す必要もなく、そして色々な話を聞くことであなたも成長するでしょうし」

インデックス「そんなに上手く行くのかな?かんざきに『大丈夫』って言われると『もしかして;大丈夫じゃない』ってふらぐ立たない?大丈夫なのかな?」

神裂「辛いです……!最近噛ませ犬っていいますか『聖人級』のパラメータ扱いになってる気が……!」

インデックス「まぁ場所を用意してくれたのはありがたいんだけどね……その、一つ教えてくれるかな?」

神裂「どうぞ。一つと言わずいくらでも」

インデックス「なんか気のせいかもしれないんだけど、この建物へ入ってから肩が重いような……?」

神裂「『六根清浄六根清浄……!』」

インデックス「やっぱりわけアリ物件だったよね!?わたしをかなりあ(鉱山的な意味で)使ったよね!?親にもたぶん使われたことはないのに!」



――元ソシャゲー神社・現ザンゲ教会(仮) 一日目

インデックス「名前がまずダメな感じなんだよ……ッ!ちょっと古いけど『え、ざん○ちゃん?』ってイジられそうなんだよ……!」

神裂「突貫工事で用意したのにこの言い草ですか」

インデックス「ていうか私の辞書の中にもこんな教会の名前ないよ!?聖人とか聖女から貰うんじゃなかったのかな!?」

神裂「えーと、科学の街でガチ教会を名乗るとパワーバランスが以下略、大人の事情というヤツです、ふっ」

インデックス「格好付いてはいないからね?かんざきがそれでいいんだったらいいんだけど」

神裂「という訳で今日からよろしくお願いしますね、シスター・インデックス」

インデックス「お、おぉ……!なんか久しぶりにわたしの中でのしすたー魂に火がつきそうなんだよ……!」

神裂「どちらかといえば魔導図書館としてのお仕事がウェイト的に大きかったからですね」

神裂「しかし……」

インデックス「な、なに?」

神裂「魔導図書館であれば司書として育てた方が良かったのでは……?」

インデックス「うん、わたしもたまに自分のじょぶ選択が合っていたのか疑問に思うのかも!『必要悪の教会』なんだし仕方がないんだけどね!」

神裂「まぁしかし今はシスターですよ、シスター。シスターとして研鑽することにより己を高めるのです」

インデックス「わたしも役よりとしては誇りに思うんだよ。でもざんげを聞くんだよね?」

神裂「それが一番人の助けになるかと。自ずと数は限られましょうが、ピンポイントで刺さるでしょう」

インデックス「そんなこうがくしょーひんのまーてぃんぐみたいに言われても……」

神裂「ではどうぞ懺悔室へ。早速迷える子羊の方が次々といらしていますよ」

インデックス「不安定だよね?まだ開設して初日に子羊が続々と訪れるのって、もうあぽかりぷす的に迷ってる子が常時すたんばってたってことだよね?」



――懺悔室

インデックス「まぁ……なんだかんだ言ってするのはするんだよ。しすたーとしてのほんりょうはっきだし!」

コンコンコン

インデックス「はーい、どうぞなんだよー」

子羊A『失礼します』

インデックス「『おぉ人の子よ。なんかこう面倒なので色々と省略したり本来の意味とは全然違うんだけど、まぁざんげするといいんだよ』」

子羊A『神父様。文言が雑です』

インデックス「『細かいことはいいんだよ!それよりもあなたの罪を告白しなさい』」

子羊A『はい。えぇと――』

姫神(子羊A)『――私に個性をください』

インデックス「『また手堅いところから引っ張って来たんだね!?あぁいや安心度っていうか安定感はあるけど!初手から身内なんだよ!』」

姫神『身内扱い。嬉しい』

インデックス「『ねぇあいさ?一応これわたしがやってるって設定じゃないから、その、ね?分かるんだよね?あいさはやればできる子だよね?』」

姫神『あぁ失礼をしました神父さん。それで個性プリーズ』

インデックス「『なんて説明されて来たのかな?まず主旨を理解してないで来たのは分かるんだけど、どこの誰のしわざ?とうま?』

姫神『悪い事や悩み事の相談に乗ってくれるって聞きました。なので個性をください』

インデックス「『ぐいぐい来るね!あいさがぐいぐい来るよね!』」

姫神『そんなあなたの「個性」を喰ってやろうか……ッ!』 クワッ

インデックス「『妖怪だよね?あいさがぼけると”本物かな?ぬらりひょ○の義母ってこんな感じだったよね?”って不安になるんだけどね!』」

姫神『まぁそれはともかく。インデックスさんが働くのはいいこと。世のため人のため』

インデックス「『子羊から認められてもね!あぁいや嬉しいんだけどソレジャナイ感が!』」

姫神『差し入れは置いておくから。あとで食べて下さい。それじゃまた』 ガチャッ

インデックス「『待って!?ぼけるだけぼけ倒して逃げるのってどうなのかな!?せめて一件目は相談者のテイであってほしかったんだよ!』

コンコン

インデックス「『はーいどうぞ!悩める子羊さんは入るといいんだよ!』」

子羊B『失礼しまーす……?あれこれいいの、かな?大丈夫?外まで声が聞こえてきたんだけど』

インデックス「『気にしなくていいのかも!さぁちっゃちゃとざんげするんだよ!』」

子羊B『はい、えっとですね。そのあたしはとても罪深いことをしました』

インデックス「『いいね!そういうのを待ってたんだよ!』」

子羊B『ある人を好きになっちゃったんんですが、もうその一人の隣には別の女の子がいる、って感じで』

インデックス「『――たいむもらっていいかな!?そういう重いのはちょっとこう!』」

神裂「タイム申請を却下します。子羊さんはそのまま続けて下さい」

インデックス「『どういうしすてむなのかな?』」

神裂「ファイッ!応援していますよ!」

インデックス「『この質問は正直キツすぎるんだけど……えっと、諦めるってのはどうかな?にんじょーざたになるのはどうかと思うんだし』」

子羊B『で、でも!その人たちは恋人同士じゃないんです!半年以上一緒に暮らしているのに親子のような関係で!』

インデックス「『って言われても』」

神裂「ほう、それはワンチャンありますね」

インデックス「『あなたは黙ってるといいかも!目の上のたんこぶが自滅しても好き勝手していい訳じゃないんだからね!?』」

子羊B『多分その子も分かってると思うんです!「あ、これめいんるーとから外れてるんだよ」って薄々自覚はしている筈なんです!』

子羊B『だからいっそのことその子の方から身を引いてくれれば!その方がきっと全員が幸せになれると思います!』

インデックス「『あれこれ本当にざんげ目的のかな?日本人特有の同調圧力でくそおっもいぷれっしゃーをかけに来てない?』」

神裂「懺悔の体でトリに来ていますよね」

インデックス「『……うんまぁ、あなたの言い分は分かったし、わたしも言いたいことはそこそこ蓄積されたんだけどね。まずね、まずはっきりさせておきたいんだけど――』」

インデックス「『なにやってんのありさ?なんかこう暫く会わない間にすっっっっっっっっっごくいい性格になったみたいだけど、なんでそうなっちゃったの?監督のせいだよね?』」

鳴護(子羊B)『この声――インデックスちゃん!?やだどうしよう……!』

インデックス「『普通に喋ってたよね?いつもとーんといつもの調子でいつもどおりに会話してたよね?そんなに気づかないものなのかな?』」

鳴護『あ、これ差し入れの幸楽○Wギョーザ弁当5人前』

インデックス「『うん、ありがとうなんだけども、そのこれも完全にわたしがやってるって前提で用意しているよね?じゃないとしすたーさんへこの量はないもんね?』」

鳴護『あ、じゃそういうことで。また遊ぼうね?』

インデックス「『無理だもん!?ここまで本音ぶっちゃけられたら友人関係ぎすぎすすること間違いなしなんだよ!?』」

インデックス「『カンザーキ!これは説明を要求するんだよ!?』」 バンバンバン

神裂「何を仰っているのか全然分かりませんが、まずは近しい人間で経験値を積むのも寛容かと」

インデックス「『配慮ありがとうね!でもできれば事前に検閲はしてほしかったかな!わたしのためにもねっ!』」

神裂「すいません。まだもう一組残っておられまして」

インデックス「『……まぁするけど。子羊さんを選り好みするつもりはないんだけど、ていどってものがね!ていどってものが!』」

コンコン

インデックス「『どーぞー!入ればいいんだよ子羊!』」

姫神・鳴護『はいどうもー。M-1グランプリ出場予定の”アリサと秋沙”でーす』

鳴護『はい、っていう訳ですね始まったんですけども。皆さんコンビ名なんてどうやってつけるかって知ってますか?』

姫神『ショートコント・いったんもめんvsお好み焼きの上のカツオブシ』

鳴護『早い、うん早いかな?せめてツカミの部分だけはやりきってからボケよ?』

鳴護『そしてチョイスがわかりにくすぎるかな!勝負方法を決めるまでに千日手で終わりにならない?そしてカツオブシが傷んで自然死』

姫神『こういうのは言ったもの勝ち。実績も実力もない若手は勢いが大事』

鳴護『そうかもだけど、段取りってものがね』

姫神『勘違いして事務所を辞めてしまう。そうすると別に一人ぐらいいなくても誰も困らず話題にもならない悲しい現実が』

鳴護『特定の誰かへケンカ売るのやめてね?プロっぽい素人がただの素人に戻っただけで』

姫神『――おい。鬼太○』

鳴護『だからショートコントしないって言ったばかりでしょ!?そしてそれはいったんもめんでもないし目玉のお父さんへ似せようとする努力の欠片も見当たらない!』

姫神『”――闇が再びこの世を支配する。われらの宿願が果たされるまでもうすぐじゃ……ッ!”』

鳴護『いやまぁ似てるは似てるけども!世界で秋沙ちゃんが一番羽衣○の演技が上手いけども!大物やれって言ってんじゃなくて!?』

姫神『実は私から誘った。だからアリサさんの名前が先』

鳴護『自由だよね?これ後でツイッターで台本公開してもいいけど、ここまで段取り通りにやってるのってあたしの第一声までだけだよね?』

姫神『ぐおおおぉぉぉぉぉ。ま。まさか世界一硬い発酵食品だったとは……!』
(※ギネス認定)

鳴護『あ、勝負続いてたんだ?勝ったんだねカツオブシ?硬度勝負だったら勝ったのかー』

鳴護『えっと……その……』

インデックス「『ちょっと待ってくれないかな?現実を把握するのに時間をくれないかな?』」

インデックス「『ざんげ室だよね?そういう企画なのになんでまんざいをしようと思ったのかな?その発想がまず怖いよ?』」

インデックス「『そしてなっがい!長いよ!いつ終わるのかな?って思ったしそんなに面白いこと言ってる訳じゃないし!』」

インデックス「『シュール系だったら間におりじなるじんぐる挟むとか!”ここでオチましたよ”って区切りをつける!だらだらしない!』

インデックス「『あとありさは途中でこっちをちらちら見ないで!止めようにもどこでツッコんだらいいか分からないし、助けを求められても困るんだよ!』」

姫神・鳴護『――どうもー。ありがとうございましたー』

インデックス「『いやオチてないからね!?なにわたしまで巻き込んで”綺麗にオチたねよかったね!”みたいな空気になってるのかな!?』」

インデックス「『できん!二人とももう来ちゃダメなんだからねっ!?』」

姫神『ツンデレ風に言うと?』

インデックス「『べ、別に来なくたっていいんだからねっ!?――って意味は変らないよ!?ぶぶづけ的な要素だからね!?』」

鳴護『インデックスちゃんも結構ちゃんと拾うよね』

インデックス「『お陰様でなんだよ!ツッコミどころの多い人が次から次にやってくるからね!』」



――上条家

インデックス「ただいまー」

上条「おーお帰りー。ゴハンできてるから手ぇ洗ってうがいしてなー」

インデックス「はーい、なんだよ」

上条「どうだった?ボランティアだって言ってたけど」

インデックス「まぁまぁ、かな。うん、まだ初日だし」

上条「そっか。まぁあんま力入れずに頑張ってな」



――元ソシャゲー神社・現ザンゲ教会(仮) 二日目

神裂「お疲れさまですインデックス。昨日は手応えを感じたられたでしょう?」

インデックス「お疲れさまです……身内わくですら手加減してくれないんだね……!」

神裂「いいえ、これは試練なのです!この高い壁を乗り越えれば!きっとシスターとしての格が上がることでしょう!」

インデックス「ツッコミスキルが上がるだけだよ?そしてひろいんには基本必要ないじゃあくなちからだよね?」

インデックス「ぎゃぐ要員として力をつければつけるほどせーとーはひろいんの座が遠のいて……うぅっ!レッなんとかさんみたいになりたくないんだよ!」

神裂「あの子は……えぇと、我らが『必要悪の教会』ですら『あ、この鉄砲玉と関わったら損するな』ってことで実質上の無罪放免になっていますから……」

インデックス「世界屈指のあれなそしきですらその認識……!」

神裂「あなたも気をつけなくてはいけませんよ?取り返しのつかないことは往々にしてあるものですから」

インデックス「まぁね!だれかさんのくちぐるまにのっかったわたしとかね!」

神裂「本日は二日目です。前日は身内をチョイスしましたが、今回は一般の方ですよ?ここからが本番といったところでしょうね」

インデックス「ほんとうにの意味で”一般人”だったら問題はないんだよ!昨日だってふたりがざんげするつもりもないのに!にぎやかしできてるんだからね!?」

神裂「……うん?あれは彼女たちなりのジョークではないのですか?」

インデックス「どっちも限りなく本気だと思うよ!二重の意味で『あわよくば』ってね!」

神裂「さぁさぁ懺悔室へどうぞ。迷える子羊が列をなしていますから」

インデックス「それ昨日も言ったけど、ポッと改装された教会にあつまるようだったら、住民の人のSAN値ぎりぎりだってことなんだからね!」



――懺悔室

インデックス「『おぉ、迷える子羊よ。ようこそなんだよ、ざんげするといいかも』」

子羊C『あの、これはあたしじゃなくて友達の話なんだけど』

インデックス「『あ、ごめんなんだよ。ざんげっていうのは神様へ直でごめんなさいすることだから、他人が口出ししちゃダメなのかも』」

子羊C『察しなさいよ!?普通こういうときの友達の話ってのは本人の話に決まってるでしょうが!』

インデックス「『ねぇあなたここに来る資格があるのかな?反省するとか後悔するとか、そういう場所でぎゃくぎれするのってどうかと思うよ?わたしは許しても神様はおこだよ?』」

子羊C『そうね、人気がありすぎるのも罪よね』

インデックス「『うわむかつくその上から目線』」

子羊C『それでその、大覇星祭――体育祭のときに友達が、別の男友達からジャージの上を借りたのね』

インデックス「『あー、うん。それを返すたいみんぐを失っちゃったかんじなのかな?』」

子羊C『何言ってんのよ?!あれはもうあたしのものじゃない!』

インデックス「『あの、とうまの家計は割りと洒落にならないから、じゃーじ新調するのもお金が、ねっ?』」

子羊C『お金出せば無限に手に入る、だと……ッ!?いいわねそのシステム!課金すれば不幸になる人がいないだなんて!』

インデックス「『違う。そうじゃない』」

子羊C『で、その元は借り物で今はあたしのジャージ上なんだけど』

インデクッス「『ざんげすれば?七つの大罪の強欲ぐらいにはもう抵触してるんだよ?』」

子羊C『「その人の汗とかレアな血とか染み込んで、あぁこれもう採取してクローン作ろうかってぐらい』

インデックス「『やめてあげてよぉ!?一回大規模にやったとはいえ、白い人とか白い虫とかのこっそりされてそうだから追い打ちしないで!』」

子羊C『まぁそこまでは良かったんだけど……あー、最近こう薄くなっちゃってね』

インデックス「『あの……顔見知りとはいえ、知り合いのなまなましい話は聞きたくないんだけど』」

子羊C『生々しくないわよ何言ってんのよ。乙女なら誰だって、こうなんか、ギュッて抱きしめるでしょ?』

インデックス「『ふぃくしょんはね?りあるだとあんまりそういう機会は少ないんじゃないかな?』」

子羊C『だからこう、新品同様にしてほしいのよ!ウチに来た時のように!』

インデックス「『ざんげは?七つの大罪の色欲にも抵触しちゃってるんだよ?』」

子羊C『……』

インデックス「『癖(へき)の話だよね?てゆうかもう毎週毎週必ず癖(へき)のネタが一個ぐらいずつ紛れ込んでるんだよ!』」
(※「みんな違って全部ダメ」)

インデックス「『なんていったらいいのかなぁ……まぁおとしごろだから、こういせいに興味あるのは分かるんだよ?でもね、だからって』」

子羊C『あ、ごめんなさい。用事を思い出したから帰るわ』

インデックス「『まだわたしの話が終わってないのに!?いったいあなたは何しに来たんだよ!?』」

子羊C『いやちょっといいアイディアが浮かんでね』

インデックス「『あぁそう?自己解決できたんだったら、それはそれで良いことなんだよ……』」

子羊C『この広い世界には多くの可能性に満ち溢れているわよね』

インデックス「『おいなに言い出した突然』

子羊C『お金を求める者、貴金属を求める者、そして愛を求める者がいる――なら!』

子羊C『――きっと路上でジャージを奪う強盗だっているかもしれないわ……ッ!!!』

インデックス「『あんていのオチ要員がもう登場かと思ったら、もうらすとでも構わないぐらいきっつい話なんだよ!匿名だからってじちょうしてよ!』」

インデックス「『てゆうか世にも珍しくてけーさつでくすくす笑われそうな被害者はとうまなんだよ!?かわいそうだと思うわないのかな!?』」

子羊C『あ、心配はいらないわよ?ジャージを強奪するのと同時に洗いたてのジャージを置いていくから』

インデックス「『もう訳が分からないんだよ……!?強盗にさいふを盗られたと思ったら万馬券をおいていくみたいな!』」

子羊C『現代に現れるネズミ小僧……!』

インデックス「『いめーじがわるくなるからやめてあげるんだよ!あとほんものは配ってないから飲む買う打つで散財しただけらしいよ!』」
(※警備にカネかけてる商家より手薄な大名屋敷へ盗みに入る→義賊扱い)

コンコン

インデックス「『はーいかかってくるんだよ!わたしが相手になるんだからね!』」

子羊D『あたしの人気が凄すぎて悩んでいます。いやー参るなー、人気なんてあったって邪魔なのになー』

インデックス「『わたしはあなたを知らないわけだけど、あれかな?ふぃぎゅあを筆頭にきゃらぐっずが量産されてる人だよね?基本えっちぃやつ』」

子羊D『活躍している人たちを差し置いて!あたしなんかが大人気で申し訳ないんですよね!』

インデックス「『分かってるよね?分かっててからみに来ているよね?きょうのおきゃくさまはタチ悪いんだよ!』」

子羊D『あ、そういえばチラシ情報なんですが、ついに1パチコーナーへドナドナされたようです。我々の血の結晶が』

インデックス「『まぁうつりかわりの激しい世界だからね!きせいもよりいっそうきびしくなったし、だっぽうてきなあれじゃないかぎり寿命も短いんだよ!』」

子羊D『島○先生の作品の最終的な行き場所があの世界だという噂も。フレームなアームがガールするアレとか、ガールがパンツァーした、スカイがガールするのも』

インデックス「『……どうなんだろうねー?はんけんりょうとかえっらいことになってるんだろうけど……』」

子羊D『ねー?あ、これからどっか行く?』

インデックス「『うん、あのね?優しくしてくれるのはありがたいんだけどね、わたしは今お仕事している最中であってね?』」

子羊D『そう?御坂さんが何か凄いテンション上がっちゃってなんでもオゴってくれるって言ってたから、頭数だけでもどうかなーって』

インデックス「『疾く立ち去るんだよ悪魔の使いめ!わたしの信仰心がタメされているんだね!』」

コンコンコンコン

インデックス「『もうなんか全部放り出したいんだけど、どうぞ!ざんげでもなんでもするといいんだよ!』」

子羊E『……大丈夫ですか?何か投げやりになっていますけど、お加減が悪いのでしたら出直してきますよ?』

インデックス「『あ、あれ……?初めてまともなたいおうをされてるんだよ……?』」

子羊E『えーと、外で待機されている方を呼んで来ましょうか?』

インデックス「『ううん大丈夫なんだよ!それよりあなたのざんげを聞くのかも!』」

子羊E『ならいいのですが――シスターさん、私は酷い事をしてしまったんです……』

インデックス「『いいね!そーゆーのを待ってたんだよ!それでそれで!?』」

子羊E『その、実は趣味でやっていたことなんです。最初は私も楽しんでやっていたんです』

インデックス「『しゅみ?どんな?』」

子羊E『最初は注意喚起のつもりだったんです!私と同じような、惨たらしい現実に打ちひしがれた人間を作らないためにも!』

子羊E『信じて下さい!最初は善意だったんだと!』

インデックス「『あぁうん、それは信じるんだよ。ただいったい何を言ってるのか分からないかも。許される範囲の話だったら、まぁ、なんだよ?』」

子羊E『本当なんですよ!!!』

インデックス「『話を、聞け?なっ?具体的に何やらかしたのかな?』」

子羊E『何って言われるようなことは特に……あぁ、最初は自分が後悔したとか、反省したって点を前面に出していたんです!』

インデックス「『何かのれびゅー?食べログみたいな感じなのかな……って、あ!それでうそついちゃったとか?それはだめだめなんだよ?』」

子羊E『嘘なんて吐いていません!ただ私の感じたまま、事実をありのままに書いているつもりです!』

インデックス「『うーん……ちょっと分からないんだよ。それで結局あなたはどんな点をざんげしたいんだよ?』」

子羊E『そう、ですね。具体的に言ってしまうと、何かこう不幸な目に遭うじゃないですか?』

インデックス「『なくなはないんだよ。全然ぐたいてきじゃあないけど』」

子羊E『でもそのちょっとした不幸を、さも面白おかしく書くことによって、興味を持つ人がいるじゃないですか?』

インデックス「『あー、それもなくはないなかな?中にはそういうもいるし、よんこままんがの雑誌もあるよね』」

子羊E『はいっ!なのでは今は”私が踏んだ地雷映画を可能な限り面白そうに語ることで、より大勢の人へ不幸が超伝播する”ようにしているんです……ッ!!!』

インデックス「『何やってんですか絹旗監督。てゆうか”超”はどうしたの?あなた今意図的にきゃらを隠蔽してたよね?なんで?』」

インデックス「『あれこんなキャラ居たっけ?ってぎしんあんきにさせるためにわ゛とやってたよね?ねぇわざとなんだよねぇ!?』」

インデックス「『あと目新しい情報は特にないんだよね!まぁそうだろうなぁって薄々気づいてたことだから!』」

絹旗(子羊E)『まぁ何を超やっているかといえば、ゾンビ映画で噛まれたら数時間後にゾンビになるタイプのがあるじゃないですか?』

インデックス「『ういるすたいぷのだね。ご時世的にきびしいやつ』」

絹旗『要はアレと超同じで、ヤケになった人間がゾンビ化する人間を一人でも多く道連れにするような感じでしょうか』

インデックス「『タチ悪いんだよ!?自覚があってやってる分だけ特にね!?』」

絹旗『――そして特に超反省もしていませんが何か。みんな不幸になればいいと思います』

インデックス「『父と子と聖霊の御名において呪われればいいと思うな!』」

絹旗『はい、ここで私からの超お知らせがあるんですが』

インデックス「『まさかの告知!?ありさじゃないし芸能人でもないのに!?』」

絹旗『全世界で驚異的な大ヒットを記録した、モンスターがハンターする映画!3月25日に超公開します!皆さんお楽しみに!』

インデックス「『……そのこころは?』」

絹旗『トレイラームービーを見たら「なんでスケルトンが超全面に出ているんだろう……?」というのが第一印象でした』

インデックス「『すけるとん?そんなもんすたーいるのかな?』」

絹旗『よく見たらミラ=ジョブビッ○さん(※46歳)でした。華麗と若い頃のダイエットの影響で、なんかこう見る影もなく……』

インデックス「『ジョ”ボ”ビッ○だよね?正しい発音じゃないけど、意識的にじょぶをびっ×的なにゅあんすを持たせようとしているよね?』」

絹旗『ならば彼女の華麗な恋愛遍歴をどうぞ!』


ジョボビッ○さんの交友関係
・フィフス・エレメン○のオーデイションに落ちる
・その監督の所へ直談判しに行くと何故かメインヒロインとして採用
・その監督(リュック=ベッソ○)と結婚(1997年)
・離婚(1999年)
・バイオハザー○公開(2002年)
・バイオの監督(ポール=W=アンダーソ○)と婚約中に出産(2007年)
・その監督と結婚(2009年)
・ポール=W=アンダーソ○、モンハン映画の監督に決定
・ジョボさん主役決定(男性主人公は主役張るには微妙。スタントは一流だけど「あの作品の誰役」って言わないと分からない知名度)


インデックス「『ごめんね?えっとね、たちばてきにこめんとできないんだよね?』」

絹旗『くっくっくっく……!誰もダメ映画の呪縛からは超逃れられませんよ……!』

絹旗『この世に人の業がある限り!人間関係が映画に反映されて超失敗するのです……ッ!!!』

インデックス「『真の邪悪はあなただよね?悪魔祓いしたほうがいいのかな……』」



――上条家

インデックス「……ただいまー、帰ったんだよー」

上条「……」

インデックス「なにとうま?何かあったの?」

上条「いや何ってことじゃないんだけどさ。学校の帰り道、道で泣いているおばあさんがいてだ」

インデックス「あ、よかったんだよ。かげきははじっこうに移さなかったんだね」

上条「事情を聞いたら『家ではジャージがほしいジャージがほしい』って臥せってるおじいさんが」

インデックス「どういう状況?なんでそれで通じると思ったのかな?」

上条「だから俺が『古いので良かったら』って渡したら、エラい感謝されて新しいジャージをくれたんだ」

インデックス「だからどういう状況?『じゃーじもってんじゃん!?』ってツッコミ待ちだったのかな?」

上条「新手の魔術師の仕業かな?それとも敵の能力者の攻撃を受けているとか?」

インデックス「ある意味合ってるちゃー合ってるかな、うん。でも放置すれば良いんじゃないかな、ていきてきにとうまの服が新調されるだけだから」

上条「そっか。じゃあメシ食べようぜ!そっちはどうだったんだ?」

インデックス「もう行きたくないかも」

上条「早っ!?」



――元ソシャゲー神社・現ザンゲ教会(仮) 三日目

神裂「お疲れさまですインデックス。昨日も大活躍でしたね」

インデックス「ふざけてるよね?ざんげなのに誰一人ざんげらしいざんげはしてないよね?」

インデックス「全員が全員笑いを取りに来るってどうなんだよ!?たまにはこうもっと真面目なきかくをすべぎしゃないのかなぁ!?」

神裂「えぇその通りなんですが、ここの運営の主旨が”真面目に全力で不真面目をする”なので……」

インデックス「ひらきなおったあほは救いようがないんだね……!」

神裂「まぁダメ人間は放置すると致しまして今日は最終日です。あと一日頑張ってお勤めを」

インデックス「助かったんだよ!――は、いいんだけど、そんな話聞いてないかも?あれ?」

神裂「はい、買い手の方が見つかりました。数日間他の貸し手を経由したので、住居ロンダリングは完了しましたし」
(※宅地建物取引業法・重要事項説明。不審死発生→代理人が二週間〜一ヶ月住んで転居→大家「前の人?えぇ別に死んでいませんけど何か?」)

インデックス「だいじょうぶ?この手慣れてる感をあなたがするのもだいもんだいじゃないかな?」

神裂「元持ち主の方に瑕疵はなく、一応善意の人助けなので大目に見て頂けると……あ、きちんと除霊済みですし」

インデックス「いったい何があったのか知りたいような知りたくないような……」

神裂「ともあれ今日を乗り切ることが肝要ですよ!一日耐えることでシスターとしてランクアップできるのです!」

インデックス「しすたーにらんくはないよ?あんまいうとじぎゃくになるけど、ひらえらきー的に一番下っていうかね」

神裂「その点イギリス清教はヴィリアン様がいらっしゃいますしね!女性初の『最大教主』です!素晴らしい!」

インデックス「あ、妖怪はなかったことにしてるんだね?おとなになるってそういうことなんだね?」



――懺悔室

インデックス「『それでは本日もツッコミ、もといざんげを聞くお仕事をするんだよ!さぁ、かかってくるがいいんだよ!』」

子羊F『彼女がほしいんよ!可愛い女の子の!』

インデックス「『へびーすぎるんだよ!出会い頭にとらっくてんせいするがごとき重さなのかな!』」

子羊F『この際なんやったら男の娘やってもかまへんわ!可愛かったらそこら辺のオプションは要相談で!』

インデックス「『おぷしょん……あぁまぁついてるはついてるよね。物理的な意味では』」

子羊F『なんやったらシスターはんでも……ええのよ?(性的な意味で)』

インデックス「『のーさんきゅーなんだよ。あと真面目に警告しておくけど、本気で修道院入ってるしすたーにそれ言ったら、けんか売ってるのと同じだからね?気をつけるんだよ?』」

インデックス「『相談……まぁ乗るけど、あなたは何かこう拘りがあるわけじゃないんだよね?たいじんきょうふしょうって訳じゃなくて?』」

子羊F『当り前や!こちとら乳母車から墓場まで大抵イケるっちゅーねん!』

インデックス「『狂気しか感じないんだよ……!じゃなく、こう外見がおーくっぽいとか、致命的なアレコレがある訳でもない?』」

子羊F『心当たりはあらへんなぁ。服も小綺麗にしとるし、嫌がられたりしたら当然それ以上は追いかけたりせぇへんし』

インデックス「『普通におはなしできるし、”じゃあ試しで”って付き合いそうな子もいそうなんだけど……』」

子羊F『やんなぁ?ボクもこうお調子モンやっとぉけど、全然駄目やん』

インデックス「『何か心当たりは?』」

子羊F『なんやろうね……不幸不幸言うてる割りに、女運が天元突破しとるダチに全部かっ攫われてる感が』

インデックス「『ごめんなさい』」

子羊F『なに!?なんでシスターちゃんが謝っとぉの!』

インデックス「『あぁいや何かそんな気がしたから。うん、絶対に知らないけどそんな人。人っていうか最近”人?”って感じになっちゃってるけども』」

インデックス「『あ、そういえば表のかんざきがふりー――』」

子羊F『トラック転生前から愛してましそげぶっ!?』

……

インデックス「『――はい、次のひとどーぞー?』

神裂「やりますねインデックス。私をハケ要員に使うとは」

子羊G『一万人弱ヤってンだわ』

インデックス「『自首すれば?もうしてると思うんだけど、それ以上のこめんとはちょっと』」

子羊H『最近妹が冷たいんだにゃー』

インデックス「『そっちはそっちで完結していればといい思うな!どうかお幸せにあともしとらうまがなかったらイギリス清教でご成婚をなんだよ!』」

子羊I『友人を手にかけました。勢いでやったが反省はしている』

子羊J『中学生の娘を持つ母親を……うんまぁ反省はしているんだぜ!反省は!』

インデックス「『ていうかこの界隈、すねに傷を持つ人たちばかりじゃないかなっ!?質も量も上、もとい下過ぎるんだよ!』

子羊K『どうもはじめまして匿名希望Kです。実はずっと不幸で悩んでいるんです……ッ!!!』

インデックス「『うん、とうまは帰ったらお話聞くから帰っていいんだよ?てゆうか帰って?』」

神裂「それでですね。この教会は取り壊しが決まったのですけど、今度は別の場所を確保できそうなのですが」

インデックス「死んでもゴメンなんだよ!もうしないからね!絶対なんだから!」


-終-

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