レッサー「フランス黒歴史数え歌――『XYZ事件』とフランス革命……!」
――
レッサー「ダライ=ラ○猊下がガチショ○だった件について……!」
上条「やめなさい。開幕からぶっぱすんのは」
レッサー「ねぇ、知っていますか上条さん――僅か数週間前、我々が『あの座像はチベット仏教の”ヤブユム”』と言った先見の明を!」
上条「まさかその一ヶ月後にダラ○さんがやらかすとは夢にも思わなかったわ。てかいい歳してなにやってんだよジジイ」
レッサー「チベット仏教って多少ながらも性的な神仏がおられるんで、ある意味当然の帰結と言えなくもないのですが……ピコーン!まさか!?」
レッサー「大発見ですよ上条さん!我々がチベット仏教に触れたから不祥事が起きた可能性も……ッ!?」
上条「どんな呪いだよ。だったらここ一年定期的にプーチ×イジってんだから、不祥事起きてもおかしくないだろ」
(※「レッサーが不祥事を起こして中の人に迷惑をかける呪い」)
レッサー「プーチ×チ×をイジる……ッ!!!」
上条「やかましいわ!俺も言った後『アガリ牌振っちまったな』って思ったけどもだ!」
レッサー「マクロ○がソドミースキャンダルマクロ○がソドミースキャンダルマクロ○がソドミースキャンダル……!」
(※ソドミー=旧約聖書の風紀的に乱れた都市、転じてダメな癖(へき)を持つ人)
上条「むしろ性スキャンダル耐性高くね?サルコ○が愛人囲ってたときは『それで?』で済ましたんだろ?」
レッサー「あれは『周知の事実だった』って前提があり、その上の野党時代に逃げられましたからね。それで同情票も少々入りました」
(※対立してた当時の首相に「奥さん逃げるぐらいなのに人の上に立てんの君?」)
レッサー「ついでにマクロ○が今回やらかしたのはアホの極み的な感じなので……」
上条「いや、いいんだけど今日は何の話?フランスの悪口?」
レッサー「私は別にそれでもいいですけど。では軽いジョブとして『XYZ事件』というのをご存じでしようか?カテゴリ的には世界史です」
上条「そりゃそうだろ。フランス関わってんだったら、あとジョブじゃなくてジャブな?細かいボケ挟んで来るんだったらいつになっても終わらねぇから」
レッサー「まずアメリカはイギリスから独立しましたよね?『この支配からの〜♪』」
上条「ウルセェよ、それ卒業だろ。そん時にフランスが手を貸してくれたから自由の女神貰ったんじゃなかったっけ?」
レッサー「あれは独立100周年を記念してです。流石に直後はバタバタしていたので……で、まぁ独立戦争があって10年ぐらいは、イギリスとアメリカは殆ど没交渉だったんですな」
上条「まぁそうだろうな。条約結んで独立したとはいえ、戦争やってたんだから」
レッサー「しかし1794年には事態が大きく変りまして、イギリス・アメリカ間でジェイ条約が調印されました。翌年批准です」
上条「あ、10年も経たずに仲直りしてんじゃん」
レッサー「……1793年、何があったと思います?」
上条「なんだろうな?」
レッサー「フランス革命で王族やその親族を次々と処刑しました」
上条「あー、うん。あったなぁそれ」
レッサー「その余波でイギリスとEUの一部は対フランス同盟を組んだんですわ。まぁ結果的には各個撃破された烏合の衆だったんですけど」
レッサー「ただその際に『アメリカもこっち引き込めないかな?』って動きが出まして、イギリスはアメリカと条約を結びます。まぁ中身的には『中立でいてね!』って感じですが」
上条「一応仲直りできたんだったら良かったと思うけど」
レッサー「しかしこれを気に入らなかったのが当のフランス。アメリカ船舶のフランス入国禁止、私掠船による襲撃、またフランス大使の着任拒否などをカマしやがります」
上条「もうこの時点でお腹いっぱいなんだよ。更に酷いオチが待ってるんだろうが」
レッサー「なんでアメリカも困って三人の非常に優秀な使節を送って混乱を収めようとしました。しかしその三人が参加する会合は時間になっても始まらず、しかも三人が別々の部屋へと分けられたのです」
上条「なんかミステリっぽい展開……!」
レッサー「そこへやってきたりがフランスの特使、彼らは三人へ同じ要求を突きつけます」
レッサー「『交渉開始の対価として25万ドルの賄賂くださいよ!あとそれとは別に1200万ドル借して!利子なしでね!』」
上条「どうしてそれが通ると思ったの?フランスってアホの子なの?」
レッサー「当然三人が三人とも激怒。受け取った書簡をアメリカへ持って帰って議会へ提出、つまりバラしました」
レッサー「勿論アメリカは激おこです。ここから約二年、両国の間で軍艦でドンパチをかなーりやりましたとさ、という話です」
(※フランスが一年間に拿捕したアメリカ商船の数、なんと300隻以上)
上条「本当に意味分からねぇな!?」
レッサー「事実上の脅迫ですからねぇ。ちなみにイギリスとアメリカの海軍は個別に私掠船、というかまぁフランス海軍を狩っていたのですが」
レッサー「徐々に連携を取りだし、最後の方はお互いの国籍の商船を護ったり護られたりしていました。つまりこの頃から両海軍は親交があったと」
レッサー「この一連の流れを『XYZ事件』と呼びます。一応和解した後にも米仏同盟は破棄しましたしたね」
上条「てかなんでそんなにフランスは自己評価高いの?えっと……たまにいるんじゃん!具体的にはアレだけど!」
レッサー「いやまぁここで既に頭イタイ話なんですが、実はこの話のオチはそこではなく。実はアメリカ国内でも『えー、フランスってお世話になったのに裏切りじゃんね』っていう層も居たんですよ」
上条「スゲーなアメリカ!そういう層も居たんだ!?」
レッサー「って言いますか反王室派ですな。私が言うのもなんなんですが、アメリカってイギリス王国の時に酷い目に遭ってますから」
レッサー「なので『フランス革命?貴族なんざ吊ってしまえ!』って層があったのもまた事実ですし、自由ではあります」
レッサー「んでイギリス支持の『フェデラリスト』、フランス支持の『リパブリカン』という勢力があったのですが……」
上条「が?」
レッサー「この半世紀ほど後、それぞれが共和党・民主党へと姿を変えてケンカし続けるとは誰も思わなかったのです……!」
上条「マジかよフランスさん!余所の国の争い生むなんて流石だぜ!」
レッサー「なお断っておきますが、論点は外交以外にも色々あったので『結果的にそうなった』というのも忘れないでください。あくまでも論点の一つであってメインではないですから」
上条「いや、それでも他の国の内政に陰落としてんだから凄いっちゃ凄いと思う」
レッサー「なお未だに『アメリカが独立できたのはフランスのお陰』って言ってマウント取るアホもいます。私イギリス人ですが、それは流石に、って思います」
(※実話です)
上条「あぁまぁそりゃあなぁ?援助したのは事実だろうが、主体になってやってんのは当のアメリカ人だし……」
上条「……」
上条「――って待て待て!?俺今、スッゲー嫌なこと思いついちまったんだけど……!」
レッサー「ほーなんです?多分正解ですけど言ってみてくださいな?」」
上条「マクロ○が『中国とアメリカの間に〜』とか何か訳分からんこと言ってんのは、まさかこの時の……!?」
レッサー「はい、それ大正解です。たまーにあのアホどもがアメリカへ対して異常なぐらいに居丈高やデカい態度で臨むのは”””これ”””が原因です」
レッサー「『お前らの国は俺が作ってやったから!恩人に向って何言ってんだ!』的なニュアンスなんでしょうな」
(※あくまでも個人の感想です)
レッサー「なお、これをフランス人に問うても『いや、こんなことないよー何年前の話だと思ってんの?』と口先では言います。口だけですが」
レッサー「だがしかしどっかアホ大統領が、『アメリカ軍はNATOから去れ!』とか、『フランスはEUの盟主である!』的な言動をしても、支持率が微動だにしないのは、というお話ですな」
上条「……フランスって実は歪んでないか?ド・ゴールのアホみたいにデカい自尊心やら、第二次世界大戦後の態度とかさ?」
レッサー「イギリスへ対する敵対心は言うに及ばず、なーんか変なとこでアメリカさんを下に置くんですよね。××のくせに」
上条「あぁでもなんか納得したわ。妙にイキってたりアメリカに変な風に対抗しようとするし、平和と自由を説いてる割には土壇場でヘタレるし」
レッサー「いやまぁ私も分からないではないですよ?アメリカさんへ対してはイギリスとしても、文句がない訳ではないですからね?」
レッサー「ただ戦争仕掛けられてる国があり、また仕掛けられそうな国があるっていうのに『俺はアメリカに反対するもん!』で、一体誰がどんな利益になるのかと」
レッサー「百歩譲って……まぁ独立戦争や対テロ戦争だったら道理もあるでしょう。特に権益争いで二分するような話であれば、中立に立つのもまた自由です」
レッサー「が、曲がりなりにも自治をしっかりやってる民主主義国へ攻め込むか、延々脅しをかけてる相手に『知らないもん!』はマッズいかと」
上条「あのおっさん、ウクライナ侵略の前にもウロチョロしてなかったっけ?」
レッサー「してましたねぇ。ハエの如くプーチ×チ×とウクライナの間をブンブン飛び回っていたのに、結果何も出せずに開戦ですからね。カエル野郎なのにハエとはこれ如何に!?」
上条「どうでもいい――ちょっと待て!お前その言い方だとマクロ○が首突っ込み始めたら開戦ってジンクスが……!?」
レッサー「あ、それは大丈夫ですよ?どことは言いませんが、アフリカ某国では独裁者に武装&資金援助してますし?必ずしも戦争になるわけでは」
上条「そっちの方がどうかしてるわ。てかフランスだってやってんのな、アメリカと大差なくね?」
レッサー「規模が違いますな。大体フランスの閣僚か官僚がセレモニーに呼ばれますんで、それで『あ、やってんなコイツら』って判別できます」
(※まぁそりゃ独裁国家に呼ばれてんだから、と。ゾマホ○さんが激オコしていました)
レッサー「と、いうわけでフランスの黒歴史は如何でしたでしょうか!またこれでフランスが嫌いになったら素敵ですよねっ!」
上条「嫌いにはなってない。ただ不信になってる――つーかまた嫌なトリビアが増えたぜチクショウ!」
上条「いやでもさ?お前の話っておかしくないか?フランスが『アメリカ育てたのはワシである!』的な話なんだろ?」
レッサー「まぁ、ですな。そんな話、公式には誰も何もできませんからね」
(※個人の感想です。しかしそう考えると辻褄の合うことが結構)
上条「フランス革命でイギリスが危機感持ったってことは、アメリカが独立したときって王政やってただろフランス?」
レッサー「ですなぁ。ルイ16世の御世です」
上条「だったら別に頑張ったのって国王が旗振ってたんであって、後の革命政府とは関係なくね?」
レッサー「……ねぇ、上条さん?あなたはこの言葉を贈りたいと思います」 ポンッ
上条「肩組むなよ。なんて?」
レッサー「『――フランス人だからしょうがない』」
上条「やかましいわ!?ひむか○さんみたいに言うなや!?あぁあと世界樹の迷○リメイクおめでとう!」
レッサー「イギリスとの因縁もありましたので、ルイ16世はアメリカ独立に積極的かつ当時のアメリカ首脳部からはかなり恩義を感じていたそうです」
レッサー「ただいざ革命で粛清の始まったフランスへ対し、何をどう言うのも出来なかったと」
上条「皮肉……まぁ皮肉か」
レッサー「フランスの過去の王族へ対しての感情は、日本でいえば『徳川の建てたお城スッゴイ!』と同じかと。あとあなたんトコはご子孫生きてんだからもっと大事にした方がいいと思いますよ?」
上条「いやまぁ300年近く内戦起こさなかった手腕は文句ないんだが。その分だけ恨みを箱買いしてる状況なんだよな」
レッサー「某所のフェスでは『徳川四天王の末裔だけ招待した』とか、地味に嫌がらせしてますからねぇ。まぁ生きてるだけでも儲けもんともいえますが」
(※確か横○市。去年の話です)
レッサー「つーかぶっちゃけますとね、フランス革命の引き金引いたのはアメリカ独立戦争なんですわ。割と直接的な原因で」
上条「はぁ!?なんでそっちにまで飛び火してんだよ!?」
レッサー「イギリスとフランスは有史以来何度もぶつかってきましたが、この直前にパリ条約ってのがありましてね。要は北アメリカとインドの権益をゲットしました」
上条「……戦争で?」
レッサー「そりゃ勿論。詳しくは七年戦争のうち、フレンチ・インディアン戦争をググってみてください」
レッサー「まぁそっちは極地的ですが、イギリスが勝利してフランスは北米権益を失いました。やりましたよ上条さん!新大陸は我々のモンですな!」 ニチャアァッ
上条「お前がその顔すっときは負けフラグなんだよな。どんなオチが待っているんだろう!」
レッサー「いや、戦争ってお金遣うじゃないですか?人命もですけど」
上条「まぁ遣うわな」
レッサー「だから植民地の移民達からゲットとしようと思ったんですな。『よーしお前らお前らのために戦ったんだからお金払いなさいよ!』って」
上条「その判断もどうかと思わないでもない。で、どうなったん?」
レッサー「『税金上げすぎたら独立しちゃいましたテヘペロ☆』」
(※アメリカ独立戦争勃発)
上条「バカじゃないの?てゆうかバカじゃないの?何やってんのお前ら?」
レッサー「そして件の独立戦争はルイ16世もノリノリで支援していたんですが……ほら、やっはりかかるじゃないですか?お金が?」
上条「オイ待てその前フリだと!」
レッサー「フランスも途中から参戦して勝つには勝ったんですが、北アメリカ大陸の利権は全く帰って来ませんでした。なので非難囂々、しかも超お金がかかりました」
レッサー「そこで問題になったのがフランスの社会構造ですな。上条さんは当時の王室の財務ってどんな感じだと思います?」
上条「どんなって……どんな?絶対王政だったら好きなだけ遣えるとか?」
レッサー「ではなくて構造の方です。それこそ徳川家はどうでした?」
上条「あー……各地の豪族がそれぞれの土地を治めて、そっからアガリをーだったな。徳川家もトータルで広い直轄領持ってたし」
レッサー「フランスのもそれに近い感じでした。全土の20%が王室の持ち物であり、そこから各種の国家予算も支払っていた――」
レッサー「――ん、ですが。旅重ねる戦費が仇になり、これが払えなくなりつつあったんですな。そこで当然増税をし」
レッサー「”””そこで自分達も被害を受けると思った資産家が決起したのがフランス革命”””です」
上条「……市民革命じゃないの?」
レッサー「正式名称は『ブルジョア革命』ですな。商工業者など資本家などのブルジョアジーが起こした革命ですから、まぁ”市民”というのも間違いではないです」
レッサー「ただ正式には『資産を持った第二階級』なので、普通に考えれば誤訳ですがね?」
(※貴族と僧侶が第一階級。市民なのは間違いないですが、農民とかが暴れたのではない)
上条「意外と……生臭いのな」
レッサー「生臭くない革命なんてないですからねぇ。ともかく、アメリカ革命に全振りしたフランスは財政破綻し、それを何とかしようと増税だったり税制改革をしようとしました」
レッサー「すると当時力を付けてきた第二階級にクリティカルし、彼らが決起してフランス革命と相成ったわけです」
上条「ギャグなのかな?イギリスもフランスも税金で革命起こされやがって……!」
レッサー「ちなみに余談なのですが、カナダのケベック州では公用語がフランス語でも認められています。というのも元フランス植民地でありまして」
レッサー「ケベックのイギリス割譲&アメリカ独立後もフランス系住人がそのまま残っていましたから」
上条「あぁまぁそれはそうか。あれ?でも確か、前にその話」
レッサー「えぇ、フランスのド・ゴールのアホが、よりにもよって第二次世界大戦後、ケベック行って『自由ケベック万歳!』と独立を促す演説しやがりました」
(※そして独立運動という名前のテロ活動も盛んになりました)
上条「大概だろ。誰がどう考えてもアメリカにおんぶと抱っこで助けてもらって、その仕打ちでそれかよフランス」
レッサー「更に更に余談ですが、当時のトルドー外相、現在のカナダ首相トルドーのオヤジさんですが」
レッサー「『何言ってんだよバカ、だったら俺もブルターニュ行って”ブルトン人自由になれ!”って言うわこのボケ』と」
(※意訳)
上条「あー、独立したいって地域あんのな」
レッサー「ちなみに戦後、『ファシストに協力した』という罪で多くのブルトン人が収監されたり、ブルトン語などの文化を政府が禁止しています」
レッサー「アメリカというかカナダが取った柔軟な政策よりも、数段劣るレベルだというのも明言しておきます」
(※同じコーカソイドだからでしょうが)
レッサー「まぁイギリスも大概ですけど、それ以上にフランスも大概だと思ってください。ちなみに例の一件以来、カナダもフランス嫌いはかなり多いです」
上条「全世界からそこそこ恨み買ってんだからな」
レッサー「さぁ、これで分かったでしょう上条さん!私と一緒にフランスの名誉を毀損させる社会活動をしましょう!(乾いた)笑いの絶えない職場ですな!」
上条「あ、泣いたり笑ったりできなくなりそうだからいいです。あと別にお前がしなくても自滅しないか?」
レッサー「時代の転換期になっているのは間違いないとは思われます、思われますが……どこへどのように着地するのか、どんな賢人ですらも分かりはしません」
レッサー「よってフランスの元首がフランスの国益を守るため、『東アジアの紛争なんてどうでもいい』と判断するのは自由です」
レッサー「国益を守るのも引いて自国の国民の命と財産を守るため。そのためでしたら何をやっても構わない、というのも現実の一面であります」
レッサー「――が、しかし。正直この後、世界がどうなっていくのが不透明な中、『真っ先にヘタレた』ってバステとして常に付いて回ることになり……」
上条「長期的には大損しそうだよな、そのダメパッシブスキル」
レッサー「まぁでも気にしないんだと思いますよ?だって彼らはフランス人なのですから……ッ!」
上条「イギリスも大概だが、よりレベルが高めのダメさなんだよなフランス」
レッサー「まぁ知れば知るほど嫌いになる国ですからね。あんな国とシノギを削ってきた我らの努力を認めて頂きたい!」
上条「『もしかして;同族嫌悪』」
レッサー「やだなぁアハハハハッ!何言ってるんですかそんなジョーク!――おや?雨漏りしてますね?室内なのに水滴が」
上条「それがお前が泣いてるからだよ。そして確実にフランス側もイギリスへ対して同じ思いを抱いてるのも同じで」
レッサー「あーですのでね。私も地道な啓蒙活動をしてますよ」
上条「へー、どんなん?」
レッサー「ヴェルサイユへ観光客のフリして入り込み、『あれあれー?王族殺して王妃殺して、幼い王子を売女にレイ×させて梅毒うつして殺したのに、なんで宮殿残ってんですかー?』って!」
(※ルイ16→ギロチン、アントワネット→ギロチン、二人の息子のルイ17世(当時8歳)も処刑)
上条「お前の人生が楽しすぎる」
レッサー「さっ!フランス黒歴史はまだまだこの程度では終わりませんからね!次回もこうご期待!!!」 クワッ
-終-
レッサー「ダライ=ラ○猊下がガチショ○だった件について……!」
上条「やめなさい。開幕からぶっぱすんのは」
レッサー「ねぇ、知っていますか上条さん――僅か数週間前、我々が『あの座像はチベット仏教の”ヤブユム”』と言った先見の明を!」
上条「まさかその一ヶ月後にダラ○さんがやらかすとは夢にも思わなかったわ。てかいい歳してなにやってんだよジジイ」
レッサー「チベット仏教って多少ながらも性的な神仏がおられるんで、ある意味当然の帰結と言えなくもないのですが……ピコーン!まさか!?」
レッサー「大発見ですよ上条さん!我々がチベット仏教に触れたから不祥事が起きた可能性も……ッ!?」
上条「どんな呪いだよ。だったらここ一年定期的にプーチ×イジってんだから、不祥事起きてもおかしくないだろ」
(※「レッサーが不祥事を起こして中の人に迷惑をかける呪い」)
レッサー「プーチ×チ×をイジる……ッ!!!」
上条「やかましいわ!俺も言った後『アガリ牌振っちまったな』って思ったけどもだ!」
レッサー「マクロ○がソドミースキャンダルマクロ○がソドミースキャンダルマクロ○がソドミースキャンダル……!」
(※ソドミー=旧約聖書の風紀的に乱れた都市、転じてダメな癖(へき)を持つ人)
上条「むしろ性スキャンダル耐性高くね?サルコ○が愛人囲ってたときは『それで?』で済ましたんだろ?」
レッサー「あれは『周知の事実だった』って前提があり、その上の野党時代に逃げられましたからね。それで同情票も少々入りました」
(※対立してた当時の首相に「奥さん逃げるぐらいなのに人の上に立てんの君?」)
レッサー「ついでにマクロ○が今回やらかしたのはアホの極み的な感じなので……」
上条「いや、いいんだけど今日は何の話?フランスの悪口?」
レッサー「私は別にそれでもいいですけど。では軽いジョブとして『XYZ事件』というのをご存じでしようか?カテゴリ的には世界史です」
上条「そりゃそうだろ。フランス関わってんだったら、あとジョブじゃなくてジャブな?細かいボケ挟んで来るんだったらいつになっても終わらねぇから」
レッサー「まずアメリカはイギリスから独立しましたよね?『この支配からの〜♪』」
上条「ウルセェよ、それ卒業だろ。そん時にフランスが手を貸してくれたから自由の女神貰ったんじゃなかったっけ?」
レッサー「あれは独立100周年を記念してです。流石に直後はバタバタしていたので……で、まぁ独立戦争があって10年ぐらいは、イギリスとアメリカは殆ど没交渉だったんですな」
上条「まぁそうだろうな。条約結んで独立したとはいえ、戦争やってたんだから」
レッサー「しかし1794年には事態が大きく変りまして、イギリス・アメリカ間でジェイ条約が調印されました。翌年批准です」
上条「あ、10年も経たずに仲直りしてんじゃん」
レッサー「……1793年、何があったと思います?」
上条「なんだろうな?」
レッサー「フランス革命で王族やその親族を次々と処刑しました」
上条「あー、うん。あったなぁそれ」
レッサー「その余波でイギリスとEUの一部は対フランス同盟を組んだんですわ。まぁ結果的には各個撃破された烏合の衆だったんですけど」
レッサー「ただその際に『アメリカもこっち引き込めないかな?』って動きが出まして、イギリスはアメリカと条約を結びます。まぁ中身的には『中立でいてね!』って感じですが」
上条「一応仲直りできたんだったら良かったと思うけど」
レッサー「しかしこれを気に入らなかったのが当のフランス。アメリカ船舶のフランス入国禁止、私掠船による襲撃、またフランス大使の着任拒否などをカマしやがります」
上条「もうこの時点でお腹いっぱいなんだよ。更に酷いオチが待ってるんだろうが」
レッサー「なんでアメリカも困って三人の非常に優秀な使節を送って混乱を収めようとしました。しかしその三人が参加する会合は時間になっても始まらず、しかも三人が別々の部屋へと分けられたのです」
上条「なんかミステリっぽい展開……!」
レッサー「そこへやってきたりがフランスの特使、彼らは三人へ同じ要求を突きつけます」
レッサー「『交渉開始の対価として25万ドルの賄賂くださいよ!あとそれとは別に1200万ドル借して!利子なしでね!』」
上条「どうしてそれが通ると思ったの?フランスってアホの子なの?」
レッサー「当然三人が三人とも激怒。受け取った書簡をアメリカへ持って帰って議会へ提出、つまりバラしました」
レッサー「勿論アメリカは激おこです。ここから約二年、両国の間で軍艦でドンパチをかなーりやりましたとさ、という話です」
(※フランスが一年間に拿捕したアメリカ商船の数、なんと300隻以上)
上条「本当に意味分からねぇな!?」
レッサー「事実上の脅迫ですからねぇ。ちなみにイギリスとアメリカの海軍は個別に私掠船、というかまぁフランス海軍を狩っていたのですが」
レッサー「徐々に連携を取りだし、最後の方はお互いの国籍の商船を護ったり護られたりしていました。つまりこの頃から両海軍は親交があったと」
レッサー「この一連の流れを『XYZ事件』と呼びます。一応和解した後にも米仏同盟は破棄しましたしたね」
上条「てかなんでそんなにフランスは自己評価高いの?えっと……たまにいるんじゃん!具体的にはアレだけど!」
レッサー「いやまぁここで既に頭イタイ話なんですが、実はこの話のオチはそこではなく。実はアメリカ国内でも『えー、フランスってお世話になったのに裏切りじゃんね』っていう層も居たんですよ」
上条「スゲーなアメリカ!そういう層も居たんだ!?」
レッサー「って言いますか反王室派ですな。私が言うのもなんなんですが、アメリカってイギリス王国の時に酷い目に遭ってますから」
レッサー「なので『フランス革命?貴族なんざ吊ってしまえ!』って層があったのもまた事実ですし、自由ではあります」
レッサー「んでイギリス支持の『フェデラリスト』、フランス支持の『リパブリカン』という勢力があったのですが……」
上条「が?」
レッサー「この半世紀ほど後、それぞれが共和党・民主党へと姿を変えてケンカし続けるとは誰も思わなかったのです……!」
上条「マジかよフランスさん!余所の国の争い生むなんて流石だぜ!」
レッサー「なお断っておきますが、論点は外交以外にも色々あったので『結果的にそうなった』というのも忘れないでください。あくまでも論点の一つであってメインではないですから」
上条「いや、それでも他の国の内政に陰落としてんだから凄いっちゃ凄いと思う」
レッサー「なお未だに『アメリカが独立できたのはフランスのお陰』って言ってマウント取るアホもいます。私イギリス人ですが、それは流石に、って思います」
(※実話です)
上条「あぁまぁそりゃあなぁ?援助したのは事実だろうが、主体になってやってんのは当のアメリカ人だし……」
上条「……」
上条「――って待て待て!?俺今、スッゲー嫌なこと思いついちまったんだけど……!」
レッサー「ほーなんです?多分正解ですけど言ってみてくださいな?」」
上条「マクロ○が『中国とアメリカの間に〜』とか何か訳分からんこと言ってんのは、まさかこの時の……!?」
レッサー「はい、それ大正解です。たまーにあのアホどもがアメリカへ対して異常なぐらいに居丈高やデカい態度で臨むのは”””これ”””が原因です」
レッサー「『お前らの国は俺が作ってやったから!恩人に向って何言ってんだ!』的なニュアンスなんでしょうな」
(※あくまでも個人の感想です)
レッサー「なお、これをフランス人に問うても『いや、こんなことないよー何年前の話だと思ってんの?』と口先では言います。口だけですが」
レッサー「だがしかしどっかアホ大統領が、『アメリカ軍はNATOから去れ!』とか、『フランスはEUの盟主である!』的な言動をしても、支持率が微動だにしないのは、というお話ですな」
上条「……フランスって実は歪んでないか?ド・ゴールのアホみたいにデカい自尊心やら、第二次世界大戦後の態度とかさ?」
レッサー「イギリスへ対する敵対心は言うに及ばず、なーんか変なとこでアメリカさんを下に置くんですよね。××のくせに」
上条「あぁでもなんか納得したわ。妙にイキってたりアメリカに変な風に対抗しようとするし、平和と自由を説いてる割には土壇場でヘタレるし」
レッサー「いやまぁ私も分からないではないですよ?アメリカさんへ対してはイギリスとしても、文句がない訳ではないですからね?」
レッサー「ただ戦争仕掛けられてる国があり、また仕掛けられそうな国があるっていうのに『俺はアメリカに反対するもん!』で、一体誰がどんな利益になるのかと」
レッサー「百歩譲って……まぁ独立戦争や対テロ戦争だったら道理もあるでしょう。特に権益争いで二分するような話であれば、中立に立つのもまた自由です」
レッサー「が、曲がりなりにも自治をしっかりやってる民主主義国へ攻め込むか、延々脅しをかけてる相手に『知らないもん!』はマッズいかと」
上条「あのおっさん、ウクライナ侵略の前にもウロチョロしてなかったっけ?」
レッサー「してましたねぇ。ハエの如くプーチ×チ×とウクライナの間をブンブン飛び回っていたのに、結果何も出せずに開戦ですからね。カエル野郎なのにハエとはこれ如何に!?」
上条「どうでもいい――ちょっと待て!お前その言い方だとマクロ○が首突っ込み始めたら開戦ってジンクスが……!?」
レッサー「あ、それは大丈夫ですよ?どことは言いませんが、アフリカ某国では独裁者に武装&資金援助してますし?必ずしも戦争になるわけでは」
上条「そっちの方がどうかしてるわ。てかフランスだってやってんのな、アメリカと大差なくね?」
レッサー「規模が違いますな。大体フランスの閣僚か官僚がセレモニーに呼ばれますんで、それで『あ、やってんなコイツら』って判別できます」
(※まぁそりゃ独裁国家に呼ばれてんだから、と。ゾマホ○さんが激オコしていました)
レッサー「と、いうわけでフランスの黒歴史は如何でしたでしょうか!またこれでフランスが嫌いになったら素敵ですよねっ!」
上条「嫌いにはなってない。ただ不信になってる――つーかまた嫌なトリビアが増えたぜチクショウ!」
上条「いやでもさ?お前の話っておかしくないか?フランスが『アメリカ育てたのはワシである!』的な話なんだろ?」
レッサー「まぁ、ですな。そんな話、公式には誰も何もできませんからね」
(※個人の感想です。しかしそう考えると辻褄の合うことが結構)
上条「フランス革命でイギリスが危機感持ったってことは、アメリカが独立したときって王政やってただろフランス?」
レッサー「ですなぁ。ルイ16世の御世です」
上条「だったら別に頑張ったのって国王が旗振ってたんであって、後の革命政府とは関係なくね?」
レッサー「……ねぇ、上条さん?あなたはこの言葉を贈りたいと思います」 ポンッ
上条「肩組むなよ。なんて?」
レッサー「『――フランス人だからしょうがない』」
上条「やかましいわ!?ひむか○さんみたいに言うなや!?あぁあと世界樹の迷○リメイクおめでとう!」
レッサー「イギリスとの因縁もありましたので、ルイ16世はアメリカ独立に積極的かつ当時のアメリカ首脳部からはかなり恩義を感じていたそうです」
レッサー「ただいざ革命で粛清の始まったフランスへ対し、何をどう言うのも出来なかったと」
上条「皮肉……まぁ皮肉か」
レッサー「フランスの過去の王族へ対しての感情は、日本でいえば『徳川の建てたお城スッゴイ!』と同じかと。あとあなたんトコはご子孫生きてんだからもっと大事にした方がいいと思いますよ?」
上条「いやまぁ300年近く内戦起こさなかった手腕は文句ないんだが。その分だけ恨みを箱買いしてる状況なんだよな」
レッサー「某所のフェスでは『徳川四天王の末裔だけ招待した』とか、地味に嫌がらせしてますからねぇ。まぁ生きてるだけでも儲けもんともいえますが」
(※確か横○市。去年の話です)
レッサー「つーかぶっちゃけますとね、フランス革命の引き金引いたのはアメリカ独立戦争なんですわ。割と直接的な原因で」
上条「はぁ!?なんでそっちにまで飛び火してんだよ!?」
レッサー「イギリスとフランスは有史以来何度もぶつかってきましたが、この直前にパリ条約ってのがありましてね。要は北アメリカとインドの権益をゲットしました」
上条「……戦争で?」
レッサー「そりゃ勿論。詳しくは七年戦争のうち、フレンチ・インディアン戦争をググってみてください」
レッサー「まぁそっちは極地的ですが、イギリスが勝利してフランスは北米権益を失いました。やりましたよ上条さん!新大陸は我々のモンですな!」 ニチャアァッ
上条「お前がその顔すっときは負けフラグなんだよな。どんなオチが待っているんだろう!」
レッサー「いや、戦争ってお金遣うじゃないですか?人命もですけど」
上条「まぁ遣うわな」
レッサー「だから植民地の移民達からゲットとしようと思ったんですな。『よーしお前らお前らのために戦ったんだからお金払いなさいよ!』って」
上条「その判断もどうかと思わないでもない。で、どうなったん?」
レッサー「『税金上げすぎたら独立しちゃいましたテヘペロ☆』」
(※アメリカ独立戦争勃発)
上条「バカじゃないの?てゆうかバカじゃないの?何やってんのお前ら?」
レッサー「そして件の独立戦争はルイ16世もノリノリで支援していたんですが……ほら、やっはりかかるじゃないですか?お金が?」
上条「オイ待てその前フリだと!」
レッサー「フランスも途中から参戦して勝つには勝ったんですが、北アメリカ大陸の利権は全く帰って来ませんでした。なので非難囂々、しかも超お金がかかりました」
レッサー「そこで問題になったのがフランスの社会構造ですな。上条さんは当時の王室の財務ってどんな感じだと思います?」
上条「どんなって……どんな?絶対王政だったら好きなだけ遣えるとか?」
レッサー「ではなくて構造の方です。それこそ徳川家はどうでした?」
上条「あー……各地の豪族がそれぞれの土地を治めて、そっからアガリをーだったな。徳川家もトータルで広い直轄領持ってたし」
レッサー「フランスのもそれに近い感じでした。全土の20%が王室の持ち物であり、そこから各種の国家予算も支払っていた――」
レッサー「――ん、ですが。旅重ねる戦費が仇になり、これが払えなくなりつつあったんですな。そこで当然増税をし」
レッサー「”””そこで自分達も被害を受けると思った資産家が決起したのがフランス革命”””です」
上条「……市民革命じゃないの?」
レッサー「正式名称は『ブルジョア革命』ですな。商工業者など資本家などのブルジョアジーが起こした革命ですから、まぁ”市民”というのも間違いではないです」
レッサー「ただ正式には『資産を持った第二階級』なので、普通に考えれば誤訳ですがね?」
(※貴族と僧侶が第一階級。市民なのは間違いないですが、農民とかが暴れたのではない)
上条「意外と……生臭いのな」
レッサー「生臭くない革命なんてないですからねぇ。ともかく、アメリカ革命に全振りしたフランスは財政破綻し、それを何とかしようと増税だったり税制改革をしようとしました」
レッサー「すると当時力を付けてきた第二階級にクリティカルし、彼らが決起してフランス革命と相成ったわけです」
上条「ギャグなのかな?イギリスもフランスも税金で革命起こされやがって……!」
レッサー「ちなみに余談なのですが、カナダのケベック州では公用語がフランス語でも認められています。というのも元フランス植民地でありまして」
レッサー「ケベックのイギリス割譲&アメリカ独立後もフランス系住人がそのまま残っていましたから」
上条「あぁまぁそれはそうか。あれ?でも確か、前にその話」
レッサー「えぇ、フランスのド・ゴールのアホが、よりにもよって第二次世界大戦後、ケベック行って『自由ケベック万歳!』と独立を促す演説しやがりました」
(※そして独立運動という名前のテロ活動も盛んになりました)
上条「大概だろ。誰がどう考えてもアメリカにおんぶと抱っこで助けてもらって、その仕打ちでそれかよフランス」
レッサー「更に更に余談ですが、当時のトルドー外相、現在のカナダ首相トルドーのオヤジさんですが」
レッサー「『何言ってんだよバカ、だったら俺もブルターニュ行って”ブルトン人自由になれ!”って言うわこのボケ』と」
(※意訳)
上条「あー、独立したいって地域あんのな」
レッサー「ちなみに戦後、『ファシストに協力した』という罪で多くのブルトン人が収監されたり、ブルトン語などの文化を政府が禁止しています」
レッサー「アメリカというかカナダが取った柔軟な政策よりも、数段劣るレベルだというのも明言しておきます」
(※同じコーカソイドだからでしょうが)
レッサー「まぁイギリスも大概ですけど、それ以上にフランスも大概だと思ってください。ちなみに例の一件以来、カナダもフランス嫌いはかなり多いです」
上条「全世界からそこそこ恨み買ってんだからな」
レッサー「さぁ、これで分かったでしょう上条さん!私と一緒にフランスの名誉を毀損させる社会活動をしましょう!(乾いた)笑いの絶えない職場ですな!」
上条「あ、泣いたり笑ったりできなくなりそうだからいいです。あと別にお前がしなくても自滅しないか?」
レッサー「時代の転換期になっているのは間違いないとは思われます、思われますが……どこへどのように着地するのか、どんな賢人ですらも分かりはしません」
レッサー「よってフランスの元首がフランスの国益を守るため、『東アジアの紛争なんてどうでもいい』と判断するのは自由です」
レッサー「国益を守るのも引いて自国の国民の命と財産を守るため。そのためでしたら何をやっても構わない、というのも現実の一面であります」
レッサー「――が、しかし。正直この後、世界がどうなっていくのが不透明な中、『真っ先にヘタレた』ってバステとして常に付いて回ることになり……」
上条「長期的には大損しそうだよな、そのダメパッシブスキル」
レッサー「まぁでも気にしないんだと思いますよ?だって彼らはフランス人なのですから……ッ!」
上条「イギリスも大概だが、よりレベルが高めのダメさなんだよなフランス」
レッサー「まぁ知れば知るほど嫌いになる国ですからね。あんな国とシノギを削ってきた我らの努力を認めて頂きたい!」
上条「『もしかして;同族嫌悪』」
レッサー「やだなぁアハハハハッ!何言ってるんですかそんなジョーク!――おや?雨漏りしてますね?室内なのに水滴が」
上条「それがお前が泣いてるからだよ。そして確実にフランス側もイギリスへ対して同じ思いを抱いてるのも同じで」
レッサー「あーですのでね。私も地道な啓蒙活動をしてますよ」
上条「へー、どんなん?」
レッサー「ヴェルサイユへ観光客のフリして入り込み、『あれあれー?王族殺して王妃殺して、幼い王子を売女にレイ×させて梅毒うつして殺したのに、なんで宮殿残ってんですかー?』って!」
(※ルイ16→ギロチン、アントワネット→ギロチン、二人の息子のルイ17世(当時8歳)も処刑)
上条「お前の人生が楽しすぎる」
レッサー「さっ!フランス黒歴史はまだまだこの程度では終わりませんからね!次回もこうご期待!!!」 クワッ
-終-