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Clock(trial)

レッサー「とある雑談――脅威の扁形動物 『ヒラムシ』の生態に迫る!」

 
――

レッサー「大変です上条さん!我々の四方山話がSSになることが決定しました!」

上条「心底どうでもいいわ。つーかなってんじゃねぇかここに」

レッサー「ではまず私の後に続けて言ってください――『イスラエルには人道と自制を求めるのに、テロリストへは何も言わないんですねwwwww』」

上条「やめろ。荒れるからやめろ」

レッサー「伝説の自主規制によりお届けできない神回を我々の手でクリエイツ……!」

上条「お届けできないんだからただ闇から闇に行くだけだよ。存在自体がなくなるんだから」

レッサー「ちょい前にやったレッツゴォ陰陽師disシリーズどうして私にも声をかけてくれなかったんですか!?あんな正々堂々と悪口言える機会なんてないって言うのに!?」

上条「レッツゴーではなかった。ただ個人的にはネタに走ってくれてた方がまだ救いがあった」

レッサー「金髪グラサンは言葉を選んでいたようですけど、私だったらもっと抉るようにやりますけど!容赦なんてしませんからね!」

上条「お家断絶がほぼ決定以上にキツいことなんてあんのか?」

レッサー「××者でググって――って日和りましたね!?折角人が『どうして陰陽師没落が語られないんでしょうね!』っていう答えを出そうと思ったのに!」
(※諸事情により一部音声をカットしています。端的に説明しますと野に下った連中が何を自称したか、という話)

上条「えっと、あの……アップルプルリングゴール○でも食うか?対インデックス用にとっておいたんだけど、よかったらその」

レッサー「だがしかしここでアブラハムの民について語ってもきっと誰も見ていません!言い放題なのです!」

上条「勘弁してください!社会的に拙いんですからね今はっ!?」

レッサー「ではではリピートアフターミー――『Why do not surrounding Arab states accept the people in Palestine?』
(※「どうして周囲のアラブ諸国はパレスチナの民を受け入れないのですか?」)

上条「やめなさいよ!国際的にセンシティブになってるんだよ!」

レッサー「『If the people how many die, is the Jewish called Holocaust?』」
(※「ユダヤ人は何人死ねばホロコーストと呼ばれるのですか?」)

上条「あの、レッサーさん?これつまらないものなんですが、良かったらご笑納ください。コンビニで買ってきたマリ○の一番クジセットです」

レッサー「おぉこれはどうも!何か一番ランクの低いのしか入ってないようですが!」

上条「俺も買ってて驚いたわ!店員さんが『え?また能力でなんかやって……いやでもハズレだしな?』って戦慄した目で俺を見てたぜ!」

レッサー「で話を戻しますがどこまで話しましたっけ?イランで製造中の核兵器、その元になった原発を受注したのがドイツのシーメンスまで?」

上条「うん、取り敢えず黙ろうか?そろそろいい加減に男女平等パンチがお見舞いすっからな?」

レッサー「あなたもそろそろコンプラ的には厳しいような……あぁそうそう厳しいで思い出しました!ダイアクロ○はドデカいロボよりもパワードスーツこそが華だと思うんですよ!」

上条「厳しいって誰に対して厳しいの?もしかしてサイフの中身的な意味で?」

レッサー「てか逆にあれだけフォートレス級の兵器を量産しておきながら、戦局的にヤベェって人類滅びますよねっ!ねっ!」

上条「上下別売り合体コボの片割れが6万超えるからな。据え置き型ゲーム機よりも高価ってフィギュアぐらいしかねぇぞ」

上条「――ってんな話はどうでもいいんだよ!?遊んでほしかったらアリサさんに遊んでもらいなさい!俺じゃなくてアリサさんに!」

レッサー「ノーモーションで売りましたね。私もその割り切りの良さは嫌いじゃないですが」

レッサー「では改めまして本日の本題に移りたいと思います。これは先日某農家系アイドルの番組を観ていて知った知識なのですが、ヒラムシってご存じで?」

上条「ヒラムシ?聞いた事ないなぁ。カメムシ的な昆虫の仲間?」

レッサー「ではないですね。海に棲む、あー見かけは殻のないウミウシみたいな生き物です。色彩もそっくり」

上条「ウミウシにないだろ殻」

レッサー「実はあるのもあります。ウミウシは貝殻が退化した貝の仲間なんで」

上条「へーじゃあヒラムシっていうのも」

レッサー「は、別の種類ですな。プラナリアとかサナダムシとかそういう筒状生物に分類されます」

上条「寄生虫と同じカテゴリーなの!?そんなんが泳いでんのか海で!?」

レッサー「そうなんですよね。つーか現在いる寄生虫の中には『原種は元々こういう生態だったんじゃないか』ってのがヒラムシとされています」

レッサー「水中を遊泳しながらプランクトンを食しつつ、それがいつのまにか生物に食べられて体内での生活に適応していった、っていう」

上条「気持ち悪いんだよ」

レッサー「実際にこのヒラムシも貝の中に入って生活しているのを確認されたようで、現在では最も有力な学説とされていますな!」

上条「ねぇ、その学説って一体誰が得するの?研究者の人らはそんなヤッベェことばっか日常的に考えているの?」

レッサー「私は当人ではないので推測ですが、生き物がどこから来てどこへ行くのかは永遠の命題かと」

上条「寄生虫は……その、別に掘り下げる必要はないかなって」

レッサー「そんなことないですよ!?みんな大好きエキノコックスだって最終宿主がまだ判明してないんですからね!?」

上条「正直心底どうでもいいんだが……最終宿主って何?」

レッサー「グロ画像でお馴染みのロイコクロリディウムという寄生虫がいましてね。えぇと卵自体は鳥の糞の中にあり、カタツムリが食べると消化器官で育ちます」

レッサー「孵化した寄生虫はカタツムリを操りって鳥に食べられやすい行動を取らせ、食べられた鳥の体内で卵を産み、というサイクルですね」

レッサー「この場合でのカタツムリが中間宿主、鳥が最終宿主と呼びます」

上条「なんで魔術と科学の話で寄生虫の話聞かせられてんのか分からん……!」

レッサー「寄生虫側にとって最終宿主は終の棲家です。なので宿主を殺すことなく、ゆっくりと一応まぁ共存する程度に寄生するんですな」

レッサー「しかし中間宿主は市内循環バスみたいなもんでー、さっさと乗り換えるために容赦のない扱いをします。それこそ宿主が死んでも別に構わない、ぐらいの勢いで体内をズタポロに」

上条「あーなんだっけ?カタツムリの目をグロく変化させて、鳥に食べられやすいような高い場所に移動すんだっけか?」

レッサー「他にもハリガネムシとか似たような生態ですな。宿主側からすりゃたまったモンじゃねーですけど」

レッサー「そんな寄生虫業界ですが、実は望んだように寄生できる訳ではなく、想定とは別の種に入ってしまうこともあります。そん時はスッゲー劇症化します」

上条「もしかしてそれがエキノ……?」

レッサー「だと言われていますね。キツネやシカ、ウマなどを捕食する上位種、つまり最終宿主が不明とされています。まぁオオカミなんでしょうが、その割に近似種のキツネも酷い事になるので……」

上条「寄生虫の話はお腹一杯なんですけど」

レッサー「あぁヒラムシさんの話でしたね!ともかく外見はウミウシを更に平べったくしてツノやハナをなくした感じの。まぁ色は綺麗なやつですわ!」

上条「そんなにいるんだ?」

レッサー「一般の方には『あ、ツノのないウミウシだ』ぐらいに誤認されているかと。種類によってはワカメっぽい地味なのもいますし」

レッサー「ともかれ一部愛好家がいるぐらいには綺麗な外見ですが――あ、でもだからって触るのは非常に危険です。ってのも有毒生物だからです」

上条「「やっぱあんのかよ毒」

レッサー「フグ毒と同じテトロドトキシンです。正しくフグがヒラムシと同じテトロドトキシンと言った方がより正確でありましてー」

レッサー「時に上条さん、フグがどうやって毒を獲得しているのかご存じですか?」

上条「獲得って持ってないのか?」

レッサー「正確を期すれば母親から微毒を受け継ぐそうです。しかしその後、大きくなるにつれて毒が溜まっていきます」

上条「その言い方するんだったら食べ物からやってる?」

レッサー「その通りです。現段階においてその最も有力な候補がこのヒラムシの毒です。フグと同じテトロドトキシン」

上条「それ、ヒラムシさんにとってはエッライ迷惑なような……」

レッサー「私もそう思わなくもないですが。まぁ自然界の話ですので」

レッサー「ちなみにフグの養殖の無毒化は何代も人間の監視下で養殖させ、食べ物に気をつけていたら無毒化できたそうです」

上条「できればサンマの完全養殖化も頑張ってほしいもんだぜ!」

レッサー「そんなマイペースなかつ変な生き物のヒラムシさんですが、基本的にはオスしかいないんですよ。一応雌雄同体ですけど、基本はオスの体がベースでして」

上条「原始的な生物なんだな」

レッサー「ですがこれ、ヒラムシ同士が出くわすと時として戦いに発展します!やはり闘争こそが生物の宿痾といえるでしょう!」

上条「そこも含めて原始的っちゃそうか」

レッサー「その戦い方が独特なので、今回わざわざコーナーを作ってご紹介してるんです」

上条「独特?」

レッサー「――チ×チ×でドツキ合うんですな……ッ!!!」
(※本当です)

上条「なんて?」

レッサー「ですから上条さんの上条さんで殴りあうんですよ!」

上条「俺の名前を侮辱すんなよ!?ご先祖様から続いてる名前を!」

上条「つーかマジで!?そんなアホみたいなケンカしてんの!?」
(※マジです)

レッサー「日曜19時台の地上波でチ×チ×ケンカが流されて感動しましたよ。『流石ジャニー○!普段からやってんのな!』ってね!」

上条「だからセンシティブだからやめよう?そこと事務所の不祥事を結びつけるのはどうかと思うよ?」

レッサー「なおこのヒラムシ同士のケンカには意味がありまして」

上条「なに?縄張り争いでも?」

レッサー「『負けた方がメスの体に変態して交尾をする!』ってね……ッ!!!」
(※これも本当)

上条「なにその薄い本みたいなアホ生態。ちょっとヒラムシさんが好きになりそう」

レッサー「要は『オス同士で激しくぶつかり合った後、女の子みたいさせられちゃうよ』です」

上条「言い方」

レッサー「ある種、現代社会を風刺したといっても過言ではないでしょうね……!」

上条「過言過ぎるわ。一体どこの社会を風刺してんだよ」

レッサー「エ×同人業界?探さなくてもコミ○の一覧見れば10冊ぐらいタイトルがヒットしますよね?」

上条「まぁな!俺も言ってて『そういやアレとかアレとか、専門の雑誌まで出てたっけか』って思ってたわ!」

レッサー「まぁそんな訳で皆さんもヒラムシさんに会ったら『お疲れさまです!ゆうべはわからせたんですか?それともわからされたんです?』って優しく声をかけてあげてくださいね!」

上条「お前がメインになると、たださえ低いここのモラル値が更に下がるんだよ」

レッサー「では意識高いこと言いましょうか――『あれあれぇ?ユダヤ人が世界を牛耳っているんだったら、パレスチナはとっくに地図から消えているのにおかしいなぁ?』」

上条「相変わらずレッサーさんのジョークは現実の斜め上を行くな!」

レッサー「現実がいい感じに狂ってるとも言います。狂ってなかった時代の方が珍しいんですがね」


-終-

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