フレンダ「――絹旗の様子がおかしいって訳よ……ッ!!!」
――
フレンダ「――絹旗の様子がおかしいって訳よ……ッ!!!」
浜面・滝壺・麦野「……」
フレンダ「な、なによ?みんなしてそんな幽霊を見るような目をして?」
麦野「――ゴー、滝壺!」
滝壺「……おーいえー」 ガバッ
フレンダ「ちょっえっ?なに?怖い怖い怖い怖い!なんで拘束アイタタタタタタタタタっ!?意外と力強っ!?」
麦野「……どう?」
滝壺「さー、付いてました……足」
麦野「そう……でもまだよ!もかしたらチ×コが付いてるかもしれないわ!」
フレンダ「なんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっでよ!?足付いてんのなんか見れば分かるし、何をどうしたらあたしにチ×コ装着する羽目になんのよ!?」
フレンダ「デスゲームで残機減るよりもっとレアケースって訳だし!つーかもうデスじゃない訳!」
浜面「あれお前死んだんじゃなかったっけ?」
フレンダ「――そう、実はあたしもう死んでる訳……みんなが心配で心配でジョーブツできずに……ッ!」
フレンダ「――ってそんな訳あるかーい!ルネッサーーーーーーーーーーーーーーーーーー○!!!」
麦野「騙されないで!また変装したオッサンかもしれない!今からtikto○にアカウント作ってライブ配信して確かめないと!」
フレンダ「渾身のノリツッコミが全スルーって訳!?あたしも『ちょっと寒いなー』とか我慢してやってたのに!?」
フレンダ「ていうか結局オッサンがあたしに変装する時点で無理がある訳だし!全身改造でもしない限りは!」
浜面「落ち着けお前ら!多分あれだ、マーベ○にありがちなクローンでパチモンだったんだよ!前のは!」
(※何回死んでんだジーン=グレ○)
麦野「……そうね。どうせギャグなんだから深くはツッコまないで流しましょうか!新年早々フレ/ンダもちょっと引くしね!」
フレンダ「何かこうちょいちょい不穏な単語が飛び交ってる訳だし、正月じゃなかったらあたしが何をされてる……!?」
滝壺「ふれんだ……そんなふれんだは何しにここへ……?」
フレンダ「ここへっていうかあたしらのアジトだし、なんで言われても困る訳だけど……や、そうじゃなくて。最近絹旗の様子がおかしくない?」
浜面・麦野・滝壺「前からじゃん(よね)」
フレンダ「スルースキル高いなあんたら!?友達甲斐がない訳!」
麦野「あの子の奇行、っていうかまぁ常識人のフリをしつつたまにホームランかっ飛ばすのは珍しくもないけど。なに?何か迷走でもしてんの?」
フレンダ「迷走って訳じゃないんだけど、年末年始に昔の映画とかやるじゃん?BSでさ」
滝壺「あー……こてんの名作的な?あこーろーし?」
フレンダ「あたしもよくは知らない訳だけど、いつもだったらリビングの一番いい席に陣取ってずっと見る訳じゃない?」
浜面「そこだけ聞くと年相応だけど」
麦野「ホラー映画見ながら笑う女よ、あの子?私が言うのもアレだけど、情緒がどっかぶっ壊れてる」
滝壺「でぃーぷな映画ふぁんだったらよくある話……らしい、けど」
フレンダ「なにそれ怖い。映画を見過ぎるとフォレストガン○見ても大爆笑する訳なの?ねぇ?」
浜面「んで年末映画がどうしたんだよ?普通に見て感動してとか?」
フレンダ「いやいや、見てなかった訳よ。いつもだったら指さして笑い転げてる筈なのに、『あれいないなー?出かけてる訳?』って」
滝壺「……ずっと、いたよ?元気かどうかは……気にしなかったけど」
麦野「言われてみれば……そうね。聞いてもないのにクソ映画レビューを嬉々として話すのも、ここ半月ぐらいは聞いてない、かな?」
浜面「へー、あのダメ映画好きがねぇ。風邪でも引いたんじゃねぇの?」
滝壺「これは……おとこのかげが……!!!」
浜面「ねーよ。あの鋼鉄よりも更に硬い女に挑戦するヤツなんて」
麦野「……とも言い切れないわね。付き合う相手によって趣味が変る女なんて腐るほどいるわ!」
フレンダ「いやぁ、別にねぇ?そんなさーあ?」
滝壺「それとも……そつぎょうしたのかもしれない。色々な意味で……!」
浜面「やだやめて!?身内のそういう話聞きたくないの!?」
麦野「現実を受け入れなさい、浜……えっとメン?」
浜面「お前ここで俺の名前憶えてないってヤバくない?長年腐れ縁で付き合ってんのにそれ!?」
麦野「あー覚えてる覚えてる。楓浜(ふうひん)だっけ?」
浜面「アドベンチャーワール○のパンダだよな?誰かが『面浜(めんひん)』って邪悪な名前応募しようとしてたんだけど、忘れてたヤツ」
フレンダ「や、やめてよね!あの悪魔の子に彼氏だなんて演技でもない訳!」
滝壺「……ふれんだも覚悟を決める……誰だって大人になるときはくる――そう、昔はね、こうきらきらしたものにあこがれた」
浜面「ほーん?滝壺にもそんな時代があったんだな……」
滝壺「……ひーろーっていうか、まぁ例えるならばヴァイサー○」
フレンダ「スパロ○よね?スーパー系のロボットの話してたんじゃない訳よね?」
滝壺「……でもね大人になって、少しずつ変ってくるものがある……昔はきらきらしていたものが、どうしようもなく安っぽく見えるときが来る」
滝壺「そしてふと、後ろを振り返ってみると、誰よりも何よりも輝いていたのはラーズアングリ○……ッ!!!」
浜面「それ別に卒業も何もしてなくね?ただスーパーロボット系からリアルロボット系に宗旨変えしたって話じゃんね?」
滝壺「しかし女性きゃらはリアル系の方が可愛い……!」
(※個人の意見です)
浜面「誰かぼすけて!?絹旗よりも錯乱している人が一人!?」
麦野「最終的に大昔の原作知らないなんだから、円盤探してどんどんハマっていくまでがワンセットよね」
フレンダ「そして結局スパロ○円環からグルグル回っているだけ訳だから、卒業……うん、いつか、きっと」
滝壺「……と、いうわけできぬはたは悪い男に騙されている……!」
麦野「超楽し――許せないわね!『アイテム』として介入させざるを得ない!」
浜面「なぁ、このパーティってモンスター多くね?構成的には【モンスター・モンスター・エスパーおんな・人間おんな】ってSAG○2だったら詰んでるよな?」
滝壺「りめいく版はなんいどがちょうせつされてる……いとてきに調整すれば、まぁなんとかさんだんへんけいロボも倒せる」
フレンダ「浜面に滝壺も絹旗が心配じゃない訳!?ダイアモンドだって砕けるのよ!?」
浜面「マジで!?なんとか硬度で超硬てーんじゃねーの!?」
麦野「モース硬度は”引っかく力”だから、ダイアモンドは普通のハンマーで叩けばコナゴナにできるのよ」
浜面「東京ドーム何個分並とかだったら分かりやすいんだが、有名な割に具体的にどんだけか分からないぜ!」
滝壺「しゃきーん……もーす硬度2.5――人のつめ……ッ!」
浜面「結構高けーすっね人の爪ごときが!てかキン肉マ○での殴り合いは嘘だったのかよ……!」
フレンダ「あれ、後発の超人が武器セットでリング上がるのはまぁ許容範囲としても、ネイティブアメリカンが斧装備するのっておかしくない訳?」
フレンダ「『武器よね?その斧だったり剣だったりは完全に立派な凶器だし、フェアに戦うんだったら取り外してきなさいよ?』っていうかな」
滝壺「元にんげんのハンデも入っているような……いないような……」
麦野「まぁそんな訳であんた達には絹旗の調査を命じるわ!決してこれは私利私欲ではなく大切な仲間のためを思ってよ!」
浜面「なんかあったら叱られるのって実行部隊じゃね?具体的には、俺」
フレンダ「何言ってんのよ浜面!絹旗が危険がピンチかもしれないでしょーが!」
浜面「若干不安ちゃあ不安ではあるけどよ。俺たちが心配するような相手でも」
滝壺「だいじょうぶ……はまづらはきっとやってれると信じている……」
浜面「――当然だぜ!『カノジョ持ちは死亡フラグ』を見事乗り切った俺の手にかかれば余裕っすわ!」
麦野「(でも実際の所、シタッパーズから比べて重要人物になってるから、その分だけ命を狙われる危険性も上がってんのよね)」
滝壺「(きにしなきにしない。どうせはまづらだし……)」
――『アイテム』のアジト 絹旗の部屋
浜面「なんか上手く乗せられちまった感がすっけど……いいのか?本人不在の部屋の入っても?」
フレンダ「あたしはいいって言われてる訳だし。浜面は無理よね」
浜面「てか無理だよ。ぶっ殺されるわ」
フレンダ「そうねー、なんか用件があったら――あ、そうよ!『絹旗のぱん×盗みに!』って言えば整合性はバッチリって訳!」
浜面「確かにな!エ×犯罪目的だったらなんの不自然さもなく入っても問題ないな!」
浜面「――でも気づいてフレンダさん!それは結局普通に侵入バレするより酷いオシオキが待ってるって事をよ!」
フレンダ「浜面もついに仕上ちゃんか−」
浜面「もがれるの?あの悪魔の子だったらやりかねないけどそれはもう決定事項なの?」
フレンダ「静かに浜面!外出してる訳だけど騒いだら帰って来たときに分からない訳!」
浜面「いやそれは流石に留守番組二人が気ぃきかせてくれるんじゃ……」
浜面「つーか絹旗の部屋ってどんな感じ?エイリア○の脊椎引っこ抜いたトロフィーとか飾ってない?」
フレンダ「ファンアイテムでありそうだけども!普通よ普通」 ガチャッ
浜面「ちゃーっす?……あ、マジ普通だ。大量の円盤と棚がズラーッと」
フレンダ「見て浜面!エクスアー○のメモリアルボックスまで……!」
浜面「病んでんじゃね?麦野に相談した方が……」
フレンダ「相談は保留にしておく訳だけど……まぁ前と何か違うってところは……あ、付箋が。テレビの脇とかに」
浜面「あぁ『キョンシ○のお札』って遊んでたやつだ。これってメモ書くのが正しい使い方なん?へー?」
フレンダ「あんたの教育水準もアレだな!まぁ『暗部』はそんなんばっかな訳だけど!」
浜面「てか大量に何書いてあんの?100均で次に買う消耗品とか?」
フレンダ「分かるわー。超分かる訳だわー。メモっとかないと忘れる訳」
浜面「ただこんなに書き留めとく必要が……どれ、一枚読んでみっか」
フレンダ「どうせ大したことないやつでしょ?手がかりにはならない訳よ」
メモ【魅惑のメマーイダン○はもうしないのですか?】
フレンダ「ワンピー○のあれか!?大したことないのはその通りだけど、付箋に書く意味が分からない訳!?」
浜面「まぁ思ったけど!第一印象が噛ませ犬だったからなビ○ちゃん!」
フレンダ「てかそんなのが書いてどんな意味が……?」
メモ【まるご○刑事第一話――「上条当麻・推参!」】
浜面「逃げて大将!?何かは知らないけどスッゲーイロモノ企画に巻き込まれそうになってる!」
フレンダ「タイトルからして絵面しか想像できないけど、もう刑事部分関係なくない?一点特化タイプの念能力者よね?」
メモ【聞いただけで笑う映画タイトル――『シライサ○(2021年・邦画)』】
(※実在する映画)
浜面「モニョるな!事情を知らない一般人には『やだ怖い……』ってなるんだろうけども、『ですの!』さんにご厄介になった身しとちゃ笑うわ!」
(※白井黒子さんとは全く何の関係もありません)
フレンダ「てか超見たいわ!恐らく『○ライサン』って幽霊が怖いヤツな訳だろうけども!」
メモ【ピンク髪は負けフラグ】
浜面「えっと……これは?」
フレンダ「ヒロイン女子はピンク髪って悪いテンプレがネタにされるっていうかね!転生系ざまあ悪役令嬢でのアテ役っていう訳だけども!」
フレンダ「うんそのなんだ!特定のアイドル相手への心ない中傷用なんだろうけど、手加減してあげなさいよ!可哀想でしょう!」
メモ【賢者が生まれ変わった先では空気を読めないアホになるのは何故か?】
浜面「親兄弟の違和感あんのは……俺だって子供の頃からやり直したとしても、周囲の人間は『仕上君どうした?』って思われるわ」
フレンダ「そもそも賢者って勉強だけ評価されたんじゃなくて、全てにおいて……いやごめんなんでもない訳。賢者って言っとけば丸く収まるんだったら」
メモ【書き手の知能を越える賢者は存在しない】
フレンダ「やかましい訳!?思ってたけど人が呑み込んだこと言わなくてもいいじゃない!」
浜面「なんでこれ絹旗のメモとと会話してんの?怖っ!」
メモ【ゼロサ○のエ×描写、コミックス版では追加+全解禁ってどうかと思う】
フレンダ「変な風に吹っ切ってきた訳よね。あれ一体誰が得をするのかと」
浜面「任せろフレンダ、真実はいつも一つ!――××券を発行されて喜ぶのは……男子だ……ッ!!!」
フレンダ「あぁ、そう。へー」
(※地面に落ちてる不織布マスクを見る目で)
メモ【VSシリーズ――『浜面vsフレンダ』】
浜面「謎のシリーズ化が!?そして連続して被害に遭うのは俺かフレンダのどっち!?」
フレンダ「ステゴロだったら、まぁやらなくない訳だけど。どうせリアクション対決とかドッキリスルー対決とか、しょーもない内容なんでしょ!分かってんだからね!」
浜面「つーかもう調べの止めね?なんか楽しくなってきてっけど手がかりはねえよ。ただのネタ帳代わりのメモだろこれ」
フレンダ「……待つって訳!こ、これっ!」
メモ【――絶望した】
浜面「なんでメモなのに単語しか書いてねえの?」
フレンダ「メモっていうか覚え書きみたいな訳でしょ!もっと他にも……あった!これよ!」
メモ【これはない。これだけはない。こんな筈じゃなかったのに】
浜面「鬼束ちひ○の脳波がクリーンだった頃の歌詞か」
フレンダ「浜面も現実逃避してないで戻ってくる訳!絹旗がなんか苦しんでのよ!?」
メモ【まだ……まだ一つ残っている。可能性はゼロじゃない】
メモ【諦めたら試合終了。安○先生もそう言っていた】
メモ【性欲は性別を超える】
フレンダ「どうしよう……!なんかちょっと分からない方向に……!」
浜面「メモの順番考えろよ。最後のは別の日に考えたネタだろ。あ、ほれ。これとか」
メモ【今、あなたの後ろにいますけど】
フレンダ「都市伝説か。メリーさんって訳よね」
浜面「電話するパターンの他にも、体がバラバラで落書きになってるのってなかったっけか?」
絹旗「ありますねー。洒落○系ので意味が分かると超怖いやつです」
フレンダ「えー、なにそれ怖い、って訳……」
絹旗「どうも」
フレンダ「――これはマハヅラがヤレって言ったから仕方がなく!!!」
浜面「秒で裏切った!?あとマハヅラってなに!?マハなんとかの範囲系呪文!?」
絹旗「超大昔のア○はア○・アギ○・アギラ○・アギラオ○ですので、きっと髪のブリーチに超失敗するとかじゃないですかね」
浜面「人によっちゃ深刻だぜ!とくに女子!」
絹旗「てか人の部屋でなにをやってんのかと。フレンダも浜面も超マナー違反ですよ?」
フレンダ「い、いや大したことじゃない訳だけど……あ、それより絹旗はどっか行ったんじゃないの!?」
絹旗「はい?まぁ超出かけていましたが、麦野からメールが届きまして。こんな感じに」
麦野【浜面とフレンダがパンツを漁りに侵入した模様なう】
浜面「あの、クソアマァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!?タイムスタンプからすっと直後か!俺らを向わせて即座に売りやがったな!?」
フレンダ「……あたしは気が進まなかった訳なの?でも、でも浜面が『滝壺にはもう飽きたんだ!』って言うから仕方がなく……!!!」
浜面「あれあれ絆は?俺らって立場も男女も越えた友情を結ばれた仲良しグループじゃなかったっけ?」
絹旗「その割には滝壺さんしっぽり行っているようですが。まぁ私的には保護者もできて超結果オーライですけど――」
絹旗「――で、お二人はなんでまた私の部屋に?できればネタは超完成してから見てほしかったですけど」
浜面「あー、いやフレンダがだな?『最近絹旗おかしくなぁい?』って言い出して」
フレンダ「ちょっ浜面!?」
浜面「いやもう言っちまおうぜ?こんなもん直で聞くのが一番手っ取り早いし」
フレンダ「……ま、そうだけどね」
浜面「溜息吐いたり落ち込んだっぽかったり、なんか元気ないなーどうししたんだろー――あ!悪い男に騙されてんじゃん!?って」
絹旗「後半は確実に麦野ですね。処×のくせに面倒臭い」
浜面「聞きたくなかったけどちょっと安心した!」
絹旗「成程、事情は超承知しました――要は、超ダメ映画を見たかった、と?」
フレンダ「ねぇあんた話聞いてた訳?それともなに?あたしら日本語っぽいけど全然別の言葉で意思疎通してた訳なの?」
絹旗「いえ、そうではなく……あぁまぁ超取り敢えずおかけください。立ち話もなんですし、ちょっと込み入った話になりますから」
浜面「引っ張るような話なのか……?」
絹旗「人によっては超深刻なのですが、大抵の人によってはしょーもない原因だといいますか……まずはこの円盤のパッケージをご覧ください」
円盤【樹海村】
フレンダ「樹海……ムラ?そともソン?」
絹旗「作中ではどちらも呼ばれないですが、恐らく”ムラ”だと思います。正式名称がないんですね」
浜面「なんかオドロオドロっぺえパケしてんだが、ホラー映画?」
絹旗「えぇ代表作が『犬鳴○』で超お馴染みの清水○監督です」
フレンダ「その認識はおかしい訳。『呪○』でいいじゃない。なんでよりにもよってダメ映画の方を挙げてんのよ」
浜面「つーかなんで映画の話――あ、分かったぜ!どうせアレだろ?ダメ映画がダメだったからそれがショックで!」
フレンダ「あんたって子はまたしょーもない理由で……!」
絹旗「おぉっと!お二人とも私を見くびらないでほしいものですね!そんな超しょーもない原因で落ち込む訳ないじゃないですか!」
絹旗「クソ映画マイスターともあろうものが、出来の悪さで超喜びこそすれ、体調を崩すだなんて超とんでもない話です!」
フレンダ「奥っていうか闇が深い訳だな!この子も映画さえ絡まなきゃ……そんなことなかった訳ー、それ以外でも董卓だしなー」
浜面「つーかだったらなんでまた?」
絹旗「……それはもう聞くも涙、語るも涙、涙涙の超物語なのですが」
浜面「あんた実はサバよんでない?昭和歌謡の呼び出しのナレーションよねこれ?」
絹旗「実はその『樹海○』――超ちょっと面白かったのです……ッ!!!」
フレンダ・浜面「――はい、解散」
絹旗「超待ってくださいよ!?真面目に語ってるんじゃないですか!?」
フレンダ「こっちだってそうよ!?割と真面目に心配してたのにこんなオチで驚愕した訳だ!?」
浜面「……え、なに?マジで言ってんの?ネタじゃなくて?」
絹旗「いやマジですマジ。このクソ映画を見た直後、メニエール病を久々に発症して数日間寝込んだ人もいます」
(※私です)
フレンダ「やっぱりダメ映画なんじゃないの……?どういうこと?」
絹旗「いやぁそれがですね。前作の『犬鳴○』が映画史に残るクソ映画だったのに対し、今回のはほんの少しだけ面白かったんです」
(※名前がある監督が撮ったものとしては)
絹旗「私は超期待していたのに!前作を上回るダメ映画だと思っていたのですが――しかし、それは制作側の巧妙な罠だと気づきました!」
絹旗「それはきっとわざと前作のクオリティを超下げ、次作がゴミだったとしても『ま、まぁ前よりはマシかな!』と思わせるっていう……!」
フレンダ・浜面「そんな訳ねーよ」
絹旗「ですが映画レビューサイトでは『前作よりは面白かった』という誉めるコメントが超大量に!」
(※実話です)
フレンダ「あ、ホントだなこれ!?他に誉めるところがなかった訳か!?」
浜面「逆にこうなってくると見てみたいぜ!シリーズぶっ通しでな!」
フレンダ「てか一体どういう話な訳?樹海っつーか、多分富士山の樹海にバーバリアンが住んでて襲ってくるというかそういう恐怖な訳?」
浜面「だよな!そうじゃないと”ムラ”ってつかないよな!」
絹旗「いえ全然?超ザックリには『コトリバ○見つけちゃったらほぼ全滅したよ』って話ですけど?」
フレンダ「村は?タイトルの設定ぐらい守る訳よね?」
浜面「てかもう絹旗の好きなそうなダメ映画の条件満たしてね?だってもう聞くだけでクソ要素満載だもの」
絹旗「……去年の映画なのであんまりネタバレは超アレなんですが……まぁ主人公姉妹の友人の家で気持ち悪い箱を見つけます」
フレンダ「村は?村要素は?」
絹旗「『うわなんだ気持ち悪いねー処分しようねー』としたら持っていった男が轢かれて死にます」
(※箱発見後10分ぐらい)
浜面「展開早っ!?即処分しようとしたら即祟りが起きんのか!?」
絹旗「んでこの後は順番にお祓いを頼んだお寺のお坊さんが死に、主人公妹が放火、入院先の医者や友人におばあさんが超死にます」
フレンダ「すいません最愛さん。ザックリし過ぎて何がなにやら分からなくなってきてます」
絹旗「なおこの間、主人公姉妹は謎のゾンビっぽい幽霊の群れと超遭遇しています」
浜面「だから村は?村どこで絡んでくるの?」
絹旗「私が失望したのはここぐらいまでですかね。ここまで超それなりに面白いんですよ……ッ!!!」
フレンダ「超それなりの程度が分からない訳。モース硬度に例えるなら?」
絹旗「石灰、ですかね」
(※人の爪未満)
フレンダ「しゃあ大したことない訳だな!?期待裏切ってないんだからいいじゃない!」
絹旗「前作に比べればまだ超見れるんですよここまでは!ちょっと展開が呪○ぽくて悪くはないんですここまではですが!」
浜面「おっと絹旗が『ここまで』って言ってることは、これから落とされるんだぜ!良かったな清○監督!」
絹旗「えぇ問題だったのはここからでしてね。園村○さんがドヤ顔で出てきて、『お前らアレ触ったろう!』的な説明台詞が挿入されるんです」
フレンダ「ダメ要素じゃない。どう考えてもこっからはあんたのターンじゃない」
絹旗「爆笑してウロいのですが、なんでも『樹海の奥には村があったそうです。口減らしとか政治的にアレ人たちが、宗教の名前を借りて押し込んだ』とかなんとか」
絹旗「その人たちが樹海に村を作り、『コトリバコ』という呪物を作って恨みを……みたいな?」
フレンダ「またなんか変な風に社会風刺ぶっ込みました的な……!」
浜面「つーか俺知らねえだけで樹海に村なんてあったんか?観光客が迷うような場所にさ」
絹旗「歴史的にはないそうです。穀物が取れないため個人レベルで住むんだったら、まぁ、ですが。家族単位ではちょっと」
フレンダ「んじゃニホンのムラハチ的な文化だったら、そういう人らがいても」
絹旗「……」 ピッ
闇咲(ケータイ)『口減らしに村人を間引いたことは多々あり、珍しくもなかった。それは事実だし、それ専用の塚だったり葬儀も確立している程度にはあった』
闇咲(ケータイ)『だがそれとは別に農村部では労働力というのはとかく頭数でもあり』
闇咲(ケータイ)『成人の労働力一つを減らしてしまえば、その分だけ永遠に労働力が失われる上、児童でもそれなりに労働力として期待される』
闇咲(ケータイ)『よって口減らしは最後の最後の悪あがきでしかなく、ましてや成人を捨てるなど有り得ない。精々逃散するぐらいだろう』
(※逃散=都市部へ逃げて周辺部に住み着く。当時でも違法で超治安悪くなる)
闇咲(ケータイ)『政治的な思惑としても……大抵の人間は集落からほぼ一生出ない生活をしているにも関わらず、どこのバカがわざわざ樹海まで人を捨てるに来るのだろうかと』
闇咲(ケータイ)『というかそもそも樹海のような条件が悪い場所で生きていける程の身体能力、そして生きていけるだけの知恵に長けた人間が捨てられる待遇に唯々諾々と従う筈もなく』
絹旗「……というプロの方のご意見を超頂いてきました」
フレンダ「始末悪ぃ訳よね怪談おじさんその二!下手に下手な思想ぶっ込むのとピラニアのように噛みつく人が!」
絹旗「ちなみにピラニアは”超”臆病な魚で人が足突っ込んだ程度で噛みついたりはしないそうです」
(※ただし興奮しているときは除く)
フレンダ「いや補足情報要らなかったけども!」
絹旗「まぁなんやかんやで主人公姉が主人公妹の落書きを見て、『この箱を樹海へ返せば祟りは収まる!』と決心し、超乗り込みます」
浜面「その結論出る前にもっとこう何とかならなかったか?何かこう最初に死人出た時点で『あ、ヤベエ!』的な緊急退避をだな」
絹旗「そして樹海へ突っ込むと、何故かご一緒していた樹海探索パーティ一行と超合流!しかし謎の呪いで主人公姉を除いて全滅!」
絹旗「件の樹海村っぺぇ所で指を落とされそうになりながらも、実の母親が出てきて助けて逃げて追い付かれて妹が身代わりに完!」
フレンダ「情報量多くない?あんたのた面倒臭くなったからって端折ってる訳よね?ねぇそうなんでしょ?」
絹旗「遭難だけに?」
フレンダ「やかましいわ!?誰もこの状況で上手いこと言おうとはしない訳だわ!?」
浜面「……母親?かーちゃんの情報って出て来たっけか?」
絹旗「物語冒頭で幼い少女姉妹を樹海近くで保護した女性がいたのですが、超恐らくそれかと」
フレンダ「……生きてた訳?」
絹旗「死んでたっぽいです。呪いか何かに取り込まれた的な?」
浜面「妹さん入院してたんじゃ……?」
絹旗「精神体となって超駆けつけたんでしょうね!超ラッキーでしたね!」
フレンダ「そもそもコトリバコがなんで友達の家で見つかった訳?」
絹旗「さぁ?なんででしょうね?」
浜面「主人公の子たちが成人するぐらいまでセーフだった理由は?」
絹旗「私に超聞かれましても」
フレンダ「ザッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッルいわ!!!全部が全部ザルい訳よ!!!」
絹旗「と、いう感じで終盤は超悪くなかったんですけどねぇ。今までの伏線を回収せず投げっぱなしとご都合主義、あと愛()で終わるという」
絹旗「いやー、超残念でしたね。序盤から中盤にかけて『ダメ映画じゃない!?』と期待を抱かせたのが、大きく減点対象ですね!」
フレンダ「どういう方式?果てしなくマイナスになれば優勝って訳かな?」
浜面「よせよフレンダ!こいつらを理解したら終わりなんだ!」
絹旗「ちなみに今年公開の『牛首○』も超お楽しみに……!」
フレンダ「日本の映画業界って余裕ある訳よね?景気が悪い割にはダメ映画を毎年毎年送り込んでるってなんなの?死ぬの?」
絹旗「ではフィルムコミッショナーの闇を超少しだけ語りましょうか。ぶっちゃけ金持った×××です」
浜面「だから止めろってフレンダ!このアマは怖いもんなんてないんだから!」
フレンダ「……あぁまぁ絹旗が元気ならいい訳。つーか心配してこれだけ損した事ってないな!モノボケして終わりか!」
絹旗「――ならこの後は『シライサ○』の超上映会でも!名前だけでもう面白いですよねっ!」
浜面「一部の人だけだわ。俺らみたいに『ですの!』が頭の中でリフレインする人ぐらいだわ」
――
麦野「――ね、言ったとおりだったでしょ?」
浜面「『ごめんなさいね、は・ま・づ・ら☆』って詫びの言葉ですらなかったな!?」
滝壺「まぁ、きぬはたはきぬはただし……」
フレンダ「まぁいいっちゃいい訳だけど……いつか、あの子を満足させるようなダメ映画が現れる訳……?」
絹旗「超ままならないものです。名作と期待して見ればダメ映画であったり、ダメ映画だとして見ればやっぱりダメ映画だったり」
フレンダ「チョイスの時点でそれっぽいの選んでる訳よね?どう考えても寄せに行ってる訳よ?ねぇ違う?」
絹旗「超失敬です!この間は誰しもが知る制作会社の話題作をわざわざ見に行ったんですから!」
麦野「あれ?あんたってまともな映画も見るんだ?」
フレンダ「騙されないで麦野!どうせ名監督のダメ息子が撮ったダメアニメのことに決まってる訳!」
滝壺「なんだかんだでふれんだも詳しい……」
フレンダ「嬉々として話をされる訳だからね?そして段々と楽しみになってる自分がいる……!」
浜面「全員が均等に話を振られるからな――ってフレンダ、なんかゴミついてんぞ。肩に」
フレンダ「ん、どうも?あ、付箋ね。絹旗の大喜利のところでついたんだと思う訳。なになに――」
フレンダ「『バレンタイン企画のお知らせです。【誰】が【誰】に【なに】を持っていくのか書いておくと、SSになるかもしれません』……?」
浜面「――バニーさんだ!ではまず全員バニーさんのドレスコードで統一してもらおうか!」
麦野「カジノか。もしくはエ×いパブか」
滝壺「さいきんはぽりこれ的に抑え気味ではある……」
絹旗「なんか中途半端なオチで超恐縮ですが、まぁよろしかったらご投稿ください」
フレンダ「くれぐれもあたしのノドと胃に負担がかからない程度に……!」
-終-
(※体調が悪かったので短かったです)
※バレンタイン企画です
【誰】が【誰】へ【何を】送るか、書くと良い事があるかも知れません。義理でも本命でも可(スルーされる可能性はありますが)
例)――
【上条さん】が【バードウェイさん】へ【新春巫女さんセット】を送る
【御坂さん】が【上条さん】へ【P超電磁砲オリソンアルバム】を送る
【HAMADURA】が【フレンダさん】へ【売れ残った鬼滅の○のクリスマスバケツ】を送る
禁書キャラ限定で、お互いが知り合いかどうかや死亡フラグは無視します
(ただし知らない相手から貰っても、「あぁうん、ありがとう」と淡泊な反応になるかも知れませんが。特に人間不信組は)
〆切りは大体1月いっぱいぐらい。では宜しければご参加下さい
フレンダ「――絹旗の様子がおかしいって訳よ……ッ!!!」
浜面・滝壺・麦野「……」
フレンダ「な、なによ?みんなしてそんな幽霊を見るような目をして?」
麦野「――ゴー、滝壺!」
滝壺「……おーいえー」 ガバッ
フレンダ「ちょっえっ?なに?怖い怖い怖い怖い!なんで拘束アイタタタタタタタタタっ!?意外と力強っ!?」
麦野「……どう?」
滝壺「さー、付いてました……足」
麦野「そう……でもまだよ!もかしたらチ×コが付いてるかもしれないわ!」
フレンダ「なんっっっっっっっっっっっっっっっっっっっでよ!?足付いてんのなんか見れば分かるし、何をどうしたらあたしにチ×コ装着する羽目になんのよ!?」
フレンダ「デスゲームで残機減るよりもっとレアケースって訳だし!つーかもうデスじゃない訳!」
浜面「あれお前死んだんじゃなかったっけ?」
フレンダ「――そう、実はあたしもう死んでる訳……みんなが心配で心配でジョーブツできずに……ッ!」
フレンダ「――ってそんな訳あるかーい!ルネッサーーーーーーーーーーーーーーーーーー○!!!」
麦野「騙されないで!また変装したオッサンかもしれない!今からtikto○にアカウント作ってライブ配信して確かめないと!」
フレンダ「渾身のノリツッコミが全スルーって訳!?あたしも『ちょっと寒いなー』とか我慢してやってたのに!?」
フレンダ「ていうか結局オッサンがあたしに変装する時点で無理がある訳だし!全身改造でもしない限りは!」
浜面「落ち着けお前ら!多分あれだ、マーベ○にありがちなクローンでパチモンだったんだよ!前のは!」
(※何回死んでんだジーン=グレ○)
麦野「……そうね。どうせギャグなんだから深くはツッコまないで流しましょうか!新年早々フレ/ンダもちょっと引くしね!」
フレンダ「何かこうちょいちょい不穏な単語が飛び交ってる訳だし、正月じゃなかったらあたしが何をされてる……!?」
滝壺「ふれんだ……そんなふれんだは何しにここへ……?」
フレンダ「ここへっていうかあたしらのアジトだし、なんで言われても困る訳だけど……や、そうじゃなくて。最近絹旗の様子がおかしくない?」
浜面・麦野・滝壺「前からじゃん(よね)」
フレンダ「スルースキル高いなあんたら!?友達甲斐がない訳!」
麦野「あの子の奇行、っていうかまぁ常識人のフリをしつつたまにホームランかっ飛ばすのは珍しくもないけど。なに?何か迷走でもしてんの?」
フレンダ「迷走って訳じゃないんだけど、年末年始に昔の映画とかやるじゃん?BSでさ」
滝壺「あー……こてんの名作的な?あこーろーし?」
フレンダ「あたしもよくは知らない訳だけど、いつもだったらリビングの一番いい席に陣取ってずっと見る訳じゃない?」
浜面「そこだけ聞くと年相応だけど」
麦野「ホラー映画見ながら笑う女よ、あの子?私が言うのもアレだけど、情緒がどっかぶっ壊れてる」
滝壺「でぃーぷな映画ふぁんだったらよくある話……らしい、けど」
フレンダ「なにそれ怖い。映画を見過ぎるとフォレストガン○見ても大爆笑する訳なの?ねぇ?」
浜面「んで年末映画がどうしたんだよ?普通に見て感動してとか?」
フレンダ「いやいや、見てなかった訳よ。いつもだったら指さして笑い転げてる筈なのに、『あれいないなー?出かけてる訳?』って」
滝壺「……ずっと、いたよ?元気かどうかは……気にしなかったけど」
麦野「言われてみれば……そうね。聞いてもないのにクソ映画レビューを嬉々として話すのも、ここ半月ぐらいは聞いてない、かな?」
浜面「へー、あのダメ映画好きがねぇ。風邪でも引いたんじゃねぇの?」
滝壺「これは……おとこのかげが……!!!」
浜面「ねーよ。あの鋼鉄よりも更に硬い女に挑戦するヤツなんて」
麦野「……とも言い切れないわね。付き合う相手によって趣味が変る女なんて腐るほどいるわ!」
フレンダ「いやぁ、別にねぇ?そんなさーあ?」
滝壺「それとも……そつぎょうしたのかもしれない。色々な意味で……!」
浜面「やだやめて!?身内のそういう話聞きたくないの!?」
麦野「現実を受け入れなさい、浜……えっとメン?」
浜面「お前ここで俺の名前憶えてないってヤバくない?長年腐れ縁で付き合ってんのにそれ!?」
麦野「あー覚えてる覚えてる。楓浜(ふうひん)だっけ?」
浜面「アドベンチャーワール○のパンダだよな?誰かが『面浜(めんひん)』って邪悪な名前応募しようとしてたんだけど、忘れてたヤツ」
フレンダ「や、やめてよね!あの悪魔の子に彼氏だなんて演技でもない訳!」
滝壺「……ふれんだも覚悟を決める……誰だって大人になるときはくる――そう、昔はね、こうきらきらしたものにあこがれた」
浜面「ほーん?滝壺にもそんな時代があったんだな……」
滝壺「……ひーろーっていうか、まぁ例えるならばヴァイサー○」
フレンダ「スパロ○よね?スーパー系のロボットの話してたんじゃない訳よね?」
滝壺「……でもね大人になって、少しずつ変ってくるものがある……昔はきらきらしていたものが、どうしようもなく安っぽく見えるときが来る」
滝壺「そしてふと、後ろを振り返ってみると、誰よりも何よりも輝いていたのはラーズアングリ○……ッ!!!」
浜面「それ別に卒業も何もしてなくね?ただスーパーロボット系からリアルロボット系に宗旨変えしたって話じゃんね?」
滝壺「しかし女性きゃらはリアル系の方が可愛い……!」
(※個人の意見です)
浜面「誰かぼすけて!?絹旗よりも錯乱している人が一人!?」
麦野「最終的に大昔の原作知らないなんだから、円盤探してどんどんハマっていくまでがワンセットよね」
フレンダ「そして結局スパロ○円環からグルグル回っているだけ訳だから、卒業……うん、いつか、きっと」
滝壺「……と、いうわけできぬはたは悪い男に騙されている……!」
麦野「超楽し――許せないわね!『アイテム』として介入させざるを得ない!」
浜面「なぁ、このパーティってモンスター多くね?構成的には【モンスター・モンスター・エスパーおんな・人間おんな】ってSAG○2だったら詰んでるよな?」
滝壺「りめいく版はなんいどがちょうせつされてる……いとてきに調整すれば、まぁなんとかさんだんへんけいロボも倒せる」
フレンダ「浜面に滝壺も絹旗が心配じゃない訳!?ダイアモンドだって砕けるのよ!?」
浜面「マジで!?なんとか硬度で超硬てーんじゃねーの!?」
麦野「モース硬度は”引っかく力”だから、ダイアモンドは普通のハンマーで叩けばコナゴナにできるのよ」
浜面「東京ドーム何個分並とかだったら分かりやすいんだが、有名な割に具体的にどんだけか分からないぜ!」
滝壺「しゃきーん……もーす硬度2.5――人のつめ……ッ!」
浜面「結構高けーすっね人の爪ごときが!てかキン肉マ○での殴り合いは嘘だったのかよ……!」
フレンダ「あれ、後発の超人が武器セットでリング上がるのはまぁ許容範囲としても、ネイティブアメリカンが斧装備するのっておかしくない訳?」
フレンダ「『武器よね?その斧だったり剣だったりは完全に立派な凶器だし、フェアに戦うんだったら取り外してきなさいよ?』っていうかな」
滝壺「元にんげんのハンデも入っているような……いないような……」
麦野「まぁそんな訳であんた達には絹旗の調査を命じるわ!決してこれは私利私欲ではなく大切な仲間のためを思ってよ!」
浜面「なんかあったら叱られるのって実行部隊じゃね?具体的には、俺」
フレンダ「何言ってんのよ浜面!絹旗が危険がピンチかもしれないでしょーが!」
浜面「若干不安ちゃあ不安ではあるけどよ。俺たちが心配するような相手でも」
滝壺「だいじょうぶ……はまづらはきっとやってれると信じている……」
浜面「――当然だぜ!『カノジョ持ちは死亡フラグ』を見事乗り切った俺の手にかかれば余裕っすわ!」
麦野「(でも実際の所、シタッパーズから比べて重要人物になってるから、その分だけ命を狙われる危険性も上がってんのよね)」
滝壺「(きにしなきにしない。どうせはまづらだし……)」
――『アイテム』のアジト 絹旗の部屋
浜面「なんか上手く乗せられちまった感がすっけど……いいのか?本人不在の部屋の入っても?」
フレンダ「あたしはいいって言われてる訳だし。浜面は無理よね」
浜面「てか無理だよ。ぶっ殺されるわ」
フレンダ「そうねー、なんか用件があったら――あ、そうよ!『絹旗のぱん×盗みに!』って言えば整合性はバッチリって訳!」
浜面「確かにな!エ×犯罪目的だったらなんの不自然さもなく入っても問題ないな!」
浜面「――でも気づいてフレンダさん!それは結局普通に侵入バレするより酷いオシオキが待ってるって事をよ!」
フレンダ「浜面もついに仕上ちゃんか−」
浜面「もがれるの?あの悪魔の子だったらやりかねないけどそれはもう決定事項なの?」
フレンダ「静かに浜面!外出してる訳だけど騒いだら帰って来たときに分からない訳!」
浜面「いやそれは流石に留守番組二人が気ぃきかせてくれるんじゃ……」
浜面「つーか絹旗の部屋ってどんな感じ?エイリア○の脊椎引っこ抜いたトロフィーとか飾ってない?」
フレンダ「ファンアイテムでありそうだけども!普通よ普通」 ガチャッ
浜面「ちゃーっす?……あ、マジ普通だ。大量の円盤と棚がズラーッと」
フレンダ「見て浜面!エクスアー○のメモリアルボックスまで……!」
浜面「病んでんじゃね?麦野に相談した方が……」
フレンダ「相談は保留にしておく訳だけど……まぁ前と何か違うってところは……あ、付箋が。テレビの脇とかに」
浜面「あぁ『キョンシ○のお札』って遊んでたやつだ。これってメモ書くのが正しい使い方なん?へー?」
フレンダ「あんたの教育水準もアレだな!まぁ『暗部』はそんなんばっかな訳だけど!」
浜面「てか大量に何書いてあんの?100均で次に買う消耗品とか?」
フレンダ「分かるわー。超分かる訳だわー。メモっとかないと忘れる訳」
浜面「ただこんなに書き留めとく必要が……どれ、一枚読んでみっか」
フレンダ「どうせ大したことないやつでしょ?手がかりにはならない訳よ」
メモ【魅惑のメマーイダン○はもうしないのですか?】
フレンダ「ワンピー○のあれか!?大したことないのはその通りだけど、付箋に書く意味が分からない訳!?」
浜面「まぁ思ったけど!第一印象が噛ませ犬だったからなビ○ちゃん!」
フレンダ「てかそんなのが書いてどんな意味が……?」
メモ【まるご○刑事第一話――「上条当麻・推参!」】
浜面「逃げて大将!?何かは知らないけどスッゲーイロモノ企画に巻き込まれそうになってる!」
フレンダ「タイトルからして絵面しか想像できないけど、もう刑事部分関係なくない?一点特化タイプの念能力者よね?」
メモ【聞いただけで笑う映画タイトル――『シライサ○(2021年・邦画)』】
(※実在する映画)
浜面「モニョるな!事情を知らない一般人には『やだ怖い……』ってなるんだろうけども、『ですの!』さんにご厄介になった身しとちゃ笑うわ!」
(※白井黒子さんとは全く何の関係もありません)
フレンダ「てか超見たいわ!恐らく『○ライサン』って幽霊が怖いヤツな訳だろうけども!」
メモ【ピンク髪は負けフラグ】
浜面「えっと……これは?」
フレンダ「ヒロイン女子はピンク髪って悪いテンプレがネタにされるっていうかね!転生系ざまあ悪役令嬢でのアテ役っていう訳だけども!」
フレンダ「うんそのなんだ!特定のアイドル相手への心ない中傷用なんだろうけど、手加減してあげなさいよ!可哀想でしょう!」
メモ【賢者が生まれ変わった先では空気を読めないアホになるのは何故か?】
浜面「親兄弟の違和感あんのは……俺だって子供の頃からやり直したとしても、周囲の人間は『仕上君どうした?』って思われるわ」
フレンダ「そもそも賢者って勉強だけ評価されたんじゃなくて、全てにおいて……いやごめんなんでもない訳。賢者って言っとけば丸く収まるんだったら」
メモ【書き手の知能を越える賢者は存在しない】
フレンダ「やかましい訳!?思ってたけど人が呑み込んだこと言わなくてもいいじゃない!」
浜面「なんでこれ絹旗のメモとと会話してんの?怖っ!」
メモ【ゼロサ○のエ×描写、コミックス版では追加+全解禁ってどうかと思う】
フレンダ「変な風に吹っ切ってきた訳よね。あれ一体誰が得をするのかと」
浜面「任せろフレンダ、真実はいつも一つ!――××券を発行されて喜ぶのは……男子だ……ッ!!!」
フレンダ「あぁ、そう。へー」
(※地面に落ちてる不織布マスクを見る目で)
メモ【VSシリーズ――『浜面vsフレンダ』】
浜面「謎のシリーズ化が!?そして連続して被害に遭うのは俺かフレンダのどっち!?」
フレンダ「ステゴロだったら、まぁやらなくない訳だけど。どうせリアクション対決とかドッキリスルー対決とか、しょーもない内容なんでしょ!分かってんだからね!」
浜面「つーかもう調べの止めね?なんか楽しくなってきてっけど手がかりはねえよ。ただのネタ帳代わりのメモだろこれ」
フレンダ「……待つって訳!こ、これっ!」
メモ【――絶望した】
浜面「なんでメモなのに単語しか書いてねえの?」
フレンダ「メモっていうか覚え書きみたいな訳でしょ!もっと他にも……あった!これよ!」
メモ【これはない。これだけはない。こんな筈じゃなかったのに】
浜面「鬼束ちひ○の脳波がクリーンだった頃の歌詞か」
フレンダ「浜面も現実逃避してないで戻ってくる訳!絹旗がなんか苦しんでのよ!?」
メモ【まだ……まだ一つ残っている。可能性はゼロじゃない】
メモ【諦めたら試合終了。安○先生もそう言っていた】
メモ【性欲は性別を超える】
フレンダ「どうしよう……!なんかちょっと分からない方向に……!」
浜面「メモの順番考えろよ。最後のは別の日に考えたネタだろ。あ、ほれ。これとか」
メモ【今、あなたの後ろにいますけど】
フレンダ「都市伝説か。メリーさんって訳よね」
浜面「電話するパターンの他にも、体がバラバラで落書きになってるのってなかったっけか?」
絹旗「ありますねー。洒落○系ので意味が分かると超怖いやつです」
フレンダ「えー、なにそれ怖い、って訳……」
絹旗「どうも」
フレンダ「――これはマハヅラがヤレって言ったから仕方がなく!!!」
浜面「秒で裏切った!?あとマハヅラってなに!?マハなんとかの範囲系呪文!?」
絹旗「超大昔のア○はア○・アギ○・アギラ○・アギラオ○ですので、きっと髪のブリーチに超失敗するとかじゃないですかね」
浜面「人によっちゃ深刻だぜ!とくに女子!」
絹旗「てか人の部屋でなにをやってんのかと。フレンダも浜面も超マナー違反ですよ?」
フレンダ「い、いや大したことじゃない訳だけど……あ、それより絹旗はどっか行ったんじゃないの!?」
絹旗「はい?まぁ超出かけていましたが、麦野からメールが届きまして。こんな感じに」
麦野【浜面とフレンダがパンツを漁りに侵入した模様なう】
浜面「あの、クソアマァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!?タイムスタンプからすっと直後か!俺らを向わせて即座に売りやがったな!?」
フレンダ「……あたしは気が進まなかった訳なの?でも、でも浜面が『滝壺にはもう飽きたんだ!』って言うから仕方がなく……!!!」
浜面「あれあれ絆は?俺らって立場も男女も越えた友情を結ばれた仲良しグループじゃなかったっけ?」
絹旗「その割には滝壺さんしっぽり行っているようですが。まぁ私的には保護者もできて超結果オーライですけど――」
絹旗「――で、お二人はなんでまた私の部屋に?できればネタは超完成してから見てほしかったですけど」
浜面「あー、いやフレンダがだな?『最近絹旗おかしくなぁい?』って言い出して」
フレンダ「ちょっ浜面!?」
浜面「いやもう言っちまおうぜ?こんなもん直で聞くのが一番手っ取り早いし」
フレンダ「……ま、そうだけどね」
浜面「溜息吐いたり落ち込んだっぽかったり、なんか元気ないなーどうししたんだろー――あ!悪い男に騙されてんじゃん!?って」
絹旗「後半は確実に麦野ですね。処×のくせに面倒臭い」
浜面「聞きたくなかったけどちょっと安心した!」
絹旗「成程、事情は超承知しました――要は、超ダメ映画を見たかった、と?」
フレンダ「ねぇあんた話聞いてた訳?それともなに?あたしら日本語っぽいけど全然別の言葉で意思疎通してた訳なの?」
絹旗「いえ、そうではなく……あぁまぁ超取り敢えずおかけください。立ち話もなんですし、ちょっと込み入った話になりますから」
浜面「引っ張るような話なのか……?」
絹旗「人によっては超深刻なのですが、大抵の人によってはしょーもない原因だといいますか……まずはこの円盤のパッケージをご覧ください」
円盤【樹海村】
フレンダ「樹海……ムラ?そともソン?」
絹旗「作中ではどちらも呼ばれないですが、恐らく”ムラ”だと思います。正式名称がないんですね」
浜面「なんかオドロオドロっぺえパケしてんだが、ホラー映画?」
絹旗「えぇ代表作が『犬鳴○』で超お馴染みの清水○監督です」
フレンダ「その認識はおかしい訳。『呪○』でいいじゃない。なんでよりにもよってダメ映画の方を挙げてんのよ」
浜面「つーかなんで映画の話――あ、分かったぜ!どうせアレだろ?ダメ映画がダメだったからそれがショックで!」
フレンダ「あんたって子はまたしょーもない理由で……!」
絹旗「おぉっと!お二人とも私を見くびらないでほしいものですね!そんな超しょーもない原因で落ち込む訳ないじゃないですか!」
絹旗「クソ映画マイスターともあろうものが、出来の悪さで超喜びこそすれ、体調を崩すだなんて超とんでもない話です!」
フレンダ「奥っていうか闇が深い訳だな!この子も映画さえ絡まなきゃ……そんなことなかった訳ー、それ以外でも董卓だしなー」
浜面「つーかだったらなんでまた?」
絹旗「……それはもう聞くも涙、語るも涙、涙涙の超物語なのですが」
浜面「あんた実はサバよんでない?昭和歌謡の呼び出しのナレーションよねこれ?」
絹旗「実はその『樹海○』――超ちょっと面白かったのです……ッ!!!」
フレンダ・浜面「――はい、解散」
絹旗「超待ってくださいよ!?真面目に語ってるんじゃないですか!?」
フレンダ「こっちだってそうよ!?割と真面目に心配してたのにこんなオチで驚愕した訳だ!?」
浜面「……え、なに?マジで言ってんの?ネタじゃなくて?」
絹旗「いやマジですマジ。このクソ映画を見た直後、メニエール病を久々に発症して数日間寝込んだ人もいます」
(※私です)
フレンダ「やっぱりダメ映画なんじゃないの……?どういうこと?」
絹旗「いやぁそれがですね。前作の『犬鳴○』が映画史に残るクソ映画だったのに対し、今回のはほんの少しだけ面白かったんです」
(※名前がある監督が撮ったものとしては)
絹旗「私は超期待していたのに!前作を上回るダメ映画だと思っていたのですが――しかし、それは制作側の巧妙な罠だと気づきました!」
絹旗「それはきっとわざと前作のクオリティを超下げ、次作がゴミだったとしても『ま、まぁ前よりはマシかな!』と思わせるっていう……!」
フレンダ・浜面「そんな訳ねーよ」
絹旗「ですが映画レビューサイトでは『前作よりは面白かった』という誉めるコメントが超大量に!」
(※実話です)
フレンダ「あ、ホントだなこれ!?他に誉めるところがなかった訳か!?」
浜面「逆にこうなってくると見てみたいぜ!シリーズぶっ通しでな!」
フレンダ「てか一体どういう話な訳?樹海っつーか、多分富士山の樹海にバーバリアンが住んでて襲ってくるというかそういう恐怖な訳?」
浜面「だよな!そうじゃないと”ムラ”ってつかないよな!」
絹旗「いえ全然?超ザックリには『コトリバ○見つけちゃったらほぼ全滅したよ』って話ですけど?」
フレンダ「村は?タイトルの設定ぐらい守る訳よね?」
浜面「てかもう絹旗の好きなそうなダメ映画の条件満たしてね?だってもう聞くだけでクソ要素満載だもの」
絹旗「……去年の映画なのであんまりネタバレは超アレなんですが……まぁ主人公姉妹の友人の家で気持ち悪い箱を見つけます」
フレンダ「村は?村要素は?」
絹旗「『うわなんだ気持ち悪いねー処分しようねー』としたら持っていった男が轢かれて死にます」
(※箱発見後10分ぐらい)
浜面「展開早っ!?即処分しようとしたら即祟りが起きんのか!?」
絹旗「んでこの後は順番にお祓いを頼んだお寺のお坊さんが死に、主人公妹が放火、入院先の医者や友人におばあさんが超死にます」
フレンダ「すいません最愛さん。ザックリし過ぎて何がなにやら分からなくなってきてます」
絹旗「なおこの間、主人公姉妹は謎のゾンビっぽい幽霊の群れと超遭遇しています」
浜面「だから村は?村どこで絡んでくるの?」
絹旗「私が失望したのはここぐらいまでですかね。ここまで超それなりに面白いんですよ……ッ!!!」
フレンダ「超それなりの程度が分からない訳。モース硬度に例えるなら?」
絹旗「石灰、ですかね」
(※人の爪未満)
フレンダ「しゃあ大したことない訳だな!?期待裏切ってないんだからいいじゃない!」
絹旗「前作に比べればまだ超見れるんですよここまでは!ちょっと展開が呪○ぽくて悪くはないんですここまではですが!」
浜面「おっと絹旗が『ここまで』って言ってることは、これから落とされるんだぜ!良かったな清○監督!」
絹旗「えぇ問題だったのはここからでしてね。園村○さんがドヤ顔で出てきて、『お前らアレ触ったろう!』的な説明台詞が挿入されるんです」
フレンダ「ダメ要素じゃない。どう考えてもこっからはあんたのターンじゃない」
絹旗「爆笑してウロいのですが、なんでも『樹海の奥には村があったそうです。口減らしとか政治的にアレ人たちが、宗教の名前を借りて押し込んだ』とかなんとか」
絹旗「その人たちが樹海に村を作り、『コトリバコ』という呪物を作って恨みを……みたいな?」
フレンダ「またなんか変な風に社会風刺ぶっ込みました的な……!」
浜面「つーか俺知らねえだけで樹海に村なんてあったんか?観光客が迷うような場所にさ」
絹旗「歴史的にはないそうです。穀物が取れないため個人レベルで住むんだったら、まぁ、ですが。家族単位ではちょっと」
フレンダ「んじゃニホンのムラハチ的な文化だったら、そういう人らがいても」
絹旗「……」 ピッ
闇咲(ケータイ)『口減らしに村人を間引いたことは多々あり、珍しくもなかった。それは事実だし、それ専用の塚だったり葬儀も確立している程度にはあった』
闇咲(ケータイ)『だがそれとは別に農村部では労働力というのはとかく頭数でもあり』
闇咲(ケータイ)『成人の労働力一つを減らしてしまえば、その分だけ永遠に労働力が失われる上、児童でもそれなりに労働力として期待される』
闇咲(ケータイ)『よって口減らしは最後の最後の悪あがきでしかなく、ましてや成人を捨てるなど有り得ない。精々逃散するぐらいだろう』
(※逃散=都市部へ逃げて周辺部に住み着く。当時でも違法で超治安悪くなる)
闇咲(ケータイ)『政治的な思惑としても……大抵の人間は集落からほぼ一生出ない生活をしているにも関わらず、どこのバカがわざわざ樹海まで人を捨てるに来るのだろうかと』
闇咲(ケータイ)『というかそもそも樹海のような条件が悪い場所で生きていける程の身体能力、そして生きていけるだけの知恵に長けた人間が捨てられる待遇に唯々諾々と従う筈もなく』
絹旗「……というプロの方のご意見を超頂いてきました」
フレンダ「始末悪ぃ訳よね怪談おじさんその二!下手に下手な思想ぶっ込むのとピラニアのように噛みつく人が!」
絹旗「ちなみにピラニアは”超”臆病な魚で人が足突っ込んだ程度で噛みついたりはしないそうです」
(※ただし興奮しているときは除く)
フレンダ「いや補足情報要らなかったけども!」
絹旗「まぁなんやかんやで主人公姉が主人公妹の落書きを見て、『この箱を樹海へ返せば祟りは収まる!』と決心し、超乗り込みます」
浜面「その結論出る前にもっとこう何とかならなかったか?何かこう最初に死人出た時点で『あ、ヤベエ!』的な緊急退避をだな」
絹旗「そして樹海へ突っ込むと、何故かご一緒していた樹海探索パーティ一行と超合流!しかし謎の呪いで主人公姉を除いて全滅!」
絹旗「件の樹海村っぺぇ所で指を落とされそうになりながらも、実の母親が出てきて助けて逃げて追い付かれて妹が身代わりに完!」
フレンダ「情報量多くない?あんたのた面倒臭くなったからって端折ってる訳よね?ねぇそうなんでしょ?」
絹旗「遭難だけに?」
フレンダ「やかましいわ!?誰もこの状況で上手いこと言おうとはしない訳だわ!?」
浜面「……母親?かーちゃんの情報って出て来たっけか?」
絹旗「物語冒頭で幼い少女姉妹を樹海近くで保護した女性がいたのですが、超恐らくそれかと」
フレンダ「……生きてた訳?」
絹旗「死んでたっぽいです。呪いか何かに取り込まれた的な?」
浜面「妹さん入院してたんじゃ……?」
絹旗「精神体となって超駆けつけたんでしょうね!超ラッキーでしたね!」
フレンダ「そもそもコトリバコがなんで友達の家で見つかった訳?」
絹旗「さぁ?なんででしょうね?」
浜面「主人公の子たちが成人するぐらいまでセーフだった理由は?」
絹旗「私に超聞かれましても」
フレンダ「ザッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッルいわ!!!全部が全部ザルい訳よ!!!」
絹旗「と、いう感じで終盤は超悪くなかったんですけどねぇ。今までの伏線を回収せず投げっぱなしとご都合主義、あと愛()で終わるという」
絹旗「いやー、超残念でしたね。序盤から中盤にかけて『ダメ映画じゃない!?』と期待を抱かせたのが、大きく減点対象ですね!」
フレンダ「どういう方式?果てしなくマイナスになれば優勝って訳かな?」
浜面「よせよフレンダ!こいつらを理解したら終わりなんだ!」
絹旗「ちなみに今年公開の『牛首○』も超お楽しみに……!」
フレンダ「日本の映画業界って余裕ある訳よね?景気が悪い割にはダメ映画を毎年毎年送り込んでるってなんなの?死ぬの?」
絹旗「ではフィルムコミッショナーの闇を超少しだけ語りましょうか。ぶっちゃけ金持った×××です」
浜面「だから止めろってフレンダ!このアマは怖いもんなんてないんだから!」
フレンダ「……あぁまぁ絹旗が元気ならいい訳。つーか心配してこれだけ損した事ってないな!モノボケして終わりか!」
絹旗「――ならこの後は『シライサ○』の超上映会でも!名前だけでもう面白いですよねっ!」
浜面「一部の人だけだわ。俺らみたいに『ですの!』が頭の中でリフレインする人ぐらいだわ」
――
麦野「――ね、言ったとおりだったでしょ?」
浜面「『ごめんなさいね、は・ま・づ・ら☆』って詫びの言葉ですらなかったな!?」
滝壺「まぁ、きぬはたはきぬはただし……」
フレンダ「まぁいいっちゃいい訳だけど……いつか、あの子を満足させるようなダメ映画が現れる訳……?」
絹旗「超ままならないものです。名作と期待して見ればダメ映画であったり、ダメ映画だとして見ればやっぱりダメ映画だったり」
フレンダ「チョイスの時点でそれっぽいの選んでる訳よね?どう考えても寄せに行ってる訳よ?ねぇ違う?」
絹旗「超失敬です!この間は誰しもが知る制作会社の話題作をわざわざ見に行ったんですから!」
麦野「あれ?あんたってまともな映画も見るんだ?」
フレンダ「騙されないで麦野!どうせ名監督のダメ息子が撮ったダメアニメのことに決まってる訳!」
滝壺「なんだかんだでふれんだも詳しい……」
フレンダ「嬉々として話をされる訳だからね?そして段々と楽しみになってる自分がいる……!」
浜面「全員が均等に話を振られるからな――ってフレンダ、なんかゴミついてんぞ。肩に」
フレンダ「ん、どうも?あ、付箋ね。絹旗の大喜利のところでついたんだと思う訳。なになに――」
フレンダ「『バレンタイン企画のお知らせです。【誰】が【誰】に【なに】を持っていくのか書いておくと、SSになるかもしれません』……?」
浜面「――バニーさんだ!ではまず全員バニーさんのドレスコードで統一してもらおうか!」
麦野「カジノか。もしくはエ×いパブか」
滝壺「さいきんはぽりこれ的に抑え気味ではある……」
絹旗「なんか中途半端なオチで超恐縮ですが、まぁよろしかったらご投稿ください」
フレンダ「くれぐれもあたしのノドと胃に負担がかからない程度に……!」
-終-
(※体調が悪かったので短かったです)
※バレンタイン企画です
【誰】が【誰】へ【何を】送るか、書くと良い事があるかも知れません。義理でも本命でも可(スルーされる可能性はありますが)
例)――
【上条さん】が【バードウェイさん】へ【新春巫女さんセット】を送る
【御坂さん】が【上条さん】へ【P超電磁砲オリソンアルバム】を送る
【HAMADURA】が【フレンダさん】へ【売れ残った鬼滅の○のクリスマスバケツ】を送る
禁書キャラ限定で、お互いが知り合いかどうかや死亡フラグは無視します
(ただし知らない相手から貰っても、「あぁうん、ありがとう」と淡泊な反応になるかも知れませんが。特に人間不信組は)
〆切りは大体1月いっぱいぐらい。では宜しければご参加下さい