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Clock(trial)

鳴護「闇ちゃんねる(主音声)」


――オービット・ポータル芸能事務所

佐天「あ、お疲れさまでーすARISAさん、次のお仕事『歌ウマタレント』と『怪談ブーム乗っかっとけタレント』、どっちがいいですかねー?」

鳴護「涙子ちゃんはあたしのなんなのかな?」

佐天「大切な友人に決まっていますが何かっ!」

鳴護「力強く言い切ってくれてありがとう。でもほしい答えじゃなかったよ、なんであたしのお仕事を選ぶ側に回ってるのかな?」

佐天「次の収録の打ち合わせに来たんですが、まぁあたしの裁量で決めていいですよって」

鳴護「『決めていいですよ』!?そんな簡単に!?」

鳴護「えっとね……シンガーソングライターって分かるかな?歌詞を作って曲を作って歌を歌う人、まぁつまりあたしなんだけど。職分ってものがあってね?」

鳴護「それとも大人げなく歌手として堂々と乗り込み、ヘタウマ番組を荒して来いと遠回しに言ってる?」

佐天「ARISAさん、最近はごく普通に長文でツッコむようになりましたよね」

鳴護「やめてくださいよ!?あたしだって好きでやってる訳じゃないんですからね!?」

佐天「ツンデレ風に言えば?」」

鳴護「『あ、あたしだって好きでやってるんじゃないんですからね!』……ってほぼ一緒だなコレ!」

佐天「受ける側の印象は真逆ですがね。では歌番組に素人としてエントリーを」

鳴護「話聞いてた?それともリモートで別のお仕事と並列してやってる?」

佐天「もう一つのですねー、怪談タレントはちょっと色がついちゃいますからねー」」

鳴護「今更だよね?あたし涙子ちゃんと隔週でやってますけど、闇ちゃんねるっていうガチなやつ」

佐天「闇咲さんのは下の方にワイプと副音声で流れてますから、パッと見怪談かどうか分からないですから」

(※イメージ画像です)
鳴護「どういう視聴者層なのか謎だね」

佐天「奥さんを除けばあたし目当てのガチ勢ですかね」

鳴護「へー、既婚者だったんだー?お嫁さんは旦那さんが喪服しか着ないのをどう思うんだろう……?」

佐天「そして何より量産型の怪談おじさんが世に溢れていますので、競合他社との差別化は必要だっていうね!」

鳴護「ガチ系っていうか、身も蓋もなくただ蕩々とエゲツない事実を語るのは如何なものかと……」

佐天「あたしも拝見しますけど、『もっとこう言い方あるだろ』と思わなくもないですからね。曲がりなりにもエンターテイナーなんですし」

鳴護「啓蒙活動と称しつつ、実際には同業者をdisっているだけだという」

佐天「あぁそういえばこの間、あたしの弟のSNS友が言ってたらしいんですが」

鳴護「どういう繋がり?弟さんの知り合いってだけ?」

佐天「その人の地元が量産型怪談おじさんに、場所の実名出して心霊スポット的な扱いをされていたそうです」
(※実話です)

鳴護「意外と変化球投げてくるね怪談おじさん!?てゆうか実名いいんですか!?」

佐天「いいっちゃいいような、微妙なところなんだそうです」

鳴護「微妙って?オバケ出なかったり?」」

佐天「ではなくてですね。こう、その場所と言いますか、心霊スポットと紹介された場所は市広報の『おさんぽコース』の一環になっていまして……」
(※実話です)

鳴護「なんで?」

佐天「あーほら、村興しとかであるじゃないですか?市の公報やホームページに名所旧跡とその案内を載せる的な」

鳴護「あー、イメージは何となく。やっつけで作ったような感じのですね」

佐天「また大きな書店の隅の方にある郷土史関連の緩い本とかで、普通に『これこれこういう場所なんですよー』と記載される程度の場所だそうで」
(※実話です)

鳴護「一体何をどうやったらそんな場所が心霊スポット認定を……」

佐天「いやあたしに聞かれましても。闇咲さんへ聞いた方が早いかと思います」

鳴護「絶対イヤです。だって早く帰りたいから」

佐天「なお同市で心霊スポットをググってみると、その方が小学校の遠足で行った公園が何故かランクインしています」
(※実話です)

鳴護「呪われていませんか?心霊スポットを噂している方がおかしいんじゃなくて、土地全体が呪われてるんだったら説明つきますよね?」

佐天「ちなみにその公園も公報や広報に出て来ます。何故ならば県立自然公園に指定されていますから」
(※実話です)

鳴護「本当に大丈夫?それ暇な人が大量に集まって人工的に心霊スポット作ろうとしてない?」

佐天「あー、嫌いじゃないですね。デビルがサマナーするヤツで、最初の都市の俯瞰図で『これモロ五芒星じゃね?』な感じの」

鳴護「それは涙子ちゃん達がよく訓練されたファンだからだよ?」

佐天「つーかまぁ基本的に幽霊が居ようが居まいが、人が作るのには代わりはないんじゃないですかね?語るのも人、騙るのも人」

鳴護「大分違うよ?自然に発生するのとでっち上げるのでは危険度が0か100じゃないかな?」

佐天「その方曰く、『戊辰戦争の跡地とかあんのにどうしてそこ行った?』とか、『江戸時代に義民が決起して処刑してんだからそっち行けよ』みたいの?」

鳴護「古戦場跡はそのウチ番組で突貫させられそう……!」

佐天「あ、じゃあこうしましょう!サイコロ振って奇数が出たら心霊スポット、偶数だったらただの廃墟行くロケとか!」

鳴護「出演者に知らせないパターンだね!?お化けがーとか騒いでたら、監督が出て来て『実は――ただの廃墟ですが超何か!?』って開き直るタイプの!」

佐天「その企画は闇咲さんに提出しておきます。あ、それでその人は一つ悩みを抱えているそうで」

鳴護「悩みじゃなくて闇だと思うよ。もしくは病み」

佐天「そんなこんなで急遽地元がちょっとバズり始めたらしいんですよ。よりにもよって緊急事態宣言下で」

鳴護「それはまぁ、タイミング、うん、言わない方向で」

佐天「まぁ怪談おじさん上位種とはいえまだまだ量産型、総合的に人は増えていなかったんですが」

鳴護「さっきから設定がモンハ○とガンダ○を行ったり来たりしてるんたけど……」

佐天「まぁこれはこれで町興しのチャンスだと割り切り、関係する資料を送っていっちょ噛みするかどうかと迷っているそうです」
(※迷っています)

鳴護「想像以上にダメな理由だった!?でも無理じゃないの!?いっちょ噛みできるような由来とかないんじゃなかったの!?」

佐天「……いいですか、ARISAさん?人が生きて生活していれば当然信仰の方も生まれるんですよね。怪異が発生するのと、まぁ似たような感じで」

鳴護「救いを求めてた人たちと暇人のネタ合戦を一緒にするのはどうかなー。よくなくないかなー」

佐天「なので適当にそれっぽいのをでっち上げればアホは吊れるんじゃねぇかと……ッ!!!」

鳴護「町興しはそれでいいの?本格的に研究している人たちに怒られない?」

佐天「アカデミックな人たちは元々そういう香具師を相手しませんので。つーか自分たちの研究で忙しいらしいです、闇ちゃんねる主催者曰く」

佐天「しかし万が一これで町興しが成功してしまった場合、一つだけ問題が発生するんですよね」

鳴護「大体想像つくよね。どうせ観光客が増えても電波ゆんゆんの人だけだよ」

佐天「そういう人たちの聖地巡礼になっても困るため、いざというときにはプラン2を用意しているとか」

鳴護「いっちょ噛みしないんだったら、えーっと、そういうのって後から言っても所詮は後追いになるんじゃ?」

佐天「いやいや、こういうのは得てして話が広がってくじゃないですか?最初は変な物音を聞いたみたいなー、軽いジャブから始まって」

佐天「んで、そのうち物音だけじゃユーザーが納得しなくなるんで段々怪現象のレベルが上がっていくんですよ。人影だったり人の声だったり」

鳴護「もうヤラセって前提で話してるよね!オカルト番組のMCやってる身分なのに!」

佐天「割と深刻らしいですよー?最初はリアリティ重視でやってた人が、いつのまにか一線越えて幽霊と会話できるようになっていたりする怪談おじさんも」

鳴護「それは病みじゃないかな?」

佐天「そのさじ加減が難しいんですよねー。あんまり露骨な話も引きますし、かといって似たような話ばかりでも同様に」

佐天「んでもって万が一ダメ観光地化するんだったら、相当”盛られる”筈なんですよ?『実はここの心霊スポットにはこういう悲劇が元で……』みたいなのが」

鳴護「実話系怪談あるあるだね」

佐天「あんまり度を超すようだったら、史実を資料込みで公開して怪談おじさんとしての活動をできなくさせようかと」

鳴護「仁義的にはどうだろうなー?やっていいの?」

佐天「元々怪談おじさんという枠自体が非常に狭い上、そのおじさんはかなり成功しているためその手の方からは恨みを買いまくっている訳でして」

佐天「従って椅子取りゲームの要領で『一人減れば席が増えるよやったねた○ちゃん!』とばかり、真偽に関わらず追い落としに協力してくれるかと」

鳴護「その業界ってそんなに殺伐としてたっけ?」

佐天「少し前のニュースですが、つーか確かコロナ前の事件ですがユーチューバ○同士で私闘になって誘拐したりされたりってことが」

鳴護「どこまでも人を狂わせる……!」

佐天「『実話”系”怪談』と銘打って興行してんですから、創作物で他人様に迷惑かけるようだったら、まぁ柔軟に対応するそうです」

鳴護「どんな心霊スポットでも近くで住んでる人たちにとっては、ただの地元だしねぇ。変な噂が立ったら酷いし、そもそも検証の仕様がないから」

佐天「あたしも注意しなきゃなんですよね。怖い話で一喜一憂しつつも、一般の方には迷惑をかけ――」

佐天「……」

鳴護「な、なに?」

佐天「『怪談JC佐天涙子』……悪くないな!」

鳴護「いや悪いよ?オプション憑くよ?自宅の位置とかネットに載るんだよ?」

佐天「『これはですね。あたしの友達の初春の同僚の白井さんのバディの御坂さんから聞いた話なんですが……』」

鳴護「何か始まったな!?てかまだ闇ちゃんねる撮ってないのに!打ち合わせと称してダベってるだけなのに!」

佐天「『するとそこには――御坂さんのおぱんつをくわえた白井さんが居たんですよ……ッ!!!』」

鳴護「怖さの方向性を考えよう?怖いは怖いし『あぁこれ100%実話なんだろうな』って分かるけど、怪談じゃないよね?幽霊でも妖怪でもないもんね?」

佐天「『この動画、お分かり頂けたでしょうか――第三次世界大戦中のロシアで映り込んだ御坂さんを……ッ!!!』」

鳴護「それ一回やった。美琴ちゃんに関してあまりにも未確認な事実が多かったもんだから、ミサ怪談って一回ね」

鳴護「てかさっきから詳しいけど、それはそれで大丈夫なのかな?闇咲さんの悪い影響受けてない?」

佐天「深淵を覗き込むときは深淵からも覗かれている……!」

鳴護「ホントそうだよね。大体ミイラ取りがミイラ化するんだよね」

マネージャー「あのー、そろそろお時間でして」

鳴護「あ、はい。分かりました。それじゃこのまま行きます?機材は……オッケーですか?」

佐天「『――という訳でオープニングトーク長引いちゃいましたが、改めてタイトルコォォォォォォォォォォルッ!』」

鳴護「番組もう始まってたの!?あぁマネージャーさんいないし、事務所で一人でなにやってんだろって思ってたよ!?」

佐天「『闇咲逢魔のやみちゃんねるヒアウイゴー!』」

鳴護「そんなノリだったっけ?もう一人の地雷タレント、サンシャイン上条さんが乗り移っちゃってた?」

チャッチャチャララ、チャララッチャララ、チャッチャチャララ、チャララッチャララ(※奇○なテーマ)

鳴護「てかジングルもおかしいよね?そんなご陽気な呼び出しでかかるような曲じゃないな!」

佐天「『――はい、では改めてましてこんにちは!幽霊大好きJCの佐天涙子です!』」

鳴護「そのキャラ続けられる?たった今業界の闇と病みを話したあとでも信じてくれる人いる?」

佐天「『信じれば救われます――なのでお布施をください!あたし達の現金収入になっています!』」

鳴護「ここまで直で要求するってある?ないよね?」

佐天「『なお、エロい煽りはウチのスーパーハカーが対応しますんで出て来いや!』」

鳴護「落ち着こうか?いい加減中一なんだし、何周したか分からないけど落ち着こう?」

佐天「『ではでは最初のコーナー”ふつおた”!テーマは自由でなんでもかまいません!高田延○選手の現役時代並にガチなお便りが届いています!』」

鳴護「その人、暴露本で『総合格闘技の数戦以外は全て文字通りプロレスだった』って言ってなかった?つまりそういうこと?」
(※奥様は暴露された後で事実を知り離婚するかどうか悩んだ)

佐天「『では最初のふつおたです!つーか同じ内容のが結構来てるんですけど、同じ人ですかねー?』」

鳴護「どうだろ?何かの抗議かも?」

佐天「『えーとっ”こんにちは!この間友人に勧められて初めて番組を見ましたが、とても面白かったです!』」

鳴護「あ、はい、ありがとー、ってこれが同じやつ?」

佐天「『”それで気になったんですが、画面右下に映っているおじさんはクリック広告ですか?それとも背後霊ですか?”』」

鳴護「それが本体かな−。あと背後霊は背後に立つ霊だから背後霊っていうんだと思うよ」

佐天「『こんな感じで他の人からも”消そうとしているんですが消えません”とか”副音声にすると怖い声が聞こえます、霊現象でしょうか”と』」

鳴護「すいません闇咲さん!こう、よりにもよってウチの事務所にプロデュースを依頼したが最後、迷走に迷走を重ねてこうなりました!」

佐天「『えぇとマジレスしますと、我々がいっちょ噛みしなければ再生数が1桁のままで低迷されていたんじゃねぇかと』」

鳴護「現実だよね。一人の怪談おじさんが成功するためには万の死体が積み上がるっていう」

佐天「『ではこの手の質問に関しまして、ARISAさんがナイスな解決法を!』」

鳴護「たまには音声を切り替えて闇咲さんも聞いてあげてください。”設定”から”副音声”を選ぶと怪談の解説を聞けますので」

佐天「『んでは続いて二つめ。おっとARISAさん名指しのお手紙ですよー』」

鳴護「ありがとうございます?」

佐天「『”こんにちは、MARISAさん”』」

鳴護「ちょっとMが要らなかったかなー。別の人になるから。弾幕する時間よりも薄い本とゲームの方が体感的には多い女の子の」

佐天「『”幸楽○のCMを見るたび、きゃり○さんが盛大にスベり倒して悲しい気分になる今日この頃いかがお過ごしでしょうか?”』」

鳴護「受け取り方次第じゃないかな?『なんでこの人オファー受けたんだろ?』っていつも思うけど、ファンは嬉しいよ?」

佐天「『”三十路を前にしてタレントとして危機感を覚え、意識高いキャラへの転身を図ろうと聞きかじりの知識を披露したらフルボッコで大変だと思いますが頑張ってください”』」

鳴護「きゃり○さんに言えばいいんじゃないかな?全財産賭けてもいいけどここは見てないから」

佐天「『”顔がアップになると今のテレビの解像度だと老いが露骨に見えますね”』」

鳴護「うん、ふつおたでも限度ってものがあるからね?そろそろ脱線するのやめようか?」

鳴護「てゆうかこの淡々と毒を吐きつつ名前イジリからして覚えが……!監督!吐き気がする邪悪を集結させた監督なんですかっ!?」

佐天「『”それは超さておき秘蔵のサメ映画の新ストックが5本を超えました”』」

鳴護「サメの恐怖再び!?三週も引っ張ったあのしょーもない世界観が!?」

佐天「『”なお超最近見たのは『Virus Shark(2021年)』です”』」
(※実在します)

鳴護「流行りに貪欲だけど意外性はないな!もう逆に見てみたいあたしがいる!」

佐天「『”ただ、最近超思うのです。ユーチュー○で動画切り取ってあらすじ配信していたアホが逮捕されたので、コンプラ的にどうなのかと”』」

鳴護「前からずっとそうだよ?それいうんだったら、ねっ?誤魔化し誤魔化しやってきたけど、ほら、分かるよねっ!?長いんだからさっ!?」

佐天「『”そろそろ首を超洗って待っていてください。ではまたダメ映画企画でお会いしましょう”』」

鳴護「ふつおただけど普通のお便りではなかった。ちょっとした恐怖新聞だし、あとで当麻君とババの押し付け合いをしておかないと」

佐天「『できればあたしがお邪魔したいぐらいですけどね』」

鳴護「あの子はダメ映画が好きじゃない人の所にしか現れないんだよ。サンタさんの逆?」

佐天「『よいこって意味では逆じゃないような。ナマハゲの方が近いですよね。通り魔としてのレベルを考えると』」

佐天「『――さて!実はARISAさんに驚きの報告がありますっ!』」

鳴護「え、なに?聞いてないよ−、えー、困るなー、ゲストかなー?」

佐天「『なんと!番組でARISAさんへハロウィンドッキリを仕掛けることになりました!』」

鳴護「言ったね!?ドッキリなのに本人の前で堂々と宣言しちゃったね!?」

佐天「『分かってますねARISAさん?ドッキリでドッキリするのもお仕事の内ですからねっ!?手を抜いたリアクションなんか論外ですとも!』」

鳴護「手を抜いてるんだったらまずドッキリ成立させてくれないかな?発注の段階で不備があるよね?」

佐天「『まぁまぁまぁまぁ!突然言われてもアレでしょうからプレ・ドッキリで一つ!』」

鳴護「だから試しでも宣言しちゃったら成立しないと――って出ていいの?本当に?」 ピピピピピピピピッ

鳴護「『はいもしもしお疲れさまです……?』」

レッサー(電話)『――もしもし、わたしレッサーちゃん!今イギリスにいるの!』

鳴護「昭和かな?ケータイ一人一台が普通の時代に成立する?メッチャ移動が早い人じゃなくて、すぐ側から隠れて電話してるってことにならない?」

レッサー(電話)『もしもし、わたしレッサーちゃん!今羽田にいるの!』

鳴護「そこは日本でいいんじゃない?そんなに刻む必要はないよね?」

レッサー(電話)『もしもし、わたしレッサーちゃん!今ホテルで二遊間の待機命令を受けているの!』

鳴護「ご時世的にね!一人一人がルールを守るのが他の人への優しさになるよっ!」

レッサー(電話)『もしもし、わたしレッサーちゃん!今メロンブック○にいるの!』

鳴護「大人しくしてなよ。そういうとこだよ」

レッサー(電話)『もしもし、わたしレッサーちゃん!今学園都市にいるの!』

鳴護「良かった戻って来た。またどこかに寄り道するんだろうけど」

レッサー(電話)『もしもし、わたしレッサーちゃん!今あなたの家の前にいるの!』

鳴護「あぁ今ちょっと自宅に行かれてもいないんだけど……」

レッサー(電話)『もしもし、私レッサーちゃん!今あなたの――』

鳴護「あれ?あたしの近くにいないのにオチ?」

レッサー(電話)『――彼氏の家にいるの……ッ!!!』

鳴護「怖さのジャンルが変ったね!?ホラーじゃなくてスリラーに!あぁまぁ怖いっちゃ同じく怖いけどもさ!」

鳴護「てか彼氏いないけど!相変わらずレッサーちゃんはあたしのアイドル人生を躊躇なく殺しに来るよね!」

レッサー(電話)『ちょ、上条さん!?アリサさんが聞いて、やん!やめてくださいよぉ!』

鳴護「当麻君にも失礼だし、そもそも即エ×い事できる甲斐性があるんだったらみんなもっと苦労してないよ!レッサーちゃんだって当事者だから分かる筈だよ!」

鳴護「大体ね!レッサーちゃんは卑怯だと思うんだよ!いつもおバカなキャラでやってるのにシメるとき大真面目でしょ!?ヤンキーが子犬を拾うのと同じで――」

佐天「『――はい、っていう訳でARISAさんは放送中にも関わらずマジ説教モートになってしまいましたが!本日の闇ちゃんねる(主音声)は如何でしたでしょうか!』」

佐天「『まぁこんな感じでハロウィンドッキリもするんで、適当に書いておけば実在したりしなかったりしますよ!ウチのスタッフは暇を持て余した神とかいるんで!』」

佐天「『ではまた闇ちゃんねる(主音声)で!さいならー!』」


-終-


※ハロウィン企画を募集しています
ドッキリでも構いません、またベーシックに「お菓子をくれないとイタズラしちゃうんだからねっ!」でも構いません
【誰】が【誰】へ【何を】するか、書くと良い事があるかも知れません
できればシャレになる範囲だといいかもしれませんが、ネジの外れた何人かは自重しないかもしれません。暇な神様とか木原さんとか

例)――
【佐天さん】が【鳴護さん】へ【心霊体験バスツアー】を敢行
【垣根(白)さん】が【HAMADIRAさん】へ【フレメア狂言誘拐】を敢行
【絹旗さん】が【上条さん】へ【サメ映画マラソン】を仕掛ける

禁書・超電磁砲キャラ限定で、お互いが知り合いかどうかや死亡フラグは無視します

〆切りは大体2週間ぐらい?では宜しければご参加下さい





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