年忘れプリキュアスペシャル!キュアラッキー、世界改変をやっつけろ!
――学園都市 アーケード 年の瀬
上条「クリスマスも終わってほとんどお正月ムードだなー」
青ピ「今日は本当のクリスマスなんやけどね。大体当日よりか前日の方が盛り上がるっつー、日本の悪いところやね」
上条「そうかぁ?海外の年越しカウントダウンも『3・2・1!』って盛り上がっときながら、『ハッピーニューイヤー!』で花火ドーン打ち上がったら、はい解散、みたいな空気あるぞ?」
青ピ「というか疑問なんやけど、日本は正月つーか元旦にお参りしますやん?」
上条「するな」
青ピ「やったら海外も元旦に教会行ってミサしますのん?ワイン振舞ったりシスターさんが神前で踊ったり?」
上条「そんな面白映像見たことないから厳かにやんじゃないの?神様に一年頑張りますよ、的な誓いして」
青ピ「十字教的にはイエスさんの誕生日終わりですやん。だったらそれ以後テンション上がらんわー、みたいな」
上条「別に俺たちだって熱心な仏教徒じゃないしな。てか仏様?の誕生日も命日も知らないし」
青ピ「ボクも知らんよ。キリストも……8月13日?」
上条「お盆だろ。人なんだからいつかは死んでんだろうけど」
青ピ「どやんなぁ?まさか『100年前に生まれた人間が実は!』的なトリック、どう?」
上条「余計な事は、言うな?今大事なところなんだからな!お前が思っている以上に危機的状況に追い込まれている人だって居るんだよ!」
青ピ「えっと……あぁまぁ、うん、『超電磁砲に原作あるんだって!』って某会場で耳にしたとき、ボクは涙が止まらなくなりましたわ」
上条「来年のことは来年になったら考えるからいいんだよ!その時にでもどうやって生き残るか考えれば!」
青ピ「来年は来年で白い人の……いやごめん、なんでもあらへんよ!えーっとなんか話題話題――」
青ピ「なんかアレやんね。クリスマス好きでも嫌いでもないし、むしろシングル的には『ぶち殺したい』ぐらいなんやけど」
上条「それ普通に嫌いに入ってるだろ」
青ピ「あぁいやそれはそうなんやけども!なんかこうクリスマスソング聞くとテンション上がらへん?こう、なんか厳かな気持ちになるっていうか」
上条「あー、なんか分かるかも。『サーイレンナーイ♪』って街中で流れてくると変に神妙なテンションになるわ」
青ピ「やっぱ『今年も終わりなんかなぁ』ってちょい寂しい気持ちになったり、センチっちゅー感じやんなぁ」
上条「だな」
青ピ「……」
上条「……」
青ピ「――で、カミやん。なんでボクら男二人で寂しく仲良く歩いてますのん?」
上条「そりゃお前他に暇なやつ居なかったからですよコノヤロー」
青ピ「土御門はフケるし!今頃妹さんとお見せできないようなあんなことやこんなことをっ!」
上条「昼間だろ。つーか朝、妹さんに挨拶してきたよ」
青ピ「こぉんないい歳の少年が二人!クリスマスに出歩くなんて経済的損失が!」
上条「少年なんだから大した影響はないな。正直バイト行きたいのを我慢してるぐらいだ」
腐帯「なぁ……カミやん、思ったんやけど」
上条「なんだよ」
青ピ「カミやんって――意外に、肌綺麗やんね?」
上条「離れろバカヤロー!?二度と俺に近づくな!」
青ピ「もうこうなったらLGBTキャラになって女の子からの人気をゲットするしか……!」
上条「やめなさい。そういう不謹慎なアホは一定数居るだろうけど、ファッション感覚で切り貼りはするな」
上条「特に旬のものに乗ろうとするだなんて!恥を知れ、恥を!」
青ピ「なんか『お前が言うな』と多くの突っ込みを受けたような気がするわー……まぁ、そうやんな。不真面目にやったらいかんし」
上条「受け入れるかかどうかは別にしても、嘘を吐くのはダメだ」
青ピ「――という訳で真面目に腐女子ならぬ腐男子キャラで行こうと思うやけど、どう?」
上条「動機がまず不純だからダメかな。そして仮にモテたとしても、異性じゃない方にモテるってオチが待ってると思うよ」
青ピ「……くっ!昔のオネエキャラは結婚してもオーケーやったのに!」
上条「IZAM○はオネエではない。ただちょっと女装して歌ってた一発屋であって、性癖はノーマルだ」
青ピ「お笑い芸人だっていましたやんっ!?あの人らがオーケーでボクが駄目な理由はありまっか!?」
上条「あの人達はね、様々な意味で人生振り切ってるからだよ?まぁ個人の好き好きではあるんだけど」
青ピ「見捨てられとるんも大概やと思うんやけど……」
着信音『――ハマッヅラ、ハマッヅラ♪』
上条「……」 ピッ
青ピ「あの、カミやん?」
上条「うん?何?」 カチカチカチカチカチカチッ
青ピ「今『プリッキュア、プリッキュア♪』的な着うたがあっ、た?」
上条「ごめん。お前が何言ってるのか分からないなー」 カチカチカチカチカチカチッ
青ピ「うん、それやんね。ものっそい高速で着信拒否設定にしてる、それの話や」
上条「クソ……ッ!去年は来なかったらもう立ち消えになったと安心したのに……!」
青ピ「今年はネタ多かったからしゃーないはしゃーないと思うわー」
上条「いや違う!これは反応したら負けなんだ!こっちが一回ツッコんだらそのルートに入っちまうんだよ!」
青ピ「そんなエロゲ×の個別ルート確定したみたいなんは、どうかと」
上条「俺は退屈でもいいから穏やかな年末がいいんだよ!別に彼女が居なくたっていい!なんだったらお前と遊ぶだけでも文句は言わない!」
青ピ「ボクのハートはエラい傷ついとるけどね!文句がないんじゃなくて言わないところがリアルでイヤやわ!」
上条「だから俺は悪魔の呼び出しには絶対に反応しな――」
着ボイス『――よぉテロリスト。熱膨張って知ってるか?』
上条・青ピ「……」
着ボイス『よぉテロリスト。熱膨張って知ってるか?よぉテロリス――』
上条「――ごめんな。今からちょっとこの幻想とか諸々ぶっ殺してくるから外すわ。決着つけてくるからな、今年こそは!」
青ピ「割と長い企画やし、どうかなー……?」
上条「アイツさえシメれば今年はハッピーで終わる――いや、終わらせてみせるぜ!」
――路地裏
ハマッヅラ『大変ヅラ!この世界は滅亡の危機な立たされてるヅラ!』
上条「それほぼ毎年聞いてっかんな!つーか一年ブランク空けて復活させるなんてお前何様だよっ!?」
ハマッヅラ『……トーマ、お怒りなのは分かるヅラ。つーかハマッヅラもこんなヨゴレしたくないヅラ』
上条「自分でヨゴレ言ってるだろ」
ハマッヅラ『ハマッヅラも所帯を持ったし、日本一童×の演技が上手い誰かと違って守るものがあるヅラよ!』
上条「中の人もネタでイジってくんじゃねぇよ!俺もお前も関係ないだろうが!」
ハマッヅラ『というか何回かネタ企画だったヅラが、今年は本当に危機ヅラ!妖精の国だけじゃなくこの世界全てがピンチになってるヅラ!』
上条「お前の国もどっかおかしいんだが……まぁいいや、話は聞こう。前みたいにカノジョ持ちを妨害するんだったら、喜んでしなくもない」
ハマッヅラ『トーマも大分病んでるヅラが……でも、それは些細なことヅラ!今はマジで危険ヅラ!』
上条「だから何がだよ。危険危険言ってっけど、これっつって特に何も」
ハマッヅラ『北の核開発や日本の原○被害者をdisる外国人へ対しては何も言わない平和()団体と反核()団体がヅラね』
上条「だから時事ネタをイジるのはやめろっていつもいつも言ってんだろ!?特にそれは『面倒臭いからすんなよ?』って楽屋でも注意してんだろうが!」
ハマッヅラ『じゃあ関係ない話で関西生コ×の逮捕者がヅラね』
上条「あぁ確かにな!関係ないっちゃ関係ないけども多分それはアレだから余計に触りづらいんだろうがな!」
ハマッヅラ『という妖精ジョークはさておき、Hongdaiヅラね』
上条「スペル間違ってるよ?本題を何かと意図的に混ぜたつもりだろうけど、理解できた人居るか?」
ハマッヅラ『いや、あれ実は同グループの観光資源として400億払ったって話があるヅラ。怖いヅラね』
上条「国際情勢に首突っ込んでる妖精に比べれば、まぁ何も怖くはないわー♪」
ハマッヅラ『その元ネタも新作としてトーマが喜びそうな意識高い系続編になるかも、って話ヅラ』
上条「あっはっはっはっはー!やだなーハマッヅラは冗談上手いんだからー!こいつめー!」
ハマッヅラ『この間フィギュアスケートの特番見てたらヅラね、ロシアのジュニアのスケーターをチラっと映してたヅラ』
上条「紀平さんだっけか。下馬評覆して勝った人の特番か」
ハマッヅラ『「あれこれ一部の大きなお友達が歓喜すんじゃね?」と思ったヅラが、ハマッヅラは賢明だからこれ以上そっちの話を広げないヅラ』
上条「お前が言及してる時点で大体何指してんのか分かっちまったけどな!主に衣装的な意味でだ!」
ハマッヅラ『それでその、一番の有望株が「ディズニーのヒロインに憧れた」らしく、超髪が長かったヅラ』
上条「まぁいいんじゃないのか?本人がしたいんだったら別にさ」
ハマッヅラ『でもその作品が「塔の上のラプンツェル」ヅラよ?』
上条「あ−、なんだっけか?髪の長いお姫様が塔から抜け出して活躍するんだっけ?」
ハマッヅラ『そうヅラ。ハマッヅラもアニメ見てないから分かんないけど、まぁ原作のグリムとは大幅に改変されてるヅラよ』
上条「原作?グリムってあのグリム童話?」
ハマッヅラ『そのグリムヅラ。断章のグリ○の原作になったと評判の』
上条「その尖りすぎなファンの意見はどうかと思うが。へー、原作じゃどうなってんの?」
ハマッヅラ『王子が塔に幽閉されているラプンツェルのところへ何度も何度も夜這いをかけたらできちゃった→放逐→再会→結婚』
上条「設定!改編前の原型がほぼ残ってねぇな!?名前ぐらい!」
ハマッヅラ『まぁそのスケーターさんが、どんな成長をするのかが楽しみヅラね!』
上条「歪まないといいけどな!お前みたいなダメ大人が余計な事吹き込んで!」
ハマッヅラ『そう、トーマ――いや、キュアラッキー(※スケベ)にお願いしたいのも似た話ヅラ』
上条「だからもうスケベはいいよもう。俺の宿命として受け入れてんだからことさら強調しなくっても――」
上条「――って似た話?ラプンツェルと?」
ハマッヅラ『じゃないヅラ。キーワードは”改変”ヅラよ』
上条「……おいちょっと待てよ!それって!?」
ハマッヅラ『この世界が誰かの手によって改変されてるヅラ。それも殆どの人間が気づかない間に、ヅラ』
上条「マシじゃねぇか!そんなの登場してから数年経ってるのに変身どころか魔法の一つも使えない俺の手には負えないだろ!?」
ハマッヅラ『……いや、トーマにはできるヅラ。むしろトーマにしかできない、かもしれないヅラ』
上条「『右手』か……!」
ハマッヅラ『今回はかなりマジヅラ。失敗したら大変なことになるし、成功しても多くの人の恨みを買いかねないヅラ』
ハマッヅラ『だから!トーマがどうしてもしたくないって言うんだったら、ハマッヅラ一人でも――』
上条「それ以上言うなよ、相棒……は、イヤだけど、とてもとてもイヤだけど、まぁ俺たち顔見知り……って訳でもないけど」
上条「はっきり言えば迷惑だし、はっきり言わなくても迷惑だけど……この世界の危機だって言うのなら、手伝わない理由はないぜ!」
ハマッヅラ『ありがとうヅラトーマ!遠回しな言い方で「あ、これホントに怒ってんな」って分かったヅラ!』
上条「反省しろよそこは。そして次に生かせ」
上条「……てかまぁ引き受けた以上はやっけどさ。本当に改変……世界改変なんて起こってんのか?」
上条「半信半疑なのは否めないし、俺も見て『これおかしくね!?』って思わなかったら、『幻想殺し』が通じるかどうかって問題も」
ハマッヅラ『まぁそこは実物を見てもらった方が早いヅラ。まずこっち、ヅラね』
――学園都市
上条「というか改変ってどういう現象なんだ?前にあった外と中が入れ替わっちまうなみたいな感じか?」
ハマッヅラ『誰も気づかない、という点では同じかも知れないヅラ。特定の人間、それも選ばれた人だけが異常に気づけるヅラね』
上条「異常なのに誰も気づかない。それを放置してたら……」
ハマッヅラ『改変――「現実改変(ワールド・イニシャライズ)」が進むと、改変された事象が現実として置き換わるヅラ……ッ!』
上条「このアホ企画始まって以来のシリアス展開!年末になってもタイトスケジュールだな!」
上条「てかお前名前つけるの遅くね?今とってつけたように命名するのやめろよ」
ハマッヅラ『……いや、ヅラ。この理不尽な現象を理解できる、というかこの世界で”識って”しまっているのはトーマだけヅラ』
ハマッヅラ『したがってトーマ以外は誰も気づけない、気づかない以上、改変だけでも差し支えなかったヅラ』
上条「……お前の真面目な事言ってっけど、これでしょーもないオチだったら顔面コンクリの刑だからな?すり下ろすからね?」
ハマッヅラ『トーマのツッコミが激しいヅラけど、今回ばかりは冗談でもネタないヅラ!真面目な話ヅラ!』
上条「そうだよね。真面目に不真面目な野郎ばっか集まったのが学園都市だもんな」
ハマッヅラ『あ、居たヅラ!あそこから”現実改変”の空気を感じるヅラ!』
上条「てかお前『俺しか感じられない』って言ってる割に、お前も感じるってどういうこと?お前は妖精なんだよね?」
ハマッヅラ『細けぇことはいいヅラ!ハマッヅラは妖精王が治めるファンシーな妖精の国から来たから適応外ヅラ!』
上条「小さいおっさん(UMA)が一員な時点でもうファンシー要素の欠片もない国だろ。闇咲に退治される側だろ」
ハマッヅラ『ただ……”歪み”自体はまだ小さいヅラ。解消するのは比較的簡単だと思うヅラ』
上条「じゃあお前らで解決してくれとは思うが、まぁいいや。つーかあそこか?何か騒いでっけど」
海原『……!…………』
ショチトル『……!』
上条「あぁよーし分かった、ハーレム要員が居ながらJCストーカーにジョブチェンジしたアホを鉄拳制裁してくればいいんだな?オッケー任せろ!」
ハマッヅラ『違うヅラトーマ。「お前が言うなや」って数千人単位でツッコまれてると思うヅラが、そっちじゃないヅラ』
ハマッヅラ『むしろ俺的にもやっちまえと思わなくはないが。殴るんだったらドサクサに紛れてだな』
上条「たまに設定忘れてチンピラに戻んなよ。あれ?でもなんかモメてんな、海原達。口論でもしてんのか?」
ハマッヅラ『――いや、違うヅラ!”世界改変”の恐ろしさを見るヅラ……!』
海原『――ショチトル、これは一体……ッ!?』
ショチトル『私の体が限界を迎えただけだ』 ポロッ
上条「おいマズいぞあれ!手足がほどけて――」
ショトチル『……』 ビロンビロンビロンビロン
海原『……』
ショトチル『……』 ビロンビロンビロンビロン
上条「……あれ?えーっと、あれ?あれなんか、うん、なんて言ったらいいかな」
上条「言葉を選べば……『エロ×によく出てくる触手担当』」
ハマッヅラ『トーマ、いくら真実だからって口にしていいことと悪い事があるヅラよ』
上条「いやだってさ!原作読めよ原作!『ほどけた手足が〜』って書いてあるけど、あれ服ごとイッてねぇか?そういう流れじゃなかったよな?」
上条「しかもほどけてからビロンビロン回るとか、蚊取り線香を吊したようなデザインだなんて一っ言も書いてなかったし!」
上条「つーか触手がビロンビロンビロンビロンうねってて、そっちばかりに気がとられてしょうがねぇんだよ!」
ハマッヅラ『ま、まぁ頑張ればジオン○とか機械○に似てないこともないヅラ!』
上条「てかシーン台無しだろ!?お前海原の身にもなってみろよ!最大の見せ場で触手怪人びろんびろんだぜ?しかも妹が!」
上条「これこの後、海原と悪魔合体すんだけどあいつだって嫌がるわ!」
ハマッヅラ『というかトーマ!早く処理しないと”世界改変”の侵食が進んでいってしまってるヅラ!』
上条「海原に任せようぜ?もうなんか俺が関わっても損しかしない気分になんだよな」
ショチトル『ゴムゴ○のー!』
ハマッヅラ『見るヅラ!他の世界軸がこっちの世界を侵食してるヅラ……ッ!』
上条「ヤケになってるだけだろ。てか俺だって言うわ、あんな仕事来たらもうヤケになってせめて笑いを取りに行くわ」
ハマッヅラ『大変ヅラ……このままだと自我を失って、全くの別キャラになってしまうヅラよ!』
上条「言いたい事は分かる。つーかさ、そもそもの話聞いていい?」
ハマッヅラ『トーマ!話は後で聞――こうかと思ったヅラが!コンクリへハマッヅラを押し当てたからには話し合おうヅラ!」 グリッ
上条「これ”世界改変”とか言ってるけど……要は『アニメの出来がアレだったから、一つ一つイジっていこう』ってことだよね?」
上条「『原作無視して勝手しやがった以上、もうこうなったら自虐ネタで笑いに転化するしかない』……?」
ハマッヅラ『……』
上条「……あ?」
ハマッヅラ『――さ、さぁ早くしないと!ショチトルがお笑いキャラになってしまうヅラ!』
上条「残念、もうなってる。腕ビロンビロンしてる時点でもう笑うもの。誰だって『あぁこれはねぇな、これだけはねぇよな』って笑うもの」
上条「見てみ?海原ずっとこっちにも無反応だけど、あれは気づかないんじゃなくって笑い堪えてるだけだからな?」
上条「だって仕方がないもの。シリアスシーンで腕ビロンビロン、しかもホラ見ろ、今度は足ビロンビロンだよ。笑いにどんだけ貪欲なんだ海原妹」
上条「せめてこれが体だけならまぁ分からないでもないけど、あれセーラーごと行っちゃってるもの。関係ないのにセーラー服ごと原書に取り込まれちゃってるもの」
ハマッヅラ『――つまり、「海原が原書を取り込めたのはセーラーが好き同士で波長が合った」、という可能性が……!』
上条「そうだね。もう否定するところがない完璧な理論だよね」
ハマッヅラ『――と、いう訳で企画の主旨を理解してもらったところで、さぁキュアラッキーの出番ヅラよ!』
上条「あぁそういやプリキュアって設定だったっけ。プリティーもキュア要素も皆無なのにな!」
ハマッヅラ『いやでも現実が置き換わるって魔法少女モノっぽいヅラよね?』
上条「うるっさいわ!確かにまぁちょっと納得しかけたけど!」
ショチトル『あはははははははははははははっ!イカ娘だぞー!どうだー!』 ビロンビロンビロンビロンッ
ハマッヅラ『っていう具合に、イイ感じに壊れてきてるのでトーマがそろそろトドメ刺さないといけないヅラ』
上条「てゆうかお前ホンッッッッッッッッッッッッッットにやめろよな!?関係各位へ喧嘩売るだけじゃ飽き足らず、KADOKAW○批判はやめろよ!?関係者に迷惑かかったらどうすんだよ、なあぁっ!?」
ハマッヅラ『いやそこは高度な政治的判断が働いたヅラよ』
上条「高度?」
ハマッヅラ『説明しよう!ここの運営はどうせ一生あんな大手とは縁がないから好き勝手disれるのだ!』
上条「現実じゃねぇか。そりゃないだろうよだってこんなことばっかしてんだもんよ!」
上条「まず発想がイカレてんだよ!『アニメあいたたた――よし、なら一笑い!』みたいなバカポジティブってどうよ!?」
ハマッヅラ『トーマ、これは救済措置でもあるヅラ』
上条「救済?いい加減ショチトルさんが宙に浮いて収集つかなくなって来てるけど、なんで救済よ?」
ハマッヅラ『この世界には残念なことが一杯溢れてるヅラ……例えば、数年前に出たあるゲームがあるヅラ』
ハマッヅラ『そのゲームには武器屋のボッタクリロ×商人が出てきたヅラ。あ、主役とは別ヅラが、存在感は強かったヅラね』
上条「どうしようか。もうこの段階でツッコむところしかねぇ。それ同人だろ」
ハマッヅラ『そのメーカーの新作がつい先日発売され、主役はそのロ×商人だって風の噂で聞いたヅラ。ロ×大歓喜ヅラよね』
上条「共感できる要素が一個もない。今時珍しいぞ」
ハマッヅラ『だからしかし蓋を開けててビックリ!ロ×はたゆんたゆんに育っていましたとさ!ヅラ!』
上条「で、それがどうしたよ?」
ハマッヅラ『あぁいや別に意味はないヅラ。言いたかっただけヅラ』
上条「じゃあ言うなよ!?この場面でお前の同人話感想言われたって、『そうだな!よく言ってくれた!』って誰も思わないよ!?」
ハマッヅラ『――と、いう具合にヅラよ……ッ!』
上条「あ?」
ハマッヅラ『ハマッヅラが振ったしょーもない小話も、キュアラッキーのツッコミ能力にかかればきちんとオチるヅラ!』
上条「ラッキー要素またどっか行ってんだろ。二年ぶりに聞いたけど、俺の能力フワッとしすぎてんだよ」
ハマッヅラ『だからこう「明らかに失敗したor制作が原作無視しやがった」と思われる展開であっても、一ボケするための布石と思えば……!』
上条「もう泣いていいかな?まだ前半戦なのにこうやってネタ企画にされる主人公のために、俺は涙が止まらないんだよ」
ハマッヅラ『泣くのはいいヅラが、トーマ。一つだけ忘れてないで欲しいヅラ』
ハマッヅラ『トーマとカガ○が泣いている間にだって「いい加減ツッコんで退場させて欲しい」ってイカ娘モド○がいるってことに、ヅラ!』
ショチトル『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?』
上条「あぁごめん悪かったよ!君らは悪くないんだよなむしろ被害者でさ!」
ハマッヅラ『トーマ今ヅラ!プリキュアに変身した体で”世界改変”を打ち消すヅラ!』
上条「あぁ任せろ!あと”体”だから別にプリキュア関係ないですけど!」
上条「というかもうプリキュア要素ないなこれ!いや最初からなかったんだけども!」
海原「あの、そろそろショチトルの自我がアレなのでノリツッコミは程々にしてですね」
上条「あーごめん。えーと、あー……キュアパーーーーンチッ!?」 パキイィィィィィィッ!!!
ショチトル「……戻った。戻ったよ兄さん!」 ボロボロホロ゙ボロ
海原「ありがとう!ありがとうございますキュアラッキー!」
上条「あぁもうお礼はいいから続きやれ続き!原作通りに体壊れてっから魔導書移しちまえ!」
ハマッヅラ『というかトーマが触れたら「原書」も壊れて元通りにならないヅラか?』
上条「そこはさ、えーっと海原の見せ場なんだからさ?こう弁えろよ、なっ?大人になれ?」
――
上条「なぁこれあと何人ぐらいいんの?気が進まないわー、俺がなんかKADOKAW○批判してるみたいに思われたら嫌なんだけど」
ハマッヅラ『トーマはいいヅラよ。あと6年半は出番ないヅラし』
上条「お前アレだぞ?無印は中の人27んときだけど、今年は37だからな?あと6年経ったら43歳のオッサンが高一演じるってことになんだからな?」
ハマッヅラ『でもかんざきさんじゅうはっさいさんに比べればマシヅラよね!』
上条「いいんだよ神裂は!大人っぽいって設定があるんだから!」
ハマッヅラ『その相方の人もマイトガイ○や勇者○とコラボさせると面白いヅラ』
上条「喉死ぬわ。そんなしょーもない思いつき企画で役者人生終わらせたら失礼だよ!」
ハマッヅラ『スタッフがかなーりアレしてる時点でその心配はないと思うヅラが……さっ、ハマッヅラたちは”現実改変”を止めるヅラよ!』
上条「言っとくけどお前(と、中の人)だって酷い目に遭うからな?憶えとけよ?」
ハマッヅラ「そんな俺にもツキが回ってきたぜ!イギリス行ったらラッキースケベの神様が降りてきた!」
上条「口調忘れてるぞ陽性。あぁそうか、お前基本カノジョどドライブして女の子増やしてる以外に何もしてないもんなー、俺と一方通行が体張ってるっつーのに」
ハマッヅラ『まぁでも外伝の方で出番があるといいヅラね!お互いに!』
上条「もう正直『どうにもでもなーれ☆』って思いがなくもない」
ハマッヅラ『でも望まぬ改変はよくないヅラ。全員が不幸になるヅラし』
上条「そうだな。しかし気づきそうなもんなんだがなぁ」
ハマッヅラ『問題なのはヅラ。この改変が本人にとっても都合が良いものだったヅラよ』
上条「都合が良い?」
ハマッヅラ『そうヅラ。ある日トーマが魔術も科学も出会わない、寸止めラブコメの世界に紛れ込んだとするヅラ」
上条「今と同じだな。いや、そんなに変ってもないっていうか」
ハマッヅラ『改変された現実の方が前よりも良かったら、記憶が残っていても「こっちの方がいい」ってヅラ』
上条「あぁそりゃ気持ちは分かるわ」
ハマッヅラ『まぁそういうケースは稀ヅラし、そのためにキュアラッキースケベヅラ』
上条「とうとう言ったな?仕事頼んでる身でついに今回も罵倒語で俺を呼んだよね?」
ハマッヅラ『……ただ、この現実改変が怖しいのはそれだけじゃないヅラ』
上条「充分怖いけど。というかもう対処しようとしているのが俺とお前の二人だけって時点で絶望的だけどな」
ハマッヅラ『仕方がないヅラよ。改変は才能を持つ人間にしか認識できないヅラし、ある一定の水準を超えると――』
上条「ハマッヅラ?」
ハマッヅラ『――見るヅラトーマ!あそこに!』
上条「またそうやって話逸らして――ってあれはまさか!?」
ハマッヅラ『ONE PIEC○の一番ク○ヅラ……!』
上条「だからなんだよっ!?発売されたばっかりだけど、『まさか!?』ってリアクションとっちまったじゃねぇか!?」
ハマッヅラ『トーマはオリジナルの海賊団を作るんだったら、ラ○とキャンデ○と新キャラヅラね』
上条「クルーが偏りすぎてる。ある特殊な癖(へき)の覇気持ちだって丸わかりだよ!」
ハマッヅラ『ではなくあれヅラ!あんなところにも”世界改変”の影響を受けている人が居るヅラ……!』
上条「いやいや騙されないぞお前。一つのアニメで早々二つも三つも現実改変なんて面白おかしいことが起きる訳がないって」
建宮『――お疲れ様でーす!』
上条「建宮じゃんか。何やってんだろ、あんなとこ――」
対馬『……』
建宮『対馬の姐さん勤めお疲れ様なのよ!いやー、今日の抗争も姐さんが居てくれたおかけで我ら大勝利なのよ!』
対馬『……ねぇ』
建宮『なんなのよ、じゃなかったなんですか姐さん!ご用はこの俺に何なりとお申し付けください、なのよ!』
対馬『いい加減にしなさいよこのアフロ!私だって好きでこんなんやってんじゃないって言ったでしょう!?』
建宮『と、言われましても、なのよ。俺には対馬姐さんが対馬姐さんだってことぐらいしか分からないのよな!』
上条「なぁUMAのおっさん」
ハマッヅラ『ハマッヅラはUMAじゃないヅラが、何ヅラ?』
上条「イジってるよね?積極的に建宮さんイジってるよね?もうこれ嫌がらせじゃねぇかってぐらい執拗に」
ハマッヅラ『まさか――同系統の能力者がっ!?』
上条「いやだって俺だって分かるもの。対馬さんとそんなに面識ある訳じゃないけど、何回か喋ってるぐらいだけとあからさまだもの」
上条「前会った時は『五和と同じかそれより若い?』みたいな認識だったんだけど、今こうやって見ると『親御さん?』ぐらいの貫禄出てんだよ!」
ハマッヅラ『割とトーマも言葉のナイフでザックザクいってるヅラね。滅多刺しヅラ』
上条「さっきの褐色触手さんはともかくとして他は気づくだろ!俺だって分かってるぐらいなんだから仲良い人間だったら余計にな!」
ハマッヅラ『だがしかし中には肌の色を変えただけで義妹だと気づかなかった愛に生きる男()が居るヅラ……!』
上条「忙しいんだから海原さんはいいだろ!だって、ほら、えーとストーカーとかで!」
ハマッヅラ『……しかし流石は小さいながらも十字教の一派を束ねる立場に居る者ヅラね。こいつは一本とられたヅラ』
上条「なんでお前上から目線で喋ってんの?」
ハマッヅラ『トーマの言ったようにあのアフロは”現実改変”に気がついているヅラ』
上条「気づかなかったら節穴だわ。触手さんと違って違和感フルオープンになってんだから」
ハマッヅラ『だがしかしどっかのツッコミ役と違い、それを口に出すほど迂闊ではなく慎重に機を伺った結果――』
ハマッヅラ『素面ではツッコめないから、こうやってギャグに転化させることによって!「あ、これ笑っていいんだー?」と事なきを得ようとする高等戦術ヅラ……!』
上条「あっさいなーその高等戦術。超浅いわ」
ハマッヅラ『そんなことないヅラ!見るヅラ!他の人間もアフロの意図を汲んで同調してるヅラ!』
上条「まぁ天草式はそういうの得意そうだけど。あ、五和だ」
五和『えーっと……あ、はいお疲れ様です?何かありました?』
建宮『おう!お前さんからも言ってやってくれなのよ!俺たちの対馬姐さんが何か意味不明なことをだな!』
対馬『五和!あなたからも言ってやってこのアホに!人を年増扱いしてくれやがって!不可抗力なのに!』
五和『えーっと……何を仰っているのか分かりませんが……』
上条「100%分かってないぞハマッヅラ」
ハマッヅラ『まだヅラ!』
五和『まぁともかくお話は帰ってからにしましょう?教皇代理と――』
五和『――対馬”姐さん”も』
対馬『五和っ!?あんた裏切り……!?』
ハマッヅラ『……ふっ、どうヅラ?』
上条「どうもこうもねぇよ。『年齢ネタでイジられる矛先が別にできたから乗っかっとけ』って黒い意志を感じたよ」
ハマッヅラ『こうやって女性同士の友情は成立しなくなるヅラね』
上条「ケースが特殊だからな!?てかこれそげぶしなくていいの!?」
ハマッヅラ『軽度だし放置した方がおもしろ――問題はないヅラ』
上条「今『面白い』って言おうとしなかったか?」
ハマッヅラ『大丈夫ヅラ!自浄作用が働いて元へ戻るヅラね!』
上条「だからお前設定ガバガバなんだよ!次から次に設定増やしていったら自分の首絞めるだけなんだからねっ!?」
上条「そもそも自浄作用があるんだったら俺がヨゴレ仕事受けなくたっていいだろ!睨まれるのはどうせ俺なんだし!」
ハマッヅラ『いやぁ、ヅラ。今と前のケースだと”改変”を受けた当人が受け入れを拒んだんでどうにかなるヅラよ』
上条「それ自然だろ。普通は改変されたらぶち切れるだろうしさ」
ハマッヅラ『だから何度も言うように当人にとって都合の良い改変だったら危ないヅラ』
???「う、ううぅぅ……だ、誰か助けてプリーズ……」
上条「信用できないんだよなぁ」
???「か、カロルスが……ゴーン(※gone、「お薬キメちゃった」のアメリカ英語スラング)して、ぜ、全世界に笑いを提供……!」
ハマッヅラ『というかヅラね』
上条「――よし、帰ろう!帰って新年のお節料理の下拵えをしないとなっ!」
ハマッヅラ『もう泣くぐらいの悲壮感が漂うヅラよね。何が悲しくて男子高校生がお節料理作れるヅラよ』
???「そしてスルーするのもいい加減にしていただきたい!折角人が行き倒れているというのに!」
上条「行き倒れてるようには見えないからだよコノヤロー。時事ネタぶっ込んで来やがって!」
上条「つーか何やって、ん、の……レッサー……?お前レッサーなのかっ!?」
レッサー?(???)「……はい、レッサーちゃんです」
上条「いやでもお前、胸パッドどんだけ盛ってたんだよっ!?」
貧乳レッサー(レッサー?)「主旨を無視して私を疑うとはどんだけ信用されてないんですか、私」
上条「あ、うん。それじゃ順を追って話そうか?えーっとまずだな、俺を置いて逃げたのと−」
貧乳レッサー「昔の話はいいとしましょう!そんなことよりも危険がピンチです!どうか助けてつかーさい上条さんっ!」
貧乳レッサー「あなただけが!あなたのそのツッコミ能力だけが頼りなんですから!」
上条「期待されてる要素が残念すぎる。つーか一応確認するけど、お前もその”現実改変”の影響を受けてんだよな?」
貧乳レッサー「えぇそりゃもうね!上条さんが大好きだったチチが萎んでランシスレベルにまで!」
上条「嫌いじゃない、嫌いでないけども別に俺はパーツだけが好きとかそういう事じゃなくやっぱり最後は誰がとか大事なのは気持ちであってだ」
上条「そして中には日本アルプスよりも大平原にロマンを求める連中もいて、人の冒険心は留まるところを知らずにアビスを探索しようとする研究家がだな」
ハマッヅラ『条例を犯してまでタブーに立ち向かう島○先生や和○先生ヅラね』
貧乳レッサー「超長い言い訳は結構ですよ!どうせあなたもロ×ロ×しいよりも大きな方が好きなんでしょうからねっこの俗物が!」
上条「なんだその地獄の二択。中間派だっているだろ」
ハマッヅラ『そして男性サイトから言わせて貰えると「どっちだってイケる」派が最大派閥ヅラね』
上条「黙ってろや最大派」
貧乳レッサー「しかしポジティブに考えればむしろこちらが最先端!以前の私が重装型ユニコー○だとずれはF9○にレベルアップしたと言えなくも!」
上条「オルソラの足下に及ばなかっただろ。このリックディア○ごときが!」
貧乳レッサー「リックを貶めるのは許しませんよ!最新巻でロリコ×元帥がシュツル○で舐めプしてたじゃないですか!」
ハマッヅラ『あのあと全ての賭けに負けて「アクシ○張り付けの刑」に処されるところが笑いヅラね』
上条「話が脱線気味だから戻すけどさ。お前、改変罰ゲーム喰らったのは見て分かるが、お前自分で気づいてんだから勝手に戻るんじゃ?」
ハマッヅラ『そうヅラ。周囲の人が「あれ?何か違くね?」って思わるだけで徐々に戻るヅラよ』
貧乳レッサー「いやーそれがですね。なんつったらいいのか、まぁ、はい。見てもらった方がいいかと」
上条「うん?」
――イギリス
ランシス?「ひひっ、わー、たーのしー!うひっ!ひひひひひっ!」
フロリス?「――気を抜かないで……ッ!」
ランシス?「あれだよー!ひひっ、あれなんだってばー!ふひっ!」
フロリス?「――なに言ってるのよ。意味が分からないわ!」
上条・ハマッヅラ「……」
貧乳レッサー「……えーっと、ご覧の有様にですね。えぇえぇ」
上条「えーっと……誰?新キャラ?」
貧乳レッサー「逃げないで上条さん!戦わないと現実と!」
上条「うん、ぶっちゃけるわ。ていうかもうかかってこい、色々な意味で相手してやっから俺が!」
上条「レッサー……うん、レッサー見たときもな。『胸パッド減ってる!?』とは思ったんだよ」
貧乳レッサー「お言葉ですが、とあ電のゲームのカットインではかなーりありましたんで、こっちがアンオフィシャルかと……」
上条「まぁそれはいいとしようや。キャラ的にもお前は間違ってねぇよ。まぁ若干アレかなと思わなくもないが、大体そんな感じだろ」
上条「――ただランシスとフロリスは違うだろ!?違和感が半端ねぇ以前に『誰?』って感じなんだよ!あぁっ!?」
上条「ランシスはなんかご陽気な笑い上戸の人になっちまってるし!フロリスはクールキャラでリーダーっぽいし!」
ハマッヅラ『多分脚本の関係ヅラね。中の人も「魔力感知してあんあん言うキャラ」って設定だとは理解してないヅラ』
上条「まぁな!それはそうだけどな!」
ハマッヅラ『そしてフロリスも多いキメ台詞と発音がベテランでもまず無理な、『〜ナ』的な独特の発音は難しいヅラ。酷ヅラよ』
上条「なんでお前擁護する側に回ってんの?まさかと思うけど、俺裏切って制作の肩持とうってハラじゃねぇんだよなぁ?あ?」
ハマッヅラ『ハマッヅラは声優力の高さによってガードされてるヅラね!』
上条「うっさいわこの偽アバター!」
貧乳レッサー「ま、まぁまぁお二人とも、どちらの意見も理解は出来ますから喧嘩しないでくださいよ、ねっ?」
上条「お前もお前でいつもテンションと違うんだよなぁ。まぁそりゃ仲良い友達がワッケ分からなくなっちまえば戸惑うか」
ハマッヅラ『でもおかしいヅラね……』
上条「何が?」
ハマッヅラ『”現実改変”の程度としてはまだかなーり軽いヅラよ、二人とも』
上条「そうかぁ?対馬さんもそうだけどコレジャナイ感が……」
上条「――ってそうでもないか。海原妹と対馬さんの変りようと比べれば『まぁこんなもんじゃね?』って感じだしな」
ハマッヅラ『そうヅラ。所謂”濃い”ファンにとってはどうかなー?的な話ヅラが、世界観と大きく矛盾はしてないヅラよ』
ハマッヅラ『こうやって正気の子も居るヅラし、後々ネタにされる被害は増えるヅラが、修正されていつの間にか元へ戻って……』
貧乳レッサー「……気づきました?」
ハマッヅラ『まさかっ、ヅラ!?』
上条「おいどうした?」
貧乳レッサー「上条さんもお忘れではありませんか、そう――」
貧乳レッサー「――我々『新たなる光』は”四人”だってことに、ね」
上条「いや知ってるけど。もう一人お姉さん系のベイロープさんだっけか?」
……ゴオォォ……ッ
上条「……ん?向こうの方から、なんだろ?飛行機?」
ハマッヅラ『……あぁ……あぁ、ヅラ!トーマ、トーマ!』
上条「なんだよ聞いてるよ。なんかあったんか」
ハマッヅラ『拳を構えるヅラ、トーマ。ハマッヅラたちはもう取り返しのつかないところにまで踏み込んでしまっていたヅラ……?』
上条「取り返し?てか近づいて来てんな、このジェット音」
ゴオォォォォォォォォォォッ
若返りベイロープ(※飛行中)「こいつによって、イギリスの歴史は変わる」
上条「ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッでだよっ!?お前、お前エエエェェェェェェェェェェェェェェェッ!!!」
上条「なんで飛んでんの!?『爪』でワシャワシャ移動してるんじゃねぇのかクラアァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
上条「原作読みなさいよ、げ・ん・さ・く・を!それ言ってんだから!神様(※鎌池先生)が何度も何度も何度も説明してんだろうがぁあああぁぁぁんっ!?」
上条「飛んじゃダメなんだっつーの!飛んだらマタイの対空術式で墜とされるんだよ!だからあの世界は基本的に地面で殴り合うってルールなんだよ!
上条「それをお前、お前!無視しやがって!かれこれ10年近くかかって積み上げてた来た設定ガン無視しやがって!何考えてんだよおぉぉぉぉっ!!!」
上条「変わったのはイギリス歴史じゃねぇよ!お前何変えちゃいけないところ変えてんだ!?」
ハマッヅラ『なお余談ですヅラが、同話を見た土妖精(仮名)も「喉が枯れるほどにツッコんだ」そうですヅラ』
(※実話です)
貧乳レッサー「そして翌日『あれ?喉痛いな?風邪かな?』と本気で悩んだそうです。アホですな」
(※実話です)
上条「てかもうベイロープさんが若返ったのなんてどーーーーでもいいわ!むしろ誤差だわ!」
ハマッヅラ『「制作は原作をクソほども読んでないしリスペクトもしてない」、にソースがついたヅラね!』
上条「ウルッサイわ!てか俺だってショックだよ!もう、なんだ!?俺がツッコんで『ちゃんちゃん☆』で収められる範囲の話じゃねぇわ!」
貧乳レッサー「そして更に余談ですが、『ベイロープが槍伸ばしたらなんか勝ってた』も追加でお願いします。『粉塵を”爪”で掴んでガンゴガン』という原作をぶん投げて」
ハマッヅラ『上里君以来二年ぶり二回目の「もうHP閉鎖しようかな」と悩んだそうですヅラ』
(※マジでどうしましょう)
貧乳レッサー「さっ、上条さんの出番ですよ!その『右手』で幻想をぶっ殺してくださいな!できるもんならね!」
上条「……お前知ってたよね?俺が対処できるレベルの話じゃないって理解した上で、この流れに乗ってきたんだよね?」
貧乳レッサー「たまには痛い目みてくださいよ!あぁ見てるのは私たち『新たなる光』ですけども!」
上条「お前はゾンビウイルスに感染したら周囲を巻き込むタイプだよな。人類の敵っつーん、キャビンがフィーバーする0に出てくるヒゲ」
ハマッヅラ『あのヒゲは一応、まぁ裏設定で全員島から出さない的な、まぁうん、ヅラ』
若返りベイロープ(※飛行中)「まったく、レッサーの馬鹿がヘマをするから……!」
上条「お前だよ!とある史上やってはいけないタブーに踏み込んでるのはお前だからねっ!?」
ランシス?「ひひっ、あーはーはーーー!ベイロープだー!」
フロリス?「――何やってるのよ、まったくもう!」
ハマッヅラ『カオスがカオスを呼んでるヅラね』
貧乳レッサー「えぇこうやって見ると、外見だけイジられた私はまだ幸運だったかなぁ、と」
上条「俺もまだよかった……!この毒がもし俺にまで回ってきたら流行りの異世界転生してたかも……!」
ハマッヅラ『――と、いう訳でトーマ!キュア・ラッキーのツッコミスキルでオチをつけて大団円ヅラよ!』
上条「無理だもの。だってこれ一生ネタにされ続ける話だもの。俺程度のツッコミで消火しきれるような問題じゃないし」
上条「ツッコむんだったらゴルディオンハンマ○を監督の頭に直で打ち込まないと改善されないぐらいの暴挙だもの。『なんでだよ!』でオチつかないもの」
上条「つーか下手すれば神様(※鎌池先生)ぶち切れて世界そのものが消える可能性だってあんだよ!覚悟しとけよKADOKAW○!」
ハマッヅラ『タイミング的には新約もあと一・二巻で終わりヅラし、その可能性はゼロじゃないヅラね』
上条「おいやめろよ不吉なこと言うなよ!俺はこの先ずっと高校生やってくるつもりなんだからな!」
ハマッヅラ『それは倫理的にどうヅラよ」
貧乳レッサー「だが、しかぁし!こうは考えられないでしょうかねっ上条さん!」
上条「なんだよ。もう無理だからな、フォロー入れようがないんだよ」
貧乳レッサー「いえいえ。そこは気の持ちようと言いますか、発想の転換と言いますか」
貧乳レッサー「半分飲んだコーラの瓶を見て『もう半分だ』と思うのか、『まだ半分ある』と感じるかは人によって違いますし」
上条「つまり?」
貧乳レッサー「『前半戦だけでこれだけミラクルを生んだのだから後半戦はもっとやらかす!』と、考えればいいのでは……!?」
上条「ごめん、そこまで俺楽観的になれない」
ハマッヅラ『そして流石に、これ以上のやらかしができる余地がないヅラ、よね?』
上条「なんで『料理をレシピ通りに作る』って基本的なことができないんだ……ッ!?」
ハマッヅラ『――トーマ。あっちを見るヅラよ』
上条「あっち……?あそこにいるのは……ッ!?」
ハマッヅラ『そうヅラ。”現実改変”の終着点、これ以上もうどうしようもないってぐらいの行き止まり』
ハマッヅラ『あそこまで行くと原作の売り上げが減った上、神様(※作者)がノイローゼになって話が破綻してしまうヅラ 』
上条「そっか……そう考えると、俺たちは恵まれてるんだな。まだネタにできる分だけ」
ハマッヅラ『そうヅラ!ネタにできるだけヅラね!』
貧乳レッサー「すいません。さっきから固有名詞を避けてますけど、あっちにいる質の悪いコスプレイヤーってニセコイですよね?」
上条「言いやがったな!俺たちが、ハマッヅラですら空気読んで他社の作品だから言わなかったのに!?」
ハマッヅラ『番宣してる俳優さんの目が死んでるヅラね』
絹旗「――そして大爆死すれば我々の超栄養分となりますよ……ッ!」
上条「最後の最後で入ってくんな!B級映画好きな人はあっちいって!」
−終−
上条「クリスマスも終わってほとんどお正月ムードだなー」
青ピ「今日は本当のクリスマスなんやけどね。大体当日よりか前日の方が盛り上がるっつー、日本の悪いところやね」
上条「そうかぁ?海外の年越しカウントダウンも『3・2・1!』って盛り上がっときながら、『ハッピーニューイヤー!』で花火ドーン打ち上がったら、はい解散、みたいな空気あるぞ?」
青ピ「というか疑問なんやけど、日本は正月つーか元旦にお参りしますやん?」
上条「するな」
青ピ「やったら海外も元旦に教会行ってミサしますのん?ワイン振舞ったりシスターさんが神前で踊ったり?」
上条「そんな面白映像見たことないから厳かにやんじゃないの?神様に一年頑張りますよ、的な誓いして」
青ピ「十字教的にはイエスさんの誕生日終わりですやん。だったらそれ以後テンション上がらんわー、みたいな」
上条「別に俺たちだって熱心な仏教徒じゃないしな。てか仏様?の誕生日も命日も知らないし」
青ピ「ボクも知らんよ。キリストも……8月13日?」
上条「お盆だろ。人なんだからいつかは死んでんだろうけど」
青ピ「どやんなぁ?まさか『100年前に生まれた人間が実は!』的なトリック、どう?」
上条「余計な事は、言うな?今大事なところなんだからな!お前が思っている以上に危機的状況に追い込まれている人だって居るんだよ!」
青ピ「えっと……あぁまぁ、うん、『超電磁砲に原作あるんだって!』って某会場で耳にしたとき、ボクは涙が止まらなくなりましたわ」
上条「来年のことは来年になったら考えるからいいんだよ!その時にでもどうやって生き残るか考えれば!」
青ピ「来年は来年で白い人の……いやごめん、なんでもあらへんよ!えーっとなんか話題話題――」
青ピ「なんかアレやんね。クリスマス好きでも嫌いでもないし、むしろシングル的には『ぶち殺したい』ぐらいなんやけど」
上条「それ普通に嫌いに入ってるだろ」
青ピ「あぁいやそれはそうなんやけども!なんかこうクリスマスソング聞くとテンション上がらへん?こう、なんか厳かな気持ちになるっていうか」
上条「あー、なんか分かるかも。『サーイレンナーイ♪』って街中で流れてくると変に神妙なテンションになるわ」
青ピ「やっぱ『今年も終わりなんかなぁ』ってちょい寂しい気持ちになったり、センチっちゅー感じやんなぁ」
上条「だな」
青ピ「……」
上条「……」
青ピ「――で、カミやん。なんでボクら男二人で寂しく仲良く歩いてますのん?」
上条「そりゃお前他に暇なやつ居なかったからですよコノヤロー」
青ピ「土御門はフケるし!今頃妹さんとお見せできないようなあんなことやこんなことをっ!」
上条「昼間だろ。つーか朝、妹さんに挨拶してきたよ」
青ピ「こぉんないい歳の少年が二人!クリスマスに出歩くなんて経済的損失が!」
上条「少年なんだから大した影響はないな。正直バイト行きたいのを我慢してるぐらいだ」
腐帯「なぁ……カミやん、思ったんやけど」
上条「なんだよ」
青ピ「カミやんって――意外に、肌綺麗やんね?」
上条「離れろバカヤロー!?二度と俺に近づくな!」
青ピ「もうこうなったらLGBTキャラになって女の子からの人気をゲットするしか……!」
上条「やめなさい。そういう不謹慎なアホは一定数居るだろうけど、ファッション感覚で切り貼りはするな」
上条「特に旬のものに乗ろうとするだなんて!恥を知れ、恥を!」
青ピ「なんか『お前が言うな』と多くの突っ込みを受けたような気がするわー……まぁ、そうやんな。不真面目にやったらいかんし」
上条「受け入れるかかどうかは別にしても、嘘を吐くのはダメだ」
青ピ「――という訳で真面目に腐女子ならぬ腐男子キャラで行こうと思うやけど、どう?」
上条「動機がまず不純だからダメかな。そして仮にモテたとしても、異性じゃない方にモテるってオチが待ってると思うよ」
青ピ「……くっ!昔のオネエキャラは結婚してもオーケーやったのに!」
上条「IZAM○はオネエではない。ただちょっと女装して歌ってた一発屋であって、性癖はノーマルだ」
青ピ「お笑い芸人だっていましたやんっ!?あの人らがオーケーでボクが駄目な理由はありまっか!?」
上条「あの人達はね、様々な意味で人生振り切ってるからだよ?まぁ個人の好き好きではあるんだけど」
青ピ「見捨てられとるんも大概やと思うんやけど……」
着信音『――ハマッヅラ、ハマッヅラ♪』
上条「……」 ピッ
青ピ「あの、カミやん?」
上条「うん?何?」 カチカチカチカチカチカチッ
青ピ「今『プリッキュア、プリッキュア♪』的な着うたがあっ、た?」
上条「ごめん。お前が何言ってるのか分からないなー」 カチカチカチカチカチカチッ
青ピ「うん、それやんね。ものっそい高速で着信拒否設定にしてる、それの話や」
上条「クソ……ッ!去年は来なかったらもう立ち消えになったと安心したのに……!」
青ピ「今年はネタ多かったからしゃーないはしゃーないと思うわー」
上条「いや違う!これは反応したら負けなんだ!こっちが一回ツッコんだらそのルートに入っちまうんだよ!」
青ピ「そんなエロゲ×の個別ルート確定したみたいなんは、どうかと」
上条「俺は退屈でもいいから穏やかな年末がいいんだよ!別に彼女が居なくたっていい!なんだったらお前と遊ぶだけでも文句は言わない!」
青ピ「ボクのハートはエラい傷ついとるけどね!文句がないんじゃなくて言わないところがリアルでイヤやわ!」
上条「だから俺は悪魔の呼び出しには絶対に反応しな――」
着ボイス『――よぉテロリスト。熱膨張って知ってるか?』
上条・青ピ「……」
着ボイス『よぉテロリスト。熱膨張って知ってるか?よぉテロリス――』
上条「――ごめんな。今からちょっとこの幻想とか諸々ぶっ殺してくるから外すわ。決着つけてくるからな、今年こそは!」
青ピ「割と長い企画やし、どうかなー……?」
上条「アイツさえシメれば今年はハッピーで終わる――いや、終わらせてみせるぜ!」
――路地裏
ハマッヅラ『大変ヅラ!この世界は滅亡の危機な立たされてるヅラ!』
上条「それほぼ毎年聞いてっかんな!つーか一年ブランク空けて復活させるなんてお前何様だよっ!?」
ハマッヅラ『……トーマ、お怒りなのは分かるヅラ。つーかハマッヅラもこんなヨゴレしたくないヅラ』
上条「自分でヨゴレ言ってるだろ」
ハマッヅラ『ハマッヅラも所帯を持ったし、日本一童×の演技が上手い誰かと違って守るものがあるヅラよ!』
上条「中の人もネタでイジってくんじゃねぇよ!俺もお前も関係ないだろうが!」
ハマッヅラ『というか何回かネタ企画だったヅラが、今年は本当に危機ヅラ!妖精の国だけじゃなくこの世界全てがピンチになってるヅラ!』
上条「お前の国もどっかおかしいんだが……まぁいいや、話は聞こう。前みたいにカノジョ持ちを妨害するんだったら、喜んでしなくもない」
ハマッヅラ『トーマも大分病んでるヅラが……でも、それは些細なことヅラ!今はマジで危険ヅラ!』
上条「だから何がだよ。危険危険言ってっけど、これっつって特に何も」
ハマッヅラ『北の核開発や日本の原○被害者をdisる外国人へ対しては何も言わない平和()団体と反核()団体がヅラね』
上条「だから時事ネタをイジるのはやめろっていつもいつも言ってんだろ!?特にそれは『面倒臭いからすんなよ?』って楽屋でも注意してんだろうが!」
ハマッヅラ『じゃあ関係ない話で関西生コ×の逮捕者がヅラね』
上条「あぁ確かにな!関係ないっちゃ関係ないけども多分それはアレだから余計に触りづらいんだろうがな!」
ハマッヅラ『という妖精ジョークはさておき、Hongdaiヅラね』
上条「スペル間違ってるよ?本題を何かと意図的に混ぜたつもりだろうけど、理解できた人居るか?」
ハマッヅラ『いや、あれ実は同グループの観光資源として400億払ったって話があるヅラ。怖いヅラね』
上条「国際情勢に首突っ込んでる妖精に比べれば、まぁ何も怖くはないわー♪」
ハマッヅラ『その元ネタも新作としてトーマが喜びそうな意識高い系続編になるかも、って話ヅラ』
上条「あっはっはっはっはー!やだなーハマッヅラは冗談上手いんだからー!こいつめー!」
ハマッヅラ『この間フィギュアスケートの特番見てたらヅラね、ロシアのジュニアのスケーターをチラっと映してたヅラ』
上条「紀平さんだっけか。下馬評覆して勝った人の特番か」
ハマッヅラ『「あれこれ一部の大きなお友達が歓喜すんじゃね?」と思ったヅラが、ハマッヅラは賢明だからこれ以上そっちの話を広げないヅラ』
上条「お前が言及してる時点で大体何指してんのか分かっちまったけどな!主に衣装的な意味でだ!」
ハマッヅラ『それでその、一番の有望株が「ディズニーのヒロインに憧れた」らしく、超髪が長かったヅラ』
上条「まぁいいんじゃないのか?本人がしたいんだったら別にさ」
ハマッヅラ『でもその作品が「塔の上のラプンツェル」ヅラよ?』
上条「あ−、なんだっけか?髪の長いお姫様が塔から抜け出して活躍するんだっけ?」
ハマッヅラ『そうヅラ。ハマッヅラもアニメ見てないから分かんないけど、まぁ原作のグリムとは大幅に改変されてるヅラよ』
上条「原作?グリムってあのグリム童話?」
ハマッヅラ『そのグリムヅラ。断章のグリ○の原作になったと評判の』
上条「その尖りすぎなファンの意見はどうかと思うが。へー、原作じゃどうなってんの?」
ハマッヅラ『王子が塔に幽閉されているラプンツェルのところへ何度も何度も夜這いをかけたらできちゃった→放逐→再会→結婚』
上条「設定!改編前の原型がほぼ残ってねぇな!?名前ぐらい!」
ハマッヅラ『まぁそのスケーターさんが、どんな成長をするのかが楽しみヅラね!』
上条「歪まないといいけどな!お前みたいなダメ大人が余計な事吹き込んで!」
ハマッヅラ『そう、トーマ――いや、キュアラッキー(※スケベ)にお願いしたいのも似た話ヅラ』
上条「だからもうスケベはいいよもう。俺の宿命として受け入れてんだからことさら強調しなくっても――」
上条「――って似た話?ラプンツェルと?」
ハマッヅラ『じゃないヅラ。キーワードは”改変”ヅラよ』
上条「……おいちょっと待てよ!それって!?」
ハマッヅラ『この世界が誰かの手によって改変されてるヅラ。それも殆どの人間が気づかない間に、ヅラ』
上条「マシじゃねぇか!そんなの登場してから数年経ってるのに変身どころか魔法の一つも使えない俺の手には負えないだろ!?」
ハマッヅラ『……いや、トーマにはできるヅラ。むしろトーマにしかできない、かもしれないヅラ』
上条「『右手』か……!」
ハマッヅラ『今回はかなりマジヅラ。失敗したら大変なことになるし、成功しても多くの人の恨みを買いかねないヅラ』
ハマッヅラ『だから!トーマがどうしてもしたくないって言うんだったら、ハマッヅラ一人でも――』
上条「それ以上言うなよ、相棒……は、イヤだけど、とてもとてもイヤだけど、まぁ俺たち顔見知り……って訳でもないけど」
上条「はっきり言えば迷惑だし、はっきり言わなくても迷惑だけど……この世界の危機だって言うのなら、手伝わない理由はないぜ!」
ハマッヅラ『ありがとうヅラトーマ!遠回しな言い方で「あ、これホントに怒ってんな」って分かったヅラ!』
上条「反省しろよそこは。そして次に生かせ」
上条「……てかまぁ引き受けた以上はやっけどさ。本当に改変……世界改変なんて起こってんのか?」
上条「半信半疑なのは否めないし、俺も見て『これおかしくね!?』って思わなかったら、『幻想殺し』が通じるかどうかって問題も」
ハマッヅラ『まぁそこは実物を見てもらった方が早いヅラ。まずこっち、ヅラね』
――学園都市
上条「というか改変ってどういう現象なんだ?前にあった外と中が入れ替わっちまうなみたいな感じか?」
ハマッヅラ『誰も気づかない、という点では同じかも知れないヅラ。特定の人間、それも選ばれた人だけが異常に気づけるヅラね』
上条「異常なのに誰も気づかない。それを放置してたら……」
ハマッヅラ『改変――「現実改変(ワールド・イニシャライズ)」が進むと、改変された事象が現実として置き換わるヅラ……ッ!』
上条「このアホ企画始まって以来のシリアス展開!年末になってもタイトスケジュールだな!」
上条「てかお前名前つけるの遅くね?今とってつけたように命名するのやめろよ」
ハマッヅラ『……いや、ヅラ。この理不尽な現象を理解できる、というかこの世界で”識って”しまっているのはトーマだけヅラ』
ハマッヅラ『したがってトーマ以外は誰も気づけない、気づかない以上、改変だけでも差し支えなかったヅラ』
上条「……お前の真面目な事言ってっけど、これでしょーもないオチだったら顔面コンクリの刑だからな?すり下ろすからね?」
ハマッヅラ『トーマのツッコミが激しいヅラけど、今回ばかりは冗談でもネタないヅラ!真面目な話ヅラ!』
上条「そうだよね。真面目に不真面目な野郎ばっか集まったのが学園都市だもんな」
ハマッヅラ『あ、居たヅラ!あそこから”現実改変”の空気を感じるヅラ!』
上条「てかお前『俺しか感じられない』って言ってる割に、お前も感じるってどういうこと?お前は妖精なんだよね?」
ハマッヅラ『細けぇことはいいヅラ!ハマッヅラは妖精王が治めるファンシーな妖精の国から来たから適応外ヅラ!』
上条「小さいおっさん(UMA)が一員な時点でもうファンシー要素の欠片もない国だろ。闇咲に退治される側だろ」
ハマッヅラ『ただ……”歪み”自体はまだ小さいヅラ。解消するのは比較的簡単だと思うヅラ』
上条「じゃあお前らで解決してくれとは思うが、まぁいいや。つーかあそこか?何か騒いでっけど」
海原『……!…………』
ショチトル『……!』
上条「あぁよーし分かった、ハーレム要員が居ながらJCストーカーにジョブチェンジしたアホを鉄拳制裁してくればいいんだな?オッケー任せろ!」
ハマッヅラ『違うヅラトーマ。「お前が言うなや」って数千人単位でツッコまれてると思うヅラが、そっちじゃないヅラ』
ハマッヅラ『むしろ俺的にもやっちまえと思わなくはないが。殴るんだったらドサクサに紛れてだな』
上条「たまに設定忘れてチンピラに戻んなよ。あれ?でもなんかモメてんな、海原達。口論でもしてんのか?」
ハマッヅラ『――いや、違うヅラ!”世界改変”の恐ろしさを見るヅラ……!』
海原『――ショチトル、これは一体……ッ!?』
ショチトル『私の体が限界を迎えただけだ』 ポロッ
上条「おいマズいぞあれ!手足がほどけて――」
ショトチル『……』 ビロンビロンビロンビロン
海原『……』
ショトチル『……』 ビロンビロンビロンビロン
上条「……あれ?えーっと、あれ?あれなんか、うん、なんて言ったらいいかな」
上条「言葉を選べば……『エロ×によく出てくる触手担当』」
ハマッヅラ『トーマ、いくら真実だからって口にしていいことと悪い事があるヅラよ』
上条「いやだってさ!原作読めよ原作!『ほどけた手足が〜』って書いてあるけど、あれ服ごとイッてねぇか?そういう流れじゃなかったよな?」
上条「しかもほどけてからビロンビロン回るとか、蚊取り線香を吊したようなデザインだなんて一っ言も書いてなかったし!」
上条「つーか触手がビロンビロンビロンビロンうねってて、そっちばかりに気がとられてしょうがねぇんだよ!」
ハマッヅラ『ま、まぁ頑張ればジオン○とか機械○に似てないこともないヅラ!』
上条「てかシーン台無しだろ!?お前海原の身にもなってみろよ!最大の見せ場で触手怪人びろんびろんだぜ?しかも妹が!」
上条「これこの後、海原と悪魔合体すんだけどあいつだって嫌がるわ!」
ハマッヅラ『というかトーマ!早く処理しないと”世界改変”の侵食が進んでいってしまってるヅラ!』
上条「海原に任せようぜ?もうなんか俺が関わっても損しかしない気分になんだよな」
ショチトル『ゴムゴ○のー!』
ハマッヅラ『見るヅラ!他の世界軸がこっちの世界を侵食してるヅラ……ッ!』
上条「ヤケになってるだけだろ。てか俺だって言うわ、あんな仕事来たらもうヤケになってせめて笑いを取りに行くわ」
ハマッヅラ『大変ヅラ……このままだと自我を失って、全くの別キャラになってしまうヅラよ!』
上条「言いたい事は分かる。つーかさ、そもそもの話聞いていい?」
ハマッヅラ『トーマ!話は後で聞――こうかと思ったヅラが!コンクリへハマッヅラを押し当てたからには話し合おうヅラ!」 グリッ
上条「これ”世界改変”とか言ってるけど……要は『アニメの出来がアレだったから、一つ一つイジっていこう』ってことだよね?」
上条「『原作無視して勝手しやがった以上、もうこうなったら自虐ネタで笑いに転化するしかない』……?」
ハマッヅラ『……』
上条「……あ?」
ハマッヅラ『――さ、さぁ早くしないと!ショチトルがお笑いキャラになってしまうヅラ!』
上条「残念、もうなってる。腕ビロンビロンしてる時点でもう笑うもの。誰だって『あぁこれはねぇな、これだけはねぇよな』って笑うもの」
上条「見てみ?海原ずっとこっちにも無反応だけど、あれは気づかないんじゃなくって笑い堪えてるだけだからな?」
上条「だって仕方がないもの。シリアスシーンで腕ビロンビロン、しかもホラ見ろ、今度は足ビロンビロンだよ。笑いにどんだけ貪欲なんだ海原妹」
上条「せめてこれが体だけならまぁ分からないでもないけど、あれセーラーごと行っちゃってるもの。関係ないのにセーラー服ごと原書に取り込まれちゃってるもの」
ハマッヅラ『――つまり、「海原が原書を取り込めたのはセーラーが好き同士で波長が合った」、という可能性が……!』
上条「そうだね。もう否定するところがない完璧な理論だよね」
ハマッヅラ『――と、いう訳で企画の主旨を理解してもらったところで、さぁキュアラッキーの出番ヅラよ!』
上条「あぁそういやプリキュアって設定だったっけ。プリティーもキュア要素も皆無なのにな!」
ハマッヅラ『いやでも現実が置き換わるって魔法少女モノっぽいヅラよね?』
上条「うるっさいわ!確かにまぁちょっと納得しかけたけど!」
ショチトル『あはははははははははははははっ!イカ娘だぞー!どうだー!』 ビロンビロンビロンビロンッ
ハマッヅラ『っていう具合に、イイ感じに壊れてきてるのでトーマがそろそろトドメ刺さないといけないヅラ』
上条「てゆうかお前ホンッッッッッッッッッッッッッットにやめろよな!?関係各位へ喧嘩売るだけじゃ飽き足らず、KADOKAW○批判はやめろよ!?関係者に迷惑かかったらどうすんだよ、なあぁっ!?」
ハマッヅラ『いやそこは高度な政治的判断が働いたヅラよ』
上条「高度?」
ハマッヅラ『説明しよう!ここの運営はどうせ一生あんな大手とは縁がないから好き勝手disれるのだ!』
上条「現実じゃねぇか。そりゃないだろうよだってこんなことばっかしてんだもんよ!」
上条「まず発想がイカレてんだよ!『アニメあいたたた――よし、なら一笑い!』みたいなバカポジティブってどうよ!?」
ハマッヅラ『トーマ、これは救済措置でもあるヅラ』
上条「救済?いい加減ショチトルさんが宙に浮いて収集つかなくなって来てるけど、なんで救済よ?」
ハマッヅラ『この世界には残念なことが一杯溢れてるヅラ……例えば、数年前に出たあるゲームがあるヅラ』
ハマッヅラ『そのゲームには武器屋のボッタクリロ×商人が出てきたヅラ。あ、主役とは別ヅラが、存在感は強かったヅラね』
上条「どうしようか。もうこの段階でツッコむところしかねぇ。それ同人だろ」
ハマッヅラ『そのメーカーの新作がつい先日発売され、主役はそのロ×商人だって風の噂で聞いたヅラ。ロ×大歓喜ヅラよね』
上条「共感できる要素が一個もない。今時珍しいぞ」
ハマッヅラ『だからしかし蓋を開けててビックリ!ロ×はたゆんたゆんに育っていましたとさ!ヅラ!』
上条「で、それがどうしたよ?」
ハマッヅラ『あぁいや別に意味はないヅラ。言いたかっただけヅラ』
上条「じゃあ言うなよ!?この場面でお前の同人話感想言われたって、『そうだな!よく言ってくれた!』って誰も思わないよ!?」
ハマッヅラ『――と、いう具合にヅラよ……ッ!』
上条「あ?」
ハマッヅラ『ハマッヅラが振ったしょーもない小話も、キュアラッキーのツッコミ能力にかかればきちんとオチるヅラ!』
上条「ラッキー要素またどっか行ってんだろ。二年ぶりに聞いたけど、俺の能力フワッとしすぎてんだよ」
ハマッヅラ『だからこう「明らかに失敗したor制作が原作無視しやがった」と思われる展開であっても、一ボケするための布石と思えば……!』
上条「もう泣いていいかな?まだ前半戦なのにこうやってネタ企画にされる主人公のために、俺は涙が止まらないんだよ」
ハマッヅラ『泣くのはいいヅラが、トーマ。一つだけ忘れてないで欲しいヅラ』
ハマッヅラ『トーマとカガ○が泣いている間にだって「いい加減ツッコんで退場させて欲しい」ってイカ娘モド○がいるってことに、ヅラ!』
ショチトル『ぐおおおおおおおおおおおおおおおおおおっ!?』
上条「あぁごめん悪かったよ!君らは悪くないんだよなむしろ被害者でさ!」
ハマッヅラ『トーマ今ヅラ!プリキュアに変身した体で”世界改変”を打ち消すヅラ!』
上条「あぁ任せろ!あと”体”だから別にプリキュア関係ないですけど!」
上条「というかもうプリキュア要素ないなこれ!いや最初からなかったんだけども!」
海原「あの、そろそろショチトルの自我がアレなのでノリツッコミは程々にしてですね」
上条「あーごめん。えーと、あー……キュアパーーーーンチッ!?」 パキイィィィィィィッ!!!
ショチトル「……戻った。戻ったよ兄さん!」 ボロボロホロ゙ボロ
海原「ありがとう!ありがとうございますキュアラッキー!」
上条「あぁもうお礼はいいから続きやれ続き!原作通りに体壊れてっから魔導書移しちまえ!」
ハマッヅラ『というかトーマが触れたら「原書」も壊れて元通りにならないヅラか?』
上条「そこはさ、えーっと海原の見せ場なんだからさ?こう弁えろよ、なっ?大人になれ?」
――
上条「なぁこれあと何人ぐらいいんの?気が進まないわー、俺がなんかKADOKAW○批判してるみたいに思われたら嫌なんだけど」
ハマッヅラ『トーマはいいヅラよ。あと6年半は出番ないヅラし』
上条「お前アレだぞ?無印は中の人27んときだけど、今年は37だからな?あと6年経ったら43歳のオッサンが高一演じるってことになんだからな?」
ハマッヅラ『でもかんざきさんじゅうはっさいさんに比べればマシヅラよね!』
上条「いいんだよ神裂は!大人っぽいって設定があるんだから!」
ハマッヅラ『その相方の人もマイトガイ○や勇者○とコラボさせると面白いヅラ』
上条「喉死ぬわ。そんなしょーもない思いつき企画で役者人生終わらせたら失礼だよ!」
ハマッヅラ『スタッフがかなーりアレしてる時点でその心配はないと思うヅラが……さっ、ハマッヅラたちは”現実改変”を止めるヅラよ!』
上条「言っとくけどお前(と、中の人)だって酷い目に遭うからな?憶えとけよ?」
ハマッヅラ「そんな俺にもツキが回ってきたぜ!イギリス行ったらラッキースケベの神様が降りてきた!」
上条「口調忘れてるぞ陽性。あぁそうか、お前基本カノジョどドライブして女の子増やしてる以外に何もしてないもんなー、俺と一方通行が体張ってるっつーのに」
ハマッヅラ『まぁでも外伝の方で出番があるといいヅラね!お互いに!』
上条「もう正直『どうにもでもなーれ☆』って思いがなくもない」
ハマッヅラ『でも望まぬ改変はよくないヅラ。全員が不幸になるヅラし』
上条「そうだな。しかし気づきそうなもんなんだがなぁ」
ハマッヅラ『問題なのはヅラ。この改変が本人にとっても都合が良いものだったヅラよ』
上条「都合が良い?」
ハマッヅラ『そうヅラ。ある日トーマが魔術も科学も出会わない、寸止めラブコメの世界に紛れ込んだとするヅラ」
上条「今と同じだな。いや、そんなに変ってもないっていうか」
ハマッヅラ『改変された現実の方が前よりも良かったら、記憶が残っていても「こっちの方がいい」ってヅラ』
上条「あぁそりゃ気持ちは分かるわ」
ハマッヅラ『まぁそういうケースは稀ヅラし、そのためにキュアラッキースケベヅラ』
上条「とうとう言ったな?仕事頼んでる身でついに今回も罵倒語で俺を呼んだよね?」
ハマッヅラ『……ただ、この現実改変が怖しいのはそれだけじゃないヅラ』
上条「充分怖いけど。というかもう対処しようとしているのが俺とお前の二人だけって時点で絶望的だけどな」
ハマッヅラ『仕方がないヅラよ。改変は才能を持つ人間にしか認識できないヅラし、ある一定の水準を超えると――』
上条「ハマッヅラ?」
ハマッヅラ『――見るヅラトーマ!あそこに!』
上条「またそうやって話逸らして――ってあれはまさか!?」
ハマッヅラ『ONE PIEC○の一番ク○ヅラ……!』
上条「だからなんだよっ!?発売されたばっかりだけど、『まさか!?』ってリアクションとっちまったじゃねぇか!?」
ハマッヅラ『トーマはオリジナルの海賊団を作るんだったら、ラ○とキャンデ○と新キャラヅラね』
上条「クルーが偏りすぎてる。ある特殊な癖(へき)の覇気持ちだって丸わかりだよ!」
ハマッヅラ『ではなくあれヅラ!あんなところにも”世界改変”の影響を受けている人が居るヅラ……!』
上条「いやいや騙されないぞお前。一つのアニメで早々二つも三つも現実改変なんて面白おかしいことが起きる訳がないって」
建宮『――お疲れ様でーす!』
上条「建宮じゃんか。何やってんだろ、あんなとこ――」
対馬『……』
建宮『対馬の姐さん勤めお疲れ様なのよ!いやー、今日の抗争も姐さんが居てくれたおかけで我ら大勝利なのよ!』
対馬『……ねぇ』
建宮『なんなのよ、じゃなかったなんですか姐さん!ご用はこの俺に何なりとお申し付けください、なのよ!』
対馬『いい加減にしなさいよこのアフロ!私だって好きでこんなんやってんじゃないって言ったでしょう!?』
建宮『と、言われましても、なのよ。俺には対馬姐さんが対馬姐さんだってことぐらいしか分からないのよな!』
上条「なぁUMAのおっさん」
ハマッヅラ『ハマッヅラはUMAじゃないヅラが、何ヅラ?』
上条「イジってるよね?積極的に建宮さんイジってるよね?もうこれ嫌がらせじゃねぇかってぐらい執拗に」
ハマッヅラ『まさか――同系統の能力者がっ!?』
上条「いやだって俺だって分かるもの。対馬さんとそんなに面識ある訳じゃないけど、何回か喋ってるぐらいだけとあからさまだもの」
上条「前会った時は『五和と同じかそれより若い?』みたいな認識だったんだけど、今こうやって見ると『親御さん?』ぐらいの貫禄出てんだよ!」
ハマッヅラ『割とトーマも言葉のナイフでザックザクいってるヅラね。滅多刺しヅラ』
上条「さっきの褐色触手さんはともかくとして他は気づくだろ!俺だって分かってるぐらいなんだから仲良い人間だったら余計にな!」
ハマッヅラ『だがしかし中には肌の色を変えただけで義妹だと気づかなかった愛に生きる男()が居るヅラ……!』
上条「忙しいんだから海原さんはいいだろ!だって、ほら、えーとストーカーとかで!」
ハマッヅラ『……しかし流石は小さいながらも十字教の一派を束ねる立場に居る者ヅラね。こいつは一本とられたヅラ』
上条「なんでお前上から目線で喋ってんの?」
ハマッヅラ『トーマの言ったようにあのアフロは”現実改変”に気がついているヅラ』
上条「気づかなかったら節穴だわ。触手さんと違って違和感フルオープンになってんだから」
ハマッヅラ『だがしかしどっかのツッコミ役と違い、それを口に出すほど迂闊ではなく慎重に機を伺った結果――』
ハマッヅラ『素面ではツッコめないから、こうやってギャグに転化させることによって!「あ、これ笑っていいんだー?」と事なきを得ようとする高等戦術ヅラ……!』
上条「あっさいなーその高等戦術。超浅いわ」
ハマッヅラ『そんなことないヅラ!見るヅラ!他の人間もアフロの意図を汲んで同調してるヅラ!』
上条「まぁ天草式はそういうの得意そうだけど。あ、五和だ」
五和『えーっと……あ、はいお疲れ様です?何かありました?』
建宮『おう!お前さんからも言ってやってくれなのよ!俺たちの対馬姐さんが何か意味不明なことをだな!』
対馬『五和!あなたからも言ってやってこのアホに!人を年増扱いしてくれやがって!不可抗力なのに!』
五和『えーっと……何を仰っているのか分かりませんが……』
上条「100%分かってないぞハマッヅラ」
ハマッヅラ『まだヅラ!』
五和『まぁともかくお話は帰ってからにしましょう?教皇代理と――』
五和『――対馬”姐さん”も』
対馬『五和っ!?あんた裏切り……!?』
ハマッヅラ『……ふっ、どうヅラ?』
上条「どうもこうもねぇよ。『年齢ネタでイジられる矛先が別にできたから乗っかっとけ』って黒い意志を感じたよ」
ハマッヅラ『こうやって女性同士の友情は成立しなくなるヅラね』
上条「ケースが特殊だからな!?てかこれそげぶしなくていいの!?」
ハマッヅラ『軽度だし放置した方がおもしろ――問題はないヅラ』
上条「今『面白い』って言おうとしなかったか?」
ハマッヅラ『大丈夫ヅラ!自浄作用が働いて元へ戻るヅラね!』
上条「だからお前設定ガバガバなんだよ!次から次に設定増やしていったら自分の首絞めるだけなんだからねっ!?」
上条「そもそも自浄作用があるんだったら俺がヨゴレ仕事受けなくたっていいだろ!睨まれるのはどうせ俺なんだし!」
ハマッヅラ『いやぁ、ヅラ。今と前のケースだと”改変”を受けた当人が受け入れを拒んだんでどうにかなるヅラよ』
上条「それ自然だろ。普通は改変されたらぶち切れるだろうしさ」
ハマッヅラ『だから何度も言うように当人にとって都合の良い改変だったら危ないヅラ』
???「う、ううぅぅ……だ、誰か助けてプリーズ……」
上条「信用できないんだよなぁ」
???「か、カロルスが……ゴーン(※gone、「お薬キメちゃった」のアメリカ英語スラング)して、ぜ、全世界に笑いを提供……!」
ハマッヅラ『というかヅラね』
上条「――よし、帰ろう!帰って新年のお節料理の下拵えをしないとなっ!」
ハマッヅラ『もう泣くぐらいの悲壮感が漂うヅラよね。何が悲しくて男子高校生がお節料理作れるヅラよ』
???「そしてスルーするのもいい加減にしていただきたい!折角人が行き倒れているというのに!」
上条「行き倒れてるようには見えないからだよコノヤロー。時事ネタぶっ込んで来やがって!」
上条「つーか何やって、ん、の……レッサー……?お前レッサーなのかっ!?」
レッサー?(???)「……はい、レッサーちゃんです」
上条「いやでもお前、胸パッドどんだけ盛ってたんだよっ!?」
貧乳レッサー(レッサー?)「主旨を無視して私を疑うとはどんだけ信用されてないんですか、私」
上条「あ、うん。それじゃ順を追って話そうか?えーっとまずだな、俺を置いて逃げたのと−」
貧乳レッサー「昔の話はいいとしましょう!そんなことよりも危険がピンチです!どうか助けてつかーさい上条さんっ!」
貧乳レッサー「あなただけが!あなたのそのツッコミ能力だけが頼りなんですから!」
上条「期待されてる要素が残念すぎる。つーか一応確認するけど、お前もその”現実改変”の影響を受けてんだよな?」
貧乳レッサー「えぇそりゃもうね!上条さんが大好きだったチチが萎んでランシスレベルにまで!」
上条「嫌いじゃない、嫌いでないけども別に俺はパーツだけが好きとかそういう事じゃなくやっぱり最後は誰がとか大事なのは気持ちであってだ」
上条「そして中には日本アルプスよりも大平原にロマンを求める連中もいて、人の冒険心は留まるところを知らずにアビスを探索しようとする研究家がだな」
ハマッヅラ『条例を犯してまでタブーに立ち向かう島○先生や和○先生ヅラね』
貧乳レッサー「超長い言い訳は結構ですよ!どうせあなたもロ×ロ×しいよりも大きな方が好きなんでしょうからねっこの俗物が!」
上条「なんだその地獄の二択。中間派だっているだろ」
ハマッヅラ『そして男性サイトから言わせて貰えると「どっちだってイケる」派が最大派閥ヅラね』
上条「黙ってろや最大派」
貧乳レッサー「しかしポジティブに考えればむしろこちらが最先端!以前の私が重装型ユニコー○だとずれはF9○にレベルアップしたと言えなくも!」
上条「オルソラの足下に及ばなかっただろ。このリックディア○ごときが!」
貧乳レッサー「リックを貶めるのは許しませんよ!最新巻でロリコ×元帥がシュツル○で舐めプしてたじゃないですか!」
ハマッヅラ『あのあと全ての賭けに負けて「アクシ○張り付けの刑」に処されるところが笑いヅラね』
上条「話が脱線気味だから戻すけどさ。お前、改変罰ゲーム喰らったのは見て分かるが、お前自分で気づいてんだから勝手に戻るんじゃ?」
ハマッヅラ『そうヅラ。周囲の人が「あれ?何か違くね?」って思わるだけで徐々に戻るヅラよ』
貧乳レッサー「いやーそれがですね。なんつったらいいのか、まぁ、はい。見てもらった方がいいかと」
上条「うん?」
――イギリス
ランシス?「ひひっ、わー、たーのしー!うひっ!ひひひひひっ!」
フロリス?「――気を抜かないで……ッ!」
ランシス?「あれだよー!ひひっ、あれなんだってばー!ふひっ!」
フロリス?「――なに言ってるのよ。意味が分からないわ!」
上条・ハマッヅラ「……」
貧乳レッサー「……えーっと、ご覧の有様にですね。えぇえぇ」
上条「えーっと……誰?新キャラ?」
貧乳レッサー「逃げないで上条さん!戦わないと現実と!」
上条「うん、ぶっちゃけるわ。ていうかもうかかってこい、色々な意味で相手してやっから俺が!」
上条「レッサー……うん、レッサー見たときもな。『胸パッド減ってる!?』とは思ったんだよ」
貧乳レッサー「お言葉ですが、とあ電のゲームのカットインではかなーりありましたんで、こっちがアンオフィシャルかと……」
上条「まぁそれはいいとしようや。キャラ的にもお前は間違ってねぇよ。まぁ若干アレかなと思わなくもないが、大体そんな感じだろ」
上条「――ただランシスとフロリスは違うだろ!?違和感が半端ねぇ以前に『誰?』って感じなんだよ!あぁっ!?」
上条「ランシスはなんかご陽気な笑い上戸の人になっちまってるし!フロリスはクールキャラでリーダーっぽいし!」
ハマッヅラ『多分脚本の関係ヅラね。中の人も「魔力感知してあんあん言うキャラ」って設定だとは理解してないヅラ』
上条「まぁな!それはそうだけどな!」
ハマッヅラ『そしてフロリスも多いキメ台詞と発音がベテランでもまず無理な、『〜ナ』的な独特の発音は難しいヅラ。酷ヅラよ』
上条「なんでお前擁護する側に回ってんの?まさかと思うけど、俺裏切って制作の肩持とうってハラじゃねぇんだよなぁ?あ?」
ハマッヅラ『ハマッヅラは声優力の高さによってガードされてるヅラね!』
上条「うっさいわこの偽アバター!」
貧乳レッサー「ま、まぁまぁお二人とも、どちらの意見も理解は出来ますから喧嘩しないでくださいよ、ねっ?」
上条「お前もお前でいつもテンションと違うんだよなぁ。まぁそりゃ仲良い友達がワッケ分からなくなっちまえば戸惑うか」
ハマッヅラ『でもおかしいヅラね……』
上条「何が?」
ハマッヅラ『”現実改変”の程度としてはまだかなーり軽いヅラよ、二人とも』
上条「そうかぁ?対馬さんもそうだけどコレジャナイ感が……」
上条「――ってそうでもないか。海原妹と対馬さんの変りようと比べれば『まぁこんなもんじゃね?』って感じだしな」
ハマッヅラ『そうヅラ。所謂”濃い”ファンにとってはどうかなー?的な話ヅラが、世界観と大きく矛盾はしてないヅラよ』
ハマッヅラ『こうやって正気の子も居るヅラし、後々ネタにされる被害は増えるヅラが、修正されていつの間にか元へ戻って……』
貧乳レッサー「……気づきました?」
ハマッヅラ『まさかっ、ヅラ!?』
上条「おいどうした?」
貧乳レッサー「上条さんもお忘れではありませんか、そう――」
貧乳レッサー「――我々『新たなる光』は”四人”だってことに、ね」
上条「いや知ってるけど。もう一人お姉さん系のベイロープさんだっけか?」
……ゴオォォ……ッ
上条「……ん?向こうの方から、なんだろ?飛行機?」
ハマッヅラ『……あぁ……あぁ、ヅラ!トーマ、トーマ!』
上条「なんだよ聞いてるよ。なんかあったんか」
ハマッヅラ『拳を構えるヅラ、トーマ。ハマッヅラたちはもう取り返しのつかないところにまで踏み込んでしまっていたヅラ……?』
上条「取り返し?てか近づいて来てんな、このジェット音」
ゴオォォォォォォォォォォッ
若返りベイロープ(※飛行中)「こいつによって、イギリスの歴史は変わる」
上条「ッッッッッッッッッッッッッッッッッッッッでだよっ!?お前、お前エエエェェェェェェェェェェェェェェェッ!!!」
上条「なんで飛んでんの!?『爪』でワシャワシャ移動してるんじゃねぇのかクラアァァァァァァァァァァァァァッ!!!」
上条「原作読みなさいよ、げ・ん・さ・く・を!それ言ってんだから!神様(※鎌池先生)が何度も何度も何度も説明してんだろうがぁあああぁぁぁんっ!?」
上条「飛んじゃダメなんだっつーの!飛んだらマタイの対空術式で墜とされるんだよ!だからあの世界は基本的に地面で殴り合うってルールなんだよ!
上条「それをお前、お前!無視しやがって!かれこれ10年近くかかって積み上げてた来た設定ガン無視しやがって!何考えてんだよおぉぉぉぉっ!!!」
上条「変わったのはイギリス歴史じゃねぇよ!お前何変えちゃいけないところ変えてんだ!?」
ハマッヅラ『なお余談ですヅラが、同話を見た土妖精(仮名)も「喉が枯れるほどにツッコんだ」そうですヅラ』
(※実話です)
貧乳レッサー「そして翌日『あれ?喉痛いな?風邪かな?』と本気で悩んだそうです。アホですな」
(※実話です)
上条「てかもうベイロープさんが若返ったのなんてどーーーーでもいいわ!むしろ誤差だわ!」
ハマッヅラ『「制作は原作をクソほども読んでないしリスペクトもしてない」、にソースがついたヅラね!』
上条「ウルッサイわ!てか俺だってショックだよ!もう、なんだ!?俺がツッコんで『ちゃんちゃん☆』で収められる範囲の話じゃねぇわ!」
貧乳レッサー「そして更に余談ですが、『ベイロープが槍伸ばしたらなんか勝ってた』も追加でお願いします。『粉塵を”爪”で掴んでガンゴガン』という原作をぶん投げて」
ハマッヅラ『上里君以来二年ぶり二回目の「もうHP閉鎖しようかな」と悩んだそうですヅラ』
(※マジでどうしましょう)
貧乳レッサー「さっ、上条さんの出番ですよ!その『右手』で幻想をぶっ殺してくださいな!できるもんならね!」
上条「……お前知ってたよね?俺が対処できるレベルの話じゃないって理解した上で、この流れに乗ってきたんだよね?」
貧乳レッサー「たまには痛い目みてくださいよ!あぁ見てるのは私たち『新たなる光』ですけども!」
上条「お前はゾンビウイルスに感染したら周囲を巻き込むタイプだよな。人類の敵っつーん、キャビンがフィーバーする0に出てくるヒゲ」
ハマッヅラ『あのヒゲは一応、まぁ裏設定で全員島から出さない的な、まぁうん、ヅラ』
若返りベイロープ(※飛行中)「まったく、レッサーの馬鹿がヘマをするから……!」
上条「お前だよ!とある史上やってはいけないタブーに踏み込んでるのはお前だからねっ!?」
ランシス?「ひひっ、あーはーはーーー!ベイロープだー!」
フロリス?「――何やってるのよ、まったくもう!」
ハマッヅラ『カオスがカオスを呼んでるヅラね』
貧乳レッサー「えぇこうやって見ると、外見だけイジられた私はまだ幸運だったかなぁ、と」
上条「俺もまだよかった……!この毒がもし俺にまで回ってきたら流行りの異世界転生してたかも……!」
ハマッヅラ『――と、いう訳でトーマ!キュア・ラッキーのツッコミスキルでオチをつけて大団円ヅラよ!』
上条「無理だもの。だってこれ一生ネタにされ続ける話だもの。俺程度のツッコミで消火しきれるような問題じゃないし」
上条「ツッコむんだったらゴルディオンハンマ○を監督の頭に直で打ち込まないと改善されないぐらいの暴挙だもの。『なんでだよ!』でオチつかないもの」
上条「つーか下手すれば神様(※鎌池先生)ぶち切れて世界そのものが消える可能性だってあんだよ!覚悟しとけよKADOKAW○!」
ハマッヅラ『タイミング的には新約もあと一・二巻で終わりヅラし、その可能性はゼロじゃないヅラね』
上条「おいやめろよ不吉なこと言うなよ!俺はこの先ずっと高校生やってくるつもりなんだからな!」
ハマッヅラ『それは倫理的にどうヅラよ」
貧乳レッサー「だが、しかぁし!こうは考えられないでしょうかねっ上条さん!」
上条「なんだよ。もう無理だからな、フォロー入れようがないんだよ」
貧乳レッサー「いえいえ。そこは気の持ちようと言いますか、発想の転換と言いますか」
貧乳レッサー「半分飲んだコーラの瓶を見て『もう半分だ』と思うのか、『まだ半分ある』と感じるかは人によって違いますし」
上条「つまり?」
貧乳レッサー「『前半戦だけでこれだけミラクルを生んだのだから後半戦はもっとやらかす!』と、考えればいいのでは……!?」
上条「ごめん、そこまで俺楽観的になれない」
ハマッヅラ『そして流石に、これ以上のやらかしができる余地がないヅラ、よね?』
上条「なんで『料理をレシピ通りに作る』って基本的なことができないんだ……ッ!?」
ハマッヅラ『――トーマ。あっちを見るヅラよ』
上条「あっち……?あそこにいるのは……ッ!?」
ハマッヅラ『そうヅラ。”現実改変”の終着点、これ以上もうどうしようもないってぐらいの行き止まり』
ハマッヅラ『あそこまで行くと原作の売り上げが減った上、神様(※作者)がノイローゼになって話が破綻してしまうヅラ 』
上条「そっか……そう考えると、俺たちは恵まれてるんだな。まだネタにできる分だけ」
ハマッヅラ『そうヅラ!ネタにできるだけヅラね!』
貧乳レッサー「すいません。さっきから固有名詞を避けてますけど、あっちにいる質の悪いコスプレイヤーってニセコイですよね?」
上条「言いやがったな!俺たちが、ハマッヅラですら空気読んで他社の作品だから言わなかったのに!?」
ハマッヅラ『番宣してる俳優さんの目が死んでるヅラね』
絹旗「――そして大爆死すれば我々の超栄養分となりますよ……ッ!」
上条「最後の最後で入ってくんな!B級映画好きな人はあっちいって!」
−終−