MMRじゃないなにか 「極寒の北欧にサンタを求めて!」
――新たなる光・ロンドンのアジト
ベイロープ「ただいま帰ったわよー……ってあなた達またゴロゴロと」
ランシス「してない、よ?今丁度、きゅーけーちゅー……」
ベイロープ「テーブルに積み上がったダッツの容器、明らかに掃除さぼってたとしか」
ランシス「フロリスは、ケーキ焼いてるし、私は……」
ベイロープ「……」
ランシス「……人生ってなんだろう……?」
ベイロープ「そうね。誰でも自分の存在意義にぶち当たることあるわね」
ベイロープ「でもそれは暇を持て余した授業中とかに悩むことであって、掃除当番の当日にダッツ食いながら悟ることじゃないの。分かる?」
フロリス「……んーか難しい話してんのナ。人生論?」
ランシス「どうやったら掃除サボってたのをベイロープに叱られないで済むか……?」
ベイロープ「あぁもうレッサーの悪影響がまた!」
フロリス「否定出来ないところが、まぁ、だよナー。あ、スパチュラ(菓子用のヘラ)買って来てくれたんダゼ?」
ベイロープ「一応は。一種類しかなかったけど、これで良かったの?」
フロリス「ンー……あ、いいやつジャンか。よく近所のマーケットで売ってたナ。あっこ品揃え悪いっつーのにサ」
ベイロープ「クリスマス商戦だからね。もしかして、って特設コーナー行ったら思った通りよ」
フロリス「そりゃ何よりで」
ランシス「シュトーレン、楽しみ……」
フロリス「ワタシはメレンゲばっか作ってっから、あんま自信ないんだケド……」
ベイロープ「手伝いをしない悪い子にサンタさんは来るのかしらね?」
ランシス「今丁度やろうと思ってた……!」
ベイロープ「はいはい。手伝ってあげるから」
御坂「しかしアレよね。もう12月だっていうのに、なんか一年早かったわよねー」
フロリス「ダナー。何もなかったって言えば、寂しいかもだけど」
御坂「来年は忙しくなるわよ!なんていってもあなた達も出るんだからねっ!」
ベイロープ「そうねー、おバカたちを制御できるのか心配――待て、待ちなさい」
御坂「はい?」
フロリス「なにやってんダよジャパニーズ。お前カレンスキンク教えた後に帰ったはずだろ!?」
御坂「――あたし、思ったのよ」
ラシンス「……うん?」
御坂「クリスマスケーキ、自作できたら格好いいと思わない?」
フロリス「オマエ一体何になるつもりだっ!?職人か、ケーキ職人にでもなるつもりかっアァッ!?」
ベイロープ「迷惑――は、迷惑だけど、教えてあげればいいじゃない。丁度作ってるでしょ?」
フロリス「家庭料理のレベルでだっつーノ!式で使うよーなもんじゃねー!」
御坂「だってwikiで調べたらウエディングケーキの発祥ってイギリスって書いてあるじゃない!だったら丁度良いと思うのよっ!?」
フロリス「花嫁修業で家事全般ってのは昔あったって聞くケド、流石に結婚式ケーキまで自作しろってのは始めてだ!てか作らねーって!」
御坂「え……?いやでもwikiに書いてあったし!」
ベイロープ「『英語版wikiに”日本にはスシって食文化がある”』って書かれても、別に日本人は全員スシ握れないでしょ?」
御坂「分かってるわよそのぐらい!あたしが言いたいのはその内容がおかしいっつってんのよ!」
ランシス「……どんな?」
御坂「ウエディングケーキの一段目は出席者で食べて、二段目は来れなかった友達へ送るって!」
ベイロープ「そうね。お礼状とケーキを送るって習慣はあ――」
御坂「これアレでしょ!?要は『あたし結婚したんですけど、あんた式には来なかったわよね?何、忙しいの?何か予定でもあったの?』」
御坂「『まぁでもそんなことよりあたし幸せなの!分かってると思うけど結婚したばかりだから!結婚サイコー!旦那様超素敵!』」
御坂「『この幸せをあんたにお裾分けしまーす!ウエディングケーキの欠片送ったから味わって食べてね!独りじゃ美味しくないかもしれないけど――』」
御坂「――ってことでしょ!?」
ベイロープ「被害妄想が強すぎる。日本の結婚事情のブラックさ加減も闇すぎるわ」
フロリス「マー確かにそういう面も否めねーケドな」
ベイロープ「そんな事実ないわっ!……ないの、よね?」
ラシンス「ある、って思う人もいる……まぁ生ものだから、カードだけ送る場合も多い、よ」
御坂「流石はイギリス……!結婚式一つで女の醜い争いを煽るだなんて……!」
フロリス「国家全体が常にアレ感じなのを認めるのは吝かじゃないけども、心当たりないことで責められるのは心外なんだゼ」
御坂「んー……ん?」
ベイロープ「何?」
御坂「あぁいや、もう一人騒がしい子いなかったっけ?」
フロリス「アー……気づいちゃったかー。呼んじゃうかー」
御坂「お国柄ネタやったらすぐに召喚されそうな感じ――」
チャチャーチャーチャチャチチャー、チャチャチャー、チャチャーチャーチャチャチチャー、チャチャチャー
御坂「大友康○のフォルテッシ○、の、イントロ……?」
ランシス「……うん。決まってから、ずっとこんな感じ……」
御坂「はい?」
チャーチャー、チャーチャー、バーンッ!!!
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「いやー、どうもね!すいませんねっなんか悪い事しちゃいましてねー!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「私としちゃ、まぁアレですな?最初は渋ったんですよ?この話をいただいたときに?」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「だって他にもレギュラーさんいるじゃないですか?ロ×御坂さんに量産型御坂さんに浜ナントカさん」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「他にもくぎゅうナントカさんとか、おっぱいシスターさんとかねっ!そんな人を差し置いて、私が出るなんでとんでもないってね!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「そんなご立派な皆さんを差し置いて!中の人すら固まっていなかった私が!この私がっ!!!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「何年もレギュラーやってる皆さんがいるって制作に言ったんですよ!えぇもう言ったんですけどねっ!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「や、でもまぁまぁまぁまぁ!それでも?なんかこう私じゃないといけないらしくてですねっ!仕方がなく!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「いやぁ心苦しいですなぁ!中の人が決まってなかったのに初お披露目を兼ねてだなんて!心苦しいったらありゃしませんよねっ!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「ですが!とある魔術の禁書目録を代表する十人に!プレイヤーとして選ばれたベスト10へ入ったからには!全力で勤め上げる所存で御座います事よっ!」
御坂「後光指すぐらいのレベルで調子に乗ってんのね、これ」
フロリス「もうぶっ殺してもいいと思うダロ、あれ」
ラシンス「て、ゆうか登場機体サイファーだし、OPで禁書目録をボコってたのもつまり……それ」
ベイロープ「既にそげぶ確定しているのよね、どれ」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「あ゛っあ゛ーーーーー!どこからか負け犬の遠吠えが聞こえるなーーーっ!ゲームに出られなかった人の怨嗟の声かなーーーーーーっ!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「どうせ私のエンディングで書き下ろしCGで背景として出られるかもしれませんからねっ!ちょっと期待はしててもいいと思いますよっ!」
御坂「あたしは出るわ!最初からキャスティングされてたし歌だって歌って特典にもなんのよ!なぜか水着着て!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「くっ!流石学園都市の序列第三位、飛天ペ×ロ×流の開祖が捕まったのに強気な姿勢とは!」
御坂「やめなさい。タイムリーな話題ツッコんだからって誉められるとは限らないんだからね」
フロリス「でもさー、それ言うんだったら主役のジャパニーズが出てくる特典が皆無の時点で、もう主人公じゃなくネ?」
御坂「し、仕方がないじゃない!上条当麻1/10フィギュアとかつけたら、売り切れ続出になっちゃうでしょ!?」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「決して人気がないとは言いませんけども、あの方の場合どなたかさんのファンやらカップル厨など全周囲見渡す限り敵・敵・敵ですし」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「ぶっちゃけプラマイゼロぐらいのファン層じゃねーかなー、とは」
御坂「というかパイロットの人選もどうなの!?黒子と初春さんは分かるけど、どうして佐天さんちゃっかり当確してんのよ!?」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「アァァァァァァァクビショップウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥぅぅぅぅぅっ!?と、絶叫する方が文字通りスルーされたのは、はっきり言って心苦しいにも程があります」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「個人的にはオルソラさんがドルドレイ(エロ的な意味で)のパイロットに相応しいと思うんですけどねっ!」
御坂「不戦を誓っている人に『バーチャロイドはノーカンだから!』って戦わせるのは、その、なんだ。原作ブレイカーだと思うわ」
御坂「取り敢えずその、ダンボールで作ったプラカ撤去しなさいよ。読みづらいから」
レッサー【アニメ第三期もヌルヌル動くぜ!】「わっかりました!」 サッ
御坂「新しいのに差し替えてんじゃないわよ!まだ一枚目よりかは人道的だけど!」
ランシス「それだけ嬉しかった……てっきり、このまま『第二部完!』的な感じかと……」
ベイロープ「第一部が全22巻……残りラス3と言えなくもないわよね」
フロリス「ヤローども浮かれんなヨ!このチャンス逃したらあとはまた6年半後だからナ!」
御坂「6年ぐらいあったら、うーん結婚の一つや二つできそうだけど」
レッサー「あ、ちなみにミサーカさんが仰った『式に来られなかった親しい相手にケーキを送る』のは、マジであります」
レッサー「そして大抵の場合、未婚の同性友達へ対する嫌がらせに直結しますが何か!」
御坂「伝統一つとってもシニカルな……!流石イギリス伊達に続いてはないわよねっ!」
レッサー「世界中へケンカ売りまくった結果、今の確固たる地位を築いたと言えなくもないですが!」
御坂「って訳でね、あたしにウエディングケーキの作り方を」
レッサー「無理ですって。あれ素人が手ぇ出したってまともなモン作れる訳ないでしょうが」
御坂「――ちょっと落ち着いて考えてみてよ。まず、まずね、ここにあたしの作ったウエディングケーキがあるとするじゃない?」
レッサー「どんな遊びなのか分かりませんが……『す、すごいな!これお前作ったのかよ!』」
御坂「『た、食べてみて!全部とは言わないから一口だけでも!』」
レッサー「『そ、そうかい?だったら一口だけ――う、うまい……ッ!!!?』」
御坂「『そ、そうかなっ!?』」
レッサー「『――よし、結婚しよう!』」
御坂「『……はい』」
御坂「みたいなみたいなっ!シミュレーションは完璧よねっ!」
フロリス「ウエディングケーキ出された時点で引くダロ。超引くわ」
ランシス「もしくは……露骨な追い込み駆けられてるとしか、ね」
ベイロープ「もし出された立場だったら殴って逃げるのだわ」
レッサー「ぐぬぬぬ……!中々やるじゃないですか我が終生のライバルその二がっ!」
レッサー「ただちょっと原作よりも人気あるスピンオフの主役張っててCDもグッズも阿○さんよりずっと多く出している分際で!」
フロリス「中の人の狙い撃ちはやめてやれヨ。てか頑張ってる方だろ、比較対象が悪すぎるだけで」
ランシス「今のレッサーの〜♪声優力では敵わない〜♪」
レッサー「だあぁぁぁぁぁぁぁぁまらっしゃい!多分タイアップとか言わないでくださいっ角○押しの声優だからとか言われたら泣きますよ終いには!?」
御坂「頑張、ろ?これからだから!まだ試合は始まったばかりだから!」
レッサー「ハッ!ちょっと出身地が同じだからって先輩風吹かせないでくださいよっ!」
ベイロープ「――ごめん。そろそろクレーム来るからいい加減にしろバカヤロウども」
御坂「ともかく!ケーキさえ作れればついに入籍の運びとなるのよ!」
レッサー「計画が雑です。もうザラッザラしてもみじおろしが作れそうな程に」
御坂「やー……あたしもね、流石に自分から不幸になるってのは冷静に考えたらちょっと嫌かなぁって」
フロリス「”ちょっと”?嫌なのは”ちょっと”?」
御坂「オペレーションU(※初春)発動させるぐらいだったら、まぁその手前で手を打つのもアリだと思うのよ!」
レッサー「超聞きたくないですね作戦U。てか。アレですよ、時期も時期ですし、ケーキ作れるようになるよりかは頼んだ方がいいんじゃないですかね?」
御坂「頼むって誰に?パティシエールさんに?」
レッサー「ではなくサンタですよ、サンタ。あのヒゲ野郎でしたらツンツン頭も即プロポーズ申し込むような絶品を用意するんじゃないですかね−」
御坂「……」
ベイロープ「また適当な事言って」
レッサー「ですなぁ。神頼みするよりかは、まだご自分で作った方が可能性はあ――」
御坂「――――――それよ……ッ!!!」
レッサー・フロリス・ランシス・ベイロープ「……え?」
御坂「ちょくら北欧行ってサンタ捕まえてくるわ!アドバイスありがとう、それじゃっ!」
バタン……
レッサー・フロリス・ランシス・ベイロープ「……」
レッサー「えーっと……ケーキ!フロリス、ケーキこさえたんじゃなかったですかねっ!」
フロリス「あー、マァ。クリーム塗りたくる前まではできてってケドさ」
レッサー「実は私、それ一回やってみたかったんですよね!」
フロリス「あ、あぁじゃチャレンジしてみるか?ヒドかったらワタシが直せばいいだけだしサ」
レッサー「いいんですか?ヤースイマセンなんか催促しちゃったみたいで」
ベイロープ「そ、れじゃ私たちは掃除の続きね。埃が立たない程度に頑張りましょ」
ラシンス「……あれ?これ全員でスルーする流れ……?」
ベイロープ「もう自己責任としか。あの子だったら見つけて帰って来そうだし」
ランシス「……サンタ、信じてる派?」
ベイロープ「昔は、だけど。そうじゃなくって――」
ベイロープ「――”サンタと呼ばれてる魔術師”とか?いそうじゃない」
−終−
※毎年恒例マンネリ化が進んで恐縮ですが、今年も懲りずにやりますクリスマス企画。読者様応募型SSです
1.クリスマスの日に、”誰”が
2.”誰の家”へ
3.”何(プレゼント)”を持って行くのか
を下↓の掲示板へ明記すると良い事があるかも知れません。特に12はお忘れなく
例)――
【アレイスター(女体化)さんが、必要悪の教会へ、ローラ=スチュアートの小さい頃の写真を大量に持っていく】
キャラクターはとある魔術の禁書目録(含む新約)・とある科学の超電磁砲のみとさせて頂きます
てか神様(鎌池先生)関連とも思ったんですが、ブラッドサインは買っているものの読んでいるのは一巻まで、とか変な読み方をしているのがありますので
ちなみにどなた様も居なかったら作者が自作自演でやりますし、またあまりに多いようでしたら先着順となりますので予めご了承ください
〆切りは年末進行により12月5日(ぐらい)となります。ではよろしくお願いします
ベイロープ「ただいま帰ったわよー……ってあなた達またゴロゴロと」
ランシス「してない、よ?今丁度、きゅーけーちゅー……」
ベイロープ「テーブルに積み上がったダッツの容器、明らかに掃除さぼってたとしか」
ランシス「フロリスは、ケーキ焼いてるし、私は……」
ベイロープ「……」
ランシス「……人生ってなんだろう……?」
ベイロープ「そうね。誰でも自分の存在意義にぶち当たることあるわね」
ベイロープ「でもそれは暇を持て余した授業中とかに悩むことであって、掃除当番の当日にダッツ食いながら悟ることじゃないの。分かる?」
フロリス「……んーか難しい話してんのナ。人生論?」
ランシス「どうやったら掃除サボってたのをベイロープに叱られないで済むか……?」
ベイロープ「あぁもうレッサーの悪影響がまた!」
フロリス「否定出来ないところが、まぁ、だよナー。あ、スパチュラ(菓子用のヘラ)買って来てくれたんダゼ?」
ベイロープ「一応は。一種類しかなかったけど、これで良かったの?」
フロリス「ンー……あ、いいやつジャンか。よく近所のマーケットで売ってたナ。あっこ品揃え悪いっつーのにサ」
ベイロープ「クリスマス商戦だからね。もしかして、って特設コーナー行ったら思った通りよ」
フロリス「そりゃ何よりで」
ランシス「シュトーレン、楽しみ……」
フロリス「ワタシはメレンゲばっか作ってっから、あんま自信ないんだケド……」
ベイロープ「手伝いをしない悪い子にサンタさんは来るのかしらね?」
ランシス「今丁度やろうと思ってた……!」
ベイロープ「はいはい。手伝ってあげるから」
御坂「しかしアレよね。もう12月だっていうのに、なんか一年早かったわよねー」
フロリス「ダナー。何もなかったって言えば、寂しいかもだけど」
御坂「来年は忙しくなるわよ!なんていってもあなた達も出るんだからねっ!」
ベイロープ「そうねー、おバカたちを制御できるのか心配――待て、待ちなさい」
御坂「はい?」
フロリス「なにやってんダよジャパニーズ。お前カレンスキンク教えた後に帰ったはずだろ!?」
御坂「――あたし、思ったのよ」
ラシンス「……うん?」
御坂「クリスマスケーキ、自作できたら格好いいと思わない?」
フロリス「オマエ一体何になるつもりだっ!?職人か、ケーキ職人にでもなるつもりかっアァッ!?」
ベイロープ「迷惑――は、迷惑だけど、教えてあげればいいじゃない。丁度作ってるでしょ?」
フロリス「家庭料理のレベルでだっつーノ!式で使うよーなもんじゃねー!」
御坂「だってwikiで調べたらウエディングケーキの発祥ってイギリスって書いてあるじゃない!だったら丁度良いと思うのよっ!?」
フロリス「花嫁修業で家事全般ってのは昔あったって聞くケド、流石に結婚式ケーキまで自作しろってのは始めてだ!てか作らねーって!」
御坂「え……?いやでもwikiに書いてあったし!」
ベイロープ「『英語版wikiに”日本にはスシって食文化がある”』って書かれても、別に日本人は全員スシ握れないでしょ?」
御坂「分かってるわよそのぐらい!あたしが言いたいのはその内容がおかしいっつってんのよ!」
ランシス「……どんな?」
御坂「ウエディングケーキの一段目は出席者で食べて、二段目は来れなかった友達へ送るって!」
ベイロープ「そうね。お礼状とケーキを送るって習慣はあ――」
御坂「これアレでしょ!?要は『あたし結婚したんですけど、あんた式には来なかったわよね?何、忙しいの?何か予定でもあったの?』」
御坂「『まぁでもそんなことよりあたし幸せなの!分かってると思うけど結婚したばかりだから!結婚サイコー!旦那様超素敵!』」
御坂「『この幸せをあんたにお裾分けしまーす!ウエディングケーキの欠片送ったから味わって食べてね!独りじゃ美味しくないかもしれないけど――』」
御坂「――ってことでしょ!?」
ベイロープ「被害妄想が強すぎる。日本の結婚事情のブラックさ加減も闇すぎるわ」
フロリス「マー確かにそういう面も否めねーケドな」
ベイロープ「そんな事実ないわっ!……ないの、よね?」
ラシンス「ある、って思う人もいる……まぁ生ものだから、カードだけ送る場合も多い、よ」
御坂「流石はイギリス……!結婚式一つで女の醜い争いを煽るだなんて……!」
フロリス「国家全体が常にアレ感じなのを認めるのは吝かじゃないけども、心当たりないことで責められるのは心外なんだゼ」
御坂「んー……ん?」
ベイロープ「何?」
御坂「あぁいや、もう一人騒がしい子いなかったっけ?」
フロリス「アー……気づいちゃったかー。呼んじゃうかー」
御坂「お国柄ネタやったらすぐに召喚されそうな感じ――」
チャチャーチャーチャチャチチャー、チャチャチャー、チャチャーチャーチャチャチチャー、チャチャチャー
御坂「大友康○のフォルテッシ○、の、イントロ……?」
ランシス「……うん。決まってから、ずっとこんな感じ……」
御坂「はい?」
チャーチャー、チャーチャー、バーンッ!!!
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「いやー、どうもね!すいませんねっなんか悪い事しちゃいましてねー!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「私としちゃ、まぁアレですな?最初は渋ったんですよ?この話をいただいたときに?」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「だって他にもレギュラーさんいるじゃないですか?ロ×御坂さんに量産型御坂さんに浜ナントカさん」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「他にもくぎゅうナントカさんとか、おっぱいシスターさんとかねっ!そんな人を差し置いて、私が出るなんでとんでもないってね!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「そんなご立派な皆さんを差し置いて!中の人すら固まっていなかった私が!この私がっ!!!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「何年もレギュラーやってる皆さんがいるって制作に言ったんですよ!えぇもう言ったんですけどねっ!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「や、でもまぁまぁまぁまぁ!それでも?なんかこう私じゃないといけないらしくてですねっ!仕方がなく!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「いやぁ心苦しいですなぁ!中の人が決まってなかったのに初お披露目を兼ねてだなんて!心苦しいったらありゃしませんよねっ!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「ですが!とある魔術の禁書目録を代表する十人に!プレイヤーとして選ばれたベスト10へ入ったからには!全力で勤め上げる所存で御座います事よっ!」
御坂「後光指すぐらいのレベルで調子に乗ってんのね、これ」
フロリス「もうぶっ殺してもいいと思うダロ、あれ」
ラシンス「て、ゆうか登場機体サイファーだし、OPで禁書目録をボコってたのもつまり……それ」
ベイロープ「既にそげぶ確定しているのよね、どれ」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「あ゛っあ゛ーーーーー!どこからか負け犬の遠吠えが聞こえるなーーーっ!ゲームに出られなかった人の怨嗟の声かなーーーーーーっ!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「どうせ私のエンディングで書き下ろしCGで背景として出られるかもしれませんからねっ!ちょっと期待はしててもいいと思いますよっ!」
御坂「あたしは出るわ!最初からキャスティングされてたし歌だって歌って特典にもなんのよ!なぜか水着着て!」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「くっ!流石学園都市の序列第三位、飛天ペ×ロ×流の開祖が捕まったのに強気な姿勢とは!」
御坂「やめなさい。タイムリーな話題ツッコんだからって誉められるとは限らないんだからね」
フロリス「でもさー、それ言うんだったら主役のジャパニーズが出てくる特典が皆無の時点で、もう主人公じゃなくネ?」
御坂「し、仕方がないじゃない!上条当麻1/10フィギュアとかつけたら、売り切れ続出になっちゃうでしょ!?」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「決して人気がないとは言いませんけども、あの方の場合どなたかさんのファンやらカップル厨など全周囲見渡す限り敵・敵・敵ですし」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「ぶっちゃけプラマイゼロぐらいのファン層じゃねーかなー、とは」
御坂「というかパイロットの人選もどうなの!?黒子と初春さんは分かるけど、どうして佐天さんちゃっかり当確してんのよ!?」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「アァァァァァァァクビショップウゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥぅぅぅぅぅっ!?と、絶叫する方が文字通りスルーされたのは、はっきり言って心苦しいにも程があります」
レッサー【電脳戦機に参戦決定】「個人的にはオルソラさんがドルドレイ(エロ的な意味で)のパイロットに相応しいと思うんですけどねっ!」
御坂「不戦を誓っている人に『バーチャロイドはノーカンだから!』って戦わせるのは、その、なんだ。原作ブレイカーだと思うわ」
御坂「取り敢えずその、ダンボールで作ったプラカ撤去しなさいよ。読みづらいから」
レッサー【アニメ第三期もヌルヌル動くぜ!】「わっかりました!」 サッ
御坂「新しいのに差し替えてんじゃないわよ!まだ一枚目よりかは人道的だけど!」
ランシス「それだけ嬉しかった……てっきり、このまま『第二部完!』的な感じかと……」
ベイロープ「第一部が全22巻……残りラス3と言えなくもないわよね」
フロリス「ヤローども浮かれんなヨ!このチャンス逃したらあとはまた6年半後だからナ!」
御坂「6年ぐらいあったら、うーん結婚の一つや二つできそうだけど」
レッサー「あ、ちなみにミサーカさんが仰った『式に来られなかった親しい相手にケーキを送る』のは、マジであります」
レッサー「そして大抵の場合、未婚の同性友達へ対する嫌がらせに直結しますが何か!」
御坂「伝統一つとってもシニカルな……!流石イギリス伊達に続いてはないわよねっ!」
レッサー「世界中へケンカ売りまくった結果、今の確固たる地位を築いたと言えなくもないですが!」
御坂「って訳でね、あたしにウエディングケーキの作り方を」
レッサー「無理ですって。あれ素人が手ぇ出したってまともなモン作れる訳ないでしょうが」
御坂「――ちょっと落ち着いて考えてみてよ。まず、まずね、ここにあたしの作ったウエディングケーキがあるとするじゃない?」
レッサー「どんな遊びなのか分かりませんが……『す、すごいな!これお前作ったのかよ!』」
御坂「『た、食べてみて!全部とは言わないから一口だけでも!』」
レッサー「『そ、そうかい?だったら一口だけ――う、うまい……ッ!!!?』」
御坂「『そ、そうかなっ!?』」
レッサー「『――よし、結婚しよう!』」
御坂「『……はい』」
御坂「みたいなみたいなっ!シミュレーションは完璧よねっ!」
フロリス「ウエディングケーキ出された時点で引くダロ。超引くわ」
ランシス「もしくは……露骨な追い込み駆けられてるとしか、ね」
ベイロープ「もし出された立場だったら殴って逃げるのだわ」
レッサー「ぐぬぬぬ……!中々やるじゃないですか我が終生のライバルその二がっ!」
レッサー「ただちょっと原作よりも人気あるスピンオフの主役張っててCDもグッズも阿○さんよりずっと多く出している分際で!」
フロリス「中の人の狙い撃ちはやめてやれヨ。てか頑張ってる方だろ、比較対象が悪すぎるだけで」
ランシス「今のレッサーの〜♪声優力では敵わない〜♪」
レッサー「だあぁぁぁぁぁぁぁぁまらっしゃい!多分タイアップとか言わないでくださいっ角○押しの声優だからとか言われたら泣きますよ終いには!?」
御坂「頑張、ろ?これからだから!まだ試合は始まったばかりだから!」
レッサー「ハッ!ちょっと出身地が同じだからって先輩風吹かせないでくださいよっ!」
ベイロープ「――ごめん。そろそろクレーム来るからいい加減にしろバカヤロウども」
御坂「ともかく!ケーキさえ作れればついに入籍の運びとなるのよ!」
レッサー「計画が雑です。もうザラッザラしてもみじおろしが作れそうな程に」
御坂「やー……あたしもね、流石に自分から不幸になるってのは冷静に考えたらちょっと嫌かなぁって」
フロリス「”ちょっと”?嫌なのは”ちょっと”?」
御坂「オペレーションU(※初春)発動させるぐらいだったら、まぁその手前で手を打つのもアリだと思うのよ!」
レッサー「超聞きたくないですね作戦U。てか。アレですよ、時期も時期ですし、ケーキ作れるようになるよりかは頼んだ方がいいんじゃないですかね?」
御坂「頼むって誰に?パティシエールさんに?」
レッサー「ではなくサンタですよ、サンタ。あのヒゲ野郎でしたらツンツン頭も即プロポーズ申し込むような絶品を用意するんじゃないですかね−」
御坂「……」
ベイロープ「また適当な事言って」
レッサー「ですなぁ。神頼みするよりかは、まだご自分で作った方が可能性はあ――」
御坂「――――――それよ……ッ!!!」
レッサー・フロリス・ランシス・ベイロープ「……え?」
御坂「ちょくら北欧行ってサンタ捕まえてくるわ!アドバイスありがとう、それじゃっ!」
バタン……
レッサー・フロリス・ランシス・ベイロープ「……」
レッサー「えーっと……ケーキ!フロリス、ケーキこさえたんじゃなかったですかねっ!」
フロリス「あー、マァ。クリーム塗りたくる前まではできてってケドさ」
レッサー「実は私、それ一回やってみたかったんですよね!」
フロリス「あ、あぁじゃチャレンジしてみるか?ヒドかったらワタシが直せばいいだけだしサ」
レッサー「いいんですか?ヤースイマセンなんか催促しちゃったみたいで」
ベイロープ「そ、れじゃ私たちは掃除の続きね。埃が立たない程度に頑張りましょ」
ラシンス「……あれ?これ全員でスルーする流れ……?」
ベイロープ「もう自己責任としか。あの子だったら見つけて帰って来そうだし」
ランシス「……サンタ、信じてる派?」
ベイロープ「昔は、だけど。そうじゃなくって――」
ベイロープ「――”サンタと呼ばれてる魔術師”とか?いそうじゃない」
−終−
※毎年恒例マンネリ化が進んで恐縮ですが、今年も懲りずにやりますクリスマス企画。読者様応募型SSです
1.クリスマスの日に、”誰”が
2.”誰の家”へ
3.”何(プレゼント)”を持って行くのか
を下↓の掲示板へ明記すると良い事があるかも知れません。特に12はお忘れなく
例)――
【アレイスター(女体化)さんが、必要悪の教会へ、ローラ=スチュアートの小さい頃の写真を大量に持っていく】
キャラクターはとある魔術の禁書目録(含む新約)・とある科学の超電磁砲のみとさせて頂きます
てか神様(鎌池先生)関連とも思ったんですが、ブラッドサインは買っているものの読んでいるのは一巻まで、とか変な読み方をしているのがありますので
ちなみにどなた様も居なかったら作者が自作自演でやりますし、またあまりに多いようでしたら先着順となりますので予めご了承ください
〆切りは年末進行により12月5日(ぐらい)となります。ではよろしくお願いします