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Clock(trial)

絹旗「超ホラー映画概論ー、ぱちぱちぱちぱちー」


――とある喫茶店

フレンダ「いんやー、あっちぃって訳よねー。もう9月なのにどうして日本は暑いの?」

絹旗「まぁ下手すりゃカイロ辺りよりも、埼玉の方が超温度高いですしねー」

絹旗「都市の出す放射熱とか、気圧の配置、偏西風の流れ等々、原因は超いっぱいありますが」

フレンダ「……それにしたって、これは異常気象じゃないの?結局温暖化は進んでるって訳じゃ?」

絹旗「平安時代は今と超同程度ですし。恐竜が居た頃まで遡れば、夏は北極に氷がなかったらしいですよ?」

フレンダ「そんなのはいいからっ!あたしは直ぐに涼しくなりたい訳だしっ!」

絹旗「クーラー超使う以外には何とも。超涼しい図書館とか、このままファミレスに陣取るってのもアリだと思います」

フレンダ「……キモダメシ?」

絹旗「おや、誰から超聞きましたか?」

フレンダ「テレビドラマでやってたような?じゃあさっ!」

絹旗「私達だけならともかく、全員で、は超難しいでしょう」

フレンダ「えー、いいじゃん。ねー?」

絹旗「まぁ麦野は……フレンダがオネダリすれば超陥落しそうですけど。超問題は滝壺さんですかね」

フレンダ「滝壺はみんなが行くって言えば、行きそうじゃない?むしろ率先しそうって訳」

絹旗「……や、それは超別に良いんですけど……『受信』しそうじゃないですか?」

フレンダ「うん?何を?」

絹旗「心霊スポットで、その、オバケの声とか」

フレンダ「……するわねー。なんかこう、居ない筈の五人目と会話してそう……」

絹旗「なので肝試しは超お勧めしません、えぇ」

フレンダ「じゃあさ、絹旗って映画好きよね?」

絹旗「B級が主ですけど……あぁ、私から超怖い映画でも教えて貰おう、ですか?」

フレンダ「ダメー?いいでしょ、ねっ?」

絹旗「超構いませんが……麦野が来るまでですよ?」

フレンダ「やたっ!絹旗愛してるー」

絹旗「残念。私はフレンダを超愛してない」

フレンダ「ヒドっ!?せめて『ありがとー』ぐらいの返しはないのっ!?」

絹旗「では――あぁ、以下全ては私の偏見ですし、内容やネタバレ、また勘違いで憶えている部分もあると思います」

絹旗「ですのであくまでも超参考程度にお願いします」

フレンダ「おけおけ。結局分かってる訳よ」

絹旗「ホントですかね?……では邦画から行きましょうか」

絹旗「取り敢えず前に超流行したのは『呪怨』シリーズですね」

絹旗「昔、一家殺人事件が起きた家へ引っ越してきた家族が、超散々な目に遭う、という話です」

フレンダ「あ、名前聞いた事あるー。すっごく怖いんでしょー?」

絹旗「えぇまぁ。ただし人によっては超爆笑するレベルの怖さです」

フレンダ「……何ソレ」

絹旗「Jホラー以外にも超言える事なんですが、最近のホラー映画・ムービーは『恐怖とドッキリがごちゃ混ぜになっている』んですよ」

フレンダ「どういう意味?」

絹旗「誰でも『わっ!』って超大きな声を出せば驚きます。それをオバケやクリーチャーにさせているのが現状といいましょうか」

フレンダ「んー……前からその手法はあったような?」

絹旗「えぇ勿論ありましたとも。でも昨今の手法じゃ多用されすぎている感が超否めませんねー」

絹旗「カメラアングルが超微妙な位置、例えば部屋全体を見渡せるアングルなのに、何故か一部分だけ映さないとか」

絹旗「逆に横へ大きく振った後、戻す時には――とか『唐突にクリーチャーを画面へ出す事で怖がらせる』手法が超増えています」

フレンダ「えっと……動画投稿サイトにある、個人がハンディカム持って廃屋へ突撃かましたムービーにも多い訳よね?」

フレンダ「クロゼットかドアをおっかなびっくり開けると……でも、居ないのよ!誰も!」

フレンダ「なんだ驚かせんなよHAHAHAHAHA!って戻すと――」

絹旗「そこにはオバケがっ!……ってな感じでしょうか」

絹旗「プロがするのは超若干食傷気味ですが、投稿心霊ビデオ“風”のドッキリムービーに関しては、カメラワークが練り込まれてるものもあります」

絹旗「画面にオバケが映った映らないではなく、そこに超注意して見るのも楽し――」

フレンダ「……いや、そうじゃなくてさ。結局映画の話は?」

絹旗「――と、言った意味で、Jホラーの手法が広まる切っ掛けの一つとなった、この『呪怨』という映画は見る価値があると思います」

フレンダ「上手くまとめた訳……あれ、上手いかな?どっちかっつーと結局力で押し切った訳よね?」

絹旗「さて次は『口裂け女』です。超同じく邦画です」

フレンダ「都市伝説で有名よね」

絹旗「現時点で1と2が公開済み、更には3作目が超収録中との事ですが……1は、まぁまぁ、でしょうか」

フレンダ「き、厳しい判定よね?」

絹旗「平和な町に口裂け女が現われて子供達を超誘拐、帰ってきた子供は口がざっくりと切り裂かれています」

絹旗「切り裂け女の正体は人なのか?それともバケモノなのか?」

フレンダ「どっち?」

絹旗「流石にネタバレなので超伏せますが、まぁ悪くはないかなと。でも」

絹旗「……続編の2が超酷かったです」

フレンダ「そんなに?チープな展開だったの?」

絹旗「……お話がですね、『口裂け女が誕生するまで』の物語なんですよ。それ自体は超悲しい出来事なんですけど」

絹旗「『最期の最期にならないと口裂け女が出て来ない』んですね、えぇ」

フレンダ「タイトルと違っ!?」

絹旗「前半中盤がメロドラマやってるため、超中だるみですし」

絹旗「終盤で一番盛り上がる部分ですら、『え、これで終りなの?』感が」

絹旗「更に口裂け女さん役が超割と可愛いので、『え、俺別に許容範囲だけど?』った知り合いも居ますしね」

フレンダ「……HAMADURA相変わらずよねー」

絹旗「2はあまり超お勧めしません、はい」

絹旗「あと邦画では……あぁ『×ゲーム』って言うサスペンスよりの映画がありましたね。これも2まで出てます」

絹旗「イジメをした生徒が大きくなって、100倍ぐらい超酷い仕返しをさせられるんですが……まぁ、酷い」

フレンダ「怖いんだ……」

絹旗「演技が、超酷いです」

フレンダ「そっちっ!?」

絹旗「出来れば、出来るのであれば『音声を0にして鑑賞する』のであれば、超それなりの映画です」

絹旗「台詞を聞きながら見るのは超お勧めしません」

フレンダ「……映画を見た人間が罰ゲーム……」

絹旗「『怪談新耳袋シリーズ』……んー、まぁ超外しはしません。しませんけど」

絹旗「劇場版某作には地雷が一つあります。それを超踏まなければ、まぁ」

絹旗「……こう言うのって、初めは大体小さな所が作って、劇団俳優さんとかそう言った知名度ゼロの俳優さんを使うんですよ」

絹旗「制作費が少ないため仕方が無くって感じで。実際知名度が無いため、興行的には振わないんですが」

絹旗「でもそれはデメリットだけではなく、起用される方は例外なく演技力高めな上、超余計な『色』が無いのも良いですよね」

フレンダ「色?」

絹旗「別作品とかスキャンダルとか、『お前事務所入ってなかったらミスコンの一次審査すら通らねぇよ』的な?」

フレンダ「……棒読みの子とか、逆に痛々しいって訳よね」

フレンダ「でもあれオカシイわよね?もうちょっと抑揚つければ、少しぐらい改善すると思うんだけど」

絹旗「いやでもそれは超仕方無いんですよ。以前劇団の方に取材した時に聞いたんですが」

絹旗「私達は普段『地声』で超喋ってるじゃないですか?作ったりしないで」

フレンダ「それはまぁなんて言ったらいいのか悩むけど、うんっそうよねっ!」

絹旗「でも俳優、特にアイドル関係は『地声よりも数オクターブ高めをデフォにしてる』そうです」

絹旗「だもんでお芝居でも『ナチュラルと違った作られた声で演技を強いられる』ため、棒読みになる事が超多いとか」

フレンダ「言われてみれば!そんな感じの変な演技な訳だし」

フレンダ「でもなんで?どうしてそんな流れになったの?」

絹旗「そこは『キャラを作る関係かも?』と劇団員さんは言ってました。所謂『声を張る』時は地声よりも大きく、高くなりますよね?」

絹旗「また他人の耳目を引くためには声が高い方がよく通りますし」

フレンダ「結局あたしらみたいな素人で言えば、常時裏声で喋りながら演技する、みたいな感じ?」

絹旗「はい。従って日常会話が妙に浮いてしまったり、超緊迫したシーンで感情が籠もらなかったり」

絹旗「そうですね……車で超例えれば、時速30kmでいつも走ってる車があるとしましょう」

絹旗「時速60kmまで上げれば超緊張しますし、10kmまで下げれば超弛緩緩します」

絹旗「逆に時速60kmで走ってる車が速度を変えなければ、乗っている方の感情は動かない、という事でしょうね」

フレンダ「へー、大変なのねー」

絹旗「ちなみに劇団員さんの話に寄れば、『僕らは60kmをデフォにして、5から120kmを出せるように訓練してる』とか」

絹旗「あくまでも私の意見プラス取材した範囲ですが。けど関係無いで済ませられる問題でもなく」

絹旗「そんな役者を起用した映画も死ぬんですが、同時に配役された子達の未来も超死ぬんです」

絹旗「使えない役者とレッテルを貼られれば、余程大きい事務所でない限り二度とチャンスは回ってきません」

絹旗「そう言った意味では超誰得ですかねー」

フレンダ「色々あると思うんだけど。事務所とか」

絹旗「まぁまぁそんな話ばかりしても仕方がないので、超横へ置いておきましょう」

フレンダ「そうよね。つまんない映画の話ししたってね!」

絹旗「『SIREN』――」

フレンダ「知ってる知ってる!超怖いゲームよねっ!CM見たし!」

絹旗「――は、見るだけ時間の無駄ですから、超絶対に見ないで下さいね」

フレンダ「バッサリだっ!?」

絹旗「超ゴミです。『映画版なんて存在しなかった』ぐらいに割り切った方が楽です」

フレンダ「そこまで言い切られると、逆に興味が湧くんだけど……?」

絹旗「誉められる所が何一つ無い、と言うんでしょうか。演出、シナリオ、配役、特殊効果、全てがテレビの24時間テレビのドラマ枠に超劣ります」

絹旗「あれに時間を割くのであれば、課金ゲームを課金無しで経験値積んでた方が、まだ超有意義な時間の使い方でしょう」

フレンダ「その比較もどうかと思う訳だけど」

絹旗「――はい、と言う訳で邦画はこんなもんでしょうか。『少年H』みたいなカルト映画が出ている以上、色々と超終りですかねー」

フレンダ「つーかさ、つーかね?あたしに怖い映画を教えてくれるって主旨は?」

絹旗「超大丈夫、ここからは本気出します」

フレンダ「良かったー。またネタにされたもんだと」

絹旗「『フライングシャーク』、原題『Swamp Sharks』」

フレンダ「飛ぶ鮫、沼鮫。随分タイトルにギャップがある訳だけど」

絹旗「そんなに飛びません。超終り」

フレンダ「じゃあなんで『フライング』つけたのっ!?意味がっ!意味が分からないんだけどっ!?」

絹旗「続いて『Shark Attack』かな?そんなタイトルだった気がします。今から40年ぐらい前の映画だかビデオ映画です」

フレンダ「……鮫なの?」

絹旗「一言で言えば――サメ、出て来ません」

フレンダ「なんでつけたっ!?だからなんでっ!?」

絹旗「ジョーズばりに、というかジョーズをパクった映画なんですね。展開が超そのままです」

絹旗「最後は『サメじゃなくタコでしたー、てへぺろ』と」

フレンダ「……何でシャークつけた訳?本気で意味分からないんだけど!」

絹旗「当時は超流行りでしたからねー。あぁオチをバラしますけど、最後は入り江みたいな所で、ボートの上から火炎放射器で超燃やします」

フレンダ「ゾンビ映画みたい。まぁオリジナルティはあるの、かな?」

絹旗「『遊星からの物体X』、原題『The Thing』も火炎放射器で焼いていたので、まぁ超リスペクトしたんでしょう。それは置いときます」

絹旗「ですがフレンダ。超よく考えて下さい。ヤツ、というかタコは水面に顔を出しているんですよ?」

フレンダ「それが?倒すのには絶好のチャンスって訳よね」

絹旗「潜れば火、超消えますよね?」

フレンダ「……突っ込んで良いのか分からない訳……」

絹旗「ホラーというよりもパニック映画なので、超突っ込んだら負けかも知れません」

絹旗「他には……『クライモリ』、原題『Wrong Turn』でしょうか」

フレンダ「間違い回転……道を間違った的な意味かな」

フレンダ「どうせまた『明るかった』とかー、そう言うオチなんでしょ?」

絹旗「確かにフレンダの言うとおり、映像は超明るい所が多いんですが――」

絹旗「超グロい超キツい超エグい。と三拍子揃ったスプラッタ映画です。正直、私はあまりオススメしません」

フレンダ「13日の金曜日よりも?」

絹旗「グロさで言えば上だと思います。だからホラー映画初心者、というよりはスプラッタ映画に慣れてないのなら見ない方が超懸命です」

絹旗「ちなみにこのシリーズは5作まで出ているのですが、2作目で超挫折しました」

フレンダ「も、もうちょっと間のはないの?怖いー、でも最後は一応ハッピーエンドー、的なの?」

絹旗「ホラーではなくサスペンス映画よりになってもいいのであれば、『8mm』でしょうか」

絹旗「スナッフビデオを調べる刑事さんのお話……見終わった後の絶望感たるや、超爽快ですね」

フレンダ「絶望感が爽快って……なに?」

絹旗「ちょいグロであれば『SAW』シリーズでしょうか」

絹旗「ジグソウを名乗る超サイコ野郎に、逃げ場を奪われて生死がかかったゲームを強いられる映画です」

フレンダ「ゲーム?どんなの?」

絹旗「密室に閉じ込められて、脱出したければ自分の右目の中に埋め込んだ鍵をナイフで取り出せ、とか」

フレンダ「……あのね、そろそろあたし話を聞いてるだけで、お腹いっぱいなんだけど」

フレンダ「映画を薦めているの?それともあたしの心を折りに来てる訳?」

絹旗「てへぺろ」

フレンダ「真顔で何の表情の変化もなく口だけで言いやがったっ!?」

絹旗「そうですねー、あんまりグロくなく、かつ最後はハッピーエンド……あぁ、『Silent Hill』、原題『群馬県』はどうでしょうか?」

フレンダ「待って!?その原題何か違くないかな!せめて静岡ぐらいにしといてあげて!」

絹旗「おや、超知りませんか?麦野達レベル5全員で群馬に行ったって話?」

フレンダ「SSよね?しかも人様のお話じゃなかった訳?お気になの?」

絹旗「まぁなんやかんやで堅いサイレントヒルですね。10作ぐらい出ているホラーゲームの映画版です」

フレンダ「あたしもPSP版やった事あるけど。怖いわよねー、あれ」

フレンダ「クリーチャーも怖いけど、それ以上に世界が怖いっていうか」

絹旗「超同意です。私もあの『一時間も居たら発狂するよね?』の裏世界がキますよね」

フレンダ「でもゲームの映画化って大抵悲惨な結果に終わる訳じゃない?サイレンもそうだったし?」

絹旗「アレの話は時間の無駄だから省くとして……いや、ネタ抜き、本っ当に超良い映画です」

絹旗「ほぼゲームの世界観やらクリーチャーを超完全に再現してますし、展開も妙な改悪をせずに超忠実に反映されています」

絹旗「流石に映画の尺が超決まっているため、クリーチャーは数種類しか出ていませんけど」

フレンダ「へー……見てみたいかも。グロくないのよね?」

絹旗「流血関係は少し増えてますが、それ以外はゲームを超踏襲した感じで」

フレンダ「いいなー、見たいなー」

絹旗「原作を知らなくても『何だこの超理不尽な世界観』で酔えると思います」

フレンダ「ふーん。ホラー映画って言っても色々ある訳か」

絹旗「パニック・スプラッタ・スリラー映画も超混じっていましたけど」

絹旗「ちなみに出しませんでしたが、『遊星からの物体X』、『悪魔のいけにえ』、『死霊のはらわた』辺りの超有名な古典作品」

絹旗「それらも古いからと言って敬遠せず、少しでも興味があれば超見ればいいと思います」

絹旗「決して古典厨ではありません。古い作品であっても、あるブームが超流行れば劣化量産されるのが世の常です」

絹旗「逆に現代であってもゴミのような映画も……事務所のしがらみとか、でしょうか」

フレンダ「面倒な時代よねー」

絹旗「『模倣犯』と『デビルマン』は一度見て下さい。あれは演者さんを含めて、全員が超罰ゲームです」

絹旗「あぁ映画で思い出しましたが、『劇場版 とある魔術の禁書目録 -エンデュミオンの奇蹟-』が」

フレンダ「宣伝っ!?不自然極まりないタイミングでステマしちゃった訳!」

絹旗「いやぁ別にこれぐらいは超自然な方ですよ。何でしたっけ、『サムゲタン荘のオムニなアガシ』?」

フレンダ「『さくら荘のペットな彼女』ね?」

絹旗「鴨志田先生もとばっちりもいいトコですよね。一部では先生相手に不買運動も超起きていますし」

フレンダ「あれは……起こされても仕方がないと思う」

絹旗「先生が『そんなことないよっ!』って意味を込めた、国歌斉唱のシーン削って燃料超追加しましたしね」

絹旗「まぁ出版社が超下手売った話はさておき、エンデュミオンの話です」

絹旗「一言で言えば――『上条当麻がアイドルにフラグを立てて超回収する話』でしょうか」

フレンダ「うん、それ言ったらね?原作そのものが『上条当麻がなんやかんやで頑張る話』でまとめられる訳よね?」

絹旗「『出る必要あるかな?そこに居る必然性がないよね?』的なキャラが超チラホラと」

フレンダ「幾らあたしらがハブられたからって、その言い方は敵しか生まないと思う訳ね?自制しよ?」

絹旗「見所はラグランジュポイント近くからの神裂パトリオット!映画館でコーラ吹いた私に超謝ってください」

フレンダ「……他の人が見たくなるような所ってないの?」

絹旗「えっと……鳴護アリサとインデックスのお風呂シーンがあります。しかも超長め」

フレンダ「そこは……その、うん。期待してる人もいるけどね?」

絹旗「あぁそう言えば超電磁砲S19話で佐天&フェブリの裸が超不自然に」

フレンダ「やめてあげて!?必然性がないとか言わないであげて!」

絹旗「『佐天さん巨乳説』が根も葉もない噂ではないとの超裏付けが」

フレンダ「……明らかにあたしらよりもあったもんねー……」

絹旗「てか、話は超変わるんですけど。第三位がロリっ娘と仲良くしようと超色々やってたじゃないですか」

絹旗「第一位は言わずと知れた打ち止め、第二位も何だかんだ言ってあなたの妹さんはぁはぁです」

フレンダ「その情報は知りたくなかったんだけど、それが何?」

絹旗「そして第三位もフェブリ萌え――つまり!」

絹旗「『能力』が高い程超ロリ好きであると!」

フレンダ「いやぁ、うん。でも麦野は違うんじゃないかな」

絹旗「そういえば麦野って超美人ですよね。性格は超ルナティックですが」

フレンダ「東方の難易度持ち出すのはアレだけど、まぁ言いたい事は分かる訳よ」

絹旗「真面目な話、男の一人や二人、裏で超居てもおかしくないですよね?」

フレンダ「あー……ナイナイ。それは無いって訳よ」

絹旗「どうして言い切れるんです?」

フレンダ「この間麦野が検査入院したじゃない?あん時にあたしが着替えとか取りに行ったのよ」

絹旗「構成員に超任せれば……あぁ、知らない男の人に入られるのは嫌ですね」

フレンダ「だからついでに家捜ししたんだけど……男の影は、サッパリ無かった訳」

絹旗「……そうなんですか?」

フレンダ「一体コレ誰に見せるんだー、的なエロエロな下着はあったけどー。他にもクマのぬいぐるみとかもあったり」

フレンダ「結局アレよね。興味はあるんだけど、外からのイメージが強すぎて男が近寄ってこないタイプ」

絹旗「へー……えぇ!いや、違う!それは超違うと思いますよ!」

絹旗「ほらっ、フレンダだっていつも麦野には超助けられてるじゃないですか!ねっ!?」

フレンダ「ちーがーわーなーいって!つーか高校生であの貫禄って有り得ない訳だし?」

フレンダ「明らかに覇王色の覇気とか使ってきそうな感じよね」

フレンダ「ってか『原子崩し』とか言ってるけど、スキルアウトボコった身体能力は異常――絹旗?」

絹旗「……」

フレンダ「なんで両手を合わせて祈ってるの?」

絹旗「……フレンダを超祈ってるんですよ。痛みが続かなければいい、と」

フレンダ「はい?なんであたし?」

絹旗「ふれんだー、うしろうしろー」

フレンダ「何で志村?もう、後にオバケが居るってワケじゃ――」

麦野「はーい、ふっれっんっだっちゃーーーん?」

フレンダ「オバケよりも怖いの出たあああぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

絹旗「……あーぁ」

フレンダ「違うの麦野!これには結局深い訳があるのよ!」

フレンダ「怖い映画の話をしてたら――」

麦野「映画よりももっと怖いアタシの話になった、と。そう、そうかぁ」

麦野「取り敢えずオシオキね?」

フレンダ「いーーーーーーーーーーーやあああぁぁぁぁぁぁぁぁっ!?」

絹旗「――はい。そんな感じで超お時間もやってまいりました」

絹旗「色々とアクシデントはありましたが、フレンダさんは当初の予定通り超涼しくなれたようです」

絹旗「帰って来られますかねー、超頑張って下さーい」



−終−
(※多分未掲載だった筈。二年前に書いたのです)

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