レッサー緊急謝罪会見 〜ブリジットさんが消された理由〜
――とある会見場
上条「えー、本日はお忙しい中お集まり頂き誠にありがとうございました」
上条「レッサーさんはこのあと登場されますが、その前に諸注意を致しますのでどうかご傾聴くださいませ」
上条「皆様のお手元にはわたくしが作りました釘ナイフがございます。とはいっても軽く潰しただけですが、人に向けては危険です」
上条「決して!そう決して会見中にレッサーさんへ投擲するのはお止めください!刺さるどころかケガもしないでしょうが多分きっと恐らく理論上一応は人間ですので!」
上条「万が一皆様方がお手を切らないようにポリカーボネイト樹脂の軍手を用意してありますが!安全だからといって投げないでください!絶対に!」
(※ポリカーボネイト樹脂の軍手=チェーンソーに触ってもケガしない対刃繊維)
上条「では本日の主役に登場して頂きましょう!レッドブリテン・カモンっ!!!」
ガチャッ
レッサー「……」 スタスタスタスタ
レッサー「『アメリカの戦争に巻き込まれるな!』――そう言った人ほどプーチ×ン×ンのウクライナ侵攻にはだんまりな件について……ッ!!!」
上条「やかましいわ。えっと、その……コメントは差し控えたいと思うが、やかましいわ」
レッサー「 いえ、実は今のは事実100%ではないんですよね。イギリスとアメリカがウクライナへ支援を始めた頃から『アメリカの代理戦争に巻き込まれるな!』と言い始めましたし?」
上条「そこまで否定しちまうと『弱い国は黙って死ね』って言ってんのと同義なんだが……」
レッサー「まぁ正攻法で勝てない相手にはイカサマが有効ですよね。我が国の首相もそうでしたし、どこの国の狂奔とまで言いませんけど」
レッサー「――さて!という訳で今日は政治的なマターではなくみんな大好きブリジットきゅんのお話をしたいと思います!」
上条「何か米欄でドヤ顔で宣ったのに全然違ってたじゃないですかコノヤロー」
レッサー「あれ確か20年ぐらい前のアーケードゲーム専門誌『アルカディ○』にはそんな感じの情報だった筈なんですが……?まぁいいです私の記憶違いでしたごめんなさい!」
上条「マジで今日はブリジットさんをテーマにすんのか?寄せられた情報によると『みんな大好き男の娘』って結論でいいんじゃ?」
レッサー「今私が最もリスペクトしている男の娘はマガシ○で連載してる『生徒会にも〜』のオスガキですが何か?」
上条「そういう話はしてねーわー。雑誌の柱(両脇にある欄外で告知とか書いてある場所)の人物紹介で公式から『♂ガキ』って言われてる人の話してねーわー」
上条「てかこれ、どういう話なん?ギルティギ○にブリジットさんが出て来なくなったね海外怖いね面倒臭いねって話じゃないの?」
レッサー「超大雑把に言えばそうですな。『女装男子けしからん!』という話の背景やら四方山話です」
上条「真面目な話か……?」
レッサー「残念ながらそこそこは。多少気分悪い話もこれから続くんで、『俺、海外の男の娘事情に凄く興味あるよ!』って人以外は見ないでくださいな!」
上条「みんなそうじゃなくね?そこまで誰も男の娘に興味ねぇよ」
レッサー「まぁどっから話したものか迷うんですが。海外には海外なりのタブーが存在します。一例を挙げますと、日本では『Tom@Fuc×』と気軽に言えますが海外では無理です」
上条「トムさんは関係ない。あと初春さんももう許してやれよ、今は別の人とゴールインして幸せなご家庭を築いてんだからな」
レッサー「日本でそうあるように、かなーり厳しいフィルターが時としてかかりますからねぇ。超面倒臭いんで取り上げませんが、移民系コミュニティなんかは割とキッツイですよ」
上条「例えば?」
レッサー「記者の家族が誘拐されます、そして”ちょっとずつ”帰ってます」
(※特にアメリカ入植直後はイタリア系マフィア、今は南米系マフィアの犯行が多い)
上条「聞きたくない聞きたくない聞きたくない!?俺はもっとこうフワッした世界観に生きていたいんだよ!?」
レッサー「ロシアでもそうですが、ガチな記者にはガチな対応が起きますからね。どこかの活動家が記者と自称する国とは違います」
レッサー「ほんでもって宗教的なタブーもあります。『異性装の禁止』が、旧約聖書に載っておりアブラハムの子孫三宗教では例外なく禁止とされています」
(※一部の非世俗派イスラム教国では死刑もある)
レッサー「こっち側で有名なのは『メアリー=ウォーカー』女史。南北戦争時代の軍医なのですが、彼女は異性装で何度か逮捕されています」
上条「格好だけなのにか?」
レッサー「だけなのにですね。恐らくご本人は『女性の格好よりも効率的』ぐらいにしか考えておられないでしょうが、まぁそういう時代でしたから」
レッサー「なおどっかの極東の島国ではKA-BU-KI』で女装は当り前だったとか……!」
上条「仕事だからな。なんでか知らんけど」
レッサー「風紀の乱れですね。ぶっちゃけ春売る人も居たので、時の政府が禁止令出したんです――」
レッサー「――が、しかぁし!結局は女形も場合によっては、みたいなね!なんてロマンのある国なんでしょうか!」
(※陰間がある時点で……まぁ大らかっちゃ大らかですが)
上条「癖(へき)だからな。どっかのキリスト教圏のように『取り敢えず放火』がデフォの国とは違うわ」
(※投石or車刑)
レッサー「まぁそんな訳もありましてね。ブリジットきゅんは海外では非情に風当たりの強いキャラクターとして扱われているんですよ……ッ!」
上条「ふーん」
レッサー「――と、ここまでが一般的な認識です。ここからが我らがHPだけの独占情報ですよ!役に立ちますね!」
上条「うん、いらないな。男の娘の情報なんざ使いどころに困るっていうか」
レッサー「てはその前に再確認なんですけど、ブリジットきゅんはどうして少女として育てられのかご存じですか?」
上条「あー……wikiによれば『双子の男子として生まれたんだけど、縁起が悪いから片方を女子として育てようぜ』、じゃなかったっけ?」
レッサー「設定はそうですが、男子になったのはPの趣味です」
(※実話です)
上条「おい」
レッサー「いやマジらしいんですよ!?最初は女子として創られてたのにいつの間にかって!」
上条「それに関してはアレだが……まぁいいじゃないか!色々とツッコみたい所ではあるんだがな!」
レッサー「ほいでまぁブリジットきゅんの初出は2.000年のギルティギ○Xです。『ウィザーズハーモニ○』で有名なアークシステムーワーク○のアーケード参入第一作目ですな」
上条「誰が知ってんだよ。誰がデイ○パイセンの話を知ってるっていうんだよ!」
レッサー「ただですねー、タイミングが悪いって言いますか、なんちゅーか私もどうかと思うんですが……」
上条「タイミング?」
レッサー「デイビット=ライマー氏をご存じですか?」
上条「あー……洋楽の人?全然分からないわ」
レッサー「いえ、なんて言いますがリアルな被害者といいましょうか……あー、デイビット氏も双子として生まれたんですよ。兄弟も男性の双子です」
上条「おぉっと嫌な予感がヒシヒシと……!」
レッサー「んで兄弟共に……あー、上条さんと同じチョバムフーマ○装備してたんですよ?」
上条「何言ってるのか分からないが、俺は、違うよ?何言ってるのか分からないし、気の遣い方もおかしいが?」
レッサー「まぁ男性の7割がアレなんで、別にどうでもいいんです。ですが宗教上は意味を持つ場合もありまして」
上条「え!?またなんか宗教関わって来んの!?」
レッサー「これは割と有名な話ですが、まぁ『子供のうちに余計なパーツはパージしとこうぜ!』と。現代も宗派によっては行っており、場所や地域によっては虐待とされます」
上条「えー……子供にすんのか?」
レッサー「是非はさておきそういう信仰ですからね。で、デイビット氏も受けたんですが……医師が超失敗しやがりましてね。プーチ×ン×ンの大部分を損傷しました」
(※実話です)
上条「超医療事故だろ!?なんて話だよ!?」
レッサー「んで『こりゃヤベェ!』と医師なりご両親が悩んだ結果、当時性科学で最先端の医師へ相談することにしました」
上条「あぁまぁ……それは別に妥当じゃね?なくなっちまったんだったら、こう今後の対応とかカウンセリングとかあるだろうしさ?」
レッサー「さて――ここで少し脱線しますけど。上条さんは”性”が決まるのっていつだと思いますか?」
上条「いつって……?そりゃかーちゃんのお腹の中に居るときじゃないのか?もっと前に分化するの?」
レッサー「あぁいえ肉体の話ではなく、心理的な話ですね。心の性別はいつ決まるのか、ってことです」
上条「あー……難しいよな。『幼稚園の先生をお嫁さんにする!』的な話もあるし、そこら辺、かな?」
レッサー「この問題にはまだ結論が出ていないのですが、当時の性科学の第一人者はこう自説を唱えていました――」
レッサー「『――人間は生まれてきたときには中性であり、その後の環境によって後天的に性別が決まる』と」
上条「環境が左右するって話か、分からないでもないような、ただこれ実験する訳にはいかないしなぁ」
レッサー「やりやがったんですよ」
上条「………………はい?」
レッサー「だから相談持ちかけられた当の医師が。『デイビットは実験サンプルとして最適だ!』と」
上条「はぁ!?なんでそんなことが――」
レッサー「無くなったのがデイビットさんで、弟さんは手術を受けておらず無事だったんでね」
レッサー「なのでデイビットさんを女性、弟さんを男性として育てれば実に良いサンプルじゃないですか?丁度DNAも同じ双子ですし?」
上条「――ちょっとアメリカ行ってぶん殴ってくる!」
レッサー「お気持ちは分かりますけど故人ですあのアホ医師。まぁ本人としては悪気は……まぁ、そんなにはなかったのかも?」
上条「どっちだよ」
レッサー「ともあれ。デイビットさんは女性として育てられることになりました。ちゃんとした手術で完全に全てを取っ払ってしまい、ホルモン治療を受け、女性として名前を変え」
レッサー「かつ衣服や教育など、物心つく前から女児として育てられました。そしてデイビットさんは女性として立派に成長を遂げたんですな」
上条「なら……いい、か?本人が幸せだって言うんだったら、それは、なぁ?」
レッサー「――っていうのは医師のデマでした」
上条「最悪か。何やってんだ第一人者」
レッサー「デイビット氏はどれだけ変化を求められても違和感しかなかったようです。自分は男性であり、好きなのも女性、かつ女装が嫌で嫌で仕方がなかったと述懐しています」
レッサー「ですがそのクソ医師は『成功例』としてデイビットさんの証言を握り潰し、それどころか完全に女性になるよう手術を進める始末」
上条「本当に最悪だなそのクソ医者は!」
レッサー「クソ医師の話はBBCドキュメンタリーで報道されたのですが……それに出演したコメンテーターのダイアモンド医師という方でしてね」
レッサー「ダイアモンド医師が『あれこれおかしくね?』とデイビット氏に面会を求め、デイビット氏が『自分と同じような被害者を作りたくない』と証言をしたため、クソ医師のやってきたことが暴露されました」
レッサー「ちなみにデイビット氏は男性に戻り、女性と結婚済みでした。ここまで実に15年ぐらいかかっています」
上条「本当にしょーもない医者だな!」
レッサー「んでデイビット氏も様々なトラブルにより最終的には自ら死を選び……というのがそこそこ有名です。そして全て実話です」
上条「よりにもよって人で実験しやがったのかよ……!」
レッサー「プーチ×チ×がついてようがなかろうが、男性だったって話ですがねぇ。クソ医師がテメーの利益のために実験しやがった上、結果が予想と真逆だからって隠蔽しやがったのも許せません」
レッサー「とまぁアメリカとカナダではそんな騒動が起きていたのです……これ、いつの話だと思います?完バレしたのって?」
上条「……2,000年、かな?」
レッサー「――正解!ギルティギ○X発売したその年に暴露本が出ましたよっと!」
(※海外への輸出は一年ぐらい遅れるでしょうが)
上条「そりゃダメだわー。ブリジットさん白い目で見られるわー」
レッサー「しかも設定までカブってますからね!双子だったり両親の都合であり、自身の性自認とは関係無しにですから!」
上条「本当にタイミング最悪だな!『なんだこいつ不謹慎だぞ』って思われても仕方がねぇよ!」
(※いや本当にタイミングが最悪でした)
レッサー「多分Pは全然そこら辺の事情も知らずにぶっ込んだんでしょう。性科学会ではそこそこ有名でしたが、まさかご存じだとは思えませんし」
レッサー「そもそもゲーム開発は年単位。元々素材としてある分は流用出来ても、デイビット氏の情報を受けて出すのはナンセンスすぎます」
上条「はーい先生質問でーす!結局性別ってのは先天的に決まるもんなんですか?それとも後天的、つーか後から決まるんですか?」
レッサー「私は性科学についてほぼ素人ですし、論文読んでる訳じゃないです。なのであくまでも私個人としての感触と致しまして、『先天的説は否定する要素がなく、後天的説は肯定する要素がない』でしょうか」
上条「分からんわ。何?」
レッサー「後天的説はデイビッド氏のクソ事件もあり、実証が極めて難しい上、下手すれば人一人の人生を狂わす可能性があります。よって検証自体が難しい」
レッサー「とすれば自動的に先天的説を否定する要素に欠け、暫定的にこっちなんじゃねぇかなーと」
上条「てかずっと気になってたんだけどさ?別にどっちでも良くね?」
レッサー「ほう?その心は?」
上条「異性が好きだろうが同性が好きだろうが、大体エ×いことに目覚めるのって中学校前後だろ?個人差はあるだろうが」
上条「ただそのぐらいの年齢になる頃には、エ×いことの意味も分かってるだろうし、そこそこ分別もついてんだから個人に任せればいいんじゃ?」
レッサー「まーそれは全くその通りなんですけど、実はその前にクソ医師の置き土産的な騒動がありましてね」
上条「……なに?また誰か実験動物として犠牲にしたの?」
レッサー「ある意味そうです。後天的説の因果といいますか、罪とも言いますが」
レッサー「そのクソ医師は『環境によって性が変る』と提唱してたんですな。まぁそれは仮説ですし、その論が罷り通っていたのも事実です」
レッサー「ただ、その影響を受けた親御さんが相当数いまして。そこそこ社会問題になりました」
上条「影響?」
レッサー「『女の子が欲しかったのに男子が生まれので、仕方がなく女子として育てようとした』という虐待事件ですな」
上条「闇深っ!?」
レッサー「海外の映画なりドラマ見ててこういうキャラクター出てきません?しぐさがオネエなのに性癖はノーマルっていう、何かこう中途半端なゲイっぽいのにゲイじゃない的なアイコンが」
上条「あぁ!ぶち切れるとおばさんっぽいおじさんがタダのおじさんになる人な!」
レッサー「そういった悲劇も起きているため、現在では『本人の性自認に任せよう』という感じに落ち着いています」
レッサー「さて――ではまとめに入りますが、ブリジットきゅんはタブーが複合的に重なった存在でした」
レッサー「まず宗教的に『異性装をしている』と『女子修道士でないのにシスターの格好をしている』という宗教的タブー」
レッサー「次に性科学会へ爆弾投げ込んだ『デイビッド氏の騒動と被る』タブー」
レッサー「んで最後に『本人の意思を無視して親に性別を強制されてる』タブーですな。これてテストに出るんで注意して下さいよ?」
上条「俺は一体どんな試験を受けるというんだ……ッ?」
レッサー「逆ではなくて立派な社会問題ですので、あまりこうネタにするのはやや不謹慎だと思います」
上条「してるじゃねぇか。何回プーチ×ン×ンつったよ?」
レッサー「んでもって更にびっみょーといいますか、実にセンシティブな案件がありましてね。私もあんまりふざけたことは言えないぐらいに空気読む案件なんですが」
レッサー「ゲイまたはバイセクシャルが市民権を得たのは結構ですし、また婚姻も可能になりつつあるのは良い事です。少なくても迫害されるよりは比べものにならないぐらいに」
レッサー「ただその子供ですね。生物学的に同性同士では子が生まれないため、養子縁組で迎えるか片方だけのDNAを受け継ぐのかの二つが主流です」
上条「そればっかりは仕方がないよな。将来的には解決出来るかもだが」
レッサー「ただそうするとゲイ夫婦の家庭では『同性愛が正しく、異性愛は正しくないと教えるのか?』って話になり」
上条「あー……別に間違いって訳じゃなくね?自分達で納得して決めた道なんだから?」
レッサー「そうは言っても親ですからねぇ。背中を見て育つ以上影響は絶大ですし、かといってノーマルが正しいと教えるのも違いますし」
上条「デリケートな問題だよな。強制かどうかのボーダーが限りなく不明瞭だわ」
レッサー「なので”そういう”ご家庭に育てられた子供が長じると『私は両性愛者です』と名乗るケースが多いそうです」
上条「どっちも?」
レッサー「恐らく、というか私の勘ぐりですけど、『親の手前ノーマルだとは言えないから、両方だって設定にしとけば波風立たない』んではないかと」
レッサー「たまーにいるんですよね。バイを自称しつつ所作もオネエっぽいのに、中身は相当女好きっていう方」
上条「面倒臭いぜ!もうドッグタグを全員が持つようにしよう!」
レッサー「最終的にはそうなるかもですなぁ。何ともジョークでは済まない話ですよ」
レッサー「以上で海外におけるブリジットきゅんが敬遠されていた背景ですね。デイビット氏の話が大分薄れたんで解禁になったという側面も否めません」
レッサー「――そして私は同案件に関するたった一つの冴えた解決方法を提示したいと思います!完璧なまでの解決方法が!」
上条「言うだけ言ってみ?場合によっては会場の皆さんから温かい釘ナイフが飛んでくるけど」
レッサー「『ブリジットきゅんはソルさんを見ると何故かときめく!』とガチホモにしてしまえば万事解決ですな……ッ!!!」
上条「本人の意向は?てか確か初見で男子だってバレた紗夢さんにフラグ立ってるって設定じゃなかったっけ?」
レッサー「いやあの、私も邪悪な気持ちで言ってるんではなくてですね、知名度の割に登場作品が少ないっていう決定が……」
上条「まず制作がおかしいんだよなあそこ。ラジオで公式のポスター欲しい人募集したとき、『ソルカイのいちゃいちゃしているポスターくれよ』って名前で……」
レッサー「てかブリジットきゅんがダメだとホザくんだったら、『ニーア・レプリカン○』のハ○きゅんはどうなんだと。あらゆる意味でガチ過ぎますよ」
上条「あの世界は全員どっかおかしいからな。人らしいと言えばこれ以上なく全員が人らしくはある。大体人じゃないのに」
-終-
上条「えー、本日はお忙しい中お集まり頂き誠にありがとうございました」
上条「レッサーさんはこのあと登場されますが、その前に諸注意を致しますのでどうかご傾聴くださいませ」
上条「皆様のお手元にはわたくしが作りました釘ナイフがございます。とはいっても軽く潰しただけですが、人に向けては危険です」
上条「決して!そう決して会見中にレッサーさんへ投擲するのはお止めください!刺さるどころかケガもしないでしょうが多分きっと恐らく理論上一応は人間ですので!」
上条「万が一皆様方がお手を切らないようにポリカーボネイト樹脂の軍手を用意してありますが!安全だからといって投げないでください!絶対に!」
(※ポリカーボネイト樹脂の軍手=チェーンソーに触ってもケガしない対刃繊維)
上条「では本日の主役に登場して頂きましょう!レッドブリテン・カモンっ!!!」
ガチャッ
レッサー「……」 スタスタスタスタ
レッサー「『アメリカの戦争に巻き込まれるな!』――そう言った人ほどプーチ×ン×ンのウクライナ侵攻にはだんまりな件について……ッ!!!」
上条「やかましいわ。えっと、その……コメントは差し控えたいと思うが、やかましいわ」
レッサー「 いえ、実は今のは事実100%ではないんですよね。イギリスとアメリカがウクライナへ支援を始めた頃から『アメリカの代理戦争に巻き込まれるな!』と言い始めましたし?」
上条「そこまで否定しちまうと『弱い国は黙って死ね』って言ってんのと同義なんだが……」
レッサー「まぁ正攻法で勝てない相手にはイカサマが有効ですよね。我が国の首相もそうでしたし、どこの国の狂奔とまで言いませんけど」
レッサー「――さて!という訳で今日は政治的なマターではなくみんな大好きブリジットきゅんのお話をしたいと思います!」
上条「何か米欄でドヤ顔で宣ったのに全然違ってたじゃないですかコノヤロー」
レッサー「あれ確か20年ぐらい前のアーケードゲーム専門誌『アルカディ○』にはそんな感じの情報だった筈なんですが……?まぁいいです私の記憶違いでしたごめんなさい!」
上条「マジで今日はブリジットさんをテーマにすんのか?寄せられた情報によると『みんな大好き男の娘』って結論でいいんじゃ?」
レッサー「今私が最もリスペクトしている男の娘はマガシ○で連載してる『生徒会にも〜』のオスガキですが何か?」
上条「そういう話はしてねーわー。雑誌の柱(両脇にある欄外で告知とか書いてある場所)の人物紹介で公式から『♂ガキ』って言われてる人の話してねーわー」
上条「てかこれ、どういう話なん?ギルティギ○にブリジットさんが出て来なくなったね海外怖いね面倒臭いねって話じゃないの?」
レッサー「超大雑把に言えばそうですな。『女装男子けしからん!』という話の背景やら四方山話です」
上条「真面目な話か……?」
レッサー「残念ながらそこそこは。多少気分悪い話もこれから続くんで、『俺、海外の男の娘事情に凄く興味あるよ!』って人以外は見ないでくださいな!」
上条「みんなそうじゃなくね?そこまで誰も男の娘に興味ねぇよ」
レッサー「まぁどっから話したものか迷うんですが。海外には海外なりのタブーが存在します。一例を挙げますと、日本では『Tom@Fuc×』と気軽に言えますが海外では無理です」
上条「トムさんは関係ない。あと初春さんももう許してやれよ、今は別の人とゴールインして幸せなご家庭を築いてんだからな」
レッサー「日本でそうあるように、かなーり厳しいフィルターが時としてかかりますからねぇ。超面倒臭いんで取り上げませんが、移民系コミュニティなんかは割とキッツイですよ」
上条「例えば?」
レッサー「記者の家族が誘拐されます、そして”ちょっとずつ”帰ってます」
(※特にアメリカ入植直後はイタリア系マフィア、今は南米系マフィアの犯行が多い)
上条「聞きたくない聞きたくない聞きたくない!?俺はもっとこうフワッした世界観に生きていたいんだよ!?」
レッサー「ロシアでもそうですが、ガチな記者にはガチな対応が起きますからね。どこかの活動家が記者と自称する国とは違います」
レッサー「ほんでもって宗教的なタブーもあります。『異性装の禁止』が、旧約聖書に載っておりアブラハムの子孫三宗教では例外なく禁止とされています」
(※一部の非世俗派イスラム教国では死刑もある)
レッサー「こっち側で有名なのは『メアリー=ウォーカー』女史。南北戦争時代の軍医なのですが、彼女は異性装で何度か逮捕されています」
上条「格好だけなのにか?」
レッサー「だけなのにですね。恐らくご本人は『女性の格好よりも効率的』ぐらいにしか考えておられないでしょうが、まぁそういう時代でしたから」
レッサー「なおどっかの極東の島国ではKA-BU-KI』で女装は当り前だったとか……!」
上条「仕事だからな。なんでか知らんけど」
レッサー「風紀の乱れですね。ぶっちゃけ春売る人も居たので、時の政府が禁止令出したんです――」
レッサー「――が、しかぁし!結局は女形も場合によっては、みたいなね!なんてロマンのある国なんでしょうか!」
(※陰間がある時点で……まぁ大らかっちゃ大らかですが)
上条「癖(へき)だからな。どっかのキリスト教圏のように『取り敢えず放火』がデフォの国とは違うわ」
(※投石or車刑)
レッサー「まぁそんな訳もありましてね。ブリジットきゅんは海外では非情に風当たりの強いキャラクターとして扱われているんですよ……ッ!」
上条「ふーん」
レッサー「――と、ここまでが一般的な認識です。ここからが我らがHPだけの独占情報ですよ!役に立ちますね!」
上条「うん、いらないな。男の娘の情報なんざ使いどころに困るっていうか」
レッサー「てはその前に再確認なんですけど、ブリジットきゅんはどうして少女として育てられのかご存じですか?」
上条「あー……wikiによれば『双子の男子として生まれたんだけど、縁起が悪いから片方を女子として育てようぜ』、じゃなかったっけ?」
レッサー「設定はそうですが、男子になったのはPの趣味です」
(※実話です)
上条「おい」
レッサー「いやマジらしいんですよ!?最初は女子として創られてたのにいつの間にかって!」
上条「それに関してはアレだが……まぁいいじゃないか!色々とツッコみたい所ではあるんだがな!」
レッサー「ほいでまぁブリジットきゅんの初出は2.000年のギルティギ○Xです。『ウィザーズハーモニ○』で有名なアークシステムーワーク○のアーケード参入第一作目ですな」
上条「誰が知ってんだよ。誰がデイ○パイセンの話を知ってるっていうんだよ!」
レッサー「ただですねー、タイミングが悪いって言いますか、なんちゅーか私もどうかと思うんですが……」
上条「タイミング?」
レッサー「デイビット=ライマー氏をご存じですか?」
上条「あー……洋楽の人?全然分からないわ」
レッサー「いえ、なんて言いますがリアルな被害者といいましょうか……あー、デイビット氏も双子として生まれたんですよ。兄弟も男性の双子です」
上条「おぉっと嫌な予感がヒシヒシと……!」
レッサー「んで兄弟共に……あー、上条さんと同じチョバムフーマ○装備してたんですよ?」
上条「何言ってるのか分からないが、俺は、違うよ?何言ってるのか分からないし、気の遣い方もおかしいが?」
レッサー「まぁ男性の7割がアレなんで、別にどうでもいいんです。ですが宗教上は意味を持つ場合もありまして」
上条「え!?またなんか宗教関わって来んの!?」
レッサー「これは割と有名な話ですが、まぁ『子供のうちに余計なパーツはパージしとこうぜ!』と。現代も宗派によっては行っており、場所や地域によっては虐待とされます」
上条「えー……子供にすんのか?」
レッサー「是非はさておきそういう信仰ですからね。で、デイビット氏も受けたんですが……医師が超失敗しやがりましてね。プーチ×ン×ンの大部分を損傷しました」
(※実話です)
上条「超医療事故だろ!?なんて話だよ!?」
レッサー「んで『こりゃヤベェ!』と医師なりご両親が悩んだ結果、当時性科学で最先端の医師へ相談することにしました」
上条「あぁまぁ……それは別に妥当じゃね?なくなっちまったんだったら、こう今後の対応とかカウンセリングとかあるだろうしさ?」
レッサー「さて――ここで少し脱線しますけど。上条さんは”性”が決まるのっていつだと思いますか?」
上条「いつって……?そりゃかーちゃんのお腹の中に居るときじゃないのか?もっと前に分化するの?」
レッサー「あぁいえ肉体の話ではなく、心理的な話ですね。心の性別はいつ決まるのか、ってことです」
上条「あー……難しいよな。『幼稚園の先生をお嫁さんにする!』的な話もあるし、そこら辺、かな?」
レッサー「この問題にはまだ結論が出ていないのですが、当時の性科学の第一人者はこう自説を唱えていました――」
レッサー「『――人間は生まれてきたときには中性であり、その後の環境によって後天的に性別が決まる』と」
上条「環境が左右するって話か、分からないでもないような、ただこれ実験する訳にはいかないしなぁ」
レッサー「やりやがったんですよ」
上条「………………はい?」
レッサー「だから相談持ちかけられた当の医師が。『デイビットは実験サンプルとして最適だ!』と」
上条「はぁ!?なんでそんなことが――」
レッサー「無くなったのがデイビットさんで、弟さんは手術を受けておらず無事だったんでね」
レッサー「なのでデイビットさんを女性、弟さんを男性として育てれば実に良いサンプルじゃないですか?丁度DNAも同じ双子ですし?」
上条「――ちょっとアメリカ行ってぶん殴ってくる!」
レッサー「お気持ちは分かりますけど故人ですあのアホ医師。まぁ本人としては悪気は……まぁ、そんなにはなかったのかも?」
上条「どっちだよ」
レッサー「ともあれ。デイビットさんは女性として育てられることになりました。ちゃんとした手術で完全に全てを取っ払ってしまい、ホルモン治療を受け、女性として名前を変え」
レッサー「かつ衣服や教育など、物心つく前から女児として育てられました。そしてデイビットさんは女性として立派に成長を遂げたんですな」
上条「なら……いい、か?本人が幸せだって言うんだったら、それは、なぁ?」
レッサー「――っていうのは医師のデマでした」
上条「最悪か。何やってんだ第一人者」
レッサー「デイビット氏はどれだけ変化を求められても違和感しかなかったようです。自分は男性であり、好きなのも女性、かつ女装が嫌で嫌で仕方がなかったと述懐しています」
レッサー「ですがそのクソ医師は『成功例』としてデイビットさんの証言を握り潰し、それどころか完全に女性になるよう手術を進める始末」
上条「本当に最悪だなそのクソ医者は!」
レッサー「クソ医師の話はBBCドキュメンタリーで報道されたのですが……それに出演したコメンテーターのダイアモンド医師という方でしてね」
レッサー「ダイアモンド医師が『あれこれおかしくね?』とデイビット氏に面会を求め、デイビット氏が『自分と同じような被害者を作りたくない』と証言をしたため、クソ医師のやってきたことが暴露されました」
レッサー「ちなみにデイビット氏は男性に戻り、女性と結婚済みでした。ここまで実に15年ぐらいかかっています」
上条「本当にしょーもない医者だな!」
レッサー「んでデイビット氏も様々なトラブルにより最終的には自ら死を選び……というのがそこそこ有名です。そして全て実話です」
上条「よりにもよって人で実験しやがったのかよ……!」
レッサー「プーチ×チ×がついてようがなかろうが、男性だったって話ですがねぇ。クソ医師がテメーの利益のために実験しやがった上、結果が予想と真逆だからって隠蔽しやがったのも許せません」
レッサー「とまぁアメリカとカナダではそんな騒動が起きていたのです……これ、いつの話だと思います?完バレしたのって?」
上条「……2,000年、かな?」
レッサー「――正解!ギルティギ○X発売したその年に暴露本が出ましたよっと!」
(※海外への輸出は一年ぐらい遅れるでしょうが)
上条「そりゃダメだわー。ブリジットさん白い目で見られるわー」
レッサー「しかも設定までカブってますからね!双子だったり両親の都合であり、自身の性自認とは関係無しにですから!」
上条「本当にタイミング最悪だな!『なんだこいつ不謹慎だぞ』って思われても仕方がねぇよ!」
(※いや本当にタイミングが最悪でした)
レッサー「多分Pは全然そこら辺の事情も知らずにぶっ込んだんでしょう。性科学会ではそこそこ有名でしたが、まさかご存じだとは思えませんし」
レッサー「そもそもゲーム開発は年単位。元々素材としてある分は流用出来ても、デイビット氏の情報を受けて出すのはナンセンスすぎます」
上条「はーい先生質問でーす!結局性別ってのは先天的に決まるもんなんですか?それとも後天的、つーか後から決まるんですか?」
レッサー「私は性科学についてほぼ素人ですし、論文読んでる訳じゃないです。なのであくまでも私個人としての感触と致しまして、『先天的説は否定する要素がなく、後天的説は肯定する要素がない』でしょうか」
上条「分からんわ。何?」
レッサー「後天的説はデイビッド氏のクソ事件もあり、実証が極めて難しい上、下手すれば人一人の人生を狂わす可能性があります。よって検証自体が難しい」
レッサー「とすれば自動的に先天的説を否定する要素に欠け、暫定的にこっちなんじゃねぇかなーと」
上条「てかずっと気になってたんだけどさ?別にどっちでも良くね?」
レッサー「ほう?その心は?」
上条「異性が好きだろうが同性が好きだろうが、大体エ×いことに目覚めるのって中学校前後だろ?個人差はあるだろうが」
上条「ただそのぐらいの年齢になる頃には、エ×いことの意味も分かってるだろうし、そこそこ分別もついてんだから個人に任せればいいんじゃ?」
レッサー「まーそれは全くその通りなんですけど、実はその前にクソ医師の置き土産的な騒動がありましてね」
上条「……なに?また誰か実験動物として犠牲にしたの?」
レッサー「ある意味そうです。後天的説の因果といいますか、罪とも言いますが」
レッサー「そのクソ医師は『環境によって性が変る』と提唱してたんですな。まぁそれは仮説ですし、その論が罷り通っていたのも事実です」
レッサー「ただ、その影響を受けた親御さんが相当数いまして。そこそこ社会問題になりました」
上条「影響?」
レッサー「『女の子が欲しかったのに男子が生まれので、仕方がなく女子として育てようとした』という虐待事件ですな」
上条「闇深っ!?」
レッサー「海外の映画なりドラマ見ててこういうキャラクター出てきません?しぐさがオネエなのに性癖はノーマルっていう、何かこう中途半端なゲイっぽいのにゲイじゃない的なアイコンが」
上条「あぁ!ぶち切れるとおばさんっぽいおじさんがタダのおじさんになる人な!」
レッサー「そういった悲劇も起きているため、現在では『本人の性自認に任せよう』という感じに落ち着いています」
レッサー「さて――ではまとめに入りますが、ブリジットきゅんはタブーが複合的に重なった存在でした」
レッサー「まず宗教的に『異性装をしている』と『女子修道士でないのにシスターの格好をしている』という宗教的タブー」
レッサー「次に性科学会へ爆弾投げ込んだ『デイビッド氏の騒動と被る』タブー」
レッサー「んで最後に『本人の意思を無視して親に性別を強制されてる』タブーですな。これてテストに出るんで注意して下さいよ?」
上条「俺は一体どんな試験を受けるというんだ……ッ?」
レッサー「逆ではなくて立派な社会問題ですので、あまりこうネタにするのはやや不謹慎だと思います」
上条「してるじゃねぇか。何回プーチ×ン×ンつったよ?」
レッサー「んでもって更にびっみょーといいますか、実にセンシティブな案件がありましてね。私もあんまりふざけたことは言えないぐらいに空気読む案件なんですが」
レッサー「ゲイまたはバイセクシャルが市民権を得たのは結構ですし、また婚姻も可能になりつつあるのは良い事です。少なくても迫害されるよりは比べものにならないぐらいに」
レッサー「ただその子供ですね。生物学的に同性同士では子が生まれないため、養子縁組で迎えるか片方だけのDNAを受け継ぐのかの二つが主流です」
上条「そればっかりは仕方がないよな。将来的には解決出来るかもだが」
レッサー「ただそうするとゲイ夫婦の家庭では『同性愛が正しく、異性愛は正しくないと教えるのか?』って話になり」
上条「あー……別に間違いって訳じゃなくね?自分達で納得して決めた道なんだから?」
レッサー「そうは言っても親ですからねぇ。背中を見て育つ以上影響は絶大ですし、かといってノーマルが正しいと教えるのも違いますし」
上条「デリケートな問題だよな。強制かどうかのボーダーが限りなく不明瞭だわ」
レッサー「なので”そういう”ご家庭に育てられた子供が長じると『私は両性愛者です』と名乗るケースが多いそうです」
上条「どっちも?」
レッサー「恐らく、というか私の勘ぐりですけど、『親の手前ノーマルだとは言えないから、両方だって設定にしとけば波風立たない』んではないかと」
レッサー「たまーにいるんですよね。バイを自称しつつ所作もオネエっぽいのに、中身は相当女好きっていう方」
上条「面倒臭いぜ!もうドッグタグを全員が持つようにしよう!」
レッサー「最終的にはそうなるかもですなぁ。何ともジョークでは済まない話ですよ」
レッサー「以上で海外におけるブリジットきゅんが敬遠されていた背景ですね。デイビット氏の話が大分薄れたんで解禁になったという側面も否めません」
レッサー「――そして私は同案件に関するたった一つの冴えた解決方法を提示したいと思います!完璧なまでの解決方法が!」
上条「言うだけ言ってみ?場合によっては会場の皆さんから温かい釘ナイフが飛んでくるけど」
レッサー「『ブリジットきゅんはソルさんを見ると何故かときめく!』とガチホモにしてしまえば万事解決ですな……ッ!!!」
上条「本人の意向は?てか確か初見で男子だってバレた紗夢さんにフラグ立ってるって設定じゃなかったっけ?」
レッサー「いやあの、私も邪悪な気持ちで言ってるんではなくてですね、知名度の割に登場作品が少ないっていう決定が……」
上条「まず制作がおかしいんだよなあそこ。ラジオで公式のポスター欲しい人募集したとき、『ソルカイのいちゃいちゃしているポスターくれよ』って名前で……」
レッサー「てかブリジットきゅんがダメだとホザくんだったら、『ニーア・レプリカン○』のハ○きゅんはどうなんだと。あらゆる意味でガチ過ぎますよ」
上条「あの世界は全員どっかおかしいからな。人らしいと言えばこれ以上なく全員が人らしくはある。大体人じゃないのに」
-終-